JPH09126938A - 施工体の漏水外傷箇所検知方法とそれに使用する吸水膨潤機能材 - Google Patents

施工体の漏水外傷箇所検知方法とそれに使用する吸水膨潤機能材

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JPH09126938A
JPH09126938A JP28219095A JP28219095A JPH09126938A JP H09126938 A JPH09126938 A JP H09126938A JP 28219095 A JP28219095 A JP 28219095A JP 28219095 A JP28219095 A JP 28219095A JP H09126938 A JPH09126938 A JP H09126938A
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swelling
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absorbing
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Hideaki Ikebe
英明 池辺
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FUKUOKA CLOTH KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工体の漏水外傷欠陥を早期に、且つ、簡単
に検知できる手段を見いだすこと。 【解決手段】 漏水外傷が予想される施工体の下面に吸
水膨潤機能を有する吸水膨潤機能材を配置し、同施工体
の外傷発生によって施工体の外傷箇所から漏出あるいは
浸入した水分により、この吸水膨潤機能材を膨潤せし
め、破損箇所におけるこの膨潤した吸水膨潤機能材の滲
出状態を確認する。吸水膨潤機能材は、基本的には可撓
性バインダー、吸水により体積が自重の数10倍から数
100倍以上に膨潤する吸水性ポリマー粉末、充填材、
可塑剤、分散剤、酸化防止剤よりなり、さらに、これに
漏水外傷箇所の発見を容易にする着色剤または蛍光顔
料、光を散乱する物質の1種乃至2種以上を添加した組
成物をシート状としたり、さらに、このシート状材を吸
水繊維を含有するシート状物からなる基材の片面または
両面に張り合わせた、ペースト状あるいは溶液状にして
塗布したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル屋上や外壁・
家屋の屋根あるいは地下床面のような建築施工体、その
他、橋梁、屋外配管のような種々の施工体における外傷
欠陥による漏水箇所の検知に関する。
【0002】
【従来の技術】このような施工体の漏水外傷欠陥箇所の
検知手段としては、直接手で触ったり、目視により探す
方法の他、検知対象物によっては種々の検知方法が採用
されている。例えば、建築物、橋梁の場合には、漏水外
傷欠陥の可能性がある表面に化学物質を流して化学物質
の滲み出しによって検知する方法、配管材の場合には、
漏水出口より石鹸水を強制的に圧送し漏水箇所の泡立ち
により外傷欠陥箇所を発見する方法がある。
【0003】しかしながら、従来の種々の施工体におけ
る漏水外傷箇所検知は、一般に、漏水外傷欠陥による雨
漏り等の現象が発生したのちに発見されるため、発見時
には、外傷欠陥発生場所のみでなく、その周囲の広範に
わたる場所が雨水等で既に侵食されてしまっており、そ
の改修に多大の費用を要するという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明において解決し
ようとする課題は、かかる施工体の漏水外傷欠陥を早期
に、且つ、簡単に検知できる手段を見いだすことにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の漏水外傷箇所検
知方法は、漏水外傷が予想される施工体の下面に吸水膨
