JPH09117727A - 透明びんの認識装置 - Google Patents

透明びんの認識装置

Info

Publication number
JPH09117727A
JPH09117727A JP29892995A JP29892995A JPH09117727A JP H09117727 A JPH09117727 A JP H09117727A JP 29892995 A JP29892995 A JP 29892995A JP 29892995 A JP29892995 A JP 29892995A JP H09117727 A JPH09117727 A JP H09117727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
bottle
light source
color
transparent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29892995A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironobu Nagashima
啓修 長島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
Priority to JP29892995A priority Critical patent/JPH09117727A/ja
Publication of JPH09117727A publication Critical patent/JPH09117727A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Sorting Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [課題] 透明びんが光源と撮像装置との間を通過する
ときに、その透明無色を正しく認識することができる透
明びんの認識装置を提供すること。 [解決手段] 透明びんBが搬送されるベルトコンベヤ
11の一側方に周囲の温度変化、長期の使用になどにか
かわらず、常にほぼ一定の光量の光Lを発することがで
きる定光量蛍光灯からなる光源12を配設し、この光源
12に対向するように撮像装置であるカラーカメラ13
をベルトコンベヤ11の他側方に配設し、カラーカメラ
13が受光した光L又は透過光pの色成分と光量又は明
るさとに基づいて、光源12とカラー装置13との間を
通過するびんが透明無色であることを認識する画像処理
装置14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受光した光の光量に基
づいて透明びんであると判断する認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】図5は、廃びんの色選別
装置を示すが、これは公知の構造を有し、全体として5
1で示されている。すなわち色選別装置51は、搬送コ
ンベヤ52と、この搬送コンベヤ52の速度を検出する
速度検出手段53と、搬送コンベヤ52の上流側で配設
される光源57と、この光源57に対向しているカラー
撮像カメラ58と、カラー撮像カメラ58から供給され
る色成分及び光量に応じた信号が供給されるコンピュー
タ59と、搬送コンベヤ52の下流側に設けられコンピ
ュータ59からの信号を受けて作動する複数のダイバー
タ55a、55b、55C、55dと、各ダイバータ5
5a、55b、55c、55dに対向するように配設さ
れびんを色別に収容する複数の収容ケーシング56a、
56b、56c、56dとにより構成されている。コン
ピュータ59は、カラー撮像カメラ58から供給される
信号に基づいて色を識別しその識別した色に応じた信号
を発する画像処理部59aと、その画像処理部59aか
らの信号と速度検出手段53からの信号とに基づいて、
ダイバータ55a、55b、55c、55dに操作信号
を発信する操作制御部59bとより構成されている。ま
た、搬送コンベヤ52の終端部52aには、廃びん以外
の物、例えば陶器や缶などを収容する収容箱56eが設
けられている。
【0003】更に、本発明の透明びんの色識別装置の従
来例である色識別装置54は、光源57とカラー撮像カ
メラ58と、画像処理部59aとから構成されている。
光源57は、高周波点灯回路を有した白色の蛍光灯、す
なわちR(赤色)、B(青色)、G(緑色)の成分が等
しい蛍光灯が用いられている。また、カラー撮像カメラ
58は、ウインドを有するエリアセンサであり、受光し
た光の色成分を、カラーコーダによりテレビと同様に色
信号、すなわちR(赤色)、B(青色)、G(緑色)の
原色信号に分解し、その原色信号と受光した光の光量の
レベルに応じた信号とを画像処理部59aに供給してい
る。画像処理部59aは、これらの信号からそのウイン
ド内の画素(例えば、CCD(Charge Coup
