JPH09130387A - Atmセル課金処理装置 - Google Patents

Atmセル課金処理装置

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JPH09130387A
JPH09130387A JP7281486A JP28148695A JPH09130387A JP H09130387 A JPH09130387 A JP H09130387A JP 7281486 A JP7281486 A JP 7281486A JP 28148695 A JP28148695 A JP 28148695A JP H09130387 A JPH09130387 A JP H09130387A
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JP
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cells
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atm
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JP7281486A
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Ryuichi Takechi
竜一 武智
Tsugio Kato
次雄 加藤
Hideaki Ono
英明 小野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ATM網における従量課金処理に関し、ユーザ
に割り当てた網内リソース量や網内セル廃棄によるサー
ビス劣化を反映させた従量課金値を算出するATMセル
課金処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】ATM網内で設定された呼について、使用
帯域申告値および通話時間に基づき求めた網内通過セル
数または伝送品質監視用OAMセルの監視に基づき求め
た網内通過セル数または課金装置による計測値から求め
た網内通過セル数から基本料金を算出し、課金装置によ
る計測値から求めた網内廃棄セル数または伝送品質監視
用OAMセルの監視に基づき求めた網内廃棄セル数から
算出した割引料金を該基本料金から減算することにより
従量課金値を求めるATMセル課金処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ATM網において呼毎の通話
料金を求める課金処理装置に関し、特に、網に流入ある
いは網から流出するセル数に依存した従量課金値を算出
する課金処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11はATM網の構成例を示す図であ
る。ATM網は単一あるいは複数のATM交換機(ノー
ド)で構成され、ATM網を介して接続されたATM端
末(ユーザ)間でデータが送受信される。図中の例で
は、端末aと端末cとの間に呼が設定されると、端末a
→加入者交換機A→中継交換機B→加入者交換機C→端
末cの経路がコネクションで接続され、セルと呼ばれる
固定長のデータフレームが端末a・c間で送受信され
る。
【0003】呼設定時、発呼するユーザは予定の使用帯
域(平均帯域とピーク帯域)を網に対して申告し、網は
申告された使用帯域が交換機で確保できるか否かの判定
(呼受付判定)を行い、帯域の割当てが可能であれば呼
を受け付ける。また、呼接続中、網は流量監視(UP
C;Usage Parameter Control )すなわちユーザが申告
帯域を守っているか否かを到着セル毎に監視し、申告帯
域を違反したセルについては廃棄または優先度を下げる
等の処理を行う。
【0004】さらに、ATM網では、網の入側(ATM
端末からセルが流入するATM交換機)にてPMセル
(Performance Management Cell ;伝送品質監視用OA
Mセル)を挿入し、網の出側(ATM端末にセルを流出
するATM交換機)にてPMセルを抽出することにより
呼毎にコネクション品質測定を行っている。例えば、図
11のATM網で端末aから端末cにデータが送信され
る場合、網の入側(加入者交換機A)では、一定量のユ
ーザセル(ブロック)が通過する毎に、入側のユーザセ
ル通過数量やビット誤り検査符号等を付加したPMセル
をコネクションに挿入し、一方、網の出側(加入者交換
機C)では、コネクションからPMセルを抽出し、PM
セル内の情報と出側のユーザセル通過数量を比較するこ
とにより、網内廃棄セル数、網内通過セル数、誤りブロ
ック数等のコネクション品質情報を算出する。
【0005】現状の通信網では通話時間(呼の接続から
切断までの保留時間)や通信距離を考慮した課金形態が
一般的であるが、ATM網においてはこれらの課金形態
