JPH09120250A - プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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Publication number
JPH09120250A
JPH09120250A JP7300606A JP30060695A JPH09120250A JP H09120250 A JPH09120250 A JP H09120250A JP 7300606 A JP7300606 A JP 7300606A JP 30060695 A JP30060695 A JP 30060695A JP H09120250 A JPH09120250 A JP H09120250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame body
process cartridge
developing
toner
frame
Prior art date
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Application number
JP7300606A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Sekine
一美 関根
Isao Ikemoto
功 池本
Shinichi Sasaki
新一 佐々木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体ドラムと現像スリーブの加圧の安定
性、画質の向上及び組立性の向上が目的である。 【解決手段】 クリーニング枠体14と現像枠体13を
結合突部13mを中心に回転可能に係合し、クリーニン
グ枠体14からトナー枠体12の上部に張り出し部14
kを延出し、張り出し部14kとバネ受け凹部12e間
に圧縮コイルバネ60を縮設した。感光体ドラム7と現
像スリーブ両端のリング部材14fの圧接の安定性が向
上し、画質の向上に寄与する。又、バネ60が視認可能
となり、バネを最後に組付け可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスカートリ
ッジ及び前記プロセスカートリッジを着脱可能な電子写
真画像形成装置に関するものである。
【0002】ここで電子写真画像形成装置としては、例
えば電子写真複写機、電子写真プリンタ、(例えば、L
EDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真
ファクシミリ装置、及び、電子写真ワードプロセッサが
含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとしては、帯
電手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感
光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジ
を電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするも
のである。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段
の少なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカート
リッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするもので
ある。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを
一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体
に着脱可能とするものをいう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、電子写真画像形
成プロセスを用いて記録媒体に画像形成する電子写真画
像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電子写
真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッ
ジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱
可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されてい
る。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメ
ンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行
うことができるので、格段に操作性を向上させることが
できた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画像
形成装置において広く用いられている。
【0005】本発明は後述従来技術を更に発展させたも
のであり、その目的とするところは、電子写真感光体と
現像手段とを確実に精度良く付勢することが可能なプロ
セスカートリッジ及び該プロセスカートリッジを用いる
画像形成装置を提供するものである。
【0006】また、他の目的としては、電子写真感光体
と現像手段とを付勢する手段としてのバネをプロセスカ
ートリッジ組立後も外部から視認可能とするものであ
る。
【0007】また、他の目的としては画像品質の向上を
計るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は電
子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリ
ッジにおいて、電子写真感光体と、前記電子写真感光体
に形成された潜像を現像するための現像手段と、前記電
子写真感光体を保持する第1枠体と、前記現像手段を保
持し、前記電子写真感光体を挟んで前記第1枠体と反対
側に位置する第2枠体と、前記現像手段に供給される現
像剤を収容し、前記第2枠体に接合された第3枠体と、
前記第1枠体と、前記第2枠体と前記第3枠体とを接合
した接合枠体とを回動可能に結合する結合手段とを有
し、更に前記第1枠体は、前記電子写真感光体の露光長
手域より外側に、前記接合枠体の上部まで延出した張り
出し部を有し、前記接合枠体の第2枠体と第3枠体の接
合面よりも前記第3枠体側で、前記第1枠体の張り出し
部と前記接合枠体との間に前記電子写真感光体と前記現
像手段とを近づける方向に付勢する圧縮バネを介在させ
て構成したことを特徴とするプロセスカートリッジであ
る。
【0009】本発明の第2の発明は前記圧縮バネは、前
記張り出し部と前記接合枠体の有する前記第2枠体との
間に設けられており、前記第2枠体を押圧することを特
徴とする第1の発明に記載のプロセスカートリッジであ
る。
【0010】本発明の第3の発明は前記圧縮バネは、前
記張り出し部と前記接合枠体の有するギアカバーとの間
に設けられており、前記ギアカバーを押圧することを特
徴とする第1の発明に記載のプロセスカートリッジであ
る。
【0011】本発明の第4の発明は前記圧縮バネは、前
記張り出し部と前記接合枠体の有する前記第3枠体との
間に設けらており、前記第3枠体を押圧することを特徴
とする第1の発明にに記載のプロセスカートリッジであ
る。
【0012】本発明の第5の発明は前記圧縮バネは圧縮
コイルバネであることを特徴とする第1の発明に記載の
プロセスカートリッジである。
【0013】本発明の第6の発明は前記圧縮バネは板バ
ネであることを特徴とする第1の発明に記載のプロセス
カートリッジである。
【0014】本発明の第7の発明は前記圧縮バネは外部
から視認されることを特徴とする第1又は第2もしくは
第3の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0015】本発明の第8の発明は前記第1枠体と第3
枠体を接合した第2枠体を回動可能に結合後に前記圧縮
バネを組み付け可能なことを特徴とする第1から第6の
何れか1つの発明に記載のプロセスカートリッジであ
る。
【0016】本発明の第9の発明は予かじめ圧縮バネを
係止しておく手段を第3枠体に設けたことを特徴とする
第1から第6の何れか1つの発明に記載のプロセスカー
トリッジである。
【0017】本発明の第10の発明は前記プロセスカー
トリッジとは前記現像手段と前記電子写真感光体と帯電
手段及びクリーニング手段を一体的にカートリッジ化
し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対
して着脱可能とするものである第1から第9の発明の何
れか1つに記載のプロセスカートリッジである。
【0018】本発明の第11の発明は前記プロセスカー
トリッジとは前記現像手段と前記電子写真感光体と、帯
電手段またはクリーニング手段とを一体的にカートリッ
ジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体
に着脱可能とするものである第1から第6の発明の何れ
か1つに記載のプロセスカートリッジである。
【0019】本発明の第12の発明は前記プロセスカー
トリッジとは、前記現像手段と前記電子写真感光体とを
一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体
に対して着脱可能とするものである第1から第9の発明
の何れか1つに記載のプロセスカートリッジである。
【0020】本発明の第13の発明はプロセスカートリ
ッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成する電
子写真画像形成装置において、第1から第9の発明のい
ずれか1つに記載のプロセスカートリッジを取り外し可
能に装着するための装着手段と、記録媒体を搬送するた
めの搬送手段と、を有することを特徴とする電子写真画
像形成装置である。
【0021】本発明の第14の発明は前記電子写真画像
形成装置は、電子写真複写機又はレーザービームプリン
タ又はファクシミリ装置であることを特徴とする第13
の発明に記載の電子写真画像形成装置である。
【0022】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電
子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカート
リッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に
着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されて
いる。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置の
メンテナンスをサービスマンらによらずユーザー自身で
行うことできるので、格段に操作性を向上させることが
できた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画像
形成装置において広く用いられている。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明の実施の形態
は画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ
において、電子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光
体ドラムに形成された潜像を現像するための現像スリー
ブを備えた現像器と、前記電子写真感光体ドラムを保持
するクリーニング枠体と、前記現像器を保持し前記電子
写真感光体ドラムを挟んで前記クリーニング枠体と反対
側に位置する現像枠体と、前記現像器に供給されるトナ
ーを収容し、前記現像枠体に接合されたトナー枠体と、
前記クリーニング枠体に対して前記現像枠体とトナー枠
体とを接合した接合枠体を回動可能に結合する結合部材
とを有し、更に前記クリーニング枠体は、前記電子写真
感光体ドラムの露光長手域より外側に、前記トナー現像
枠体の上部まで延出した張り出し部を有し、前記接合枠
体の現像枠体とトナー枠体の接合面よりもトナー枠体側
で前記クリーニング枠体の張り出し部と前記トナー現像
枠体との間に前記電子写真感光体ドラムと前記現像器の
現像スリーブとを近づける方向に付勢する圧縮バネを介
在させて構成したことを特徴とするプロセスカートリッ
ジである。
【0024】本発明の第2の発明の実施の形態は前記圧
縮バネは、前記張り出し部と前記接合枠体の有する前記
現像枠体との間に設けられており、前記現像枠体を押圧
することを特徴と第1の発明の実施の形態に記載のプロ
セスカートリッジである。
【0025】本発明の第3の発明の形態は前記圧縮バネ
は、前記張り出し部と前記接合枠体の有するギアカバー
との間に設けられており、前記ギアカバーを押圧する第
1の発明の実施の形態に記載のプロセスカートリッジで
ある。
