JPH091315A - 車両用ホイールの鋳造方法 - Google Patents

車両用ホイールの鋳造方法

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JPH091315A
JPH091315A JP11550296A JP11550296A JPH091315A JP H091315 A JPH091315 A JP H091315A JP 11550296 A JP11550296 A JP 11550296A JP 11550296 A JP11550296 A JP 11550296A JP H091315 A JPH091315 A JP H091315A
Authority
JP
Japan
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core
spoke
casting
mold
support member
Prior art date
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Pending
Application number
JP11550296A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kato
喬士 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Tec Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Tec Corp filed Critical Asahi Tec Corp
Priority to JP11550296A priority Critical patent/JPH091315A/ja
Publication of JPH091315A publication Critical patent/JPH091315A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 中子に支持部材を設置するとともにこの支持
部材の両端に突出部を設けた後、この突出部を介して前
記中子をホイール鋳造空間におけるスポーク部成形空間
壁に固定し、その後、前記ホイール鋳造空間に注湯する
ようにした車両用ホイールの鋳造方法である。 【効果】 スポーク部成形空間にシェル中子を適正且つ
簡易に配置できるとともに鋳造されたスポーク部の壁部
に孔の開くことはないため、中子を配置しやすいととも
に鋳造後の前記後処理が不要となるため、当該車両用ホ
イールの鋳造能率を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は中空スポーク部を備え
た車両用ホイールの鋳造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用ホイールを鋳造する場合
には鋳型におけるスポーク部成形空間に例えばシェル中
子を配置しなければならない。
【0003】このため、従来にあっては、ケレンを介し
て金型におけるスポーク部成形空間にシェル中子を配置
するか、又は、中子又は金型に突起部を設け、この突起
部を介して金型におけるスポーク部成形空間にシェル中
子を配置していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者に
あっては、ケレンが中子とは別体であるため、適正に配
置しにくいとともに配置にあたって手間がかかり、この
結果、鋳造作業の能率を向上させにくいという不都合を
有し、
【0005】また、後者にあっては、製品、即ち、鋳造
されたスポーク部の壁部に孔が開くため、車軸部への泥
の混入を防止する必要上、後処理として、ハブ部内に仕
切り壁を設置しなければならず、この結果、ホイールの
鋳造能率を向上させにくいという不都合を有した。
【0006】この発明の課題は、これらの不都合を解消
する車両用ホイールの鋳造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、この発明に係る車両用ホイールの鋳造方法において
は、中子に支持部材を設置するとともにこの支持部材の
両端に突出部を設けた後、この突出部を介して前記中子
をホイール鋳造空間におけるスポーク部成形空間壁に固
定し、その後、前記ホイール鋳造空間に注湯するように
したものである。
【0008】
【作用】この発明に係る車両用ホイールの鋳造方法は上
記のように構成されているため、スポーク部成形空間に
中子を適正且つ簡易に配置できるとともに鋳造されたス
ポーク部の壁部に孔の開くことはないものである。
【0009】
【実施例】図1はこの発明に係る車両用ホイールの断面
図、図2は図1におけるII部拡大図、図3は図2におけ
るIII-III 線断面図である。
【0010】図1〜図3において、Wはアルミニウム合
金を用いた鋳造製二輪車用ホイール、1はこのホイール
Wのハブ部である。また、2,2,…は中空状のスポーク部
であり、前記ハブ部1から放射状に延びている。3はリ
ム部であり、前記スポーク部2,2,…の先端部に一体形成
されている。
【0011】4は棒状支持部材であり、前記中空スポー
ク部2内の幅方向に配置され、両端部はスポーク部2の
壁部に鋳包まれている。この棒状支持部材4は当該ホイ
ールWの材料と同じアルミニウム製である。また、スポ
ーク部2の壁部の内側および外側における前記棒状支持
部材4の周囲には盛り上がり部21,21,22,22 が形成さ
れ、棒状支持部材2を堅固に支えている。なお、この棒
状支持部材4は略中心部に凹溝41を有するが、凹溝41に
代わりにスパイラル溝を形成してもよい。この凹溝41お
よびスパイラル溝の作用は後記する。
【0012】次に、図4はこの発明に係る車両用ホイー
ルの鋳造方法を実施するための鋳造装置の断面図、図5
は図4におけるV-V 線断面図、図6は図4におけるVI部
拡大図、図7は図6におけるVII-VII 線断面図である。
【0013】図4〜7において、50は車両用ホイールの
鋳型装置であり、下型51と上型52と横型53,53 とから構
成されている。この鋳型装置50は鋳造空間60を有し、こ
の鋳造空間60はハブ部成形空間61とスポーク部成形空間
62とリム部成形空間63とから構成されている。
【0014】511 は支持孔であり、前記下型51の中心部
に形成されている。この支持孔511の横断面は切り欠き
円状である。
【0015】次に、70はシェル中子であり、前記ハブ部
成形空間61およびスポーク部成形空間62に配置されてい
る。この中子70はハブ部中空形成部71とスポーク中空形
