JPH09123915A

JPH09123915A - ショッピングカート

Info

Publication number: JPH09123915A
Application number: JP7310092A
Authority: JP
Inventors: Kenji Tsukiji; 賢治築地; Junzaburo Kawasaki; 淳三郎河崎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-11-02
Filing date: 1995-11-02
Publication date: 1997-05-13

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】足が少し不自由であったり、老人であっても
手押し車的に買い物かごを支持させて使用することがで
きるとともに、疲れた場合には座ることができるショッ
ピングカートを得るにある。【解決手段】下端部に後部キャスタ２ーが取付けられ
た一対の支柱１と、この支柱の上部に取付けられたハン
ドルバー５と、ネスティング可能な一対の支持脚１１
と、買い物かご２１を支持させるネスティング可能な買
い物かご支持バー１６と、シートクッション２２と、ハ
ンドルバーに取付けられたレバー２６の操作あるいはシ
ートクッションの回動操作によって後部キャスターの回
転をＯＮ・ＯＦＦさせるブレーキ装置とでショッピング
カートを構成している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はスーパーマーケット
等で老人が安全に使用することができるショッピングカ
ートに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のショッピングカートは買い物かご
を支持する買い物かご支持部が形成された取っ手を持っ
て、押したり引いたりして使用するように構成されてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のショッピングカ
ートは取っ手を持って、押したり引いたりして使用する
ものであるため、健康な人は楽に使用することができる
が、足が少し不自由であったり、老人は使用しずらいと
いう欠点があった。

【０００４】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
足が少し不自由であったり、老人であっても手押し車的
に買い物かごを支持させて安全で、楽に使用することが
できるとともに、疲れた場合には安全に座ることができ
るショッピングカートを提供することを目的としてい
る。

【０００５】本発明の前記ならびのそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照し合せて読むと、よ
り完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱ
ら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限
定するものではない。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下端部に後部キャスターが取付けられた一
対の支柱と、この一対の支柱の上部に両端部が取付けら
れた上部が前方へ突出するコ字状に曲げられたハンドル
バーと、前記一対の支柱のほぼ中央部に固定された前方
へほぼ水平に突出した後、内側下方へ突出し、下端部に
前部キャスターが取付けられたネスティング可能な一対
の支持脚と、前記一対の支柱の上部寄りの部位より順次
小幅寸法となる傾斜部を介して前方へ突出させた先端部
寄りの部位に買い物かごを支持させるネスティング可能
な買い物かご支持バーと、前記一対の支持脚のほぼ水平
部分の先端部寄りの部位に回動可能に取付けられた該一
対の支持脚のほぼ水平部分に支持されるシートクッショ
ンと、前記ハンドルバーに取付けられたレバーの操作あ
るいは前記シートクッションの回動操作によって前記後
部キャスターの回転をＯＮ・ＯＦＦさせるブレーキ装置
とでショッピングカートを構成している。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。

【０００８】図１ないし図１０の本発明の第１の実施の
形態において、１、１は金属パイプ材で形成された一対
の支柱で、この一対の支柱１、１の下端部にはそれぞれ
後部キャスター２、２が取付けられている。前記後部キ
ャスター２、２は前記一対の支柱１、１の下端部に固定
されたコ字状のキャスター取付け金具３と、このキャス
ター取付け金具３に回転可能に取付けられた車輪４とで
構成されている。

【０００９】５は前記一対の支柱１、１の上部に両端部
が高さ調整可能に取付けられたハンドルバーで、このハ
ンドルバー５は前記一対の支柱１、１にスライド可能に
取付けられる軸６、６と、この軸６、６の上端部に前方
へ突出するようにコ字状に曲げられたハンドル部７と、
このハンドル部７に取付けられたグリップ８、８とで構
成され、前記一対の支柱１、１の上部寄りの部位に形成
されたねじ孔９、９と螺合する固定ボルト１０、１０に
よって前記ハンドルバー５の軸６、６を固定できるよう
に構成されている。