le Device)で成る)が受け取った光の色を判
断し、光源から発せられる光の色成分以外の特定の色成
分を受け取った画素がある数以上あるときには、例え
ば、青色成分を受光した画素がある数以上あれば、青色
のびんが通過したとの認識を行う。
【0004】図5に示すように、いま緑色のびんA(例
えば、ワインのボトルなど)が光源57とカラー撮像カ
メラ58との間を通過したとすると、カラー撮像カメラ
58のウインド内には、緑色のびんAを透過し、緑色の
色成分を有した透過光bが受光される。カラー撮像カメ
ラ58は、受け取った色成分をR、B、Gの原色成分に
分解して、すなわちR成分とB成分がほとんど0%で、
G(緑色)成分が優先的である画像信号を画像処理部5
9aに伝える。画像処理部59aは、この信号に基づい
て、ウインド内の画素の所定値以上が緑色を受光したの
で、いま光源57とカラー撮像カメラ58との間を緑色
のびんAが通過したと判断する。そして、画像処理部5
9aは緑色のびんが通過したという認識信号を操作制御
部59bに供給し、その操作制御部59bは、この認識
信号と速度検出手段53からの速度信号とにより、この
緑色のびんAを収容する収容ケーシング56cの側方に
緑色のびんAが至ったときに、収容ケーシング56cに
対向して配設されているダイバータ55cを作動させる
信号を発する。すると、ダイバータ55cが点線で示さ
れている位置をとるので、搬送コンベヤ52によって図
の右側へと移送されている緑色のびんAは緑色の収容ケ
ーシング56cに収容される。
【0005】なお、光源57とカラー撮像カメラ58と
の間を陶器や缶A”などが通過すると、光源57から発
せられる光は、陶器、缶A”などによって遮断されるの
で、カラー撮像カメラ58には、光が到達しない画素、
すなわち光量がほぼゼロレベルである画素がある数以上
存在し、その画素からの光量レベルの信号が画像処理部
59aに伝わる。画像処理部59aは、この信号に基づ
いて、いま光源57とカラー撮像カメラ58との間を陶
器、缶A”など、光を遮断する物が通過したと判断す
る。すると、画像処理部59aは、操作制御部59bに
は信号も供給せず、そのため陶器、缶A”などは、搬送
コンベヤ52の終端部52aまで運ばれ、陶器、缶A”
などを収容する収容箱56eに収容される。
【0006】図6は、図5において光源57とカラー撮
像カメラ58との間を無色透明のびんB’が通過すると
きの斜視図を示している。このときにも、光源57から
発せられる光aは透明のびんB’を透過してカラー撮像
カメラ58に受光され、その受光した光の色成分及び光
量に応じた信号がコンピュータ59に伝えられるが、こ
のときカラー撮像カメラ58が受け取る透過光cの色成
分は、びんが無色透明であるため、光源から直接、発せ
られる光aの色成分比(R、B、G成分がそれぞれ3
3、3%である)と同じであり、更に、その光量(明る
さ)は約10%程度、すなわち一定量、低下するだけで
ある。そのため、コンピュータ59の画像処理部59a
に、受光された光の色成分が光源57から発光される光
aと色成分比が同じであるが、その光の光量又は明るさ
が設定された光量、例えば、光源から発せられる通常の
光の光量より10%程度低下した光量の信号が供給され
た場合には、画像処理部59aが透明のびんが通過して
いると判断し、そして、操作制御部59bにその信号を
供給し、この信号と速度検出手段53との信号に応じ
て、透明のびんB’が収容される収容ケーシング56d
の側方に透明のびんB’が至ったときにダイバータ55
dを点線の位置に作動させ、透明のびんB’を収容ケー
シング56dに収容される。
【0007】しかしながら、光源57として用いた白色
の高調波蛍光灯は、その原理上、使用する周囲温度、長
期の使用などにより明るさが変動し、例えば0℃〜40
℃の温度においては明るさが40%〜50%程度変動す
る。そのため、図7に示すように、光源57の前を例え
ば、割れた陶器や押し潰された缶A’などが通過し、光
源57から発生する光a’が直接、カラー撮像カメラ5
8に受光された場合でも、この光a’の明るさが光源か
ら発生される際にすでに、光源から発光される光の設定
値通りの明るさより10%以上暗い場合、すなわち画像
処理部59aが透明びんが透過したと認識する光量とな
っている場合には、画像処理部59aは、そのカラー撮
像カメラ58のウインドの設定によっては、光の色成分
比は変わらず、その光量(明るさ)が透明びんを通過し
た時の光量であるとして、光源57と撮像カメラ56と
の間を透明(無色)のびんが通過していると判断する。
そして、画像処理部59aから透明びんが通過している
との信号を供給された操作制御部59bは、押し潰され
た缶A’が透明びんの収容ケーシング56dの側方に至
ったときにダイバータ55dを作動させ、押し潰された
缶A’を透明びんとして透明びんの収容ケーシング56
dに収容させる。すなわち、従来の認識装置54では押
