JPH09120433A - 文字認識方法及び文書作成装置 - Google Patents

文字認識方法及び文書作成装置

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JPH09120433A
JPH09120433A JP7275410A JP27541095A JPH09120433A JP H09120433 A JPH09120433 A JP H09120433A JP 7275410 A JP7275410 A JP 7275410A JP 27541095 A JP27541095 A JP 27541095A JP H09120433 A JPH09120433 A JP H09120433A
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JP
Japan
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character recognition
character
input
coordinate information
recognition
Prior art date
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Pending
Application number
JP7275410A
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English (en)
Inventor
Yoshio Furuichi
佳男 古市
Tsutomu Kobayashi
努 小林
Junichi Tanaka
淳一 田中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の異なるオンライン文字認識方式を統合し
て高精度の認識処理を行う。 【解決手段】手書き文字が入力された際に、入力時の平
均筆記速度、入力時の1画分の筆跡の長さの平均値、あ
るいは、入力時の筆跡の入力方向の変動といった文字入
力時の状況を計測することにより、その測定結果に応じ
て上記各文字認識方式のどれを使用するのかを決定する
(501〜510)。そして、その決定された文字認識
方式に対応した文字認識辞書を用いて、当該入力座標情
報を文字として認識処理する(511)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明タブレットな
どの座標入力装置にスタイラスペンなどを用いて手書き
文字を入力し、これを認識処理して文書を作成する手書
きワードプロセッサ等の文書作成装置と、同装置に用い
られる文字認識方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、入力手段としてキーボードを使用
していたコンピュータも紙の上に文字や図形を書き込む
感覚で入力でき、さらに装置自体の小型化が実現できる
ために、キーボードを用いずに液晶タブレットの上にス
タイラスペンを用いて座標点列の情報という形で入力
し、その情報を文字として認識して求める文章が得られ
るペンコンピュータが開発されるようになってきた。
【0003】しかし、入力した座標点列の情報を文字と
して認識するためのオンライン文字認識の技術は無数と
言ってよいほどの方式が発表されているが、まだまだ満
足のいく性能が出ていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従
来、手書き文字を認識するための文字認識方式が複数存
在するが、これらは、一つの方式で丁寧に書いた楷書体
から雑に書いた崩し字までの全ての文字をカバーするこ
とを目標としていた。
【0005】しかしながら、一つの方式で全ての文字を
カバーすることは非常に難しく、それよりは楷書体に強
い認識方式と崩し字に強い認識方式を統合して利用した
方が性能の良い方式となることが予想できる。この場
合、複数の異なる文字認識方式を統合させるためには、
どのような観点で統合させるかということが問題となっ
てくる。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、複数の異なるオンライン文字認識方式を統合
して高精度の認識処理を行うことのできる文字認識方法
及び文書作成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、手書き文字として入力された座標情報
を文字として認識処理するための複数の異なる文字認識
方式を有する文字認識方法において、入力時の平均筆記
速度、入力時の1画分の筆跡の長さの平均値、あるい
は、入力時の筆跡の入力方向の変動といった文字入力時
