JPH09132027A - 空気浄化装置 - Google Patents

空気浄化装置

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JPH09132027A
JPH09132027A JP31612795A JP31612795A JPH09132027A JP H09132027 A JPH09132027 A JP H09132027A JP 31612795 A JP31612795 A JP 31612795A JP 31612795 A JP31612795 A JP 31612795A JP H09132027 A JPH09132027 A JP H09132027A
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holding member
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JP31612795A
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Tatsuya Kitajima
達也 北島
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品の装着性を向上させると共に、上下のガ
タツキを防止する。 【解決手段】 上に位置する部品を、保持手段によって
所定の位置を支点として回動させて所定の高さ(位置)
に保持し、その下にもう一つ部品を装着し、固定手段で
固定することによって、下の部品と上の部品とをそれぞ
れ固定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用空調装置
に配され、少なくとも同一部品を複数積層して形成され
る空気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気浄化装置としては、実開平6
−78026号公報に開示されるものがある。この空気
浄化装置(この引例の場合は、フィルタ)は、エバポレ
ータの上流側近傍に空気通路に対して垂直に積層して配
されるもので、上下に配された2つのフィルタを固定す
るためにレバーを用いたものである。
【0003】また、エバポレータユニットに空気浄化装
置(フィルタや電気式空気清浄装置)を装着する場合、
組立作業時のレイアウト上の制約、例えば、ステアリン
グ部材(インストルメントパネル内を車両の進行方向に
垂直に貫通して配され、ハンドル等のステアリング装置
を支持する部材)の存在等により、上下2分割としてエ
バポレータユニットの横方向から挿入するのが一般的と
なっている(本出願人によって出願された特願平9−9
7792号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た実開平6−78026号公報に開示されるものは、フ
ィルタの保持をするレバーの構造が複雑であり、組立作
業時のレイアウト上の制約により作業が困難であるとい
う問題点を有する。
【0005】また、特願平9−97792号に開示され
るものの場合、前述したステアリング部材の存在によ
り、上側に位置する部品を先に装着し、それを上方に保
持した状態で下の部品を装着する必要があるため、空気
浄化装置が電気式空気清浄装置である場合には、その部
品が特に重いため装着作業性が悪いという問題点を有す
る。
【0006】さらに、2分割の継ぎ目の部分には、凹凸
の部分を形成して分割した部分の装着性を向上させるこ
とが意図されるが、凹凸の部分は集塵しない部分である
ため極力薄くすることが望ましく、通常3mm程度とさ
れる。しかし、この厚さでは、車載時の振動等によりガ
タツクという問題点がある。
【0007】このため、この発明においては、部品の装
着性を向上させると共に、上下のガタツキを防止するこ
とのできる空気浄化装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】したがって、この発明
は、空調ダクトに開口する装着孔から装着ガイドに沿っ
て挿入され、前記空調ダクトの空気流路に対して垂直且
つ上下に少なくとも2つの同一部品を積層して構成され
る空気浄化装置において、最も上側に配される前記部品
を所定の位置を支点として回動させて所定の高さに位置
させる手段と、それより下側に配される前記部品を挿入
時に固定する固定手段とを具備することにある(請求項
1)。
【0009】これによって、この発明は、上に位置する
部品を、所定の位置を支点として回動させて所定の高さ
