JPH09116425A - クロック供給回路 - Google Patents

クロック供給回路

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JPH09116425A
JPH09116425A JP7266860A JP26686095A JPH09116425A JP H09116425 A JPH09116425 A JP H09116425A JP 7266860 A JP7266860 A JP 7266860A JP 26686095 A JP26686095 A JP 26686095A JP H09116425 A JPH09116425 A JP H09116425A
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circuit
phase
oscillator
failure detection
circuits
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JP7266860A
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Inventor
Yoichi Ueda
陽市 上田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】位相同期発振回路(PLL)が二重化されたク
ロック供給回路に関し、一方のPLLに異常があった場
合でも他方のPLLに影響を及ぼさないようにする。 【解決手段】現用となっている位相同期発振回路の故障
検出回路が故障検出したとき及び両方の位相同期発振回
路の故障検出回路が故障検出したときに一方の位相同期
発振回路の出力信号を他方の位相同期発振回路に入力信
号として与える第1及び第2のスイッチ部のON/OF
F状態が逆になるように切替制御する。或いは、第1及
び第2の基準発振器の故障検出回路の出力信号から一方
の基準発振器に異常があったことを検出したとき及びこ
れらの基準発振器の出力信号のうちのいずれかをスイッ
チ部を介して共通に入力する位相同期発振回路が共に故
障となったとき、正常な基準発振器または現在選択され
ていない方の基準発振器を選択切替する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明はクロック供給回路に
関し、特に二重化されたクロック供給源を有するクロッ
ク供給回路に関するものである。
【0001】近年、通信装置の信頼性を高めるため通信
装置を現用系と予備系に二重化することが求められてい
る。
【0002】このため、例えば無線装置においても、図
9に示すようにホット・スタンバイ形式の無線送信部が
用いられるようになっている。
【0003】すなわち、送信信号はハイブリッド回路3
0で二つの信号に分離され、一方の送信信号は、B−U
(バイポーラ−ユニポーラ)変換盤31と送信ディジタ
ル処理盤(TDPU)32と変調盤(MOD)33と送
信盤(TX)34とで構成された第1システムSYS1
を経由して送信出力となり、他方の送信信号はB−U
変換盤35と送信ディジタル処理盤36と変調盤37と
送信盤38とで構成された第2システムSYS2を経由
して送信出力となる。
【0004】このように、無線送信部は二重化されてお
り、各部の故障に対してシステムダウンが起こらないよ
うに現用系の切り替えを行うときには、クロックの切替
えによってクロック断が起こらないようクロック供給源
も二重化することが必要となっている。
【0005】
【従来の技術】図10は従来より知られているクロック
供給源を二重化したクロック供給回路を示したもので、
同図(1)においては、第1システムSYS1において
送信ディジタル処理盤32,36が発振器(OSC)3
9によって共通の基準クロックが供給されており、また
変調盤(MOD)33,37においても発振器40を共
有し、さらには送信盤34,38においても発振器41
を共有してそれぞれクロック源の二重化を図っている。
【0006】また、同図(2)に示す従来例は特開昭5
6−169435号公報で提案されている技術であり、
位相比較器1aとローパスフィルタ(LPF)1bと増
