JPH09120763A - 風検知スイッチと、これを用いた温風器及びヘアードライヤー - Google Patents

風検知スイッチと、これを用いた温風器及びヘアードライヤー

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JPH09120763A
JPH09120763A JP27945395A JP27945395A JPH09120763A JP H09120763 A JPH09120763 A JP H09120763A JP 27945395 A JP27945395 A JP 27945395A JP 27945395 A JP27945395 A JP 27945395A JP H09120763 A JPH09120763 A JP H09120763A
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JP27945395A
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English (en)
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Mitsuru Shichiri
満 七里
Mitsuo Hayashi
美津雄 林
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風圧を変化を検知して風圧の変化にて可動接
点を固定接点に対して開閉し、ヒータ等の動作を制御し
て安全性を確保する。 【解決手段】 基台1に設けた固定接点2と、固定接点
2に対して接点交換自在な可動接点3と、風圧を受けて
変位して風圧の変化により可動接点3を固定接点2に対
して開閉する可動風翼手段とを具備した。そして風量の
変化に伴う風圧を検知してこの風圧の変化により可動接
点を固定接点に対して開閉するようにする。この接点を
開閉する風検出スイッチSW1 を温風器等のヒータの回
路に組み込むことで風検知スイッチSW1 で制御して、
風量低下時に熱風を吹き出したり火災を発生したりする
という危険性を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風圧を検出して開
閉する風検知スイッチと、これを用いた温風器及びヘア
ードライヤーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヘアードライヤー等の温風を発生する装
置では、商品の末期時にはモータの回転がスローダウン
して送風量が低下し、熱風が吹き出したり、最悪時には
火災の原因となったりするという問題がある。従来、ヘ
アードライヤにておいて、風圧を検出する手段を設けた
ものとして、特開昭59−77806号公報に開示され
るものがあるが、これは風圧の変化を検知して表示する
だけで風圧が低下したときヒータへの通電を停止して安
全性を確保するというようなものでない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙述の点に鑑
みてなされたものであって、風圧の変化を検知して風圧
の変化にて可動接点を固定接点に対して開閉し、ヒータ
等の動作を制御して安全性を確保できるようにすること
を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明風検知スイッチは、基台に設けられた固定接点
と、固定接点に対して接点交換自在な可動接点と、風圧
を受けて変位して風圧の変化により可動接点を固定接点
に対して開閉する可動風翼手段とを具備したことを特徴
とする。しかして風量の変化に伴う風圧を検知してこの
風圧の変化により可動接点を固定接点に対して開閉で
き、風量の変化により接点を開閉する風検知スイッチを
温風器等のヒータの回路に組み込むことで風検知スイッ
チで制御して、風量低下時に熱風を吹き出したり火災を
発生したりするという危険性を防止できる。
【0005】また可動風翼手段は、所定の風圧以下で可
動接点を固定接点に対して開くと共に所定以上の風圧で
可動接点を固定接点に対して閉じるように可動接点を動
作させるものであることを特徴とすることも好ましい。
この場合、所定の風量が送風されて所定の風圧を検知し
たときには固定接点に対して可動接点が閉じられ、所定
の風量以下になって所定以下の風圧であることを検知し
たとき可動接点が固定接点に対して開かれる。このよう
に風量の変化により接点を開閉する風検知スイッチを温
風器等のヒータの回路に組み込むことで、風量低下時に
熱風を吹き出したり火災を発生したりするという危険性
を防止できる。