の状況を計測することにより、その測定結果に応じて上
記各文字認識方式のどれを使用するのかを決定し、その
決定された上記文字認識方式に対応した文字認識辞書を
用いて、当該入力座標情報を文字として認識処理するこ
とを特徴とするものである。
【0008】また、本発明は、手書き文字として入力さ
れた座標情報を文字として認識処理するための複数の異
なる文字認識方式を有する文字認識方法において、入力
時の平均筆記速度、入力時の1画分の筆跡の長さの平均
値、あるいは、入力時の筆跡の入力方向の変動といった
文字入力時の状況を計測することにより、その測定結果
に応じて上記各文字認識方式の候補順位優先度を決定
し、上記各文字認識方式のそれぞれに対応する文字認識
辞書を用いて、当該入力座標情報を文字として認識処理
することにより、上記各文字認識方式毎の文字認識候補
を算出し、これらの文字認識候補を上記候補順位優先度
に従って認識結果として順に出力することを特徴とする
ものである。
【0009】このような方法によれば、入力時の平均筆
記速度、入力時の1画分の筆跡の長さの平均値、あるい
は、入力時の筆跡の入力方向の変動といった文字入力時
の状況に応じて文字認識方式が切り替えられ、例えば楷
書体で筆記された文字については楷書体に強い認識方式
で、崩し字で筆記された文字については崩し字に強い認
識方式で認識処理される。
【0010】これにより、単一の文字認識方式でのみを
用いていた場合よりも、文字認識精度が著しく向上し、
その結果、入力者は最小限の手間で簡便に文書の作成を
行うことができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
文書作成装置を示す図、図2は図1の文書作成装置の内
部構造を示すブロック図である。
【0012】図1に示すように、本装置は、透明タブレ
ット1、スタイラスペン2、制御装置3、液晶ディスプ
レイ4、外部記憶装置5で構成される。透明タブレット
1は、スタイラスペン2と共に座標入力装置を構成して
おり、スタイラスペン2にて指示された位置の座標情報
を検出して入力する。
【0013】制御装置3は、マイクロプロセッサを主体
として構成され、座標入力装置(1,2)から得られた
2次元の座標点列の情報に基づいて文字認識処理を行な
う。液晶ディスプレイ4は、スタイラスペン2から入力
した筆跡データを表示するための表示装置である。
【0014】外部記憶装置5は、例えばハードディスク
装置(HDD)やフロッピーディスク装置(FDD)等
で構成され、ここでは複数の異なる文字認識方式毎に設
けられた第1認識辞書51および第2認識辞書52を有
する。
【0015】なお、表示装置には、上記液晶ディスプレ
イ4の他に、CRT (Cathode RayTube) 、プラズマデ
ィスプレイなども用いることができる。液晶ディスプレ
イ4は透明タブレット1と積層一体化されている。つま
り、この液晶ディスプレイ4と積層一体化された透明タ
ブレット1とは同一寸法の同一座標面を形成するもので
あり、液晶ディスプレイ4に表示された情報は透明タブ
レット1を介して視認できるようになっている。
【0016】このように積層一体化された透明タブレッ
ト1と液晶ディスプレイ4とにより、透明タブレット1
上での座標指示位置が液晶ディスプレイ4上での同一位
置での情報として表示され、例えば紙上に文字・図形を
描く感覚で情報入力を行うことができるようになってい
る。
【0017】引き続き、図2を参照して、この複数文字
認識方式を統合する処理を用いた文書作成装置の内部構
成を詳細に説明する。図2に示すように、制御装置3
は、初期設定部31、座標入力部32、筆速計測部3
3、処理切替制御部34、認識制御部35、第1認識部
36、第2認識部37、表示制御部38、記憶部39な
どからなる。
【0018】記憶部39は、入力データバッファ39
1、筆速情報バッファ392、表示データバッファ39
3、画面イメージデータバッファ394、画面領域テー
ブル395で構成される。
【0019】入力データバッファ391は、座標入力装
置(1,2)から入力された座標点列の情報を一時格納
しておくためのバッファである。筆速情報バッファ39
2は、筆速計測部33で計測された筆速情報を一時格納
しておくためのバッファである。
【0020】表示データバッファ393は、液晶ディス
プレイ4に表示するデータを一旦格納しておくためのバ
ッファである。画面イメージデータバッファ394は、
初期画面の表示データを保存しておくためのバッファで
ある。
【0021】画面領域テーブル395は、初期画面にお
いて、アイコン、入力枠などの位置情報が格納されたテ
ーブルである。初期設定部31は、本装置の初期化処理
に関する処理を行うものである。
【0022】座標入力部32は、座標入力装置(1,