【００１０】１１、１１は前記一対の支柱１、１のほぼ
中央部に溶接等によって前方の下方へ突出するように固
定されたネスティング可能な金属パイプ材の一対の支持
脚で、この一対の支持脚１１、１１は前記一対の支柱
１、１に溶接等によって固定された後端部より、ほぼ水
平で先端部側の間隔が狭くなるほぼ水平部１２ａ、１２
ａ、このほぼ水平部１２ａ、１２ａの先端部より前方下
方へ突出する先端部側の間隔が狭くなる支持部１２ｂ、
１２ｂとからなる支持脚本体１２、１２と、この支持脚
本体１２、１２のほぼ水平部１２ａ、１２ａの先端部寄
りの部位に両端部が溶接等に寄って固定された支持バー
１３と、前記支持脚本体１２、１２の支持部１２ｂ、１
２ｂの先端部寄りの部位に両端部が溶接等に寄って固定
された間隔保持バー１４とで構成され、前記支持脚本体
１２、１２の先端部には自在前部キャスター１５、１５
が取付けられている。

【００１１】１６は前記一対の支柱１、１の上部寄りの
部位より前方に突出するように取付けられたネスティン
グ可能な買い物かご支持バーで、この買い物かご支持バ
ー１６は前記一対の支柱１、１の上部寄りの部位に溶接
等によって固定された順次小幅寸法となる傾斜部１７
ａ、１７ａを介して前方へ突出するほぼコ字状の買い物
かご支持バー本体１７と、前記一対の支持脚１１、１１
の支持脚本体１２、１２の後端部寄りの部位に両端部が
溶接等によって固定された支持バー１８と、この支持バ
ー１８の中央部寄りの部位より上方へ突出した後、先端
部をＬ字状に曲げて前記買い物かご支持バー本体１７に
固定させた一対の後部支持バー１９、１９と、この後部
支持バー１９、１９の上部寄りの部位より先端部が順次
拡開し、ほぼ直角に上方へ折り曲げられ、前記買い物か
ご支持バー本体１７の先端部に固定された一対の下部支
持バー２０とからなり、該下部支持バー２０、前記後部
支持バー１９および前記買い物かご支持バー本体１７の
前部とによって買い物かご２を支持できるように構成さ
れている。

【００１２】２２は前記支持バー１３に蝶番２３、２３
を介して回動可能に取付けられたシートクッションで、
このシートクッション２２は不使用時には前記買い物か
ご支持バー１６の後部支持バー１９に係止金具２４によ
って立て掛け状態で係止されるとともに、使用時には前
記一対の支持脚１１、１１のほぼ水平部１２ａ、１２ａ
に支持されるように構成されている。

【００１３】２５、２５は前記ハンドルバー５の両側部
に取付けられたレバー２６、２６あるいは前記シートク
ッション２２の操作によって前記後部キャスター２、２
の車輪４、４の回転をＯＮ、ＯＦＦさせるブレーキ装置
で、このブレーキ装置２５、２５は前記キャスター取付
け金具３、３にそれぞれ枢支ピン２７、２７で回動可能
に取付けられた前記車輪４、４の回転をＯＮ・ＯＦＦさ
せるブレーキパット２８、２８と、このブレーキパット
２８、２８を常時前記車輪４、４に接触しないように付
勢する付勢スプリング２９、２９と、前記ブレーキパッ
ト２８、２８で前記車輪４、４の回転を停止させる方向
に回動させることができる前記レバー２６、２６に接続
されたブレーキワイヤ３０、３０と、このブレーキワイ
ヤ３０、３０に介装された前記シートクッション２２の
不使用時にはレバー２６、２６の操作で該ブレーキワイ
ヤ３０、３０を移動させることができ、シートクッショ
ン２２を使用できる状態に回動させた場合に、ブレーキ
がかかるようにブレーキワイヤ３０、３０を移動させる
ことができるブレーキワイヤ３０、３０に固定された係
止片３１、３１およびこの係止片３１、３１と着脱可能
に係合するレバー２６、２６とからなるブレーキ作動具
３２、３２とで構成されている。

【００１４】上記構成のショッピングカート３３は買い
物かご支持バー１６に買い物かご２１を支持させ、ハン
ドルバー５内に入り込む状態で、該ハンドルバー５の先
端部あるいは両側部位を持って買い物のための移動をす
る。

【００１５】疲れた場合にはシートクッション２２を回
動させて、図１に示す使用できる状態に位置させること
により、ブレーキワイヤ３０、３０が付勢スプリング２
９、２９の付勢力に抗して移動し、ブレーキパット２
８、２８が車輪４、４に接触して自動的に係止状態とな
り、安全に座ることができる。

【００１６】

【発明の異なる実施の形態】次に、図１１ないし図２２
に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。な
お、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当っ
て、前記本発明の第１の実施の形態と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。