【0006】また可動接点を有する可動接点板を可動風
翼手段と一体化したことを特徴とすることも好ましい。
この場合、簡単な構造にできると共に動作の確実性を確
保できる。また可動接点に異常温度上昇時に作動するサ
ーモスイッチを一体化して成ることを特徴とすることも
好ましい。この場合、風量が少なくなって異常温度に上
昇したとき、温度検出でも可動接点を開くことができ、
風量の変化と温度変化との両方で動作させることができ
て一層安全性を確保できる。
【0007】また固定接点と可動接点とが接点交換する
部分に囲い枠を設けて成ることを特徴とすることも好ま
しい。この場合、可動接点と固定接点とが接点交換する
部分に粉塵や綿ぼこり等の塵埃が侵入するのを防止でき
る。また本発明温風器は、上記の風検知スイッチをヒー
タに通電する回路に組み込んだことを特徴とする。この
場合、モータの回転数のスローダウン等で風量が少なく
なったときヒータに通電するのが遮断されて熱風が吹き
出したり、火災を発生したりする危険性を防止できる。
【0008】また温風器の一例である本発明ヘアードラ
イヤーは、上記風検知スイッチをヒータに通電する回路
に組み込んだことを特徴とする。この場合、モータの回
転数のスローダウン等で風量が少なくなったときヒータ
に通電するのが遮断されて熱風が吹き出したり、火災を
発生したりする危険性を防止できる。また空気の吸い込
み口や温風の吹き出し口を閉じて風量が低下したときも
ヒータへの通電を遮断して安全性を確保できる。
【0009】
【発明の実施の形態】まず、第1の実施の形態から述べ
る。風検知スイッチSW1 は、図1、図2に示すように
基台1と、固定接点2と、可動接点3を有する可動接点
板4と、第1端子板5と、第2端子板6と、可動風翼7
とで主体が構成されている。絶縁材にて形成せる基台1
には第1端子板5と第2端子板6を一体に装着してあ
り、第1端子板5と導通する固定接点2を基台1の上面
に露出させてあり、第2端子板6と導通する可動接片6
aを基台1の上面に露出させてある。バネ材に形成せる
可動接点板4の基端は可動接片6aに固定されており、
可動接点板4の先端の可動接点3を固定接点2に対向さ
せてある。また可動接点板4は可動接点板4の中央に切
り起こしで形成した弾接片4aを基台1に弾接させるこ
とで可動接点3が固定接点2に対して離れるように付勢
してある。本例の場合、可動風翼7は矩形枠状の本体枠
8と薄板よりなる風圧是正板9とで構成されている。可
動風翼7の本体枠8は基台1を囲むように配置してあ
り、支点11を中心に可動風翼7が図2の符号aに示す
動作範囲だけ回動するようになっている。また可動接点
板4にストッパー10を切り起こしで形成してあり、可
動風翼7の回動範囲を規制している。しかして、送風さ
れていない無風状態では、図2(a)のように可動風翼
7は風圧を受けていなく、可動接点板4のばね性で固定
接点2に対して可動接点3が離間している。この状態か
ら矢印B方向に送風すると、可動風翼7が風圧を受けて
傾き、可動接点板4のバネ性に抗して可動接点3が固定
接点2に近接させるように可動接点3を押し、所定以上
の風圧を受けることで可動接点3を固定接点2に接触さ
せて接点を閉じる。この状態では風圧にて一定の接点圧
で可動接点3が固定接点2に接触して接点が閉じた状態
が保持される。このとき風圧が高くなっても風圧是正板
9が変形することで風圧を是正して常に略一定の接点圧
にて可動接点3が固定接点2に接触できるようになる。
【0010】図3は温風器Aの一例としてのヘアードラ
イヤーA1 であって、上記風検知スイッチSW1 を次の
ように組み込んである。図3で、12は風洞であり、風
洞12の基端には空気の吸い込み口13を設けてあり、
風洞12の先端には温風や冷風の吐出口14を設けてあ
る。風洞12内には、ファン15、ファン15を駆動す
るモータM、送風を整流する整流する整流翼16、空気
を加熱するヒータRHを内装してある。ヒータRHの適
所には温度の異常上昇時に開くサーモスイッチTSを配
置してある。また整流翼16の近傍には上記のように構
成せる風検知スイッチSW1 を配置してある。風洞12
には手で持つグリップ17を一体に設けてある。図4は
上記ヘアードライヤーA1 の回路図である。図4でCは
電源を供給するコネクター、F1 ,F2 は温度ヒュー
ズ、SW2 はホット、コールド、オフの切り替えスイッ
チSW3 は風量の切り替えスイッチ、SW4 はノーマル
ヘルシーの切り替えスイッチ、D1 は第1ダイオード、
2 は第2ダイオード、MBはダイオードブロックDB
とモータMよりなるモータブロック、HBはヒータブロ
ック、R1 は第1抵抗、R2 は第2抵抗である。上記風
