JPH09127826A - 加熱制御装置 - Google Patents

加熱制御装置

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JPH09127826A
JPH09127826A JP7285778A JP28577895A JPH09127826A JP H09127826 A JPH09127826 A JP H09127826A JP 7285778 A JP7285778 A JP 7285778A JP 28577895 A JP28577895 A JP 28577895A JP H09127826 A JPH09127826 A JP H09127826A
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JP
Japan
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heater
heating
heating source
control
control device
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Application number
JP7285778A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Machino
斉 町野
Kiyoto Toyoizumi
清人 豊泉
Masatake Takahashi
正剛 高橋
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 目標温度に制御するための適切なヒータ供給
電力を短い期間に与えることができるとともに、温度リ
ップルを従来に比して少なくすることができる加熱制御
装置の提供を課題とする。 【解決手段】 本発明に係る加熱制御装置においては、
ターゲット温度と現在の温度と現在温度の変化状態とか
らフェーズを決定し、制御の単位期間である制御ユニッ
トの数を計数するカウンタの値とフェーズの移行状態と
から制御ユニット期間長tp、メインヒータ点灯時間t
m、サブヒータ点灯時間tsとDutyNo.を決定
し、最後に制御のタイプを決定してメインヒータとサブ
ヒータとに給電を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真プリン
タなどの熱定着器を有する機器の加熱制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機、レーザ・プリンタなどに
おいては、プリント用紙にトナーを熱定着させるため
に、加熱ローラを含む定着器を備えていることは周知で
ある。この加熱ローラの温度制御に関しては、温度を検
出して加熱ヒータのON/OFFが行われるが、従来
は、加熱したいときにヒータをONさせ、そうでないと
きOFFさせるという制御方法が用いられていた。
【0003】ここで、図18に、従来の加熱ローラにお
ける故障(断線)の検知についてのタイミングチャート
を示す。
【0004】ヒータがONのとき、通電検知信号が発生
していないときにはカウンタに1が加算される。たとえ
ば、カウンタ203bが0、1、2とカウントしてい
き、カウンタ203bのカウントが2になったら、カウ
ンタ203cが1、2、3とカウントされる。そして次
に、ヒータがONになったときに、またカウンタ203
bが0、1、2とカウントし、続いてカウンタ203c
がまた、1、2、3、4とカウントしてカウンタ203
cが4をカウントした時点で故障を検知する。すなわ
ち、ヒータがON状態の場合、所定期間内に通電検知信
号が発生しないときには故障と判断されていた。またこ
のような通電検知信号の信号線についていえば、従来、
この種の熱定着装置の加熱源(ハロゲンヒータ)の異常
検出(断線)に対しては、各々について信号線が設けら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来例には以下のような問題がある。
【0006】たとえば、最近のプリンタは高速化により
ヒータの電力容量も大きくなり、それだけ速く加熱する
ことができるのだが、このためターゲット温度に対する
加熱時の温度のオーバシュートが大きく、温度リップル
が大きくなってしまう。
【0007】さらに、全体的な電力供給量を小さくする
ために、ヒータを小刻みに点灯する方式を採用した場合