【００１７】図１１ないし図１３の本発明の第２の実施
の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と主に
異なる点は、一対の支柱１、１に固定的にハンドルバー
５Ａを取付けた点で、このように構成したショッピング
カート３３Ａにしても、前記本発明の第１の実施の形態
と同様な作用効果が得られる。

【００１８】図１４ないし図１６の本発明の第３の実施
の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と主に
異なる点は、シートクッション２２の回動だけで後部キ
ャスター２、２をＯＮ・ＯＦＦできるようにしたブレー
キ装置２５Ａ、２５Ａを設けた点で、このように構成し
たショッピングカート３３Ｂにしても、前記本発明の第
１の実施の形態と同様な作用効果が得られる。

【００１９】図１７ないし図１９の本発明の第４の実施
の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と主に
異なる点は、ブレーキレバー２６、２６をハンドルバー
５のハンドル部７に取付けたブレーキ装置２５Ｂ、２５
Ｂを設けた点で、このように構成したショッピングカー
ト３３Ｃにしても、前記本発明の第１の実施の形態と同
様な作用効果が得られる。

【００２０】図２０ないし図２２の本発明の第５の実施
の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と主に
異なる点は、いづれか一方のブレーキレバー２６、２６
を作動させるだけで係止片３１、３１が連動するように
連結バー３４を連結したブレーキ装置２５Ｃ、２５Ｃを
設けた点で、このように構成したショッピングカート３
３Ｄにしても、前記本発明の第１の実施の形態と同様な
作用効果が得られるとともに、より安全に使用すること
ができる。なお、本発明の実施の形態では係止片３１、
３１が連動するように連結バー３４を連結したものに付
いて説明したが、これ以外の係止片３１、３１を連動さ
せる一般に知られている構成を用いてもよい。

【００２１】前記本発明の各実施の形態では２個のブレ
ーキレバー２６、２６をハンドルバー５のハンドル部７
に取付けたブレーキ装置を用いるものに付いて説明した
が、本発明はこれに限らず１個のブレーキレバー２６を
ハンドルバー５のハンドル部７に取付け、後部キャスタ
ー２、２をＯＮ・ＯＦＦできるようにしたブレーキ装置
を用いてもよい。

【００２２】また、ブレーキレバー２６の操作で後部キ
ャスター２、２をＯＮ・ＯＦＦさせるための構造は前記
本発明の各実施の形態で用いた構造以外に、他のブレー
キ装置を用いる分野で使用されている構造であればどん
なものを使用してもよい。

【００２３】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。

【００２４】（１）下端部に後部キャスターが取付けら
れた一対の支柱と、この一対の支柱の上部に両端部が取
付けられた上部が前方へ突出するコ字状に曲げられたハ
ンドルバーと、前記一対の支柱のほぼ中央部に固定され
た前方へほぼ水平に突出した後、内側下方へ突出し、下
端部に前部キャスターが取付けられたネスティング可能
な一対の支持脚と、前記一対の支柱の上部寄りの部位よ
り順次小幅寸法となる傾斜部を介して前方へ突出させた
先端部寄りの部位に買い物かごを支持させるネスティン
グ可能な買い物かご支持バーと、前記一対の支持脚のほ
ぼ水平部分の先端部寄りの部位に回動可能に取付けられ
た該一対の支持脚のほぼ水平部分に支持されるシートク
ッションと、前記ハンドルバーに取付けられたレバーの
操作あるいは前記シートクッションの回動操作によって
前記後部キャスターの回転をＯＮ・ＯＦＦさせるブレー
キ装置とで構成されているので、老人でも手押し車的に
使用することができる。したがって、ショッピングカー
トを杖がわりに使用することができるとともに、買う商
品を買い物かご支持バーに支持させた買い物かごに収納
することができる。

【００２５】（２）前記（１）によって、後部キャスタ
ーの回転をＯＮ・ＯＦＦさせるブレーキ装置を備えてい
るので、安全に使用することができる。

【００２６】（３）前記（１）によって、シートクッシ
ョンを使用できる位置に回動させることにより、ブレー
キ装置によって後部キャスターをＯＮ・ＯＦＦさせるこ
と、使用時に後部キャスターをＯＦＦ状態にすることに
より、安全にシートクッションに座ることができる。

【００２７】（４）前記（１）によって、不使用時には
ネスティング状態にして保管することができ、小さな収
納スペースに多くを収納することができる。

【００２８】（５）請求項２も前記（１）〜（４）と同
様な効果が得られるとともに、ハンドルバーを使用者の
使用しやすい高さにして使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態の使用状態の説明
図。