し潰された缶A’を透明(無色)のびんであると誤って
判断してしまい、そのため、この認識装置54を用いた
色選別装置51では、廃びんの色選別を常に正しく行え
ないとの問題がある。
【0008】更に、光源57の蛍光灯の置かれる周囲温
度の変化、長期の使用などによって、光源57から発せ
られる光が通常、発せられる光の光量より10%程度明
るくなることがある。このときに、透明のびんB’が光
源57とカラー撮像カメラ58との間を通過すると、こ
の光は透明のびんB’を透過するので、光源57より発
せられた光量より10%程度低下した透過光となってカ
ラー撮像カメラ58に受光される。しかしながら、光源
57から光が発せられる際にすでに設定された光量より
10%程度明るかったため、透明のびんB’を透過して
その光量が10%低下した透過光になったにもかかわら
ず、画像処理部59aは、カラー撮像カメラ58のウイ
ンド内には透明びんが通過していると判断する光量の光
を受光していないため、いま、光源57とカラー撮像カ
メラ58との間を無色透明のびんが通過したとは判断せ
ず、すなわち、透明びんが通過しているのに、それを正
しく認識することができない。そして、図5に示すよう
な認識装置54を用いた色選別装置51では、透明のび
んB’が透明びんを収容する収容ケーシング56dに収
容されることなく、透明のびんB’は搬送コンベヤ52
の終端部52aまで搬送され、陶器、缶などを収容する
収容箱56eに収容される。すなわち、このようなとき
にも従来の認識装置54は透明びんを正しく認識するこ
とができず、そのため、この認識装置54を用いた色選
別装置51では、常に正しく色選別を行うことができな
い。
【0009】すなわち、従来の認識装置54では、カラ
ー撮像カメラ58が設定した光量(約10%低下)の光
を受け取ったときに、無色透明のびんが通過したと認識
をしているのであるが、必ずしも透明のびんが通過した
ときだけ、カラー撮像カメラ58がこの設定した光量を
受け取るのではなく、また透明びんが通過しているにも
かかわらず、カラー撮像カメラ58が設定した光量を受
け取らなということがあるので、カラー撮像カメラ58
が受け取った光の光量に基づいて絶対的な透明びんの認
識を行うことができず、すなわち透明びんの認識を常に
正しく行うことができないという問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は、上述の問
題に鑑みてなされ、割れた陶器や押し潰された缶などが
通過時に直接光源から発光される光が撮像装置に受光さ
れる場合に、透明のびんが通過していると誤認すること
なく、また透明びんが通過する際には、必ずそれが無色
透明のびんが通過していると、常に正しく認識すること
のできる透明びんの認識装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、びんを
搬送するベルトコンベヤと、該ベルトコンベヤの一側方
に配設され光を発する光源と、該光源に対向して前記ベ
ルトコンベヤの他側方に配設される撮像装置と、該撮像
装置からの信号を処理する画像処理装置とから成り、前
記びんが前記光源と前記撮像装置との間を通過する際
に、前記撮像装置が受光する光の光量又は明るさに基づ
いて前記画像処理装置が、前記びんが透明であると判断
する透明びんの認識装置において、前記光源が、常に一
定の光量又は明るさの光を発する定光量蛍光灯であるこ
とを特徴とする透明びんの認識装置、によって達成され
る。
【0012】又、以上の目的は、びんを搬送するベルト
コンベヤと、該ベルトコンベヤの一側方に配設され光を
発する光源と、該光源に対向して前記ベルトコンベヤの
他側方に配設される撮像装置と、該撮像装置からの信号
を処理する画像処理装置とから成り、前記びんが前記光
源と前記撮像装置との間を通過する際に、前記撮像装置
が受光する光の光量又は明るさに基づいて前記画像処理
装置が、前記びんが透明であると判断する透明びんの認
識装置において、前記光源が発する光の光量又は明るさ
を検出するセンサを設け、該センサからの該光量の変化
に応じた信号と前記撮像装置からの信号とに基づいて前
記画像処理装置が前記びんが透明であると認識すること
を特徴とする透明びんの認識装置、によって達成され
る。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、光源からは、周囲温
度の変化、長期の使用にかかわらず、常に一定の光量の
光が発せられるため、撮像装置が透明びん用に設定した
光量の光を受光した際にはすべて、透明びんが光源と撮
像装置との間を通過したときであるので、びんの色の認
識を行う画像処理装置は、光源と撮像装置との間を透明
びんが通過したにもかからわず、その透明びんの認識を
正しく行わないということはない。また、透明びんが光
源と撮像装置との間を通過していないときには、画像処
理装置が透明びんであるとする光の光量よりはるかに明
