JPH09122547A - スプレー容器 - Google Patents

スプレー容器

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JPH09122547A
JPH09122547A JP7286034A JP28603495A JPH09122547A JP H09122547 A JPH09122547 A JP H09122547A JP 7286034 A JP7286034 A JP 7286034A JP 28603495 A JP28603495 A JP 28603495A JP H09122547 A JPH09122547 A JP H09122547A
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liquid
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small
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Fumihiko Sedai
文彦 世代
Mitsugi Iwatsubo
貢 岩坪
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1001Piston pumps
    • B05B11/1009Piston pumps actuated by a lever

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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 糊剤等の固まりやすい内容物を良好に噴出で
き、しかも、液切れ性が良で低圧での噴出も抑えること
ができるスプレー容器の提供。 【解決手段】 互いに連通する水平管路4及び垂直管路
5が設けられると共に水平管路4にプランジャーポンプ
機構6が配設された本体7と、トリガー8と、インテイ
ク9と、チューブ10とを備えたスプレイヤー3が、容
器本体2に装着されてなり、本体7及びインテイク9
に、トリガー8を引いたときに外気及び液状物を容器本
体2内に導く気液導入路14を備えた容器であって、プ
ランジャーポンプ機構6は、小径シリンダー11と、小
径シリンダー11に連通しその前方部に往復動自在に配
設された大径シリンダー13と、プランジャー12とを
備え、大径シリンダー13の前方部にプランジャー12
の先端部で通液が遮断されるノズル部13cを設けると
共に、水平管路4に気液導入路14を画成するリブ70
aを設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣料用仕上げ剤、
衣料用糊剤等の液状物を噴出するスプレー容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、容器本体の口部にトリガ
ー式スプレイヤーが装着されたスプレー容器(トリガー
式スプレー容器)には、トリガーを引いて、シリンダー
内の空気を外に排出し、トリガーを戻した際に液状物内
に浸したチューブを通じて該液状物を吸い上げ、上記シ
リンダー内に液状物を満たし、再びトリガーを引くこと
により、該シリンダー内の液状物を押し出して垂直通液
管路に導き、更に水平通液管路、スピンエレメントを通
じて液状物の流れにスピンを与え、最後にノズルから噴
出するタイプのものがある。
【0003】斯るスプレー容器は、衣料用仕上げ剤、衣
料用糊剤、住宅用洗剤等の液状物を充填する容器として
幅広く使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なスプレー容器は、一般に間欠的に使用される場合が多
いが、スプレイヤーの水平通液管路内における液状物の
液圧が低い状態でも、スピンエレメントを通じてノズル
から液状物が噴出されるため、噴出初期と噴出後期の低
圧時に液状物が霧状に飛散できず水塊となって滴り落ち
てしまい、噴出むらが生じることがあった。この噴出む
らは、住宅用液体洗剤等のように噴出後に拭き広げるも
のにおいてはさほど問題にならないが、衣料用仕上げ
剤、衣料用糊剤のように衣料に吹き付けて、その後にア
イロン掛け等の仕上げ等を行うものにおいては仕上むら
となる問題があった。
【0005】斯る問題を解決する技術として、実開平4
−37554号公報に記載された蓄圧式のスプレー容器
が提案されているが、斯かる容器では、何度か使用して