(位置)に保持し、その下にもう一つ部品を装着し、固
定手段で固定することによって、下の部品と上の部品と
をそれぞれ固定できるために、上記課題を達成できるも
のである。
【0010】さらにまた、この発明は、所定の幅で、前
記空気浄化装置の高さと略等しい長さを有すると共に、
両側面の所定の位置に延出する羽根部を有する保持部材
と、前記部品の挿入方向奥端側面に、該部品の積層方向
に沿って所定の幅で平行に突出形成され、上端が閉塞さ
れて前記羽根部が挿嵌される溝部を有する一対の挟持部
とを設け、前記回動配置手段は、下端を回動支点とする
保持部材と、該保持部材の羽根部と、該羽根部が装着さ
れる挟持部とによって構成され、前記固定手段は、所定
の幅の保持部材と、該保持部材を挟持する挟持部とによ
って構成されることにある(請求項2)。
【0011】これによって、この発明によれば、空気浄
化装置を構成する一つの部品を、その部品の挟持部に形
成された溝部に保持部材の羽根部を挿入して保持部材に
装着し、挿着口から挿着ガイドに沿って挿入する。そし
て、保持部材の下端が挿着ガイドに奥端に達すると、こ
の保持部材は下端を支点として前記部品を上方へ持ち上
げるように回動し、該部品を所定の位置に押し上げる。
この時、従来のように、部品を手で持ち上げて保持する
必要がなくなり、軽く押さえるだけで上方に一つの部品
を配することができる。そして、その下方にもう一つの
部品を挿入する。この時、所定の幅を有する部品の挟持
部が所定の幅の前記保持部材を挟持するために、上の部
品はもとより、下の部品も保持部材によって固定される
こととなり、上記課題を達成できる。
【0012】さらに、この発明は、所定の幅で、前記空
気浄化装置の高さと略等しい長さを有すると共に、上の
部品と当接する部位の所定の位置に開口する第1の口
と、下の部品と当接する部位の所定の位置に開口する第
1の口より大きい第2の口とを有する保持部材と、前記
部品の挿入方向奥端側面に、上に配される場合には第1
の口と噛合し、下に配される場合には第2の口に貫通す
る噛合爪部と、前記所定の幅の内幅を有する挟持部とを
設け、前記回動配置手段は、下端を回動支点とする保持
部材と、該保持部材の第1の口と、前記部品の挿入方向
奥端側面に形成された噛合爪部とによって構成され、前
記固定手段は、所定の幅の保持部材と、該保持部材を挟
持する挟持部とによって構成されることにある(請求項
3)。
【0013】したがって、この発明によれば、空気浄化
装置を構成する一つの部品は、該部品に形成の噛合爪部
を保持部材に形成の第1の口に嵌め込み、さらに該部品
の挟持部で保持部材を挟持することによって保持部材に
固着される。そして、挿着口から挿着ガイドに沿って挿
入され、保持部材の下端が挿着ガイドに奥端に達する
と、この保持部材は下端を支点として、該部品を上方へ
持ち上げるように回動し、該部品を所定の位置に持ち上
げる。この時、従来のように、部品を手で持ち上げる必
要がなくなり、軽く押さえるだけで上方に一つの部品を
保持できる。そして、その下方にもう一つの部品を挿入
する。この時、噛合爪部は第2の口を貫通するので、こ
の噛合爪部は第2の口には噛合されないため、下の部品
の着脱は容易となる。また、所定の幅の挟持部が前記保
持部材を挟持するために、上の部品はもとより、下の部
品も保持部材によって固定されることとなり、上記課題
を達成できる。
【0014】さらにまた、この発明は、前記空気浄化装
置の高さと略等しい長さを有すると共に、上の部品と当
接する部位の所定の位置に開口し、所定の幅を有する第
1の口と、下の部品と当接する部位の所定の位置に開口
し、第1の口より大きく所定の幅を有する第2の口とを
有する保持部材と、前記部品の挿入方向奥端側面に、上
に配される場合には第1の口と噛合し、下に配される場
合には第2の口に貫通し、第2の口の幅と略等しい幅を
有する噛合片とを設け、前記回動配置手段は、下端を回
動支点とする保持部材と、該保持部材の第1の口と、前
記部品の挿入方向奥端側面に形成された噛合片とによっ
て構成され、前記固定手段は、所定の幅の第2の口と、
第2の口の幅と略等しい幅を有する噛合片とによって構
成されることにある(請求項4)。
【0015】したがって、この発明によれば、空気浄化
装置を構成する一つの部品は、その部品の噛合片を保持
部材に形成の第1の口に嵌め込み、さらにこの噛合片の
側部が第1の口の内側部に当接することによって保持部
材に固着される。そして、挿着口から挿着ガイドに沿っ
て挿入し、保持部材の下端が挿着ガイドに奥端に達する
と、この保持部材は下端を支点として、該部品を上方へ
持ち上げるように回動し、該部品を所定の位置に保持す