るい光量を撮像装置は受光するので、画像処理装置が透
明びんが通過したと誤認することは全くない。すなわ
ち、撮像装置がある一定の光量の光、例えば光源から発
光されている光の光量の10%低下した明るさ(光量)
の光を受光したときには、すべて透明びんであると画像
処理装置が判断しても、常に、その透明びんの識別を正
しいとすることができる。
【0014】請求項3の発明によれば、撮像装置が受光
した光の光量(明るさ)に基づいて透明びんの識別を行
う画像処理装置に、光源から発せられる光の光量(明る
さ)の信号が供給されているので、光源が置かれる周囲
温度の変化、長期の使用などによって、光量が変化した
場合には、その変化した光量をセンサで検出して、画像
処理装置が撮像装置が受光した光の光量とセンサが検出
した光の光量とを比較し、光源から発せられた光の光量
に対して、撮像装置が受光した光の光量が一定量低下し
ている場合にはすべて、透明びんが光源と撮像装置との
間を通過していると、確実に認識することができるの
で、その構成を複雑にすることなく、常に透明びんの認
識を正しく行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例による透明びんの認識
装置について図面を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の第1実施例による透明び
んの認識装置を示し、これは全体として1で示されてい
る。認識装置1は、ベルトコンベヤ11の一側方に近接
して光源12、またこれに対向して、ベルトコンベヤ1
1の他側方に近接して撮像装置であるカラーカメラ13
が設けられている。カラーカメラ13はある大きさの長
方形のウインド13aを有するエリアセンサであり、C
CD(Charge・Coupled・Device)
素子を二次元的に整列配列したもので、常に光源12か
ら発せられる光L又はその透過光pを受光して、その光
の色成分を、カラーコーダによりテレビと同様に色信
号、すなわちR(赤色)、B(青色)、G(緑色)の原
色成分の画像信号に分解し、その画像信号と受光した光
の光量の信号とを画像処理装置14に供給している。画
像処理装置14は、カラーカメラ13から供給される画
像信号及び光量の信号により、ウインド内の画素が何色
の光を受光したかを判断し、何色のびんが光源12とカ
ラーカメラ13との間を通過したかを認識している。
【0017】本実施例の光源12は、R、B、G成分が
等しい白色光を発光し、周囲温度が0°〜40°の間
(いわゆる使用環境温度)では、その発光する光Lの光
量又は明るさの変化が±1%以内である定光量蛍光灯が
用いられている。この定光量蛍光灯は、光源12から発
光される光Lの光量(明るさ)の変化を検出するセンサ
15と、センサ15からの信号に応じて光Lの光量(明
るさ)を調光する調光回路16とを具備しており、更に
蛍光ランプ17は、調光可能な蛍光ランプ、例えばラピ
ッドスタート型蛍光ランプが用いられている。調光回路
16は、種々のものが知られているが、その一例を図2
に示す。
【0018】図2に示されるように調光回路16は、公
知のように蛍光ランプ17側に配設されている調光用安
定器16a及び調光用回路16bより構成されており、
調光用安定器16aは、フィラメント17aを常時加熱
するための加熱巻線19aと磁気漏れ変圧器19bとよ
り構成され、調光用回路16bは、センサ15が受け取
った光が信号となって供給される位相制御回路18とサ
イリスタ28とから構成されており、商用交流電源20
に接続されている。調光回路16は、蛍光ランプ17か
ら発せられる光Lの光量(明るさ)が変化した場合に
は、この光量変化を検出するセンサ15からの信号に応
じて位相制御回路18が制御パルスを作り、それをサイ
リスタ28に加えて、主放電電流の導通角を制御し、蛍
光灯にかかる電力を変えて、光源12から発光される光
Lの光量が一定となるように制御する回路である。すな
わち、本実施例の光源12は、それが置かれている周囲
温度の変化、長期の使用などにかかわらず、光源12か
ら発せられる光Lの光量(明るさ)を常に一定に保つこ
とができる定光量蛍光灯である。
【0019】以上、本実施例の構成について説明した
が、次に作用について説明する。
【0020】例えばワインのボトルなど、緑色のびんが
ベルトコンベヤ11によって、光源12とカラーカメラ
13との間に搬送されてくると、従来の認識装置51と
同様に、光源12から常時、発せらている光Lは、その
緑色のびんを透過し、その色に応じた色成分を有した
光、すなわち緑色の光の透過光pとなって、カラーカメ
ラ13に受光される。カラーカメラ13は、受光した透
過光pの色成分をウインドの画素単位でR、B、Gの原
色成分の画像信号に分解し、その画像信号(ここでは緑
色の透過光pを受光しているので、R、B成分が0%、
G成分がほぼ100%の原色信号となる)と光量に応じ
