JPH09137946A - 燃焼器の燃料ノズル - Google Patents
燃焼器の燃料ノズルInfo
- Publication number
- JPH09137946A JPH09137946A JP29666095A JP29666095A JPH09137946A JP H09137946 A JPH09137946 A JP H09137946A JP 29666095 A JP29666095 A JP 29666095A JP 29666095 A JP29666095 A JP 29666095A JP H09137946 A JPH09137946 A JP H09137946A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- air
- swirler
- swirler blades
- combustor
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガスタービン燃焼器等の燃焼器の燃料ノズル
において、燃料の分布を均一化して低NOx化を図る。 【解決手段】 周方向に複数枚設置され空気2の流れを
旋回させるスワーラ羽根1内に設けられ燃料供給路に接
続された燃料案内孔5、及びスワーラ羽根1に設けられ
燃料案内孔5に接続された燃料噴出口6を備えるように
した。
において、燃料の分布を均一化して低NOx化を図る。 【解決手段】 周方向に複数枚設置され空気2の流れを
旋回させるスワーラ羽根1内に設けられ燃料供給路に接
続された燃料案内孔5、及びスワーラ羽根1に設けられ
燃料案内孔5に接続された燃料噴出口6を備えるように
した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン等の
燃焼器の燃料ノズルに関する。
燃焼器の燃料ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスタービン燃焼器における燃料
ノズルには、図5に示すような内部に旋回器をもつ渦巻
噴射弁22を用いたもの、図6に示すように中心の燃料
ノズル23より燃料を噴出するもの、図7に示すよう
に、リング状の燃料ノズル24より燃料を噴出するもの
がある。なお、図5ないし図7において21は空気流を
旋回させる空気スワーラである。
ノズルには、図5に示すような内部に旋回器をもつ渦巻
噴射弁22を用いたもの、図6に示すように中心の燃料
ノズル23より燃料を噴出するもの、図7に示すよう
に、リング状の燃料ノズル24より燃料を噴出するもの
がある。なお、図5ないし図7において21は空気流を
旋回させる空気スワーラである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来のガスター
ビン燃焼器のノズルにおいては、図5に示すものでは中
心部が燃料過濃領域となり、また図6に示すものでは燃
料の噴出部が燃料の過濃領域となる。さらに、図7に示
すものでは燃料噴出部の軌跡の部分が燃料過濃領域とな
る。
ビン燃焼器のノズルにおいては、図5に示すものでは中
心部が燃料過濃領域となり、また図6に示すものでは燃
料の噴出部が燃料の過濃領域となる。さらに、図7に示
すものでは燃料噴出部の軌跡の部分が燃料過濃領域とな
る。
【0004】以上のような燃料過濃領域の存在は、局所
的に高温燃焼領域が存在することを意味し、これはすな
わち燃焼排ガス特に問題となるNOxの発生に大きく関
与することになる。
的に高温燃焼領域が存在することを意味し、これはすな
わち燃焼排ガス特に問題となるNOxの発生に大きく関
与することになる。
【0005】本発明は、以上の問題点を解決することが
できるガスタービン等の燃焼器の燃料ノズルを提供しよ
うとするものである。
できるガスタービン等の燃焼器の燃料ノズルを提供しよ
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の燃焼器の燃料ノ
ズルは、周方向に複数枚設置され空気流を旋回させるス
ワーラ羽根内に設けられ燃料供給路に接続された燃料案
内孔、及び接続され前記スワーラ羽根に設けられ前記燃
料案内孔に接続された燃料噴出口を備えたことを特徴と
する。
ズルは、周方向に複数枚設置され空気流を旋回させるス
ワーラ羽根内に設けられ燃料供給路に接続された燃料案
内孔、及び接続され前記スワーラ羽根に設けられ前記燃
料案内孔に接続された燃料噴出口を備えたことを特徴と
する。
【0007】本発明では、周方向に複数枚設置され空気
流を旋回させるスワーラ羽根の燃料噴出口から燃料が噴
出されるために、周方向及び半径方向において空気と燃
料の混合が促進され燃料分布が均一となり、NOxの発
生を抑えることができる。
流を旋回させるスワーラ羽根の燃料噴出口から燃料が噴
出されるために、周方向及び半径方向において空気と燃
料の混合が促進され燃料分布が均一となり、NOxの発
生を抑えることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第1の形態を、図
1ないし図3によって説明する。4は断面が円形のケー
シングの中心軸上に設けられ矢印に示すように燃料3が
流れると共に下流端が閉鎖されている燃料供給路であ
る。1は周方向に互いに等間隔をおいて複数枚設置され