潤機能を有する吸水膨潤機能材を配置し、同施工体の外
傷発生によって施工体の外傷箇所から漏出あるいは浸入
した水分により、この吸水膨潤機能材を膨潤せしめ、破
損箇所におけるこの膨潤した吸水膨潤機能材の滲出状態
を確認することを特徴とする。
【0006】本発明の漏水外傷箇所検知に用いる吸水膨
潤機能材は、基本的には可撓性バインダー、吸水により
体積が自重の数10倍から数100倍以上に膨潤する吸
水性ポリマー粉末、充填材、可塑剤、分散剤、酸化防止
剤よりなり、さらに、これに漏水外傷箇所の発見を容易
にする着色剤または蛍光顔料、光を散乱する物質の1種
乃至2種以上を添加した組成物をシート状としたり、さ
らに、このシート状材を吸水繊維を含有するシート状物
からなる基材の片面または両面に張り合わせた、ペース
ト状あるいは溶液状にして塗布したものである。
【0007】本発明の吸水膨潤機能材は、外傷の発生が
予想される施工体の下面に配置される。施工体表面に外
傷が発生すると、この外傷箇所からの浸水を施工体の下
面に配置した吸水膨潤機能材が吸水して膨潤し、膨潤し
た機能材が外傷箇所表面から溢れ出る。しかも、外傷箇
所から溢れ出た滲出物は、降雨のような施工体表面の流
水によっても容易には洗い流されないので、定期点検時
は勿論、通常時にも素人でも外傷箇所を容易に発見でき
る。これによって、外傷箇所が確実に滲出物により明確
に表示されることになるので、外傷箇所が拡大する以前
に発見できる。
【0008】加えて、施工体の新規施工完了後の完成検
査時、施工体の表面に水をかけ、暫く放置し、水膨潤機
能材が吸水・膨潤して施工体表面から滲出するか否かを
確認することにより施工が完全であったか否かを確認す
るのにも使用できる。
【0009】さらには、本発明の吸水膨潤機能材は、外
傷箇所範囲が極めて小さい間は、吸水により膨潤した機
能材が、外傷箇所を塞ぎ水の侵入を防止する機能を持
つ。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の吸水膨潤機能材の組成物
に使用される可撓性バインダーは、水に不溶であり、後
記の吸水性ポリマー粉末やその他の粉末を固定する結合
剤である。可撓性バインダーとしては、例えばポリブタ
ジエンゴム、ポリイソブチレンゴム、スチレン−ブタジ
エン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体ゴム、クロロプレンゴム、エチレン−プロピレン共
重合体ゴム、ブチルゴム、エピクロルヒドリンゴム、弗
素ゴム、シリコンゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム、
多硫化ゴム、水添スチレン−ブタジエン−スチレンブロ
ック共重合体ゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−アクリル酸共重合体、クロロスルフォン化ポリ
エチレン等の合成ゴムまたは合成樹脂が挙げられるが、
吸水膨潤機能材の長期寿命を考慮すると耐久性に優れる
低不飽和の合成ゴムまたは合成樹脂が好ましい。また、
組成物中の可撓性バインダーの配合割合は、10〜50
重量%が好ましく、バインダー量が少なすぎると吸水性
ポリマー粉末やその他の粉末を組成物中に固定できず、
またバインダーが多すぎると吸水速度を著しく低下さ
せ、水分により膨潤するのに時間がかかる。
【0011】本発明の吸水膨潤機能材の組成物に用いる
吸水性ポリマー粉末は、施工体の漏水外傷箇所から侵入
する水により体積が自重の数10倍から数100倍以上
まで膨潤することにより、吸水膨潤機能材シートを施工
体の外傷箇所から溢れ出させる役目を果たすものであ
り、例えばデンプン−アクリロニトリル共重合体の加水
分解物、デンプン−アクリル酸グラフト共重合体、セル
ローズ−ポリアクリルニトリルグラフト物の加水分解
物、ポリアクリル酸ソーダ架橋物、メチルメタクリル酸
−酢酸ビニル共重合体の加水分解物、ポリビニルアルコ
ール架橋重合物、ポリアクリロニトリル架橋体重合物、
