JPH09115186A - 光学式情報記録媒体及びその記録及び／又は再生装置 - Google Patents
光学式情報記録媒体及びその記録及び／又は再生装置Info
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- JPH09115186A JPH09115186A JP7268259A JP26825995A JPH09115186A JP H09115186 A JPH09115186 A JP H09115186A JP 7268259 A JP7268259 A JP 7268259A JP 26825995 A JP26825995 A JP 26825995A JP H09115186 A JPH09115186 A JP H09115186A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録された情報信号の収録内容を示す記号や
バーコード、図柄等の表示を目視不能として違法複製を
防止する。 【解決手段】 情報信号であるピット８が記録された信
号記録領域３Ａと、この信号記録領域３Ａ外に設けられ
光を干渉させる複数の干渉溝９によって構成されるとと
もに信号記録領域３Ａに記録された情報信号の収録内容
を示す表示の輪郭のみを形成する干渉領域３Ｂとを有す
るディスク基板３を備えて構成される。
バーコード、図柄等の表示を目視不能として違法複製を
防止する。 【解決手段】 情報信号であるピット８が記録された信
号記録領域３Ａと、この信号記録領域３Ａ外に設けられ
光を干渉させる複数の干渉溝９によって構成されるとと
もに信号記録領域３Ａに記録された情報信号の収録内容
を示す表示の輪郭のみを形成する干渉領域３Ｂとを有す
るディスク基板３を備えて構成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録された情報信
号の収録内容を表示する文字、数字等の記号やバーコー
ド、図柄等の表示が設けられた光ディスク等の光学式情
報記録媒体及びその記録及び／又は再生装置に関する。
号の収録内容を表示する文字、数字等の記号やバーコー
ド、図柄等の表示が設けられた光ディスク等の光学式情
報記録媒体及びその記録及び／又は再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば、光ディスクの主面上に
は、楽音信号や映像信号が記録された信号記録領域外で
ある内周部に、製造ロットナンバーや信号記録領域に記
録された情報信号の収録内容を示す文字、数字等の記号
や、バーコード等の表示が刻印等によって設けられてい
た。そして、これらの表示は、肉眼によって視認され
て、収録内容を把握することが可能とされている。
は、楽音信号や映像信号が記録された信号記録領域外で
ある内周部に、製造ロットナンバーや信号記録領域に記
録された情報信号の収録内容を示す文字、数字等の記号
や、バーコード等の表示が刻印等によって設けられてい
た。そして、これらの表示は、肉眼によって視認され
て、収録内容を把握することが可能とされている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、光デ
ィスクは、信号記録領域に記録された情報信号の収録内
容を示す表示が肉眼によって容易に視認可能であるた
め、容易に違法複製されてしまうという問題があった。
ィスクは、信号記録領域に記録された情報信号の収録内
容を示す表示が肉眼によって容易に視認可能であるた
め、容易に違法複製されてしまうという問題があった。
【０００４】そこで、本発明は、記録された情報信号の
収録内容を示す表示が肉眼で視認不能とされることによ
って、違法複製を防止することができる光学式情報記録
媒体及びその記録及び／又は再生装置を提供することを
目的とする。
収録内容を示す表示が肉眼で視認不能とされることによ
って、違法複製を防止することができる光学式情報記録
媒体及びその記録及び／又は再生装置を提供することを
目的とする。
【０００５】
【課題を達成するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係る光学式情報記録媒体は、情報信号が
記録された信号記録領域と、この信号記録領域外に設け
られ光を干渉させる複数の干渉溝によって構成される干
渉領域とを有する基板を備えて構成される。そして、干
