JPH09137957A - 低騒音形天吊空調機 - Google Patents

低騒音形天吊空調機

Info

Publication number
JPH09137957A
JPH09137957A JP7295198A JP29519895A JPH09137957A JP H09137957 A JPH09137957 A JP H09137957A JP 7295198 A JP7295198 A JP 7295198A JP 29519895 A JP29519895 A JP 29519895A JP H09137957 A JPH09137957 A JP H09137957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
chamber
return
air conditioner
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7295198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3109982B2 (ja
Inventor
Tamon Kiyotaki
清滝多門
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kimura Kohki Co Ltd
Original Assignee
Kimura Kohki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kimura Kohki Co Ltd filed Critical Kimura Kohki Co Ltd
Priority to JP07295198A priority Critical patent/JP3109982B2/ja
Publication of JPH09137957A publication Critical patent/JPH09137957A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3109982B2 publication Critical patent/JP3109982B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、特に静粛な環境が要求されている
音楽ホール、展示場、病院等に最適な超低騒音形の天吊
タイプ空調機を提供しようとすることをその主な目的と
する。 【構成】機体1の一方に吸気口2及び送気口3を各開口
設け、且つ該機内の他方に還、送気送風機4を配置し、
該還、送気送風機4を折曲点として上記吸気口2と送気
口3に連通するU形状の還、送気送風路a,bを形成す
ると共に還気側送風路aの吸気口2内に少なくとも該吸
気口2口径より汎面積の吸込側消音チャンバー6を形成
設け、該消音チャンバー6内に消音兼案内板5を突出し
て傾斜送風路Aとし、該送風路をフィルター室7及び熱
交換器室12とに連通する還気送風路aを形成してなる
一次消音機構と、一方の送気側送風路bを上記還、送気
送風機4を起点とし熱交換器室12下方に形成せる狭小
な送風路cを通して送気口3内の傾斜送風路B及び汎面
積の吹出側消音チャンバー13と連通連結してなる二次
消音機構にて構成されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に静粛な環境が要
求されている音楽ホール、展示場、病院等に最適な超低
騒音形の天吊タイプ空調機を提供しようとすることを主
な目的とする低騒音形天吊空調機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、室内空調時において機内にて発生
せる騒振音が吹出口はもとより還気口からも喧騒音とし
て室内に流出する等の懸念がある。従って、特に静粛な
環境が要求されている音楽ホール、展示場、病院等の場
合には上記騒振音の洩出防止が課題であり、かかる騒振
音の消去、または減音する手段として従来、送風用ダク
ト内に適宜の消音機構を組み入れるか、または空調機内
の送風通路に種々の消音機構を組入れ、更に還、吹出口
部分に消音ボックスを連結する方法等が汎く採用行われ
ていたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、これら従来
構造によるものは、その殆どが上記解決手段によるもの
であるから、例えば消音機構を空調機の送風通路内に一
体的に組み入れることにより風流、風速等に影響が生
じ、構造全体が複雑、且つ重量化となるは勿論、機体の
上部に更に消音ボックス等を連結行わしめることは当然
全体形状が嵩高となり、設置場所の制約、ダクト接続作