いると僅かずつ残圧除去機構の溝から内容液が漏れてし
まい、内容物が糊剤などの固まり易いものであればその
後の噴霧に支障を来すおそれがあった。
【0006】従って、本発明の目的は、糊剤のような固
まり易い内容物でも良好に噴出することができ、しか
も、液切れ性を良好にして滴り落ちを確実に抑えるとと
もに、低圧での噴出を抑えて均一に液状物を噴出するこ
とができる、スプレー容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、液状物を充填する容器本体の口部に、トリガ
ースプレイヤーが装着されてなり、該トリガースプレイ
ヤーに、互いに連通する水平管路及び垂直管路が設けら
れるとともに該水平管路にプランジャーポンプ機構が配
設されたスプレイヤー本体と、該スプレイヤー本体に回
動自在に装着されたトリガーと、上記垂直管路に装着さ
れたインテイクと、該インテイクに装着されたチューブ
とを備えており、上記スプレイヤー本体並びに上記イン
テイクに、上記トリガーを引いたときに、外気及び上記
小径シリンダー内の液状物を上記容器本体内に導く気液
導入路を備えたスプレー容器であって、上記プランジャ
ーポンプ機構は、上記水平管路内に配設された小径シリ
ンダーと、該小径シリンダーに連通しその前方部におい
て往復動自在に配設された大径シリンダーと、該小径シ
リンダー及び大径シリンダー内おいてコイルバネを介し
て往復摺動自在に配設されたプランジャーとを備えてお
り、上記大径シリンダーの前方部に、上記プランジャー
の先端部で通液が遮断されるノズル部を設けるととも
に、上記水平管路に、上記小径シリンダーの外周面に当
接し且つ上記気液導入路を液体流通路と気体流通路とに
画成するリブを設けたことを特徴とするスプレー容器を
提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のスプレー容器において、上記プランジャーの
先端部を上記ノズル部側に付勢するコイルバネを、上記
大径シリンダー内を摺動する該プランジャーの摺動部の
後端部と上記小径シリンダーの先端部との間に介装させ
たことを特徴とするスプレー容器を提供するものであ
る。
【0009】本発明の請求項1に記載のスプレー容器に
おいては、上記トリガーを回動操作し、容器本体内に充
填された液状物を上記チューブ、インテイク及び垂直管
路を通じて上記プランジャーポンプ機構の小径シリンダ
ー及び大径シリンダー内に導く。そしてトリガーの操作
をさらに繰り返すと、上記各シリンダー内の液状物の液
圧が高められ、所定の液圧に達したときに更に上記トリ
ガーを引くと、小径シリンダーと大径シリンダーの断面
積の差に伴う力差により、プランジャーが移動する。そ
して、プランジャーによるノズル部への通液の遮断が解
除され、外部に高い圧力で均一に噴出される。そして、
外気及び上記小径シリンダー内の液状物は、上記気液導
入路を通じて容器本体内に導かれ、小径シリンダー内の
液状物の液圧が減圧されるとともに、この減圧と同時
に、上記プランジャーの先端部がコイルバネの付勢力に
よって再度ノズル部に当接して液状物の通液を遮断する
ことによって、液状物の噴出が素早く停止され、上記リ
ブで画成された液体流通路を通じて容器内に導かれる。
従って、糊剤のように固まりやすい内容液でも、噴霧異
常を来すことがない。
【0010】また、本発明の請求項2に記載のスプレー
容器においては、上記プランジャーの先端部を上記ノズ
ル部側に付勢するコイルバネが、上記大径シリンダー内
を往復摺動するプランジャーの摺動部の後端部と上記小
径シリンダーの先端部との間に介装されており、当該コ
イルバネに液状物が接触することがないので、その腐食
を防止することができるとともに、液性に関わらず使用
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明に係るスプレー容器の一実
施形態を示したものである。図において、符号1はスプ
レー容器、2は容器本体を示している。
【0013】図1に示したように、上記スプレー容器1
は、液状物が充填された有底の容器本体2の口部に、上
記液状物を噴出するトリガースプレイヤー(以下、単に
「スプレーヤー」という)3が装着された構成とされて
いる。
【0014】上記スプレイヤー3は、互いに連通する水
平管路4及び垂直管路5が設けられるとともに水平管路
4にプランジャーポンプ機構6が配設されたスプレイヤ
ー本体7と、スプレイヤー本体7に回動自在に装着され
たトリガー8と、垂直管路5に装着されたインテイク