渉領域は、信号記録領域に記録された情報信号の収録内
容を示す表示の輪郭のみを形成する。
ため、本発明に係る光学式情報記録媒体は、情報信号が
記録された信号記録領域と、この信号記録領域外に設け
られ光を干渉させる複数の干渉溝によって構成される干
渉領域とを有する基板を備えて構成される。そして、干
渉領域は、信号記録領域に記録された情報信号の収録内
容を示す表示の輪郭のみを形成する。
【０００６】また、本発明に係る光学式情報記録媒体の
記録及び／又は再生装置は、光学式情報記録媒体の信号
記録領域外に設けられ光を干渉させる複数の干渉溝によ
って構成される干渉領域が輪郭のみを形成する情報信号
の収録内容を示す表示を読み取る検出手段を備えて構成
される。
記録及び／又は再生装置は、光学式情報記録媒体の信号
記録領域外に設けられ光を干渉させる複数の干渉溝によ
って構成される干渉領域が輪郭のみを形成する情報信号
の収録内容を示す表示を読み取る検出手段を備えて構成
される。
【０００７】以上のように構成した光学式情報記録媒体
よれば、記録された情報信号の収録内容を示す表示の輪
郭のみを形成する複数の干渉溝が、光の干渉作用によっ
て輝度に差異が生じるため、これらの干渉溝が構成する
干渉領域が表示として検出される。そして、この表示
は、干渉領域が輪郭のみを形成することによって、輝度
に差異を生じる領域が狭いため、肉眼による視認が不能
とされて違法複製を防止する。
よれば、記録された情報信号の収録内容を示す表示の輪
郭のみを形成する複数の干渉溝が、光の干渉作用によっ
て輝度に差異が生じるため、これらの干渉溝が構成する
干渉領域が表示として検出される。そして、この表示
は、干渉領域が輪郭のみを形成することによって、輝度
に差異を生じる領域が狭いため、肉眼による視認が不能
とされて違法複製を防止する。
【０００８】また、本発明に係る光学式情報記録媒体の
記録及び／又は再生装置によれば、光学式情報記録媒体
に設けられた複数の干渉溝によって構成される干渉領域
が輪郭のみを形成する表示が、検出手段によって検出さ
れる。すなわち、この光学式情報記録媒体の記録及び／
又は再生装置によれば、光学式情報記録媒体に記録され
た情報信号の収録内容が検出される。
記録及び／又は再生装置によれば、光学式情報記録媒体
に設けられた複数の干渉溝によって構成される干渉領域
が輪郭のみを形成する表示が、検出手段によって検出さ
れる。すなわち、この光学式情報記録媒体の記録及び／
又は再生装置によれば、光学式情報記録媒体に記録され
た情報信号の収録内容が検出される。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光学式情報記
録媒体の具体的な実施形態として光ディスクを図１乃至
図６を参照して説明する。実施形態光ディスク１は、図
１に示すように、ポリカーボネイト（ＰＣ）、ポリメチ
ルメタクレート（ＰＭＭＡ）等の透明な合成樹脂材料に
よって円盤状に形成されたディスク基板３と、このディ
スク基板３上に形成され情報信号が記録された情報信号
層４と、この情報信号層４上に形成された反射膜５と、
情報信号層４を機械的及び化学的に保護するために情報
信号層４上に被覆形成される保護膜６とを備えて構成さ
れている。
録媒体の具体的な実施形態として光ディスクを図１乃至
図６を参照して説明する。実施形態光ディスク１は、図
１に示すように、ポリカーボネイト（ＰＣ）、ポリメチ
ルメタクレート（ＰＭＭＡ）等の透明な合成樹脂材料に
よって円盤状に形成されたディスク基板３と、このディ
スク基板３上に形成され情報信号が記録された情報信号
層４と、この情報信号層４上に形成された反射膜５と、
情報信号層４を機械的及び化学的に保護するために情報
信号層４上に被覆形成される保護膜６とを備えて構成さ
れている。
【００１０】光ディスク１を構成するディスク基板３の
主面上には、情報信号が記録された信号記録領域３Ａ
と、この信号記録領域３Ａに隣接して設けられた干渉領
域３Ｂとを有する。信号記録領域３Ａには、情報信号で
あるピット８がそれぞれ設けられている。
主面上には、情報信号が記録された信号記録領域３Ａ
と、この信号記録領域３Ａに隣接して設けられた干渉領
域３Ｂとを有する。信号記録領域３Ａには、情報信号で
あるピット８がそれぞれ設けられている。
【００１１】そして、光ディスク１の要部である干渉領
域３Ｂは、光を干渉する複数の干渉溝９によって構成さ