る。この時、従来のように、部品を手で持ち上げる必要
がなくなるため、軽く押さえるだけで上方に一つの部品
を保持できる。そして、その下方にもう一つの部品を挿
入する。この時、噛合片は第2の口を貫通するが、その
側部が第2の口の内側面に当接するために、該部品は保
持部材に保持され、上の部品はもとより、下の部品も保
持部材によって固定されることとなり、上記課題を達成
できる。
【0016】また、この発明は、前記保持部材の上端に
は、バネ部を形成することにある(請求項5)。これに
よって、保持部材が垂直に立設された場合に、このバネ
部が上端に当接して保持されるために、特に手で保持す
る必要がなくなるため、作業を効率よく進めることがで
きる。
【0017】また、この発明は、前記部品の装着方向手
前側面の上端から積層方向に突出して形成された支点突
起と、前記装着口の上端に形成され、前記支点突起が噛
合する支点孔と、前記部品の装着方向手前側面の下端に
装着方向に突出して形成された固定突起と、この固定突
起と前記装着口の下端周縁とを固定するクリップとを具
備し、前記回動配置手段は、前記支点突起と、前記支点
孔とによって構成され、前記固定手段は、前記固定突起
と前記クリップとによって構成されることにある(請求
項6)。
【0018】これによって、この発明によれば、部品の
上端に形成された支点突起を、挿着口の上方に形成され
た支点孔に挿入し、これを支点として部品を上方の持ち
上げるように回動させることによって一つの部品を上方
に配置し、その下にもう一つの部品を挿着する。そし
て、下の部品をクリップで挿着口周縁に固定することに
よって、上記課題を達成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面により説明する。
【0020】図1及び図2において示すクーリングユニ
ット1は、図示しない車両用空調装置の送風機ユニット
とヒータユニットの間に配されるもので、図1に矢示さ
れる方向、いわゆる送風機ユニットからヒータユニット
に向かって空気が流れるものである。このクーリングユ
ニット1には、冷却用熱交換器としてのエバポレータ2
が空気の流れに垂直に配され、本願発明に係る空気浄化
装置3は、通常このエバポレータ2の上流側に配され
る。
【0021】この空気浄化装置3は、エバポレータ2の
上流側に設けられた装着ガイド9に沿って装着されるも
ので、フィルタ若しくは電気式空気清浄装置等の空気を
浄化する空気濾過部42が設けられる部品4が上下に一
対積層されて構成され、この部品4は、前記エバポレー
タ2の前面に積層されてここを通過する空気に含まれる
塵埃を除去するものである。
【0022】このクーリングユニット1の近傍には、ス
テアリング部材(インストルメントパネル内を車両の進
行方向に垂直に貫通して配され、ハンドル等のステアリ
ング装置を支持する部材)7が存在し、このために、空
気浄化装置3の装着作業が困難となり、空気浄化装置3
を2分割とする必要が生じたものである。このため、本
発明は、前記部品4,4を支持固定するために、保持部
材5を具備することとしたものである。
【0023】この保持部材5は、図3(a),(b)に
示すように、所定の幅で、積層された2つの部品4,4
の高さ、いわゆる空気浄化装置3の高さと略等しい長さ
を有する板状部51と、この板状部51の下端に形成さ
れた支点部52と、前記板状部51の上端に形成された
半円弧状のバネ部53と、両側の所定の位置に、両側方
へ延出して形成された羽根部54とによって構成され
る。
【0024】また、部品4は、同一の形状に形成された
もので、図4(a),(b),(c),(d),(e)
に示されるように、方形の枠体41と、この枠体41内
に装着される空気濾過部42とによって構成される。ま
た、枠体41の上側面には、一対の凸条44によってガ
イド溝43が形成され、また前記凸条44に沿って台座
45が形成されている。また、枠体41の下側面には、
前記溝部43に導入されるガイド突起46が形成されて
いる。これによって、一つの部品4の上に別の部品4を
乗せた場合、前記ガイド突起46が前記凸条44によっ
て形成されたガイド溝43に導かれ、また、台座45に
によって上の部品4の一方の下端が支持されるため、上
下に部品4,4を正しく配することができるものであ
る。
【0025】また、枠体41の挿入方向奥端となる側面
には、所定の間隔を有して一対の挟持部47が平行に突
出形成され、その一対の挟持部47のお互いに体面する
側面には、上端が閉塞された装着溝部48が形成され
る。また、前記一対の挟持部47の間の間隔は、前記保
持部材5の幅と略等しい。
