JPH09138076A - 流動床炉の砂搬送方法 - Google Patents

流動床炉の砂搬送方法

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JPH09138076A
JPH09138076A JP29946895A JP29946895A JPH09138076A JP H09138076 A JPH09138076 A JP H09138076A JP 29946895 A JP29946895 A JP 29946895A JP 29946895 A JP29946895 A JP 29946895A JP H09138076 A JPH09138076 A JP H09138076A
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JP
Japan
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sand
air
fluidized
switching damper
bed furnace
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Application number
JP29946895A
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English (en)
Inventor
Chosaku Yamaguchi
長作 山口
Takashi Amano
隆 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気輸送システムにより、流動砂の搬送手段
をフレキシブルに配置することを可能となし、設置面積
の縮小を図るとともに、搬送媒体である空気を冷却媒体
としても利用する。 【解決手段】 流動床炉1から搬出した流動砂Sを砂受
ホッパー14を通して空気輸送路18に供給し、空気輸
送路18において流動ブロア10から供給する空気を搬
送媒体として流動砂Sを搬送し、空気輸送路18の途中
において前段サイクロン20で流動砂Sと流動砂Sに含
まれた粗大夾雑物Kとを分級し、後段サイクロン21で
搬送媒体と流動砂Sとを分級し、分級した流動砂Sを後
段サイクロン21のアンダーフロー口24から流動床炉
1内に循環返送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動床炉における
内部流動砂の炉内投入および炉外排出に係り、空気輸送
システムを利用した流動床炉の砂搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流動床炉においては、燃焼残渣を
粗大夾雑物として流動砂と共に炉外に排出し、振動篩機
からなる砂選別機において分級することにより粗大物を
流動砂から分離し、その後に流動砂をスクリューコンベ
アやバケットコンベアからなる砂循環コンベアにより炉
の上部位に設けた砂ホッパに搬送し、砂ホッパから炉内
に投入している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成において、砂循環コンベアをスクリューコンベア
やバケットコンベアにて形成する場合には、スクリュー
コンベアやバケットコンベアが構造的に二次元的なレイ
アウトしか許されず、流動床炉に対する砂循環コンベア
の配置位置が固定的に規定されてしまうとともに、スク
リューコンベアやバケットコンベアは搬送路の内部にス
クリューやバケットを配置するので外径寸法が大きくな
るので、流動床炉を設置する際には、流動床炉自体が占
める面積のみならず、バケットコンベアを含む広い面積
を設置面積として確保する必要があった。また、高温の
流動砂を冷却するための冷却器をバケットコンベアとは
別途に設ける必要があった。
【0004】本発明は、上記した課題を解決するもの
で、空気輸送システムを利用することにより、流動砂の
搬送手段をフレキシブルに配置することを可能となし、
設置面積の縮小を図るとともに、搬送媒体である空気を
冷却媒体としても利用することにより、搬送手段自体が
冷却機能を果たすことができる流動床炉の砂搬送方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の流動床炉の砂搬送方法は、流動床炉から
搬出した流動砂を砂受ホッパーを通して空気輸送路に供
給し、空気輸送路においてブロアから供給する空気を搬
送媒体として流動砂を搬送し、空気輸送路の途中におい
て前段サイクロンで流動砂と流動砂に含まれた粗大夾雑
物とを分級し、後段サイクロンで搬送媒体と流動砂とを
分級し、分級した流動砂を後段サイクロンのアンダーフ
ロー口から流動床炉内に循環返送する構成とするもので
ある。
【0006】また、流動ブロアから吐出口に連通する送
風路を通して流動空気を砂層に供給し、流動空気により
流動砂を流動させる流動床炉において、送風路に介装し
