JPH0913361A - 土中水用排水材 - Google Patents

土中水用排水材

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JPH0913361A
JPH0913361A JP18475495A JP18475495A JPH0913361A JP H0913361 A JPH0913361 A JP H0913361A JP 18475495 A JP18475495 A JP 18475495A JP 18475495 A JP18475495 A JP 18475495A JP H0913361 A JPH0913361 A JP H0913361A
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文夫 松岡
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い土圧が負荷されても、土中水を良好に外
部に排水することのできる土中水用排水材を提供する。 【構成】 この土中水用排水材は、不織布よりなるもの
である。不織布の構成繊維としては、熱可塑性重合体A
と、該重合体Aに対して非相溶性である熱可塑性重合体
Bとが複合されてなる複合型分割繊維の分割割繊によっ
て生成した、重合体Aよりなる熱可塑性繊維Aと、重合
体Bよりなる熱可塑性繊維Bとからなる。熱可塑性繊維
A及び熱可塑性繊維Bの少なくともいずれか一方は、そ
の表面に長手方向に連続する角を持つ。 【効果】 この連続した角の存在によって、高い土圧が
負荷されても、構成繊維間に毛細管現象を発揮させる程
度の間隙が維持される。従って、この土中水用排水材を
盛土中や軟弱地盤中に埋設した場合でも、毛細管現象に
よって、土中水が良好に排水される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、盛土や軟弱地盤等での
排水に使用する土中水用排水材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、土中水用排水材としては、各
種不織布よりなるものが用いられている。例えば、盛土
中に、帯状又はシート状の土中水用排水材を水平に敷設
し、その端部を盛土の斜面に露出させ、その端部から盛
土中の土中水を排水することが行われている。また、軟
弱地盤中に、帯状又はシート状の土中水用排水材を垂直
に挿入し、その端部を軟弱地盤上に露出させ、その端部
から軟弱地盤中の土中水を排水することが行われてい
る。不織布は、短繊維又は長繊維を構成繊維とし、それ
が集積されてなるもので、構成繊維間には多数の空隙を
有している。このような不織布を盛土中や軟弱地盤中に
埋設し、その一端を大気中に露出しておくと、不織布中
の構成繊維間隙を通って、土中水がその端部から外部に
排水されるのである。しかし、この不織布の場合、土中
における圧力(土圧)が高くなると、構成繊維間隙が押
し潰されて土中水が流れなくなり、良好な排水が行なえ
なくなるということがあった。
【0003】このため、不織布中に、小径のパイプ等を
挿入することによって、不織布の構成繊維間隙が押し潰
されても、このパイプ等による通水路を確保することが
行われている。しかしながら、このような通水路は、不
織布の構成繊維間隙の如き毛細管現象によって、排水す
るものではないため、土中の水量が多い場合には、通水
路から排水されるが、土中の水量が少ない場合には、良
好な排水が期待できなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等
は、不織布に高い土圧が負荷されても、不織布中の構成
繊維間隙が押し潰されないようにするためにはどのよう
にすればよいかを検討した。まず、本発明者等は、従来
使用されている不織布において、何故、高い土圧によっ
て構成繊維間隙が押し潰されてしまうのかを考察した。
その結果、従来の不織布に使用されている構成繊維は、
断面がほぼ円形であるため、高い土圧によって最密充填
されやすいからであると考えた。
