JPH0913795A - 改装方立の取付構造および改装窓における連窓 - Google Patents

改装方立の取付構造および改装窓における連窓

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JPH0913795A
JPH0913795A JP7165950A JP16595095A JPH0913795A JP H0913795 A JPH0913795 A JP H0913795A JP 7165950 A JP7165950 A JP 7165950A JP 16595095 A JP16595095 A JP 16595095A JP H0913795 A JPH0913795 A JP H0913795A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設方立を除去した後が空洞となっていて
も、溶接を用いずに簡単に改装方立10を設置できる改
装方立の取付構造を提供すること。 【構成】 既設連窓1の方立部を取り除いた後に、既設
上枠2、下枠3に方立固定具15の既設枠側固定部17をビ
ス止めし、方立固定具15の方立側固定部16に改装方立10
の上端部および下端部をそれぞれビス止めして取り付け
る。既設枠側固定部17は、既設方立の見付幅寸法よりも
大きな幅寸法に形成されているため、既設方立の除去跡
が空洞となっていても、その空洞を避けて既設上下枠
2,3に方立固定具15がビス止めされ、方立固定具15に
ビス止めされる改装方立10も確実にかつ容易に取り付け
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改装方立の取付構造お
よび改装窓における連窓に係り、特に既設連窓のサッシ
枠を残したまま新設の窓枠を取り付ける際に利用でき
る。
【0002】
【背景技術】近年、特にスチールサッシなどの老朽化し
た窓を改装した改装窓が利用されるようになった。この
改装窓が単独の窓であれば、通常、特公平3−1079
6号公報に開示されているように、既設の窓枠に受物
(ブラケット)をビス止めし、さらにこの受物に新設窓
枠をビス止めして設置していた。
【0003】一方、既設窓が連窓の場合には、既設方立
を切断除去した後に改装方立を設置し、この方立間や方
立および既設縦枠間に新設の窓枠を設置して改装してい
た。この際、従来の連窓では、一般に方立や縦枠が縦通
しで設けられるため、既設方立を除去するとその上下部
分は空洞部を介して建物のコンクリート躯体が露出して
いた。このため、従来は、躯体にホールインアンカーを
打ち込み、改装方立はアンカーに溶接して取り付けてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、方立を
溶接することは、現場作業が煩雑となって施工期間が長
くなるとともに、溶接作業者が必要になるという問題が
あった。また、建物によっては、火災防止などの要求か
ら無火気工事で施工する必要があり、溶接を利用できな
い場合もあり、溶接せずに改装方立を取り付けることが
できる構造が求められていた。
【0005】また、既設方立を取り外した連窓部は、上
枠や下枠が配置されていないため、空洞となっており、
改装方立を建物の躯体側に直接ビス止めすることもでき
なかった。
【0006】さらに、従来の改装窓の連窓部は、図7に
示すように、平面略T字状に形成された方立本体91
と、この方立本体91にビス止めされる押さえ板92と
で、連窓部に配置される各新設窓枠の縦枠93を室内外
方向に挟持して取り付けており、方立本体91は、縦枠
93を仮設した後に設置したり、あるいは方立本体91
および押さえ板92で縦枠93を挟持した状態で窓枠に
設置しなければならず、いずれにしても連窓を改装する
場合には、特に改装方立と縦枠との連結作業時の施工作
業性が低いという問題があった。
【0007】本発明の第1の目的は、既設方立を除去し
た後が空洞となっていても、溶接を用いずに簡単に改装
方立を設置することができる改装方立の取付構造を提供
することにある。また、本発明の第2の目的は、容易に
施工できる改装窓における連窓を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の改装方立の取付
構造は、既設連窓の方立部を取り除いた後に新たに設け
られる改装方立の取付構造であって、既設方立の見付幅
寸法(窓表面に沿った水平方向の長さ寸法)よりも大き
な幅寸法に形成された既設枠側固定部を既設連窓の上枠