【図２】本発明の第１の実施の形態の側面図。

【図３】本発明の第１の実施の形態の平面図。

【図４】本発明の第１の実施の形態の正面図。

【図５】本発明の第１の実施の形態の背面図。

【図６】本発明の第１の実施の形態の底面図。

【図７】図３の６−６線に沿う断面図。

【図８】後部キャスターの拡大断面図。

【図９】シートクッションの要部説明図。

【図１０】本発明の第１の実施の形態のネスティング状
態の説明図。

【図１１】本発明の第２の実施の形態の使用状態の説明
図。

【図１２】本発明の第２の実施の形態の側面図。

【図１３】本発明の第２の実施の形態の正面図。

【図１４】本発明の第３の実施の形態の使用状態の説明
図。

【図１５】本発明の第３の実施の形態の側面図。

【図１６】本発明の第３の実施の形態の正面図。

【図１７】本発明の第４の実施の形態の使用状態の説明
図。

【図１８】本発明の第４の実施の形態の側面図。

【図１９】本発明の第４の実施の形態の背面図。

【図２０】本発明の第５の実施の形態の使用状態の説明
図。

【図２１】本発明の第５の実施の形態の正面図。

【図２２】本発明の第５の実施の形態の要部拡大断面
図。

【符号の説明】

１：支柱、２：後部キャスター、３：キャスター取付け金具、４：車輪、５、５Ａ：ハンドルバー、６：軸、７：ハンドル部、８：グリップ、９：ねじ孔、１０：固定ボルト、１１：支持脚、１２：支持脚本体、１３：支持バー、１４：間隔保持バー、１５：前部キャスター、１６：買い物かご支持バー、１７：買い物かご支持バー本体、１８：支持バー、１９：後部支持バー、２０：下部支持バー、２１：買い物かご、２２：シートクッション、２３：蝶番、２４：係止金具、２５、２５Ａ、２５Ｂ、２５Ｃ：ブレーキ装置、２６：レバー、２７：枢支ピン、２８：ブレーキパット、２９：付勢スプリング、３０：ブレーキワイヤ、３１：係止片、３２：ブレーキ作動具、３３、３３、３３Ｂ：ショッピングカート、３４：連結バー。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】下端部に後部キャスターが取付けられた
一対の支柱と、この一対の支柱の上部に両端部が取付け
られた上部が前方へ突出するコ字状に曲げられたハンド
ルバーと、前記一対の支柱のほぼ中央部に固定された前
方へほぼ水平に突出した後、内側下方へ突出し、下端部
に前部キャスターが取付けられたネスティング可能な一
対の支持脚と、前記一対の支柱の上部寄りの部位より順
次小幅寸法となる傾斜部を介して前方へ突出させた先端
部寄りの部位に買い物かごを支持させるネスティング可
能な買い物かご支持バーと、前記一対の支持脚のほぼ水
平部分の先端部寄りの部位に回動可能に取付けられた該
一対の支持脚のほぼ水平部分に支持されるシートクッシ
ョンと、前記ハンドルバーに取付けられたレバーの操作
あるいは前記シートクッションの回動操作によって前記
後部キャスターの回転をＯＮ・ＯＦＦさせるブレーキ装
置とを備えることを特徴とするショッピングカート。
【請求項２】下端部に後部キャスターが取付けられた
一対の支柱と、この一対の支柱の上部に両端部が高さ調
整可能に取付けられた上部が前方へ突出するコ字状に曲
げられたハンドルバーと、前記一対の支柱のほぼ中央部
に固定された前方へほぼ水平に突出した後、内側下方へ
突出し、下端部に前部キャスターが取付けられたネステ
ィング可能な一対の支持脚と、前記一対の支柱の上部寄
りの部位より順次小幅寸法となる傾斜部を介して前方へ
突出させた先端部寄りの部位に買い物かごを支持させる
ネスティング可能な買い物かご支持バーと、前記一対の
支持脚のほぼ水平部分の先端部寄りの部位に回動可能に
取付けられた該一対の支持脚のほぼ水平部分に支持され
るシートクッションと、前記ハンドルバーに取付けられ
たレバーの操作あるいは前記シートクッションの回動操
作によって前記後部キャスターの回転をＯＮ・ＯＦＦさ
せるブレーキ装置とを備えることを特徴とするショッピ
ングカート。