ポリエチレンオキシド架橋体重合物、ポリアクリルアミ
ド架橋重合物、アクリルアミド−アクリル酸架橋共重合
物、スルホアルキル(メタ)アクリレート−アクリル酸
架橋共重合物、イソブチレン−無水マレイン酸架橋共重
合物等が挙げられるが、長期寿命の観点からはデンプン
系やセルローズ系は好ましくない。該組成物中の吸水性
ポリマー粉末の配合割合は、20〜60重量%が好まし
く、吸水ポリマーが少なすぎると水分による膨潤が不十
分であり、また多すぎると膨潤が大となりすぎ降雨等で
滲出したシートが洗い流されやすくなる。
【0012】この組成物に用いる充填剤は、可撓性バイ
ンダーを補強する役目をすると同時に安価にするもので
あり、例えば炭酸カルシウム、クレー、タルク、亜鉛
華、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の水に
難溶の無機化合物を使用できる。この無機化合物には、
吸水膨潤機能材の組成物の内部への水の侵入を容易にし
吸水性ポリマーの膨潤を早める効果もある。
【0013】該組成物に用いる可塑剤は、組成物にさら
なる可撓性を付与するために添加されるものであり、例
えばDOP、プロセスオイル、低分子量のポリブテンや
ポリイソブチレン等が挙げられる。その配合割合は、用
途に応じて要求されるシート状物の可撓性により調節さ
れる。
【0014】また、分散剤は、可撓性バインダー中への
吸水性ポリマー粉末や充填材の分散を助けると共に、組
成物の加工機械の金属表面に対する摩擦抵抗を減少させ
て粘着を防ぎ、加工を容易にするために添加されるもの
である。分散剤としては、例えばステアリン酸等の脂肪
酸またはそれらの金属塩等が挙げられる。
【0015】さらに、組成物に用いる酸化防止剤は、建
築施工体の耐用年数が非常に長いことから、可撓性バイ
ンダーの劣化を防止するために添加されるもので、アミ
ン系またはフェノール系の周知の酸化防止剤の中からバ
インダーの種類に応じて好適なものが選ばれる。
【0016】着色剤は、吸水膨潤機能材シートが水分を
吸水して膨潤し施工体の漏水外傷箇所から溢れ出したも
のの色調が施工体に較べて派手であれば、外傷箇所の発
見が容易となることから、組成物を着色させるために添
加される。着色剤としては、ライトグリーン、レッド、
ピンク、オレンジ、イエロー等の有機顔料または無機顔
料が好適である。
【0017】また、着色剤として蛍光顔料を使用する
と、顔料自身が発光する性質を持っていることから、夜
間でも外傷箇所の発見が容易になる。蛍光顔料として
は、例えば硫化亜鉛、珪酸亜鉛、硫化亜鉛カドミウム、
硫化カルシウム、硫化ストロンチウム、タングステン酸
カルシウム等の無機系または蛍光性染料の合成樹脂固溶
体や顔料色素タイプの有機系顔料を使用できる。更に、
通常は無色であるが、紫外線照射により発色するような
蛍光顔料、例えば珪酸アルミニウム等も使用できる。
【0018】また、吸水膨潤機能材には、光を散乱する
物質も添加配合することができ、これを配合した組成物
は水分を吸水して膨潤し漏水外傷箇所表面から溢れ出た
ものが光を乱反射してキラキラ輝くため、外傷箇所の発
見が容易になる。光を散乱する物質としては、例えばガ
ラスビーズ、微粉砕したガラス粉末、金属箔フレーク、
金属蒸着フィルムフレーク、マイカ等がある。
【0019】さらに、吸水膨潤機能材がガラス粉末等の
光を乱反射する物質を含んでいると、太陽光や懐中電灯
等の光でキラキラ輝くことから、破損箇所の発見が容易
となる。また、蛍光顔料を含んでいると、損傷箇所表面
から溢れ出た吸水膨潤材が蛍光を発するため発見が夜間
でも容易になる。
【0020】本発明の吸水膨潤機能材は、例えばバンバ
リーミキサー、加圧ニーダー、オープンロールによって
可撓性バインダー、吸水性ポリマー粉末、充填材、可塑
剤、分散材、酸化防止剤、着色剤、蛍光顔料、光を散乱
する物質を混合・混練して製造される。これらの混合・
混練された組成物は押出し機、カレンダー機等でシーテ
ィングされ、シート状物に加工される。シートの厚さ