には、異常状態がある程度の時間継続しなければ検知で
きない故障の場合、その時間よりヒータの点灯時間を短
くすると、例えばもし図18で、カウントが4になる前
に点灯が止まってしまうと、このような故障が検知でき
ないという問題がある。
【0008】また従来例では、複数の加熱源に対して各
々の信号線を設ける必要があり、伝達経路および制御装
置内のCPU(マイクロコンピュータ)の入力部が各々
に必要になり、それだけ、回路の複雑化と価格の増大を
招くことになる。
【0009】本発明の第1の目的は、温度リップルを従
来に比して少なくすることができる加熱制御装置を提供
することにある。
【0010】本発明の第2の目的は、1回の連続通電時
間が短い制御方式を用いた場合にも、異常状態がある程
度継続しないと検知できない故障も検知することができ
る加熱制御装置を提供することにある。
【0011】本発明の第3の目的は、加熱源の状態を検
出する検出信号を、加熱源が複数個有る場合でも1本の
信号線で伝送することができる加熱制御装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するために、本発明の第1の手段は、電子写真プリン
タ等の熱定着器の加熱源への給電を制御する加熱制御装
置において、前記加熱源に対する制御期間中、当該制御
期間を所定の単位期間に分割し、前記加熱源の現在の温
度と目標温度とに基づいて、前記単位期間毎に当該単位
期間内における前記加熱源への給電時間を定める制御手
段を具備することを特徴とする。
【0013】本発明の第2の目的を達成するために、本
発明の第2の手段は、電子写真プリンタ等の熱定着器の
加熱源への給電を制御する加熱制御装置において、所定
の期間内における前記加熱源の異常発生回数を計数し、
当該計数値を保存する計数値保存手段と、前記所定の期
間内における前記加熱源の異常発生回数を計数し、当該
計数値と、前記計数値保存手段に保存されている前回の
所定の期間内における計数値とを加算し、当該加算結果
が所定値になった時点で前記加熱源を故障と判定する判
定手段とを具備することを特徴とする。
【0014】本発明の第3の目的を達成するために、本
発明の第3の手段は、電子写真プリンタ等の熱定着器の
複数個の加熱源への給電を制御する加熱制御装置におい
て、前記加熱源のそれぞれの通電状態を検出して検出信
号を出力する複数個の通電検出手段と、当該複数個の通
電検出手段からの複数個の前記検出信号を加算する加算
手段と、該加算手段の出力から前記加熱源の異常を検知
する異常検知手段とを具備することを特徴とする。
【0015】さらに、本発明の第4の手段は、本発明の
第3の手段において、前記通電検出手段はカレント・ト
ランスとコンパレータとにより構成され、前記検出信号
は前記コンパレータから出力されるパルス信号であり、
前記加算手段はアンド回路であることを特徴とする。
【0016】本発明の第1の手段によれば、制御期間を
所定の単位時間に区切って、そのなかでの点灯デューテ
ィを可変とする制御手段が設けられているために、ター
ゲット温度に制御するための適切なヒータ供給電力を、
短い期間において与えるということができ、温度リップ
ルを非常に少なくすることができる。
【0017】また、本発明の第2の手段によれば、異常
状態の継続を記憶する計数値保存手段が設けられている
ために、異常状態がある程度継続しないと検知できない
故障の場合でも確実に検知することができる。
【0018】また、本発明の第3の手段によれば、ヒー
タが複数ある場合でも1本の信号線で各々のヒータの通
電状態を入力することができるために、ヒータの本数に
比例してコストが増大することを防ぐことができる。す
なわち、各々の信号を合成(加算)する加算手段を設け
ることにより、伝達経路およびCPU(マイクロコンピ
ュータ)の入力部の必要数を削減し、その費用を最小限
にすることができるとともに、パルス信号を交互に合成
することにより、故障したヒータを特定区別することも
可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【0020】(実施形態1)図1は、本発明に係る加熱
制御装置を有するプリンタの用紙搬送経路を示す図であ
る。101は内部カセット給紙経路、102は内部カセ
ット給紙ローラである。103は搬送センサであり、給
紙された用紙の通過を検知する。104は搬送ローラで
あり、用紙をさらにレジスト前へと搬送する。105は