成部72とから構成されている。711 はハブ部中空形成部
71に突設された中子70の幅木であり、前記下型51の支持
孔511 に嵌挿されている。この場合、幅木71の断面は切
り欠き円状であるため、前記支持孔511 に嵌める際に定
められた位置にその位置決めをすることができる(図5
参照のこと)。
【0016】なお、521 は上型52に形成された湯口であ
る。
【0017】次に、図6および図7において、4は棒状
支持部材であり、前記中子70におけるスポーク中空形成
部72に埋設されている。この棒状支持部材4はスポーク
中空形成部72の幅方向に延びその両端は突出している。
そして、その突出部45,46 はそれぞれスポーク部成形空
間62を構成する下型51又は上型52の内壁面に接触してい
る。なお、これらの接触部512,522 およびスポーク中空
形成部72における棒状支持部材4の周囲部721,721 は凹
状に形成されている。これは、前記した車両用ホイール
Wの盛り上がり部21,22 を形成するためのものである。
また、棒状支持部材4の凹溝41およびスパイラル溝(図
示せず)は棒状支持部材4をスポーク中空形成部72に設
置した際に長手方向へのスライドを防止するためのもの
である。また、支持部材4の突出部45,46 の先端をテー
パ状に形成すれば(図においては、接触部45のみテーパ
状)、前記テーパ凹状の接触部512,522 のテーパ面に沿
って位置決めがしやすいものである。しかし、かならず
しも、テーパ状に形成する必要はない。
【0018】このように、配置された鋳造装置におい
て、湯口521 から注湯し、湯が凝固した後、型外しを行
い、中子70を破壊すれば、前記した車両用ホイールWが
鋳造される。
【0019】なお、棒状支持部材4の代わりに、図8お
よび図9に示すような環状体80の両側に突出部45,46 を
設けた環状支持部材8を使用することもできる。
【0020】
【発明の効果】この発明に係る車両用ホイールの鋳造方
法は、中子に支持部材を設置するとともにこの支持部材
の両端に突出部を設けた後、この突出部を介して前記中
子をホイール鋳造空間におけるスポーク部成形空間壁に
固定し、その後、前記ホイール鋳造空間に注湯するよう
にしたため、スポーク部成形空間に中子を適正且つ簡易
に配置できるとともに鋳造されたスポーク部の壁部に孔
の開くことはないものである。
【0021】よって、この車両用ホイールの鋳造方法を
使用すれば、中子を配置しやすいとともに鋳造後の前記
後処理が不要となるため、当該車両用ホイールの鋳造能
率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両用ホイールの断面図であ
る。
【図2】図1におけるII部拡大図である。
【図3】図2におけるIII-III 線断面図である。
【図4】この発明に係る車両用ホイールの鋳造方法を実
施するための鋳造装置の断面図である。
【図5】図4におけるV-V 線断面図である。
【図6】図4におけるVI部拡大図である。
【図7】図6におけるVII-VII 線断面図である。
【図8】図6に相当する他の実施例の図である。
【図9】図7に相当する他の実施例の図である。
【符号の説明】
2 … 中空スポーク部 4 … 棒状支持部材(支持部材) 45,46 … 突出部(支持部材の) 60 … ホイール鋳造空間 62 … スポーク部成形空間 70 … シェル中子(中子) 8 … 環状支持部材(支持部材) W … 車両用ホイール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60B 3/06 B60B 3/06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中子に支持部材を設置するとともにこの
    支持部材の両端に突出部を設けた後、この突出部を介し
    て前記中子をホイール鋳造空間におけるスポーク部成形
    空間壁に固定し、その後、前記ホイール鋳造空間に注湯
    することを特徴とする車両用ホイールの鋳造方法。
JP11550296A 1995-04-12 1996-04-11 車両用ホイールの鋳造方法 Pending JPH091315A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11550296A JPH091315A (ja) 1995-04-12 1996-04-11 車両用ホイールの鋳造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11230495 1995-04-12
JP7-112304 1995-04-12
JP11550296A JPH091315A (ja) 1995-04-12 1996-04-11 車両用ホイールの鋳造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH091315A true JPH091315A (ja) 1997-01-07

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ID=26451505

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JP11550296A Pending JPH091315A (ja) 1995-04-12 1996-04-11 車両用ホイールの鋳造方法

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999039923A1 (de) * 1998-02-04 1999-08-12 Austria Alu-Guss-Gesellschaft Mbh Rad-gussfelge
CN106180574A (zh) * 2016-08-25 2016-12-07 共享装备股份有限公司 一种轮毂砂芯的制作方法
US9550230B2 (en) * 2011-09-16 2017-01-24 United Technologies Corporation Mold for casting a workpiece that includes one or more casting pins
JPWO2020241380A1 (ja) * 2019-05-31 2020-12-03
CN113245523A (zh) * 2021-05-17 2021-08-13 深圳市北工实业有限公司 一种基于镂空件的一次铸造成形的加工方法、装置、工艺

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