【0026】また、枠体41の挿入方向の手前側の側面
には、閉塞蓋6に形成の爪部61が噛合する噛合部49
が突出形成されている。この閉塞蓋6は、例えば図7に
示すもので、前記装着口8を閉塞すると共に、前記部品
4の一方の側面を前記爪部61にて固定するものであ
る。また、この閉塞蓋6そのものは、装着爪62によっ
てクールングユニット1に装着されるものである。尚、
前記部品4に電気式空気清浄装置が装着される場合に
は、この閉塞蓋6に電源端子が設けられ、前記部品4に
装着された電気式空気清浄装置に電力を供給するように
なっている。
【0027】以上の構成により、先ず一つの部品4の挟
持部47の装着溝48に、前記保持部材5の羽根部54
を挿着する。これによって、保持部材5の上方に部品4
が装着固定され、図5のA及び図6で示す状態となる。
このAの状態で、装着口8からステアリング部材7を避
けるように挿入し、前記保持部材5の支点部52を装着
ガイド9に沿って装着ガイド9の奥端に到達するまで滑
らせる。そして、保持部材5の支点部52を支点として
部品4を上方に位置するように回動させる。また、保持
部材5の上端に形成されたバネ部53が、クーリングユ
ニット1のケース10若しくはケース10の内側に配さ
れた上部ガイド11に当接して部品4が装着された保持
部材5を所定の力で保持する。そして、下側にもう一つ
の部品4を上に配された部品4のガイド突起45をガイ
ド溝部43に導きながら、前記部品4の奥端側面に形成
された挟持部47が保持部材5を挟持する位置まで挿入
し、前記閉塞蓋6にて手前側面に形成の噛合部49に爪
部61を噛合させて固着し、空気浄化装置3の装着が完
了するものである。
【0028】これによって、空気浄化装置3の上に位置
する部品4は、保持部材5の羽根部5を挟持部47の装
着溝部48に装着し、また挟持部47によって板状部5
1を挟持するために所定の位置に固定され、下に位置す
る部品4も、挟持部47によって板状部51を挟持する
ためにその位置が固定される。これによって、上下の部
品4,4がお互いに固定され、空気浄化装置3が構成さ
れるものである。
【0029】また、図8で示すものは、本発明の別の実
施の形態を示したものである。この実施の形態におい
て、部品30の枠体31の側面には、噛合爪部32が突
出形成され、また側端から延出する挟持部33が形成さ
れる。前記噛合爪部32は、先端から根元方向へ漸次幅
が広がり、所定の位置で急激に幅を狭くして段差を形成
したもので、さらに中央に所定の幅の切り込みが形成さ
れ、先端部分の変形を吸収できるようになっている。
【0030】また、保持部材20は、前記挟持部33の
内側の幅と略等しい幅を有すると共に、積層された部品
4,4の高さと略等しい長さを有する板状部21と、こ
の板状部21の上端に延出形成された半円弧状のバネ部
24とによって構成される。さらにこの板状部21に
は、前記噛合爪部32が挿嵌される第1の口22が所定
の位置に形成され、さらにその下方にはこの第1の口よ
りも大きい第2の口23が形成される。
【0031】これによって、空気浄化装置3の上に配さ
れる部品30は、該部品30の噛合爪部32を前記保持
部材20の第1の口22に挿嵌させる共に、該部品30
の挟持部33で板状部21を挟持することによって保持
部材20に装着される。そして、上述したように、保持
部材20の下端を支点として前記部品30を上方に持ち
上げるように回動させて所定の位置に保持し、その下に
もう一つの部品30を装着するものである。この時、噛
合爪部32は第2の口23に貫通するだけであるので、
着脱が容易となると共に、挟持部33が板状部21を挟
持することからがたつきが防止される。
【0032】さらに、図9に示すものは、本発明の別の
実施の形態を示したものである。この実施の形態におい
て、部品60の枠体61の側部には、噛合片62が突出
形成される。この噛合片62の所定の幅と長さを有する
方形の突起で、突起の先端には下方へ所定の長さ延出し
た噛合部63が形成される。
【0033】また、保持部材70は、部品4の幅と略等
しい幅を有し、積層された部品4,4の高さと略等しい
長さを有する板状部71と、この板状部71の上端に半
円弧状に形成されたバネ部72とによって構成され、前
記板状部71には前記噛合片の先端から噛合部63にか
けての広さと縦の長さ及び幅が略等しい第1の口73
と、この第1の口73よりも縦の長さが長く形成された
第2の口74が形成される。
【0034】これによって、空気浄化装置3の上に配さ
れる部品60の噛合片62を第1の口73に挿入し、下
方へスライドさせて噛合片62を第1の口73に嵌合さ
