JPH09123866A - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JPH09123866A
JPH09123866A JP8119325A JP11932596A JPH09123866A JP H09123866 A JPH09123866 A JP H09123866A JP 8119325 A JP8119325 A JP 8119325A JP 11932596 A JP11932596 A JP 11932596A JP H09123866 A JPH09123866 A JP H09123866A
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airbag device
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栄治 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付ブラケットを固定するまでに、インフレ
ーターを取付ブラケットに対して確実に保持させること
ができ、取付ブラケットの固定作業性が良好となるエア
バッグ装置を提供すること。 【解決手段】 取付ブラケット18は、弾性体21を介
在させて、略円環状のリング部19を略円柱状のインフ
レーター16に外装した後、リング部19を塑性変形さ
せて、リング部19の挟持によりインフレーター16を
保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳まれたエア
バッグに膨張用のガスを供給するインフレーターが、シ
リンダタイプの略円柱状として、取付ブラケットを利用
して固定部位に取付固定されるエアバッグ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、折り畳まれたエアバッグに膨張用
のガスを供給するインフレーターが、シリンダタイプの
略円柱状としている場合には、略円環状の取付ブラケッ
トを利用して、インフレーターを保持して所定の固定部
位に固定する場合があった(特表平4−504091号
公報の図13・17参照)。
【0003】上記構造は、略円環状の取付ブラケット
が、インフレーターの外径より若干大きな内径を有した
リング部を備えて構成されていた。
【0004】そして、取付ブラケットの使用時には、ま
ず、リング部をインフレーターに外装させ、リング部に
配設されたボルト等の固着手段を利用して、取付ブラケ
ットをインフレーターの固定部位に固定させる際に、イ
ンフレーターの固定部位から突出する凸部により、イン
フレーターの外周面の一部をリング部の内周面の一部に
圧接させ、取付ブラケットを固定させるとともに、イン
フレーターを取付ブラケットに対して保持させるように
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構造であると、取付ブラケットをインフレーターの固定
部位に固定するまでは、取付ブラケットに対してインフ
レーターが確実に保持されていないことから、取付ブラ
ケットの固定までの間にインフレーターが位置ずれを生
ずる場合がある。このような位置ずれは、インフレータ
ーのガス吐出口の配置位置が変わることから好ましくな
い。
【0006】そのため、取付ブラケットのリング部をイ
ンフレーターに外装させてから、取付ブラケットを固定
させるまでの間、インフレーターが位置ずれを生じない
ように、管理する必要が生じ、取付ブラケットを固定部
位に固定する作業性が良好でなかった。
【0007】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、取付ブラケットを固定するまでに、インフレーター
を取付ブラケットに対して確実に保持させることがで
き、取付ブラケットの固定作業性が良好となるエアバッ
グ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1番目の
エアバッグ装置は、折り畳まれたエアバッグに膨張用の
ガスを供給するインフレーターが、略円柱状として、取
付ブラケットを利用して固定部位に取付固定されるエア
バッグ装置であって、前記取付ブラケットが、前記固定
部位に固定させるための固着手段を配設させるととも
に、内周面に弾性体を配設させて、前記インフレーター
より大径の内径とした塑性変形可能な略円環状のリング
部を備えて構成され、前記取付ブラケットが、前記弾性
体を介在させて、前記リング部を前記インフレーターに
外装した後、前記リング部を塑性変形させて、前記リン
グ部の挟持により前記インフレーターを保持しているこ
とを特徴とする。
【0009】本発明の第2番目のエアバッグ装置は、折
り畳まれたエアバッグに膨張用のガスを供給するインフ
レーターが、略円形状として、取付ブラケットを利用し
て固定部位に取付固定されるエアバッグ装置であって、