空気2の流れを旋回させるスワーラ羽根である。各スワ
ーラ羽根1内には半径方向に燃料案内孔5が設けられ、
同燃料案内孔5は、前記燃料供給路4に接続されてい
る。6は各スワーラ羽根1の空気2の流れの後流側の端
縁部に開口し前記燃料案内孔5に接続された複数の燃料
噴出口であり、これらの複数の燃料噴出口6はスワーラ
羽根1の前記端縁部の半径方向の全幅にわたって分布す
るように配置されている。
1ないし図3によって説明する。4は断面が円形のケー
シングの中心軸上に設けられ矢印に示すように燃料3が
流れると共に下流端が閉鎖されている燃料供給路であ
る。1は周方向に互いに等間隔をおいて複数枚設置され
空気2の流れを旋回させるスワーラ羽根である。各スワ
ーラ羽根1内には半径方向に燃料案内孔5が設けられ、
同燃料案内孔5は、前記燃料供給路4に接続されてい
る。6は各スワーラ羽根1の空気2の流れの後流側の端
縁部に開口し前記燃料案内孔5に接続された複数の燃料
噴出口であり、これらの複数の燃料噴出口6はスワーラ
羽根1の前記端縁部の半径方向の全幅にわたって分布す
るように配置されている。
【0009】本実施の形態では、燃料供給路4から各ス
ワーラ羽根1の燃料案内孔5に燃料3が分配される。分
配された燃料3は、図2に示すように、スワーラ羽根1
の半径方向の全幅にわたって配置された複数の燃料噴出
孔6から空気2の流れの後流側へ向って噴出される。こ
のようにして噴出された燃料はスワーラ羽根1によって
旋回される空気2の流れにはさまれる。この時、空気2
と燃料3との相対速度差によって生ずるせん断力によっ
て、燃料3が微粒化され、空気2と燃料3との半径方向
における混合が促進されて半径方向の燃料分布が均一と
なる。また、スワーラ羽根1の枚数を適正なものとする
ことによって、前記燃料噴出孔6から噴出された燃料3
の周方向の分布を均一化させることができる。これによ
って、燃焼器における燃焼に際してNOxの発生を抑え
ることができる。
ワーラ羽根1の燃料案内孔5に燃料3が分配される。分
配された燃料3は、図2に示すように、スワーラ羽根1
の半径方向の全幅にわたって配置された複数の燃料噴出
孔6から空気2の流れの後流側へ向って噴出される。こ
のようにして噴出された燃料はスワーラ羽根1によって
旋回される空気2の流れにはさまれる。この時、空気2
と燃料3との相対速度差によって生ずるせん断力によっ
て、燃料3が微粒化され、空気2と燃料3との半径方向
における混合が促進されて半径方向の燃料分布が均一と
なる。また、スワーラ羽根1の枚数を適正なものとする
ことによって、前記燃料噴出孔6から噴出された燃料3
の周方向の分布を均一化させることができる。これによ
って、燃焼器における燃焼に際してNOxの発生を抑え
ることができる。
【0010】本発明の実施の第2の形態を、図4によっ
て説明する。本実施の形態は、前記本発明の実施の第1
の形態の複数の燃料噴出口6に代えて、スワーラ羽根1
の空気流れの後流側の端縁部に開口し同スワーラ羽根1
の同端縁部の半径方向の全幅にわたって連続するように
配置されると共にスワーラ羽根1内に設けられた燃料案
内孔5に接続されたスリット状の燃料噴出口6aを設け
ている。
て説明する。本実施の形態は、前記本発明の実施の第1
の形態の複数の燃料噴出口6に代えて、スワーラ羽根1
の空気流れの後流側の端縁部に開口し同スワーラ羽根1
の同端縁部の半径方向の全幅にわたって連続するように
配置されると共にスワーラ羽根1内に設けられた燃料案
内孔5に接続されたスリット状の燃料噴出口6aを設け
ている。
【0011】本実施の形態においても、前記本発明の実
施の第1の形態と同様な作用及び効果を奏することがで
きる。
施の第1の形態と同様な作用及び効果を奏することがで
きる。
【0012】
【発明の効果】本発明では、周方向に複数枚設置され空
気流を旋回させるスワーラ羽根より燃料を噴出すること
により、半径方向に燃料を分配してスワーラ羽根より噴
出される燃料の分布を均一化することができる。また、
スワーラ羽根の枚数を適正化することにより周方向に燃
料の均一化することができる。このように、半径方向と
周方向において燃料の均一化することによって、燃焼ガ
スの低NOx化を図ることができる。
気流を旋回させるスワーラ羽根より燃料を噴出すること
により、半径方向に燃料を分配してスワーラ羽根より噴
出される燃料の分布を均一化することができる。また、
スワーラ羽根の枚数を適正化することにより周方向に燃
料の均一化することができる。このように、半径方向と
周方向において燃料の均一化することによって、燃焼ガ
スの低NOx化を図ることができる。
【図1】本発明の実施の第1の形態の構成図である。
【図2】同実施の形態のスワーラ羽根の断面図である。
【図3】同実施の形態のスワーラ羽根の斜視図である。
【図4】本発明の実施の第2の形態のスワーラ羽根の斜
視図である。
視図である。
【図5】従来のガスタービン燃焼器の燃料ノズルの1例
の構成図である。
の構成図である。
【図6】従来のガスタービン燃焼器の燃料ノズルの他の
例の構成図である。
例の構成図である。
【図7】従来のガスタービン燃焼器の燃料ノズルの更に
他の例の構成図である。
他の例の構成図である。
【符号の説明】 1 スワーラ羽根 2 空気 3 燃料 4 燃料供給路 5 燃料案内孔 6,6a 燃料噴出口