9、インテイク9に装着されたチューブ10とを備えて
いる。
【0015】プランジャーポンプ機構6は、上記水平管
路内4に配設された小径シリンダー11と、小径シリン
ダー11の前方部にプランジャー12を介して配設され
且つ上記トリガー8の回動操作で液状物の噴出方向に往
復移動する大径シリンダー13とを備えている。
【0016】上記小径シリンダー11、上記スプレイヤ
ー本体7、並びにインテイク9には、小径シリンダー1
1内の液状物及び外気を容器本体2内に導く気液導入路
14が設けられている。
【0017】上記スプレー容器1を更に詳しく説明する
と、上記小径シリンダー11は、開口部11aを前方に
向けて上記水平管路4内に嵌着固定されており、その開
口縁部にはフランジ部11bが設けられている。この小
径シリンダー11の上面部及び下面部には、通気孔11
c及び通液孔11dが形成されており、また、その奥面
部11eには、当該小径シリンダー11内と上記垂直管
路5とを連通させる連通孔11fが形成されている。更
に小径シリンダー11における、上記下面部に形成され
た通液孔11dのさらに後方に位置する部分には、通液
溝11gが内周面の全周に亘って形成されている。そし
て、トリガー8の回動操作によって、後述するプランジ
ャー12の摺動部120cが、当該通液溝11gに到達
したときに、液状物が小径シリンダー11の内周面と主
プランジャー120の外周面との隙間を通じて通液孔1
1d内に流入し得るようになしてある。
【0018】上記大径シリンダー13は、水平方向中間
部に設けられた肩部13aを境として、後方部に大径の
シリンダー部13b、前方部にノズル部13cが設けら
れている。このシリンダー部13bの開口縁部には、係
止フランジ13dが設けられている。ノズル部13cの
内部には、スピンエレメント部13eが設けられてお
り、このスピンエレメント13eの後方部には、後述す
るプランジャー12の先端部が当接する当接部13fが
設けらている。また、スピンエレメント部13eの先端
部には、ノズル孔を有するノズルチップ13gが嵌着さ
れている。さらに、ノズル部13cの外側部には、上記
肩部13から延設された突出部13hが設けられてお
り、この押圧部を後述するトリガー8の背面に設けられ
た押圧部8bで押圧することによって、当該大径シリン
ダー13を後方に移動できるようになしてある。
【0019】上記プランジャー12は、前方部が中実で
且つ後方部が中空に設けられた主プランジャー120
と、この主プランジャー120の外側に嵌着固定された
筒状の副プランジャー121とから構成されている。
【0020】上記主プランジャー120は、上記大径シ
リンダー13の肩部13aに対応して、前方部が縮径し
且つ後方部が拡径した形態を有しており、その長さ方向
中間部には、小径シリンダー11から大径シリンダー1
3へ液状物を通液させる通液孔120aが形成されてい
る。
【0021】上記副プランジャー121は、この通液孔
120aを通じて大径シリンダー13側へ液状物がスム
ーズに流入できるように、所望の隙間を有して、主プラ
ンジャー120の外側に嵌着固定されている。副プラン
ジャー121の前方部外周面には上記大径シリンダー1
3の内周面に液密摺動する摺動部121aが設けられて
おり、また後方部内周面には上記主プランジャー120
の外周に無理嵌合する嵌合部121bが設けられてい
る。また、上記主プランジャー120の後方部には、小
径シリンダー11の内周面に沿って摺動する摺動部12
0cが設けられている。なお、上記嵌合部121bの後
端部外周には、上記小径シリンダーの内周面に沿って摺
動するトリガー8を引く前の状態において上記通気孔1
1cの内面に略面一となる摺動部が設けられており、ト
リガー8を引いた際に副プランジャー121が僅かでも
移動すると、当該嵌合部121bの外周面と小径シリン
ダー11内面との隙間から上記通気孔11cを通じて外
気が流入する構成となっているため、当該トリガー8を
狭い角度で繰り返し操作しても容器本体2内が負圧状態
とならずに済むようになしてある。
【0022】上記スプレイヤー本体7における上記水平
管路4の先端部には、当該水平管路4を囲繞するように
嵌着壁部7aが設けられている。この管着壁部7a内面
部には、上記小径シリンダー11の外周面に当接し且つ
上記気液導入路14を液体流通路14aと気体流通路1
4bとに画成する一対のリブ70a(図2参照)が設け
られており、これらリブ70aによって、上記通液孔1
1dから流入した液状物を後述する気液導入孔7bにダ