前記取付ブラケットが、前記固定部位に固定させるため
の固定手段を配設させるとともに、前記インフレーター
より大径の内径として、軸方向にスリットを有した略円
環状のリング部と、前記リング部のスリットをまたぐよ
うに配設され、前記リング部の内径を縮径可能な連結部
と、を備えて構成され、前記取付ブラケットが、前記リ
ング部を前記インフレーターに外装した後、前記連結部
により前記リング部を縮径させ、前記リング部の挟持に
より前記インフレーターを保持していることを特徴とす
る。
【0010】
【発明の効果】本発明に係る第1番目のエアバッグ装置
では、取付ブラケットが、弾性体を介在させて、リング
部をインフレーターに外装した後、リング部を塑性変形
させて、リング部の挟持によりインフレーターを保持す
るものである。
【0011】すなわち、取付ブラケットのリング部に配
置されている固着手段を利用して、取付ブラケットを固
定部位に固定する前に、リング部の挟持により、インフ
レーターを保持することが可能となるため、取付ブラケ
ットの固定作業性が良好となる。
【0012】また、リング部の内周面には、弾性体が配
設されているため、リング部を塑性変形させた後、スプ
リングバックがあったとしても、リング部に対するイン
フレーターのガタツキが生じず、確実に保持することが
できる。
【0013】したがって、本発明の第1番目のエアバッ
グ装置では、取付ブラケットを固定するまでに、インフ
レーターを取付ブラケットに対して確実に保持させるこ
とができ、取付ブラケットの固定作業性を良好にするこ
とができる。
【0014】本発明に係る第2番目のエアバッグ装置で
は、取付ブラケットが、リング部をインフレーターに外
装した後、連結部によりリング部を縮径させ、リング部
の挟持によりインフレーターを保持するものである。
【0015】すなわち、この第2番目のエアバッグ装置
でも、取付ブラケットのリング部に配置されている固着
手段を利用して、取付ブラケットを固定部位に固定する
前に、リング部の挟持により、インフレーターを保持す
ることが可能となるため、取付ブラケットの固定作業性
が良好となる。
【0016】そして、連結部はリング部に局部的に形成
されているので、連結部の塑性変形が容易となって、リ
ング部を縮径させやすい。
【0017】さらに、第2番目のエアバッグ装置のリン
グ部の内周面に、第1番目のエアバッグ装置と同様に弾
性体を配設したり、円周方向に複数個の突起部を形成し
た場合には、インフレーターに対する保持性能がさらに
向上する。
【0018】したがって、本発明の第2番目のエアバッ
グ装置でも、取付ブラケットを固定するまでに、インフ
レーターを取付ブラケットに対して確実に保持させるこ
とができ、取付ブラケットの固定作業性を良好にするこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】(1) 本発明の第一実施形態である取付ブラ
ケットを備えたエアバッグ装置及びそのシートへの取付
態様を図1〜6に示す。
【0021】実施形態のエアバッグ装置10は、図1
・2に示すように、車両の座部2とシートバック3とを
備えたシート1におけるシートバック3の左側面に配置
される、所謂、側突用のエアバッグ装置である。
【0022】なお、シートバック3の左側面には、ウレ
タン材等からなる本体4に、上下方向に延びる収納凹部
4aが形成され、収納凹部4aの車両の後方側の面に
は、上側を後方へ倒すように略上下方向に延びるフレー
ム5が配設されている。フレーム5の所定の2箇所に
は、取付孔5aが形成されている。また、シートバック
3の外表面側には、装飾布等からなる表皮6が配設され
ている。この表皮6には、収納凹部4aの前面側となる
部位に、後述するエアバッグ11の膨張時に破断し易い
ように、予め、切断された表皮6の端部相互を縫合糸7
で縫合してなる縫目6aが形成されている。
【0023】エアバッグ装置10は、エアバッグ11、
インフレーター16、カバー27、及び、エアバッグ1
1・インフレーター16・カバー27を固定部位として
のフレーム5に取付固定するための2つの取付ブラケッ
ト18と、を備えて構成されている。
【0024】エアバッグ11は、図1〜4に示すよう
に、膨張時の形状を、シートバック3のフレーム5の傾
斜方向に対して直交方向より若干上方の前方側へ膨らむ
略直方体形状としており、膨張時の後端面11aの中央
の下方には、ベントホール14が形成され、膨張時の後
端面11aの中央におけるベントホール14の上方の上
下には、2つの取付孔13・13が形成されている。そ
して、エアバッグ11は、膨張時の形状を、後端面11
aの中央を中心とした左右対称形としている。なお、ベ
ントホール14は、スリットのように、直線状にカット
して形成されている。
【0025】インフレーター16は、上端の前部側にガ
ス吐出口16aを配置させた略円柱形状として、膨張時
のエアバッグ11の後端面11aの内側中央部位に配置
されている。また、インフレーター16の下端には、ガ