【0026】本発明の第4の発明の実施の形態は前記圧
縮バネは、前記張り出し部と前記接合枠体の有する前記
トナー枠体との間に設けらており、前記トナー枠体を押
圧することを特徴とする第1の発明実施の形態にに記載
のプロセスカートリッジである。
【0027】本発明の第5の発明の実施の形態は前記圧
縮バネは圧縮コイルバネであることを特徴とする第1の
発明の実施の形態に記載のプロセスカートリッジであ
る。
【0028】本発明の第6の発明実施の形態は前記圧縮
バネは板バネであることを特徴とする第1の発明の実施
の形態に記載のプロセスカートリッジである。
【0029】本発明の第7の発明の実施の形態は張り出
し部がクリーニング枠体から片持梁状に突出して外部に
あるため前記圧縮バネは外部から視認されることを特徴
とする第1又は第2もしくは第3の発明の実施の形態に
記載のプロセスカートリッジである。
【0030】本発明の第8の発明の実施の形態はクリー
ニング枠体の張り出し部がトナー枠体の外部にあって、
張り出し部とトナー枠体間があいているため、前記第1
枠体と第3枠体を接合した第2枠体を回動可能に結合後
に前記圧縮バネを組み付け可能なことを特徴とする第1
から第6の発明の実施の形態の何れか1つに記載のプロ
セスカートリッジである。
【0031】本発明の第9の発明の実施の形態は予かじ
め圧縮バネを係止しておく突部をトナー枠体に設けたこ
とを特徴とする第1から第6の発明の実施の形態の何れ
か1つに記載のプロセスカートリッジである。
【0032】本発明の第10の発明の実施の形態は前記
プロセスカートリッジとは前記現像器と前記電子写真感
光体ドラムと帯電器及びクリーニング器を一体的にカー
トリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に
対して着脱可能とするものである第1から第9の発明の
実施の形態の何れか1つに記載のプロセスカートリッジ
である。
【0033】本発明の第11の発明の実施の形態は前記
プロセスカートリッジとは前記現像器と前記電子写真感
光体ドラムと、帯電器またはクリーニング器とを一体的
にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置
本体に着脱可能とするものである第1から第9の発明の
実施の形態の何れか1つに記載のプロセスカートリッジ
である。
【0034】本発明の第12の発明の実施の形態は前記
プロセスカートリッジとは、前記現像手段と、前記電子
写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装
置本体に対して着脱可能とするものである第1から第9
の発明の実施の形態の何れか1つに記載のプロセスカー
トリッジである。
【0035】本発明の第13の発明の実施の形態はプロ
セスカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像
を形成する画像形成装置において、第1から第12の発
明の実施の形態のいずれか1つに記載のプロセスカート
リッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、記
録媒体を搬送するための搬送手段と、を有することを特
徴とする画像形成装置である。
【0036】本発明の第14の発明の実施の形態は前記
画像形成装置は、電子写真複写機又はレーザービームプ
リンタ又はファクシミリ装置であることを特徴とする第
13の発明の実施の形態に記載の画像形成装置である。
【0037】〔実施の形態の詳細な説明〕次に本発明の
好適な実施の形態について説明する。以下の説明におい
て、プロセスカートリッジBの短手方向とは、プロセス
カートリッジBを装置本体15へ着脱する方向であり、
記録媒体の搬送方向と一致している。またプロセスカー
トリッジBの長手方向とは、プロセスカートリッジBを
装置本体15へ着脱する方向と交差する方向(略直交す
る方向)であり、記録媒体の搬送方向と交差(略直交)
している。また、プロセスカートリッジBの長手方向の
右及び同左とは、プロセスカートリッジBを装置本体1
5へ装着する方向に関し右左のことである。
【0038】『実施の形態イ』次に本発明の実施の形態
イに係るプロセスカートリッジ及びプロセスカートリッ
ジを用いる画像形成装置について、図面を参照して説明
する。
【0039】{プロセスカートリッジ及びこれを装填し
た画像形成装置の全体説明}まず画像形成装置の全体構
成について概略説明する。尚、図1は画像形成装置の一
態様であるプロセスカートリッジを装填したレーザープ
リンタの断面構成説明図、図2はプロセスカートリッジ
の断面構成説明図、図3はその外観説明図である。
【0040】この画像形成装置Aは図1に示すように、
光学系1が画像情報に基づいた光像を照射して像担持体
である感光体ドラムに現像剤(以下トナー)像を形成す
る。そして前記トナー像の形成と同期して記録媒体2を
搬送手段3によって搬送し、且つプロセスカートリッジ
Bとしてカートリッジ化された画像形成部に於いて前記
感光体ドラムに形成したトナー像を転写手段として設け
た転写ローラ4によって記録媒体2に転写し、その記録
媒体2を定着手段5に搬送し、転写トナー像を定着して
排出部6へ排出するように構成している。
【0041】前記画像形成部を構成するプロセスカート
リッジBは、図2に示すように、像担持体である感光体
ドラム7を回転してその表面を帯電手段として設けた帯
電ローラ8によって一様に帯電し、前記光学系1からの
光像を露光部9を介して感光体ドラム7に露光して潜像
を形成し、現像手段10で前記潜像に応じたトナー像を
形成することにより可視像化する。そして前記転写ロー
ラ4でトナー像を記録媒体2に転写した後は、クリーニ
ング手段11によって感光体ドラム7に残留したトナー
を除去するように構成している。
【0042】尚、前記プロセスカートリッジBはトナー
溜め等を有する第3枠体であるトナー枠体12と、現像
スリーブ等を有する第2枠体である現像枠体13と、感
光体ドラム7やクリーニング手段11等を有する第1枠
体であるクリーニング枠体14とによって構成してい
る。
【0043】次に前記画像形成装置A及びこれに装填す
るプロセスカートリッジBの各部の構成について詳細に
説明する。
【0044】{画像形成装置}まず前記画像形成装置A
の各部の構成について説明する。
【0045】(光学系)光学系1は外部装置等から読み
込んだ画像情報に基づいて光照射することによって感光
体ドラム7へ光像を照射するものであり、図1に示すよ
うに、装置本体15の光学ユニット1a内に図示しない
レーザーダイオード、及びポリゴンミラー1b、スキャ
ナーモータ1c、結像レンズ1d、反射ミラー1eが収
納してある。
【0046】そして外部機器等から画像信号が与えられ
ると、レーザーダイオードが前記画像信号に応じて発光
し、ポリゴンミラー1bに前記画像光として照射する。
このポリゴンミラー1bはスキャナーモータ1cによっ
て高速回転し、該ポリゴンミラー1bで反射した画像光
が結像レンズ1d及び反射ミラー1eを介して感光体ド
ラム7へ照射し、該感光体ドラム7の表面を選択的に露
光するように構成している。
【0047】(記録媒体搬送手段)次に記録媒体2を搬
送するための搬送手段3の構成について説明すると、本
実施の形態に係る記録媒体2は手差しと、カセット給送
の2種類が可能になっている。手差しするための構成
は、図1に示すように、給送トレイ3aに記録媒体2を
セットして画像形成を開始すると、ピックアップローラ
3bによって給送トレイ3a上の記録媒体2を装置内へ
送り込むと共に、分離ローラ対3c1,3c2によって
一枚ずつ分離給送し、記録媒体2の先端がレジストロー
ラ対3d1,3d2に突き当たるように搬送する。そし
て前記レジストローラ対3d1,3d2が画像形成動作
に応じて駆動回転して記録媒体2を画像形成部へと搬送
する。更に画像形成後の記録媒体2を定着手段5へと搬
送し、且つ中間排出ローラ3e及び排出ローラ対3f
1,3f2によって排出部6へ排出するように構成して
いる。尚、前記各ローラ間には記録媒体2の搬送をガイ
ドするためのガイド部材3gが設けてある。
【0048】また前記給送トレイ3aは内部材3a2と
外部材3a1とからなり、非使用時には内部材3a2が
外部材3a1内に収納され、外部材3a1が装置本体1
5の外装を形成するように構成している。
【0049】一方、カセット給送するための構成は、図
1に示すように、装置本体15の内底部にカセット3h
の装填部を有し、記録媒体2が手差し給送されないとき
は前記装填部に装填したカセット3h内の記録媒体2を
ピックアップローラ3i及び給送ローラ3jによって上
部から一枚ずつ送り出し、ガイド部3g、分離ローラ対
3c1,3c2を通じてレジストローラ対3d1,3d
2へ給送するように構成している。そしてレジストロー
ラ対3d1,3d2以降は前記手差しの場合と同様の部
材によって搬送するように構成している。
【0050】(転写手段)転写手段4は画像形成部で感
光体ドラム7に形成されたトナー像を記録媒体2に転写
するものであり、本実施の形態の転写手段4は図1に示
すように、転写ローラ4によって構成している。即ち、
装填したプロセスカートリッジBの感光体ドラム7に転
写ローラ4によって記録媒体2を押圧するように構成
し、該転写ローラ4に感光体ドラム7に形成されたトナ
ー像と逆極性の電圧を印加することにより、感光体ドラ
ム7上のトナーを記録媒体2に転写するように構成して
いる。
【0051】(定着手段)次に定着手段5は前記転写ロ
ーラ4の電圧印加によって記録媒体2に転写したトナー
像を定着させるものであり、図1に示すように、駆動回
転する駆動ローラ5aと、内部に発熱部材を有し、前記
駆動ローラ5aと圧接して従動回転する定着ローラ5b
とからなる。即ち、画像形成部でトナー像を転写された
記録媒体2を前記駆動ローラ5aと定着ローラ5b間を
通過させる際に、両ローラ5a,5bの押圧によって圧
力を印加し、且つ定着ローラ5bの発熱によって熱を印
加するように構成している。これによって記録媒体2に
転写したトナーを定着させるものである。
【0052】(カートリッジ装填手段)前記画像形成装
置A内にはプロセスカートリッジBを装填するためのカ
ートリッジ装填手段が設けてある。即ち、装置本体15
の上部には開閉カバー16が取り付けてあり、このカバ
ー16を開くと図4及び図5に示すように本体内側壁面
に左ガイド部材17及び右ガイド部材18が取り付けて
ある。この左右ガイド部材17,18には前下がりに傾
斜した第1ガイド部17a,18a、その上方に第2ガ
イド部17b,18bがそれぞれ左右対称位置に設けて
ある。そして第1ガイド部17a,18aの先端には後
述するプロセスカートリッジBのドラム軸受を支持する
軸受部17c,18cが形成してあり、第2ガイド部1
7b,18bには途中に段部17b1,18b1が設け
てある。
【0053】更に左ガイド部材17には第2ガイド部材
17bの上方にカートリッジ回動規制ガイド部17dが
設けてあり、右ガイド部材18には第2ガイド部18b
の上方にプロセスカートリッジBのドラムシャッタを開
閉するためのシャッタカム部18dが設けてある。
【0054】また前記回動規制部17d及びシャッタカ
ム部18dの上方には加圧部材19が取り付てあり、捩
じりコイルバネ19aによって装填したプロセスカート
リッジBを下方へ付勢するようにしている。更に左右ガ
イド部材17,18の前部(カートリッジを挿入する方
向前部)側にはプロセスカートリッジBの位置決め用の
突当部材20が設けてある。
【0055】プロセスカートリッジBは前記ガイド部材
17,18の第1ガイド部17a,18a及び第2ガイ
ド部17b,18bにガイドされて装填されるが、この
カートリッジBを装填するときの説明はプロセスカート
リッジBの構成を説明した後に詳述する。
【0056】{プロセスカートリッジ}次に前記画像形
成装置Aに装填されるプロセスカートリッジBの各部の
構成について説明する。
【0057】このプロセスカートリッジBは電子写真感
光体と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたもので
ある。ここでプロセス手段としては、例えば電子写真感
光体の表面を帯電させる帯電手段、電子写真感光体にト
ナー像を形成する現像手段、電子写真感光体表面に残留
したトナーをクリーニングするためのクリーニング手段
等がある。本実施の形態のプロセスカートリッジBは図
2に示すように、電子写真感光体である電子写真感光体
ドラム7の周囲に帯電ローラ8、露光部9、トナーによ
る現像を行う現像手段10及びクリーニング手段11を
配置し、これらをトナー枠体12、現像枠体13、クリ
ーニング枠体14からなるハウジングで覆って一体化
し、装置本体15に着脱可能に構成している。
【0058】次にプロセスカートリッジBの各部の構成
を、感光体ドラム7、帯電ローラ8、露光部9、現像手
段10、クリーニング手段11の順に詳細に説明する。
【0059】(感光体ドラム)本実施の形態に係る感光
体ドラム7は円筒状のアルミニウムからなるドラム基体
7aの外周面に有機感光層7bを塗布して構成してい