【0005】従って、構成繊維として、断面が異形(星
型や三角形等)のものを採用すれば、最密充填されにく
く、高い土圧によっても構成繊維間隙が押し潰されない
のではないかと考えた。しかしながら、この試みも満足
のゆく結果を与えるものではなかった。この理由は、以
下のように考えられる。即ち、断面が異形であっても、
高い土圧を負荷すると、接触している構成繊維同士が滑
ってゆき、次第に最密充填されてゆく傾向となるのであ
る。
【0006】本発明者等は、構成繊維として、断面が異
形のものを採用しているにも拘らず、何故、構成繊維同
士が滑るのかを更に検討した。その結果、断面が異形の
繊維は、溶融紡糸の際の紡糸孔の形状を星型や三角形状
にして得られるものであるが、繊維を紡糸した後引き取
られる前等の極めて短時間ではあるが、繊維を構成して
いる熱可塑性重合体はその間流動性を持っており、この
流動性及び表面張力によって、繊維表面は丸みを帯びて
くる。即ち、断面が異形の繊維であっても、その表面に
は実質的な角がなく、滑りやすい丸みを帯びた状態とな
っているのである。従って、このような構成繊維を集積
させた不織布に、高い土圧が負荷されると、構成繊維同
士が滑るのである。
【0007】そこで、本発明者等は、構成繊維同士が滑
りにくくするため、表面に実質的な角を持つ繊維を得よ
うとして種々検討した結果、角を持つ繊維を直接溶融紡
糸するのではなく、まず角を持たない複合型分割繊維を
溶融紡糸で得た後、この複合型分割繊維を分割割繊させ
れば、容易に表面に角を持つ繊維が得られるということ
に想い到った。本発明は、このような技術的思想に基づ
いてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、熱可塑
性重合体Aと、該重合体Aに対して非相溶性である熱可
塑性重合体Bとが複合されてなる複合型分割繊維の分割
割繊によって生成した、該重合体Aよりなる熱可塑性繊
維Aと該重合体Bよりなる熱可塑性繊維Bとを構成繊維
とする不織布よりなり、該熱可塑性繊維A及び/又は該
熱可塑性繊維Bは、その表面に長手方向に連続する角を
持つことを特徴とする土中水用排水材に関するものであ
る。
【0009】まず、本発明で使用する複合型分割繊維に
ついて説明する。複合型分割繊維は、熱可塑性重合体A
と、この重合体Aに対して非相溶性である熱可塑性重合
体Bとが複合されてなるものである。複合の形態は任意
であるが、少なくとも熱可塑性重合体Aで形成されてい
る繊維A及び熱可塑性重合体Bで形成されている繊維B
のいずれか一方が、その表面に長手方向に連続する角を
持つような形態でなければならない。図1及至図4は、
本発明において使用される複合型分割繊維の横断面図で
ある。散点部が熱可塑性重合体Bであることを示し、斜
線部が熱可塑性重合体Aであることを示している。
【0010】図1の如き横断面を持つ複合型分割繊維の
場合には、分割割繊による生成する繊維Bが、その表面
に長手方向に連続する角1を持つことになる。この角1
は、繊維Bに16個形成される。一方、熱可塑性重合体
Aで形成される繊維Aは、その横断面が円形であり、角
を持たない繊維である。図2の如き横断面を持つ複合型
分割繊維(中空の複合型分割繊維であって、図2の白色
部は中空であることを示している。)の場合には、繊維
A及び繊維B共に、その表面に長手方向に連続した角1
を持つ繊維である。繊維A及び繊維B共に、一本の繊維
当り4個の角1を持つ。図3の如き横断面を持つ複合型
分割繊維の場合にも、繊維A及び繊維B共に、その表面
に長手方向に連続した角1を持つ繊維である。繊維A及
び繊維B共に、一本の繊維当り3個の角1を持つ。図4
の如き横断面を持つ複合型分割繊維の場合にも、繊維A
及び繊維B共に、その表面に長手方向に連続した角1を
持つ繊維である。一本の繊維Aは2個の角1を持ち、一
本の繊維Bは12個の角1を持つ。
【0011】以上の説明からも明らかなように、本発明
で使用される複合型分割繊維は、熱可塑性重合体A及び
熱可塑性重合体Bの複合の境界部(重合体Aと重合体B
の接合部)であって、複合型分割繊維の外周面で角1が