および下枠に固定した方立固定具に、改装方立の上端部
および下端部をビス止めして、改装方立を方立固定具を
介して既設上枠および下枠に取り付けたことを特徴とす
る。
【0009】また、本発明の改装窓における連窓は、室
内外方向に直交する基準固定辺を有して既設連窓の方立
を取り除いた後に新たに設けられる改装方立の上端部お
よび下端部を、既設方立の見付幅寸法よりも大きな幅寸
法に形成された既設枠側固定部が既設連窓の上枠および
下枠に固定された方立固定具にビス止めして固定し、既
設上枠および縦枠に室内外方向に直交する基準固定辺を
有する上枠用下地材および縦枠用下地材を固定し、上
枠、下枠および縦枠で四角枠状の複数の新設窓枠を形成
し、この新設窓枠の下枠に下枠用下地材を取り付け、前
記下枠用下地材の室内側端部を既設下枠の基準面上に載
置固定し、かつ、前記新設窓枠の上枠および縦枠を、前
記上枠用下地材、縦枠用下地材および改装方立の各基準
固定辺の室外側に当接させて固定したことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】このような本発明の改装方立の取付構造におい
ては、改装方立は、方立固定具を介して既設連窓の上枠
および下枠に取り付けられる。この際、方立固定具は、
既設方立の見付幅寸法よりも大きな幅寸法の既設枠側固
定部を備えているので、既設方立が取り付けられていた
部分を超えて既設の上枠や下枠に取り付けられる。この
ため、既設方立を除去した部分が空洞となっていても、
方立固定具は既設の上下枠に固定可能であり、よって方
立固定具で取り付けられる改装方立も取り付け可能とな
る。また、改装方立は方立固定具にビス止めでき、かつ
方立固定具は既設の上枠や下枠にビス止めできるため、
改装方立の取付時に溶接作業が不要となって作業性も向
上する。
【0011】また、本発明の改装窓における連窓におい
ては、両側面に基準固定辺をそれぞれ有する改装方立を
連窓部に配置するとともに、既設の上枠および縦枠の内
周面にそれぞれ基準固定辺を有する下地材を取り付けて
いるので、新設の窓枠を各下地材の基準固定辺に室外側
から当接させて室内外方向の位置決めを行いつつ、室内
側から各基準固定辺を通して新設上枠、縦枠にビスをね
じ込むなどして固定するとともに、新設下枠に取り付け
られた下地材の室内側端部を既設下枠に載置して上下方
向の位置決めを行って上方からビス止めなどして固定す
ることで、改装された連窓が形成される。この際、新設
窓枠の上枠および縦枠は、いずれも下地材や方立の基準
固定辺に当接して固定されているため、各々の取付作業
は同様なものになり、作業性が向上する。また、新設窓
枠の上枠、縦枠の固定作業や、下枠の下地材を既設下枠
に載置固定する作業はいずれも室内側から行えるため、
作業性がより向上する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜3には、本発明における改装方立10の取
付構造が示されている。改装方立10は、室内外方向に
沿って形成された本体部11と、この本体部11の室内
側端縁から両側面に突設されて室内外方向(見込方向)
に直交する基準固定辺12とで平面断面が略T字状に形
成されている。本体部11の室外側先端には、2条の係
止部13が上下方向の全長に渡って形成されている。
【0013】改装方立10は、図2に示すように、スチ
ール製の既設窓枠1の上枠2および下枠3間の高さ寸法
に合わせて形成され、既設上枠2および既設下枠3に方
立固定具15を介してビス止めされている。
【0014】方立固定具15は、図3にも示すように、
方立10の基準固定辺12にビス止めされる方立側固定
部16と、除去された既設方立(図示せず)の見付幅寸
法(ほぼ改装方立10の基準固定辺12の見付幅寸法に
等しい)よりも大きな幅寸法に形成された既設枠側固定
部17とを備えて縦断面が略L字状となるように形成さ
れている。
【0015】この方立固定具15は、既設枠側固定部1
7を既設上枠2および下枠3にそれぞれビス止めするこ
とで取り付けられている。また、方立側固定部16には
上下方向に長い長孔18が形成され、この長孔18を通
して改装方立10の基準固定辺12にビス19をねじ込
むことで、上下枠2,3間の寸法が多少異なっていて
も、ビス19の締付位置を長孔18内で調整すること
で、改装方立10を確実に固定できるようにされてい
る。
【0016】改装方立10には、図1に示すように、方
立10を挟んで隣接配置される各アルミ製の新設窓枠2
0の一方の縦枠30がそれぞれ固定されている。各縦枠