れている。この干渉領域３Ｂは、信号記録領域３Ａに記
録された情報信号の収録内容を示す記号の輪郭のみを形
成している。
域３Ｂは、光を干渉する複数の干渉溝９によって構成さ
れている。この干渉領域３Ｂは、信号記録領域３Ａに記
録された情報信号の収録内容を示す記号の輪郭のみを形
成している。
【００１２】すなわち、干渉領域３Ｂが輪郭のみ形成す
る記号は、図３に示すように、例えば、アルファベット
文字Ｅの輪郭のみを形成している。このアルファベット
文字Ｅの輪郭は、長さ寸法が異なる複数の干渉溝９によ
って構成されている。そして、これらの干渉溝９は、幅
寸法が、０．５μｍ以上に形成されている。
る記号は、図３に示すように、例えば、アルファベット
文字Ｅの輪郭のみを形成している。このアルファベット
文字Ｅの輪郭は、長さ寸法が異なる複数の干渉溝９によ
って構成されている。そして、これらの干渉溝９は、幅
寸法が、０．５μｍ以上に形成されている。
【００１３】ところで、干渉溝９に入射される光は、可
視光であり、波長が３８０ｎｍ〜７８０ｎｍである。こ
のため、干渉溝９に入射される光は、干渉溝９に対する
入射方向が変化した場合、干渉溝９の幅寸法がおよそ数
１０μｍ以下に形成された干渉溝が干渉する。したがっ
て、入射光を干渉させる干渉溝９の幅寸法は、０．４μ
ｍ〜数１０μｍ程度の範囲内とされる。
視光であり、波長が３８０ｎｍ〜７８０ｎｍである。こ
のため、干渉溝９に入射される光は、干渉溝９に対する
入射方向が変化した場合、干渉溝９の幅寸法がおよそ数
１０μｍ以下に形成された干渉溝が干渉する。したがっ
て、入射光を干渉させる干渉溝９の幅寸法は、０．４μ
ｍ〜数１０μｍ程度の範囲内とされる。
【００１４】なお、光ディスク１は、製造工程で用いら
れるピット８を加工するレーザ光の直径が約０．５μｍ
であり、このレーザ光によって干渉溝９を加工するた
め、干渉溝９の幅寸法が０．５μｍ以上に形成される。
れるピット８を加工するレーザ光の直径が約０．５μｍ
であり、このレーザ光によって干渉溝９を加工するた
め、干渉溝９の幅寸法が０．５μｍ以上に形成される。
【００１５】以上のように構成された光ディスク１につ
いて、複数の干渉溝９によって構成された干渉領域３Ｂ
が輪郭を形成する文字が視認される状態を図４を参照し
て説明する。干渉領域３Ｂが形成する文字Ｅの輪郭は、
入射する光が干渉溝９によって干渉されるため、干渉領
域３Ｂとこの干渉領域３Ｂの周囲とで輝度に差異が生じ
る。
いて、複数の干渉溝９によって構成された干渉領域３Ｂ
が輪郭を形成する文字が視認される状態を図４を参照し
て説明する。干渉領域３Ｂが形成する文字Ｅの輪郭は、
入射する光が干渉溝９によって干渉されるため、干渉領
域３Ｂとこの干渉領域３Ｂの周囲とで輝度に差異が生じ
る。
【００１６】そして、干渉領域３Ｂが輪郭のみを形成す
る文字Ｅは、輝度に差異を生じる領域が狭いため、肉眼
による視認が不能とされて、例えば倍率５０倍以上の光
学顕微鏡を用いることよって視認可能とされている。
る文字Ｅは、輝度に差異を生じる領域が狭いため、肉眼
による視認が不能とされて、例えば倍率５０倍以上の光
学顕微鏡を用いることよって視認可能とされている。
【００１７】上述した光ディスク１は、製造される際、
ディスク基板３にピット８を形成するディスク成形金型
いわゆるスタンパに、干渉溝９を形成する凸部が設けら
れており、この凸部によって干渉溝９が形成される。し
たがって、光ディスク１は、ディスク基板３に情報信号
であるピット８を形成する際、干渉領域３Ｂを構成する
干渉溝９がピット８と同時に形成される。
ディスク基板３にピット８を形成するディスク成形金型
いわゆるスタンパに、干渉溝９を形成する凸部が設けら
れており、この凸部によって干渉溝９が形成される。し
たがって、光ディスク１は、ディスク基板３に情報信号
であるピット８を形成する際、干渉領域３Ｂを構成する
干渉溝９がピット８と同時に形成される。
【００１８】このため、この光ディスク１によれば、信
号記録領域３Ａに記録された情報信号と、信号記録領域
３Ａに記録された情報信号の収録内容を示す表示とが一
致しないという誤りが発生することが防止される。
号記録領域３Ａに記録された情報信号と、信号記録領域
３Ａに記録された情報信号の収録内容を示す表示とが一
致しないという誤りが発生することが防止される。
【００１９】上述したように、実施形態光ディスク１に