せる。また、この時、第1の口73の左右の内側面によ
って前記噛合片62の両側部が当接保持されるために、
部品60のぶれ及びがたつきが防止される。そして、上
述したように、保持部材70の下端を支点として前記部
品60を上方に持ち上げるように回動させて所定の位置
に保持し、その下にもう一つの部品60をその下方に装
着するものである。この時、噛合片62は第2の口74
に貫通し、第2の口74の左右の内側面によって噛合片
62の両側部が当接保持されるので、下の部品60の着
脱を簡単にすることできると共に、がたつきを防止でき
る。
【0035】また、図10,図11及び図12において
示す本発明の他の実施の形態が示される。この実施の形
態において、部品80は、挿入方向手前側面に蓋部85
を有し、さらにこの蓋部85には、この蓋部85の上端
から上方へ突出して、該部品80の回動支点となる支点
突起86と、該蓋部85の下端の側部から該部品80の
挿入方向手前に突出する固定突起87とが形成されるも
のである。この固定突起87は、クリップ91が噛合す
る凹部89が形成される。また、この部品80は、前記
部品4,30,60と同様に、枠体84を有し、この枠
体84の上側面にはガイド溝を形成する凸条82が、ま
た下側面にはガイド突起83が形成される。また、枠体
84の内部には、フィルタや空気清浄装置等の空気濾過
部88が配されるものである。尚、81は蓋部85の内
側に配される断熱密閉用部材であり、合成樹脂により形
成されるものである。
【0036】また、ク−リングユニット1のケースに形
成された装着口8の周縁部93の上端には、前記支点突
起86を差し入れる支点孔90を形成する枠94が突出
形成され、さらに周縁部93の下側には前記固定突起8
7を固定されるために、クリップ91が噛合する凹部を
有する噛合部92が形成される。
【0037】これによって、空気浄化装置3の上に配さ
れる部品80は、その支点突起86を支点孔90に差し
込み、これを回動支点として該部品80を持ち上げるよ
うに回動させて、所定の位置に該部品を保持し、そして
該部品80の下方にもう一つの部品80を装着し、クリ
ップ91によって前記固定突起87と噛合部92を挟み
込むことによって下に配された部品80を固定するもの
である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、上に位置する部品を、所定の位置を支点として回動
させて所定の高さ(位置)に保持し、その下にもう一つ
部品を装着して固定手段で固定することによって空気浄
化装置を構成するために、該空気浄化装置の上の部品と
下の部品とをそれぞれ固定できるために、組立の作業性
を向上させることができ、さらに2つの部品のがたつき
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気浄化装置が装着される状態を示す
側面図である。
【図2】本発明の空気浄化装置が装着される状態を示す
正面図である。
【図3】第1の実施の形態による保持部材の(a)は側
面図、(b)はその正面図である。
【図4】空気浄化装置を構成する部品の(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は右側面
図、(e)は左側面図である。
【図5】第1の実施の形態による空気浄化装置を構成す
る部品の装着状況を示す説明図である。
【図6】第1の実施の形態を示す部分斜視図である。
【図7】閉塞蓋の一例を示した正面図である。
【図8】第2の実施の形態を示す部分斜視図である。
【図9】第3の実施の形態を示す部分斜視図である。
【図10】第4の実施の形態による部品の(a)は正面
図、(b)は側面図である。
【図11】第4の実施の形態による空気浄化装置を構成
する部品の装着状況を示す説明図である。
【図12】第4の実施の形態による空気浄化装置を構成
する部品の装着口近傍の状況を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ク−リングユニット 2 冷却用熱交換器(エバポレータ) 3 空気浄化装置 4,30,60,80 部品 5,20,70 保持部材 24,53,72 バネ部 47 挟持部 48 溝部 52 支点部 54 羽根部 86 支点突起 87 固定突起 90 支点孔 91 クリップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ダクトに開口する装着孔から装着ガ
    イドに沿って挿入され、前記空調ダクトの空気流路に対
    して垂直且つ上下に少なくとも2つの同一部品を積層し
