JPH09117581A - 片針停止機能付き2本針ミシン - Google Patents

片針停止機能付き2本針ミシン

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JPH09117581A
JPH09117581A JP27783195A JP27783195A JPH09117581A JP H09117581 A JPH09117581 A JP H09117581A JP 27783195 A JP27783195 A JP 27783195A JP 27783195 A JP27783195 A JP 27783195A JP H09117581 A JPH09117581 A JP H09117581A
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JP
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thread
needle
swing arm
cutting
sewing
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JP27783195A
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Masato Yamamoto
正人 山本
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Juki Corp
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の駆動源からの駆動力により動力伝達機
構を経て連動し、2本針に対応した上糸および2個の水
平釜に対応した下糸をそれぞれ切断して、その糸切り動
作後の釜側の下糸をそれぞれ保持する下糸クランプ部を
有する2組の糸切り装置を備える片針停止機能付き2本
針ミシンであって、1本針による縫製を行って糸切りす
る際には、その縫製している方のみの糸切りを行って、
縫製していない方の下糸をクランプ状態に保持して、次
の2本針による縫製の際に確実に縫目を形成できるよう
にする。 【解決手段】 片針停止操作に対応したアクチュエータ
の作動・不作動により、2組の糸切り装置のうち何れか
1組の糸切り装置への駆動力の伝達・遮断を行う糸切り
片側不作動機構(揺動腕板18、ピン板19、ピン2
6、揺動腕板32、揺動腕板戻しばね等)を、動力伝達
機構に設けて、単一の駆動源からの駆動力の伝達にも拘
らず、停止させた縫い針側の糸切り装置の糸切り動作を
不作動状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片針停止機能付き
の2本針ミシン、特に、水平釜を備える片針停止機能付
き2本針ミシンにおける糸切り装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】駆動および停止をそれぞれ独立して制御
される2本の縫い針を備える片針停止機能付き2本針ミ
シンは、例えば、特公平4−52160号公報等にて従
来より公知である。このような片針停止機能付き2本針
ミシンにおいては、2本の縫い針にそれぞれ対応して配
置した2個の釜が備えられると共に、2組の糸切り装置
が備えられている。そして、そのような糸切り装置とし
て、例えば、下軸からのカム係合による単一の駆動源か
らの駆動力によりレバーおよびリンク等の動力伝達機構
を経て連動し、2本の縫い針に対応した上糸および2個
の釜に対応した下糸をそれぞれ切断すると共に、その糸
切り動作後の釜側の下糸をそれぞれ保持する下糸クラン
プ部を有する2組の糸切り機構によるものがある。
【0003】図10は本発明を適用する片針停止機能付
き2本針ミシンにおける2組の糸切り装置を連動させる
動力伝達機構の従来例を示した底面図で、図中、1は糸
切りカム、2は従動子、3はカムローラ、4は支軸、5
は連結軸、6はジョイントロッド、7は連結軸、8は揺
動腕板、9Lは左側の動メス軸、9Rは右側の動メス
軸、10Lは左側の揺動腕、10Rは右側の揺動腕、1
1Lは左側の釜軸台、11Rは右側の釜軸台、12は段
ねじ、13は第1の連結リンク、14はねじ、15は第
2の連結リンク、16は長穴、17は段ねじである。ま
た、図11は本発明を適用する片針停止機能付き2本針
ミシンにおける片側の水平釜および糸切り装置の関係を
示した斜視図で、図中、9は動メス軸、20は釜駆動
軸、21は水平釜、22はボビンケース、23は動メ
ス、24は固定メス、25はクランプ板である。
【0004】即ち、糸切り装置においては、図10に示
すように、溝カムによる糸切りカム1が図示しない下軸
に固定されており、従動子2にカムローラ3が取り付け
られていて、従動子2は支軸4の廻りに回動自在となっ
ている。この従動子2に連結軸5によりジョイントロッ
ド6が連結されていて、さらに、ジョイントロッド6に
連結軸7により揺動腕板8が連結されている。この揺動
腕板8は右側の揺動腕10Rに固定されていて、動メス
軸9Rに右側の揺動腕10Rが固定されている。以上の