は、0.2mm〜2mmが好適であり、0.2mm未満
では膨潤時に施工体の外傷箇所から溢れ出る量が少なす
ぎて外傷箇所の発見が困難であり、2mmを超えると溢
れ出る量が多すぎて経済的に不利である。
【0021】本発明の組成物のシート状物は、補強せず
単体でも使用できるが、使用個所によっては機械的強度
を要求されるので該シートを補強するための基材と併用
できる。基材としては、ポリエステル、ナイロン、ビニ
ロン、ポリプロピレン、ポリエチレン等の材質よりなる
織布、不織布、割布、積層物等を使用できる。その場
合、組成物は例えばカレンダー機でシーティングしなが
ら基材の片面または両面に張り合わされる。また、組成
物を有機溶剤、例えば脂肪族または芳香族炭化水素類、
ケトン類、エステル類、エーテル類に溶解して塗料と
し、基材の片面または両面に塗布・乾燥してシート状物
に加工できる。
【0022】吸水膨潤機能材の使用形態としては、シー
ト状物以外に成形物等のものも可能であるが、とくに、
シート状物で、且つ水を吸水して膨潤し施工体の漏水外
傷箇所表面から滲出しても降雨等で滲出物が洗い流され
ない組成物よりなるシートが建築施工体等への配置上か
らも、また製造上からも有利である。
【0023】
【実施例】本発明の施工体の漏水外傷欠陥箇所検知方法
は、施工体1の下面にシート状の吸水膨潤機能材2を配
置してある(a)、施工体表面に外傷箇所3が発生する
と、外傷箇所から侵入してくる水を該吸水膨潤機能材が
吸水して膨潤し、外傷箇所範囲が非常に狭いと該吸水膨
潤機能材が外傷箇所を塞ぎ水の侵入を防止する(b)と
いう修復機能を持つと共に、外傷箇所範囲が広がると該
吸水膨潤機能材が外傷箇所表面から溢れ出て非常に目立
つ滲出物4を形成し外傷箇所の発見を容易とする(c)
検知機能を持っている。しかも外傷箇所から溢れ出た滲
出物4は、降雨等で容易に洗い流されないので、定期点
検時は勿論通常時にも素人でも外傷箇所を容易に発見で
きる。また、外傷欠陥箇所が従来のように非常に拡大す
る以前に発見でき、更に、外傷箇所が確実に滲出物によ
り表示され明確になるので、施工体を広範囲に渡って改
修する必要がなく経済的に非常に有利である。加えて、
施工体の新規施工完了後の完成検査時、施工体の表面に
水をかけ、暫く放置し、水膨潤機能材が吸水・膨潤して
施工体表面から滲出するか否かを確認することにより施
工が完全であったか否かを確認するのにも使用できる。
【0024】施工体としてビル屋上のひび割れによる漏
水箇所の検知に本発明を適用した実施例について説明す
る。
【0025】図1は、吸水膨潤機能材として、合成ゴム
やアスファルトよりなるルーフィング材1の下面に本発
明のシート状吸水膨潤機能材2を配置した状態を示す。
【0026】ここで使用した吸水膨潤機能材組成物の配
合を表1に示す。表1に示す配合を有する組成物原料を
オープンロールで混練し、これをカレンダー機でシーテ
ィングして厚さ2mmのシート状吸水膨潤機能材を得
た。これをルーフィング材1の下面に配置した。
【0027】ルーフィング材1に強制的にひび割れを入
れ、12時間シャワーにて水をひび割れ外傷箇所付近に
散布した所、ルーフィング材の下面に配置された吸水膨
潤機能材2が水を吸水して膨潤しひび割れ外傷箇所から
滲出物を溢れ出させた。
【0028】その状態を図2に示す。割れが極めて小さ
いところでは、機能材2が吸水膨潤して、外傷箇所3を
塞いだ状態にあった。また、比較的大きい割れの箇所で
は、吸水膨潤した機能材2から滲出物4が外面に現出し
ていた。このひび割れ外傷箇所から10m離れた位置か
ら滲出物を目視で観察しひび割れ外傷箇所の検知が容易
にできるか否かを調べた。暗闇の夜間、ルーフィング材
表面のひび割れ外傷箇所にサーチラィトで可視光線又は
紫外線を照射しひび割れ外傷箇所が目視で検知できるか
どうかを調べた。
【0029】同様にして、表1に示す比較例としてEP
Tを有機溶剤としてのトルエンに溶解して得た塗料を不
織布の表面に塗布して、外形が実施例と同じものを作成