た信号とを画像処理装置14に供給する。画像処理装置
14は、これらの信号に基づいて、すなわちG成分がほ
ぼ100%である信号を受け取ったので、ウインド内の
画素が緑色の光を受光したと判断し、いま光源12とカ
ラーカメラ13との間には、緑色のびんが通過したと認
識する。なお、必要に応じては、この認識した結果を外
部に認識信号Yとして出力する。
【0021】また、茶色のびんが光源12とカラーカメ
ラ13との間を通過すると、光源12から発光される光
Lは、茶色のびんを通過する際に、茶色の色成分を有し
た透過光pとなって、カラーカメラ13のウインドに受
光される。そして、カラーカメラ13では、受光した透
過光pをその色成分比に応じた画像信号に変換し、画像
処理装置14に供給する。画像処理装置14は、その信
号に基づき、ウインドの画素が受け取った色を判断し、
その茶色の色成分を受け取った画素がある一定数以上あ
るので、茶色のびんが通過していると認識する。
【0022】いま、透明びんBが光源12とカラーカメ
ラ13との間を通過すると、光源12から発光される光
Lは、透明びんBを透過する際に、色成分はそのまま
で、その光量が10%程度低下した透過光pとなって、
カラーカメラ13のウインドに受光される。本実施例で
は、光源12は、その置かれている周囲温度の変化、長
期の使用などにかかわらず、発光する光Lの明るさ(光
量)は常に一定であるので、このように透明びんBが光
源12とカラーカメラ13の間とを通過したときには、
カラーカメラ13は、必ず、光源12から発光される光
Lと同じ色成分(すなわちR、B、G成分がそれぞれ3
3、3%)で、その光量(明るさ)のみが10%程度低
下した透過光pを受光する。そのため、画像処理装置1
4は、所定の光量の光(例えば光源12から発光される
光Lの光量より10%程度暗い光)を受光したカラーカ
メラ13の画素が所定数以上あるときは、光源12とカ
ラーカメラ13との間に、透明のびんが通過していると
判断しても、その判断に間違いがないので、透明びんの
認識が容易で確実に行える。また、割れた透明びんで
も、所定の光量の光を受け取った画素が所定数以上ある
ときには、光源12とカラーカメラ13との間を通過し
たびんが透明びんであると認識する。そのため、本実施
例の色認識装置1を色選別装置51に用いた際には、透
明びんは必ず透明びんの収容ケーシング56dに収容さ
れ、かつ割れた透明びんでも、陶器や缶を収容する収容
箱56eに収容されることがないので、常に正しく廃び
んの色選別をすることができる。
【0023】次に、割れた陶器や押し潰された缶などが
光源12とカラーカメラ13との間を通過する際には、
光源12から発光される光が、そのままカラーカメラ1
3に受光される。しかしながら、本実施例では、この
際、カラーカメラ13のウインドに受光される光の光量
は、常に透明びんであると判断する光量よりは、はるか
に明るい光量であり、その光量を受け取った画素がある
一定以上あるので、画像処理装置14は、びんが通過し
ているとは判断せず、すなわち無色透明のびんが通過し
ていると誤認することはない。そのため、この認識装置
1を従来のような色選別装置51に用いれば、従来例の
ように割れた陶器や押し潰された缶などが透明びんとし
て誤認されることは全くないので、これら割れた陶器や
押し潰された缶などはその収容箱56eに収容され、透
明びんの収容ケーシング56dに誤って収容されること
はない。すなわち、常に透明びんを正確に選別すること
ができる。
【0024】次に、図3を参照して、本発明の第2実施
例による透明びんの認識装置2について説明するが、第
1実施例と同構成のものには、同符号を付け、その説明
は省略する。
【0025】本実施例の光源22は、これが置かれる周
囲温度の変化にかかわらず、常にほぼ一定の光量(明る
さ)の白色光を発生することができる定光量蛍光灯を用
いている。これは、例えば特開平4ー212201号公
報に記載されているような照明装置や、封入ガス圧を高
くしてほぼ使用温度において周囲の温度特性が一定にな
るようにした蛍光ランプ(特開平6ー283135参
照)や純粋な水銀の代わりにアマルガムを注入した蛍光
ランプなどを用いた蛍光灯など、公知の構造を有した蛍
光灯であり、第1実施例とはその構成を異ならせている
が、第1実施例と同様に常にほぼ一定の光量(明るさ)
の光Lを発することのできる定光量蛍光灯である。
【0026】本実施例では、光源22はその置かれた周
囲温度が変化した場合でも、常に一定の光量(明るさ)
の光Lを発光することができるので、第1実施例と同様
な効果を奏することができる。すなわち、光源22とカ
ラーカメラ13との間を透明びんBが通過した場合にの
み、カラーカメラ13が設定した、直接光源22から受
光する場合の10%以下の一定の光量(明るさ)の光を
受光するので、画像処理装置14は、光源22から発ら
れる光Lが直接、カラーカメラ13に受光されたもので
あるか、透明びんを透過した透過光pがカラーカメラ1