動メス軸9Rを垂直状態にして軸受する右側の釜軸台1
1Rが設けられている。
【0005】そして、右側の揺動腕10Rに段ねじ12
により第1の連結リンク13が連結されていて、この第
1の連結リンク13に設けた2本のねじ14,14が第
2の連結リンク15に形成した長穴16に係合して固定
されている。以上の第2の連結リンク15に段ねじ17
により左側の揺動腕10Lが連結されていて、この揺動
腕10Lは左側の動メス軸9Lに固定されている。この
動メス軸9Lを垂直状態にして軸受する左側の釜軸台1
1Lが設けられている。なお、図示しない2本針の幅変
更に対応して、長穴16に対するねじ14,14の固定
位置を変えることで、第1の連結リンク13と第2の連
結リンク15の全長を変えて、左右各々の水平釜21お
よび糸切り装置(動メス23、固定メス24およびクラ
ンプ板25)の位置変更が行える。
【0006】また、右側の釜軸台11Rと左側の釜軸台
11Lとには、図11に示すように、釜駆動軸20が垂
直状態にしてそれぞれ軸受されている。この釜駆動軸2
0には、前記下軸から図示しない傘歯車機構を経て回転
動力が伝達される。この釜駆動軸20の上部に水平釜2
1が備えられていて、この水平釜21に図示しない下糸
を巻き付けたボビンを収納するボビンケース22が設け
られている。そして、左右それぞれの動メス軸9(前記
動メス軸9L,9R)の上部に動メス23が備えられて
いる。この動メス23に対応して固定メス24およびク
ランプ板25が左右の釜軸台10L,10Rにそれぞれ
固定されており、即ち、動メス23の上方に固定メス2
4が、動メス23の下方にクランプ板25がそれぞれ配
置して固定されている。
【0007】以上のようにして、糸切りカム1、従動子
2およびカムローラ3からなる糸切り駆動源から左右各
々の動メス23、固定メス24およびクランプ板25に
よる2組の糸切り機構までの連動用の動力伝達装置が構
成されている。また、動メス23とクランプ板25との
間が下糸クランプ部となっている。このような構成の糸
切り装置によれば、図10において、糸切り時、糸切り
カム1のカム溝にカムローラ3が係合し、従動子2が支
軸4を支点として矢印A方向に揺動運動すると、ジョイ
ントロッド6を介して揺動腕板8および右側の揺動腕1
0Rが動メス軸9Rと一体に矢印B方向に揺動運動す
る。
【0008】また、右側の揺動腕10Rの揺動により第
1の連結リンク13および第2の連結リンク15を介し
て左側の揺動腕10Lが動メス軸9Lと一体に矢印C方
向に揺動運動する。従って、左右各々の動メス23が揺
動運動して、図11に示すように、固定メス24との間
において、2本針の縫い針に通した図示しない上糸と水
平釜21(ボビンケース22)から導出された下糸とを
切断してから、次の縫製に際しての上糸との結節を確実
に行わせるため、動メス23とクランプ板25との間
に、水平釜21側の下糸を挟んでクランプ状態に保持す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な片針停止機能付き2本針ミシンの使われ方として、例
えば、縫い始めより1本針で使用して糸切りをする場合
がある。その場合、従来の糸切り装置では、その2組の
糸切り機構が連動しているため、針を停止して縫製して
いない方の糸切りも作動して、図11に示される水平釜
21側の下糸が動メス23とクランプ板25との間から
外れてしまう。従って、次に、2本針にて縫製する際に
は、動メス23とクランプ板25との間から下糸が外れ
た方は縫目が結節されなくなってしまうという問題があ
った。
【0010】そこで、本発明の目的は、単一の駆動源か
らの駆動力により動力伝達機構を経て連動し、2本針に
対応した上糸および2個の水平釜に対応した下糸をそれ
ぞれ切断して、その糸切り動作後の釜側の下糸をそれぞ
れ保持する下糸クランプ部を有する2組の糸切り装置を
備える片針停止機能付き2本針ミシンであって、1本針
による縫製を行って糸切りする際には、その縫製してい
る方のみの糸切りを行って、縫製していない方の下糸を
クランプ状態に保持して、次の2本針による縫製の際に
確実に縫目を形成できるようにした片針停止機能付き2
本針ミシンを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、駆動および停止をそれぞれ独立
して制御される2本の縫い針と、これら2本の縫い針に
それぞれ対応して配置した2個の水平釜と、単一の駆動
源からの駆動力により動力伝達機構を経て連動し、前記
2本の縫い針に対応した上糸および前記2個の水平釜に
対応した下糸をそれぞれ切断すると共に、糸切り動作後
の前記釜側の前記下糸をそれぞれ保持する下糸クランプ
部を有する2組の糸切り装置と、を備える片針停止機能
付き2本針ミシンにおいて、前記動力伝達機構に、前記
単一の駆動源からの前記駆動力の伝達にも拘らず、前記
2組の糸切り装置のうち停止させた縫い針側の糸切り装
置の糸切り動作を不作動状態とする糸切り片側不作動機
構を設けた構成、を特徴としている。
【0012】このように、単一の駆動源からの駆動力を
2組の糸切り装置に伝達する動力伝達機構に、その駆動
力の伝達にも拘らず、2組の糸切り装置のうち停止させ