Claims (1)
- 【請求項1】 周方向に複数枚設置され空気流を旋回さ
せるスワーラ羽根内に設けられ燃料供給路に接続された
燃料案内孔、及び前記スワーラ羽根に設けられ前記燃料
案内孔に接続された燃料噴出口を備えたことを特徴とす
る燃焼器の燃料ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29666095A JPH09137946A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 燃焼器の燃料ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29666095A JPH09137946A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 燃焼器の燃料ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09137946A true JPH09137946A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=17836433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29666095A Pending JPH09137946A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 燃焼器の燃料ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09137946A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005291504A (ja) * | 2002-12-03 | 2005-10-20 | General Electric Co <Ge> | 燃焼器のエミッションを低減する方法及び装置 |
JP2011007479A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | General Electric Co <Ge> | ガスタービンエンジン内のベーンスワール角を低減させる方法及びシステム |
WO2012133774A1 (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-04 | 三菱重工業株式会社 | ノズル及びガスタービン燃焼器、ガスタービン |
CN104566466A (zh) * | 2014-12-31 | 2015-04-29 | 北京华清燃气轮机与煤气化联合循环工程技术有限公司 | 一种防回火型燃料喷注装置、喷嘴 |
EP3531022A1 (en) * | 2018-02-22 | 2019-08-28 | Delavan, Inc. | Fuel injectors including gas fuel injection |
-
1995
- 1995-11-15 JP JP29666095A patent/JPH09137946A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005291504A (ja) * | 2002-12-03 | 2005-10-20 | General Electric Co <Ge> | 燃焼器のエミッションを低減する方法及び装置 |
JP2011007479A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | General Electric Co <Ge> | ガスタービンエンジン内のベーンスワール角を低減させる方法及びシステム |
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US8826666B2 (en) | 2011-03-30 | 2014-09-09 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Nozzle, and gas turbine combustor having the nozzle |
JP5611450B2 (ja) * | 2011-03-30 | 2014-10-22 | 三菱重工業株式会社 | ノズル及びガスタービン燃焼器、ガスタービン |
CN104566466A (zh) * | 2014-12-31 | 2015-04-29 | 北京华清燃气轮机与煤气化联合循环工程技术有限公司 | 一种防回火型燃料喷注装置、喷嘴 |
EP3531022A1 (en) * | 2018-02-22 | 2019-08-28 | Delavan, Inc. | Fuel injectors including gas fuel injection |
US10941938B2 (en) | 2018-02-22 | 2021-03-09 | Delavan Inc. | Fuel injectors including gas fuel injection |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020108 |