幅器(AMP)1cと電圧制御発振器(VCO)1dと
で構成し、電圧制御発振器1dの出力クロックを位相比
較器1aの一方の比較入力とした位相同期発振回路(以
下、単にPLLと略称することがある。)1と、同じ構
成のPLL2とを用い、PLL1を、例えば図9の例で
は第1システムSYS1における送信ディジタル処理盤
32に設けると共に、PLL2を第2システムSYS2
における送信ディジタル処理盤36に設け、PLL1の
出力クロックをPLL2の位相比較器1aの他方の比
較入力とし、PLL2の出力クロックをPLL1の位
相比較器1aの他方の比較入力としている。
【0007】動作においては、互いに他方のPLLの出
力クロックを自分のPLLの出力クロックと比較するた
めの比較入力としているので、例えば送信ディジタル処
理盤32,36の間で出力クロックとを同一の位相
に相互同期させることができる。
【0008】また、図10(3)に示す従来例は特開平
3−201822号公報で提案されている技術であ
り、、同図(2)に示したPLL1及びPLL2を用い
るが、但し互いに出力クロック及びを入力する構成
は採らずに、それぞれ独立した基準発振器11及び12
に接続され、これらの基準発振器11及び12から基準
クロックを受けている。
【0009】そして、基準発振器11とPLL1とで構
成されたシステムをマスター側とし、通常は、このマス
ター側の基準発振器11の出力クロックを切替スイッチ
50を介してスレーブ側のPLL2にも共通に与えてい
る。
【0010】これにより、通常は、PLL1及びPLL
2は基準発振器11からの出力クロックに基づいて出力
クロック及びを出力している。
【0011】この基準発振器11の出力クロックの状態
は絶えず故障検出回路51によって監視されており、こ
の故障検出回路51が基準発振器11の故障を検出した
ときには切替スイッチ50を基準発振器11の側から基
準発振器12の側に切り替えることにより、基準発振器
12からも基準クロックがマスター側のPLL1に与え
られて出力クロックが得られるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の図10(1)に
示した従来例の場合には、第1及び第2のシステムSY
S1及びSYS2に共通の発振器39〜41の出力クロ
ックでそれぞれ送信ディジタル処理盤32,36と変調
盤33,37と送信盤34,38を動作させているの
で、これら共通の発振器が故障した場合にはシステムS
YS1,SYS2の両方のシステムが故障になってしま
うという問題がある。
【0013】また、同図(2)に示す従来例の場合に
は、一方のPLLの出力クロックが異常となった場合
に、結果として両方のPLL出力に異常が生じてしま
い、無線伝送信号に誤りを発生する原因となるという問
題がある。
【0014】さらには、同図(3)に示された従来例の
場合には、マスター側の基準発振器11が故障した場
合、PLL2からの出力クロックは動作可能である
が、PLL1からの出力クロックは基準発振器11が
正常に戻るまで故障状態になってしまい、やはりこの場
合も無線伝送信号に誤りを発生する原因となる。
【0015】したがって本発明は、位相同期発振回路
(PLL)が二重化されたクロック供給回路において、
一方のPLLに異常があった場合でも他方のPLLに影
響を及ぼさず、クロック供給回路を実現することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
〔1〕上記の目的を達成するため、本発明に係るクロッ
ク供給回路は、図1に原理的に示すように、第1及び第
2の位相同期発振回路1,2と、一方の位相同期発振回
路(PLL)の出力信号を他方の位相同期発振回路に入
力信号として与えることにより相互同期させるための第
1及び第2のスイッチ部3,4と、各位相同期発振回路
1,2の出力信号の異常を検出する第1及び第2の故障
検出回路5,6と、現用となっている位相同期発振回路
の故障検出回路が故障検出信号を出力したときに両スイ
ッチ部3,4のON/OFF状態が互いに逆になるよう
に切替制御する回路7とを備えている。
【0017】本発明の動作においては、図示のように第
1の位相同期発振回路1が現用となっている場合、切替