よれば、ディスク基板３に設けられ複数の干渉溝９によ
って構成された干渉領域３Ｂが、信号記録領域３Ａに記
録された情報信号の収録内容を示す文字、数字等の記号
やバーコード等の表示の輪郭のみを形成することによっ
て、光学顕微鏡を用いて光の干渉作用により表示として
視認することが可能とされる。したがって、この光ディ
スク１によれば、肉眼による視認が不能とされるため、
違法複製が防止される。
よれば、ディスク基板３に設けられ複数の干渉溝９によ
って構成された干渉領域３Ｂが、信号記録領域３Ａに記
録された情報信号の収録内容を示す文字、数字等の記号
やバーコード等の表示の輪郭のみを形成することによっ
て、光学顕微鏡を用いて光の干渉作用により表示として
視認することが可能とされる。したがって、この光ディ
スク１によれば、肉眼による視認が不能とされるため、
違法複製が防止される。
【００２０】また、この光ディスク１は、記号やバーコ
ード等の表示の輪郭が複数の干渉溝９によって構成され
ており、これら干渉溝９が情報信号であるピット８のパ
ターンと同様に凹凸パターンである。したがって、この
光ディスク１によれば、干渉溝９を形成する凸部が設け
られたスタンパを容易に製造することが可能とされると
ともに、ディスク基板３に表示の輪郭を形成する干渉領
域３Ａを構成する干渉溝９を転写することが可能とさ
れ、容易に製造することができる。
ード等の表示の輪郭が複数の干渉溝９によって構成され
ており、これら干渉溝９が情報信号であるピット８のパ
ターンと同様に凹凸パターンである。したがって、この
光ディスク１によれば、干渉溝９を形成する凸部が設け
られたスタンパを容易に製造することが可能とされると
ともに、ディスク基板３に表示の輪郭を形成する干渉領
域３Ａを構成する干渉溝９を転写することが可能とさ
れ、容易に製造することができる。
【００２１】なお、記録された情報信号の収録内容を示
す表示は、干渉溝９によって構成される干渉領域３Ｂが
文字や数字等の記号の輪郭を形成する構成に限定される
ものでなく、図５に示すように、バーコード３Ｃとして
各バーの輪郭を形成する構成としてもよい。
す表示は、干渉溝９によって構成される干渉領域３Ｂが
文字や数字等の記号の輪郭を形成する構成に限定される
ものでなく、図５に示すように、バーコード３Ｃとして
各バーの輪郭を形成する構成としてもよい。
【００２２】記録された情報信号の収録内容を示すバー
コード３Ｃは、複数の干渉溝９によって構成される干渉
領域３Ｂが各バーの輪郭のみをそれぞれ形成しており、
各バーの長手方向が光ディスク１の径方向と一致してそ
れぞれ設けられている。
コード３Ｃは、複数の干渉溝９によって構成される干渉
領域３Ｂが各バーの輪郭のみをそれぞれ形成しており、
各バーの長手方向が光ディスク１の径方向と一致してそ
れぞれ設けられている。
【００２３】このバーコード３Ｃについて、バーコード
読取り装置によって走査されて検出される際におけるバ
ーコード３Ｃの位置と検出信号の出力との関係を図６を
参照して説明する。図６に示すように、縦軸は、検出さ
れるバーコード３Ｃの検出出力を示し、また横軸は、バ
ーコード３Ｃの幅方向の位置を示す。そして、検出出力
線１１、バーコード３Ｃの幅方向の位置に対する検出信
号の出力を示している。
読取り装置によって走査されて検出される際におけるバ
ーコード３Ｃの位置と検出信号の出力との関係を図６を
参照して説明する。図６に示すように、縦軸は、検出さ
れるバーコード３Ｃの検出出力を示し、また横軸は、バ
ーコード３Ｃの幅方向の位置を示す。そして、検出出力
線１１、バーコード３Ｃの幅方向の位置に対する検出信
号の出力を示している。
【００２４】検出出力線１１によれば、図６に示すよう
に、バーコード３Ｃが有するバーの幅方向の両端部にお
いて検出信号の出力が低下し、バーの幅方向の中央近傍
において検出信号の出力が上昇することを示している。
すなわち、複数の干渉溝９が輪郭のみを形成する各バー
を有するバーコード３Ｃは、各バーの幅方向の検出信号
の出力の差異によって確実に検出される。したがって、
バーコード３Ｃは、肉眼による視認が不能とされるとと
もに、バーコード読取り装置によって確実に検出され
る。
に、バーコード３Ｃが有するバーの幅方向の両端部にお
いて検出信号の出力が低下し、バーの幅方向の中央近傍
において検出信号の出力が上昇することを示している。
すなわち、複数の干渉溝９が輪郭のみを形成する各バー