得られるのである。なお、図2の如き横断面の場合に
は、複合型分割繊維の内周面でも角1が得られ、図3の
如き横断面の場合には、複合型分割繊維の中心でも角1
が得られる。従って、熱可塑性重合体Aと熱可塑性重合
体Bとが非相溶性となっているのは、両者の親和性を低
下させ両者が剥離しやすいようにして、重合体Aと重合
体Bの接合部で長手方向に連続した角1が得られやすい
ようにするためである。重合体Aと重合体Bとが相溶性
の場合には、両者の接合強力が高くて剥離しにくく、剥
離する際に長手方向に連続した角1がとれてしまう恐れ
がある。
【0012】重合体Aと重合体Bの具体的な組み合わせ
(重合体A/重合体B)としては、ポリアミド系重合体
/ポリエステル系重合体,ポリオレフィン系重合体/ポ
リエステル系重合体,ポリオレフィン系重合体/ポリア
ミド系重合体等を用いることができる。そして、ポリエ
ステル系重合体としては、ポリエチレンテレフタレー
ト,ポリブチレンテレフタレート,或いはこれらを主成
分とする共重合ポリエステル等を使用することができ
る。ポリアミド系重合体としては、ナイロン6,ナイロ
ン46,ナイロン66,ナイロン610,或いはこれら
を主成分とする共重合ナイロン等を使用することができ
る。ポリオレフィン系重合体としては、ポリプロピレ
ン,高密度ポリエチレン,線状低密度ポリエチレン,エ
チレン−プロピレン共重合体等を使用することができ
る。なお、重合体A又は重合体Bには、所望に応じて、
潤滑剤,顔料,艶消し剤,熱安定剤,耐光剤,紫外線吸
収剤,制電剤,導電剤,蓄熱剤等が添加されていてもよ
い。
【0013】重合体Aと重合体Bとは、所定の融点差を
持つものであるのが好ましい。例えば、重合体Bの融点
が、重合体Aの融点よりも30〜180℃高いものが好
ましく、更に40〜160℃高いものがより好ましく、
特に50〜140℃高いものが最も好ましい。このよう
な融点差を設ける理由は、重合体Aで形成された熱可塑
性繊維A及び重合体Bで形成された熱可塑性繊維Bが集
積された不織布に、点在する融着区域を設ける場合があ
るからである。この融着区域は、融点の低い熱可塑性繊
維A又は重合体Aの軟化又は溶融によって、熱可塑性繊
維A及び熱可塑性繊維B,或いは複合型分割繊維を融着
し、非融着区域に存在する熱可塑性繊維A,Bを固定す
るのである。従って、融点差が30℃未満であると、熱
可塑性繊維A又は重合体Aを軟化又は溶融させると、熱
可塑性繊維B又は重合体Bも軟化又は溶融する恐れがあ
り、両者共に繊維形態が消失してしまい、融着区域にお
いて孔が開き、得られる土中水用排水材の強度が低下す
る恐れがある。また、融点差が180℃以上である重合
体A及び重合体Bを複合溶融紡糸することは困難で、本
発明で使用する複合型分割繊維が製造しにくくなる。な
お、重合体A,Bの融点は、パーキンエルマー社製DS
C−2C型を用い、昇温速度20℃/分で、室温より昇
温して得られる融解吸収曲線の極値を与える温度であ
る。
【0014】複合型分割繊維中における重合体Aと重合
体Bの量的割合は、任意に決定しうる事項であるが、重
合体Aと重合体Bとに融点差を設けて、融着区域を設け
る場合には、重合体A/重合体B=20〜80/80〜
20(重量部)であるのが好ましい。例えば、融点の低
い重合体Aの量が20重量部未満になると、融着区域に
おける融着の程度が低くなり、得られる土中水用排水材
の強度が低下する恐れがある。また、融点の高い重合体
Bの量が20重量部未満になると、融着区域において繊
維形態を維持する重合体B又は熱可塑性繊維Bの量が少
なくなり、融着区域に孔が開く恐れがある。融着区域に
孔が開くと、得られる土中水用排水材の強度が低下する
恐れがある。
【0015】本発明において使用する複合型分割繊維の
繊度も、任意に決定しうる事項であるが、一般的に、2
〜12デニールであるのが好ましい。繊度が2デニール
未満の複合型分割繊維は、製造するのが困難である。ま
た、複合型分割繊維の繊度が12デニールを超えると、
分割割繊されて生成した熱可塑性繊維A及び熱可塑性繊
維Bの繊度が大きくなって、構成繊維相互の間隙が大き