制御回路7は第1のスイッチ部3をOFFとし、第2の
スイッチ部4をONに制御することにより、システムS
YS1における第1の位相同期発振回路1の出力クロッ
クをシステムSYS2における第2の位相同期発振回
路2の入力クロックとすることにより、相互同期を図っ
ている。
【0018】このような状態で、第1の故障検出回路5
が第1の位相同期発振回路1からの出力クロックの故
障を検出したときには、この検出信号が切替制御回路7
に与えられることにより、切替制御回路7は第1の位相
同期発振回路1の出力クロックを使用することは出来
ないので、第1のスイッチ部3をONとし、第2のスイ
ッチ部4をOFFとすることにより第2の位相同期発振
回路2を現用系とし、第1の位相同期発振回路1を予備
系として、第2の位相同期発振回路2からの出力クロッ
クに基づいて予備系となる第1の位相同期発振回路1
を相互同期させるようにしている。
【0019】また、図1の状態において、第2の故障検
出回路6が第2の位相同期発振回路2からの出力クロッ
クの故障を検出したことを切替制御回路7が知らされ
たとき、切替制御回路7は第1の位相同期発振回路1は
正常であるので、切替制御は行わず図示の状態を維持す
る。
【0020】すなわち、現用となっている位相同期発振
回路の故障が検出されたときのみ第1のスイッチ部3と
第2のスイッチ部4のON/OFF状態を制御して互い
に逆の状態になるようにしている。
【0021】〔2〕上記の本発明〔1〕において、第1
及び第2の位相同期発振回路1及び2が同時に故障した
場合、第1の故障検出回路5及び第2の故障検出回路6
から故障検出信号を受けた切替制御回路7は第1のスイ
ッチ部3及び第2のスイッチ部4のON/OFF状態が
互いに逆になるように切替制御する。
【0022】すなわち、図1の状態で位相同期発振回路
1及び2が同時に故障状態になった場合には、切替制御
回路7は第1のスイッチ部3をONとし、第2のスイッ
チ部4をOFFとするように切替制御を行う。
【0023】〔3〕本発明においては、図2に原理的に
示すように、第1及び第2の基準発振器11,12と、
第1及び第2の位相同期発振回路1,2と、いずれか一
方の基準発振器の出力信号を選択して該第1及び第2の
位相同期発振回路1,2にそれぞれ入力信号として与え
ることにより相互同期させるための第1及び第2のスイ
ッチ部13,14と、各基準発振器11,12の出力信
号の異常を検出する第1及び第2の故障検出回路15,
16と、該第1及び第2の故障検出回路15,16の出
力信号から一方の基準発振器に異常があったことを検出
したとき正常な基準発振器を選択するように両スイッチ
部13,14を切替制御する回路19とを備えている。
【0024】本発明の動作においては、第1のスイッチ
部13及び第2のスイッチ部14が図示のように切替制
御されているとすると、第1の基準発振器11からの出
力クロックが第1の位相同期発振回路1及び第2の位相
同期発振回路2に共通に与えられてそれぞれシステムS
YS1及びSYS2の出力クロック及びとして与え
られる。
【0025】この状態で、例えば第1の基準発振器11
が故障して第1の故障検出回路15がこれを検出した場
合、第1の故障検出回路15から検出信号を受けた切替
制御回路19は第1のスイッチ部13及び第2のスイッ
チ部14を共に第2の基準発振器12に接続するように
切替制御を行う。
【0026】これにより、正常な第2の基準発振器12
からの出力クロックが第1及び第2の位相同期発振回路
1及び2に与えられてそれぞれシステムSYS1及びS
YS2の出力クロック及びとなって与えられること
となる。
【0027】〔4〕上記の本発明〔2〕において、第3
の故障検出回路17が第1の位相同期発振回路1の状態
を監視しており、また第4の故障検出回路18が第2の
位相同期発振回路2を監視して、その監視結果を切替制
御回路19に与えている。
【0028】これにより、第3及び第4の故障検出回路
17及び18が共に第1及び第2の位相同期発振回路1
及び2の故障を検出してその検出結果を切替制御回路1
9に与えたときには、位相同期発振回路1及び2自体の
故障ではなく基準発振器11,12の側の故障(例えば
周波数ずれ)であると判断できることから、第1のスイ