ス発生時の電気信号を入力させるリード線17が結線さ
れ、リード線17は、エアバッグ11のベントホール1
4を挿通して、エアバッグ作動回路に導通する図示しな
いコネクタに接続されることとなる。
【0026】取付ブラケット18は、図3〜5に示すよ
うに、塑性変形可能な板金製の円環状として、固着手段
としてのボルト20を半径方向に突出させるように溶接
させたリング部19を備えて構成されている。リング部
19の内径は、インフレーター16の外径より内径を若
干大きく設定されている。そして、リング部19の内周
面には、クロロプレンゴム等からなる弾性体21が貼着
されている。
【0027】これらの取付ブラケット18のインフレー
ター16への組み付けは、図6に示すように、弾性体2
1を介在させてリング部19をインフレーター16に外
装し、リング部19を部分的にへこませるように塑性変
形させて、行なう。
【0028】各取付ブラケット18のボルト20は、エ
アバッグ11の取付孔13を挿通し、さらに、スプリン
グナット25・カバー27のブラケット27bを経て、
フレーム5の取付孔5aを挿通し、ナット29が螺合さ
れている。
【0029】カバー27は、合成樹脂製として、シート
バック本体4の側面を覆う長方形形状の本体27aと、
本体27aの端部から直交方向に屈曲するブラケット2
7bとを備え、ブラケット27bには、各ボルト20を
それぞれ挿通させる2つの取付孔27cが形成されてい
る。
【0030】なお、実施形態のエアバッグ装置10で
は、折り崩れを防止するために、破断可能な熱収縮フィ
ルム等の薄いフィルム23が、折り畳まれたエアバッグ
11を被覆している。
【0031】実施形態のエアバッグ装置10の組み立て
について述べると、まず、各取付ブラケット18を組み
付けておいたインフレーター16を、ベントホール14
を利用して、エアバッグ11内に挿入する。
【0032】ついで、各ボルト20をエアバッグ11の
取付孔13・13から突出させるとともに、各ボルト2
0にスプリングナット25を外嵌させて、エアバッグ1
1の各取付孔13の周縁を押える。また、インフレータ
ー16に結線されているリード線17をベントホール1
4から出しておく。
【0033】その後、エアバッグ11におけるインフレ
ーター16より前方側を折り畳み、熱収縮フィルム23
を外装させて、熱を加え、折り畳んだエアバッグ11を
インフレーター16ごとフィルム23で包む。なお、ボ
ルト20・20やリード線17は、フィルム23の一部
を破って、突出させておく。
【0034】そして、各ボルト20を、ブラケット27
bの各取付孔27cに挿通させるとともに、フレーム5
の各取付孔5aに挿通させ、各ボルト20にナット29
を螺合させれば、エアバッグ装置10をフレーム5に取
り付けることができる。
【0035】その後、エアバッグ装置10を組み立てて
フレーム5に固定した後、本体4に表皮6を外装し、完
成したシート1を車両に装着させ、リード線17の端末
を所定のコネクタに接続させれば良い。
【0036】シート1の車両への装着後、実施形態のエ
アバッグ装置10では、リード線17を介して、インフ
レーター16にガス発生の電気信号が入力されたなら
ば、インフレーター16は、ガス吐出口16aからガス
を吐出させ、エアバッグ11は、フィルム23と表皮6
とを破断するとともに、カバー27の本体27aを開か
せるようにして、図1・2の二点鎖線で示すように、大
きく膨張することとなる。
【0037】この実施形態のエアバッグ装置10では、
各取付ブラケット18が、弾性体21を介在させて、リ
ング部19をインフレーター16に外装した後、リング
部19を塑性変形させて内周側にへこませ、リング部1
9の挟持によりインフレーターを保持するものであり
(図6参照)、各取付ブラケット18をフレーム5に固
定する前に、インフレーター16を保持することが可能
となるため、各取付ブラケット18をフレーム5に固定
するまで、インフレーター16の位置ずれを防止でき、
各取付ブラケット18の固定作業性が良好となる。
【0038】また、各リング部19の内周面には、弾性
体21が配設されているため、リング部19を塑性変形
させた後、スプリングバックがあったとしても、リング
部19に対するインフレーター16のガタツキが生じ
ず、確実に保持することができる。
【0039】したがって、実施形態のエアバッグ装置1
0では、取付ブラケット18を固定するまでに、インフ
レーター16を取付ブラケット18に対して確実に保持
させることができ、取付ブラケット18の固定作業性を
良好にすることができる。
【0040】さらにまた、図7に示すインフレーター3
6に示すように、ガス吐出口36aがインフレーター3
6の周面に沿って複数配設されている場合には、インフ
レーター36のガス吐出口36aから吐出するガスに対
して、膨張する方向と異なるエアバッグ11の後端面1
1aを保護する必要が生ずる。そのため、取付ブラケッ