た縫い針側の糸切り装置の糸切り動作を不作動状態とす
る糸切り片側不作動機構を設けた片針停止機能付き2本
針ミシンなので、1本針による縫製を行って糸切りする
際には、その縫製している方のみの糸切り装置を糸切り
動作させて、糸切り片側不作動機構により縫製していな
い方の糸切り装置の糸切り動作を不作動状態にして、縫
製していない方の水平釜から導出した下糸をクランプ状
態に保持できる。従って、1本針での縫製による糸切り
動作後において、次の2本針による縫製の際に確実に縫
目が形成できるようになる。
【0013】そして、請求項2記載の発明は、請求項1
記載の片針停止機能付き2本針ミシンであって、前記糸
切り片側不作動機構は、片針停止・解除操作に対応した
アクチュエータの作動・不作動により前記1組の糸切り
装置への前記駆動力の伝達・遮断を行うようにした構
成、を特徴としている。このように、片針停止機能付き
2本針ミシンにおいて、その片針停止・解除操作に対応
したアクチュエータの作動・不作動により停止させた縫
い針側の糸切り装置への駆動力の伝達・遮断を行う糸切
り片側不作動機構を設けたので、片針停止・解除操作に
対応したアクチュエータの作動・不作動によって、糸切
り片側不作動機構による何れか1組の糸切り装置への駆
動力の伝達・遮断が確実に行える。従って、1本針によ
る縫製を行って糸切りする際に、縫製していない方の水
平釜から導出した下糸を確実にクランプ状態に保持して
おいて、次の2本針による縫製の際に確実に縫目が形成
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る片針停止機
能付き2本針ミシンの実施の各形態例を図1から図9に
基づいて説明する。
【0015】<第1の実施の形態例>先ず、図1は本発
明を適用した一例としての片針停止機能付き2本針ミシ
ンにおける2組の糸切り装置を連動させる動力伝達機構
に2組の糸切り片側不作動機構を設けた第1の実施の形
態例を示す底面図であり、図2はその第1の糸切り片側
不作動機構を示す側面図で、図3は同じく第2の糸切り
片側不作動機構を示す側面図である。これらの図1から
図3において、前述した図10のものと同様に、1は糸
切りカム、2は従動子、3はカムローラ、4は支軸、5
は連結軸、6はジョイントロッド、7は連結軸、9Lは
左側の動メス軸、9Rは右側の動メス軸、10Lは左側
の揺動腕、10Rは右側の揺動腕、11Lは左側の釜軸
台、11Rは右側の釜軸台、12は段ねじ、13は第1
の連結リンク、14はねじ、15は第2の連結リンク、
16は長穴、17は段ねじであり、18は右側の揺動腕
板、19はピン板、26はピン、27はアクチュエータ
(エアーシリンダー)、28はロッド、29,30はピ
ン挿入穴、31は長穴、32は左側の揺動腕板、33は
揺動腕板戻しばね、34,35は段ねじ、36は長穴、
37はアクチュエータ(エアーシリンダー)、38はロ
ッド、39はブラケットである。
【0016】始めに、この第1の実施の形態例におい
て、前述した図10のものと同様の部材には同一の符号
を付してその説明を省略すると共に、前述した図11に
おける釜駆動軸20、水平釜21、ボビンケース22、
動メス軸9、動メス23、固定メス24およびクランプ
板25の関係についても同じであるため、以下では変更
点並びに新規な点について説明する。即ち、この第1の
実施の形態例においては、前述した揺動腕板8(図10
参照)に代えて、図1および図2に示すように、ジョイ
ントロッド6に連結軸7により連結した揺動腕板18を
設け、この揺動腕板18を動メス軸9Rに対し回転自在
に組み付けると共に、新たにピン板19を設けて、この
ピン板19を動メス軸9Rに対し回転自在かつ摺動自在
に組み付けている。
【0017】このピン板19は、揺動腕板18側に突出
するピン26を一体に有するものであり、このピン板1
9には、右側用の糸切り片側不作動機構のアクチュエー
タとしてのエアーシリンダー27のロッド28が連結さ
れている。このエアーシリンダー27は、図示しないブ
ラケットを介して右側の釜軸台11Rに固定されてい
る。なお、揺動腕板18と揺動腕10Rには、ピン26
が同時に進入可能なピン挿入穴29,30がそれぞれ形
成されている。以上の揺動腕板18、ピン板19、ピン
26、エアーシリンダー27、ピン挿入穴29,30に
より右側用の糸切り片側不作動機構が構成されている。
【0018】また、左側の揺動腕10Lに段ねじ17に
より連結される第2の連結リンク15には、図1に示す
ように、段ねじ17が摺動可能な長穴31が形成されて
いる。そして、左側の揺動腕10Lの側面には、図1お
よび図3に示すように、左側の揺動腕板32が、捩りコ
イルばねによる揺動腕板戻しばね33のコイル部を通し
て揺動腕10Lの側面に固定した段ねじ34の廻りを揺
動自在となっている。この揺動腕板32は、その下部に
外側方へ突出する突片32aを一体に有するもので、前
記揺動腕板戻しばね33は、揺動腕10Lの上面と揺動
腕板32の突片32a上面との間に掛け渡されている。
従って、揺動腕板32は、揺動腕板戻しばね33のばね
力によって、図3に実線で示したように、図示時計廻り