た吐出側第1切替ダンパを閉動するとともに、吐出側第
1切替ダンパより流動ブロア側において送風路から分岐
する空気輸送路に介装した吐出側第2切替ダンパを開動
し、流動ブロアの吸入口に連通する吸気路に介装した吸
込側第1切替ダンパを閉動するとともに、吸込側第1切
替ダンパより流動ブロア側において吸気路に合流する後
段サイクロンのオーバーフロー口からの空気輸送路に介
装した吸込側第2切替ダンパを開動し、流動ブロアから
送風する空気を搬送媒体として空気輸送路に供給する構
成とするものである。
【0007】上記した構成により、流動砂を流動床炉へ
返送する空気輸送路の途上においてサイクロンにより粗
大夾雑物を流動砂から分級するので、粗大夾雑物の分離
のために振動篩機等の別途の動力を要する砂選別機が不
要となり、搬送媒体の空気がもつエネルギーを分離作用
に活用することができ、省エネルギー化を図ることがで
きる。また、空気を搬送媒体として流動砂を輸送するの
で、空気輸送路を形成するパイプ内には機械要素が存在
しない。このために、空気輸送路の口径はスクリューコ
ンベアやバケットコンベア等に比べて小径となり、しか
も任意方向に曲げて3次元的にフレキシブルに配置する
ことができるので、設置面積の縮小を図ることができ
る。また、搬送媒体である常温大気の空気が搬送途上に
おいて流動砂を冷却するので、別途に冷却手段を設ける
必要がなく、搬送手段自体が冷却機能を果たすことがで
きる。
【0008】流動ブロアは風量風圧ともに空気輸送を行
うに十分な能力を有しているので、各切替ダンパを操作
して送風ルートを変更することにより、流動ブロアから
送風する空気を空気輸送路における搬送媒体として利用
することができ、流動砂の空気輸送のための動力を別途
に設ける必要がない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1において、流動床炉1は、内部
に流動砂Sによって砂層(図示せず)が形成してあり、
頂部が煙道2に連通しており、上側部には流動砂Sを投
入するための砂投入口3および焼却対象の脱水ケーキを
投入するための燃焼物投入口4を有している。
【0010】流動床炉1は、下側部に流動砂Sの砂排出
口5を有し、炉底部のウインドボックス6に連通して熱
風炉7が設けてあり、熱風炉7にバーナ8を有するとと
もに、送風路9を接続している。送風路9は、基端側が
流動ブロア10の吐出口に連通し、吐出口の近くに吐出
側第1切替ダンパ11が介装してあり、途中に煙道2か
らの排ガスの廃熱を利用する排ガス空気予熱器(図示せ
ず)が介装してある。流動ブロア10の吸入口には吸気
路12が接続してあり、吸気路12には吸込側第1切替
ダンパ13が介装してある。
【0011】砂排出口5は砂受ホッパー14に連通して
おり、砂受ホッパー14は上部に砂補給口15を有し、
下部のシュート16がロータリーバルブ17を介して空
気輸送路18の往路に連通している。空気輸送路18
は、始端側が吐出側第1切替ダンパ11より流動ブロア
10の側において送風路9から分岐し、途中に吐出側第
2切替ダンパ19と燃焼残渣等の粗大夾雑物Kを分級す
る前段サイクロン20と流動砂Sを分級する後段サイク
ロン21とが介装してある。前段サイクロン20のアン
ダーフロー口22はホッパー23に連通し、後段サイク
ロン21のアンダーフロー口24はロータリーバルブ2
5および投入切替ダンパ26を介して砂投入口3に連通
するとともに、排出切替ダンパ27を介して系外へ連通
している。後部サイクロン21のオーバーフロー口28
は空気輸送路18の復路を介して、吸込側第1切替ダン
パ13より流動ブロア10の側において吸気路12に合
流し、空気輸送路18には吸込側第2切替ダンパ29が
介装してある。
【0012】以下、上記した構成における作用を説明す
る。送風路9の吐出側第1切替ダンパ11および吸込側
第1切替ダンパ13を開放する状態で、吸気路12から
吸い込んだ常温空気(臭気系等から供給)を流動空気と
して流動ブロア10によって空気予熱器(図示せず)を
通して供給し、送風路9から供給する予熱した流動空気
にバーナ8から供給する熱風を加え、適当温度に調整し
た流動空気をウインドボックス6に供給する。ウインド
ボックス6に流入した流動空気が砂層の流動砂Sを流動
させると共に加熱する状態で、燃焼物投入口4から炉内
に投入した脱水ケーキを、流動砂S中に取り込みながら
燃焼させる。
【0013】燃焼残渣等の粗大夾雑物Kを炉外に排出す
る際には、砂排出口5に設けた砂排出ダンパ5aを開放
し、流動砂Sとともに砂排出口5から砂受ホッパー14
に取り出す。また、炉の内外にわたって循環する流動砂
Sの総量が不足する場合には、砂補給口15から砂受ホ
ッパー14に流動砂Sを補充する。
【0014】砂受ホッパー14に貯留した流動砂Sの炉
内への循環、および粗大夾雑物Kの分離を行う際には、
吐出側第1切替ダンパ11および吸込側第1切替ダンパ
13を閉動し、吐出側第2切替ダンパ19および吸込側