ッチ部13及び第2のスイッチ部14が図示のような状
態にあったとすれば、切替制御回路19は、現在選択さ
れていない方の基準発振器、すなわち、第2の基準発振
器12の出力クロックを選択するように第1のスイッチ
部13及び第2のスイッチ部14を切替制御し、以て第
1及び第2の位相同期発振回路1及び2は第2の基準発
振器12からの出力クロックに基づいてシステムSYS
1及びSYS2の出力クロック及びを発生すること
になる。
【0029】
【発明の実施の形態】図3は本発明〔1〕に係るクロッ
ク供給回路の実施例(その1)を示したもので、この実
施例では、第1及び第2の位相同期発振回路1及び2の
構成として、図10(2)に示した従来例と同様に位相
比較器1aとローパスフィルタ1bと増幅器1cと電圧
制御発振器1dの直列接続回路で構成されている。
【0030】また、第1及び第2のスイッチ部3及び4
としてANDゲートを用い、ANDゲート3はPLL2
の出力クロックと切替制御回路7からの制御信号CO
NT1とを入力し、その出力を位相比較器1aに比較入
力として与えており、ANDゲート4はPLL1の出力
クロックと切替制御回路7からの制御信号CONT2
とを入力し、その出力を位相比較器2aに比較入力とし
て与えている。
【0031】また、故障検出回路5及び6から切替制御
回路7への出力信号をそれぞれALM1及びALM2と
する。なお、その他の構成は図1に示したものと同様で
ある。
【0032】このような図3に示した実施例の動作を図
4に示した切替制御回路7の動作説明図により以下に説
明する。
【0033】(1)いま、例えばシステムSYS1にお
ける送信ディジタル盤TDPU(図10(1)の「3
2」に相当)用のPLL1の出力クロックが現用系と
して使用されていると仮定すると、PLL2はPLL1
に相互同期した形となっている。
【0034】このような状態で、システムSYS1にお
ける送信ディジタル盤TDPU(図10(1)の「3
6」に相当)用のPLL2に異常が発生し故障検出回路
6がその出力信号ALM2をHレベルにしてアラームの
発生を示したときには、切替制御回路7は制御信号CO
NT1をLレベルとしてANDゲート3をディスエーブ
ル状態とし、制御信号CONT2をHレベルとしてAN
Dゲート4をイネーブル状態にする。
【0035】すなわち、予備側のPLLが故障した場合
には現用/予備の切替えを実施しないことを意味してい
る。
【0036】(2)今度は逆にPLL2が現用となって
おり、ANDゲート3がイネーブル状態でありANDゲ
ート4がディスエーブル状態となっているときにPLL
1に異常が発生した場合、故障検出回路5からの出力信
号ALM1はHレベルとなってアラームの発生を切替制
御回路に伝えるが、切替制御回路7はANDゲート3を
イネーブル状態とし、ANDゲート4をディスエーブル
状態とする。
【0037】すなわち、この場合も上記(1)と同様
に、故障検出前と故障検出後においてANDゲート3及
び4の状態は変化せず、予備側のPLLが異常となった
場合には現用/予備の切替えを実施しないことを示して
いる。
【0038】(3)上記(1)と同様にPLL1が現用
のときにPLL1に異常が発生した場合、故障検出回路
5の出力信号ALM1はHレベルとなってアラームの発
生を切替制御回路7に知らせるが、切替制御回路7は制
御信号CONT1をHレベルとし、制御信号CONT2
をLレベルとすることにより、ANDゲート3をイネー
ブル状態とし、ANDゲート4をディスエーブル状態に
する。
【0039】これにより、現用のPLL1に異常が発生
した場合には現用/予備の切替えが実施されることにな
る。
【0040】(4)上記(2)と同様にPLL2が現用
のときにPLL2に異常が発生した場合、故障検出回路
6の出力信号ALM2はHレベルとなってアラーム信号
を切替制御回路7に与えるが、切替制御回路7は制御信
号CONT1をLレベルとし、制御信号CONT2をH
レベルとすることにより、ANDゲート3をディスエー
ブル状態とし、ANDゲート4をイネーブル状態とす
る。
【0041】したがってこの場合も、上記(3)と同様
に現用のPLLが異常となったことから現用/予備の切
替えを実施している。