に加えて従量課金が考えられている。これは、呼の保留
時間中に網内を通過するセル数を呼毎に計測し、計測さ
れたセル数を基準にして通話料金を決定する課金形態で
ある。従来、従量課金を実現する方法として、ATM交
換機内に通過セル数を計測する課金装置を設け、呼処理
プロセッサが課金装置から通過セル数を収集して従量課
金値を算出する構成が考えられていた。
【0006】図12は従来の従量課金を実施可能なAT
M交換機(加入者系)の構成例である。このATM交換
機は、ATM端末とのインタフェースを提供する回線イ
ンタフェース部1、中継網とのインタフェースを提供す
る回線インタフェース部1′、ATMセルヘッダ情報に
基づきセルの方路を切り替えるATMスイッチ部2、呼
の設定、解放、管理を司る呼処理プロセッサ部3などか
ら構成される。
【0007】回線インタフェース部1は、物理レイヤ処
理を行う物理インタフェース11、端末から網へ流入す
るセルの流量監視を行うUPC装置12、呼毎に通過セ
ル数の計測を行う課金装置13、PMセルやFMセル
(Fault Management Cell ;警報用OAMセル)等のO
AMセルの挿入/抽出を行うOAMセル処理装置14な
どで構成される。課金装置13は、端末から網へ流入す
るセル通過数を網の入側(=セルの発側)で計測する課
金装置13aと、網から端末へ流出するセル通過数を網
の出側(=セルの着側)で計測する課金装置13bとか
らなる。なお、従量課金に関しては網の入側/出側での
み処理するため、中継系の回線インタフェース部1′は
課金装置を具備しない。
【0008】呼処理プロセッサ3はソフトウェアで制御
されて従量課金処理を実行する。呼処理プロセッサ3に
は、コネクション毎の情報を収容するネットワークデー
タメモリ4が付随する。図13にネットワークデータメ
モリ4の構成例を示す。ネットワークデータメモリ4に
収容される情報には、申告パラメタ(平均およびピーク
時の使用帯域)や呼の保留時間などの呼設定情報と、課
金装置13から収集する課金データ(発側または着側通
過セル数)やUPC装置12から収集するUPCデータ
(UPC違反セル数その他のトラフィックデータ)やO
AM処理装置14から収集するPMデータ(網内廃棄セ
ル数、網内通過セル数、誤りブロック数等)などのネッ
トワークデータがある。
【0009】図14は従来の従量課金を上記ATM交換
機で実施する場合のネットワークデータ収集シーケンス
の例である。この例では、発側交換機から着側交換機へ
送信されるデータに対して、発側交換機内の課金装置1
3aまたは着側交換機内の課金装置13bで通過セル数
が計測され、発側交換機で通過セル数を基準にした従量
課金処理を行っている。
【0010】発側および着側交換機ではそれぞれ呼処理
プロセッサ3が回線インタフェース部1からネットワー
クデータを定期的に収集する。すなわち、発側交換機で
は呼処理プロセッサ3が課金装置13aから課金データ
(発側で通過セル数を計測する場合)、UPC装置12
からUPCデータを収集し、一方、着側交換機では呼処
理プロセッサ3が課金装置13bから課金データ(着側
で通過セル数を計測する場合)、OAM処理装置14か
らPMデータを収集し、それぞれネットワークデータメ
モリ4の内容を定期的に更新する。
【0011】呼切断時には、発側および着側交換機でそ
れぞれ上述のようにネットワークデータメモリ4の内容
が更新され、着側交換機から発側交換機へネットワーク
データが転送される。着側通過セル数に基づく従量課金
を行う場合は、着側交換機から転送された課金データが
発側交換機のネットワークデータメモリ4に収容され
る。発側交換機の呼処理プロセッサ3はネットワークデ
ータメモリ4の内容に基づき次の演算を実施して従量課
金値を算出する。 従量課金値=(発側または着側の)通過セル数×k ここで、通過セル数は課金装置から収集したデータであ
り、kは1セル毎の単位料金を示す定数である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ATM交換機は呼設定
時にユーザの申告に応じた帯域を割り当てる。しかし、
従来の従量課金方式では網内通過セル数をもとに課金値
が算出されるので、ユーザ間で申告帯域に差があっても
通信データ量が同じであれば通話料金も同額となる。例
えば、50Mbpsで呼設定を行い平均10Mbpsで
通信するユーザAと、10Mbpsで呼設定を行い平均
10Mbpsで通信するユーザBとでは課金値が同じに
なるが、ユーザAの方がより多くの網内リソースを占有
していることになるので、両者の課金値を同じとするの
は実質的に不公平である。
【0013】また、従来の従量課金方式を採用するAT
M交換機では、加入者対応の回線インタフェース部毎に
必ず課金装置を備える必要があり、また、課金装置、U
PC装置、OAMセル処理装置等から収集する呼毎のネ