る。そして前記感光体ドラム7を図6に示すようにクリ
ーニング枠体14に回動可能に取り付け、感光体ドラム
7の長手方向一方端部に固着したフランジギヤ7c(図
7参照)に図示しない駆動モータの駆動力を伝達するこ
とにより、感光体ドラム7をを画像形成動作に応じて図
1の矢印方向へ回転させるように構成している。
【0060】尚、前記感光体ドラム7は図7の長手方向
断面図に示すように、長手方向一方の端部に取り付けた
フランジ7dのボス7d1をクリーニング枠体14の軸
受部14aに嵌入し、他方の端部に取り付けたフランジ
ギヤ7cの孔に金属製の軸21を挿入し、該軸21をク
リーニング枠体14に固定することによりクリーニング
枠体14に対して回動自在に取り付けている。
【0061】また前記金属軸21が挿入される側の感光
体ドラム7内面には導電性部材22がドラム基体7aの
内面に接触するように設けてあり、前記金属軸21を挿
入すると該軸21が導電性部材22に接触するようにな
っている。これにより、後述する如く感光体ドラム7は
導電性部材22、金属軸21を介してアースされる。
【0062】画像形成に際しては前記感光体ドラム7を
回転させると共に、該感光体ドラム7に接触した帯電手
段を構成する帯電ローラ8に交流電圧を印加して感光体
ドラム7の表面を一様に帯電させる。このとき感光体ド
ラム7表面を均一帯電するためには帯電ローラ8に印加
する交流電圧の周波数を高めなければならないが、周波
数が約200Hzを越えると感光体ドラム7と帯電ロー
ラ8とが振動することに起因する、いわゆる「帯電音」
が大きくなる。
【0063】即ち、帯電ローラ8に交流電圧を印加する
と、感光体ドラム7と帯電ローラ8間に静電気力による
引力が作用し、交流電圧の最大値と最小値の部分で相互
に引き合う力が大きく、帯電ローラ8が弾性変形しつつ
感光体ドラム7に引き付けられる。また交流電圧の中央
部分では相互に引き合う力が小さくなり、帯電ローラ8
の弾性変形の回復力によって感光体ドラム7から離れよ
うとする。このため感光体ドラム7と帯電ローラ8とは
印加された交流電圧の周波数の2倍の振動を生ずる。更
に帯電ローラ8が感光体ドラム7に引き付けられたとき
に相互の回転にブレーキがかかり、あたかも濡れたガラ
ス表面を指で擦った時のようにスティックスリップによ
る振動も生じ、これらが帯電音となって表れる。
【0064】そこで本実施の形態では前記感光体ドラム
7の振動を軽減するために、長手方向縦断面図の図7及
び回転半径方向断面図に示す図8のように、感光体ドラ
ム7内の軸方向略中央に剛体或いは弾性体からなる充填
物7eを設けている。この充填物7eの材料としては、
アルミニウム、真鍮等の金属の他、セメント、石膏等の
セラミック、或いは天然ゴム等のゴム材料でも良い。こ
れらの中から生産性、加工性、重量の効果やコスト等を
考慮して適宜選択すれば良い。
【0065】充填物7eの形状としては円柱若しくは円
筒形状とし(本実施の形態では図8に示すように円柱部
材を使用している)、例えば感光体ドラム7の内径より
も約100μm小さい外径の充填物7eを中空のドラム
基体7a内に挿入して取り付ける。即ち、ドラム基体7
aと充填物7eとのギャップを最大100μm以下と
し、充填物の外周又はドラム基体7aの内周に接着剤
(例えばシアノアクリレート系、エポキシ樹脂系等)7
fを塗布し、充填物7eをドラム基体7a内に挿入して
取り付ける。
【0066】前記のように感光体ドラム7内に充填物7
eを設けることにより、感光体ドラム7が安定して回転
するようになり、画像形成時に於ける感光体ドラム7の
回転に伴う振動が抑えられる。このため帯電ローラ8に
印加する交流電圧の周波数を高くしても、帯電音の発生
を低く抑えることが出来る。
【0067】(帯電手段)帯電手段は前記感光体ドラム
7の表面を帯電させるためのものであり、本実施の形態
では特開昭63−149669号公報に示すような、所
謂接触帯電方法を用いている。即ち図9に示すように、
クリーニング枠体14内に帯電ローラ8を回動自在に設
けている。この帯電ローラ8は金属製のローラ軸8aに
EPDM,NBR等の弾性ゴム層を設け、更にその周面
にカーボンを分散したウレタンゴム層を設けたもの、或
いは金属製のローラ軸8aにカーボンを分散した発泡ウ
レタンゴム層を被覆したもの等で構成している。このロ
ーラー軸8aを、クリーニング枠体14に取り付けられ
ると共に感光体ドラム7方向へ僅かにスライド可能な軸
受23,24で支持しており、該軸受23,24をスプ
リング25によって感光体ドラム7方向へ付勢して帯電
ローラ8が感光体ドラム7に接触するように構成してい
る。
【0068】画像形成に際しては、前記帯電ローラ8が
感光体ドラム7の回転に従動回転し、このとき帯電ロー
ラ8に前述したように交流電圧を印加することにより感
光体ドラム7の表面を均一に帯電させるものである。
【0069】そのために帯電ローラ8の金属製ローラ軸
8aの軸方向一方端にバネ性を有する接点部材26を接
触させ、該接点部材26を介して帯電ローラ8に電圧を
印加し得るようにしている。そして前記接点部材26は
クリーニング枠体14に形成された位置決め突起14b
に当接し、ローラー軸8aが図9の軸方向左側へ移動す
るのを規制している。
【0070】一方、帯電ローラ8の軸方向他方端の位置
決めは軸受24によっておこなっている。即ち、軸受2
4は図9に示すように、軸受本体に対してカギ状の突当
部24aを一体的に形成している。この突当部24aに
ローラ軸8aの軸方向端部を突き当てることにより、ロ
ーラ軸8aが図9の軸方向右側へ移動するのを規制して
いる。この軸受24はポリアセタール(POM)で構成
してあり、金属製のローラ軸8aとの摺動性が良く、且
つ耐摩耗性に優れている。
【0071】前記の如くローラ軸8a軸方向端部は耐摩
耗性の高い軸受24及び接点部材26に当接して軸方向
の移動が規制され、クリーニング枠体14に接触しな
い。このローラ軸8aの軸方向端部をクリーニング枠体
14に当接するようにして軸方向の移動を規制するよう
にすることも考えられるが、このようにするとクリーニ
ング枠体14を金属製のローラ軸8aとの擦りが強い材
質、例えば(PPE)で構成しなければならなくなる。
これに対して本実施の形態のようにローラ軸8aがクリ
ーニング枠体14と擦らないようにすれば、クリーニン
グ枠体14の耐摩耗性を高める必要がなくなる。従っ
て、本実施の形態にあってはクリーニング枠体14をP
PEよりも安価な例えばポリスチロール(PS)で構成
することが出来、プロセスカートリッジBのコストダウ
ンを図ることが出来る。
【0072】(露光手段)露光手段9は前記帯電ローラ
8によって均一に帯電した感光体ドラム7の表面に、光
学系1から照射される光像を露光して該感光体ドラム7
表面に静電潜像を形成するものであり、図3のカートリ
ッジ外観図に示すようにプロセスカートリッジBの上面
であって現像枠体13とクリーニング枠体14との間に
露光用の開口部9を設けることによって露光手段を構成
している。
【0073】(現像手段)次に現像手段10について説
明すると、これは前記露光によって感光体ドラム7に形
成された静電潜像をトナーによって可視像化するもので
ある。尚、この画像形成装置Aは現像に使用するトナー
として磁性及び非磁性の何れでも使用出来るが、この実
施の形態では一成分磁性現像剤としての磁性トナーを収
納したプロセスカートリッジBを装填する例を示してい
る。
【0074】前記現像に使用される磁性トナーは結着樹
脂として、ポリスチレン、ポリビニルトルエン等のスチ
レン及びその置換体の単重合体、スチレンープロピレン
共重合体、スチレンービニルトルエン共重合体、スチレ
ンービニルナフタリン共重合体、スチレンーアクリル酸
エチル共重合体、スチレンーアクリル酸ブチル共重合体
等のスチレン系共重合体、ポリメチルメタクリレート、
ポリブチルメタクリレート、ポリ酢酸ビニル、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリビニルブチラール、ポリア
クリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テンペル樹脂、フ
ェノール樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族
系石油樹脂、パラフィンワックス、カルナバワックス等
が単独或いは混合して使用出来る。
【0075】磁性トナーは更に添加し得る着色材料とし
ては、従来公知のカーボンブラック、銅フタロシアニ
ン、鉄黒等が使用出来る。
【0076】磁性トナーに含有される磁性微粒子として
は、磁界の中に置かれて磁化される物質が用いられ、
鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性金属の粉末、若しく
はマグネタイト、フェライト等の合金や化合物が使用出
来る。
【0077】前記磁性トナーによってトナー像を形成す
る現像手段10は、図2の断面図に示すように、トナー
を収納するトナー溜め10aを有し、且つトナー溜め1
0a内部にはトナーを送り出すために矢印方向へ回転す
るトナー送り部材10bを設けてある。更に送り出され
たトナーを、内部に磁石10cを有する現像スリーブ1
0dを回転させてその表面に薄いトナー層を形成するよ
うに構成している。この現像スリーブ10dにトナー層
が形成されるときに、トナーと現像スリーブ10dとの
摩擦によって感光体ドラム7上の静電潜像を現像可能な
摩擦帯電電荷を得ている。またトナーの層厚を規制する
ために現像ブレード10eが取り付けてある。
【0078】尚、前記トナー溜め10a及びトナー送り
部材10bはトナー枠体12に設けてあり、現像スリー
ブ10d、現像ブレード10eは現像枠体13に取り付
けてある。そして両枠体12,13の夫々の長手方向接
合部の接合面12h,13h(図6参照)を溶着するこ
とによって一体的に構成している。
【0079】前記トナー層が形成される現像スリーブ1
0dと感光体ドラム7とは微小間隔(約250μm程
度)をもって対向するように位置決めされている。その
ため本実施の形態では図10の分解説明図に示すよう
に、現像スリーブ10dの軸方向両端部近傍であってト
ナー層形成領域外に現像スリーブ外径よりも前記間隔分
だけ半径が大きい当接リング部材10fを設け、該リン
グ部材10fが感光体ドラム7の潜像形成領域外に当接
するようにしている。
【0080】また前記現像スリーブ10dの軸方向一方
端部にはギヤ10gが取り付けてあり、ギヤ10gと現
像スリーブ10dが一体的に回転する。このギヤ10g
は現像枠体13とクリーニング枠体14を結合すると、
前述した感光体ドラム7のフランジギヤ7cと噛合し、
感光体ドラム7の回転に応じて現像スリーブ10dを回
転させる。更に前記ギヤ10gはトナー送り部材10b
と連結した図示しないギアと噛合し、感光体ドラム7の
回転力をトナー送り部材10bへ伝達するようにしてい
る。
【0081】これにより画像形成時にはトナー送り部材
10bが回転してトナー溜め10a内のトナーを現像ス
リーブ10dへと送り込み、現像ブレード10eによっ
て現像スリーブ10dの表面に一定層厚のトナー層を形
成し、感光体ドラム7に形成された静電潜像に応じてト
ナーを転写させるものである。
【0082】尚、トナー溜め10a内のトナーが現像ス
リーブ10dと現像枠体13との間から漏れないように
しなければならない。そのため本実施の形態では、図1
0に示すように、現像スリーブ10dへトナーを送り出
すために現像枠体13に設けた開口13aの長手方向両
側縁部にトナー漏れ防止用のシール10hを貼着し、前
記開口13aの下側縁部に現像スリーブ10dの長手方
向全体にわたって接触する吹出防止シート10iを貼着
している。
【0083】ここで前記吹出防止シート10iの長手方
向は開口13aの長手方向よりも長く構成してあり、そ
の両端はトナー漏れ防止シール10hとオーバーラップ
して重なるように構成している。これにより現像スリー
ブ10dと前記開口13aとの隙間からトナーが漏れる
ことを確実に防止し得る。特に現像ブレード10eの長
手方向端部と開口13aとの間(現像ブレード10eの
厚さは約1mm程度あるために、該ブレード10eの長
手方向両端は開口13aの縁部にオーバーラップさせる
ことは出来ない)には微小な隙間があり、現像スリーブ
10dにトナー層を形成する際に前記隙間を通ったトナ
ーが盛り上がった状態で現像スリーブ10dに付着する
が、該部分のトナーも吹出防止シート10iによって確
実にトナー溜め10a内に拾われ、カートリッジ外へこ
ぼれることがない。
【0084】又前記現像ブレード10eと現像枠体13
との間からもトナーが漏れるおそれがある。そのため本
実施の形態では図2の断面図及び図11の部分拡大断面
図に示すように、現像枠体13が現像ブレード10eの
長手方向に当接する部分に3本の長リブ13b,13
c,13dを設け、第一リブ13bと第二リブ13cは
現像ブレード10eに圧接し、第三リブ13dは現像ブ
レード10eを取り付けるために板金等で構成したブレ
ード取付部材10jに圧接するようにしている。更に前
記現像ブレード10eに圧接する第二リブ13cの先端
