JPH09121944A - 鏡付き歯ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯ブラシの頭部の背面に鏡を設けた鏡付き歯
ブラシを提供する。 【解決手段】柄と、前面にブラシ３を設けた頭部からな
る歯ブラシにおいて、頭部２の背面に平面又は凸面の鏡
４を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、歯ブラシの改良に
関し、詳しくは歯ブラシの頭部の背面に鏡を設けた鏡付
きハブラシに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、歯ブラシは長尺の柄の一端部の前
面にブラシを設けた単純なものであったが、近年、歯科
医学の進歩に伴って柄の形状やブラシの形状、材質等に
改良が加えられ、歯並び、歯質等に合わせて選択できる
ようになった。又、携帯用として折たたみ式のものや、
電動式のものが提供されるようになった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの歯ブ
ラシは歯を磨くことのみを目的とするものであって、歯
磨き意外に使用されることはなく、使用済の歯ブラシは
一部掃除用具や靴磨き等に再利用されるに過ぎなかっ
た。本発明は歯ブラシの頭部のブラシの反対面に鏡を設
けることによって、歯を磨くと同時に口内や歯の点検を
行うことができるようにした鏡付き歯ブラシを提供する
ことを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、柄１と、全面にブラシ３を設けた頭部２から
なる歯ブラシにおいて、頭部２の背面に平面又は凸面の
鏡４を設けたものである。

【０００５】

【発明の実施の形態】このように構成された本発明を実
際に使用する場合は次のようになる。柄１を片手に握っ
て歯みがきをブラシに附け、歯を磨くことは従来の歯磨
きと同様であるが、歯に異状を感じたり、口内に異状を
感じた場合、歯ブラシの頭部２の背面に設けた鏡４を使
って異状を見る。鏡４は歯ブラシに取り付けられていて
自由に動かすことができるので、口内は細部に亘って見
ることができる。

【０００６】

【実施例】以下本発明の実施例を図面に基ずいて説明す
る。図１は本発明の側面図で、図２は本発明の平面図、
図３は図１におけるＩＩＩ−ＩＩＩ断面図で、図中の符
号１は歯ブラシの柄を示す。柄１は特定のものではな
く、通常使用されている歯ブラシと同様で、年少者から
高齢者まで使用できる形状、太さに形成されている。２
は柄１の一端寄りの一部で、表面（図１では下方）にブ
ラシ３が設けられている。ブラシ３は硬いものから、や
や硬いもの、軟かいものまで必要に応じて選択できるよ
うになっている。４は頭部２の背面（ブラシと反対の
面）に設けられた鏡で、歯を磨く際に邪魔にならないよ
うに頭部２に埋設されている。鏡４は歯の状態や口内の
傷、炎症等の状態を見るためのもので、傷や炎症等を早
期に発見することによって、手遅れにならないように医
師の手当を受けることができる。又、鏡４は凸面鏡とす
ることによって口内の小さな傷や小さな腫物がよく見え
るので、患部をすぐに発見できる。例えば、歯に物が挟
まっても、口内の奥部に小骨等が刺さっても、拡大鏡に
よってその場所がわかり、簡単に取り除くことができ
る。

【０００７】

【発明の効果】本発明は上記のように構成したので口中
の状態が、壁面に取り付けられた鏡よりも細部にわたっ
てよく見ることができるので、虫歯や歯槽膿漏を早期に
発見することができる。又、口の中に限らず、目、鼻、
耳等の内部も見ることができるので、これ等の内部の異
状、疾患等を確認することができる。鏡は、合成樹脂材
を利用し、真空蒸着法によって製造することができるの
で、容易に歯ブラシに埋設することが出来、製造コスト
も安く、安価に提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の側面図である。

【図２】本発明の背面図である。

【図３】図１におけるＩＩＩ−ＩＩＩ断面図である。

【図４】本発明の斜視図である。

【符号の説明】

１ 柄 ２ 頭部 ３ ブラシ ４ 鏡

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】柄と、前面にブラシを設けた頭部からなる
   歯ブラシにおいて、頭部の背面に鏡を設けたことを特徴
   とする鏡付き歯ブラシ。
2. 【請求項２】鏡が凸面鏡であることを特徴とする請求項
   １記載の鏡付き歯ブラシ。