ットワークデータを収容するための膨大な量のメモリを
必要とする。
【0014】また、一種の待時系システムであるATM
網においては、網内輻輳等が原因でセル廃棄が発生する
ため、網内での課金装置の設置場所により従量課金値の
意味合いが異なる。課金装置を網の入側に設置した場合
と出側に設置した場合では、それぞれ以下の問題があ
る。 ・課金装置を網の入側に設置した場合 網に流入するセル数により従量課金値が求められるた
め、網内で廃棄されたセルも課金対象となってしまう。 ・課金装置を網の出側に設置した場合 網から流出するセル数(=網に流入したセル数−網内で
廃棄されたセル数)により従量課金値が求められるため
上記の問題はないが、網内でセル廃棄が生じたことによ
るユーザへのサービス劣化が料金に反映されない。つま
り、ユーザが申告帯域を守っているにもかかわらず網内
でセル廃棄が生じると、ユーザの端末間で正常なデータ
転送が行われず、データの種類によってはユーザが自身
で再送制御を行う必要がある。かかる場合の再送データ
に対しては課金を停止するだけでなく、その分だけ料金
割引を行うべきであるが、従来の課金方式では再送デー
タも課金対象となってしまう。
【0015】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、ATM網の課金処理において以下のことを目
的とする。 ユーザに割り当てた帯域(網内リソース)の量を加
味して従量課金値を算出する。 網内でセル廃棄が生じたことによるユーザへのサー
ビス劣化を反映させた従量課金値を算出する。 従量課金処理のためのハードウェアを縮小する。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明においては、第一の形態として、ATM網
内で設定された呼について、該呼の設定時にユーザが通
知した使用帯域申告値および該呼の設定から解放までの
通話時間を取得し、該使用帯域申告値および該通話時間
に基づき網内通過セル数を想定し、該網内通過セル数に
基づき従量課金値を算出するATMセル課金処理装置を
提供する。
【0017】このように使用帯域申告値(=ユーザが要
求した網内リソースの量)と通話時間(=ユーザが網内
リソースを占有した時間)に基づいて網内通過セル数を
想定することにより、ユーザに割り当てた帯域(網内リ
ソース)に応じた従量課金値を算出できる。
【0018】また本発明においては、第二の形態とし
て、ATM網内で設定された呼について、伝送品質監視
用OAMセルの監視に基づき網内通過セル数を求め、該
網内通過セル数に基づき従量課金値を算出するATMセ
ル課金処理装置を提供する。
【0019】このようにOAMセルの監視に基づき得ら
れた情報から網内セル通過数を求めることにより、網内
セル通過数のデータを計測、収容するためのハードウェ
アも不要となる。
【0020】上記第一および第二の形態のATMセル課
金処理装置は、ATM網内で設定された呼について、該
網内通過セル数に基づき算出した従量課金値を基本料金
とし、網内廃棄セル数に対応する割引料金を該基本料金
から減算することにより従量課金値を補正することがで
きる。
【0021】また本発明においては、第三の形態とし
て、ATM網内で設定された呼について、ATM網から
受信側端末へ流出したセル数を取得し、該流出セル数に
基づき基本料金を算出し、網内廃棄セル数に対応する割
引料金を該基本料金から減算することにより従量課金値
を算出するATMセル課金処理装置を提供する。
【0022】このように網内廃棄セル数に応じた割引料
金を基本料金から減算することにより、網内でセル廃棄
が生じたことによるユーザへのサービス劣化を反映させ
た従量課金値を算出できる。
【0023】上記第一から第三までの形態のATMセル
課金処理装置は、ATM網内で設定された呼について、
送信側端末からATM網へ流入したセル数とATM網か
ら受信側端末へ流出したセル数とを取得し、該流入セル
数から該流出セル数を減算して上記網内廃棄セル数を求
めるようにすることができる。
【0024】また、上記第一から第三までの形態のAT
Mセル課金処理装置は、ATM網内で設定された呼につ
いて、伝送品質監視用OAMセルの監視に基づき上記網
内廃棄セル数を求めるようにすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。本発明の課金処理装置は以下の各実施
例においてATM交換機上で呼処理プロセッサを制御す
るソフトウェアとして実現される。なお、以下の各実施
例で示すATM交換機の構成例、ネットワークデータメ
モリの構成例、およびネットワークデータ収集シーケン
スの例は、従来技術の例(図12〜図14)ですでに説
明したものと大部分共通しているので、従来例と異なる
点を除いて詳細な説明は省略する。
【0026】図1は本発明の一実施例としての課金処理
装置が稼働するATM交換機の構成例を示す図であり、