検知スイッチSW1 やサーモスイッチTSはヒータRH
に直列に接続してある。今、切り替えスイッチSW2
第1接点s21や第2接点s22が開いた状態でがオフ状態
であり、この状態で切り替えスイッチSW2 の第1接点
21を閉じてモータMを駆動すると、送風だけが行われ
て冷風が吐出が行われる。このとき、切り替えスイッチ
SW3 の第1接点s31及び第2接点s32を開いた状態に
してあると、第1ダイオードD1、第1抵抗R1 及び第
2抵抗R2 を介して電流が流れ、モータMは低速で駆動
されてロー状態の送風がされる。この状態で切り替えス
イッチSW3 の接点s31を閉じると、第1ダイオードD
1 を通らず、第1抵抗R1 及び第2抵抗R2 を介して電
流が流れ、モータMが高速で駆動されてハイ状態の送風
がされる。この状態で切り替えスイッチSW3 の第1接
点s31及び第2接点s32を閉じると、第1抵抗R1 だけ
を介して電流が流れ、モータMがさらに高速で駆動され
てターボ状態の送風が行われる。また切り替えスイッチ
SW2 の第1接点s21と第2接点s22の両方を閉じる
と、モータMを駆動すると共にヒータRHへ通電され、
温風が吐出される。このとき切り替えスイッチSW3
ローの送風状態にしてあるとき、ヒータRHにも第1ダ
イオードD1 を介して通電されてヒータRHの発熱量が
少く、また切り替えスイッチSW3 をハイまたはターボ
の送風状態にしてあるとき、ヒータRHに直接通電され
て発熱量が多い。また、上記の状態で切り替えスイッチ
SW4 の接点s4 を開いていると、ヒータRHには第2
ダイオードD2 を介して通電されるため、発熱量が抑え
られ、髪に熱い温風を当てないようにしてヘルシーな状
態で整髪できる。また上記の状態で切り替えスイッチS
4 の接点s 4 を閉じると、ヒータRHの発熱量が多く
なってノーマルな状態で整髪がされる。上記のような温
風を送風する使用状態で、ヒータRH近傍の温度が異常
に上昇すると、サーモスイッチTSが切れてヒータRH
への通電が遮断される。また温風を送風する使用状態
で、風の状態が風検知スイッチSW1 で検出され、風量
が所定以上あるときは接点が閉じられてヒータRHに通
電されているが、風量が所定以下になると接点が開かれ
てヒータRHへの通電が遮断される。つまり、図5に示
すように風量が所定以上(例えば0.5m3 /min以
上)になるとヒータRHへの通電がオンされ、風量は所
定以下(例えば0.5m3 /min以下)になると、ヒ
ータRHへの通電がオフされる。また図2(b)で符号
bに示す線は可動風翼7が傾いて可動接点3と固定接点
2が接触する動作位置、符号cに示す線はローの送風状
態での可動風翼7の傾き位置、符号dに示す線はターボ
の送風状態での可動風翼7の傾き位置である。図2
(b)で想像線は風圧是正板9が撓み変形して風圧を是
正している状態である。
【0011】次に第2の実施の形態について述べる。本
実施の形態のものも第1の実施の形態と基本的に同じで
あり、異なる点だけを述べる。図6、図7に示すように
可動接点3と固定接点2のある部分を囲むように絶縁材
にて形成せる囲い枠18を基台1と一体的に設けてあ
る。可動風翼7の基端部には偏心カム部36を設けてあ
り、可動風翼7の基端部の支点11を中心に可動風翼7
が回動するように可動風翼7を囲い枠18に回動自在に
装着してある。また可動接点板4は可動接点板4の中央
に切り起こしで形成した弾接片4aを基台1に弾接させ
ることで可動接点3が固定接点2に対して離れるように
付勢してある。この場合も、図7の矢印Bの方向に送風
されると、可動風翼7が風圧にて回動して偏心カム部3
6で可動接点板4を押し、所定以上の風圧を受けると可
動接点3と固定接点2とが接触して接点が閉じられ、所
定以下の風圧になると可動接点板4のバネ力で可動接点
3が固定接点2から離れて接点が開かれる。またこの実
施の形態の場合、可動接点3と固定接点2の部分が囲い
枠18で囲まれているので、この部分に粉塵、綿ぼこり
等の塵埃が侵入するのを防止でき、接点の接触不良を防
止できる。また絶縁材料の囲い枠18で囲むことで火花
が発生する弊害を防止できる。
【0012】次に第3の実施の形態について述べる。本
実施の形態のものも第1の実施の形態と基本的に同じで
あり、異なる点だけを述べる。本実施の形態の場合、図
8、図9に示すように通常、可動接点3が固定接点2に
接触するように可動接点板4を可動接点板4のバネ性で
付勢してある。また可動接点板4にはサーモスイッチの
働きをさせるバイメタル19を一体に装着してあり、異
常な温度になったときバイメタル19が反転することで
可動接点板4をバネ性に抗して変形させて可動接点3を