2)から入力された座標情報に関する処理を行うもので
ある。筆速計測部33は、座標入力部32で処理された
入力データの筆速を内蔵タイマで計測される一定時間の
サンプリングレートと筆点の移動距離に基づいて算出す
る処理を行うものである。
【0023】処理切替制御部34は、座標入力部32へ
入力された座標情報を基に何の処理を行おうとしている
かを判断し、該当する処理へ制御を渡すものである。認
識制御部35は、筆速計測部33で算出された情報を基
に複数の文字認識の中で、どの認識方式を用いるか、も
しくは優先順位をどのように付けるのかを判断するもの
である。
【0024】第1認識部36および第2認識部37は、
複数の異なる文字認識方式のそれぞれの文字認識を行う
部分である。本実施形態では、2種類の認識方式を対象
とし、例えば第1認識部36での認識方式の概略は図3
に示す通りである。
【0025】第1認識部36では、入力データバッファ
391に格納されている座標情報を第1画目の第1点の
値を原点とする相対座標に変換し、1画分のデータ当た
りに数点(ここでは始点と終点の2点)の代表点を抽出
し、その代表点に対して文字認識を行う。
【0026】ここで、入力データバッファ391には、
図4に示すように、x座標,y座標の値と1画分の入力
終了を表す画セパレー夕が格納されている。1画分の入
力の終了はスタイラスペン2が透明タブレット1から離
れた時点でl画分の入力終了とする。文字認識処理は、
外部記憶装置5に格納されている入力データと同一の画
数をもつ第1認識辞書51の登録パターンを用いる。
【0027】第1認識部36は、上記で算出された1画
分の始点・終点の各座標点において、第1認識辞書51
に登録されている座標点の距離を計算する。そして、各
座標点の距離の合計値を求め、その合計値を点数で割っ
た値を評価値として算出する。
【0028】このように、第1認識部36の文字認識方
式は、画数・筆順を遵守しないといけないが、詳細な識
別処理を行える認識方式である。一方、第2認識部37
で処理される認識方式の概略は図5に示す通りである。
【0029】第2認識部37では、入力データバッファ
391に格納されている1文字辺りの座標情報から座標
情報の分布状況を調べ、まずは1文字の筆記領域を3×
3の領域に分割する。その9領域各々において、領域内
に含まれる座標点のx軸・y軸の射影の累積値を求め
る。つまり、1文字に対して、3×3×2の特徴量が算
出される。その特徴量と辞書に予め格納されている様な
特徴量とを比較して、特徴量の近接具合を評価値として
算出する。
【0030】このように、第2認識部37の文字認識方
式は、画数・筆順は自由のOCR的な文字認識方式であ
るが、詳細な識別には弱い認識方式である。表示制御部
38は、記憶部39に格納されたデータを液晶ディスプ
レイ4に出力したり、消去したりするための一連の表示
処理を行うものである。
【0031】外部記憶装置5は、第1認識辞書51と、
第2認識辞書52から構成されている。それぞれの文字
認識辞書は第1認識部36と第2認識部37での文字認
識方式で参照される辞書に対応している。
【0032】第1認識辞書51には、図6に示すよう
に、文字・文字コード・画数・1つの画の始点と終点と
を第1画の始点を基準とする相対座標で表した情報が格
納されている。
【0033】第2認識辞書52には、図7に示すよう
に、1文字を9領域に分けたそれぞれのx軸・y軸に射
影した累積座標値が格納されている。次に、同実施形態
の動作を説明する。
【0034】図8は同実施形態の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。処理の始めに、初期設定部31が各
種バッファ・カウンタなどをクリアし、画面イメージデ
ータ394に格納されている、図9に示す初期画面を表
示する(ステップ501)。次に、入力者がスタイラス
ペン2を用いて文字の入力を行う(ステップ502)。
【0035】その後に処理が処理切替制御部34へ移
り、処理切替制御部34は画面領域テーブル395に格
納されている図9の領域情報を調べ、入力枠4cの中に
文字を入力しているのか否かを判断する(ステップ50
3)。
【0036】文字入力中であると処理制御部34が判断
すると、処理が座標入力部32に移る。座標入力部32
は直前のスタイラスペン2の状態が透明タブレット1に
触っていたか否かでl画分の入力を行っている途中か否
かを判断する。
【0037】直前の状態がスタイラスペン2と透明タプ
レット1が接触していれば、1画分の入力途中であり、
接触していなければ新たに1画分を入力しはじめたと判
断される(ステップ504)。
【0038】1画分の入力途中であれば、座標入力部3
2は座標情報を入力データバッファ391へ格納し(ス