図2は本実施例におけるネットワークデータメモリ4の
構成例を示す図である。本実施例では課金装置を必要と
しないため、図1のATM交換機は図12に示した従来
例のATM交換機から課金装置13を削除した構成とな
り、図2のネットワークデータメモリ4は図12に示し
た従来例のネットワークデータメモリ4から課金データ
のエリアを削除した構成となる。
【0027】図3は本実施例におけるネットワークデー
タ収集シーケンスの例を示す図である。発側交換機では
UPC装置12からUPCデータが収集され、着側交換
機ではOAM処理装置14からPMデータが収集されて
ネットワークデータメモリ4が定期的に更新される。呼
切断時には着信側交換機のネットワークデータが発側交
換機に転送されるが、本実施例では着側交換機から転送
されたネットワークデータは従量課金の目的には使用さ
れない。発側交換機の呼処理プロセッサ3はネットワー
クデータメモリ4の内容に基づき次の演算を実施して従
量課金値を算出する。 従量課金値=平均帯域×保留時間×k ここで、平均帯域は発呼側のユーザが申告した平均の使
用帯域、保留時間は呼の接続から切断までの時間なの
で、平均帯域×保留時間は網内通過セル数の想定値を意
味する。また、kは1セル毎の単位料金を示す定数であ
る。
【0028】かかる構成とすることで、ユーザに割り当
てられた帯域(網内リソース)に応じた従量課金が可能
となるので、ユーザ間で占有するリソース量に差がある
にもかかわらず通話料金が同じになるという不公平はな
くなる。また、回線インタフェース部1の課金装置13
とネットワークデータメモリ4の課金データのエリアが
不要になるのでATM交換機のハードウェア規模の縮小
に寄与する。
【0029】図4は本発明の他の実施例におけるネット
ワークデータ収集シーケンスの例を示す図である。本実
施例でも課金装置を必要としないため、ATM交換機お
よびネットワークデータメモリ4の構成は図1および図
2と同じである。発側交換機ではUPC装置12からU
PCデータ収集され、着側交換機ではOAM処理装置1
4からPMデータが収集されてネットワークデータメモ
リ4が定期的に更新される。呼切断時には着信側交換機
のネットワークデータが発側交換機に転送されて、着側
交換機で測定されたPMデータが発側交換機のネットワ
ークデータメモリ4に収容される。発側交換機の呼処理
プロセッサ3はネットワークデータメモリ4の内容に基
づき次の演算を実施して従量課金値を算出する。 従量課金値=網内通過セル数×k ここで、網内通過セル数は着側交換機で測定されたPM
データ、kは1セル毎の単位料金を示す定数である。
【0030】かかる構成とすることで、回線インタフェ
ース部1の課金装置13を削除しても実際の通信データ
量に応じた従量課金が可能となり、ネットワークデータ
メモリ4の課金データのエリアも不要になるのでATM
交換機のハードウェア規模の縮小に寄与する。
【0031】図5は本発明のまた他の実施例におけるネ
ットワークデータ収集シーケンスの例を示す図である。
本実施例でも課金装置を必要としないため、ATM交換
機およびネットワークデータメモリ4の構成は図1およ
び図2と同じである。ネットワークデータ収集シーケン
スは従量課金値を求める演算を除いて図4の場合と同様
である。呼切断時に発側交換機の呼処理プロセッサ3は
ネットワークデータメモリ4の内容に基づき次の演算を
実施して従量課金値を算出する。 従量課金値=平均帯域×保留時間×k−網内廃棄セル数
×k′ ここで、平均帯域×保留時間は網内通過セル数の想定値
であり、網内廃棄セル数は着側交換機で測定されたPM
データである。また、kは1セル毎の単位料金を示す定
数、k′は1セル廃棄毎に通話料金から差し引く金額を
示す定数である。
【0032】かかる構成とすることで、ユーザに割り当
てられた帯域(網内リソース)に応じた従量課金が可能
となると共に、網内セル廃棄に伴って起こるサービス劣
化の程度に応じて通話料金を割り引くことが可能になる
ので、ユーザの通信に対して公平かつ妥当な課金を行う
ことができる。また、回線インタフェース部1の課金装
置13とネットワークデータメモリ4の課金データのエ
リアが不要になるのでATM交換機のハードウェア規模
の縮小に寄与する。
【0033】図6は本発明のまた他の実施例におけるネ
ットワークデータ収集シーケンスの例を示す図である。
本実施例でも課金装置を必要としないため、ATM交換
機およびネットワークデータメモリ4の構成は図1およ
び図2と同じである。ネットワークデータ収集シーケン
スは従量課金値を求める演算を除いて図4の場合と同様
である。呼切断時に発側交換機の呼処理プロセッサ3は
ネットワークデータメモリ4の内容に基づき次の演算を
実施して従量課金値を算出する。 従量課金値=網内通過セル数×k−網内廃棄セル数×
k′ ここで、網内通過セル数および網内廃棄セル数は着側交