を鋭いエッジ状に形成し、第一リブ13bを現像ブレー
ド10eに当接すると共に第三リブ13dをブレード取
付部材10jに当接したときに、前記エッジ状の第二リ
ブ13cの先端がゴム製で厚さ約1mm程度の現像ブレ
ード10eに食い込むように構成している。
【0085】尚、前記エッジ状の第二リブ13cは長手
方向の中央部が両側部よりも僅かに突出した湾曲形状に
形成してある。このため前記現像枠体13に現像ブレー
ド10eを取り付ける場合、ブレード取付部材10jの
長手方向両端近傍をねじ止めするが、このとき長手方向
中央部が撓んだとしても、第二リブ13cの中央部が突
出するように湾曲しているために、該リブ13cは長手
方向全体にわたって現像ブレード10eに確実に食い込
むようになる。従って、現像枠体13と現像ブレード1
0eとの間に隙間が生ずることがなく、トナー漏れの発
生を防止することが出来る。
【0086】また仮にエッジ状の第二リブ13cと現像
ブレード10eとに隙間が生じ、該隙間からトナーが漏
れたとしても、第三リブ13dがブレード取付部材10
jに当接しているために、該部分から外へトナーが漏れ
ないようになっている。特に第二リブ13cと現像ブレ
ード10eとの当接部分と、第三リブ13dとブレード
取付部材10jの当接部分とは現像ブレード10eの厚
さ分だけの段差があって直線的でないために、トナーが
前記第二、第三リブ13c,13dとブレード10e又
はブレード取付部材10jとの当接部分を通って外へ漏
れ難くなっている。
【0087】また本実施の形態に係る現像手段10にあ
ってはトナー溜め10a内に残っているトナーを検出す
るためのトナー残量検出機構が設けてある。その構成は
図10及び図11に示すように、トナー枠体12と現像
枠体13の結合部であって、トナー溜め10aから現像
スリーブ10dへのトナー通路に金属製のアンテナ線2
7を取り付けて構成している。このアンテナ線27と現
像スリーブ10d間に電圧を印加すると、両者間にトナ
ーがある場合には両者間の静電容量が低く、トナーがな
くなると静電容量が高くなる。従って、前記静電容量の
変化を検出することにより、トナー残量を検出すること
が出来る。前記アンテナ線27は電圧を印加するため
に、その一方端部を枠体12,13の接合部よりも外方
へ突出するように構成し、該端部に接点部27aを形成
している。
【0088】ここでトナー枠体12と現像枠体13の接
合部は長手方向にあっては溶着するためにトナーが漏れ
ることがない。しかし接合部の短手方向にあっては溶着
することは出来ない。これは未使用状態にあるプロセス
カートリッジBのトナー溜め10a内のトナーが漏れな
いように、図10に示すように、トナー枠体12に設け
た開口12aをカバーフィルム28で覆って密封してお
り、このカバーフィルム28の端部を前記接合部の短手
方向から外方へ露出させ、使用開始時に該フィルム28
の端部を引っ張って抜き取らなければならないためであ
る。そのためトナー枠体12と現像枠体13の短手方向
接合部にはトナー漏れ防止用のシール29を貼着し、該
接合部からトナーが漏れるのを防止している。
【0089】しかし、前記アンテナ線27は前述したよ
うに、トナー漏れ防止シール29を貼着したトナー枠体
12と現像枠体13の短手方向接合部を通して外部に突
出させなければならない。このアンテナ線27を取り付
けるには、図12に示すように、現像枠体13の接合部
に凹部13eを形成し、該凹部13eにシリコン等の接
着剤30を塗布した後にアンテナ線27を落とし込んで
現像枠体13に接着している。このアンテ線27を落と
し込んだときに、図12(a)に示すように、凹部13
eに塗布した接着剤30が凹部13eからはみ出すよう
にして盛り上がる。これをそのままの状態にして接着剤
30が固まると、トナー漏れ防止シール29を貼着して
も、該シール29は現像枠体13と完全に密着せず、隙
間31が生ずることがある。この隙間31は僅かなもの
であるが、トナーは微小粒子であるために、前記隙間3
1からトナーが漏れてしまうおそれがある。
【0090】そのため本実施の形態では図12(b)に
示すように、接着剤30を塗布した凹部13eにアンテ
ナ線27を落とし込んだ後に、凹部13eから盛り上が
った接着剤30を棒状部材等によってアンテナ線27上
に塗るようにして前記盛り上がりをならして除去してい
る。その後でトナー漏れ防止シール29を貼着すると、
該シール29は現像枠体13の接合面に対して隙間を生
ずることなく密着し、前記のようなトナー漏れが防止さ
れる。
【0091】また前記アンテナ線27は接点部27aが
外部に露出しているために、プロセスカートリッジBの
操作時等にアンテナ線27の前記露出部分をぶつける等
することがある。そしてトナー漏れ防止シール29は厚
さ約4mm程度のウレタン等を使用しており、これは弾
力性を有するためにアンテナ線27の露出部分をぶつけ
る等したときに、図13(a)に示すようにアンテナ線
27が現像枠体13から浮き上がることがある。このと
きも現像枠体13とアンテナ線27との間に微小な隙間
32が生じ、該隙間32からトナーが漏れるおそれがあ
る。
【0092】そのため本実施の形態では図(b)に示す
ようにトナー枠体12と現像枠体13の接合部分のアン
テナ線27に屈曲部27bを設けている。この屈曲部2
7bの部分では厚さ4mm程度のトナー漏れ防止用シー
ル29が1mm程度まで圧縮された状態になっているた
めに弾性変形しない。従って、前記のようにアンテナ線
27の露出部分に衝撃が加わったとしてもアンテナ線2
7が現像枠体13の凹部13eから浮き上がることがな
くなる。このため図13(a)に示したような隙間を生
ずることがないために、トナー漏れを生ずるおそれがな
くなるものである。
【0093】(クリーニング手段)次にクリーニング手
段11は、感光体ドラム7のトナー像を転写ローラ4に
よって記録媒体2に転写した後に、感光体ドラム7に残
留したトナーを除去するためのものである。このクリー
ニング手段11は図2に示すように、感光体ドラム7の
表面に接触し、該ドラム7に残留したトナーを掻き落と
すためのクリーニングブレード11aと、前記掻き落と
したトナーを掬い取るために前記クリーニングブレード
11aの下方に位置し、且つ感光体ドラム7の表面に接
触したスクイシート11bと、前記掬い取った廃トナー
を溜めるための廃トナー溜め11cとで構成している。
【0094】尚、前記クリーニングブレード11aは現
像ブレード10eと同様に、ゴム等からなるブレード1
1aを板金等からなるブレード取付部材11dに両面テ
ープ等によって貼着し、該取付部材11dをクリーニン
グ枠体14にねじ止めして取付けている。またスクイシ
ート11bは廃トナー溜め11cの縁部に両面テープ等
によって貼着して取り付けている。
【0095】(枠体)次にプロセスカートリッジBのハ
ウジングを構成する枠体について説明すると、図6に示
すように、トナー枠体12、現像枠体13及びクリーニ
ング枠体14の3枠体で構成し、トナー枠体12と現像
枠体13とは接合面12h,13hを溶着し、現像枠体
13とクリーニング枠体14とは後述するように連結す
ることによって一体的な接合枠体70を構成している。
尚、本実施の形態における前記各枠体12,13,14
はポリスチロール樹脂を射出成形して構成している。
【0096】図6に示すように、トナー枠体12にはト
ナー溜め10a及びトナー送り部材10bが設けてあ
る。またこのトナー枠体12の外表面には、図2及び図
4に示すように、長手方向に複数本の横リブ12bが設
けてある。またトナー枠体12の外表面下部は横リブ1
2bの短手方向長さが順次異なり、横リブ12b先端を
結ぶ線が全体的にR形状をするように構成している。こ
のためプロセスカートリッジBを画像形成装置Aに対し
て装脱するときに、前記トナー枠体12を手で持っても
滑り難く、且つ下部が手で持ち易い形状になっているた
めに、装脱操作性が向上するものである。
【0097】現像枠体13には、図6に示すように、現
像スリーブ10d及び現像ブレード10eが設けてあ
る。前記現像ブレード10eは、図10に示すように、
ブレード取付部材10jの長手方向両端部近傍を現像枠
体13にねじ止めすることによって取り付けるが、本実
施の形態にあってはねじ止めに先立ってブレード取付部
材10jを現像枠体13に位置決めするように構成して
いる。図11に示すようにそのため現像枠体13のブレ
ード取付面13fに垂直に位置決めボス13gを設け、
該ボス13gにブレード取付部材10jに穿孔した位置
決め穴10j1を嵌入して位置決めする如く構成してい
る。また図6に示すように、トナー枠体12との接合面
13hに対して垂直に位置決めボス13iを設け、トナ
ー枠体12に接合面12hに直角にあけた位置決め穴1
2iがこのボス13iを嵌入し現像枠体13とトナー枠
体12との接合位置決めを行うように構成している。
【0098】ここで図14に示すように、現像枠体13
の前記ブレード取付面13fと接合面13hとは平行に
なるように構成している。このため、この現像枠体13
を射出成形する場合、現像ブレード用の位置決めボス1
3gとトナー枠体用の位置決めボス13iとが平行にな
ることから、成形型33は射出成形後に左右方向へ分け
るだけで良く、該成形型33を容易に構成し得る。
【0099】次にクリーニング枠体14には、図6に示
すように、感光体ドラム7、帯電ローラ8及びクリーニ
ング手段11としてのクリーニングブレード11a、ス
クイシート11b、廃トナー溜め11cが設けてある。
尚、このクリーニング枠体14にクリーニングブレード
11aを取り付ける場合も、前述した現像ブレード10
eを取り付ける場合と同様に、ブレード取付部材11d
の長手方向両端近傍をクリーニング枠体14にねじ止め
することによって取り付けるが、ねじ止めに先立ってブ
レード取付部材11dをクリーニング枠体14に位置決
めするように構成している。そのため、図15に示すよ
うに、クリーニング枠体14のブレード取付面14cに
垂直に位置決めボス14dを設け、該ボス14dにブレ
ード取付部材11dに穿孔した穴を嵌入して位置決めす
る如く構成している。
【0100】このとき前記ブレード取付面14cが、図
15の矢印に示す射出成形する成形型34の型抜き方向
と垂直になるように構成する。このようにするとブレー
ド取付面14cに形成した位置決めボス14dの突出方
向と、成形型34の型抜き方向が一致するために、成形
型34の構成が容易となる。
【0101】尚、前記クリーニング枠体14には図2に
示すドラムシャッタ35が回動可能に取り付けてある。
このドラムシャッタ35は感光体ドラム7が転写ローラ
4と対向するために設けた開口を開閉するためのもので
あり、後述するようにプロセスカートリッジBを画像形
成装置Aに装填すると自動的に開き、画像形成装置Aか
ら取り外すと自動的に閉じるものである。
【0102】(プロセスカートリッジを組立て容易にす
るための構成)プロセスカートリッジBの組立てに際し
ては、前記トナー枠体12にトナー送り部材10bを取
り付け、カバーフィルム28を貼着してトナー溜め10
a内にトナーを収納し、更にアンテナ線27を取り付け
た後に現像枠体13を溶着する。そしてこの現像枠体1
3に現像スリーブ10d等を組み込んでゆく。このとき
現像枠体13と一体的になったトナー枠体12を組立ト
レイに固定して部品の組み込み作業を行うが、本実施の
形態にあっては図16(a)に示すように、トナー枠体
12の所定位置に嵌合穴12cを設けると共に、枠体底
部12dを平面状に構成している。このため組立てトレ
イ36に設けたやとい部材36aを前記嵌合穴12cに
嵌合することにより、トナー枠体12が簡単に固定さ
れ、現像スリーブ10d及び現像ブレード10e等の部
品の組み込みが容易になし得る。
【0103】クリーニング枠体14も同様にクリーニン
グブレード11a等の部品を組み込んでゆくが、本実施
の形態にあっては図16(b)に示すように、クリーニ
ング枠体14の所定部を平面状にすると共に、該底部に
嵌合穴14eを設けている。従って、該クリーニング枠
体14にクリーニングブレード11a等の部品を組み込
むに際し、組立てトレイ37に設けた嵌合突起37aを
前記嵌合穴14eに嵌合すると、クリーニング枠体14
が簡単に固定され、クリーニングブレード11a等の部
品を容易に組み込むことが出来るようになる。
【0104】前記のようにしてトナー枠体12と一体的
な現像枠体13と、クリーニング枠体14に各部品を組
み込んだ後、現像枠体13とクリーニング枠体14とを
結合するが、このとき各枠体を台上に置く場合がある。
このとき現像枠体13とクリーニング枠体14を結合す
る前はクリーニング枠体14に組み込んだ感光体ドラム
7、現像枠体13に組み込んだ現像スリーブ10dは露
出しているために、各部品が台等と接触して傷付くおそ
れがある。特に感光体ドラム7は画像形成を行う上で最
も重要な部品であり、ドラム表面に少しでも傷が付くと
画像に乱れが生じて高品位の画像が得られなくなる。そ
のため組立作業等において感光体ドラム7等を組み込ん
だ枠体を台上に置く場合には、台と感光体ドラム7、或
いは台と現像スリーブ10dが接触しないように充分な
注意をする必要がある。
【0105】そこで本実施の形態では図17に示すよう