テップ505)、処理が表示制御部38に移り、座標情
報を表示データバッファ393を経由して、表示装置4
に筆跡として出力する(ステップ506)。
【0039】その後に処理が筆速計測部33に移る。筆
速計測部33は入力データバッファ391に格納されて
いる直前の座標を調べて、直前からどれくらい距離が移
動したかを調べることで、筆速を算出し、算出した値を
筆速情報バッファ392に格納する(ステップ50
7)。
【0040】ここで、筆速情報バッファ392には、図
10に示すように、それぞれのサンプリング点における
筆速が時系列に格納されている。ステップ506の後
に、ステップ502に戻る。ステップ504において、
新たに1画分を入力し始めた場合は、入力データバッフ
ァ391に1画分の入力の終了を示す画セパレータを付
加して、ステップ502に戻る。
【0041】ステップ503において、入力枠4c以外
の部分を入力者が入力した場合、つまり文字入力ではな
い場合、引続き、処理切替制御部34が画面領域テープ
ル395の値を調べて、図9に示す認識ボタン4aを押
下したか否かを調べる(ステップ509)。認識ボタン
4aを押下したと処理切替制御部34が判断したら、認
識制御部35に移る。
【0042】認識制御部35は、まず、筆速情報バッフ
ァ392に格納してある時系列の筆速情報から入力した
1文字の平均筆速を算出し、その値が予め設定されたし
きい値と比較して速いか遅いかを調べる。
【0043】筆速が速い場合には、字の形状は崩れる傾
向にあるので、画数自由の第2の認識方式を採用する方
が良い。反対に、筆速が遅い場合には、字の形状は楷書
で書かれる傾向にあるので、画数遵守で詳細に識別でき
る第1の認識方式を採用する方が良い。
【0044】このようにして、筆速がしきい値より早い
か遅いかに応じて認識方式の選択を行う(ステップ51
0)。そして、選択された文字認識方式に基づいて、前
述したような文字認識を第1認識部36もしくは第2認
識部37が行う(ステップ511)。第1認識部36も
しくは第2認識部37でで算出された認識結果を元に、
最終的な文字認識候補順位を決定する(ステップ51
2)。
【0045】その後に、処理切替部34を経由して表示
制御部38に処理が移り、表示制御部38は入力枠4c
内の筆跡を消去して(ステップ513)、ステップ51
2で決定された文字認識の第1候補を図9に示すカーソ
ルCLが指し示している位置に表示する(ステップ51
4)。
【0046】そして、処理が初期設定部31に移り、入
力データバッファ391、筆速情報バッファ392など
のバッファを初期化して(ステップ515)、ステップ
502に戻る。
【0047】一方、上記ステップ509において、図9
に示す認識ボタン4aを押下していないと処理切替制御
部34が判断した場合には、次に図9に示す終了ボタン
4bを押下したか否かを調べる(ステップ516)。
【0048】終了ボタン4bを押下した場合は処理を終
了する。終了ボタン4bを押下していない場合は、引続
き、図9中の文書表示部のいずれかを押下して、カーソ
ル移動を指示したか否かを処理制御部34は調べる(ス
テップ517)。
【0049】カーソル移動を指示した場合に、処理切替
制御部34は表示制御部38を介して、押下した位置に
カーソルCLを移動し(ステップ518)、ステップ5
02に戻る。
【0050】ステップ517でカーソル移動を指示しな
かった場合は無効位置をタッチしたものとして、何もせ
ずにステップ502に戻る。このように、入力時の平均
筆記速度を測定することにより、筆速が早い場合には崩
し字の可能性が高いものとして、崩し字に強い第2の認
識方式で認識処理し、筆速が遅い場合には、楷書体で筆
記された可能性が高いものとして、楷書体に強い第1の
認識方式で認識処理することで、文字入力時の状況に応
じた文字認識方式を用いて高精度に文字認識を行うこと
ができる。その結果、入力者は最小限の手間で簡便に文
書の作成を行うことができるようになる。
【0051】なお、上記実施形態では、図8のステップ
510において、認識制御部35で算出された入力され
た1文字当たりの筆速から2つの認識方式のうちのどち
らかを選択したが、例えば筆速に応じて各認識方式に優
先順位を付けるようにしても良い。この場合、ステップ
511の文字認識で両方の文字認識を行い、それぞれの
評価値を求め、優先順位の高い認識方式から認識候補を
順に出力することで実現できる。
【0052】また、上記ステップ507において、筆速
計測部33は直前に入力された座標点と現時点で入力さ
れた座標点の距離を筆速情報バッファ392に格納し、
ステップ508で入力データバッファ391に画セパレ
ータを付加すると同時に筆速情報バッファ392にも画
セパレータを付加し、ステップ510で認識制御部35