方向に常時付勢されている。
【0019】さらに、揺動腕10Lの側面には、図1お
よび図3に示すように、段ねじ35が取り付けられてい
て、揺動腕板32には、この段ねじ35が係合して摺動
する長穴36が形成されている。即ち、この長穴36
は、揺動腕板32が前記段ねじ34の揺動する際に、長
穴35に沿って段ねじ35が摺動するよう前記段ねじ3
4を中心とする円弧形状となっている。そして、揺動腕
板32の突片32aの下面には、図3に示すように、左
側用の糸切り片側不作動機構のアクチュエータとしての
エアーシリンダー37のロッド38が当接可能となって
おり、このエアーシリンダー37は、ブラケット39を
介して左側の釜軸台11Lに固定されている。以上の長
穴31、揺動腕板32、揺動腕板戻しばね33、長穴3
6、エアーシリンダー37により左側用の糸切り片側不
作動機構が構成されている。
【0020】次に、図4は片針停止操作部を示す正面図
であり、図5はその片針停止操作部に連動する片針停止
スイッチ部を示すもので、(a)は一方の糸切り装置側
の片針停止スイッチ部を示した背面図、(b)は他方の
糸切り装置側の片針停止スイッチ部を示した背面図であ
る。これらの図4および図5において、40は片針停止
操作レバー、41は操作軸、42は停止指示片、43は
表示板、44は連動レバー、45Lは左側連結片、45
Rは右側連結片、46L,49Rはブラケット、47L
は左側リミットスイッチ、47Rは右側リミットスイッ
チ、48L,48Rはスイッチ可動子、49L,49R
は戻しばねである。
【0021】即ち、図4に示すように、片針停止操作レ
バー40は、図示しないミシン本体の前側に設けられて
操作軸41と一体に回動操作されるもので、その先端に
停止指示片42を有しており、この停止指示片42は、
表示板43に表示された「L」,「0」,「R」の位置
に各々停止するようになっている。ここで、停止指示片
42が「L」の位置にあるときは、左針停止状態であ
り、停止指示片42が「0」の位置にあるときは、片針
非停止状態であり、停止指示片42が「R」の位置にあ
るときは、右針停止状態である。また、図5に示すよう
に、前記操作軸41と一体に回動動作する連動レバー4
4がミシンの後側に設けられていて、この連動レバー4
4には、左側連結片45Lおよび右側連結片45Rが一
体化して設けられている。
【0022】そして、図5(a)に示すように、左側連
結片45Lは、ミシン後に固定されたブラケット46L
に取り付けた左側リミットスイッチ47Lのスイッチ可
動子48Lに連結されており、この左側連結片45Lと
ブラケット46Lとの間には、スイッチ可動子48Lを
図示位置に保持するための圧縮コイルばねによる戻しば
ね49Lが介装されている。左側リミットスイッチ47
Lは、図5(a)に示した位置にあるときがOFF状態
にあり、この場合、左側用の糸切り片側不作動機構のエ
アーシリンダー37のロッド38が伸びて揺動腕板32
を、図3に仮想線で示したように、押し上げた状態(矢
印E方向参照)となる。
【0023】さらに、図5(b)に示すように、右側連
結片45Rは、ミシン内に固定されたブラケット46R
に取り付けた右側リミットスイッチ47Rのスイッチ可
動子48Rに連結されており、この右側連結片45Rと
ブラケット46Rとの間には、スイッチ可動子48Rを
図示位置に保持するための圧縮コイルばねによる戻しば
ね49Rが介装されている。右側リミットスイッチ47
Rは、図5(b)に示した位置にあるときがOFF状態
にあり、この場合、右側用の糸切り片側不作動機構のエ
アーシリンダー27のロッド28が伸びてピン板19
を、図2に実線で示した状態から下方に移動して、ピン
26が揺動腕板18および揺動腕10Rのピン挿入穴2
9,30に同時に進入した状態となる。
【0024】以上のように、右側用の糸切り片側不作動
機構と左側用の糸切り片側不作動機構とを設けたので、
以下に述べるような片針停止に対応した糸切り片側停止
機能が得られる。先ず、2本針による縫製にて糸切りす
る場合には、図4に示したように、片針停止操作レバー
40の停止指示片42が表示板43の「0」の位置にあ
り、片針停止操作レバー40と操作軸41を介して一体
に連動する連動レバー44は、図5(a)および(b)
に示した位置にある。この場合、図5(a)の左側リミ
ットスイッチ47Lは、前述した通り、OFF状態にあ
り、図3に示すように、エアーシリンダー37のロッド
38が伸びて揺動腕板32を、仮想線で示したように、
揺動腕10Lの側面の段ねじ34を支点として矢印E方
向に押し上げた状態となっている。
【0025】また、図5(b)の右側リミットスイッチ
47Rも、前述した通り、OFF状態にあり、図2に示
すように、エアーシリンダー27のロッド28が伸びて
ピン板19を、実線で示した状態から下方に移動して、
ピン26が揺動腕板18および揺動腕10Rのピン挿入
穴29,30に進入した状態となっている。従って、2
本針による縫製での糸切り時、図1に示すように、糸切
りカム1のカム溝に係合しているカムローラ3により、
従動子2は支軸4を支点として矢印A1方向に揺動し、
ジョイントロッド6を経て、右側の揺動腕板18とピン