固定接点2から開離できるようになっている。このよう
なサーモスイッチの働きをさせるバイメタル19を一体
に装着してあると、第1の実施の形態で述べたサーモス
イッチTSと同じ働きをさせて別途サーモスイッチを設
ける必要をなくすことができる。可動風翼7の上部の支
点11は基台1に回転自在に装着してあり、可動風翼7
と基台1との間に引っ張りバネ20を架設してある。ま
た可動風翼7の上端に設けた押し上げ部21が可動接点
板4の下面に当接してある。しかして風を受けていない
状態では引っ張りバネ20にて可動風翼7が引っ張れる
ことで、押し上げ部21で可動接点板4を押し上げて可
動接点3が固定接点2から離れている。そして風圧を矢
印B方向に受けると、引っ張りバネ20に抗して可動風
翼7が回動し、所定以上の風圧を受けると、図9に示す
ように押し上げ部21が可動接点板4を押し上げない位
置まで下降し、可動接点板4の押し上げが解除されて可
動接点3が固定接点2に接触する。
【0013】次に第4の実施の形態について述べる。本
実施の形態のものも第1の実施の形態と基本的に同じで
あり、異なる点だけを述べる。第1の実施の形態では、
可動風翼7が本体枠8と薄板状の風圧是正板9で形成し
てあったが、本実施の形態の場合、図10、図11に示
すように風圧是正板9を設けることなく、本体枠8と風
圧受部23を一体に設けることで形成してある。その他
は第1の実施の形態と同じである。
【0014】次に第5の実施の形態について述べる。本
実施の形態のものも第1の実施の形態と基本的に同じで
あり、異なる点だけを述べる。基台1には図12、図1
3に示すように可動接点板4を跨ぐように両側に軸支突
部24を突設してあり、両側の軸支突部24の間に支点
11としての軸25を架設してあり、可動風翼7の軸支
部26を軸25に回転自在に装着してある。そして可動
風翼7の先端と可動接点板4との間を略U字状のクリッ
クばね27にて連結してある。また可動接点板4と可動
風翼7との間に戻しバネ37を介在してある。この場
合、クリックばね27を介装しているために接点が開閉
するときクリック性があり、また軽い力(風力)で開閉
が可能になるものである。
【0015】次に第6の実施の形態について述べる。本
実施の形態のものも第1の実施の形態と基本的に同じで
あり、異なる点だけを述べる。本実施の形態の場合、図
14、図15に示すように通常、可動接点3が固定接点
2に接触するように可動接点板4を可動接点板4のバネ
性で付勢してある。また可動接点板4にはサーモスイッ
チの働きをさせるバイメタル19を一体に装着してあ
り、異常な温度になったときバイメタル19が反転する
ことで可動接点板4をバネ性に抗して変形させて可動接
点3を固定接点2から開離できるようになっている。ま
た可動風翼7の一端部は囲い枠18内で支点11を中心
に回動自在に装着してあり、可動風翼7の一端に設けた
作用部28を可動接点板4の先端に接触させてある。ま
た可動風翼7と囲い枠18との間には接点開用戻しバネ
29を介装してある。しかして風を受けていない状態で
は接点開用戻しバネ29にて可動風翼7が倒れるように
付勢されており、このバネ力で作用部28が可動接点板
4の先端を押し上げ、可動接点3が固定接点2に対して
離れている。そして風圧を矢印B方向に受けると、接点
開用戻しバネ29に抗して可動風翼7が回動し、所定以
上の風圧を受ける可動接点板4のバネ力で可動接点3が
固定接点2に接触する。またこの実施の形態の場合も、
可動接点3と固定接点2の部分が囲い枠18で囲まれて
いるので、この部分に粉塵、綿ぼこり等の塵埃が侵入す
るのを防止でき、接点の接触不良を防止できる。
【0016】次に第7の実施の形態について述べる。本
実施の形態のものも第1の実施の形態と基本的に同じで
あり、異なる点だけを述べる。本実施の形態の場合、図
16、図17に示すように可動接点板4に一体的に可動
風翼7を設けてある。この場合も、矢印B方向に風を受
け、所定以上の風圧がかかったとき可動接点3が固定接
点2に接触して接点を閉じるようになっている。この場
合、可動風翼7から可動接点板4に直接風による力が作
用し、強風時には可動接点板4がヒステリシス的に作動
して接点圧力を与える。 次に第8の実施の形態につい
て述べる。
【0017】本実施の形態は図18、図19に示すよう
に上記第2の実施の形態と可動風翼7が風が受ける方向
を逆にしたものである。図19の矢印Bの方向に送風さ
れると、可動風翼7が風圧にて回動して偏心カム部36
で可動接点板4を押し、所定以上の風圧を受けると可動
接点3と固定接点2とが接触して接点が閉じられ、所定
以下の風圧になると可動接点板4のバネ力で可動接点3
が固定接点2から離れて接点が開かれる。