が平均筆速を求めるようにしたが、筆速情報バッファ3
92に格納されている筆跡長を1画分毎に求めて、さら
に1文字あたりの平均筆跡長を算出し、その値に応じ
て、複数の異なる認識方式から認識方式を選択あるいは
優先順位を付けて処理することも可能である。
【0053】また、上記ステツプ507において、筆速
計測部33は直前に入力された座標点と現時点で入力さ
れた座標点の位置関係から4方向成分のどの方向かを算
出し、その情報を筆速情報バッファ392に格納する。
そして、ステップ508で入力データバッファ391に
画セパレータを付加すると同時に筆速情報バッファ39
2にも画セパレータを付加し、ステップ510で認識制
御部35が平均筆速を求めるのではなく、筆速情報バッ
ファ392に格納されている4方向成分が変化した回数
を求め、その回数に応じて、複数の異なる認識方式から
認識方式を選択、または優先順位を付けて処理すること
も可能である。
【0054】さらに、本発明は上述した実施形態に限定
されるものではない。例えば、上記実施形態では2つの
認識方式で統合を行ったが、2つ以上の認識方式でも良
く、さらにそれぞれの認識方式も実施形態の方式でなく
ても良い。
【0055】また、1文字の認識を行うタイミングを上
記実施形態では認識ボタン4aを押下することで行った
が、例えば複数の入力枠4cを用意し、次の入力枠4c
に移ったタイミング、またはスタイラスペン2が透明タ
ブレット1を離れて一定時間経過したときに行う等の方
法でも良い。
【0056】また、複数の異なる認識方式の中で候補の
優先順位を付け、それぞれの認識方式の評価値が算出さ
れた場合に、優先順位の高い認識候補を上位にするので
はなく、例えば、優先順位毎に重み付けを行い、それぞ
れの評価値に重みをかけた値で、認識候補順位を決定す
るようにしても良い。要するに、本発明はその要旨を逸
脱しない範囲で種々変更して実施することができるもの
である。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ペンコン
ピュータでの文字認識の精度を高めるために、複数の異
なる文字認識方式を用意しておき、例えば文字入力時の
筆速、1画当たりの筆跡長、入力方向の変動の回数とい
った入力時の状況を測定し、その測定結果に応じて、上
記各文字認識方式を選択的に使用して文字認識処理を行
うようにしたため、単一の文字認識方式を採用よりも、
より精度の高い文字認識技術を実現できる。これによ
り、入力者は誤認識の少ない、必要最小限の文字入力
で、効率良く文書作成を行うことができるものであり、
実用上多大なる効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る文書作成装置の外観
構造を模式的に示す図。
【図2】上記文書作成装置の概略的な構成を示すブロッ
ク図。
【図3】同実施形態における第1の文字認識方式を説明
するための図。
【図4】同実施形態における入力データバッファのデー
タ構造を示す図。
【図5】同実施形態における第2の文字認識方式を説明
するための図。
【図6】同実施形態における第1の文字認識方式に用い
る認識辞書のデータ構造を示す図。
【図7】同実施形態における第2の文字認識方式に用い
る認識辞書のデータ構造を示すた図。
【図8】同実施形態における処理動作を示すフローチャ
ート。
【図9】同実施形態における初期画面を示す図。
【図10】同実施形態における筆速情報バッファのデー
タ構造を示す図。
【符号の説明】
1…透明タプレット 2…スタイラスペン 3…制御装置 4…液晶ディスプレイ 5…外部記憶装置 31…初期設定部 32…座標入力部 33…筆速計測部 34…処理切替制御部 35…認識制御部 36…第1認識部 37…第2認識部 38…表示制御部 39…記憶部 51…第1認識辞書 52…第2認識辞書 391…入力データバッファ 392…筆速情報バッファ 393…表示データバッファ 394…画面イメージデータバッファ 395…画面領域テーブル

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手書き文字として入力された座標情報を
    文字として認識処理するための複数の異なる文字認識方
    式を有する文字認識方法において、 入力時の平均筆記速度を計測し、 その筆記速度に応じて上記各文字認識方式のどれを使用
    するのかを決定し、 その認識方式に対応した文字認識辞書を用いて、当該入
    力座標情報を文字として認識処理するようにしたことを
    特徴とする文字認識方法。
  2. 【請求項2】 手書き文字として入力された座標情報を
    文字として認識処理するための複数の異なる文字認識方