に、感光体ドラム7を組み込むクリーニング枠体14の
開放側両端部に突出部14fを形成している。そして前
記両突出部14fの先端を結ぶ線上よりも感光体ドラム
7はクリーニング枠体14の内側になるように配置して
いる。このためクリーニング枠体14を台上に置いた場
合、前記突出部14fが台と接触し、感光体ドラム7が
台と接触することはなく、該ドラム7の表面に傷が付く
おそれがないようにしている。
【0106】同様に図18に示すように、現像スリーブ
10dを組込む現像枠体13の開放側両端部に突出部1
3jを形成している。そして両突出部13jの先端を結
ぶ線上よりも現像スリーブ10dは現像枠体13の内側
になるように配置している。このためトナー枠体12と
一体的な現像枠体13を台上に置いた場合、前記突出部
13jが台と接触し、現像スリーブ10dが台と接触す
ることがなくなる。
【0107】このように現像枠体13、クリーニング枠
体14を台に置いたときに現像スリーブ10dや感光体
ドラム7が台と接触することがないために、不注意に感
光体ドラム7等を傷付けてしまうことがなく、組立作業
が容易に行なえるものである。
【0108】前記の如くしてトナー枠体12と一体的な
現像枠体13、及びクリーニング枠体14に各部品を組
み込んだ後は現像枠体13とクリーニング枠体14とを
結合してプロセスカートリッジBを組み立てる。両枠体
13,14の結合は図19に示す結合部材38によって
行うが、次にその結合構成について説明する。
【0109】図19において、結合部材38は基体38
aに対して小ねじ39を貫通する為の小ねじ穴38bが
設けてあり、その小ねじ穴38bの近傍には垂直部38
cが設けてある。前記垂直部38cは下方に向って突出
しており、現像枠体13の後述する結合突部13mを拘
束するものである。
【0110】現像枠体13の長手方向両側にはアーム部
13kが設けてあり、このアーム部13kには外側方へ
突出するように長手方向の円筒形をした結合突部13m
を突設している。また現像枠体13と一体的なトナー枠
体12の天面12sには、後述する圧縮コイルバネを受
ける為のバネ受け凹部12eが形成されている。
【0111】一方、クリーニング枠体14には、前記結
合突部13mが嵌合する結合凹部14gが設けてあり、
その上部には締結部14hが設けてある。締結部14h
には、前記結合部材38の垂直部38cが嵌合する嵌合
穴14iと小ねじ39をねじ込む為の穴14jが設けて
ある。
【0112】前記現像枠体13とクリーニング枠体14
とを結合するには図20の斜視説明図に示すように、現
像枠体13の結合突部13mをクリーニング枠体14の
結合凹部14gの最奥部に嵌め込んだ後、結合部材38
を締結部14hに締結して取り付ける。即ち、結合部材
38の垂直部38cを締結部14hの穴14jに嵌合
し、小ねじ39を結合部材38の小ねじ穴38bを挿通
して穴14jにねじ込んで締結する。
【0113】図21は上述した様に現像枠体13とクリ
ーニング枠体14を締結した状態を示す説明図であり、
締結部周辺を断面で示している。ここで更に圧縮コイル
バネ60を前記トナー枠体12のバネ受け凹部12eと
クリーニング枠体14がトナー枠体12に覆いかぶさる
ように張り出した張り出し部14kの下面に設けたバネ
受け凹部14mとの間に挟み込む。これによって現像枠
体13とクリーニング枠体14とは結合突部13mを中
心にして回動可能に結合され、感光体ドラム7の周面に
現像スリーブ10d両端の当接リング部材10fが圧接
して感光体ドラム7と現像スリーブ10dとの位置が決
まる。更に圧縮コイルバネ60の弾性によって現像スリ
ーブ10dが感光体ドラム7方向へ押圧される。
【0114】尚、前述のバネ受け凹部12eとクリーニ
ング枠体の張り出し部14kの間に圧縮バネコイル60
を挟み込む際には、前記圧縮コイルバネ60を圧縮した
状態にして挿入してやる必要がある。その際には例えば
図22(a),(b)に示す様な工具を用いることによ
って容易に圧縮コイルバネ60を取り付けることができ
る。すなわち図22(a)に示す工具61の図において
同一中心線のバネ受け用円筒面61a,61bには夫々
圧縮コイルバネ60の線間に挿入される突起61cが設
けられている。この円筒面61a,61bに圧縮コイル
バネ60を載せると、前記突起61cが圧縮コイルバネ
60の線間に入る。前記円筒面61a,61bを夫々設
け支点61dで結合されたレバー61A,61Bの支点
61bの円筒面61c,61cに対する反対側の握り部
61eを握ることにより、圧縮コイルバネ60は図22
(b)の様に圧縮され、前述の位置に挿入した後、握り
部61cの握りをゆるめることにより、所定の位置に挟
み込まれる。これによって、前述の様に感光体ドラム7
に対する現像スリーブ10dの位置決め押圧が可能にな
る。
【0115】図23、図24は前述の押圧手段として、
圧縮コイルバネの代わりに板バネを使用した例を示す。
図23は締結部周辺を断面で示した説明図であり、板バ
ネ62は前記トナー枠体12とクリーニング枠体14の
張り出し部14kとの相対する面に各々設けられたバネ
受け凹部12e,14mの間に挟持されている。ここで
板バネ62は図23に示す状態では前記張り出し部14
kと前記トナー枠体12とを遠ざける方向に力を発生す
る様に構成されている。すなわち、前記板バネ62は、
開放された時の形状よりも圧縮された状態で挟持されて
いる。従って現像枠体13とクリーニング枠体14とは
結合突部13mを中心に回動可能に結合されているので
現像枠体13に支持された現像スリーブ10dは感光体
ドラム7に対して位置決め、押圧される。
【0116】図24は板バネ62を前記張り出し部14
kと前記トナー枠体12の間に挿入する状態を示す斜視
図である。トナー枠体12及び張り出し部14kに設け
たバネ受け凹部12e,14mの板バネ挿入方向手前側
には板バネ挿入ガイド12f,14nが設けられてい
る。前記板バネ挿入ガイド12f,14nの側壁に沿わ
せて板バネ62を押し込むことにより、前記板バネ62
はバネ受け凹部12e,14mにフィットする位置に挿
入される。
【0117】図21乃至図24で説明した様に現像スリ
ーブ10dが感光体ドラム7に位置決め加圧されると感
光体ドラム7の側端に設けたブランジギア7cが現像ス
リーブ10dの側端に設けたギア10gと噛合する。
【0118】本実施の形態に係る現像枠体13とクリー
ニング枠体14の係合構成では、感光体ドラム7の両側
に各々クリーニング枠体14と現像枠体13が配置さ
れ、更に現像枠体13に対して前記感光体ドラム7の反
対側にトナー枠体12を配置するとともに、前記クリー
ニング枠体14の一部を前記現像枠体13を越えて前記
トナー枠体12の上方まで張り出させ、その張り出し部
14kとトナー枠体12との間に、上述した圧縮コイル
バネ60や板バネ62の様に圧縮されることによって弾
性力を生ずるバネを挿入した。すなわち溶着等の手段に
よって強固にトナー枠体12と固着された現像枠体13
の結合突部13mは前記クリーニング枠体14の内部に
回動可能に支持され、バネ60,62の位置は前記クリ
ーニング枠体14と前記現像枠体13との回動軸から遠
い位置に配置することが可能になる。このことはすなわ
ち本発明においてはバネ定数の小さいバネを使用するこ
とが可能となり、バネの圧縮量のバラツキ等によるバネ
力のバラツキを縮小し、ひいては前記感光体ドラム7と
現像スリーブ10dとの間に働く押圧力のバラツキを縮
小することが可能になる。
【0119】またプロセスカートリッジ組立て後であっ
ても容易にに視認できる位置にバネ60,62を取り付
ける為組立て工程等で万一、バネを付け忘れたり、ある
いはバネが座屈した場合にも容易に発見できる。
【0120】また、トナー枠体12と一体的化された現
像枠体13とクリーニング枠体14を結合部材38で一
旦結合した上で、バネ60,62を取り付けるため、現
像枠体13とクリーニング枠体14の結合作業も容易と
なり、バネ60,62の取り付けも簡単で容易てなる。
特に、張り出し部14kとトナー枠体12に凹部とした
バネ受け部12e,14mを設けてあるので、バネ6
0,62の取り付けが容易である。
【0121】{カートリッジ装填構成}次に前記構成の
プロセスカートリッBを装置本体Aに装填するための構
成について説明する。
【0122】装置本体15には、図4及び図5に示すよ
うに、それぞれ第一ガイド部17a,18a及び第二ガ
イド部17b,18b等を有する左ガイド部材17及び
右ガイド部材18を取り付けてあることは前述した。こ
れに対応してプロセスカートリッジBのクリーニング枠
体14の長手方向両外側面からは、図3、図24に表れ
たプロセスカートリッジBの右側面及び図25に表れた
左側面に示すように、前記第一ガイド部17a,18a
に沿ってガイドされる軸受部14aと軸21が左右対称
位置から突出しており、この軸受部14a及び軸21の
上方に前記第二ガイド部17b,18bに沿ってガイド
される突出リブ40が左右対称位置に形成してある。
【0123】またクリーニング枠体14の長手方向両側
上面には装置本体15に取り付けた加圧部材19が加圧
する加圧面41が形成してあると共に、突当部材20が
突き当たって位置決めするための位置決め溝42が形成
してある。
【0124】更にクリーニング枠体14の長手方向右側
面には、突出リブ40の上方に図3に示すように、補助
リブ43が突出形成してあると共に、ドラムシャッタ3
5を開閉するためのリンク部35aが設けてある。前記
リンク部35aはプロセスカートリッジBの装脱動作に
連動して回動し、これと連結したドラムシャッタ35が
開閉するように構成している。尚、このドラムシャッタ
35の開閉構成については後述する。
【0125】ここで前記プロセスカートリッジBを装置
本体Aに装填及び取り外す場合について図26乃至図2
9を参照して説明する。尚、プロセスカートリッジBは
左右ガイド部材17,18で長手方向両側を同様にガイ
ドされるものであるが、ここでは説明を簡略にするため
右ガイド部材18のガイドのみについて説明する。
【0126】まず図26に示すように、装置本体15の
開閉カバー16を開けた後、プロセスカートリッジBの
軸21を第一ガイド部18a上に載せると共に、突出リ
ブ40を第二ガイド部18bに載せる。続いて図27に
示すように、前記軸21及び突出リブ40を前記ガイド
部18a,18bに沿わせて摺動させて装置本体15内
に押し込んでいくと、プロセスカートリッジBの加圧面
41が装置本体15の加圧部材19によって加圧され、
プロセスカートリッジBは突出リブ40が第二ガイド部
18b上に加圧されながら押し込まれていく。
【0127】そして図28に示すように、突出リブ40
が第二ガイド部18bの段部18b1を越えると、加圧
部材19の押圧力によってプロセスカートリッジBは反
時計回転方向に少し回転し、軸21が第一ガイド部18
a上に支持される。そして更にプロセスカートリッジB
を押し込んでいくと、図29に示すように、プロセスカ
ートリッジBは更に反時計回転方向に回転し、装置本体
15の突当部材20がプロセスカートリッジBの位置決
め溝42に係合する。この後手を離すと、図30に示す
ように、プロセスカートリッジBの軸21が軸受部18
cに落ち込む。このとき突当部材20と位置決め溝42
が係合し、プロセスカートリッジBは加圧部材19によ
って加圧された状態で装置本体15に装填される。この
とき感光体ドラム7の側端に設けたフランジギヤ7cが
装置本体15の駆動ギヤ(図5参照)45と噛合し、駆
動力が伝達されるようになる。更にプロセスカートリッ
ジBを装填したときに、該カートリッジBの下方への落
ち込みに伴ってプロセスカートリッジBへの加圧部材1
9による加圧力が緩和される。このためカートリッジB
を装填した者はクリック感を得て、カートリッジBが装
填位置に位置決めされたことを容易に認識し得る。
【0128】また前記突当部材20と位置決め溝42は
当接面が略水平になるように構成してある。このため突
当部材20は当接面が略水平になるように装置本体15
へ組み付ければ良いために、該部材20の設計及び装置
本体15への組み付けが容易となり、寸法誤差が生じ難
い。従って、プロセスカートリッジBを正確に装置本体
15へ装填させることが容易となるものである。
【0129】尚、前記加圧部材19にはコロ19bが取
り付けてあり、プロセスカートリッジBの加圧面41が
加圧部材19に加圧されながら移動する際にコロ19b
を介して加圧することにより摺動抵抗を小さくしてい
る。また前記コロ19bにより加圧されるプロセスカー
トリッジBの加圧面41を本実施の形態では面形状にし
ているが、これを面形状にせず、リブ形状にすると接触
面積が小さくなるために更に摺動抵抗を小さく出来る。
【0130】また図1の断面図及び図3のカートリッジ
外観図から明らかなように、プロセスカートリッジBの
上部は略直線的に構成してあり、この上部面がカートリ
ッジの装填方向と略平行になるように構成している。そ
のために装置本体15のカートリッジ装填スペースが必
要最小限にし得ると共に、プロセスカートリッジB内の
例えばトナー溜めや廃トナー溜めのスペースを効率良く
とることが出来る。