ト58のリング部59として、図7・8に示すように、
エアバッグ後端面11a側を延ばした延設部59aを設
けるようにすることが望ましい。なお、60は、固着手
段としてのボルトである。
【0041】(2) 次に、本発明の第二実施形態である取
付ブラケットを図9〜10に示す。
【0042】本実施形態の取付ブラケット38は、前述
の第一実施形態の取付ブラケットと同様、塑性変形可能
な板金製の円環状として、固着手段としてのボルト40
を半径方向に突出させるように溶接させたリング部39
を備えた構成である。前記リング部39には軸方向にス
リット39aが形成され、該スリット39aをまたぐよ
うに両端をリング部39に溶接させた横断面略U字形の
連結部42が配設されている。さらに、リング部39の
内周面には、クロロプレンゴム等からなる弾性体21が
貼着されている。
【0043】この取付ブラケット38では、図10に示
すように、インフレーター16を挟持するようにリング
部39を塑性変形させる際、つまむように連結部42を
塑性変形させれば、リング部39が塑性変形することか
ら、簡単に、リング部39を塑性変形させて、インフレ
ーター16を保持することができ、その後、固着手段と
してのボルト40を利用して、インフレーター16を所
定のフレーム5に取付固定することができる。
【0044】また、図9に示すように、塑性変形可能す
る連結部42を、スリット39aをまたぐようにリング
部39に固着させる場合には、リング部39が、塑性変
形せずに、弾性変形するような材質から形成されていて
も、つまむように連結体42を塑性変形させれば、その
リング部が、連結部42により、縮径されて、その状態
を維持することができるため、簡単かつ確実にインフレ
ーター16を保持することが可能となる。
【0045】さらに、図11に示すように、軸方向にス
リット49aを備えた板金製のリング部49において、
スリット49aをまたぐように両端をリング部49に溶
接させた剛性を有した連結部52を設けるようにしても
良い。
【0046】この連結ブラケット48では、図12に示
すように、インフレーター16を挟持するようにリング
部49を塑性変形させる際、連結部52を倒せば、リン
グ部49が塑性変形して縮径することから、簡単に、リ
ング部49を塑性変形させて、インフレーター16を保
持することができ、その後、固着手段としてのボルト5
0を利用して、インフレーター16を所定のフレーム5
に取付固定することができる。
【0047】また、このとき、図12中二点鎖線で示す
ように、連結部52の先端を係止可能な係止突起49b
をリング部49に固定させておけば、リング部49が塑
性変形せずに弾性変形するような材質から形成されてい
ても、リング部49の縮径状態を維持することが可能で
ある。
【0048】本実施形態においては、弾性体を介在させ
ることが好ましいが、インフレーターに対する保持性能
がそれほど要求されない場合には、弾性体を介在させな
くてもよい。
【0049】(3) 次に、本発明の第三実施形態である取
付ブラケットを図13〜14に示す。
【0050】本実施形態の取付ブラケット68は、図1
3に示す如く、それぞれ連結部62が一体形成されてな
る2つのリング部69及びリング部69の両側に延設さ
れたチャンネル断面の連結座部71とを一体形成した構
成である。なお、各リング部69には、固着手段として
のボルト70が半径方向に突出させるように溶接されて
いる。また、取付ブラケット68は、図例では塑性変形
可能な一枚の打ち抜き板金からなり、該板金のリング部
形成用の延設端部を対向側の縁部に溶接してリング部6
9を形成している(図14参照)がこれに限られるもの
ではない。
【0051】前記リング部69には、軸方向にスリット
69aが形成され、該スリット69aをまたぐように横
断面略U字形の連結部62がリング部69と一体形成さ
れている。さらにリング部69には、内周面に、円周方
向に沿って複数個の突起部69b(図例では、4ケ所)
がプレス加工により形成されている。
【0052】この取付ブラケット68では、図14に示
すように、インフレーター36を挟持するようにリング
部69を塑性変形させる際、つまむように連結部62を
塑性変形させれば、リング部69が塑性変形することか
ら、簡単に、リング部69を塑性変形させて、インフレ
ーター36を保持することができ、その後、固着手段と
してのボルト70を利用して、インフレーター36を所
定のフレーム5に取付固定することができる。
【0053】本実施形態の取付ブラケットは、リング部
の両端にそれぞれ連結座部が延設されたものが図示され
ているが、これに限られるものではなく、前述の実施形
態の取付ブラケットと同様に、リング部のみからなるも
のも使用可能である。
【0054】なお、本実施形態では取付座部、リング部
及び連結部は一体板金形成されているが、それぞれ別体
成形し、溶接して形成することも可能である。
【0055】本実施形態においては、リング部に突起部