搬送方向と垂直の方向(水平方向)のレジストをとる横
レジ可動板であり、用紙を左右から挟むように2枚あ
る。106は、レジスト・ローラ対107前でループを
形成するタイミングを計るためのレジスト前センサであ
る。108は搬送機能を兼ねた定着ローラ対、109は
用紙を反転機構または排紙機構へと振り分けるフラッパ
である。110は反転ローラであり、用紙を経路111
へ送っているときに、反転センサ112により用紙後端
を検出したなら、用紙搬送方向を反対方向に切り換えて
反転機構搬送ローラ113へと用紙を送るものである。
反転機構搬送経路114に来た用紙は再給紙ローラ11
5により再び、搬送センサ103以降の経路を搬送され
るが、今度はフラッパ109により排紙経路116へと
振り分けられる。
【0021】図2は、本発明に係る加熱制御装置を有す
るプリンタの制御を受け持つ電気回路の構成を示すブロ
ック図である。
【0022】図2(a)で、201はCPU、202は
制御プログラムを格納したROM、203は作業用RA
M、204は定着器温度などのアナログ量を入力するた
めのA−D変換回路、205は外部の素子を制御するた
めのアナログ信号を出力するためのD−A変換回路、2
06は定着ヒータ・ドライブ回路である。207はその
他の機構を示すものである。
【0023】このプリンタは熱定着方式であり、ヒータ
がメイン/サブの2本あり、fsr1d/fsr2dが
それぞれのドライブ信号線である。thrmは定着器の
温度センサであるサーミスタと所定値の抵抗との分圧レ
ベルを入力するアナログ信号線である。
【0024】図2(b)は、RAM203内で特に本発
明に関わるデータの記憶領域を示したものである。
【0025】本実施形態1のプリント温度定常制御は、
ヒステリシスをもっている。このため、温度制御は以下
の4つのフェーズに分けて行われる。
【0026】Phase L(Low:ターゲット温度
以下) Phase R(Raise up:ヒステリシス内上
昇中) Phase H(High:ターゲット温度+ヒステリ
シス超過) Phase F(Fall down:ヒステリシス内
下降中) また、これらの4つのフェーズは、制御ユニット(所定
期間で区切られた定着ヒータ制御の時間の単位)毎に確
定され、図9の例のように移行し、それぞれの時点で2
03eに“Phase”としてストアされる。
【0027】図10は、制御ユニットにおける温度制御
の2つのタイプを示している。tpは制御ユニット期間
長、tmはメインヒータ点灯時間、tsはサブヒータ点
灯時間である。type1ではtmをスタートからと
り、そしてtsをエンドからとる。また、type2は
tmをエンドからとり、そしてtsをスタートからと
る。以上の2つのタイプのうちどのタイプで制御するか
は203fに“type”としてストアされる。
【0028】次に図11〜図14に従って本実施形態に
おけるヒータ制御手順を説明する。
【0029】図11はプリント時、定着ローラ温度が立
ち上がった後、定常状態に制御する手順を示すフローチ
ャートである。
【0030】ここで、本実施形態では、 ターゲット温度:プリント温度(190℃または195
℃) ヒステリシス :2℃ としてある。
【0031】まず、ヒータ制御ユニットの数を数えるカ
ウンタ203dを“0”にクリアする(ステップS11
01)。
【0032】次に図13に示すように、現在のフェーズ
とサーミスタ温度に従い、フェーズの移行とカウンタ2
03dの操作とを行う(ステップS1102)。
【0033】次に下記の処理(1)と図12に従いメイ
ン/サブ・ヒータ点灯デューティtm/ts、ヒータ制
御ユニット期間長tpとを決定する(ステップS110
3)。
【0034】処理(1):下記の制御ユニット(M,
S,P)のM,S,Pはそれぞれtm,ts,tpを示
す。この処理ではM,Sは図12に従う。
【0035】Phase F:制御ユニット(M,S,
500ms) Phase L:制御ユニット(M,S,500ms) 以上の2つのフェーズについては、他PhaseからP
hase Lに移行したとき、または制御ユニットを2
カウントする毎にDuty No.をインクリメントす
る(図14)。
【0036】このカウンタ203dの値は他Phase
からPhase Lに移行したときにリセットされる。
【0037】Phase R:制御ユニット(M,S,