イレクトに導くようになしてある。なお、図には示して
いないが、リブ70aの後方部には、上記小径シリンダ
ー11の外周面に沿うように延びる極細の切り溝が設け
られており、この切り溝から上記通気孔11cを通じて
流入される外気のみを、気液導入路14及び上記気液導
入孔7bに導くようになしてある。
【0023】また、上記嵌着壁部7aの先端部には、上
記大径シリンダー13の往復移動をガイドするととも
に、上記小径シリンダー11をスプレイヤー本体7に緊
締嵌合させる筒状カバー16が嵌着固定されている。嵌
着壁部7aの後方部の下方には、上下方向の気液導入孔
7bが形成されており、外気及び上記小径シリンダー1
1内の液状物を、この気液導入孔7bを通じて容器本体
2内に流入できるようになしてある。また、この摺動部
120cの後端部には、スプリング15が配設されてお
り、このスプリング15の付勢力によって、主プランジ
ャー120の先端部120bが、上記大径シリンダー1
3内の上記当接部13fと当接し、その前方のスピンエ
レメント部13eへの液状物の通液を遮断するようにな
してある。
【0024】上記スプレイヤー本体7の先端部上方には
トリガー装着部材80が嵌着されておりこのトリガー装
着部材80の側面部に、上記トリガー8が回動自在に嵌
着されている。トリガー8の上下方向中間部には前後方
向の挿通孔8aが形成されており、この挿通孔8aを通
して上記大径シリンダー13のノズル部13cが前方を
臨むようになしてある。また、トリガー8には、上記大
径シリンダー13の上記突出部13hに対応した形態の
押圧部8bが形成されており、トリガー8を回動操作す
ることによって、上記押圧突部8bが上記突出部13h
を押圧し、上記大径シリンダー13が水平移動できるよ
うになしてある。
【0025】一方、上記スプレイヤー本体7の下方部に
は、上記垂直管路5の下端部を囲繞する二重の挿嵌壁部
7c、7dが設けられており、垂直管路5及び挿嵌壁部
内7c、7dに、上記インテイク9が嵌着されている。
そして、このインテイク9に、チューブ10の上端部が
嵌着固定されている。
【0026】なお、スプレイヤー本体7における上記垂
直管路5の上方部には、当該垂直管路5内を垂下するス
トッパー7eが設けられており、後述するインテイク9
内のボール弁体17の上昇を所定高さまでに規制するよ
うになしてある。
【0027】インテイク9には、基板部9aを境とし
て、上方部に、上記挿嵌壁部7dに嵌着される嵌着壁部
9bと、上記垂直管路5及び挿嵌壁部7cに嵌着される
管部9cとが設けられており、また、下方部に、スプレ
イヤー本体7を容器本体2の口部に装着したときに当該
口部に密嵌する嵌着壁部9dと、上記管部9cに連通し
且つ上記チューブ10の上端部が嵌着される管部9eと
が設けられている。
【0028】上記管部9cの内部上方には、当該管部9
c内における液状体の逆流を防ぐ逆止弁の働きをするボ
ール弁体17が支持壁9fで支持された状態で配設され
ている。
【0029】上記嵌着壁部9bの天板部には、上記気液
導入孔7bとともに容器本体2内の通気を行なう気液導
入孔9gが形成されており、これら気液導入孔7b及び
9gによって、上記気液導入路14が、スプレイヤー本
体7からインテイク9に亘って連通するようになってい
る。
【0030】なお、インテイク9には、その基板部9a
の上方に、上下方向の挿通孔18aを挿通させたキャッ
プ体18が装着されており、このキャップ体18の雌ね
じ18bと、容器本体2の口部外周の雄ねじ(図示せ
ず)とを螺合させることによって、上記スプレイヤー3
を容器本体2に装着できるようになしてある。
【0031】次に、上記スプレー容器1の作用を、図1
〜図5を参照しながら説明する。尚、これらの図におい
ては、便宜上スプレイヤー3のみを示した。また、図中
の符号Lは液状物を示している。
【0032】上記スプレー容器1により液状物を噴射す
る場合には、まず、図1のように、液状物を充填した上
記容器本体2の口部に、上記スプレイヤー3を装着す
る。そして、容器本体2を持って上記トリガー8を片手
で操作し、上記大径シリンダー13を後方に移動させて
容器本体2内の液状物を次第に上記チューブ10を通じ
て上昇させ、さらに上記管部9c内のボール弁体17を
押し上げさせて上記小径シリンダー11内に導く。
【0033】更にトリガー8の回動操作を繰り返し、図
3に示したように、小径シリンダー11内に導いた液状
物Lを、上記通液孔120aを通じて大径シリンダー1
3側に通液させる。そして、さらにトリガー8の回動操