30の室外側の外周には、通常はAT材(エアータイト
材、気密材)が取り付けられる溝31が形成され、かつ
室内側には、方立10の基準固定辺12に当接してビス
止めされる当接辺32が外周に向かって突設されてい
る。この縦枠30は、溝31を方立10の係止部13に
係止させるとともに、当接辺32を基準固定辺12の室
外面に当接させ、この固定辺12の室内側からビス止め
することで改装方立10に連結されている。
【0017】なお、方立10の両側に取り付けられた各
新設縦枠30の室内側突辺33間には、方立10と縦枠
30や方立固定具15との取付ビスが室内側に露出しな
いように覆うカバー34が取り付けられている。また、
方立10の係止部13の下端には、コーキング受け35
がビス止めされ、係止部13間には、コーキング受け3
5で下端が支持されたバックアップ材36およびシーリ
ング材37が充填されて防水処理されている。
【0018】次に、新設窓枠20の他の縦枠40と、上
枠40および下枠50との取付構造を図4〜6を参照し
て説明する。縦枠40は、図4に示すように、既設縦枠
4に取り付けられている。すなわち、既設縦枠4の内周
面には、室内外方向に直交する基準固定辺41を有する
横断面が略T字状に形成されて縦枠4に沿って長尺に形
成された縦枠用下地材42がビス止めされている。一
方、新設縦枠40には、その外周ひれ部43にアンカー
70が嵌挿されている。
【0019】アンカー70は、図5に示すように、室内
外の両端縁が外周側に折り曲げられて形成される室外側
固定辺71および室内側固定辺72を備えて断面略コ字
形に形成されている。この各固定辺71,72は、アン
カー70の短辺方向(縦枠40に取り付けられた場合は
上下方向)の位置がずれるように形成されている。ま
た、アンカー70の両端縁の一部は、固定辺71,72
とは反対側(内周側)に折り曲げられて外周ひれ部43
への係止辺73を形成している。なお、アンカー70の
各係止辺73と、室外側端縁の室外側固定辺71および
係止辺73が形成されていない部分とは、斜めに切断さ
れており、アンカー70を縦枠40のひれ部43に対し
て斜めに傾斜させた(斜めの切断面がひれ部43に平行
となるようにした)状態でひれ部43内に配置し、その
後アンカー70を回動させてアンカー70本体および係
止辺73間にひれ部43を嵌挿することでアンカー70
が取り付けられている。
【0020】このアンカー70は、縦枠40の1カ所以
上、例えば上下2カ所に取り付けられており、アンカー
70の室内側固定辺72を縦枠用下地材42の基準固定
辺41に当接させて室内側からビス止めすることで、縦
枠40はアンカー70を介して既設縦枠4に取り付けら
れている。また、アンカー70の室外側固定辺71には
縦枠40に沿って配置される外部アタッチメント45が
ビス止めされ、縦枠40の室内側突辺44には額縁46
がリベット止めされている。
【0021】外部アタッチメント45の室内面の内周側
には、縦枠40との接合面を密閉するAT材47が取り
付けられるとともに、その外周側にはコーキング受部4
5Aが形成され、コーキング受部45Aおよび建物躯体
間には、バックアップ材48およびシーリング材49が
充填配置されて防水処理が施されている。同様に、額縁
46の外周側にも防水用のバックアップ材48およびシ
ーリング材49が充填配置されている。
【0022】一方、新設窓枠の上下枠50,60は、図
6に示すように既設上枠2および下枠3に取り付けられ
ている。すなわち、既設上枠2には、内周側(垂直下
側)に向かって突設されて室内外方向に直交する基準固
定辺51を有し、新設縦枠40に取り付けられたものと
同じ断面形状の上枠用下地材52がビス止めされてい
る。
【0023】また、新設上枠50の1カ所以上、例えば
見付方向の両端近傍の2カ所には、外周ひれ部53に縦
枠40と同じアンカー70が取り付けられており、この
アンカー70の室内側固定辺72を下地材52の固定辺
51にビス止めすることで上枠50が既設上枠2に固定
されている。アンカー70の室外側固定辺71には、縦
枠40に取り付けられたものと同様にコーキング受部5
5Aを有する外部アタッチメント55が取り付けられ、
このアタッチメント55にもAT材47、バックアップ
材48、シーリング材49が配置されている。さらに、
上枠50の室内側突辺54には、額縁56が取り付けら
れ、バックアップ材48、シーリング材49も配置され
ている。
【0024】新設下枠60には、断面稲妻状に形成され
て下枠60の下面に沿ってかつ下枠60のほぼ全長に渡
って配置された下枠用下地材62がビス止めされてい