換機で測定されたPMデータ、kは1セル毎の単位料金
を示す定数、k′は1セル廃棄毎に通話料金から差し引
く金額を示す定数である。
【0034】かかる構成とすることで、回線インタフェ
ース部1の課金装置13を削除しても実際の通信データ
量に応じた従量課金が可能となると共に、網内セル廃棄
に伴って起こるサービス劣化の程度に応じて通話料金を
割り引くことが可能になるので、ユーザの通信に対して
より妥当な課金を行うことができる。また、回線インタ
フェース部1の課金装置13とネットワークデータメモ
リ4の課金データのエリアが不要になるのでATM交換
機のハードウェア規模の縮小に寄与する。
【0035】以上に課金装置を必要としない課金処理装
置の実施例を示したが、図12に示したATM交換機で
課金装置を用いて本発明を実施することも可能である。
図7は、課金装置を使用する実施例におけるネットワー
クデータメモリ4の構成例を示す図である。このネット
ワークデータメモリ4には、課金データとして、発側課
金データの値と、発側課金データから着側課金データを
減算した値とが収容される。
【0036】図8は本実施例におけるネットワークデー
タ収集シーケンスの例を示す図である。発側交換機では
課金装置13aから発側課金データ、UPC装置12か
らUPCデータが収集され、着側交換機では課金装置1
3bから着側課金データ、OAM処理装置14からPM
データが収集されてネットワークデータメモリ4が定期
的に更新される。呼切断時には着側交換機から発側交換
機へネットワークデータが転送されて、発側課金データ
(発側通過セル数)から着側課金データ(着側通過セル
数)を減算した値が発側交換機のネットワークデータメ
モリ4に収容される。発側交換機の呼処理プロセッサ3
はネットワークデータメモリ4の内容に基づき次の演算
を実施して従量課金値を算出する。 従量課金値=着側通過セル数×k−(発側通過セル数−
着側通過セル数)×k′ ここで、着側通過セル数は網内通過セル数、発側通過セ
ル数−着側通過セル数は網内廃棄セル数を意味する。ま
た、kは1セル毎の単位料金を示す定数、k′は1セル
廃棄毎に通話料金から差し引く金額を示す定数である。
【0037】かかる構成とすることで、正確に計測され
た実際のセル数に基づいて網内通過セルに対する従量課
金および網内セル廃棄によるサービス劣化の程度に応じ
た通話料金割引が可能となるので、ユーザの通信に対し
てより妥当な課金を行うことができる。
【0038】図9は課金装置を使用する場合の他の実施
例におけるネットワークデータメモリ4の構成例を示す
図である。このネットワークデータメモリ4には、課金
データとして、発側課金データから着側課金データを減
算した値が収容される。
【0039】図10は本実施例におけるネットワークデ
ータ収集シーケンスの例を示す図であり、従量課金値を
求める演算を除いて図8の場合と同様である。呼切断時
に発側交換機の呼処理プロセッサ3はネットワークデー
タメモリ4の内容に基づき次の演算を実施して従量課金
値を算出する。 従量課金値=平均帯域×保留時間×k−(発側通過セル
−着側通過セル)×k′ ここで、平均帯域×保留時間は網内通過セル数の想定
値、発側通過セル数−着側通過セル数は網内廃棄セル数
を意味する。また、kは1セル毎の単位料金を示す定
数、k′は1セル廃棄毎に通話料金から差し引く金額を
示す定数である。
【0040】かかる構成とすることで、ユーザに割り当
てられた帯域(=網内リソース)に応じた従量課金が可
能となると共に、網内のセル廃棄に伴って起こるサービ
ス劣化の程度に応じて通話料金を割り引くことが可能に
なるので、ユーザの通信に対して公平かつ妥当な課金を
行うことができる。
【0041】なお、上述の各実施例では、便宜上、交換
機間の一方向の通信についてのみ従量課金処理を説明し
たが、双方向通信においては各交換機はデータの通信方
向に応じて発側または着側となって相互にネットワーク
データを交換し、通常は発呼したユーザ側の交換機で従
量課金値を算出する。
【0042】また、実施例で示したATM交換機の構成
(図2と図12)は一例であって、場合に応じた変形形
態が可能である。例えば、実施例においては呼処理プロ
セッサにネットワークデータメモリが直結される構成を
示したが、各装置(UPC装置、課金装置、OAMセル
処理装置)が個別にネットワークデータメモリを備えた
構成とすることもできる。
【0043】また、上述の各実施例においては、発呼し
たユーザ側の交換機にて従量課金値を算出する構成を示
したが、着呼したユーザ側の交換機にて課金処理を行う
か、あるいは、交換機に付随しない単独の課金処理装置
を網内に配備する構成も可能である。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、ATM網の従量課金処理において、ユーザに割り当
てた網内リソースに対応した課金が可能となり、また、