作を行なうと、小径シリンダー11及び大径シリンダー
13内が液状物Lで満たされ、次第に液圧が高められる
が、上記コイルバネ15の付勢力に比べて液圧が低い場
合には、コイルバネ15の付勢力によって、主プランジ
ャー120の先端部120bが大径シリンダー13の当
接部13fに当接し、その前方のスピンエレメント部1
3eへの通液は遮断される。
【0034】そして、所定の圧力に蓄圧された後さらに
トリガー8を引くと、図4に示したように、小径シリン
ダー11と大径シリンダー13(シリンダー部13b)
との断面積の差によって力差が生じ、トリガー8の回動
操作に伴う大径シリンダー13の後方への移動量に比べ
て、プランジャー12の後方への移動量が上回り、上記
大径シリンダー13の当接部13fと上記主プランジャ
ー120の先端部120aとが離間した状態となる。そ
して、液状物Lがノズル部13c内のスピンエレメント
部13e側に供給され、ノズルチップ13gのノズル孔
を通じて、液状物Lが高い液圧で外部に均一に噴出され
る。
【0035】そして、図5に示したように、トリガー8
を終点まで引いたときに、上記主プランジャー120の
摺動部120cが、小径シリンダー11の通液溝11g
上に到達し、上記主プランジャー120の外周面と小径
シリンダー11の内周面との隙間を通じて液状物Lが移
動し、上記通液孔11dに流入する。そして、上記リ部
70aで画成された上記気液導入路14の液体流通路1
4a(図2参照)、上記気液導入孔7b及び9gを通じ
て、小径シリンダー11内の液状物Lが容器本体2内に
流入するため、小径シリンダー11及び大径シリンダー
13内の液圧が低下する。その後コイルバネ15の弾性
力により、主プランジャー120の先端部120bが大
径シリンダー13の当接部13fを密閉し、ノズル部1
3cからの噴霧ができなくなるため、噴霧圧が低い状態
での噴霧を抑えることができる。また、上記通気孔11
cを通じて容器本体2内に外気が流入するので、容器本
体2の変形が抑えられる。
【0036】このように、本実施形態に係るスプレー容
器1は、スプレイヤー本体7の水平管路4を構成する管
着壁部7aの内面に、上記小径シリンダー11の外周面
に当接し且つ気液導入路14を液体流路14aと気体流
路14bとに画成するリブ70aを設けたので、糊剤の
ような固まり易い内容物でも良好に噴出することがで
き。
【0037】また、上記水平管路4内にプランジャーポ
ンプ機構6を配設するとともに、大径シリンダー13の
前方部にノズル部13cを設け、蓄圧後の開放位置をス
ピンエレメント部13eの略真後としたので、残圧が除
去されると略同時に(トリガー8の終点において、主プ
ランジャー120の外周面と小径シリンダー11の内周
面との隙間を通じて液状物が上記通液孔11d内に流入
して、液圧が減圧となると同時に)、上記先端部120
bと当接部13fとが当接して密閉状態となり、上記ス
ピンエレメント部13eへ噴霧する圧力をも残さず噴霧
を停止できる。従って、液切れを良好にすることがで
き、従来に比べて、滴り落ちを確実に抑えることができ
る。
【0038】また、スプレイヤー本体7に小径シリンダ
ー11を組み付ける構成としたので、スプレイヤー本体
7自体に複雑な成形を要せずに済んで組立が容易になる
ほか、噴出する液状物に対応した設計変更も容易に行う
ことができる。
【0039】本発明に係るスプレー容器において噴出可
能な液状物は、従来からこの種のトリガー式のスプレー
容器にて噴出可能な1cp〜20cp程度の粘度を有す
る衣料用仕上げ剤、衣料用糊剤等の液状物はもちろん、
従来のスプレー容器では均一に噴出ができなかった21
cp〜100cp程度の粘度を有する衣料用仕上げ剤、
衣料用糊剤等の液状物も滴り落ちを抑えて均一に噴出さ
せることができる。
【0040】本発明に係るスプレー容器は、図6に示す
実施形態のスプレー容器1’のように、上記プランジャ
ー12の先端部を上記ノズル部13c側に付勢するコイ
ルバネ15を、上記大径シリンダー13内を摺動する該
プランジャー12の摺動部121aの後端部と上記小径
シリンダー11の先端部との間に介装させ、コイルバネ
15を噴出する液状物と非接触状態とし、コイルバネ1
5の腐食を防いで液性に関わらず液状物を噴出できるよ
うにしてもよい。
【0041】本発明に係るスプレー容器は、上記実施形
態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しな
い範囲において、その寸法、形状等を適宜変更すること