3に受光されたものであるのかの認識をきっちりとする
ことができ、すなわち透明びんBの認識を正しく行うこ
とができるという効果を奏することができる。
【0027】図4は、本発明の第3実施例による透明び
んの認識装置3を示しているが、上記実施例と同一の構
成のものは、同符号を付け、その説明は省略する。
【0028】本実施例において、光源32は、従来と同
様な蛍光灯を用いている。また、本実施例では、光源3
2の近傍に、光L’の光量(明かり)を検出するセンサ
35が配設されている。このセンサ35は、常に光源3
2からの光L’を直接、受光しており、その受光した光
L’の光量(明るさ)を信号として画像処理装置34に
供給している。画像処理装置34は、供給されたカラー
カメラ13からの原色成分に応じた画像信号及びその光
の光量の信号と、センサ35が受光した光量の信号とに
より、光源32とカラーカメラ13との間を透明びんが
通過したかどうかを認識する。
【0029】画像処理装置34が、センサ35から供給
された信号により、光量が一定であるとしている光量の
光とは、光量の異なる光をセンサ35が受光したと判断
したときには、そのときカラーカメラ13から供給され
た光量の信号を補正する。すなわち、センサ35が光源
32から発せられる光の光量の90%の光量を有する光
を受光したときに、例えば、カラーカメラ13が受光し
た光が通常の光量の90%程度であるならば、画像処理
装置34は、このとき光源32とカラーカメラ13との
間には、透明びんが通過していないと判断し、またこの
ときカラーカメラ13が通常の光量の80%程度の光量
を受光した場合には、画像処理装置34は、センサ35
が受光した光の光量と10%以上の差があるとして、透
明びんが通過したと判断する。また、センサ35が光源
32から発せられる光の光量の110%の光量を有する
光を受光したと画像処理装置34が認識したときに、例
えば、カラーカメラ13が受光した光が通常の光量と変
わらない光量を受光したとしても、画像処理装置34
は、センサ35が受光した光の光量と10%程度の差が
あるとして、透明びんが光源32とカラーカメラ13と
の間を通過していると判断する。
【0030】すなわち本実施例では、光源32から発光
される際の光L’の光量をセンサ35によって検出し、
その検出された光量に対するカラーカメラ13が受光し
た光の光量が一定以上、低下しているのならば、透明び
んが通過したと認識する。これによって、光源32から
発光された光がカラーカメラ13に受光されるまでに低
下した光の光量(明るさ)を確実に得ることができるの
で、光源32から光が発生される際の光量の変化に影響
されることなく、カラーカメラ13が受光した光が透明
びんを通過した透過光p’であるかどうか判別が容易で
確実にでき、上記実施例と同様に、簡単な構成で、常に
正しく透明びんを認識することができる。なお、緑色の
びんや茶色のびんなどの色付きのびんについては、第1
実施例と同様に、その色成分に応じた画像信号によって
画像処理装置34が、緑色のびんや茶色のびんが通過し
たと認識するので、常にこれらの色についても、正確に
色認識をすることができる。そのため、これを従来例で
示したような色選別装置51に用いれば、上記実施例と
同様な効果、すなわち透明びんのみを所定透明びんの収
容ケーシング56dに、常に確実に収容することができ
る。
【0031】以上、本発明の透明びんの認識装置によれ
ば、その構成を複雑にすることなく、カラーカメラ13
が受光した光の光量によって、画像処理装置が透明びん
の認識を行っても、その認識が常に正確であるので、透
明びんの認識を常に正しく行うことができる。
【0032】以上、本発明の各実施例による透明びんの
認識装置について説明したが、本発明は、これらに限定
されることなく、技術的思想に基づいて、種々の変形が
可能である。
【0033】例えば、上記の第1実施例では、図2に示
すような3線式の調光回路16を用いたが、これに代え
て高周波点灯回路を基本技術とした2線式の調光用安定
器としてもよく、更にこれを用いれば、更に安定器の小
形、軽量化や、電力損の減少、光束のちらつきが少ない
などの効果をも奏することができる。
【0034】更に、上記実施例では、光源12、22、
23である蛍光灯を1つ用いた場合について説明した
が、複数の蛍光灯を1つの光源として用いてもよい。
【0035】また、本実施例では、撮像装置にカラーカ
メラを使用したが、透明のびんとそれ以外の色のびんの
みを識別する場合には、すなわち、原色成分が同一であ
り、その受光された透過光の光量又は明るさによっての
み色を識別するような場合には、撮像装置として白黒カ
メラやその他の撮像装置を用いてもよく、この場合に
も、簡単な構成で、透明びんを正しく認識することがで
きる。また、本実施例では、四角いウインドを有するエ
リアセンサの撮像装置を用いたが、その他のエリアセン
サでも、ラインセンサでも同様な効果が得られることは