くなり、毛細管現象による土中水の通水が低下する傾向
が生じる。即ち、熱可塑性繊維A及び熱可塑性繊維Bの
繊度は、構成繊維相互間隙における毛細管現象が良好に
発揮される程度であるのが好ましく、0.02〜2デニ
ール程度であるのが好ましい。
【0016】複合型分割繊維の繊維長は任意であり、繊
維長の短い短繊維であってもよく、また繊維長の長い長
繊維であってもよい。特に、本発明においては、実質的
に無端の長繊維を使用するのが好ましい。実質的に無端
の長繊維は、複合溶融紡糸を行って、得られた繊維を切
断することなく、そのまま集積させればよいので、土中
水用排水材の製造が合理的であるという利点を有する。
複合型分割繊維が実質的に無端の長繊維であれば、これ
を分割割繊して得られた熱可塑性繊維A及び熱可塑性繊
維Bも実質的に無端の長繊維である。従って、熱可塑性
繊維A及び/又は熱可塑性繊維Bの表面に形成されてい
る角も無限大に連続している。そして、この角の存在に
よって構成繊維相互間に維持される間隙も連続しやすく
なり、この間隙を通って、土中水が通水しやすくなるの
である。
【0017】複合型分割繊維を分割割繊するには、まず
複合型分割繊維が集積されてなる繊維ウェブを得る。複
合型分割繊維が短繊維の場合には、従来公知のカード法
等によって、繊維ウェブを得ればよい。複合型分割繊維
が実質的に無端の長繊維である場合には、従来公知のス
パンボンド法等によって、繊維ウェブを得ればよい。本
発明においては、スパンボンド法を採用するのが好まし
く、これは以下に示すような方法である。即ち、熱可塑
性重合体A及びBを、多数の複合紡糸孔を備えた紡糸口
金に導入し、従来公知の複合溶融紡糸法によって、多数
本の複合型分割繊維を得る。溶融紡糸した多数本の複合
型分割繊維は、その後冷却され、エアーサッカーに導入
される。エアーサッカーは、通常エアージェットとも呼
ばれ、エアーの吸引と送り出し作用により、繊維の搬送
と繊維の延伸を行わせるものである。エアーサッカーに
導入された複合型分割繊維は、延伸されながら、エアー
サッカーの出口に搬送される。そして、エアーサッカー
の出口に設けられた開繊装置によって、多数本の複合型
分割繊維を開繊する。開繊方法としては、従来公知の方
法が採用され、例えばコロナ放電法や摩擦帯電法等が採
用される。そして、この開繊された複合型分割繊維は、
移動する金網製等の捕集コンベア上に集積され繊維ウェ
ブが形成されるのである。
【0018】以上のようにして得られた繊維ウェブに、
ニードリング又はウォーターニードリングによって、物
理的衝撃を与える。ニードリングとは、刺付き針を繊維
ウェブの厚さ方向に何度も貫通させる方法である。ウォ
ーターニードリングとは、高圧柱状流を繊維ウェブの厚
さ方向に貫通させる方法である。このような方法を繊維
ウェブに施すと、複合型分割繊維に衝撃が与えられ、こ
の衝撃によって、複合型分割繊維は分割割繊され、熱可
塑性重合体Aよりなる繊維A及び熱可塑性重合体Bより
なる繊維Bが生成し、本発明で使用する不織布が得られ
るのである。また、この方法によって同時に、分割割繊
された繊維A及びBは相互に三次元的に交絡する。従っ
て、不織布中の構成繊維が相互に三次元的に交絡してい
るので、形態も安定し、高強度になって、このまま土中
水用排水材として使用することができる。
【0019】また、繊維ウェブに揉み加工を施して、複
合型分割繊維を分割割繊してもよい。揉み加工は、複合
型分割繊維に曲げの力が加えられることにより、この力
によって分割割繊が生じて、熱可塑性繊維A及びBが生
成するのである。揉み加工の方法としては、例えば、繊
維ウェブをロールに導入する際、導入速度を導出速度よ
りも速くして、繊維ウェブを屈曲させる座屈圧縮法、繊
維ウェブに高圧液体流を施す高圧液体流処理法を適用す
る方法を採用することができる。また、この方法以外に
も、複合型分割繊維を分割割繊させるような揉み作用
が、繊維ウェブに加えられる方法であれば、任意の方法
を採用することができる。座屈圧縮法を採用する場合、
マイクレックス社製のマイクロクレーパー機や上野山機