26で一体的となった揺動腕10Rが動メス軸9Rと一
体に矢印B1方向に揺動する。これにより、図11に示
すように、右側の動メス23が揺動して、固定メス24
との間において、右側の縫い針に通した図示しない上糸
と右側の水平釜21(ボビンケース22)から導出され
た下糸とを切断した後、動メス23とクランプ板25と
の間に、右側の下糸が挟まれてクランプ状態に保持され
る。
【0026】同時に、揺動腕10Rの矢印B1方向の揺
動で連結リンク13,15が矢印D方向に移動する。こ
れら連結リンク13,15の矢印D方向への移動で、第
2の連結リンク15が、左側の揺動腕10L上面の段ね
じ17に対し長穴31に沿って摺動する。この時、図3
に仮想線で示したように、揺動腕板32が、揺動腕10
Lの側面の段ねじ34を支点として矢印E方向に押し上
げられた状態となっているため、第2の連結リンク15
の端部により揺動腕板32が押されて、この揺動腕板3
2と一体的な揺動腕10Lが動メス軸9Lと一体に矢印
C1方向に揺動する。これにより、前述した右側の糸切
りと同様、図11に示したように、左側の動メス23が
揺動して、固定メス24との間において、左側の縫い針
に通した図示しない上糸と左側の水平釜21(ボビンケ
ース22)から導出された下糸とを切断した後、動メス
23とクランプ板25との間に、左側の下糸が挟まれて
クランプ状態に保持される。
【0027】次に、右側のみの1本針による縫製にて糸
切りする場合には、図4において、片針停止操作レバー
40を揺動操作して停止指示片42を表示板43の
「L」の位置に切り替える。この切替操作により、連動
レバー44は、図5(a)において、矢印FL方向に揺
動する。この場合、図5(a)の左側リミットスイッチ
47Lは、ON状態となり、図3に実線で示したよう
に、エアーシリンダー37のロッド38が引っ込んで揺
動腕板戻しばね33のばね力によって揺動腕板32は、
揺動腕10Lの側面の段ねじ34を支点として矢印E方
向と逆に押し下げられた状態となる。なお、図5(b)
の右側リミットスイッチ47Rは、依然としてOFF状
態にあり、即ち、前述した通り、ピン26が揺動腕板1
8および揺動腕10Rのピン挿入穴29,30に進入し
た状態となっている。
【0028】従って、右側のみの1本針による縫製での
糸切り時、前述した通り、右側の上糸および下糸を切断
した後、その下糸はクランプ状態に保持される。また、
前述した通り、図1において、揺動腕10Rの矢印B1
方向の揺動で連結リンク13,15が矢印D方向に移動
し、第2の連結リンク15が左側の揺動腕10Lの段ね
じ17に対し長穴31に沿って摺動するが、この時、図
3に実線で示したように、揺動腕板32は、揺動腕10
Lの上面より押し下げられた状態となっているため、第
2の連結リンク15は、揺動腕板32に端部が接触する
ことなく、段ねじ17および長穴31に沿って揺動腕1
0Lの上面を摺動する。このため、揺動腕10Lが動メ
ス軸9Lと一体に矢印C1方向に揺動するようなことは
なく、つまり、前述した2本針による縫製での糸切り後
の再度の左側の糸切り動作は行われない。なお、揺動腕
10Lの上面を第2の連結リンク15が摺動するが、こ
の時、前述した2本針による縫製での糸切りにより左側
の下糸が動メス23とクランプ板25との間に挟まれて
クランプ状態に保持されているため、第2の連結リンク
15が上面を摺動する抵抗によって揺動腕10Lが動く
ことはない。
【0029】次に、左側のみの1本針による縫製にて糸
切りする場合には、図4において、片針停止操作レバー
40を揺動操作して停止指示片42を表示板43の
「R」の位置に切り替える。この切替操作により、連動
レバー44は、図5(b)において、矢印FR方向に揺
動する。この場合、図5(b)の右側リミットスイッチ
47Rは、ON状態となり、図2に実線で示したよう
に、エアーシリンダー27のロッド28が引っ込んでピ
ン板19が上方に移動して、ピン26が揺動腕板18お
よび揺動腕10Rのピン挿入穴29,30から抜けた状
態となる。なお、図5(a)の左側リミットスイッチ4
7Lは、2本針による縫製の場合と同様に、OFF状態
にあり、即ち、前述した通り、揺動腕板32は揺動腕1
0押し上げられた状態となっている(図3の仮想線参
照)。
【0030】従って、左側のみの1本針による縫製での
糸切り時、揺動腕板18と揺動腕10Rはピン26によ
り固定されていないため、揺動腕板18のみが、図1に
おいて、動メス軸9Rの廻りを矢印B1方向に揺動し、
揺動腕10Rが動メス軸9Rと一体に矢印B1方向に揺
動するようなことはなく、つまり、前述した2本針によ
る縫製での糸切り後の再度の右側の糸切り動作は行われ
ない。なお、揺動腕10Rの上面を揺動腕板18が揺動
して摺動するが、この時、前述した2本針による縫製で
の糸切りにより右側の下糸が動メス23とクランプ板2
5との間に挟まれてクランプ状態に保持されているた
め、揺動腕板18が上面を摺動する抵抗によって揺動腕
10Rが動くことはない。また、図1において、揺動腕
板18の矢印B1方向の揺動で連結リンク13,15が
矢印D方向に移動するので、前述した通り、左側の上糸
および下糸を切断した後、その下糸はクランプ状態に保