し、上記の実施例と同様に配置して同じ試験を行なっ
た。
【0030】これらの観察結果を表2に示す。
【0031】
【表1】
【表2】 表1に示す本発明の実施例1および2の組成物よりなる
吸水膨潤機能材は、昼夜を問わず、ひび割れ外傷箇所を
10m離れた位置から容易に検知できた。一方、比較例
1および2は、ルーフィング材表面のひび割れ外傷表面
から最初溢れ出た吸水膨潤機能材の滲出物がシャワー水
散布12時間以内にシャワー水により洗い流されたた
め、ひび割れ外傷箇所を検知できなかった。
【0032】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏する。
【0033】(1) 施工の段階で、シート状その他の
任意の形状に成型した吸水膨潤機能材を被検知物である
施工体の下面に配置だけで、目視によって簡単、しか
も、確実に外面の傷の発生を検知できる。
【0034】(2) 吸水膨潤機能材が、発生した外傷
が小さい間は、その補修機能を有し、浸水による被害の
発生を一定期間防止することになるので、常時の監視は
必要とせず、定期巡視によって浸水の検知を行なうこと
ができる。
【0035】(3) 外傷箇所から溢れ出た滲出物は、
降雨のような施工体表面の流水によっても容易には洗い
流されないので、定期点検時は勿論、通常時にも素人で
も外傷箇所を容易に発見できる。これによって、外傷箇
所が確実に滲出物により明確に表示されることになるの
で、外傷箇所が拡大する以前に発見できる。
【0036】(4) 施工体の新規施工完了後の完成時
の検査にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を屋上のひび割れ防水に適用した例を
示す。
【図2】 図1の場合の吸水膨潤機能材の機能を示す。
【符号の説明】
1 屋上施工体 2 膨潤機能材 3 外傷箇
所 4 膨潤滲出物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 漏水外傷が予想される施工体の下面に吸
    水膨潤機能を有する吸水膨潤機能材を配置し、同施工体
    の外傷発生によって施工体の外傷箇所から漏出あるいは
    浸入した水分により、この吸水膨潤機能材を膨潤せし
    め、破損箇所におけるこの膨潤した吸水膨潤機能材の滲
    出状態を確認することを特微とする施工体の漏水外傷箇
    所検知方法。
  2. 【請求項2】 漏水外傷破損が予想される施工位置の施
    工体の下面に配置するための吸水膨潤機能材であって、
    可撓性バインダー、吸水により体積が自重の数10倍か
    ら数100倍以上に膨潤する吸水性ポリマー粉末、充填
    剤、可塑剤、分散剤、老化防止剤からなる組成物の成形
    体であることを特徴とする吸水膨潤機能材。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の成形体が、シート状成
    形体であることを特徴とする吸水膨潤機能材。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の組成物が、着色剤、蛍
    光顔料、光を散乱する物質の1種または2種以上を含有
    することを特徴とする吸水膨潤機能材。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のシート状物が、基材の
    片面あるいは両面に塗布あるいは張り合わせられている
    ことを特徴とする吸水膨潤機能材。
JP28219095A 1995-10-30 1995-10-30 施工体の漏水外傷箇所検知方法とそれに使用する吸水膨潤機能材 Pending JPH09126938A (ja)

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Cited By (5)

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