    式を有する文字認識方法において、 入力時の平均筆記速度を計測し、 その筆記速度に応じて上記各文字認識方式の候補順位優
    先度を決定し、 上記各文字認識方式のそれぞれに対応する文字認識辞書
    を用いて、当該入力座標情報を文字として認識処理する
    ことにより、上記各文字認識方式毎の文字認識候補を算
    出し、 これらの文字認識候補を上記候補順位優先度に従って認
    識結果として順に出力するようにしたことを特徴とする
    文字認識方法。
  3. 【請求項3】 手書き文字として入力された座標情報を
    文字として認識処理するための複数の異なる文字認識方
    式を有する文字認識方法において、 入力時の1画分の筆跡の長さの平均値を測定し、 その平均筆跡長に応じて上記各文字認識方式のどれを使
    用するのかを決定し、 その認識方式に対応した文字認識辞書を用いて、当該入
    力座標情報を文字として認識処理するようにしたことを
    特徴とする文字認識方法。
  4. 【請求項4】 手書き文字として入力された座標情報を
    文字として認識処理するための複数の異なる文字認識方
    式を有する文字認識方法において、 入力時の1画分の筆跡の長さの平均値を測定し、 その平均筆跡長に応じて上記各文字認識方式の候補順位
    優先度を決定し、 上記各文字認識方式のそれぞれに対応する文字認識辞書
    を用いて、当該入力座標情報を文字として認識処理する
    ことにより、上記各文字認識方式毎の文字認識候補を算
    出し、 これらの文字認識候補を上記候補順位優先度に従って認
    識結果として順に出力するようにしたことを特徴とする
    文字認識方法。
  5. 【請求項5】 手書き文字として入力された座標情報を
    文字として認識処理するための複数の異なる文字認識方
    式を有する文字認識方法において、 入力時の筆跡の入力方向の変動を測定し、 その入力方向の変動の数に応じて上記各文字認識方式の
    どれを使用するのかを決定し、 その認識方式に対応した文字認識辞書を用いて、当該入
    力座標情報を文字として認識処理するようにしたことを
    特徴とする文字認識方法。
  6. 【請求項6】 手書き文字として入力された座標情報を
    文字として認識処理するための複数の異なる文字認識方
    式を有する文字認識方法において、 入力時の筆跡の入力方向の変動を測定し、 その入力方向の変動の数に応じて上記各文字認識方式の
    候補順位優先度を決定し、 上記各文字認識方式のそれぞれに対応する文字認識辞書
    を用いて、当該入力座標情報を文字として認識処理する
    ことにより、上記各文字認識方式毎の文字認識候補を算
    出し、 これらの文字認識候補を上記候補順位優先度に従って認
    識結果として順に出力するようにしたことを特徴とする
    文字認識方法。
  7. 【請求項7】 手書き文字として入力された座標情報を
    文字として認識処理するための複数の異なる文字認識方
    式を有する文書作成装置において、 上記各文字認識方式毎に固有の複数の文字認識用辞書
    と、 入力時の平均筆記速度を計測する筆記速度計測手段と、 この筆記速度計測手段によって測定された筆記速度に応
    じて上記各文字認識方式のどれを使用するのかを決定す
    る認識方式決定手段と、 この認識方式決定手段によって決定された上記文字認識
    方式に対応した上記文字認識辞書を用いて、当該入力座
    標情報を文字として認識処理する認識制御手段とを具備
    したことを特徴とする文書作成装置。
  8. 【請求項8】 手書き文字として入力された座標情報を
    文字として認識処理するための複数の異なる文字認識方
    式を有する文書作成装置において、 上記各文字認識方式毎に固有の複数の文字認識用辞書
    と、 入力時の平均筆記速度を計測する筆記速度計測手段と、 この筆記速度計測手段によって測定された筆記速度に応
    じて上記各文字認識方式の候補順位優先度を決定する優
    先度決定手段手段と、 上記各文字認識方式のそれぞれに対応する上記文字認識
    辞書を用いて、当該入力座標情報を文字として認識処理
    することにより、上記各文字認識方式毎の文字認識候補
    を算出する認識制御手段と、 この認識制御手段によって得られた文字認識候補を上記
    優先度決定手段によって決定された候補順位優先度に従
    って認識結果として順に出力する出力手段とを具備した
    ことを特徴とする文書作成装置。
  9. 【請求項9】 手書き文字として入力された座標情報を
    文字として認識処理するための複数の異なる文字認識方
    式を有する文書作成装置において、 上記各文字認識方式毎に固有の複数の文字認識用辞書