持される。
【0031】以上の通り、本発明の第1の実施の形態例
によれば、水平釜21を備える片針停止機能付き2本針
ミシンにおいて、左右何れかの1本針にて縫製して糸切
りを行う場合には、その縫製している方のみ糸切りを行
って、縫製していない方の糸切りを不作動状態にするこ
とができる。つまり、縫製していない方は、動メス23
が動かないため、以前に切断した下糸がクランプ板25
と動メス23との間から外れることが無い。従って、次
に2本針にて縫製する際、水平釜21から導出された下
糸に上糸を確実に結節させて、縫目を確実に形成するこ
とができるものとなる。
【0032】なお、以上の第1の実施の形態例では、2
組の糸切り片側不作動機構を設けたが、そのうち右側ま
たは左側の何れか1組の糸切り片側不作動機構を設ける
だけでもよい。
【0033】<第2の実施の形態例>図6は本発明を適
用した一例としての片針停止機能付き2本針ミシンにお
ける2組の糸切り装置を連動させる動力伝達機構に1組
の糸切り片側不作動機構を設けた第2の実施の形態例を
示す底面図であり、図7はその動力伝達機構および糸切
り片側不作動機構を含む各部品の概略分解斜視図であ
る。これらの図6および図7において、前述した図10
のものと同様に、9Lは左側の動メス軸、9Rは右側の
動メス軸、10Lは左側の揺動腕、10Rは右側の揺動
腕、11Lは左側の釜軸台、11Rは右側の釜軸台、1
2は段ねじ、13は第1の連結リンク、15は第2の連
結リンク、17は段ねじであり、50は長穴、51は段
ねじ、52はリンク、53,54は段ねじ、55はL型
リンク、56は段ねじ、57は長穴、58は起立片、5
9はストッパー、60はアクチュエータ(エアーシリン
ダー)、61はロッド、62はブラケットである。
【0034】始めに、この第2の実施の形態例におい
て、前述した図10のものと同様の部材には同一の符号
を付してその説明を省略する(なお、駆動源側の糸切り
カム1、従動子2、カムローラ3、支軸4、連結軸5、
ジョイントロッド6、連結軸7、揺動腕板8については
図示も省略している)と共に、前述した図11における
釜駆動軸20、水平釜21、ボビンケース22、動メス
軸9、動メス23、固定メス24およびクランプ板25
の関係についても同じであるため、以下では変更点並び
に新規な点について説明する。この第2の実施の形態例
においては、第1および第2の連結リンク13,15の
ねじ14および長穴16の関係(図10参照)に代え
て、図6および図7に示すように、リンク52およびL
型リンク55とエアーシリンダー60を組み付けてい
る。
【0035】即ち、図示のように、第1の連結リンク1
3に長穴50を形成して、この長穴50には、第2の連
結リンク15の右端部に取り付けた段ねじ51を摺動自
在に係合している。そして、第2の連結リンク15の左
端部寄りにリンク52を段ねじ53により揺動自在に組
み付けて、このリンク52の先端部に段ねじ54により
L型リンク55の左端部を揺動自在に連結している。こ
のL型リンク55は、その中間部のL型角部で段ねじ5
6により、第1の連結リンク13の左端部に揺動自在に
組み付けられたものである。また、段ねじ56は、第2
の連結リンク15に形成した長穴57に摺動自在に係合
している。
【0036】さらに、L型リンク55の右端部には、動
メス軸9R側に起立片58が一体に形成されていて、第
1の連結リンク13には、L型リンク55の右端部に対
する前記起立片58とは反対側のストッパー59が一体
に形成されている。そして、L型リンク55の起立片5
8に対して動メス軸9R側には、左側用の糸切り片側不
作動機構のアクチュエータとしてのエアーシリンダー6
0がロッド61を起立片58に向けて配設されており、
このエアーシリンダー60は、ブラケット62を介して
第1の連結リンク13に固定されている。以上の長穴5
0、リンク52、L型リンク55、長穴57、エアーシ
リンダー60により左側用の糸切り片側不作動機構が構
成されている。
【0037】ここで、この第2の実施の形態例では、前
述した第1の実施の形態例における図4の片針停止操作
部において、片針停止操作レバー40の停止指示片42
が、表示板43の「L」,「0」の何れかの位置に停止
するようになっている。従って、この第2の実施の形態
例では、図5の片針停止スイッチ部において、図5
(a)に示した左側リミットスイッチ47Lのみを有し
ている。なお、この左側リミットスイッチ47Lは、図
5(a)に示した位置にあるときがOFF状態にあり、
この場合、左側用の糸切り片側不作動機構のエアーシリ
ンダー60はON状態、即ち、そのロッド61を伸ばし
てL型リンク55の起立片58を押し込んで、ストッパ
ー59にL型リンク55を突き当てた状態となってい
る。
【0038】以上のように、左側用の糸切り片側不作動
機構を設けたので、以下に述べるような左針停止に対応
した糸切り片側停止機能が得られる。先ず、右側のみの
1本針による縫製にて糸切りする場合には、前述した第
1の実施の形態例と同様に、図4において、片針停止操
作レバー40を揺動操作して停止指示片42を表示板4
3の「L」の位置に切り替える。この切替操作により、