【0018】次に第9の実施の形態について述べる。本
実施の形態の場合も、図20、図21に示すように第6
の実施の形態と同様に通常、可動接点3が固定接点2に
接触するように可動接点板4を可動接点板4のバネ性で
付勢してある。また可動接点板4にはサーモスイッチの
働きをさせるバイメタル19を一体に装着してあり、異
常な温度になったときバイメタル19が反転することで
可動接点板4をバネ性に抗して変形させて可動接点3を
固定接点2から開離できるようになっている。また可動
風翼7の一端部は囲い枠18内で支点11を中心に回動
自在に装着してあり、可動風翼7の一端に設けた作用部
28を可動接点板4の先端に接触させてある。また可動
風翼7と基台1との間には引っ張りバネ30を介装して
ある。しかして風を受けていない状態では引っ張りバネ
30にて可動風翼7が倒れるように付勢されており、こ
のバネ力で作用部28が可動接点板4の先端を押し上
げ、可動接点3が固定接点2に対して離れている。そし
て風圧を矢印B方向に受けると、引っ張りバネ30に抗
して可動風翼7が回動し、所定以上の風圧を受ける可動
接点板4のバネ力で可動接点3が固定接点2に接触す
る。またこの実施の形態の場合も、可動接点3と固定接
点2の部分が囲い枠18で囲まれているので、この部分
に粉塵、綿ぼこり等の塵埃が侵入するのを防止でき、接
点の接触不良を防止できる。
【0019】次に第10の実施の形態について述べる。
図22、図23に示すように可動接点板4の上方に切り
起こした突片31の上端に軸受筒32を設けてあり、可
動風翼7の上端に設けた支点11としての支点軸33を
軸受筒32に回動自在に軸支してある。また可動風翼7
にはカム部34を設けてあり、基台1にはカム部34に
対応するカム用コロ支点35を設けてある。しかして風
を受けていない状態では可動接点板4のバネ性にて可動
接点3が固定接点2に対して離間している。そして風圧
を矢印B方向に受けると、可動風翼7が回動すると共に
カム部34がカム用コロ支点35に対してスライドし、
可動風翼7が下方に移動し、所定の風圧を受けると、可
動接点3が固定接点2に接触する。
【0020】なお、上記実施の形態では、温風器の一例
としてヘアードライヤーに用いたものについて述べた
が、工業用ドライヤー、温風暖房装置等の温風器でも同
様に実施できる。
【0021】
【発明の効果】本発明の風検知スイッチは、基台に設け
られた固定接点と、固定接点に対して接点交換自在な可
動接点と、風圧を受けて変位して風圧の変化により可動
接点を固定接点に対して開閉する可動風翼手段とを具備
したので、風量の変化に伴う風圧を検知してこの風圧の
変化により可動接点を固定接点に対して開閉できるもの
であって、風量の変化により接点を開閉する風検知スイ
ッチを温風器等のヒータの回路に組み込むことで風検知
スイッチで制御して、風量低下時に熱風を吹き出したり
火災を発生したりするという危険性を防止できるもので
ある。
【0022】また本発明の請求項2記載の風検知スイッ
チは、可動風翼手段を、所定の風圧以下で可動接点を固
定接点に対して開くと共に所定以上の風圧で可動接点を
固定接点に対して閉じるように可動接点を動作させるも
のにしているので、所定の風量が送風されて所定の風圧
を検知したときには固定接点に対して可動接点が閉じら
れ、所定の風量以下になって所定以下の風圧であること
を検知したとき可動接点が固定接点に対して開かれるも
のであって、この風検知スイッチを温風器等のヒータの
回路に組み込むことで、風量低下時に熱風を吹き出した
り火災を発生したりするという危険性を防止できるもの
である。
【0023】また本発明の請求項3記載の風検知スイッ
チは、可動接点を有する可動接点板を可動風翼手段と一
体化したので、簡単な構造にできると共に動作の確実性
を確保できるものである。また本発明の請求項4記載の
風検知スイッチは、可動接点に異常温度上昇時に作動す
るサーモスイッチを一体化しているので、風量が少なく
なって異常温度に上昇したとき、温度検出でも可動接点
を開くことができ、風量の変化と温度変化との両方で動
作させることができて一層安全性を確保できるものであ
る。
【0024】また本発明の請求項5記載の風検知スイッ
チは、固定接点と可動接点とが接点交換する部分に囲い
枠を設けているので、可動接点と固定接点とが接点交換
する部分に粉塵や綿ぼこり等の塵埃が侵入するのを防止
できるものである。また本発明の請求項6記載の温風器
は、上記の風検知スイッチをヒータに通電する回路に組
み込んだので、モータの回転数のスローダウン等で風量
が少なくなったときヒータに通電するのが遮断されて熱
風が吹き出したり、火災を発生したりする危険性を防止