【0042】(5)上記(1)及び(3)と同様にPL
L1が現用のときにPLL1及びPLL2に共に異常が
発生した場合、故障検出回路5及び6の出力信号ALM
1及びALM2では共にHレベルとなってアラームの発
生を切替制御回路7に通知する。
【0043】これにより切替制御回路7は制御信号CO
NT1をHレベルとし、制御信号CONT2をLレベル
とすることにより、ANDゲート3をイネーブル状態に
し、ANDゲート4をディスエーブル状態とする。
【0044】すなわち、現用及び予備の両方のPLLが
異常となった場合には現用/予備の切替えを実施してい
る。
【0045】(6)上記(2)及び(4)と同様にPL
L2が現用のときにPLL1及びPLL2が共に異常状
態になった場合、故障検出回路5及び6は上記(5)と
同様に共にHレベルとなりアラームの発生を切替制御回
路7に通知する。
【0046】これに応答して切替制御回路7では制御信
号CONT1をLレベルとし、CONT2をHレベルと
することにより、ANDゲート3をディスエーブル状態
とし、ANDゲート4をイネーブル状態にする。
【0047】したがってこの場合も上記(5)と同様に
現用及び予備のPLL1及びPLL2が共に異常状態と
なった場合には現用/予備の切替えを実施することにな
る。
【0048】なお、図4には示していないが、故障検出
回路5及び6が共にLレベルである場合には、当然現用
及び予備のPLLが正常であるので切替制御回路7はこ
の状態を維持するものであることは言うまでもない。
【0049】図5は本発明〔1〕に係るクロック供給回
路の実施例(その2)を示したもので、この実施例で
は、図3に示したPLL1,2を変形させており、図3
の実施例のように電圧制御発振器1d,2dの出力クロ
ックを位相比較器1a,2aにそれぞれ直接与える代わ
りに、分周器1e,2eを設け、電圧制御発振器1d,
2dの出力クロックを1/N分周した信号に変換して位
相比較器1a,2aに入力している。
【0050】なお、この実施例では、システムSYS1
及びSYS2の出力クロック及びはそれぞれ変調盤
MOD1及びMOD2(図10(1)の「33」及び
「37」に相当)に与えられ、分周器1e及び2eから
の出力クロック’及び’はそれぞれシステムSYS
1及びSYS2の送信ディジタル盤TDPU1及びTD
PU2(図10(1)の「32」及び「36」に相当)
に与えられるようになっている。
【0051】また、ANDゲート3及び4においては図
3の実施例のように電圧制御発振器1d,2dの出力信
号を入力する代わりに、分周器1e,2eの出力信号を
入力している点が異なっている。
【0052】この実施例の動作も図3に示した実施例
(その1)の動作と同様であり、現用のPLLに故障が
発生したときのみ現用/予備の切替えを実施する。
【0053】すなわち、PLL1が現用であり、その出
力信号に基づいて故障検出回路5が故障検出した場合に
は、切替制御回路7はANDゲート3をイネーブル状態
とし、ANDゲート4をディスエーブル状態とするよう
に制御信号CONT1及びCONT2を発生し、これに
よりPLL2における分周器2eの出力信号がANDゲ
ート3を通ってPLL1における位相比較器1aに比較
入力として与えられ、PLL2が現用系となり、PLL
1が予備系となって現用のPLL2に相互同期すること
となる。
【0054】図6は本発明〔2〕に係るクロック供給回
路の実施例(その1)を示したもので、この実施例で
は、第1及び第2のスイッチ部13及び14としてセレ
クタ(SEL)13及び14を用いており、故障検出回
路17及び18として同期外れ検出回路が用いられてい
る。
【0055】また、PLL1及びPLL2の構成として
図5に示した実施例と同様に位相比較器1a,2aとロ
ーパスフィルタ1b,2bと増幅器1c,2cと電圧制
御発振器1d,2dと分周器1e,2eとで構成されて
いる。なお、故障検出回路15及び16は出力信号AL
M11及びALM21を切替制御回路19に与え、同期
外れ検出回路17及び18は出力信号ALM12及びA
LM22を切替制御回路19に与えている。その他の構
成は図2に示したものと同様である。
【0056】図7は図6に示した実施例における切替制
御回路19の動作説明図を示したもので、以下、この図