工社製のカムフィット機等を用いるのが好ましい。ま
た、高圧液体流処理法を採用する場合、一般的に使用さ
れている高圧液流染色機を用いるのが好ましい。高圧液
体流処理法の場合、繊維ウェブが水を吸収するため、処
理後乾燥する必要があるが、座屈圧縮法の場合、このよ
うなことがないため、乾燥工程が不要となり、経済的に
有利である。
【0020】揉み加工によって、熱可塑性繊維A及びB
が生成し、不織布が得られる。この場合には、ニードリ
ング等の場合と異なり、熱可塑性繊維A及びB間が実質
的に三次元的に交絡されておらず、不織布の形態が安定
しておらず、また引張強力も十分な高強度を持たないも
のである。従って、熱可塑性繊維A又は熱可塑性繊維B
の軟化又は溶融による融着区域を点在させるのが好まし
い。融着区域は点在させ、その結果、非融着区域が連続
して存在する状態にするのが好ましい。この理由は、非
融着区域の構成繊維間隙を土中水が通水するからであ
る。即ち、融着区域を連続した線状としたような場合に
は、非融着区域が融着区域によって寸断され、土中水の
通水が融着区域によって遮断される恐れがあるからであ
る。融着区域を設けるための好ましい手段としては、熱
可塑性重合体Aとして、その融点が熱可塑性重合体Bよ
りも低いものを採用し、熱可塑性繊維Aの軟化又は溶融
によって、構成繊維である熱可塑性繊維A及びBを融着
させて、融着区域で熱可塑性繊維A及びBを固定させる
のがよい。なお、ニードリングやウォーターニードリン
グによって、構成繊維を相互に三次元的に交絡させた場
合においても、不織布により高強度を与えるために、上
記した融着区域を設けても良い。
【0021】上記の例においては、融着区域を設ける場
合、複合型分割繊維を分割割繊させた後に、熱可塑性重
合体Aを軟化又は溶融させて行ったが、分割割繊させる
前に融着区域を設けても良い。即ち、複合型分割繊維を
集積させた繊維ウェブに、融着区域を点在させて設けて
も良い。分割割繊前の複合型分割繊維は、熱可塑性重合
体A及びBとが分離していない状態であるが、低融点の
熱可塑性重合体Aが複合型分割繊維の表面に露出してい
る場合には、重合体Aを軟化又は溶融させることによっ
て、複合型分割繊維相互間を融着させて、融着区域を設
けることができる。そして、その後、非融着区域におけ
る複合型分割繊維を分割割繊させればよい。この際の分
割割繊の方法としては、前記したニードリング,ウォー
ターニードリング又は揉み加工を採用することができ
る。なお、熱可塑性重合体A及びBの融点差が少ない場
合(例えば、融点差が30℃未満の場合)、融着区域に
おいて、重合体A及びBの両方を軟化又は溶融させ、複
合型分割繊維を融着させてもよい。また、分割割繊後に
融着区域を設ける場合にも、熱可塑性繊維A及びBの両
方を軟化又は溶融させ、熱可塑性繊維A及びBを融着さ
せてもよい。
【0022】不織布の形態安定性を向上させ、不織布に
高強度を実現するためには、融着区域を設ける方法の他
に、不織布の片面又は両面に補強材を積層する方法があ
る。補強材としては、高強度の織物,編物,ネット,そ
の他の不織布等を採用することができる。補強材として
は、土中水をその厚み方向に良好に通水できるものであ
るのが好ましい。補強材として、厚み方向に通水不能な
金属板の如きものを採用すると、土中水が不織布中に流
れ込まないからである。しかしながら、金属板の如き、
厚み方向に通水不能な材料であっても、不織布中の両面
に積層せずに片面にのみ積層すれば、他面から不織布に
土中水が流れ込むので、補強材として使用することがで
きる。なお、補強材を積層した場合には、不織布の形態
安定性向上のために融着区域を設ける必要性は少なくな
るが、不織布表面の毛羽立ちを押さえる等の目的で、融
着区域を不織布に設けても差し支えないことは言うまで
もない。
【0023】土中水用排水材を構成する不織布の構成繊
維の表面には、界面活性剤を付与するのが好ましい。界
面活性剤としては、一般的には、アニオン性界面活性
剤,カチオン性界面活性剤,非イオン性界面活性剤,両
性界面活性剤等を使用することができる。中でもノニオ