業の困難、運搬等に支障がある種々の欠点を有してい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記、従来の
構造複雑なる消音機構を用いて空気中の騒振音を消去し
ようする思想を全く翻えし、還気空気ならびに吹出口よ
りの流出空気を機内通流中において積極的に捻転作用を
付成し、かかる捻転空気を利用して室外に流出する騒振
音を根本的に抑制することを可能とした画期的な発明と
謂えよう。
【0005】この発明に係る低騒音形天吊空調機は上記
騒振音解決の手段として、その概略を図面にて説明する
と機体1の一方に吸気口2及び送気口3を各開口設け、
且つ該機内の他方に還、送気送風機4を配置し、該還、
送気送風機4を折曲点として上記吸気口2と送気口3に
連通するU形状の還、送気送風路a,bを形成すると共
に還気側送風路aの吸気口2内に少なくとも該吸気口2
口径より汎面積の吸込側消音チャンバー6を形成設け、
該消音チャンバー6内に消音兼案内板5を突出して傾斜
送風路Aとし、該送風路をフィルター室7及び熱交換器
室12とに連通する還気送風路aを形成してなる一次消
音機構と、一方の送気側送風路bを上記還、送気送風機
4を起点とし熱交換器室12下方に形成せる狭小な送風
路cを通して送気口3内の傾斜送風路B及び汎面積の吹
出側消音チャンバー13と連通連結してなる二次消音機
構有したことを特徴とする低騒音形天吊空調機を提供し
ようとするものである。
【0006】
【作用】この発明は上記構成よりなるものであって、
還、送気送風機4の駆動運転により、室内空気は室内の
喧騒音と共に吸込口2より吸込側消音チャンバー6内に
流入するが、口径小の吸込口2より汎面積の室内流入と
傾斜送風路Aとの流通作用により該流通する空気流れを
積極的に捻転しようとする作用が起成する。かかる空気
の捻転作用によって空気中の流通音が高音の騒振音を吸
収すると同時に該騒振音を平均値以下に抑制する減音作
用を自然的に起生しながら該減音空気をフィルタ−室
7、熱交換器室12内に拡流し以て冷、温水コイル10
有効面全体にて略均等な熱交換が行われることとなる。
かくして還、送気送風機4にて吸込まれUターンせる
冷、暖空気は送気送風路bよりコイル下方に形成せる狭
小な送風路cを経て上記と同様に汎面積の吹出側消音チ
ャンバー13内の傾斜送風路Bによって再び流入空気中
に積極的に捻転作用を付成し、殆ど無音の冷、暖気を送
気口3より室内に送給行わしめる。上記の如く、この発
明は空気の捻転流通を利用して還、送気内の騒振音を一
次消音し、更に二次消音により完全無騒音の送気を容易
に求めることが出来得る。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例として図面に示す天
吊形空調機について説明すると、1は横長箱型形状の機
体にて、その一方左側面に吸込口2と送気口3を横列に
並列状に開口設け、該吸込口2の内部に吸込口径より拡
径の汎面積を有し、且つ送風側に消音兼案内板5及び傾
斜送風路Aを形成してなる吸込側消音チャンバー6を連
通し、該消音チャンバー6とフィルター室7及び熱交換
器室12の各室を経て機内の他方に設置せる還、送気送
風機4と連通する還気送風路aを形成設けると共に上記
フィルター室7内にメイン、プレ等適宜のフィルター
8、9機構を、熱交換器室12内には冷、温水コイル1
0、ドレンパン11等の必要とする機構装置を夫々に各
配置する。また機内の他方には吸、送の両機能を有した
還、送気送風機4を設置すると共に上記吸込口2及び送
気口3と連通し、且つ該還、送気送風機4を折曲点とす
るU形状の還、送気送風路a,bを機内に形成してなる
ものである。なお該送風側の送気送風路bは機内におい
て上記還気送風路aの下方側、即ち熱交換器室12の熱
交換器室12の下方に形成せる狭小な送風路cを経て汎
面積の吹出側消音チャンバー13に連通してなる上下重
層の送風通路にて形成されているものであって該吹出側
消音チャンバー13は上記吸込側消音チャンバー6と隣
接し傾斜送風路Bを介して送気口3と接続されている。
【0008】また、上記還、送気送風路a,bは機内に
おいて上下クロス状に配置した構成とすることによって
該還、送気送風路a,b中を流通する空気の流れを上記
捻転作用と併せて更に有効に捻転送流行わしめることも
出来得る。
【0009】またこの発明においては上記機内の一方に
単体の還、送気送風機4を設置することもなく該機内の
上下もしくわ左右に複数の還、送気用送風機4,4を設
置し、該還、送気送風機4、4を機体1の側部両側より
スライド状に出入自在に構成行わしめることによって機
内のメンテナンス等の諸作業もきわめて容易且つ確実に
行わしめることも出来得る。
【0010】
【発明の効果】上記の如く、この発明に係る低騒音形天