ができる。
【0042】例えば、上記実施形態のスプレー容器1で
は、スプレイヤー本体7の水平管路4に、上記小径シリ
ンダー11の外周面に当接し且つ上記気液導入路14を
液体流路14aと気体流通路14bとに画成するリブ7
0aを設けたが、小径シリンダー11側に水平管路の内
周面に当接し且つ気液導入路を液体流路と気体流路とに
画成するリブを設けても良い。また、小径シリンダー1
1の断面形状を水平方向に扁平した扁平断面形状とし、
気液導入路を液体流路と気体流路に画成してもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明に係るスプレー容器によれば、以
下の効果を奏することができる。請求項1に記載のスプ
レー容器によれば、糊剤のような固まり易い内容物でも
良好に噴出することができ、しかも、滴り落ちを確実に
抑えて均一に液状物を噴出することができる。
【0044】本発明の請求項2に記載のスプレー容器に
よれば、コイルバネに液状物が接触することがないの
で、その腐食を防止することができるとともに、液性に
関わらず使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスプレー容器の一実施形態を示す
要部側断面図である。
【図2】同実施形態のスプレー容器の図1におけるA’
−A断面図である。
【図3】同実施形態のスプレー容器の使用状態を示す要
部側断面図である。
【図4】同実施形態のスプレー容器の使用状態を示す要
部側断面図である。
【図5】同実施形態のスプレー容器の使用状態を示す要
部側断面図である。
【図6】本発明に係るスプレー容器の他の実施形態を示
す要部側断面図である。
【符号の説明】
1 スプレー容器 2 容器本体 3 トリガースプレイヤー 4 水平管路 5 垂直管路 6 プランジャーポンプ機構 7 スプレイヤー本体 70a リブ 8 トリガー 9 インテイク 10 チューブ 11 小径シリンダー 12 プランジャー 121b 摺動部 13 大径シリンダー 13c ノズル部 14 気液導入路 14a 液体流路 14b 気体流路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状物を充填する容器本体2の口部に、
    トリガースプレイヤー3が装着されてなり、 該トリガースプレイヤー3に、互いに連通する水平管路
    4及び垂直管路5が設けられるとともに該水平管路4に
    プランジャーポンプ機構6が配設されたスプレイヤー本
    体7と、該スプレイヤー本体7に回動自在に装着された
    トリガー8と、上記垂直管路5に装着されたインテイク
    9と、該インテイク9に装着されたチューブ10とを備
    えており、上記スプレイヤー本体7並びに上記インテイ
    ク9に、上記トリガー8を引いたときに、外気及び上記
    小径シリンダー11内の液状物を上記容器本体2内に導
    く気液導入路14を備えたスプレー容器であって、 上記プランジャーポンプ機構6は、上記水平管路4内に
    配設された小径シリンダー11と、該小径シリンダー1
    1に連通しその前方部において往復動自在に配設された
    大径シリンダー13と、該小径シリンダー11及び大径
    シリンダー13内おいてコイルバネ15を介して往復摺
    動自在に配設されたプランジャー12とを備えており、 上記大径シリンダー13の前方部に、上記プランジャー
    12の先端部で通液が遮断されるノズル部13cを設け
    るとともに、上記水平管路4に、上記小径シリンダー1
    1の外周面に当接し且つ上記気液導入路14を液体流通
    路14aと気体流通路14bとに画成するリブ70aを
    設けたことを特徴とするスプレー容器。
  2. 【請求項2】 上記プランジャー12の先端部を上記ノ
    ズル部13c側に付勢するコイルバネ15を、上記大径
    シリンダー13内を摺動する該プランジャー12の摺動
    部121aの後端部と上記小径シリンダー11の先端部
    との間に介装させたことを特徴とする請求項1に記載の
    スプレー容器。
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KR102074520B1 (ko) * 2018-09-18 2020-02-06 공두혁 노즐 막힘 방지 푸쉬 펌프

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