連動レバー44は、図5(a)において、矢印FL方向
に揺動して、図5(a)の左側リミットスイッチ47L
がON状態となり、図8(a)に示したように、エアー
シリンダー60のロッド61が引っ込んだ状態となる。
【0039】従って、右側のみの1本針による縫製での
糸切り時、前述した通り、右側の上糸および下糸を切断
した後、その下糸はクランプ状態に保持されるが、左側
の糸切りは不作動状態となっている。つまり、図8
(a)に示したように、エアーシリンダー60のロッド
61が引っ込んだ状態となっていることから、L型リン
ク55は長穴57に係合する段ねじ56を中心に回動自
在となっている。このため、前述した糸切り駆動源から
の駆動力によって、図8(b)に示したように、揺動腕
10Rが動メス軸9Rと一体に矢印B1で示した時計廻
り方向に揺動すると、第1の連結リンク13が左方に移
動し、段ねじ56も長穴57に沿って左方に移動する。
【0040】これにより、L型リンク55は、段ねじ5
6を中心に矢印Gで示した反時計廻り方向に揺動する。
同時に、リンク52は、段ねじ53を中心に矢印Hで示
した時計廻り方向に僅かに揺動する。このため、第1の
連結リンク13の左方への移動運動は、第2の連結リン
ク15には伝達されない。従って、後述する2本針によ
る縫製での糸切り後の再度の左側の糸切り動作は行われ
ない。
【0041】次に、2本針による縫製にて糸切りする場
合には、前述した第1の実施の形態例と同様に、図4に
おいて、片針停止操作レバー40の停止指示片42を表
示板43の「0」の位置に切り替える。この切替操作に
より、図5(a)の左側リミットスイッチ47LがON
状態となり、図9(a)に示したように、エアーシリン
ダー60のロッド61が伸びてL型リンク55の起立片
58を押し込み、L型リンク55をストッパー59に突
き当てた状態となる。従って、L型リンク55は、段ね
じ56を中心に揺動しないように固定された状態とな
る。
【0042】このため、前述した糸切り駆動源からの駆
動力によって、図9(b)に示したように、揺動腕10
Rが動メス軸9Rと一体に矢印B1で示した時計廻り方
向に揺動すると、第1の連結リンク13が左方に移動
し、段ねじ56も左方に移動する。しかし、前述した通
り、L型リンク55は段ねじ56を中心に揺動しないよ
うに固定された状態となっているため、L型リンク55
は第1の連結リンク13と一体的に左方に移動する。そ
して、これらL型リンク55および第1の連結リンク1
3の一体的な左方への移動は、L型リンク55左端部の
段ねじ54、リンク52、段ねじ53を介して第2の連
結リンク15に伝達されて、左側の揺動腕10Lは動メ
ス軸9Lと一体に矢印C1で示した時計廻り方向に揺動
する。
【0043】従って、右側と左側について、その各々の
上糸および下糸をそれぞれ切断した後、その左右各々の
下糸はクランプ状態にそれぞれ保持される。ところで、
以上の第2の実施の形態例において、前述した第1の実
施の形態例における右側の糸切り片側不作動機構と組み
合わせるようにしてもよい。
【0044】なお、以上の実施の各形態例においては、
糸切り片側不作動機構のアクチュエータとしてエアーシ
リンダーとしたが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば、ソレノイド等のアクチュエータであって
もよい。また、動力伝達機構および糸切り片側不作動機
構の構成等も任意であり、その他、具体的な細部構造等
についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る片針停止機能付き2本針ミシンによれば、単一の駆動
源からの駆動力を2組の糸切り装置に伝達する動力伝達
機構に糸切り片側不作動機構を設けたため、1本針によ
る縫製を行って糸切りする際には、その縫製している方
のみの糸切り装置を糸切り動作させて、縫製していない
方の糸切り装置を不作動状態にできることから、縫製し
ていない方の水平釜から導出した下糸をクランプ状態に
保持することができる。従って、1本針での縫製による
糸切り動作後において、次の2本針による縫製の際に確
実に縫目を形成することができるようになる。
【0046】そして、請求項2記載の発明に係る片針停
止機能付き2本針ミシンによれば、その片針停止・解除
操作に対応したアクチュエータの作動・不作動によっ
て、糸切り片側不作動機構による何れか1組の糸切り装
置への駆動力の伝達・遮断を確実に行えるため、1本針
による縫製を行って糸切りする際に、縫製していない方
の水平釜から導出した下糸を確実にクランプ状態に保持
しておいて、次の2本針による縫製の際に確実に縫目を
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての片針停止機能付
き2本針ミシンにおける2組の糸切り装置を連動させる
動力伝達機構に2組の糸切り片側不作動機構を設けた第
1の実施の形態例を示す底面図である。
【図2】図1における第1の糸切り片側不作動機構を示
す側面図である。
【図3】図1における第2の糸切り片側不作動機構を示
す側面図である。
【図4】片針停止操作部を示す正面図である。