第2切替ダンパ29を開放し、流動ブロア10により送
風する空気を搬送媒体として空気輸送路18に供給し、
ロータリーバルブ17の開放により、流動床炉1から搬
出した流動砂Sを砂受ホッパー14を通して空気輸送路
18に供給する。
【0015】空気輸送路18においては、流動ブロア1
0から供給する空気を搬送媒体として流動砂Sを搬送
し、前段サイクロン20で流動砂Sと流動砂Sに含まれ
た粗大夾雑物Kとを分級し、後段サイクロン21で搬送
媒体の空気と流動砂Sとを分級する。前段サイクロン2
0で分離した粗大夾雑物Kは前段サイクロン20のアン
ダーフロー口22からホッパー23に落下する。一方、
後段サイクロン21で分離した流動砂Sは、ロータリー
バルブ25を開放し、投入切替ダンパ26を開放すると
ともに、排出切替ダンパ27を閉栓する状態で、後段サ
イクロン21のアンダーフロー口24から流動床炉内に
循環する。流動砂Sを取り出すときには、投入切替ダン
パ26を閉栓するとともに、排出切替ダンパ27を開放
する。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、空気
輸送路の途上において搬送媒体の空気がもつエネルギー
を利用してサイクロンにより粗大夾雑物を流動砂から分
級するので、振動篩機等の別途の動力を要する砂選別機
が不要となり、省エネルギー化を図ることができる。空
気輸送路は任意方向に曲げて3次元的にフレキシブルに
配置することができるので、設置面積の縮小を図ること
ができる。搬送媒体である常温大気の空気が搬送途上に
おいて流動砂を冷却するので、別途に冷却手段を設ける
必要がなく、搬送手段自体が冷却機能を果たすことがで
きる。
【0017】また、流動ブロアから送風する空気を空気
輸送路における搬送媒体として利用することができ、流
動砂の空気輸送のための動力を別途に設ける必要がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す流動床炉の模式図であ
る。
【符号の説明】
1 流動床炉 3 砂投入口 5 砂排出口 9 送風路 10 流動ブロア 11 吐出側第1切替ダンパ 12 吸気路 13 吸込側第1切替ダンパ13 14 砂受ホッパー 18 空気輸送路 19 吐出側第2切替ダンパ 20 前段サイクロン 21 後段サイクロン 29 吸込側第2切替ダンパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動床炉から搬出した流動砂を砂受ホッ
    パーを通して空気輸送路に供給し、空気輸送路において
    ブロアから供給する空気を搬送媒体として流動砂を搬送
    し、空気輸送路の途中において前段サイクロンで流動砂
    と流動砂に含まれた粗大夾雑物とを分級し、後段サイク
    ロンで搬送媒体と流動砂とを分級し、分級した流動砂を
    後段サイクロンのアンダーフロー口から流動床炉内に循
    環返送することを特徴とする流動床炉の砂搬送方法。
  2. 【請求項2】 流動ブロアから吐出口に連通する送風路
    を通して流動空気を砂層に供給し、流動空気により流動
    砂を流動させる流動床炉において、送風路に介装した吐
    出側第1切替ダンパを閉動するとともに、吐出側第1切
    替ダンパより流動ブロア側において送風路から分岐する
    空気輸送路に介装した吐出側第2切替ダンパを開動し、
    流動ブロアの吸入口に連通する吸気路に介装した吸込側
    第1切替ダンパを閉動するとともに、吸込側第1切替ダ
    ンパより流動ブロア側において吸気路に合流する後段サ
    イクロンのオーバーフロー口からの空気輸送路に介装し
    た吸込側第2切替ダンパを開動し、流動ブロアから送風
    する空気を搬送媒体として空気輸送路に供給することを
    特徴とする請求項1記載の流動床炉の砂搬送方法。
JP29946895A 1995-11-17 1995-11-17 流動床炉の砂搬送方法 Pending JPH09138076A (ja)

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JP (1) JPH09138076A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0258938A1 (en) * 1986-08-27 1988-03-09 C. van der Lely N.V. An implement for milking animals

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0258938A1 (en) * 1986-08-27 1988-03-09 C. van der Lely N.V. An implement for milking animals

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