を有するバーコード３Ｃは、各バーの幅方向の検出信号
の出力の差異によって確実に検出される。したがって、
バーコード３Ｃは、肉眼による視認が不能とされるとと
もに、バーコード読取り装置によって確実に検出され
る。
【００２５】なお、本発明に係る光学式情報記録媒体
は、光ディスクとして採用されたが、光ディスクに限定
されるものでなく、例えば、光磁気ディスクや情報信号
が記録された光学記録部が組み込まれた情報カード等の
他の光学式情報記録媒体に採用されてもよいことは勿論
である。また、干渉領域が形成する表示は、信号記録領
域に記録された情報信号の収録内容のみに限定されるも
のでなく、例えば、製造ロットナンバーを示してもよい
ことは勿論である。
は、光ディスクとして採用されたが、光ディスクに限定
されるものでなく、例えば、光磁気ディスクや情報信号
が記録された光学記録部が組み込まれた情報カード等の
他の光学式情報記録媒体に採用されてもよいことは勿論
である。また、干渉領域が形成する表示は、信号記録領
域に記録された情報信号の収録内容のみに限定されるも
のでなく、例えば、製造ロットナンバーを示してもよい
ことは勿論である。
【００２６】つぎに、本発明に係る光学式情報記録媒体
の記録及び／又は再生装置の具体的な実施形態として光
ディスク１を再生する光ディスクの記録再生装置は、光
ディスク１に設けられた情報信号の収録内容を示す表示
の輪郭を読み取る検出手段として光ピックアップ装置を
備える。この光ディスクの記録再生装置は、光ピックア
ップ装置によって光ディスク１に設けられた干渉領域３
Ｂが輪郭のみを形成する表示を輝度の差異によって読み
取り、光ディスク１に記録された情報信号の収録内容を
検出する。
の記録及び／又は再生装置の具体的な実施形態として光
ディスク１を再生する光ディスクの記録再生装置は、光
ディスク１に設けられた情報信号の収録内容を示す表示
の輪郭を読み取る検出手段として光ピックアップ装置を
備える。この光ディスクの記録再生装置は、光ピックア
ップ装置によって光ディスク１に設けられた干渉領域３
Ｂが輪郭のみを形成する表示を輝度の差異によって読み
取り、光ディスク１に記録された情報信号の収録内容を
検出する。
【００２７】上述したように、光ディスクの記録再生装
置によれば、光ピックアップ装置を備えることによっ
て、光ディスク１に設けられた干渉領域３Ｂが輪郭のみ
を形成する表示を検出することが可能とされる。
置によれば、光ピックアップ装置を備えることによっ
て、光ディスク１に設けられた干渉領域３Ｂが輪郭のみ
を形成する表示を検出することが可能とされる。
【００２８】なお、検出手段は、表示の輪郭を読み取る
光ピックアップ装置を備える構成に限定されるものでな
く、記録された情報信号の収録内容を示す表示がバーコ
ードとされる場合、バーコード上を走査して読み取るバ
ーコード読取り装置を備える構成とされても良い。
光ピックアップ装置を備える構成に限定されるものでな
く、記録された情報信号の収録内容を示す表示がバーコ
ードとされる場合、バーコード上を走査して読み取るバ
ーコード読取り装置を備える構成とされても良い。
【００２９】
【発明の効果】上述したように本発明に係る光学式情報
記録媒体によれば、光を干渉させる複数の干渉溝によっ
て構成された干渉領域が、信号記録領域に記録された情
報信号の収録内容を示す表示の輪郭のみを形成すること
によって、この表示が肉眼での視認を不能とされるた
め、違法複製が防止される。
記録媒体によれば、光を干渉させる複数の干渉溝によっ
て構成された干渉領域が、信号記録領域に記録された情
報信号の収録内容を示す表示の輪郭のみを形成すること
によって、この表示が肉眼での視認を不能とされるた
め、違法複製が防止される。
【００３０】また、この光学式情報記録媒体によれば、
情報信号の信号記録領域が設けられた基板の信号記録領
域外に位置して干渉溝によって構成される干渉領域が形
成されるため、容易に干渉領域を形成することができる
とともに、この光学式情報記録媒体を容易に製造するこ
とができる。
情報信号の信号記録領域が設けられた基板の信号記録領
域外に位置して干渉溝によって構成される干渉領域が形
成されるため、容易に干渉領域を形成することができる
とともに、この光学式情報記録媒体を容易に製造するこ
とができる。
【００３１】また、本発明に係る光学式情報記録媒体の
記録及び／又は再生装置によれば、光学式情報記録媒体