500ms) Phase H:制御ユニット(M,S,800ms) 以上の2つのフェーズについては、他PhaseからP
hase Hに移行したとき、または制御ユニットを1
カウントする毎にDuty No.をデクリメントする
(図14)。
【0038】このカウンタ203dの値は他Phase
からPhase Hに移行したときにリセットされる。
【0039】処理(1)は以上のようにして行われる。
【0040】次にステップS1104の説明をする。
【0041】制御ユニットを接続するとき、前の制御ユ
ニットの終わり方と次の制御ユニットのそれぞれのヒー
タの点灯デューティに従い、次の制御ユニットのタイプ
を選択する。ここで、次の制御ユニットで両ヒータのO
FFからONへと変化するタイミングが近接している場
合には、両ヒータのデューティはそのままとし、制御ユ
ニットの期間長を延長する。
【0042】具体的には以下のルールでタイプの選択や
制御ユニットの期間長を延長する。
【0043】1)前の制御ユニットで、両ヒータが共に
OFFで終わった場合。
【0044】以下の順で、次の制御ユニットの制御ユニ
ット期間長tp、メインヒータ点灯時間tm、サブヒー
タ点灯時間tsを思考し、該当する条件でタイプを決定
する。
【0045】 1−1)メインヒータ点灯時間が、0msである。 →Type1 1−2)サブヒータ点灯時間が、0msである。 →Type2 1−3)メインヒータ点灯時間と制御ユニット期間長との差が、 100ms以上である。 →Type2 1−4)サブヒータ点灯時間と制御ユニット期間長との差が、 100ms以上である。 →Type1 1−5)上記以外。 →Type1 /制御ユニット期間長を100ms延長する。
【0046】 2)前制御で、メインヒータがOFF、サブヒータがON、 で終わった場合。 →Type2 3)前制御で、メインヒータがON、サブヒータがOFF、 で終わった場合。 →Type1 4)前制御で、量ヒータが共にON、で終わった場合。
【0047】 4−1)メインヒータ点灯時間が、0msまたは制御ユニット期間長と同じ である。 →Type2 4−2)上記以外。 →Type1 このようにしてステップS1104の処理が行われる。
【0048】以上のステップで温度制御に必要なデータ
tm,ts,tp,typeが確定されたので、デュー
ティ制御に移行する。
【0049】ステップS1105ではタイプを判断す
る。以下、type1と判断された場合について説明す
る。
【0050】まず処理の便宜上、tsに制御ユニット中
サブヒータがOFFの時間をセットする(ステップS1
106)。
【0051】tmもtsも0msでないなら(ステップ
S1107)、短いほうの時間だけメインヒータ:O
N、サブヒータ:OFFとする(ステップS110
8)。
【0052】tmがtsより短いなら(ステップS11
09)、その差の時間だけメイン/サブともにヒータを
OFFする(ステップS1110)。
【0053】tmがtsより長いなら(ステップS11
11)、その差の時間だけメイン/サブともにヒータを
ONする(ステップS1112)。
【0054】tmもtsもtpより短いなら(ステップ
S1113)、tmとtsの長いほうとtpとの差の時
間だけメインヒータ:OFF、サブヒータ:ONとする
(ステップS1114)。
【0055】ここで、ステップS1105でtype2
と判断された場合には、以上説明したステップS110
6〜S1114においてメインヒータとサブヒータの立
場を全く逆にした制御を行う(ステップS1115〜S
1123)。
【0056】以上のような手順に従って行われるプリン
ト温度定常制御の全体的なタイムチャートを図14に示
す。
【0057】(実施形態2)以上説明した実施形態1で
は、Phase HでDuty No.をデクリメント
しすぎると、Phase Lでなかなか所望の値に復帰
しにくいという欠点がある。また、図12には正常な状
態でのプリンタの使用を考慮したデータが示されている
が、事故的な要因で異常に高温になってしまった場合、
実施形態1では完全に点灯時間を0msにすることがで
きないので、さらに危険な温度まで定着ローラを加熱し
かねない。従って、本実施形態では、ターゲット温度+
5℃となった場合には、完全に点灯時間を0msとする
ようにした。なおこのときDuty No.を小さくし
すぎないようにデクリメントする処理はしない(図1
5)。
【0058】このような実施形態2による温度定常制御
の全体的なタイムチャートを図16に示す。