いうまでもない。
【0036】また、本実施例では、その技術的思想に基
づけば、認識される透明びんの材質は、ガラスに限定さ
れることなく、すなわちペットボトルなどのプラスチッ
ク性の透明物を正確に認識するためにも用いることがで
きる。
【0037】
【発明の効果】以上、述べたように本発明の透明びんの
認識装置によれば、光源から発光される光の光量が常に
一定である光源を用いているので、撮像装置が設定値以
下の光量を受光したときに、画像処理装置が、光源と撮
像装置との間を無色透明のびんが通過したと認識を行っ
ても、その認識は常に正しく、すなわち、常に透明びん
の認識を確実に行うことができる。又、センサを用いて
光源から発光される光の光量と撮像装置が受光する光の
光量との一定の差がある場合に、画像処理装置が透明び
んが通過したと認識しているので、光源から発光される
光の光量が変化しても、画像処理装置は、常に、正しく
透明びんの認識を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による透明びんの認識装置
の平面図である。
【図2】図1における調光回路の一例を示す回路図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例による透明びんの認識装置
の平面図である。
【図4】本発明の第3実施例による透明びんの認識装置
の平面図である。
【図5】従来例の認識装置を用いたびんの色選別装置の
平面図である。
【図6】従来例の認識装置において光源とカラーカメラ
との間を透明びんが通過したときの斜視図である。
【図7】従来例の認識装置において光源とカラーカメラ
との間を割れた色付きびんが通過したときの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 認識装置 2 認識装置 3 認識装置 11 ベルトコンベヤ 12 光源 13 カラーカメラ 14 画像処理装置 15 センサ 16 調光回路 22 光源 25 センサ 32 光源 34 画像処理装置 35 センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 びんを搬送するベルトコンベヤと、該ベ
    ルトコンベヤの一側方に配設され光を発する光源と、該
    光源に対向して前記ベルトコンベヤの他側方に配設され
    る撮像装置と、該撮像装置からの信号を処理する画像処
    理装置とから成り、前記びんが前記光源と前記撮像装置
    との間を通過する際に、前記撮像装置が受光する光の光
    量又は明るさに基づいて前記画像処理装置が、前記びん
    が透明であると判断する透明びんの認識装置において、
    前記光源が、常に一定の光量又は明るさの光を発する定
    光量蛍光灯であることを特徴とする透明びんの認識装
    置。
  2. 【請求項2】 前記定光量蛍光灯が、該定光量蛍光灯が
    発する光の光量又は明るさを検出するセンサと、該セン
    サからの信号を受けて前記定光量蛍光灯が発する光の光
    量又は明るさを調節する調光回路とを具備する定光量蛍
    光灯であることを特徴とする請求項1に記載の透明びん
    の認識装置。
  3. 【請求項3】 びんを搬送するベルトコンベヤと、該ベ
    ルトコンベヤの一側方に配設され光を発する光源と、該
    光源に対向して前記ベルトコンベヤの他側方に配設され
    る撮像装置と、該撮像装置からの信号を処理する画像処
    理装置とから成り、前記びんが前記光源と前記撮像装置
    との間を通過する際に、前記撮像装置が受光する光の光
    量又は明るさに基づいて前記画像処理装置が、前記びん
    が透明であると判断する透明びんの認識装置において、
    前記光源が発する光の光量又は明るさを検出するセンサ
    を設け、該センサからの該光量の変化に応じた信号と前
    記撮像装置からの信号とに基づいて前記画像処理装置が
    前記びんが透明であると認識することを特徴とする透明
    びんの認識装置。
JP29892995A 1995-10-24 1995-10-24 透明びんの認識装置 Pending JPH09117727A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29892995A JPH09117727A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 透明びんの認識装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29892995A JPH09117727A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 透明びんの認識装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09117727A true JPH09117727A (ja) 1997-05-06