【0131】次に前記プロセスカートリッジBを取り外
す場合は、図31に示すように、プロセスカートリッジ
Bを反時計回転方向に少し回転させて突出リブ40が第
二ガイド部18bの段部18b1に乗り上げ可能とし、
そのまま引き抜くことによって取り外すことが出来る。
尚、プロセスカートリッジBを反時計回転方向へ回転さ
せる場合、必要以上に回転させようとすると補助リブ4
3(図3参照)がシャッタカム部18dに突き当たり、
また左ガイド部材17にあっては突出リブ40が回動規
制ガイド部17d(図4参照)に突き当たって反時計回
転方向への回転が規制される。またカートリッジ装填時
には前記カートリッジ右側面の補助リブ43は第二ガイ
ド部18bとシャッタカム部18dの間に入り込み、カ
ートリッジ左側面の突出リブ40は第二ガイド部17b
と回動規制ガイド部17dの間に入り込むために、プロ
セスカートリッジBを装脱するときの軌跡がより規制さ
れ、プロセスカートリッジBの装脱がよりスムーズに行
われる。
【0132】さて前記プロセスカートリッジBの装脱に
伴ってドラムシャッタ35が開閉するが、次にその開閉
動作について説明する。
【0133】図3に示すように、ドラムシャッタ35は
長手方向両側に設けたアーム部35bが軸35cを中心
に回動可能に取り付けてあり、この回動中心にはリンク
部35aが前記アーム部35bと一体的に設けてある。
従って、このリンク部35aを回動するとアーム部35
bが回動し、ドラムシャッタ35が開閉する。また前記
アーム部35bにはリンクボス35dが突設してある。
前記リンク部35a及びリンクボス35dがシャッタカ
ム部18dと係合することによってドラムシャッタ35
が開閉する。これを前述したプロセスカートリッジBを
画像形成装置Aに装填する状態の図26乃至図30を用
いて説明する。
【0134】右ガイド部材18に形成したシャッタカム
部18dは図26乃至図30に示すようにリンク部35
aが係合する第一カム部18d1と、リンクボス35d
が係合す。第二カム部18d2とを有している。この第
一カム部18d1の傾斜角度はプロセスカートリッジB
の突出リブ40をガイドする第二ガイド部18bと略同
じ角度であり、第二カム部18d2の傾斜角度は前記第
一カム部18d1よりも大きな傾斜角をもつように構成
している。
【0135】そして図26に示すようにプロセスカート
リッジBを挿入し、これを押し込んでいくと図27に示
すようにリンク部35aがシャッタカム部18dの第一
カム部18d1に係合し、該リンク部35aが軸35c
を中心に回転する。これによりアーム部35bが回転し
てドラムシャッタ35が開くようになるが、このときは
完全に開いた状態でなく、所謂半開き状態である。更に
カートリッジBを押し込んでいくと、図28に示すよう
にリンクボス35dが第二カム部18d2に係合する。
更に押し込んでいくと、図29に示すように、アーム部
35bの回転はリンク部35aと第一カム部18d1と
の係合からリンクボス35dと第二カム部18d2との
係合に引き継がれ、図30に示すプロセスカートリッジ
Bの装填が完了した状態にあっては、ドラムシャッタ3
5はカートリッジ下部にガイドされて搬送される記録媒
体2が突っかからないように大きく開く。
【0136】尚、プロセスカートリッジBを画像形成装
置Aから取り外すために該カートリッジBを図30の状
態から引き抜くと、アーム部35bに係止した図示しな
い捩じりコイルバネの付勢により、前記と逆の順にリン
クボス35d及びリンク部35aとシャッタカム部18
dが係合し、ドラムシャッタ35が閉じる。
【0137】前述したドラムシャッタ35は感光体ドラ
ム7を保護するものであるが、本実施の形態では前記ド
ラムシャッタ35以外にも画像形成装置Aにレーザーシ
ャッタを設けている。このレーザーシャッタは前述した
光学系1から感光体ドラム7へ照射されるレーザー光が
非使用時に光学ユニット1aから漏れないように取り付
けられるものである。
【0138】次にこのレーザーシャッタの構成について
説明すると、これは図32に示すように、光学ユニット
1aにはレーザー光を感光体ドラム7へ照射するための
開口1a1が形成してあり、レーザーシャッタ46は前
記開口1a1を塞ぐように板金を屈曲して構成してい
る。即ち、レーザーシャッタ46は板金を屈曲してシャ
ッタ部46aを形成し、且つシャッタ部46aの左側に
リンク部46bを一体的に形成している。そしてこのレ
ーザーシャッタ46は装置本体15に対して軸46cに
より回動可能に取り付けてある。
【0139】更にプロセスカートリッジBの装脱をガイ
ドする左ガイド部材17の近傍には軸47aを中心に回
動可能なアーム部材47が取り付けてある。このアーム
部材47は回動端部がレーザーシャッタ46のリンク部
46bと当接可能であり、且つプロセスカートリッジB
を装置本体15に装填したときに、該プロセスカートリ
ッジBの端部が当接する位置に配設している。
【0140】従って、プロセスカートリッジBを左右ガ
イド部材17,18でガイドして挿入すると、該カート
リッジ先端がアーム部材47を図32の矢印a方向へ押
し出す。これによりアーム部材47の回動先端がレーザ
ーシャッタ46のリンク部46bを押し出し、シャッタ
部46aが矢印b方向へ回転する。これにより光学ユニ
ット1aの開口1a1が開き、レーザー光が感光体ドラ
ム7へ照射可能となる。
【0141】また前記レーザーシャッタ46の回動軸4
6cには図示しない捩じりコイルバネが取り付けてあ
り、該バネの付勢によってレーザーシャッタ46を常に
開口1a1を閉じる方向に付勢している。このためプロ
セスカートリッジBを画像形成装置Aから取り外すと、
前記アーム部材47による押し付けがなくなるために、
レーザーシャッタ46は開口1a1を自動的に閉じるよ
うになる。
【0142】これにより画像記録時以外にレーザー光が
光学ユニット1aから感光体ドラム7等に照射すること
がない。また前記レーザーシャッタ46を開閉させるた
めのリンク部46bやアーム部材47は左ガイド部材1
7の近傍に配設され、ドラムシャッタ35を開閉させる
ためのリンク部35aが位置する右ガイド部材18側と
反対側にあるために、これらを配設するスペースを効果
的に確保出来る。従って、スペースの有効利用が図れ、
装置全体の小型化が図れる。
【0143】次に前記プロセスカートリッジBを装填し
たときの各部材に対する電気的な接続について説明す
る。
【0144】プロセスカートリッジBを画像形成装置A
に装填すると、プロセスカートリッジBに設けた各接点
部が装置本体15側に設けた接点部材と接触し、電気的
な接続がなされる。即ち、図33のカートリッジ下部斜
視図に示すように、現像枠体13の下部から前述したト
ナー残量を検出するアンテナ線27の端部である接点部
27aが露出すると共に、現像スリーブ10dに現像バ
イアスを印加するための現像バイアス接点部48が露出
している。またクリーニング枠体14の下部からは帯電
ローラ8へ帯電バイアスを印加するための帯電バイアス
接点部49が露出している。即ち、感光体ドラム7を挟
んで一方側にアンテナ線の接点部27a及び現像バイア
ス接点部48を配設し、他方側に帯電バイアス接点部4
9を配設している。
【0145】これに応じて装置本体15側には、図34
の内部平面図に示すように、プロセスカートリッジBを
装填したときに前記各接点部27a,48,49が接触
するように転写ローラ4を挟んで一方側にアンテナ線2
7の接点部27aが接触するアンテナ線用接点部材50
a及び現像バイアス接点部48が接触する現像バイアス
用接点ピン50bを配設し、他方側には帯電バイアス接
点部49が接触する帯電バイアス用接点ピン50cを配
設している。
【0146】また図7に示すように感光体ドラム7の回
転を支持するための一方の軸21は金属製であり、該軸
21を介して感光体ドラム7をアースするようにしてい
るが、そのために図5に示すように、プロセスカートリ
ッジBを装填したときに前記軸21が位置する右ガイド
部材18の軸受部18cには装置本体15のシャーシ等
を介してアースされたアース用接点部材51が設けてあ
り、カートリッジ装填状態にあっては前記軸21がアー
ス用接点部材51と接触するように構成している。
【0147】{画像形成動作}次に前記プロセスカート
リッジBを画像形成装置Aに装填して画像形成を行う場
合の動作について説明する。
【0148】図1に示す給送トレイ3aに記録媒体2を
セットし、これを図示しない検出センサが検出すると、
又は記録媒体2を収納したカセット3hをセットして記
録開始キーを押すと、ピックアップローラ3b又は3i
が駆動すると共に、分離ローラ対3c1,3c2及びレ
ジストローラ対3d1,3d2が回転して記録媒体2を
画像形成部へと搬送する。そして前記レジストローラ対
3d1,3d2の搬送タイミングと同期して感光体ドラ
ム7が図1の矢印方向へ回転し、帯電ローラ8に帯電バ
イアスを印加することによって感光体ドラム7の表面を
均一に帯電する。そして光学系1から画像信号に応じた
レーザー光が露光部9を介して感光体ドラム7の表面に
照射され、該表面に光照射に応じた潜像が形成される。
【0149】前記潜像形成と同時にプロセスカートリッ
ジBの現像手段10が駆動し、トナー送り部材10bが
駆動してトナー溜め10a内のトナーを現像スリーブ1
0d方向へ送り出すと共に、回転する現像スリーブ10
dにトナー層を形成する。この現像スリーブ10dに感
光体ドラム7の帯電極性と同極性で略同電位の電圧を印
加して感光体ドラム7の潜像をトナー現像する。前記感
光体ドラム7と転写ローラ4の間に記録媒体2を搬送
し、且つ転写ローラ4に前記トナーと逆極性の電圧を印
加することにより、感光体ドラム7上のトナー像を記録
媒体2に転写する。
【0150】前記トナー像を転写した感光体ドラム7は
更に図1の矢印方向へ回転し、クリーニングブレード1
1aによって感光体ドラム7上に残ったトナーを掻き落
として除去して廃トナー溜め11cへ集める。
【0151】一方、前記の如くしてトナー画像を形成し
た記録媒体2を定着手段5へ搬送し、該定着手段5にお
いて熱及び圧力を印加して記録媒体2にトナー定着を行
った後、中間排出ローラ3e、排出ローラ対3f1,3
f2によって排出部6へ排出する。このようにして所望
画像を記録媒体2に記録するものである。 『実施の形態ロ』次に本発明による実施の形態ロに関し
て、以下に図面とともに説明する。図35において、ト
ナー枠体12の天面12sに円筒形突起12gを設け、
この円筒形突起部12gに板バネ62を圧入等の方法で
取り付けておき、その後現像枠体13の結合突部13m
を、クリーニング枠体14の結合凹部14gに嵌め込ん
で結合部材38を締結部14hに締結してプロセスカー
トリッジBを完成させる。尚、クリーニング枠体14の
張り出し部14kの下面には、板バネ62を所定の位置
に導く為のガイド部が設けてある(図示せず)。ここで
前記板バネ62をトナー枠体12に取り付ける手段とし
ては上記圧入に限らず、例えば熱カシメやねじ止め等の
手段によっても可能である。また、板バネ62に代えて
圧縮コイルバネ等を使用しても良い。
【0152】又、トナー枠体12の天面12sの円筒形
突起部12gを圧縮コイルバネ60の内径が嵌合する大
きさとしておいて、圧縮コイルバネ60を予かじめトナ
ー枠体12に係止しておいてクリーニング枠体14と現
像枠体13を結合してもよい。
【0153】この実施の形態によれば予かじめトナー枠
体に板バネを取り付けておけばよく、クリーニング枠体
と現像枠体の結合と同時にプロセスカートリッジとして
完成する。尚このような組立方法が可能なのは結合突部
を支持するアーム部を長くしたため、圧縮バネのバネ
力、バネ常数が小さくなることによるものである。
【0154】『実施の形態ハ』本発明による実施の形態
ハを以下に図面とともに説明する。図36において、現
像枠体13の結合突部13mはクリーニング枠体14の
結合凹部14gに嵌合され、係合部材38によって、ク
リーニング枠体14に回動可能に結合されている。ここ
でクリーニング枠体14の張り出し部14kには、圧縮
バネ取付け穴14pが設けられている。前記圧縮バネ取
付け穴14pは円筒穴部14qと切り欠き部14rとか
ら構成されている。一方、圧縮バネ取り付け部材63
は、圧縮コイルバネ60の外径より大きな直径の円筒基
体部63aと圧縮コイルバネ60の内径が圧入されるバ
ネ取り付け部63bと円筒基体部63aの下部で直径を
わたり両側に2個の突部63cを有している。また、前
記バネ取り付け部63bには、圧縮コイルバネ60が取
り付けられている。また、前記円筒基体部63aの上面
にはリブ63dが設けられている。
【0155】ここで、前記クリーニング枠体14の張り
出し部14kに設けられた圧縮バネ取付け穴14pの円
筒穴部14q及び切り欠き部14rの内径は、前記圧縮
バネ取り付け部材63の円筒基体部63aの外径及び突
部63cの外径よりも、各々わずかに大きく形成されて
いる。
【0156】上記構成において圧縮コイルバネ60を取
り付けた取り付け部材63を取り付け穴14pに落とし
込む。この落とし込みに際しては、取付け穴14pの切
り欠き部14rと取り付け部材63の突部63cとを合