【0059】(実施形態3)次に本発明に係る故障検知
について説明する。
【0060】図3は、加熱源の電流検出回路の基本部分
を示す概略ブロック図であり、301はハロゲンヒー
タ、310はリレー駆動・保護回路、320は点灯回
路、330は通電状態を検出する電流検出・検出信号発
生回路である。
【0061】図4は電流検出・検出信号発生部330の
各部の信号および発生電圧波形を示す波形図である。
【0062】リレードライブ信号RLDをTRUEと
し、リレー311をオンし、ヒータドライブ信号fsr
dをTRUEとしてトライアック321をオンさせてハ
ロゲンヒータ301を点灯させる。カレントトランス3
31の2次側の抵抗332より発生する電圧Vctは、
電圧Vbを中心とした交流電圧VACと相似な電圧波形
となる。
【0063】抵抗333,334,335,336によ
り分圧された電圧Vs11,Vs12によって、コンパ
レータ337から電圧信号Vctuが、コンパレータ3
38から電圧信号Vctdが発生する。信号Vctd,
Vctuを合成し信号fsrctを出力する。
【0064】図3の回路では、ヒータ電流検出信号fs
rctをトライアックのショート故障時の保護回路の動
作信号として使用している。この保護回路は図3のリレ
ー駆動・保護回路310で示す通り、ヒータ電流検出信
号fsrctを反転させ、ハロゲンヒータ301の通電
時にトランジスタ314をオンさせ、コンデンサ317
に充電し、トランジスタ315をオンさせ、トランジス
タ313をオフさせることによりリレー311をオフさ
せる。
【0065】ヒータドライブ信号fsrdがTRUEの
場合、トランジスタ316がオンし、コンデンサ317
は充電させずにリレー311がオンの状態を確保し、ヒ
ータドライブ信号fsrdがFLASEのときにヒータ
電流検出信号fsrctがFLASEとなるとリレー3
11をオフし、トライアック321のショート故障時の
安全性を確保している。
【0066】ハロゲンヒータが複数の場合、このような
回路とヒータ電流検出信号fsrctとが複数個必要に
なる。そして、ヒータ電流検出信号fsrctをCPU
(マイクロコンピュータ)(不図示)に入力し、ヒータ
ドライブ信号fsrdがTRUE、かつ、リレードライ
ブ信号RLDがTRUEのときに電流検出信号fsrc
tがTRUEの場合、トライアック321またはヒータ
301がオープン故障と判断することができる。
【0067】ここで図5に、ハロゲンヒータが複数(2
個)の場合の故障検出部の構成を示す。
【0068】図6は、図5に示した回路の各部の波形を
示す波形図である。
【0069】ヒータ401の通電時のカレントトランス
の出力波形の基準電圧Vbの下側に発生する電圧による
信号Vctd1と、ヒータ402通電時のカレントトラ
ンスの出力波形の基準電圧Vbの上側に発生する電圧に
よる信号Vctu2をアンド回路414で合成すること
により、2つのヒータ電流検出信号fsrct1,fs
rct2を一つの信号Fsrctにし、CPU(マイク
ロコンピュータ)への伝達経路を増やすことなく、CP
Uへの信号伝送を行うことができる(図19参照。図1
9はFsrct以外、図2と同じである)。ここで、ヒ
ータ401とヒータ402に対する電流検出信号Fsr
ctのパルスは、2つのヒータが同時点灯の場合も、重
なることはない。このようにして電流検出信号Fsrc
tとヒータドライブ信号fsr1d,fsr2dを用い
ることによってCPUによるヒータの判別およびその異
常状態(断線)の検出が可能となる。
【0070】図7,図8は、本発明に係るプリンタなど
の電子写真装置におけるヒータの故障検知の手順を示し
たフローチャートである。
【0071】図7に示したプログラムは1msごとに起
動されるヒータの通電状況を検知する割り込みルーチン
である。
【0072】まず、ステップS701で検知信号がON
かどうかみる。検知信号がOFFの場合は、ステップS
702に進む。検知信号がONの場合は、ステップS7
06に進む。
【0073】ステップS702では、カウンタ203a
が0より大きいかどうかみる。カウンタ203aが0よ
り大きくない場合は、このルーチンからリターンする。
カウンタ203aが0より大きい場合は、ステップS7
03に進んでカウンタ203aから1減算してステップ
S704に進む。
【0074】ステップS704では、カウンタ203a
が0かどうかみる。カウンタ203aが0でない場合