ン性界面活性剤が好ましく、特に、ラウリン酸,ステア
リン酸,オレイン酸の各モノエステルや、ラウリルアル
コール,ステアリルアルコール,オレイルアルコールの
ポリオキシエチレン付加物等が更に好ましい。このよう
な界面活性剤を構成繊維表面に付与しておくと、構成繊
維表面が土中水によって濡れやすくなって、毛細管現象
が働きやすくなり、土中水の排水効率が向上する。熱可
塑性繊維A及びBに界面活性剤を付与する方法として
は、熱可塑性繊維A及びBが集積されてなる不織布に、
界面活性剤溶液をスプレー法や浸漬法等で付着させれば
よい。また、分割割繊前の複合型分割繊維又は複合型分
割繊維が集積されてなる繊維ウェブに、界面活性剤溶液
をスプレー法や浸漬法等で付着させてもよい。
【0024】本発明に係る土中水用排水材は、上記した
ような不織布よりなるものである。そして、この不織布
を所定長さの帯状やシート状等に切断して所定形状とな
し、必要に応じて補強材等と積層して、盛土中に水平に
敷設したり、軟弱地盤中に垂直に挿入し、その端部を大
気中に露出させることによって、土中水用排水材とする
のである。なお、使用する不織布の目付は、一般的に
は、10〜250g/m2程度が好ましい。
【0025】
【実施例】
実施例1 熱可塑性重合体Aとして、融点が130℃でメルトイン
デックス値(ASTMD1238(E)に記載の方法に
準拠して測定)が20g/10分である高密度ポリエチ
レンを準備した。一方、熱可塑性重合体Bとして、融点
が258℃,テトラクロルエタンとフェノールとの等量
混合溶媒で溶解した時の20℃における相対粘度が1.
38であるポリエチレンテレフタレートを準備した。そ
して、重合体A及び重合体Bを用いて、複合溶融紡糸し
た。この際、複合紡糸孔数162個の紡糸口金を備え、
且つ錘数4個建ての複合紡糸機台を使用した。そして、
単孔吐出量が1.20g/分であって、且つ重合体Aの
吐出量が0.60g/分で重合体Bの吐出量が0.60
g/分となるようにして複合溶融紡糸した。なお、紡糸
温度は、重合体Aについては230℃とし、重合体Bに
ついては285℃とした。
【0026】複合溶融紡糸した後、紡糸口金下120cm
の位置に配置した、1錘当たり6個のエアーサッカーを
通して、複合型分割繊維を牽引し、4000m/分の速
度で引き取った。このようにして得られた複合型分割繊
維は、その横断面が図1に示したような形態であり、そ
の繊度が2.70デニールであった。引き続いて、牽引
した複合型分割繊維群をコロナ放電により開繊し、移動
するコンベアーネット上に堆積して繊維ウェブを形成さ
せた。この繊維ウェブを、120℃に加熱された凹凸ロ
ールと120℃に加熱された平滑ロールの間に導入し
た。この結果、凹凸ロールの凸部に当接した繊維ウェブ
の区域が、厚み方向に亙って加熱され、複合型分割繊維
のポリエチレンが軟化して、複合型分割繊維相互間が融
着された。凹凸ロールの凸部に対応する融着区域は、散
点状に配置され、その総面積は不織布表面積に対して1
4%であった
【0027】以上のようにして、融着区域においては、
複合型分割繊維相互間が結合され、非融着区域において
は複合型分割繊維が単に集積された繊維ウェブを得た。
この繊維ウェブに、マイクレックス社製のマイクロクレ
ーパーIIを使用して揉み加工を行なった。この際の加工
条件は、加工速度10m/分,一対の供給ロール間のニ
ップ圧力6kg/cm2,上部リターダーの圧力3kg
/cm2,供給ロールの温度50℃,下部リターダーの
圧力5kg/cm2,供給ロール間の接圧中心点と上部
リターダーの距離5mm,供給ロール間の接圧中心点と
下部リターダーの距離10mmとした。
【0028】以上のようにして得られた不織布は、非融
着区域において、揉み加工によって複合型分割繊維の分
割割繊により生成した0.19デニールのポリエチレン
テレフタレート長繊維と1.5デニールのポリエチレン
長繊維とが混在して集積されており、融着区域におい
て、複合型分割繊維中のポリエチレンの融着によって、
複合型分割繊維相互間が結合されていた。そして、この
不織布の目付は50g/m2であり、引張強力は23.