吊空調機は機内に形成せる吸込側消音チャンバー6から
フィルター室7に至る間に狭小な送風口より汎径のチャ
ンバー室への流入及び傾斜送風路Aによる作用により室
内よりの還気空気を積極的に捻転し該空気中の騒振音を
消音する還気送風路a内における一次消音と、該還気送
風路aと併層側に形成せる送気送風路bから吹出側消音
チャンバー13内において捻転し消音しようとする二次
消音作用とによって機内発生の騒振音を消去し、更に機
内に形成せる上記還、送気送風路a,bのU形状送風通
路全体による消音機能と併せて吸込口より洩出する機内
の喧騒音の流出を防止し、且つ送気口より室内に流出す
る騒振音をも同時に消去しようとするもので常時、室内
に完全無騒音の冷、暖気を送給出来得る等益大なる効果
を有している。
【0011】また請求項2項記載の如く、機体1の一方
に吸込口2及び送気口3を各並列に開口設けてなるもの
であるから機内に重層し形成してなる還、送気送風路
a,b内を通流する空気の捻転作用をより確実に捻転行
わしめることが出来得るは勿論、還、送気用としてのダ
クト配管作業も非常に容易であると共に室内における意
匠感もすこぶる良好である等の効果をも有している。
【0012】更に請求項3項記載の如く、還、送気送風
路a,bを機内において上下クロス状に交又し形成行わ
しめることによって、流通する空気の流れ作用において
上記消音チャンバー内における捻転作用をより有効に確
実に捻転し送流行わしめ、且つ空調機全体形状をも頗こ
ぶる嵩小に形成出来得、以て天井等狭隘な箇所への設置
用空調機としては最適な天吊形空調機である。
【0013】またこの発明において請求項4項記載の如
く、還、送気用送風機4を機体1の側部側よりスライド
状に出入自在に構成行わしめることによって機内最深部
の点検、掃除、故障の修理等あらゆるメンテナンス作業
もより容易確実に行わしめることが出来得る等の利点を
も併せ有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る低騒音形天吊空調機の内部構造
を示す平面図、
【図2】 同上、内部構造を示す正面図、
【図3】 同上、一方側面図である。
【符号の説明】
1 機体 2 吸込口 3 送気口 4 還気用送風機 5 消音兼案内板 6 吸込側消音チャンバー 7 フィルター室 8 フィルター 9 同上 10 冷、温水コイル 11 ドレンパン 12 熱交換器室 13 吹出側消音チャンバー a〜b 還、送気送風路(U形状送風通路) c 狭小送風路(送気送風路) A 傾斜送風路(吸込側消音チャンバー) B 傾斜送風路(吹出側消音チャンバー)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体1の一方に吸気口2及び送気口3を
    各開口設け、且つ該機内の他方に還、送気送風機4を配
    置し、該還、送気送風機4を折曲点として上記吸気口2
    と送気口3に連通すべく機内に上下還、送気送風路a,
    bをU形状に形成すると共に上部還気側送風路aの吸気
    口2内に該吸気口2口径より少なくとも汎面積の吸込側
    消音チャンバー6を形成設け、該消音チャンバー6内に
    付設せる消音兼案内板5及び傾斜送風路Aを介してメイ
    ン、プレフィルター8、9を設置せるフィルター室7、
    冷、温水コイル10ならびにドレンパン11等の諸機構
    を夫々の室内に配置せる熱交換器室12を連通して還気
    送風路aを形成する。また送気側送風路bは上記熱交換
    器室12下方の狭小な送風路cを通して上記吸込側消音
    チャンバー6と隣接側に形成せる傾斜送風路B及び汎面
    積を有した吹出側消音チャンバー13より送気口3に連
    通する送風通路にて形成されている。この空調機は上
    記、機内上下に還、送気送風機4を還、送気送風機4を
    軸とする還、送気送風路a,bによって構成してなるも
    ので上記吸、吹出側消音チャンバー6,13内に形成せ
    る傾斜通路と狭小な送風路から汎面積の室内への空気の
    流通時に積極的に捻転作用を付成し、かかる捻転空気の
    作用を利用して還、送気内の騒振音を消去行わしめんと
    することを特徴とする低騒音形天吊空調機。
  2. 【請求項2】 上記、請求項1項記載の低騒音形天吊空
    調機において、機体1の一面側に吸気口2及び送気口3
    を夫々同一面に横列に平行に開口設けたことを特徴とす
    る低騒音形天吊空調機。
  3. 【請求項3】 上記、請求項1項記載の低騒音形天吊空
    調機において、機体1の内部にU形状に形成してなる還
    送気送風路a及び送気送風路bを上下クロス状に交又さ
    せて形成せしめたことを特徴とする低騒音形天吊空調