    と、 入力時の1画分の筆跡の長さの平均値を測定する筆跡長
    計測手段と、 この筆跡長計測手段によって測定された平均筆跡長に応
    じて上記各文字認識方式のどれを使用するのかを決定す
    る認識方式決定手段と、 この認識方式決定手段によって決定された上記文字認識
    方式に対応した上記文字認識辞書を用いて、当該入力座
    標情報を文字として認識処理する認識制御手段とを具備
    したことを特徴とする文書作成装置。
  10. 【請求項10】 手書き文字として入力された座標情報
    を文字として認識処理するための複数の異なる文字認識
    方式を有する文書作成装置において、 上記各文字認識方式毎に固有の複数の文字認識用辞書
    と、 入力時の1画分の筆跡の長さの平均値を測定する筆跡長
    計測手段と、 この筆跡長計測手段によって測定された平均筆跡長に応
    じて上記各文字認識方式の候補順位優先度を決定する優
    先度決定手段手段と、 上記各文字認識方式のそれぞれに対応する上記文字認識
    辞書を用いて、当該入力座標情報を文字として認識処理
    することにより、上記各文字認識方式毎の文字認識候補
    を算出する認識制御手段と、 この認識制御手段によって得られた文字認識候補を上記
    優先度決定手段によって決定された候補順位優先度に従
    って認識結果として順に出力する出力手段とを具備した
    ことを特徴とする文書作成装置。
  11. 【請求項11】 手書き文字として入力された座標情報
    を文字として認識処理するための複数の異なる文字認識
    方式を有する文書作成装置において、 上記各文字認識方式毎に固有の複数の文字認識用辞書
    と、 入力時の筆跡の入力方向の変動を測定する入力方向検出
    手段と、 この入力方向検出手段によって測定された入力方向の変
    動の数に応じて上記各文字認識方式のどれを使用するの
    かを決定する認識方式決定手段と、 この認識方式決定手段によって決定された上記文字認識
    方式に対応した上記文字認識辞書を用いて、当該入力座
    標情報を文字として認識処理する認識制御手段とを具備
    したことを特徴とする文書作成装置。
  12. 【請求項12】 手書き文字として入力された座標情報
    を文字として認識処理するための複数の異なる文字認識
    方式を有する文書作成装置において、 上記各文字認識方式毎に固有の複数の文字認識用辞書
    と、 入力時の筆跡の入力方向の変動を測定する入力方向検出
    手段と、 この入力方向検出手段によって測定された入力方向の変
    動の数に応じて上記各文字認識方式の候補順位優先度を
    決定する優先度決定手段手段と、 上記各文字認識方式のそれぞれに対応する上記文字認識
    辞書を用いて、当該入力座標情報を文字として認識処理
    することにより、上記各文字認識方式毎の文字認識候補
    を算出する認識制御手段と、 この認識制御手段によって得られた文字認識候補を上記
    優先度決定手段によって決定された候補順位優先度に従
    って認識結果として順に出力する出力手段とを具備した
    ことを特徴とする文書作成装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002109473A (ja) * 2000-09-29 2002-04-12 Brother Ind Ltd 文字認識装置
US9274704B2 (en) 2013-08-02 2016-03-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic apparatus, method and storage medium
US9298366B2 (en) 2014-03-28 2016-03-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic device, method and computer readable medium
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JP2018522315A (ja) * 2015-09-09 2018-08-09 グーグル エルエルシー 事前フィルタ分類を用いた手書き認識の改善
JP2021159644A (ja) * 2020-04-03 2021-10-11 任天堂株式会社 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法

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