Family

ID=17866016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29892995A Pending JPH09117727A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 透明びんの認識装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09117727A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011167642A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Npo Hiroshima Junkangata Shakai Suishin Kiko 透明容器の識別方法
CN104075805A (zh) * 2013-03-29 2014-10-01 南通繁华玻璃金属制品有限公司 玻璃色差检验室
WO2020110971A1 (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 富士電機株式会社 カップ検出装置及び飲料供給装置
JP2020085669A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 富士電機株式会社 カップ検出装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011167642A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Npo Hiroshima Junkangata Shakai Suishin Kiko 透明容器の識別方法
CN104075805A (zh) * 2013-03-29 2014-10-01 南通繁华玻璃金属制品有限公司 玻璃色差检验室
WO2020110971A1 (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 富士電機株式会社 カップ検出装置及び飲料供給装置
JP2020085669A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 富士電機株式会社 カップ検出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100274406B1 (ko) 유가증권 식별장치 및 방법
US8558205B2 (en) Light detection device and sheet processing apparatus including the same
CN102396214A (zh) 图像读取设备
US20050199815A1 (en) Irradiation control device
JPH09117727A (ja) 透明びんの認識装置
US6483095B1 (en) Light-transmitting object identifying apparatus and method
JP6653958B2 (ja) 画像検査システム、撮像システム、及び、撮像方法
JP2004212159A (ja) テープ部材の検査装置
JPH10170341A (ja) 色検出装置の照明装置
JP2004265104A (ja) 検査装置
JPH08131964A (ja) びんの色判別方法
JP2003004650A (ja) プラスチック製ボトルの内面被膜検査装置
JP2003102019A (ja) ホワイトバランス調整装置およびカメラシステム
JP2000146851A (ja) 透光性物品の検査装置及び方法
JPH05240629A (ja) 画像検出方法およびその装置
KR200300686Y1 (ko) 송수신 분리 초음파 센서를 이용한 조명등 제어장치
JP2020020650A (ja) 物品検査装置
KR20020077861A (ko) 송수신 분리 초음파 센서를 이용한 조명등 제어장치
US7706638B1 (en) System, apparatus and method for color machine vision with black and white photoelectric sensor
JP2022083571A (ja) 異物検査装置及び異物検査方法
JPH05145975A (ja) リモコン送信装置
CN115724294A (zh) 搬运***
JP2001160888A (ja) 画像読み取り装置及び複写機
JPS63228595A (ja) 照明装置
JPH04336533A (ja) ストロボ装置