る。そして、下枠60は、下枠用下地材62の室内側端
部61を既設下枠3の基準面3A上に載置してビス止め
することで下枠3に取り付けられている。また、下枠6
0の室外側には、垂直下方に向かって取付辺63が突設
され、この取付辺63は既設下枠3にビス止めされたL
型ブラケット67にビス止めされている。なお、取付辺
63には水切り65がビス止めされ、この水切り65お
よび下枠60間にはバックアップ材48およびシーリン
グ材49が充填されて防水されている。また、下枠60
の室内側突辺64には、額縁66が取り付けられてい
る。
【0025】次に、新設窓枠20を設置する改装作業に
ついて説明する。まず、施工現場において、既設窓枠1
の障子を取り外し、不要な既設方立を除去し、既設窓枠
1の錆落しおよび防錆処理を行う。そして、既設方立を
取り外した後の空洞部分等に適宜ゴムキャップを配置し
たり、コーキングを施して処理し、その既設方立を取り
外した部分に改装方立10を方立固定具15を用いてビ
ス止めするとともに、既設の上枠2および縦枠4に各下
地材42,52をビス止めする。
【0026】一方、新設窓枠20は、工場や施工現場等
で縦枠30,40、上枠50、下枠60を枠組みして予
め組み立てておく。また、縦枠40、上枠50には、ア
ンカー70と、AT材47を取り付けた外部アタッチメ
ント45,55とを取り付け、下枠60には下枠用下地
材62をビス止めしておく。
【0027】次に、新設窓枠20を室外側から方立10
および既設の上枠2、下枠3、縦枠4で囲まれた空間部
分に配置し、縦枠30,40および上枠50を方立10
や上枠2、縦枠4の下地材42,52の基準固定辺1
2,41,51に当接させて位置決めする。そして、下
枠用下地材62の室内側端部61および既設下枠3の基
準面3A間に必要に応じてスペーサを介在させて高さレ
ベルを調整するとともに、室内外方向の出入り量を調整
して下地材62を下枠3にビス止し、縦枠30,40、
上枠50を基準固定辺12,41,51にビス止めす
る。
【0028】その後、L型ブラケット67に新設下枠6
0の取付辺63および水切り65をビス止めする。ま
た、各額縁46,56,66を各室内側突辺44,5
4,64にリベット止めし、外部アタッチメント45,
55や額縁46,56,66の周囲にバックアップ材4
8、シーリング材49を充填してコーキングを行う。以
上の手順で、改装方立10を挟んで順次新設窓枠20が
設置されて連窓が構成される。なお、3つ以上の窓枠2
0を設置する場合(3連窓以上)、中間に配置される窓
枠20は、2つの改装方立10間に設置すればよい。
【0029】このような本実施例によれば、改装方立1
0を取り付けるにあたって、既設方立の見付幅寸法より
も大きく形成されて既設上枠2、下枠3にビス止め可能
な方立固定具15を用いているので、既設方立が通して
配置されていたために既設方立の除去跡に空洞が形成さ
れていても、その空洞部を外して上下枠2,3部分に方
立固定具15をビス止めすることができ、方立10を確
実にかつ十分な強度で固定することができる。また、改
装方立10は、方立固定具15を介してビス止めするこ
とができ、従来のような溶接で固定する必要がないた
め、取付作業性を向上できて施工期間を短縮することが
できるとともに、溶接作業が禁止されていた現場でも施
工することができる。その上、溶接を行える作業者が不
要となり、一般作業者で施工することができるので、人
件費等のコストも低減できる。
【0030】改装方立10に新設縦枠30を固定する際
に、方立10の係止部13に縦枠30の溝31を係止
し、当接辺32を基準固定辺12にビス止めするだけで
固定できるので、従来の方立本体91および押さえ板9
2で縦枠93を挟持する場合に比べて施工性を向上でき
る。さらに、従来のように方立本体91および押さえ板
92で縦枠93を挟持しないため、方立10の室外側に
縦枠30をビス止めすることができ、縦枠30を含む新
設窓枠20を躯体外壁とほぼ同じ出入り位置に配置する
ことができ、外壁に対する窓部の凹凸を小さくできて意
匠性を向上できる。
【0031】新設窓枠20の縦枠30,40、上枠50
は、改装方立10、既設縦枠4、上枠2の各基準固定辺
12,41,51に室内側からビス止めして固定できる
ため、方立10に対する縦枠30の取付構造と、既設枠
2,4に対する上枠50、縦枠40の取付構造とを同じ
ものにでき、施工作業性を向上できるとともに、各縦枠
30,40を同一あるいは類似した枠で構成でき、部品
の共通化が図りやすくなり、生産性も向上できる。ま