    て構成される空気浄化装置において、 最も上側に配される前記部品を所定の位置を支点として
    回動させて所定の高さに位置させる回動配置手段と、 それより下側に配される前記部品を挿入時に固定する固
    定手段とを具備することを特徴とする空気浄化装置。
  2. 【請求項2】 所定の幅で、前記空気浄化装置の高さと
    略等しい長さを有すると共に、両側面の所定の位置に延
    出する羽根部を有する保持部材と、 前記部品の挿入方向奥端側面に、該部品の積層方向に沿
    って所定の幅で平行に突出形成され、上端が閉塞されて
    前記羽根部が挿嵌される溝部を有する一対の挟持部とを
    設け、 前記回動配置手段は、下端を回動支点とする保持部材
    と、該保持部材の羽根部と、該羽根部が装着される挟持
    部とによって構成され、 前記固定手段は、所定の幅の保持部材と、該保持部材を
    挟持する挟持部とによって構成されることを特徴とする
    請求項1記載の空気浄化装置。
  3. 【請求項3】 所定の幅で、前記空気浄化装置の高さと
    略等しい長さを有すると共に、上の部品と当接する部位
    の所定の位置に開口する第1の口と、下の部品と当接す
    る部位の所定の位置に開口する第1の口より大きい第2
    の口とを有する保持部材と、 前記部品の挿入方向奥端側面に、上に配される場合には
    第1の口と噛合し、下に配される場合には第2の口に貫
    通する噛合爪部と、前記所定の幅の内幅を有する挟持部
    とを設け、 前記回動配置手段は、下端を回動支点とする保持部材
    と、該保持部材の第1の口と、前記部品の挿入方向奥端
    側面に形成された噛合爪部とによって構成され、 前記固定手段は、所定の幅の保持部材と、該保持部材を
    挟持する挟持部とによって構成されることを特徴とする
    請求項1記載の空気浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記空気浄化装置の高さと略等しい長さ
    を有すると共に、上の部品と当接する部位の所定の位置
    に開口し、所定の幅を有する第1の口と、下の部品と当
    接する部位の所定の位置に開口し、第1の口より大きく
    所定の幅を有する第2の口とを有する保持部材と、 前記部品の挿入方向奥端側面に、上に配される場合には
    第1の口と噛合し、下に配される場合には第2の口に貫
    通し、第2の口の幅と略等しい幅を有する噛合片とを設
    け、 前記回動配置手段は、下端を回動支点とする保持部材
    と、該保持部材の第1の口と、前記部品の挿入方向奥端
    側面に形成された噛合片とによって構成され、 前記固定手段は、所定の幅の第2の口と、第2の口の幅
    と略等しい幅を有する噛合片とによって構成されること
    を特徴とする請求項1記載の空気浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記保持部材の上端には、バネ部が形成
    されることを特徴とする請求項2、3又は4記載の空気
    浄化装置。
  6. 【請求項6】 前記部品の装着方向手前側面の上端から
    積層方向に突出して形成される支点突起と、 前記装着口の上端に形成され、前記支点突起が噛合する
    支点孔と、前記部品の装着方向手前側面の下端に装着方
    向に突出して形成された固定突起と、 この固定突起と前記装着口の下端周縁とを固定するクリ
    ップとを具備し、 前記回動配置手段は、前記支点突起と、前記支点孔とに
    よって構成され、 前記固定手段は、前記固定突起と前記クリップとによっ
    て構成されるを特徴とする請求項1記載の空気浄化装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006188115A (ja) * 2005-01-04 2006-07-20 Valeo Thermal Systems Japan Corp 抗菌剤を封入した容器の固定機構及びその容器
KR100723976B1 (ko) * 2003-03-03 2007-06-04 한라공조주식회사 공조유니트용 필터커버 조립체
DE102016010526A1 (de) 2016-09-01 2018-03-01 Mann+Hummel Gmbh Innenraumluftfilterelement und Filteranordnung

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