1kg/5cmであった。この不織布を長尺の帯状に切
断すれば、そのまま土中水用排水材として良好に使用で
きるものであった。
【0029】実施例2 熱可塑性重合体Aとして、融点が225℃,96%の濃
硫酸による25℃で測定した相対粘度が2.57である
ナイロン6を準備した。一方、熱可塑性重合体Bとし
て、実施例1で使用したのと同様のポリエチレンテレフ
タレートを準備した。そして、重合体A及び重合体Bを
用いて、複合溶融紡糸した。この際、紡糸孔として図2
に示すような断面を持つ複合型分割繊維が得られるよう
な、16分割用中空放射型複合紡糸孔を使用し、重合体
Aの紡糸温度を270℃とした以外は、実施例1と同様
にして複合溶融紡糸を行なった。
【0030】そして、実施例1と同様にしてエアーサッ
カーで牽引し、その横断面が図2に示したような形態で
あり、その繊度が2.7デニールの複合型分割繊維を得
た。引き続いて、実施例1と同様にして繊維ウェブを形
成させ、凹凸ロール及び平滑ロールの温度を220℃と
した以外は実施例1と同様にして、点在する融着区域を
持つ繊維ウェブを得た。
【0031】得られた繊維ウェブに、ロコ型液流染色機
(北陸加工機製)を用いて揉み加工を施した。液流を施
す条件は、液温100℃,繊維ウェブの速度100m/
分,ノズル圧力3kg/cm2,時間1時間とした。ロ
コ型液流染色機で揉み加工を行った後、脱水,乾燥して
不織布を得た。
【0032】得られた不織布は、非融着区域において、
揉み加工によって複合型分割繊維の分割割繊により生成
した0.17デニールのナイロン6長繊維とポリエチレ
ンテレフタレート長繊維とが混在して集積されており、
融着区域において、複合型分割繊維中のナイロン6の融
着によって、複合型分割繊維相互間が結合されていた。
この不織布の目付は50g/m2であった。この不織布
を長尺の帯状に切断すれば、そのまま土中水用排水材と
して良好に使用できるものであった。
【0033】比較例1 繊度1デニールで繊維長51mmであり、横断面が円形
のポリエステル短繊維を用いて、パラレルカードで約5
0g/m2のウェブを作成した後、実施例1と同じ凹凸
ロールと平滑ロールに導入した。なお、各ロールの温度
を240℃とした他は、実施例1と同じ条件で、目付5
0g/m2の不織布を作成した。この不織布には、実施
例1と同一の融着区域が設けられており、この融着区域
は、ポリエステル短繊維の軟化又は溶融によるものであ
る。
【0034】比較例2 融点160℃,MFR120g/10分のポリプロピレ
ンを用い、紡糸温度340℃で単孔吐出量0.2g/分
で紡出し、紡出されたポリマー流を高圧高温空気流(温
度370℃,圧力1.2kg/cm2)により牽引細化
させた後冷却し、繊維に形成した後、紡出孔を具備した
ダイから20cm離れた位置に配設され、且つ速度6.
7m/分で移動する金網製ベルトに捕集,堆積させ目付
50g/m2の不織ウェブを作成した。なお、不織ウェ
ブ中の繊維は、溶融させた状態で吐出させて形成させる
ものであるから、横断面は円形のものが多く、また円形
ではないとしても、実質的に角を持つものではない。ま
た、この時の繊維の繊度は、0.1デニールのものが実
質的に不織ウェブ中を占めていた。この不織ウェブを用
い、実施例1と同じ凹凸ロールと平滑ロールに導入し
た。なお、各ロールの温度を140℃とした他は、実施
例1と同じ条件で、目付50g/m2の不織布を作成し
た。この不織布には、実施例1と同一の融着区域が設け
られており、この融着区域は、ポリオレフィン系繊維の
軟化又は溶融によるものである。
【0035】実施例1に係る不織布、比較例1に係る不
織布及び比較例2に係る不織布を、厚さ方向に圧縮した
後、JIS L−1096記載のバイレック法に準拠し
た次のような方法で吸水高さを測定した。即ち、不織布
の縦方向の長さを20cmとし、横方向の長さを2.5
cmとして不織布から10枚の短冊片を裁断し、また不
織布の横方向の長さ20cmとし、縦方向の長さを2.