網内でセル廃棄が生じたことによるユーザへのサービス
劣化を反映させた課金が可能となる。
【0045】また本発明によれば、従来はATM交換機
が従量課金処理のために具備していた課金装置が不要と
なり、それに伴い課金データを収容するメモリも不要と
なるので、ATM交換機のハードウェア規模を縮小でき
る。また、ATM網における回線インタフェースから課
金装置が削除されることで加入者系の回線インタフェー
スと中継系の回線インタフェースとが同一構成となるの
で、ハードウェアの共通化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例におけるATM交換機の構成例を示す図
である。
【図2】実施例におけるネットワークデータメモリの構
成例(その1)を示す図である。
【図3】本発明の一実施例におけるネットワークデータ
収集シーケンス例を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例におけるネットワークデー
タ収集シーケンス例を示す図である。
【図5】本発明のまた他の実施例におけるネットワーク
データ収集シーケンス例を示す図である。
【図6】本発明のまた他の実施例におけるネットワーク
データ収集シーケンス例を示す図である。
【図7】実施例におけるネットワークデータメモリの構
成例(その2)を示す図である。
【図8】本発明のまた他の実施例におけるネットワーク
データ収集シーケンス例を示す図である。
【図9】実施例におけるネットワークデータメモリの構
成例(その3)を示す図である。
【図10】本発明のまた他の実施例におけるネットワー
クデータ収集シーケンス例を示す図である。
【図11】ATM網の構成例を示す図である。
【図12】従来例および実施例におけるATM交換機の
構成例を示す図である。
【図13】従来例におけるネットワークデータメモリの
構成例を示す図である。
【図14】従来例におけるネットワークデータ収集シー
ケンス例を示す図である。
【符号の説明】
1 回線インタフェース部(加入者系) 1′ 回線インタフェース部(中継系) 11 物理インタフェース 12 UPC装置 13 課金装置 13a 網の入側(セルの発側)の課金装置 13b 網の出側(セルの着側)の課金装置 14 OAMセル処理装置 2 ATMスイッチ 3 呼処理プロセッサ 4 ネットワークデータメモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ATM網内で設定された呼について、該呼
    の設定時にユーザが通知した使用帯域申告値および該呼
    の設定から解放までの通話時間を取得し、該使用帯域申
    告値および該通話時間に基づき網内通過セル数を想定
    し、該網内通過セル数に基づき従量課金値を算出するA
    TMセル課金処理装置。
  2. 【請求項2】ATM網内で設定された呼について、伝送
    品質監視用OAMセルの監視に基づき網内通過セル数を
    求め、該網内通過セル数に基づき従量課金値を算出する
    ATMセル課金処理装置。
  3. 【請求項3】ATM網内で設定された呼について、該網
    内通過セル数に基づき算出した従量課金値を基本料金と
    し、網内廃棄セル数に対応する割引料金を該基本料金か
    ら減算することにより従量課金値を補正する請求項1ま
    たは2に記載のATMセル課金処理装置。
  4. 【請求項4】ATM網内で設定された呼について、AT
    M網から受信側端末へ流出したセル数を取得し、該流出
    セル数に基づき基本料金を算出し、網内廃棄セル数に対
    応する割引料金を該基本料金から減算することにより従
    量課金値を算出するATMセル課金処理装置。
  5. 【請求項5】ATM網内で設定された呼について、送信
    側端末からATM網へ流入したセル数とATM網から受
    信側端末へ流出したセル数とを取得し、該流入セル数か
    ら該流出セル数を減算して上記網内廃棄セル数を求める
    ようにした請求項3または4記載のATMセル課金処理
    装置。
  6. 【請求項6】ATM網内で設定された呼について、伝送
    品質監視用OAMセルの監視に基づき上記網内廃棄セル
    数を求めるようにした請求項3または4記載のATMセ
    ル課金処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7373160B2 (en) 2001-01-19 2008-05-13 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and device for indicating amounts of data in mobile networks

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