できるものである。
【0025】また本発明の請求項7記載のヘアードライ
ヤーは、上記風検知スイッチをヒータに通電する回路に
組み込んだので、モータの回転数のスローダウン等で風
量が少なくなったときヒータに通電するのが遮断されて
熱風が吹き出したり、火災を発生したりする危険性を防
止できるものであり、また空気の吸い込み口や温風の吹
き出し口を閉じて風量が低下したときもヒータへの通電
を遮断して安全性を確保できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の風検知スイッチの
斜視図である。
【図2】同上の一部切欠正面図であり、(a)は接点が
開いているときの図、(b)は接点が閉じているときの
図である。
【図3】同上の風検知スイッチを設けたヘアードライヤ
ーの断面図である。
【図4】同上のヘアードライヤーの回路図である。
【図5】同上の風量とヒータのオンオフの動作説明する
説明図である。
【図6】同上の第2の実施の形態の風検知スイッチの斜
視図である。
【図7】同上の正面図である。
【図8】同上の第3の実施の形態の風検知スイッチの斜
視図である。
【図9】同上の正面図である。
【図10】同上の第4の実施の形態の風検知スイッチの
斜視図である。
【図11】同上の正面図である。
【図12】同上の第5の実施の形態の風検知スイッチの
斜視図である。
【図13】同上の一部切欠正面図である。
【図14】同上の第6の実施の形態の風検知スイッチの
斜視図である。
【図15】同上の正面図である。
【図16】同上の第7の実施の形態の風検知スイッチの
斜視図である。
【図17】同上の正面図である。
【図18】同上の第8の実施の形態の風検知スイッチの
斜視図である。
【図19】同上の正面図である。
【図20】同上の第9の実施の形態の風検知スイッチの
斜視図である。
【図21】同上の正面図である。
【図22】同上の第10の実施の形態の風検知スイッチ
の斜視図である。
【図23】同上の正面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 固定接点 3 可動接点 4 可動接点板 7 可動風翼 18 囲い枠 19 バイメタル SW1 風検知スイッチ A 温風器 A1 ヘアードライヤー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に設けられた固定接点と、固定接点
    に対して接点交換自在な可動接点と、風圧を受けて変位
    して風圧の変化により可動接点を固定接点に対して開閉
    する可動風翼手段とを具備したことを特徴とする風検知
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 可動風翼手段は、所定の風圧以下で可動
    接点を固定接点に対して開くと共に所定以上の風圧で可
    動接点を固定接点に対して閉じるように可動接点を動作
    させるものであることを特徴とする請求項1記載の風検
    知スイッチ。
  3. 【請求項3】 可動接点を有する可動接点板を可動風翼
    手段と一体化したことを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の風検知スイッチ。
  4. 【請求項4】 可動接点に異常温度上昇時に作動するサ
    ーモスイッチを一体化して成ることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の風検知スイッチ。
  5. 【請求項5】 固定接点と可動接点とが接点交換する部
    分に囲い枠を設けて成ることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の風検知スイッチ。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2の風検知スイッ
    チをヒータに通電する回路に組み込んだことを特徴とす
    る温風器。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2の風検知スイッ
    チをヒータに通電する回路に組み込んだことを特徴とす
    るヘアードライヤー。
JP27945395A 1995-10-26 1995-10-26 風検知スイッチと、これを用いた温風器及びヘアードライヤー Withdrawn JPH09120763A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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