5cmとして不織布から5枚の短冊片を裁断した。これ
らの短冊片を、20±2℃の蒸留水を入れた水槽上の一
定高さに支えた水平棒上にピンで止めて吊す。短冊片の
下端を一線に並べて水平棒の下げ、短冊片の下端の1c
mがちょうど水につかるようにする。次に10分間放置
後の水の上昇した高さ(mm)を測る。更に、20分及
び30分後の水の上昇した高さも測定した。なお、測定
に際しては、短冊片にカチオン性界面活性剤を0.2重
量%塗布した。この結果は、図5に示したとおりであ
り、実施例1に係る不織布を使用した場合には、比較例
1及び2に係る不織布に比べて、吸水高さの高いもので
あった。従って、実施例1に係る不織布は、比較例1及
び2に係る不織布に比べて、良好な毛細管現象が発揮さ
れていることが分かる。このことからも明らかなよう
に、実施例1に係る不織布は、そのままで土中水用排水
材として好適に使用できるものである。
【0036】
【作用】本発明に係る土中水用排水材は、不織布よりな
るものである。そして、この不織布中の構成繊維とし
て、複合型分割繊維の分割割繊により生成した熱可塑性
繊維A及びBが採用されているのである。この繊維A及
びBの少なくともいずれか一方には、その表面に長手方
向に連続する角を持っている。従って、この長手方向に
連続する角の存在によって、不織布に高い土圧が負荷さ
れても、接触している構成繊維間が全体的に滑りにく
く、最密充填されるのが防止され、構成繊維相互間に毛
細管現象が発揮される間隙が維持されるのである。
【0037】
【発明の効果】このため、本発明に係る土中水用排水材
を、盛土中に水平に敷設した場合、或いは軟弱地盤中に
垂直に挿入した場合において、土中水用排水材に高い土
圧が負荷されても、毛細管現象が良好に発揮され、土中
水を速やかに盛土外や軟弱地盤外に排水することができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する複合型分割繊維の横断面の一
例を示した図である。
【図2】本発明に使用する複合型分割繊維の横断面の一
例を示した図である。
【図3】本発明に使用する複合型分割繊維の横断面の一
例を示した図である。
【図4】本発明に使用する複合型分割長繊維の横断面の
一例を示した図である。
【図5】実施例1、比較例1及び比較例2に係る不織布
の吸水高さの測定結果を示したグラフである。
【符号の説明】
A 熱可塑性重合体A B 熱可塑性重合体B 1 長手方向に連続する角

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性重合体Aと、該重合体Aに対し
    て非相溶性である熱可塑性重合体Bとが複合されてなる
    複合型分割繊維の分割割繊によって生成した、該重合体
    Aよりなる熱可塑性繊維Aと該重合体Bよりなる熱可塑
    性繊維Bとを構成繊維とする不織布よりなり、該熱可塑
    性繊維A及び/又は該熱可塑性繊維Bは、その表面に長
    手方向に連続する角を持つことを特徴とする土中水用排
    水材。
  2. 【請求項2】 構成繊維が相互に三次元的に交絡されて
    いる請求項1記載の土中水用排水材。
  3. 【請求項3】 不織布に点在する融着区域が設けられ、
    該融着区域は熱可塑性重合体A又は熱可塑性重合体Bの
    軟化又は溶融によって、構成繊維を融着している請求項
    1又は2記載の土中水用排水材。
  4. 【請求項4】 構成繊維が実質的に無端の長繊維である
    請求項1及至3のいずれか一項に記載の土中水用排水
    材。
  5. 【請求項5】 構成繊維に界面活性剤が付与されている
    請求項1及至4のいずれか一項に記載の土中水用排水
    材。
  6. 【請求項6】 不織布に補強材が積層されている請求項
    1及至5のいずれか一項に記載の土中水用排水材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015004255A (ja) * 2013-06-24 2015-01-08 一般財団法人電力中央研究所 地盤内目詰まり抑制方法
CN104863116A (zh) * 2015-06-08 2015-08-26 铁道第三勘察设计院集团有限公司 一种定向排水两布一膜防渗排水结构

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