わせ、圧縮コイルバネ60の圧縮方向に向って直線的に
押し込むと、圧縮コイルバネ60はトナー枠体12に押
圧されて縮められる。そこで前記突部63cが前記切り
欠き部14rの下面よりも下に位置し、かつ円筒基体部
63aが円筒穴部14qにガイドされている状態で、前
記取り付け部材63を90°回転させ、取り付け部材6
3への押圧を解除すると、取付け部材63は、圧縮コイ
ルバネ60の復元力により、前記張り出し部14kの下
面に押し付けられる。
【0157】尚、ここで前記張り出し部14kの裏面
は、図37に示すように前記切り欠き部14rと直交す
る位置に突部受け凹部14sが設けてあり、組込み後
は、前記突部63cが前記凹部14s内に押しつけられ
ることにより、不用意に圧縮コイルバネ60が外される
ことはない。
【0158】またトナー枠体12の前記圧縮バネ当接部
には、バネ受け凹部12eが設けられている点は、実施
の形態イと同様である(図19参照)。
【0159】尚本実施の形態において、取付け部材63
を90°回転させて固定する構造を示したが90°に限
らず前記切り欠き部14rを逃げる位置まで回転させる
角度であれば良い。
【0160】この実施の形態によれば、張り出し部14
kに設けた円筒穴部14qに円筒基体部63aがガイド
されているので圧縮コイルバネ60の装着が簡単であ
る。
【0161】『実施の形態ニ』本発明による実施の形態
ニを以下に図面とともに説明する。図38は、本実施の
形態によるプロセスカートリッジBを示す外観斜視図で
ある。本実施の形態では、前述の実施の形態イで示した
開閉式のドラムシャッタ35(図2、図3参照)及びそ
の開閉機構部を取り除き、着脱式のドラムシャッタ(図
示せず)を設けた。すなわち、画像形成装置Aに本実施
の形態によるプロセスカートリッジBを装填する場合に
は、前記着脱式のドラムシャッタをプロセスカートリッ
ジBから取り外してから装填することになる。
【0162】これによってプロセスカートリッジの長手
側面におけるドラムシャッタ開閉機構部が不要になる
為、スペースに余裕が出来、更にはクリーニング枠体1
4と現像枠体13との結合方法等における設計の自由度
が増す。
【0163】そこで、本実施の形態においては、前述の
結合部材38(図19参照)による結合方式に代えて平
行ピン64によってクリーニング枠体14と現像枠体1
3とを回動可能に結合している。
【0164】図39は本実施の形態の枠体結合構成を示
す為の分解斜視図である。図39において、クリーニン
グ枠体14は、その長手方向端部の側壁に透孔14tを
有し、また、現像枠体13の結合突部13mの長手端面
には穴13nが設けてある。ここでクリーニング枠体1
4の透孔14tは、その内径が平行ピン64の外径より
もわずかに小さく、また現像枠体13の結合突部13m
に設けた穴13nはその内径が前記平行ピン64の外径
よりもわずかに大きく作られている。ここで、クリーニ
ング枠体14の透孔14tは現像枠体13の前記結合突
部13mをクリーニング枠体14の結合凹部14gの最
奥部に挿入した時、結合突部13mの端面に設けた穴1
3nとおおむね同軸になる位置に設けられている。ここ
で、クリーニング枠体14と現像枠体13とを回動可能
に結合するには、前記現像枠体13の結合突部13mを
クリーニング枠体14の結合凹部14gの最奥部まで挿
入し、クリーニング枠体14に設けた透孔14tと結合
突部13mの長手端面の穴13nとの位置がほぼ合致し
た状態で、前記平行ピン64を前記クリーニング枠体1
4の長手端面の外側から前記透孔14tを貫通し穴13
nに挿入する。前記平行ピン64はその挿入方向後しろ
側の端面が、前記クリーニング枠体14の結合凹部14
gの側壁14uの外側の面とほぼ同面になる位置まで挿
入される。
【0165】以上により平行ピン64は、クリーニング
枠体14の透孔14tに対して回転不能に圧入固定さ
れ、一方現象枠体13の穴13nは前記平行ピン64に
対して回動自在に支持される。従って現像枠体13はク
リーニング枠体14に対して回動自在に結合される。
【0166】すなわち本実施の形態において結合突部1
3m及び結合凹部14gは、平行ピン64が透孔14t
に対して圧入されるまでの間の仮の位置決め手段とな
る。
【0167】また、感光体ドラム7と現像スリーブ10
dとを加圧する為の手段としては、図39においては、
実施の形態ロで示したのと同様に、トナー枠体12の天
面12sに固定された板バネ62で示したが、これに限
らず例えば実施の形態イで示したように、クリーニング
枠体14と現像枠体13との結合後にバネ60又は62
をクリーニング枠体14の張り出し部14kとトナー枠
体12間にプロセスカートリッジBの短手方向から挿入
しても良く、又、その際には図40に示す様に平行ピン
64の挿入方向と同様にプロセスカートリッジBの長手
方向に圧縮コイルバネ60を挿入しても良い。
【0168】この実施の形態によれば、ドラムシャッタ
の構成が簡単となり、クリーニング枠体と現像枠体の結
合部構成が簡単となる。そして圧縮バネをクリーニング
枠体と現像枠体を結合する平行ピンを組立てる方向と同
方向から組立てるようにした場合には、組立方向が同方
向となり、作業性が良好となる。又、自動組立を行う場
合に組立物の一側のみに自動組立機械を配設できるので
好適である。
【0169】尚、この実施の形態においては結合突部を
更に簡単な形状となし得る。
【0170】『実施の形態ホ』本発明による実施の形態
ホを以下に図面とともに説明する。図41はトナー枠体
12と現像枠体13とを溶着し、現像スリーブ10dや
現像スリーブ10dと同軸上に設けられドラムギアから
の駆動を受ける為のスリーブギア10g、更にスリーブ
ギア10gの回転をトナー送り部材10bに伝達する為
のギア列65等を組み込んだ状態を示す斜視図である。
【0171】図41において現像枠体13は、ポリアセ
タール等の摺動性の良好な材質でなる軸受部材66を介
して現像スリーブ10dを回転可能に支持するととも
に、トナー枠体12方向へ延出したギア列支持部13p
にギア列65を回転可能に支持している。すなわち、現
像枠体13は、トナー枠体12の長手方向に設けられた
開口12a(図10参照)の部分に沿った部分とギア列
65を支持するギア列支持部13pとがおおむねL字形
状に一体に形成されており、ギア列支持部13pはその
天面がトナー枠体12の天面とほぼ同一高さに形成され
ている。
【0172】トナー送り部材10b(図2参照)の回転
軸とほぼ同軸にかつ同速で回転する撹拌ギア65cは一
体に軸部65dを有している。前記スリーブギア10g
の回転を前記撹拌ギア65cに伝達する為のアイドラギ
ア65a,65bは、現像枠体13のギア列支持部13
pから一体に突出した軸13q,13rに回転自在に嵌
入されている。
【0173】ギアカバー部材67は前記現像枠体13に
設けられたネジ穴13s,13tにネジ68,69によ
って固定することにより取り付けられる。そこでギアカ
バー部材67は接合枠体70を構成している。透孔67
a,67bはネジ68,69を通す穴である。この際、
ギアカバー部材67に設けられた穴67c,67dは前
記軸13q,13rの先端部を受け、更に穴67eは撹
拌ギア65cの軸部65dを受ける。また、ギアカバー
部材67と一体に突出したピン67f,67gは現像ス
リーブ10dを支持する前記軸受部材66に設けられた
透孔66a,66bと、更に現像枠体13に前記透孔6
6a,66bに対応する位置に設けられた透孔(図示せ
ず)とを貫通し、前記軸受部材66及び現像スリーブ1
0dを現像枠体13に対して位置決めする。ここで13
k,13mは各々前記ギアカバー部材67と一体に設け
られたアーム部及び結合突部を示す。また、ギアカバー
部材67は、現像部材13に取り付けられた時、その天
面が前記トナー枠体12及び現像枠体13の天面とほぼ
同一高さに形成される。
【0174】また、現像枠体13の天面にはバネ受け凹
部12eが設けられている。上述の段階まで組立てた後
は、クリーニング枠体14側と結合されるが、その構成
は前述の『実施の形態イ』と同様である為説明は割愛す
る。
【0175】すなわち、実施の形態ホにおいては現像枠
体13にスリーブギア10g及びギア列65を支持して
いる為、各ギア間の軸間距離が精度よく設けられること
により、ギアの回転が安定し、回転ムラや異音発生など
を防ぐ。
【0176】また実施の形態ホによれば、圧縮コイルバ
ネ60は『実施の形態イ』で示したトナー枠体12では
なく、現像枠体13を押圧するが、トナー枠体12と現
像枠体13との接合面13h(図6参照)よりも結合突
部13mからの距離が遠い位置を押圧するので、バネ力
のバラツキの縮小、組立て後の視認を容易にする等の
『実施の形態イ』と同様の効果が得られる。又同様の意
味でギアカバー部材67の天面にバネ受け凹部を設けて
もよい。
【0177】更に、本『実施の形態ホ』は前述の『実施
の形態イ』をもとにした例を示したが、他にも『実施の
形態ロ〜ニ』との組み合わせとしても有効であることは
もちろんである。
【0178】『その他の実施の形態』本発明に係るプロ
セスカートリッジBは前述のように単色の画像を形成す
る場合のみならず、現像手段10を複数設け、複数色の
画像(例えば2色画像、3色画像或はフルカラー等)を
形成するカートリッジにも好適に適用することが出来
る。
【0179】また現像方法としても、公知の2成分磁気
プラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0180】また帯電手段の構成も、前述した実施の形
態イでは所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として
従来から用いられているタングステンワイヤーの三方周
囲にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステン
ワイヤーに高電圧を印加することによって生じた正又は
負のイオンを感光ドラム7の表面に移動させ、該ドラム
7の表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当
然である。
【0181】尚、前記帯電手段としては前記ローラ型以
外にも、ブレード型(帯電ブレード)、パッド型、ブロ
ック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0182】また感光体ドラム7に残存するトナーのク
リーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁
気ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良
い。
【0183】なお、前述プロセスカートリッジとは、帯
電手段、またはクリーニング手段と、現像手段及び電子
写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカート
リッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもの
である。及び帯電手段、クリーニング手段の少なくとも
1つと、現像手段及び電子写真感光体とを一体的にカー
トリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするもの
である。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体と
を一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とす
るものをいう。
【0184】また前述した実施の形態では画像形成装置
としてレーザービームプリンタを例示したが、本発明は
これに限定する必要はなく、例えばLEDプリンタ、電
子写真複写機、ファクシミリ装置、或はワードプロセッ
サ等の他の電子写真画像形成装置に使用することも当然
可能である。
【0185】
【実施例】実施の形態に併記した。
【0186】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1枠体と第2枠体との回動支点から遠い位置に圧縮ス
プリングを設けることにより、バネ力やバネ定数の小さ
いバネを使用することができ、電子写真感光体に対する
現像手段の加圧力のバラツキを小さくすることが出来
る。これによって電子写真感光体や、それに当接するリ
ング部材等の摩耗を安定化し、長期使用による画像劣化
等を防ぐことができる。
【0187】また、プロセスカートリッジ組立て後であ
ってもバネを容易に視認できる為、万一組立工程でバネ
を付け忘れたり、あるいはバネが座屈した場合にも、検
査工程で容易に発見できる。
【0188】更に、プロセスカートリッジと本体との位
置決めをしている第1枠体から遠い位置にある第3枠体
をバネで加圧することにより画像形成動作にともなうプ
ロセスカートリッジの振動を小さくすることができ、そ
れにともなう画像上のピッチムラ等を少なくし、画像品
質の向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本発明の実施の形態を示し、
【図1】画像形成装置の構成を説明する縦断面図であ
る。