    機。
  4. 【請求項4】 上記、請求項1項記載の低騒音形天吊空
    調機において、機内の一方に両側に複数台の還、送気送
    風機4、4を設置し、該還、送気送風機4、4を機体の
    側面両側よりスライド状に出入自在に構成せしめたこと
    を特徴とする低騒音形天吊空調機。
JP07295198A 1995-11-14 1995-11-14 低騒音形天吊空調機 Expired - Fee Related JP3109982B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07295198A JP3109982B2 (ja) 1995-11-14 1995-11-14 低騒音形天吊空調機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07295198A JP3109982B2 (ja) 1995-11-14 1995-11-14 低騒音形天吊空調機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09137957A true JPH09137957A (ja) 1997-05-27
JP3109982B2 JP3109982B2 (ja) 2000-11-20

Family

ID=17817474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07295198A Expired - Fee Related JP3109982B2 (ja) 1995-11-14 1995-11-14 低騒音形天吊空調機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3109982B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5834355U (ja) * 1981-08-31 1983-03-05 株式会社日立製作所 質量分析装置
JPS6262119U (ja) * 1985-10-08 1987-04-17
JPH04148128A (ja) * 1990-10-05 1992-05-21 Kimura Kohki Co Ltd ターミナル空気調和機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5834355U (ja) * 1981-08-31 1983-03-05 株式会社日立製作所 質量分析装置
JPS6262119U (ja) * 1985-10-08 1987-04-17
JPH04148128A (ja) * 1990-10-05 1992-05-21 Kimura Kohki Co Ltd ターミナル空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3109982B2 (ja) 2000-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62186147A (ja) クリーンルーム装置
JP4604313B2 (ja) 空気調和装置の室内機
JPH09137957A (ja) 低騒音形天吊空調機
JPH09137958A (ja) 低騒音形床置空調機
JP3556087B2 (ja) 超低騒音空気調和機
JP2004045029A (ja) 換気システム
JP2600351Y2 (ja) 空気調和機
JPH11304179A (ja) 空気調和機
JP2530293B2 (ja) 超低騒音形空気調和機
JP2546185B2 (ja) 超低騒音形空気調和機
JPH0145001Y2 (ja)
JP2551866Y2 (ja) 空気調和機用消音チャンバ
JPH03279743A (ja) 空気調和機の空気分配法
JPH0799271B2 (ja) 超低騒音型空気調和機
JP2002081675A (ja) アンダーフロア形ファンコイルユニット
JPH07260203A (ja) 空気調和機
JPH03170731A (ja) 低騒音型空調機
JP2000337730A (ja) エンジン駆動式空気調和装置
JPH0531055B2 (ja)
JPH0498022A (ja) 床下冷暖房用空気調和機
JP2003194392A (ja) 消音吹出チャンバ
JPH085099A (ja) 縦長型空気調和機
JPH07190409A (ja) 低騒音型空気調和機
JPH08178336A (ja) 低騒音形空気調和機
JPH05149584A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees