JPH091176A - 活性汚泥の磁気分離装置 - Google Patents

活性汚泥の磁気分離装置

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JPH091176A
JPH091176A JP7158847A JP15884795A JPH091176A JP H091176 A JPH091176 A JP H091176A JP 7158847 A JP7158847 A JP 7158847A JP 15884795 A JP15884795 A JP 15884795A JP H091176 A JPH091176 A JP H091176A
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activated sludge
rotary drum
magnetic
flow
liquid
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Akio Yamanishi
晃郎 山西
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    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
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    • C02F1/48Treatment of water, waste water, or sewage with magnetic or electric fields
    • C02F1/488Treatment of water, waste water, or sewage with magnetic or electric fields for separation of magnetic materials, e.g. magnetic flocculation

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理流量の変動に関わらずに最適な磁気吸着
・分離制御が行える回転数制御型の活性汚泥の磁気分離
装置を提供することにある。 【構成】 磁性粉を添加した活性汚泥液Aが流れる流路
1に、磁石を有する回転ドラム3の一部を臨ませると共
に回転させて、その磁石で活性汚泥Bを磁気吸着して活
性汚泥Bと処理水Cとに分離・回収するための活性汚泥
Bの磁気分離装置において、上記回転ドラム3の下部
に、その回転ドラム3の下部外周と側面を覆う湾曲流路
1aを形成し、その回転ドラム3の外周に、上記流路1
を流れ方向左右に仕切る鍔状の磁気吸着部材7を設ける
と共に、その回転ドラム3の上部に、この磁気吸着部材
7に吸着した活性汚泥Bを除去する掻取部材8を設け、
上記湾曲流路1aの上流側の流路1を流れる活性汚泥液
Aの流量を検出する流量センサ41を設け、該流量セン
サ41の検出値が入力され、上記磁気吸着部材7の周速
と流路1内の活性汚泥液Aの流速が同じになるよう上記
回転ドラム3の回転を制御する回転数自動制御装置43
を設けたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁力を利用して活性汚泥
液から活性汚泥を分離・回収するための活性汚泥の磁気
分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、下水等の活性汚泥液を活性汚泥と
処理水とに分離処理する方法としては、自然沈降の代わ
りに、特開昭48−42570号公報に開示されている
ように、活性汚泥液中に磁性粉を添加混入し、これを磁
界に通過させることにより、活性汚泥を凝集させて活性
汚泥液の固液分離を促進させる方法が提案されている。
【0003】しかしながら、この方法も基本的に自然沈
降による固液分離方法であるため、広大な沈澱分離層が
必要でかつ連続処理が不可能であったり、固液分離に時
間が掛かる等という欠点を有している。そのため、特公
昭63−59759号公報では図9に示すように、この
磁性粉を含んだ活性汚泥液Aをスラリーポンプa等によ
って曝気槽bから分離槽cへ抜き出し、この分離槽cに
おいて、回転ローラdの周囲に磁石eを設けた磁気分離
ローラfによって、上記活性汚泥液A中の磁性粉を含ん
だ活性汚泥Bを磁気吸着させて積極的に固液分離し、ス
クレーパーgによって分離した活性汚泥Bを再び曝気槽
b内に戻すようにした活性汚泥分離装置が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図示するよ
うに、この活性汚泥分離装置は活性汚泥Bを吸着分離す
るための磁気分離ローラfを、平坦な底部を有する箱型
の分離槽c内を流れる活性汚泥液Aに、その一部が浸る
ように設けた構成をしている。従って、分離槽c内の活
性汚泥Bに磁気分離ローラfからの磁力が作用しない領
域があるため、分離槽c内の活性汚泥Bを効率良く吸着
・分離することが困難であった。
【0005】そこで本出願人は、特願平6−25057
0号(発明の名称;活性汚泥の磁気分離装置)にて、
「磁性粉を添加した活性汚泥液が流れる流路に、磁石を
有する回転ドラムの一部を臨ませると共に回転させて、
その磁石で活性汚泥を磁気吸着して活性汚泥と処理水と
に分離・回収するための活性汚泥の磁気分離装置におい
て、上記回転ドラムの下部に、その回転ドラムの下部外
周と側面を覆う湾曲流路を形成し、その回転ドラムの外
周に、上記流路を流れ方向左右に仕切る鍔状の磁気吸着
部材を設けると共に、その回転ドラムの上部に、この磁
気吸着部材に吸着した活性汚泥を除去する掻取部材を設
けたことを特徴とする活性汚泥の磁気分離装置。」を提
案した。この装置によれば、湾曲流路内に磁力がくまな
く作用して良好な磁気吸着・分離が行えるものである。
【0006】しかしながら、この磁気分離装置を使用す
る水処理では、処理流量の変動が分離性能を大きく劣化
させる問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、処理流量の変動
に関わらずに最適な磁気吸着・分離制御が行える回転数
制御型の活性汚泥の磁気分離装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、磁性粉を添加した活性汚泥液が流
れる流路に、磁石を有する回転ドラムの一部を臨ませる
と共に回転させて、その磁石で活性汚泥を磁気吸着して
活性汚泥と処理水とに分離・回収するための活性汚泥の
磁気分離装置において、上記回転ドラムの下部に、その
回転ドラムの下部外周と側面を覆う湾曲流路を形成し、
その回転ドラムの外周に、上記流路を流れ方向左右に仕
切る鍔状の磁気吸着部材を設けると共に、その回転ドラ
ムの上部に、この磁気吸着部材に吸着した活性汚泥を除
去する掻取部材を設け、上記湾曲流路の上流側の流路を
流れる活性汚泥液の流量を検出する流量センサを設け、
該流量センサの検出値が入力され、上記磁気吸着部材の
周速と流路内の活性汚泥液の流速が同じになるよう上記
回転ドラムの回転を制御する回転数自動制御装置を設け
たものである。
【0009】請求項2の発明は、上記湾曲流路の下流側
には、処理水中の活性汚泥を検出する活性汚泥センサが
設けられ、その活性汚泥センサでの検出値に基づいて上
記回転数自動制御装置での上記回転ドラムの最大回転数
を制御するものである。
【0010】
【作用】本発明は上述の構成としたことにより、流路内
に磁性粉を添加した活性汚泥液を流すことで、流路を仕
切る磁気吸着部材の磁力が活性汚泥液中に確実に作用す
るため、活性汚泥を磁気吸着部材に効果的に吸着させ、
掻取部材によって磁気吸着部材から連続的に分離回収さ
れる。
【0011】この磁気吸着・分離において、流路には、
湾曲流路に流れる活性汚泥液の流量を流量センサで検出
して、活性汚泥液の流速と磁気吸着部材の周速が同じに
なるように回転ドラムの回転数を制御することで、磁気
吸着部材に吸着される流路内の活性汚泥の流れが乱され
ることがなく、磁気吸着部材の磁力による吸着を効果的
に行うことができる。さらに、活性汚泥センサで、処理
水中の残留活性汚泥を検出して、回転ドラムの回転を適
正に制御することで、ほぼ最大処理能力で運転すること
が可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
【0013】先ず、磁気分離装置の概略を図8により説
明する。
【0014】図8は従来の下水処理プロセスの一例を示
すものであり、この下水処理プロセス11は主に水処理
系12と汚泥処理系13とから主に構成されている。
【0015】水処理系12においてはポンプ14で圧送
された下水は沈砂池15、沈澱池16、曝気槽(エアレ
ーションタンク)17及び磁気分離装置18を経た後、
三次処理設備19を通って再利用あるいは殺菌層21を
通って放流される。曝気槽17内においては汚泥液が微
生物と反応して有機分解され、その分解をさらに促進す
るために曝気用送風機22から曝気用空気が送り込まれ
るようになっている。また、曝気槽17内には活性汚泥
液の固液分離を容易にするために、磁性粉が添加混入さ
れる。そして、沈澱池16及び磁気分離装置18からポ
ンプ23を介して排出された余剰汚泥は汚泥処理系13
に移送され、汚泥処理するために、汚泥処理系13には
汚泥濃縮装置24、汚泥遠心濃縮機25、汚泥消化槽2
6、ガスホルダ27、ベルトプレス28、遠心脱水装置
29、汚泥焼却炉31等が設置される。
【0016】この磁気分離装置18は特願平6−250
570号で提案した装置であり、これを図2〜図4で説
明する。
【0017】図2はこの先願の磁気分離装置18を示す
部分破断側面図、図3はその平面図、図4は図2中D−
D線矢視図である。
【0018】図示するように、この磁気分離装置18
は、活性汚泥液Aが流れる流路1が形成されたフレーム
体2に、回転ドラム体3が回転自在に軸支されており、
その回転軸4にはカップリング5を介して駆動モータ6
が接続されて、回転ドラム体3が図1中時計回りに回転
駆動されるようになっている。また、この流路1は樋状
に、かつ断面コ字状に形成されており、さらに、回転ド
ラム体3が臨まれる部分には回転ドラム体3の外周に沿
って同心円弧状に湾曲した湾曲流路1aが形成されてい
る。また、回転ドラム体3の外周中央部には回転ドラム
体3の径方向外方に突出した鍔状の磁気吸着部材7が形
成されており、図4に示すように、湾曲流路1aを左右
に区画すると共に、この湾曲流路1aを流れる活性汚泥
液A中の活性汚泥Bをその両側に吸着するようになって
いる。
【0019】この磁気吸着部材7は熱可塑性樹脂等によ
って回転ドラム3と一体的に射出形成された鍔部7b
に、図1に示すように、例えば円柱状の磁石体7aを回
転ドラム体3の周方向に、かつ図4に示すようにそれぞ
れの磁極(NS極)が回転ドラム体3の側面、すなわ
ち、湾曲流路1a、1a側に位置するように連続して配
列させたものであり、最も磁力が強い磁極部分がそれぞ
れの湾曲流路1a、1a側に臨ませることで磁力を効果
的に作用させるようになっている。
【0020】また、回転ドラム3の上部には、この磁気
吸着部材7を左右から挾持するように一対の掻取部材
8,8が設けられている。図示するように、この掻取部
材8,8は断面コ字状に形成された樋状部材をフレーム
体2に傾斜させて固定させたものであり、磁気吸着部材
7に吸着した活性汚泥Bを掻き取って曝気槽17側へ戻
すようになっている。
【0021】この磁気分離装置18による磁気分離を説
明する。
【0022】図2及び図3に示すように、活性汚泥液A
は流路1を流された後、湾曲流路1a側に流れる。湾曲
流路1aにおいては、磁気吸着部材7が湾曲流路1aに
沿って臨んでおり、活性汚泥液A中の活性汚泥Bは、磁
気吸着部材7の磁石体7aに引き寄せられ、図4及び図
5に示すように、活性汚泥液A中から分離・吸着され
る。この時、回転ドラム3は図中時計回りに回転駆動し
ていることから、磁気吸着部材7に吸着された活性汚泥
Bは回転ドラム3の回転によって、活性汚泥液Aから分
離される。
【0023】そして、この活性汚泥Bが分離された活性
汚泥液Aは、処理水Cとなり、一方の磁気吸着部材7に
吸着された活性汚泥Bは、磁気吸着部材7の両側に当接
されている掻取部材8,8によって磁気吸着部材7から
連続的に掻き取られる。
【0024】次に本発明の実施例を詳述する。
【0025】図1は、本発明の一実施例を示したもので
あり、図1(A)は模式図を、図1(B)は、図1
(A)中のE−E線矢視図を、図1(C)は、図1
(A)中のF−F線矢視図を、図1(D)は、図1
(C)中のG−G線矢視図を示す。
【0026】図1(A)において、磁気吸着部材7を有
する回転ドラム3の下部を覆う湾曲流路1aの前後の流
路1の入口には、活性汚泥液Aの流量を検出する流量セ
ンサ41が配置され、出口には処理水C中の残留活性汚
泥(または磁性粉)を検出する活性汚泥センサ42が配
置される。
【0027】回転ドラム3は回転軸4を介して駆動モ−
タ−6に連結され、その駆動モ−タ−6で、図示の矢印
で示すように活性汚泥液Aの流れに対して同一方向とな
るように回転されると共に、回転数自動制御装置43に
よって回転数可変に制御される。
【0028】また活性汚泥センサ42の検出値は、回転
数自動制御装置43に入力され、回転ドラム3の最大回
転数が制御されるようになっている。
【0029】流路1に流入してきた活性汚泥液Aは、流
路1の入り口に配置された流量センサ41によって、そ
の流量を検出される。検出されたデ−タは回転数自動制
御装置43にフィ−ドフォワ−ドされて、回転数自動制
御装置43が駆動モ−タ−6を制御して、磁気吸着部材
7の周速が活性汚泥液Aの流速と同じになるように制御
する。
【0030】本実施例の作用を説明する。
【0031】活性汚泥液Aの流入流量には時刻、天候、
季節等によって変動があるため、磁気吸着部材7の周速
と活性汚泥液Aの流速とに差異が生じると、図1
(B),(C)に示す活性汚泥液Aと磁気吸着部材7と
の間の分離流路44に、渦流Hが発生する。この渦流H
は、例えば磁気吸着部材7の周速が活性汚泥液Aの流速
より速い場合、磁気吸着部材7周辺の活性汚泥液Aが、
磁気吸着部材7の回転に引き摺られるように流れるた
め、磁気吸着部材7周辺の活性汚泥液Aの流速が、分離
流路44の中央部における流速より速くなり、分離流路
44の流れ方向左右において、流速に差異が生じるため
発生する。
【0032】図1(D)に示すように、このようにして
発生する渦流Hは、磁気吸着部材7による活性汚泥Bの
磁気吸着を悪くするばかりか、磁気吸着した活性汚泥B
を磁気吸着部材7から引き離してしまい、活性汚泥Bを
処理水Cに流出させてしまう。
【0033】そのため本実施例では、流量センサ41で
流量を検出し、これを回転数自動制御装置43に入力す
る。回転数自動制御装置43は活性汚泥液Aの流量から
湾曲流路1a内を流れる活性汚泥液Aの流速を演算し、
この流速と磁気吸着部材7の周速とが同じになるように
回転ドラム3の回転数を制御することによって、分離流
路44における渦流Hの発生を防ぎ、これによって、磁
気分離装置の活性汚泥Bの磁気吸着効率が高まり、活性
汚泥Bの流出を減じることができる。
【0034】活性汚泥Bを除去された処理水Cは、図8
に示す三次処理設備19を通って再利用あるいは殺菌槽
21を通って放流される。
【0035】また、流量センサ41の制御の代わりに、
活性汚泥センサ42のフィードバックで回転ドラム3の
回転数を制御するようにしてもよい。この場合、活性汚
泥センサ42によって検出される処理水C中の残留活性
汚泥量が少なくなるように、回転数自動制御装置43に
よる駆動モ−タ−6の回転数を制御する。
【0036】さらに、両センサ41,42単独で制御す
る代わりに、両センサ41,42で同時に制御するよう
にしてもよい。
【0037】すなわち、流量センサ41は、活性汚泥液
Aの流量を検出して磁気吸着部材7の周速が活性汚泥液
Aの流速と同じになるように回転ドラム3の回転数を制
御するが、流量が多くなった場合、流量センサ41の検
出に加えて活性汚泥センサ42によって残留活性汚泥量
を検出して、検出されたデ−タは回転数自動制御装置4
3にフィ−ドバックする。回転数自動制御装置43によ
る駆動モ−タ−6の最大回転数を制御することで、活性
汚泥液Aを適正な流量で流しながら、その流速と磁気吸
着部材7の周速とが同じになる最適な制御を可能とす
る。
【0038】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0039】図6は、図5の回転ドラム3を変形した例
を示したものである。
【0040】図5においては、磁石体7aが、回転ドラ
ム3の鍔部7bの周方向に、かつそれぞれの磁極(NS
極)が磁気吸着部材7の側面、すなわち、湾曲流路1
a、1a側に位置するように連続して配列して磁気吸着
部材7を構成したが、本例においては回転ドラム3にお
ける磁気吸着部材7は、図6に示すように、薄円板で形
成してディスク40とし、このディスク40を挾み込む
ように、同じく薄円板で形成したドラムプレ−ト50を
両側に配置して回転ドラム3と磁気吸着部材7を独立さ
せて形成したものである。
【0041】このように、回転ドラム3における磁気吸
着部材7を独立させて形成することにより、装置の構成
がシンプルになり、またディスク40を流路1の流れ方
向左右に平行に複数配置する際の装置の形成が容易にな
る。
【0042】図7は、図6をさらに変形した例を示し、
ディスク40とドラムプレート50を多段に設けて回転
ドラム3を構成した例を示す。
【0043】本例においては、ディスク40で形成され
る磁気吸着部材7の数を、複数にして流路1の流れ方向
左右に平行に配置すると、磁気吸着部材7の単位面積当
たりの活性汚泥液Aの体積が少なくなるため、活性汚泥
Bの除去効率がより良好になり、また流路断面積も大き
くできるため、活性汚泥の処理量を増大することができ
る。
【0044】磁気吸着部材7を流路1の流れ方向左右に
平行に複数枚配置する場合、回転ドラム3における磁気
吸着部材7を独立させて形成すると、図7に示すよう
に、ディスク40とドラムプレ−ト50との相互関係
は、ドラムプレ−ト50の間にディスク40を挾み込ん
だ構造、すなわちサンドウィッチ状の構造となるため、
回転ドラム3と磁気吸着部材7とを一体形成するより
も、装置の構成がシンプルになり、磁気吸着部材7の複
数化が容易となる。
【0045】また、ディスク40を流路1の流れ方向左
右に平行に複数枚配置する場合、図7に示すように、磁
石体7aの同じ磁極を対向して配置することにより、磁
力線Mが湾曲流路1a全体に隅々まで行き渡り、湾曲流
路1a全体に磁界が及ぶため、効果的に活性汚泥Bの磁
気吸着が行える。
【0046】尚、上述した実施例では一つまたは二つの
磁気吸着部材7を有する回転ドラム3の例で説明した
が、図8に示すように、流路を含む回転ドラムを同軸状
に並列に多数配設したり、一つの流路にその流れ方向に
沿って2つ以上設けることで、短時間で汚泥分離の処理
能力を大巾に高めることができる。
【0047】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、特願平6
−250570号における磁気分離装置の回転ドラムの
下部を覆う湾曲流路の前後の流路に、それぞれ流量セン
サ、活性汚泥ンセンサを配置することにより、先ず流量
センサが湾曲流路に流れる流量を検出して、活性汚泥液
の流速と磁気吸着部材の周速が同じになるよう回転ドラ
ムを制御することで、磁気吸着部材に吸着される流路内
の活性汚泥の流れが乱されることがなく、磁気吸着部材
の磁力による吸着を効果的に行うことができる。さら
に、活性汚泥センサが、処理水中の残留活性汚泥を検出
して、回転ドラムの回転を適正に制御することで、ほぼ
最大処理能力で運転することができるといった優れた効
果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】磁気分離装置の一実施例を示す部分破断側面図
である。
【図3】磁気分離装置の一実施例を示す平面図である。
【図4】図2中D−D線矢視図である。
【図5】図4中の部分拡大図である。
【図6】図5の回転ドラムを変形した例を示す図であ
る。
【図7】図6の実施例を変形した例を示す図である。
【図8】下水処理プロセスの一例を示す鳥瞰図である。
【図9】従来の磁気分離装置を示す説明図である
【符号の説明】
1 流路 1a 湾曲流路 3 回転ドラム 7 磁気吸着部材 8 掻取部材 41 流量センサ 42 活性汚泥センサ 43 回転数自動制御装置 A 活性汚泥液 B 活性汚泥 C 処理水

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性粉を添加した活性汚泥液が流れる流
    路に、磁石を有する回転ドラムの一部を臨ませると共に
    回転させて、その磁石で活性汚泥を磁気吸着して活性汚
    泥と処理水とに分離・回収するための活性汚泥の磁気分
    離装置において、上記回転ドラムの下部に、その回転ド
    ラムの下部外周と側面を覆う湾曲流路を形成し、その回
    転ドラムの外周に、上記流路を流れ方向左右に仕切る鍔
    状の磁気吸着部材を設けると共に、その回転ドラムの上
    部に、この磁気吸着部材に吸着した活性汚泥を除去する
    掻取部材を設け、上記湾曲流路の上流側の流路を流れる
    活性汚泥液の流量を検出する流量センサを設け、該流量
    センサの検出値が入力され、上記磁気吸着部材の周速と
    流路内の活性汚泥液の流速が同じになるよう上記回転ド
    ラムの回転を制御する回転数自動制御装置を設けたこと
    を特徴とする活性汚泥の磁気分離装置。
  2. 【請求項2】 上記湾曲流路の下流側には、処理水中の
    活性汚泥を検出する活性汚泥センサが設けられ、その活
    性汚泥センサでの検出値に基づいて上記回転数自動制御
    装置での上記回転ドラムの最大回転数を制御する請求項
    1記載の活性汚泥の磁気分離装置。
JP7158847A 1995-06-26 1995-06-26 活性汚泥の磁気分離装置 Pending JPH091176A (ja)

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