7に沿って図6の実施例(その1)の動作を説明する。
【0057】(1)いま、切替制御回路19がセレクタ
13及び14を制御して基準発振器11を選択している
場合に基準発振器11に信号断等による異常が発生した
ものとすると、故障検出回路15からの出力信号ALM
11がHレベルとなってアラームの発生を切替制御回路
19に知らせるので、切替制御回路19は制御信号CO
NT1をHレベルとし制御信号CONT2をLレベルと
することにより、基準発振器12を選択してPLL1及
びPLL2に対してその出力クロックを与えるように制
御する。
【0058】なお、このとき同期外れ検出回路17及び
18はそれぞれ正常出力(Lレベル)を発生しているも
のとする。
【0059】(2)今度は、切替制御回路19からの制
御信号によりセレクタ13及び14が基準発振器12の
出力クロックを選択してPLL1及びPLL2に与えて
いるものとすると、このときに基準発振器12に信号断
等の異常が発生した場合には、故障検出回路16の出力
信号ALM21がHレベルとなってアラームの発生を切
替制御回路19に知らせるので、切替制御回路19は制
御信号CONT1をLレベルとし制御信号CONT2を
Hレベルとすることによって基準発振器11の出力クロ
ックを選択しPLL1及びPLL2に共通に与えるよう
に切替制御を実施する。
【0060】なお、このときも同期外れ検出回路17及
び18はそれぞれ正常出力(Lレベル)を発生している
ものとする。
【0061】(3)上記(1)と同様に基準発振器11
が選択されている場合、同期外れ検出回路17及び18
が共に異常の発生を検出した場合には、出力信号ALM
12及びALM22が共にHレベルとなってアラームの
発生を切替制御回路19に知らせるので、切替制御回路
19は制御信号CONT1をHレベルとし、制御信号C
ONT2をLレベルとすることにより、基準発振器を基
準発振器11から基準発振器12に切替制御する。
【0062】これは、同期外れ検出回路17及び18が
共に同期外れを検出したことがPLL1及びPLL2自
体の異常ではなく、前段の基準発振器11及び12の側
の例えば周波数ずれが発生したことを示していることと
判定して、基準発振器を選択切替している。
【0063】(4)上記(2)と同様に基準発振器12
が選択されており、上記(3)と同様にPLL1及びP
LL2に共通に異常が発生して同期外れ検出回路17及
び18の出力信号ALM12及びALM22が共にHレ
ベルとなってアラームの発生を切替制御回路19に知ら
せたときには、切替制御回路19はセレクタ13への制
御信号CONT1をLレベルとし、セレクタ14への制
御信号をHレベルとして基準発振器11の出力クロック
を選択するように制御する。
【0064】すなわち、この場合も両方のPLLが異常
となったことから、基準発振器の選択切替を実施してい
る。
【0065】なお、この図7の動作説明図においては、
当然のことながらセレクタ13及び14によって選択さ
れていない方の基準発振器に障害が発生しても切替制御
回路19は切替制御を行うことはない。
【0066】図8は本発明〔2〕に係るクロック供給回
路の実施例(その2)を示したもので、この実施例で
は、セレクタ13とPLL1の位相比較器1aとの間に
セレクタ13の出力信号を1/M分周する分周器21を
設け、同様にセレクタ14と位相比較器2aとの間に1
/M分周を行う分周器22を挿入した点が図6の実施例
(その1)と異なっている。
【0067】この実施例の場合には、分周器21及び2
2を挿入したことにより、PLL1及びPLL2におけ
る分周器1e,2eの分周比(1/N)も変化すること
になる。
【0068】そして、この実施例の動作においても、図
7に示した動作と同様に現用となっている基準発振器に
異常が発生した場合に切替制御回路19はセレクタ13
及び14を制御することにより予備系の基準発振器に選
択切替を行い、また現用及び予備のPLLにおいて異常
が発生した場合にも同様に基準発振器の選択切替を実施
する。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るクロッ
ク供給回路によれば、現用となっている位相同期発振回
路の故障検出回路が故障検出したとき及び両方の位相同