を配設することが好ましいが、インフレーターに対する
保持性能がそれほど要求されない場合には、突起部を配
設しなくてもよい。
【0056】さらに、各取付ブラケット18・38・4
8・58・68のリング部19・39・49・59・6
9では、インフレーター16・36の固定部位に固定す
る固着手段として、ボルト20・40・50・60・7
0を例示したが、リング部19・39・49・59・6
9に、貫通孔やねじ孔を設けた取付片を突設させ、その
取付片を固着手段として利用し、貫通孔やねじ孔に対応
するリベットやボルト・ナットにより、インフレーター
16・36の固定部位に固定するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の取付ブラケットを備え
たエアバッグ装置の使用状態を示す図である。
【図2】同実施形態の横断面図であり、図1のII−II部
位を示す。
【図3】同実施形態のエアバッグ装置の側面図である。
【図4】同実施形態のエアバッグ装置を後端面側から見
た正面図である。
【図5】同実施形態に使用する取付ブラケットの斜視図
である。
【図6】同実施形態の取付ブラケットの使用状態を説明
する断面図である。
【図7】他の実施形態のエアバッグ装置の側面図であ
る。
【図8】同実施形態の取付ブラケットを示す斜視図であ
る。
【図9】本発明の第二実施形態の取付ブラケットを示す
斜視図である。
【図10】同実施形態の取付ブラケットの使用状態を説
明する断面図である。
【図11】他の実施形態の取付ブラケットを示す斜視図
である。
【図12】同実施形態の取付ブラケットの使用状態を説
明する断面図である。
【図13】本発明の第三実施形態の取付ブラケットを示
す斜視図である。
【図14】同実施形態の取付ブラケットの使用状態を説
明する断面図である。
【符号の説明】
5…(固定部位)フレーム、 10…エアバッグ装置、 11…エアバッグ、 16…インフレーター、 18・38・48・58・68…取付ブラケット、 19・39・49・59・69…リング部、 20・40・50・60・70…(固着手段)ボルト、 21…弾性体、 39a・49a…スリット、 42・52・62…連結部、 69b…突起部、 71…連結座部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳まれたエアバッグに膨張用のガス
    を供給するインフレーターが、略円柱状として、取付ブ
    ラケットを利用して固定部位に取付固定されるエアバッ
    グ装置であって、 前記取付ブラケットが、前記固定部位に固定させるため
    の固着手段を配設させるとともに、内周面に弾性体を配
    設させて、前記インフレーターより大径の内径とした塑
    性変形可能な略円環状のリング部を備えて構成され、 前記取付ブラケットが、前記弾性体を介在させて、前記
    リング部を前記インフレーターに外装した後、前記リン
    グ部を塑性変形させて、前記リング部の挟持により前記
    インフレーターを保持していることを特徴とするエアバ
    ッグ装置。
  2. 【請求項2】 折り畳まれたエアバッグに膨張用のガス
    を供給するインフレーターが、略円形状として、取付ブ
    ラケットを利用して固定部位に取付固定されるエアバッ
    グ装置であって、 前記取付ブラケットが、前記固定部位に固定させるため
    の固定手段を配設させるとともに、前記インフレーター
    より大径の内径として、軸方向にスリットを有した略円
    環状のリング部と、 前記リング部のスリットをまたぐように配設され、前記
    リング部の内径を縮径可能な連結部と、 を備えて構成され、 前記取付ブラケットが、前記リング部を前記インフレー
    ターに外装した後、前記連結部の塑性変形により前記リ
    ング部を縮径させ、前記リング部の挟持により前記イン
    フレーターを保持していることを特徴とするエアバッグ
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のエアバッグ装置であっ
    て、前記取付ブラケットが、内周面に弾性体を配設させ
    て、インフレーターより大径の内径とされていることを
    特徴とするエアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のエアバッグ装置であっ
    て、前記取付ブラケットが、前記リング部の内周面に、
    円周方向に複数個の突起部が形成されている構成である
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
JP11932596A 1995-09-01 1996-05-14 エアバッグ装置 Expired - Fee Related JP3713809B2 (ja)

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