は、このルーチンからリターンする。カンタ203aが
0の場合は、検知フラグ(fl_ht_crtn:図示
せず)をリセットし、このルーチンからリターンする。
【0075】ステップS706では、カウンタ203a
が20より小さいかどうかをみる。カウンタ203aが
20より小さくない場合は、このルーチンからリターン
する。カウンタ203aが20より小さい場合は、ステ
ップS707に進んでカウンタS203aに11を加算
してステップS708に進む。
【0076】ステップS708では、カウンタ203a
が20以上かどうかみる。カウンタ203aが20以上
でない場合は、このルーチンからリターンする。カウン
タ203aが20以上の場合は、ステップS709に進
んでカウンタ203aを20にしてステップS710に
進み検知フラグをセットする。そして、このルーチンか
らリターンする。
【0077】図8はポーリングで15ms毎に起動され
るヒータの故障を検知するルーチンである。まず、ステ
ップS801では、ヒータがONしているかをみる。ヒ
ータがOFFの場合は、このルーチンからリターンす
る。ヒータがONの場合は、ステップS802に進む。
【0078】ステップS802では、前回もヒータがO
Nだったかどうかみる。前回でONでなければ、ステッ
プS803に進んでカウンタ203bを0にし、このル
ーチンからリターンする。前回もヒータがONであれば
ステップS804に進む。
【0079】ステップS804では、カウンタ203b
が2より小さいかどうかみる。カウンタ203bが2よ
り小さい場合は、ステップS805に進んでカウンタ2
03bに1加算し、このルーチンからリターンする。カ
ウンタ203bが2より小さくなければステップS80
6に進む。
【0080】ステップS806では、図7に示したプロ
グラムにおいて操作した検知フラグ(fl_ht_cr
tn)がセットかリセットかをみる。検知フラグがセッ
トされているならステップS807に進んでカウンタ2
03cを0にし、このルーチンからリターンする。検知
フラグがリセットであるなら、ステップS808に進
む。
【0081】ステップS808では、カウンタ203c
が4より小さいかどうかみる。カウンタ203cが4よ
り小さい場合は、ステップS809に進んでカンタ20
3cに1加算し、このルーチンからリターンする。カウ
ンタ203cが4より小さくない場合は、ステップS8
10に進み、ヒータ故障と判断する。
【0082】以上、図7,図8のフローチャートに示さ
れた手順によりヒータ故障(断線)を判断する。
【0083】図17に、図7,図8のフローチャートに
示された手順により故障検知したときのタイムチャート
を示す。たとえば、ヒータがON状態(fsrld:O
N)で、通電検知信号が発生していないとき(fsrc
t:OFF)には、カウンタ203bが0、1、2とカ
ウントし、カウンタ203bのカウントが2になった
ら、カウント203cが1、2、3とカウントされ、ヒ
ータがOFFとなってもこのときのカウントを記憶して
おき、次にヒータがONとなると、カウンタ203bが
また、0、1、2とカウントされ、カウンタ203cが
前回記憶したカウントの次の数からカウントし、4をカ
ウントして故障を検出する。
【0084】以上のようにすれば、ヒータの連続点灯時
間が短いデューティ制御を行った場合にも、確実にその
故障を検出することができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような効果がある。
【0086】定着ヒータ制御を短い所定期間で区切っ
て、そのなかでの点灯デューティを可変とする構成にし
たので、ターゲット温度に制御するための適切なヒータ
供給電力を、短い期間において与えるということができ
る。そのため本発明では、温度リップルを非常に少なく
することができる。
【0087】さらに、異常状態がある程度継続しないと
検知できないような故障に対しては、異常状態を継続し
て記憶するカウンタが設けてあるために、このような故
障でも確実に検知することができる。
【0088】また、加熱源(例えば、ハロゲンヒータ)
が複数ある場合にも、各ヒータの駆動電流の検出信号を
一つの信号に合成する手段を設けることによって、信号
の数を削減しながらもヒータの区別は可能とし、伝達経
路の複雑化、価格のアップを抑えることを実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの用紙搬送経路を示す説