期発振回路の故障検出回路が故障検出したときに一方の
位相同期発振回路の出力信号を他方の位相同期発振回路
に入力信号として与える第1及び第2のスイッチ部のO
N/OFF状態が逆になるように切替制御するように構
成したので、一方のPLLに異常があった場合に他方の
系統にその影響が及ばないようにすることができる。
【0070】また本発明では、第1及び第2の基準発振
器の故障検出回路の出力信号から一方の基準発振器に異
常があったことを検出したとき及びこれらの基準発振器
の出力信号のうちのいずれかをスイッチ部を介して共通
に入力する位相同期発振回路が共に故障となったとき、
正常な基準発振器または現在選択されていない方の基準
発振器を選択するように構成したので、上記と同様に一
方のPLLに異常があった場合に他方の系統にその影響
が及ばないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明〔1〕に係るクロック供給回路の原理構
成を示したブロック図である。
【図2】本発明〔2〕に係るクロック供給回路の原理構
成を示したブロック図である。
【図3】本発明〔1〕に係るクロック供給回路の実施例
(その1)を示したブロック図である。
【図4】図3に示した切替制御回路7の動作説明図であ
る。
【図5】本発明〔1〕に係るクロック供給回路の実施例
(その2)を示したブロック図である。
【図6】本発明〔2〕に係るクロック供給回路の実施例
(その1)を示したブロック図である。
【図7】図6に示した切替制御回路19の動作説明図で
ある。
【図8】本発明〔2〕に係るクロック供給回路の実施例
(その2)である。
【図9】ホット・スタンバイ形式の無線送信部の構成を
示したブロック図である。
【図10】従来例を示したブロック図である。
【符号の説明】
1,2 位相同期発振回路(PLL) 3,4,13,14 スイッチ部(ANDゲート,セレ
クタ) 5,6,15,16,17,18 故障検出回路 7,19 切替制御回路 11,12 基準発振器 図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1及び第2の位相同期発振回路と、 一方の位相同期発振回路の出力信号を他方の位相同期発
    振回路に入力信号として与えることにより相互同期させ
    るための第1及び第2のスイッチ部と、 各位相同期発振回路の出力信号の異常を検出する第1及
    び第2の故障検出回路と、 現用となっている位相同期発振回路の故障検出回路が故
    障検出信号を出力したときに両スイッチ部のON/OF
    F状態が互いに逆になるように切替制御する回路と、 を備えたことを特徴とするクロック供給回路。
  2. 【請求項2】請求項1において、 両位相同期発振回路の故障検出回路が故障検出信号を出
    力したときにも該切替制御回路が両スイッチ部のON/
    OFF状態が互いに逆になるように切替制御することを
    特徴としたクロック供給回路。
  3. 【請求項3】第1及び第2の基準発振器と、 第1及び第2の位相同期発振回路と、 いずれか一方の基準発振器の出力信号を選択して該第1
    及び第2の位相同期発振回路にそれぞれ入力信号として
    与えることにより相互同期させるための第1及び第2の
    スイッチ部と、 各基準発振器の出力信号の異常を検出する第1及び第2
    の故障検出回路と、 該第1及び第2の故障検出回路の出力信号から一方の基
    準発振器に異常があったことを検出したとき正常な基準
    発振器を選択するように両スイッチ部を切替制御する回
    路と、 を備えたことを特徴とするクロック供給回路。
  4. 【請求項4】請求項3において、 各位相同期発振回路の出力信号の異常を検出する第3及
    び第4の故障検出回路を設け、該第3及び第4の故障検
    出回路の出力信号から両位相同期発振回路の故障を検出
    したときには現在選択されていない方の基準発振器を選
    択するように該切替制御回路が両スイッチ部を切替制御
    することを特徴としたクロック供給回路。
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