た、新設下枠60の固定も、下地材62を既設下枠3に
ビス止めするだけでよく、他の新設縦枠30,40、上
枠50と同様に、室内側からの作業で取り付けることが
できるので、作業性をより一層向上することができる。
【0032】なお、本発明は、前述の各実施例に限定さ
れない。例えば、前記実施例では、既設縦枠4に連結さ
れる新設縦枠40は外部アタッチメント45を有する縦
枠であったが、方立10に連結される縦枠30と同様な
外部アタッチメントが連結されず、その部分が一体化さ
れた縦枠を用いてもよい。また、上枠50も縦枠30と
同様な外部アタッチメントがないタイプでもよい。
【0033】また、前記実施例では、スチール製の既設
窓枠1に対してアルミ製の新設窓枠20を設置する場合
について説明したが、アルミ製の既設窓枠に対してアル
ミ製の新設窓枠20を設置する場合にも本発明を適用す
ることができる。
【0034】さらに、新設窓枠20の縦枠40、上枠5
0はアンカー70を介して下地材42,52に固定して
いたが、アンカー70を用いずに、下地材42,52に
直接ビス止めしてもよい。また、新設窓枠20の各縦枠
30,40、上枠50、下枠60や、外部アタッチメン
ト45,55、額縁46,56,66、水切り65、ア
ンカー70などの形状、材質等は、改装する窓の形状等
に応じて適宜設定すればよい。
【0035】
【発明の効果】このような本発明の改装方立の取付構造
によれば、既設方立を除去した後が空洞となっていて
も、溶接を用いずに簡単に改装方立を設置することがで
きる。また、本発明の改装窓における連窓によれば、連
窓を構成する際に容易に施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の改装方立の取付構造を示す
横断面図である。
【図2】上記実施例の改装方立の取付構造を示す側面図
である。
【図3】上記実施例の改装方立の取付構造の要部を示す
斜視図である。
【図4】上記実施例の新設窓枠の縦枠の取付構造を示す
横断面図である。
【図5】上記実施例の新設窓枠の縦枠の取付構造の要部
を示す斜視図である。
【図6】上記実施例の新設窓枠の上下枠の取付構造を示
す縦断面図である。
【図7】本発明の従来例の改装方立の取付構造を示す横
断面図である。
【符号の説明】
1…既設窓枠、10…改装方立、12,41,51…基
準固定部、15…方立固定具、17…既設枠側固定部、
20…新設窓枠、30,40…縦枠、42…縦枠用下地
材、45,55…外部アタッチメント、47…AT材、
48…バックアップ材、49…シーリング材、50…上
枠、52…上枠用下地材、60…下枠、62…下枠用下
地材、70…アンカー、71…室外側固定辺、72…室
内側固定辺。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設連窓の方立を取り除いた後に新たに
    設けられる改装方立の取付構造であって、既設方立の見
    付幅寸法よりも大きな幅寸法に形成された既設枠側固定
    部を既設連窓の上枠および下枠に固定された方立固定具
    に、改装方立の上端部および下端部がビス止めされてい
    ることを特徴とする改装方立の取付構造。
  2. 【請求項2】 既設連窓の方立を取り除いた後に新たに
    設けられ、かつ室内外方向に直交する基準固定辺を両側
    面に有する改装方立と、 既設方立の見付幅寸法よりも大きな幅寸法に形成された
    既設枠側固定部が既設連窓の上枠および下枠に固定さ
    れ、かつ前記改装方立の上端部および下端部がビス止め
    された方立固定具と、 既設上枠および縦枠の内周面にそれぞれ固定されて室内
    外方向に直交する基準固定辺を有する上枠用下地材およ
    び縦枠用下地材と、 上枠、下枠および縦枠で四角枠状に形成された複数の新
    設窓枠と、 この新設窓枠の下枠に取り付けられた下枠用下地材と、
    を備え、 前記下枠用下地材の室内側端部を既設下枠の基準面上に
    載置して固定し、かつ、前記新設窓枠の上枠および縦枠
    を、前記上枠用下地材、縦枠用下地材および改装方立の
    各基準固定辺の室外側に当接させて固定したことを特徴
    とする改装窓における連窓。
JP7165950A 1995-06-30 1995-06-30 改装方立の取付構造および改装窓における連窓 Expired - Fee Related JP2706640B2 (ja)

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