【図5】図4の片針停止操作部に連動する片針停止スイ
ッチ部を示すもので、(a)は一方の糸切り装置側の片
針停止スイッチ部を示した背面図、(b)は他方の糸切
り装置側の片針停止スイッチ部を示した背面図である。
【図6】本発明を適用した一例としての片針停止機能付
き2本針ミシンにおける2組の糸切り装置を連動させる
動力伝達機構に1組の糸切り片側不作動機構を設けた第
2の実施の形態例を示す底面図である。
【図7】図6の動力伝達機構および糸切り片側不作動機
構を含む各部品の概略分解斜視図である。
【図8】図6の動力伝達機構および糸切り片側不作動機
構による片側のみの糸切り動作を示すもので、(a)は
糸切り動作前を示した底面図、(b)は糸切り動作時を
示した底面図である。
【図9】図6の動力伝達機構および糸切り片側不作動機
構による両方の糸切り動作を示すもので、(a)は糸切
り動作前を示した底面図、(b)は糸切り動作時を示し
た底面図である。
【図10】本発明を適用する片針停止機能付き2本針ミ
シンにおける2組の糸切り装置を連動させる動力伝達機
構の従来例を示した底面図である。
【図11】本発明を適用する片針停止機能付き2本針ミ
シンにおける片側の水平釜および糸切り装置の関係を示
した斜視図である。
【符号の説明】
1 糸切りカム 2 従動子 3 カムローラ 6 ジョイントロッド 8 揺動腕板 9 動メス軸 9L 左側の動メス軸 9R 右側の動メス軸 10L 左側の揺動腕 10R 右側の揺動腕 11L 左側の釜軸台 11R 右側の釜軸台 13 第1の連結リンク 15 第2の連結リンク 17 段ねじ 18 右側の揺動腕板 19 ピン板 20 釜駆動軸 21 水平釜 23 動メス 24 固定メス 25 クランプ板 26 ピン 27 アクチュエータ(エアーシリンダー) 28 ロッド 29,30 ピン挿入穴 31 長穴 32 左側の揺動腕板 33 揺動腕板戻しばね 34,35 段ねじ 36 長穴 37 アクチュエータ(エアーシリンダー) 38 ロッド 40 片針停止操作レバー 41 操作軸 42 停止指示片 43 表示板 44 連動レバー 45L 左側連結片 45R 右側連結片 47L 左側リミットスイッチ 47R 右側リミットスイッチ 49L,49R 戻しばね 50 長穴 51 段ねじ 52 リンク 55 L型リンク 56 段ねじ 57 長穴 58 起立片 59 ストッパー 60 アクチュエータ(エアーシリンダー) 61 ロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動および停止をそれぞれ独立して制御
    される2本の縫い針と、 これら2本の縫い針にそれぞれ対応して配置した2個の
    水平釜と、 単一の駆動源からの駆動力により動力伝達機構を経て連
    動し、前記2本の縫い針に対応した上糸および前記2個
    の水平釜に対応した下糸をそれぞれ切断すると共に、糸
    切り動作後の前記釜側の前記下糸をそれぞれ保持する下
    糸クランプ部を有する2組の糸切り装置と、を備える片
    針停止機能付き2本針ミシンにおいて、 前記動力伝達機構に、前記単一の駆動源からの前記駆動
    力の伝達にも拘らず、前記2組の糸切り装置のうち停止
    させた縫い針側の糸切り装置の糸切り動作を不作動状態
    とする糸切り片側不作動機構を設けたこと、を特徴とす
    る片針停止機能付き2本針ミシン。
  2. 【請求項2】 前記糸切り片側不作動機構は、片針停止
    ・解除操作に対応したアクチュエータの作動・不作動に
    より前記1組の糸切り装置への前記駆動力の伝達・遮断
    を行うこと、を特徴とする請求項1記載の片針停止機能
    付き2本針ミシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100890304B1 (ko) * 2007-06-27 2009-03-26 치 시앙 인더스트리얼 컴퍼니 리미티드 재봉틀
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EP3321409A1 (de) * 2016-11-15 2018-05-16 Dürkopp Adler AG Fadenmesser-baugruppe für eine zwei-nadel-nähmaschine, zwei-nadel-nähmaschine mit einer derartigen fadenmesser-baugruppe sowie paspeltaschen-nähanlage mit einer derartigen zwei-nadel-nähmaschine
IT201700049595A1 (it) * 2017-05-08 2018-11-08 Tor Mec Ambrosi S R L Macchina da cucire industriale a doppio ago indipendente dotata di sistema di controllo dei rasafilo
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