明図である。
【図2】本発明に係るプリンタの電気回路の構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明の実施形態3に係る1つの加熱源の電流
検出回路の構成を示す回路図である。
【図4】図3の各部の波形を示す波形図である。
【図5】本発明の実施形態3に係る2つの加熱源の電流
検出回路の構成を示す回路図である。
【図6】図5の各部の波形を示す波形図である。
【図7】本発明に係るヒータの通電状況を検知する手順
を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係るヒータ断線を検知する手順を示す
フローチャートである。
【図9】本発明の実施形態1における定着器温度制御の
フェーズの変化を示すタイムチャートである。
【図10】本発明の実施形態1の定着器温度制御の制御
ユニットのタイプを示す説明図である。
【図11】本発明の実施形態1のプリント温度定常制御
の手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態1の用紙グループ別のヒー
タ点灯デューティ可変制御に必要なデータの対応を示す
説明図である。
【図13】本発明の実施形態1のプリント温度定常制御
におけるフェーズ別の処理を示す説明図である。
【図14】本発明の実施形態1のプリント温度定常制御
の全体を示すタイムチャートである。
【図15】本発明の実施形態2のプリント温度定常制御
におけるフェーズ別の処理を示す説明図である。
【図16】本発明の実施形態2のプリント温度定常制御
の全体を示すタイムチャートである。
【図17】本発明の実施形態3における定着ヒータ断線
検知の様子を示すタイムチャートである。
【図18】従来例における定着ヒータ断線検知の様子を
示すタイムチャートである。
【図19】本発明の実施形態3に係るプリンタの電気回
路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
201 CPU 203 RAM 206 定着ヒータ・ドライブ回路 300,400 定着器 301,401,402 ハロゲンヒータ 302,403 サーミスタ 303,404 定着ローラ 310 リレー駆動・保護回路 320,410,411 ヒータドライブ回路 330,412,413 電流検出・検出信号発生回路 414 アンド回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真プリンタ等の熱定着器の加熱源
    への給電を制御する加熱制御装置において、 前記加熱源に対する制御期間中、当該制御期間を所定の
    単位期間に分割し、前記加熱源の現在の温度と目標温度
    とに基づいて、前記単位期間毎に当該単位期間内におけ
    る前記加熱源への給電時間を定める制御手段を具備する
    ことを特徴とする加熱制御装置。
  2. 【請求項2】 電子写真プリンタ等の熱定着器の加熱源
    への給電を制御する加熱制御装置において、 所定の期間内における前記加熱源の異常発生回数を計数
    し、当該計数値を保存する計数値保存手段と、 前記所定の期間内における前記加熱源の異常発生回数を
    計数し、当該計数値と、前記計数値保存手段に保存され
    ている前回の所定の期間内における計数値とを加算し、
    当該加算結果が所定値になった時点で前記加熱源を故障
    と判定する判定手段とを具備することを特徴とする加熱
    制御装置。
  3. 【請求項3】 電子写真プリンタ等の熱定着器の複数個
    の加熱源への給電を制御する加熱制御装置において、 前記加熱源のそれぞれの通電状態を検出して検出信号を
    出力する複数個の通電検出手段と、 当該複数個の通電検出手段からの複数個の前記検出信号
    を加算する加算手段と、 該加算手段の出力から前記加熱源の異常を検知する異常
    検知手段とを具備することを特徴とする加熱制御装置。
  4. 【請求項4】 前記通電検出手段はカレント・トランス
    とコンパレータとにより構成され、前記検出信号は前記
    コンパレータから出力されるパルス信号であり、前記加
    算手段はアンド回路であることを特徴とする請求項3に
    記載の加熱制御装置。
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