【図2】プロセスカートリッジの内部を説明する縦断面
図である。
【図3】プロセスカートリッジの外観斜視図である。
【図4】画像形成装置のプロセスカートリッジ着脱ガイ
ド部の斜視図である。
【図5】画像形成装置のプロセスカートリッジ着脱ガイ
ド部の斜視図である。
【図6】本発明に係るプロセスカートリッジの枠体構成
を説明する分解図である。
【図7】感光体ドラムの縦断面図である。
【図8】図7のA−A断面図である。
【図9】帯電手段の正面図である。
【図10】現像手段の分解斜視図である。
【図11】図2の一部拡大図である。
【図12】(a)アンテナ線取り付け部の短手方向断面
図である。 (b)アンテナ線取り付け部の好ましい形態の短手方向
断面図である。
【図13】(a)アンテナ線取り付け部の長手方向断面
図である。 (b)アンテナ線取り付け部の好ましい形態の長手方向
断面図である。
【図14】現像枠体の位置決め部の成型を説明する模式
図である。
【図15】クリーニング枠体の成形を説明する模式図で
ある。
【図16】(a),(b)プロセスカートリッジの組立
て方法を示す模式図である。
【図17】プロセスカートリッジの組立て方法を示す模
式図である。
【図18】プロセスカートリッジの組立て方法を示す模
式図である。
【図19】プロセスカートリッジの実施の形態イを示す
分解斜視図である。
【図20】プロセスカートリッジの枠体結合部を示す斜
視図である。
【図21】プロセスカートリッジの実施の形態イを示す
一部破断図である。
【図22】(a),(b)圧縮バネの組立用工具を示す
斜視図である。
【図23】プロセスカートリッジの実施の形態イの他例
を示す一部破断図である。
【図24】プロセスカートリッジの実施の形態イの他例
を示す斜視図である。
【図25】プロセスカートリッジの装填構成を説明する
斜視図である。
【図26】装置本体のプロセスカートリッジの装着ガイ
ド部を示す側面図である。
【図27】装置本体のプロセスカートリッジの装着ガイ
ド部を示す側面図である。
【図28】装置本体のプロセスカートリッジの装着ガイ
ド部を示す側面図である。
【図29】装置本体のプロセスカートリッジの装着ガイ
ド部を示す側面図である。
【図30】装置本体のプロセスカートリッジの装着ガイ
ド部を示す側面図である。
【図31】装置本体のプロセスカートリッジの装着ガイ
ド部を示す側面図である。
【図32】プロセスカートリッジのシャッタ部における
装填を説明する斜視図である。
【図33】プロセスカートリッジの接点を示す斜視図で
ある。
【図34】装置本体のプロセスカートリッジの接点と接
続される電極を示す平面図である。
【図35】プロセスカートリッジの実施の形態ロを示す
分解斜視図である。
【図36】プロセスカートリッジの実施の形態ハを示す
斜視図である。
【図37】図36の一部拡大図である。
【図38】プロセスカートリッジの実施の形態ニを示す
斜視図である。
【図39】プロセスカートリッジの実施の形態ニを示す
斜視図である。
【図40】プロセスカートリッジの実施の形態ニを示す
斜視図である。
【図41】プロセスカートリッジの実施の形態ホを示す
斜視図である。
【符号の説明】
1…光学系 1a…光学ユニット 1a1…開口 1b
…ポリゴンミラー 1c…スキャナーモータ 1d…結
像レンズ 1e…反射ミラー 2…記録媒体 3…搬送手段 3a…給送トレイ 3a1…外部材 3
a2…内部材 3b…ピックアップローラ 3c1,3
c2…分離ローラ対 3d1,3d2…レジストローラ
対 3e…中間排出ローラ 3f1,3f2…排出ロー
ラ対 3g…ガイド部 3h…カセット 3i…ピック
アップローラ 3j…給送ローラ 4…転写手段(転写ローラ) 5…定着手段 5a…駆動ローラ 5b…定着ローラ 6…排出部 7…感光体ドラム 7a…ドラム基体 7b…有機感光
層 7c…フランジギヤ 7d…フランジ 7d1…ボ
ス 7e…充填物 7f…接着剤 8…帯電ローラ 8a…ローラ軸 9…露光部 10…現像手段 10a…トナー溜め 10b…トナー
送り部材 10c…磁石 10d…現像スリーブ 10
e…現像ブレード 10f…当接リング部材 10g…スリーブギア 10h…トナー漏れ防止シール
10i…吹出防止シール 10j…ブレード取付部材
10j1…位置決め穴 11…クリーニング手段 11a…クリーニングブレー
ド 11b…スクイシート 11c…廃トナー溜め 1
1d…ブレード取付部材 12…トナー枠体 12a…開口 12b…横リブ 1
2c…組立用嵌合穴 12d…枠体底部 12e…バネ受け凹部 12h…接
合面 12i…位置決め穴 12s…天面 13…現像枠体 13a…開口 13b…第一リブ(長
リブ) 13c…第二リブ(長リブ) 13d…第三リ
ブ(長リブ) 13e…凹部 13f…ブレード取付面
13g…位置決めボス 13h…接合面 13i…位
置決めボス 13j…突出部 13k…アーム部 13
m…結合突部 13n…穴 13p…ギア列支持部 1
3q,13r…軸 13s,13t…ネジ穴 14…クリーニング枠体 14a…軸受部 14b…位
置決め突起 14c…ブレード取付面 14d…位置決
めボス 14e…嵌合穴 14f…突出部 14g…嵌
合凹部 14h…締結部 14i…嵌合穴 14j…穴
14k…張り出し部 14m…バネ受け凹部 14n
…板バネ挿入ガイド 14p…圧縮バネ取付穴 14q
…円筒穴部 14r…切り欠き部 14s…突部受け凹
部 14t…透孔 14u…側壁 15…装置本体 16…開閉カバー 17…左ガイド部材 17a…第一ガイド部 17b…
第二ガイド部 17b1…段部 17c…軸受部 17
d…回動規制ガイド部 18…右ガイド部材 18a…第一ガイド部 18b…
第二ガイド部 18b1…段部 18c…軸受部 18
d…シャッタカム部 18d1…第1カム部 18d2…第二カム部 19…加圧部材 19a…捩りコイルバネ 19b…コ
ロ 20…位置決め用突当部材 21…金属軸 22…導電性部材 23…軸受 24…軸受 24a…突当部 25…スプリング 26…接点部材 27…アンテナ線 27a…接点部 27b…屈折部 28…カバーフィルム 29…トナー漏れ防止用シール 30…接着剤 31…隙間 32…隙間 33…成形型 34…成形型 35…ドラムシャッタ 35a…リンク部 35b…ア
ーム部 35c…軸 35d…リンクボス 36…組立トレイ 36a…やとい部材 37…組立トレイ 37a…嵌合突起 38…結合部材 38a…基体 38b…小ねじ穴 3
8c…垂直部 39…小ねじ 40…突出リブ 41…加圧面 42…位置決め溝 43…補助リブ 45…駆動ギヤ 46…レーザシャッタ 46a…シャッタ部 46b…
リンク部 46c…軸 47…アーム部材 47a…軸 48…現像バイアス接点部 49…帯電バイアス接点部 50a…テンテナ用接点部材 50b…現像バイアス用
接点ピン 50c…帯電バイアス用接点ピン 51 アース用接点部材 60…圧縮コイルバネ 61…工具 61A,61B…レバー 61a,61b
…バネ受け用円筒面 61c…突起 61d…支点 61e…握り部 62…板バネ 63…圧縮バネ取付部材 63a…円筒基体部 63b
…バネ取り付け部 63c…突部 63d…リブ 64…平行ピン 65…ギア列 65a,65b…アイドラギア 63c
…撹拌ギア 65d…軸部 66…軸受部材 66a,66b…透孔 67…ギアカバー部材 67a,67b…透孔 67
c,67d…穴 67e…穴 67f,67g…ピン 68,69…ネジ 70…引く号枠体

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するための
    現像手段と、 前記電子写真感光体を保持する第1枠体と、 前記現像手段を保持し、前記電子写真感光体を挟んで前
    記第1枠体と反対側に位置する第2枠体と、 前記現像手段に供給される現像剤を収容し、前記第2枠
    体に接合された第3枠体と、 前記第1枠体と、前記第2枠体と前記第3枠体とを接合
    した接合枠体とを回動可能に結合する結合手段とを有
    し、 更に前記第1枠体は、前記電子写真感光体の露光長手域
    より外側に、前記接合枠体の上部まで延出した張り出し
    部を有し、 前記接合枠体の第2枠体と第3枠体の接合面よりも前記
    第3枠体側で、前記第1枠体の張り出し部と前記接合枠
    体との間に前記電子写真感光体と前記現像手段とを近づ
    ける方向に付勢する圧縮バネを介在させて構成したこと
    を特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記圧縮バネは、前記張り出し部と前記
    接合枠体の有する前記第2枠体との間に設けられてお
    り、前記第2枠体を押圧することを特徴とする請求項1
    に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記圧縮バネは、前記張り出し部と前記
    接合枠体の有するギアカバーとの間に設けられており、
    前記ギアカバーを押圧することを特徴とする請求項1に
    記載のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記圧縮バネは、前記張り出し部と前記
    接合枠体の有する前記第3枠体との間に設けらており、
    前記第3枠体を押圧することを特徴とする請求項1に記
    載のプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記圧縮バネは圧縮コイルバネであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  6. 【請求項6】 前記圧縮バネは板バネであることを特徴
    とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記圧縮バネは外部から視認されること
    を特徴とする請求項1又は2もしくは3に記載のプロセ
    スカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記第1枠体と第3枠体を接合した第2
    枠体を回動可能に結合後に前記圧縮バネを組み付け可能
    なことを特徴とする請求項1から6の何れか1つに記載
    のプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 予かじめ圧縮バネを係止しておく手段を
    第3枠体に設けたことを特徴とする請求項1から6の何
    れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記プロセスカートリッジとは前記現
    像手段と前記電子写真感光体と帯電手段及びクリーニン
    グ手段を一体的にカートリッジ化し、このカートリッジ
    を電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするも
    のである請求項1から9の何れか1つに記載のプロセス
    カートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記プロセスカートリッジとは前記現
    像手段と前記電子写真感光体と、帯電手段またはクリー
    ニング手段とを一体的にカートリッジ化し、このカート
    リッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするも
    のである請求項1から9の何れか1つに記載のプロセス
    カートリッジ。
  12. 【請求項12】 前記プロセスカートリッジとは、前記
    現像手段と、前記電子写真感光体とを一体的にカートリ
    ッジ化して電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能
    とするものである請求項1から9の何れか1つに記載の
    プロセスカートリッジ。
  13. 【請求項13】 プロセスカートリッジを着脱可能であ
    って、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置
    において、 請求項1から9のいずれか1つに記載のプロセスカート
    リッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、 記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記電子写真画像形成装置は、電子写
    真複写機又はレーザービームプリンタ又はファクシミリ
    装置であることを特徴とする請求項13に記載の電子写
    真画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008009394A (ja) * 2006-05-31 2008-01-17 Ricoh Co Ltd トナーカートリッジおよびトナーカートリッジの製造方法、画像形成装置およびユニット。

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