の信号記録領域外に設けられた複数の干渉溝によって構
成された干渉領域が輪郭のみを形成する情報信号の収録
内容を示す表示を読み取る検出手段を有することによっ
て、光学式情報記録媒体に記録された情報信号の収録内
容を検出することができる。
記録及び／又は再生装置によれば、光学式情報記録媒体
の信号記録領域外に設けられた複数の干渉溝によって構
成された干渉領域が輪郭のみを形成する情報信号の収録
内容を示す表示を読み取る検出手段を有することによっ
て、光学式情報記録媒体に記録された情報信号の収録内
容を検出することができる。
【図１】本発明に係る実施形態光ディスクの構成を説明
するために示す斜視図である。
するために示す斜視図である。
【図２】上記光ディスクを構成するディスク基板の斜視
図である。
図である。
【図３】上記ディスク基板に形成された干渉領域が形成
する文字の一例を説明するために示す平面図である。
する文字の一例を説明するために示す平面図である。
【図４】上記ディスク基板に形成された干渉領域が形成
する文字が視認される状態を説明するために示す平面図
である。
する文字が視認される状態を説明するために示す平面図
である。
【図５】上記光ディスクに設けられた表示の他の例を説
明するために示す平面図である。
明するために示す平面図である。
【図６】上記干渉領域が形成するバーコードが検出され
る際における検出信号の出力とバーコードの位置との関
係図。
る際における検出信号の出力とバーコードの位置との関
係図。
１ 光ディスク（光学式情報記録媒体） ３ ディスク基板（基板） ３Ａ 信号記録領域 ３Ｂ 干渉領域 ８ ピット ９ 干渉溝
Claims (2)
- 【請求項１】 情報信号が記録された信号記録領域と、
この信号記録領域外に設けられ光を干渉させる干渉溝に
よって構成される干渉領域とを有する基板を備え、 上記干渉領域は、信号記録領域に記録された情報信号の
収録内容を示す表示の輪郭のみを形成することを特徴と
する光学式情報記録媒体。 - 【請求項２】 光学式情報記録媒体の信号記録領域に対
して情報信号の読み出し再生及び／又は書き込み記録を
行う光学式情報記録媒体の記録及び／又は再生装置にお
いて、 上記光学式情報記録媒体の信号記録領域外に設けられ光
を干渉させる複数の干渉溝によって構成された干渉領域
が輪郭のみを形成する情報信号の収録内容を示す表示を
読み取る検出手段を有することを特徴とする光学式情報
記録媒体の記録及び／又は再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7268259A JPH09115186A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 光学式情報記録媒体及びその記録及び／又は再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7268259A JPH09115186A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 光学式情報記録媒体及びその記録及び／又は再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09115186A true JPH09115186A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17456096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7268259A Pending JPH09115186A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 光学式情報記録媒体及びその記録及び／又は再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09115186A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1041563A1 (en) * | 1999-03-25 | 2000-10-04 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Optical recording medium and recording method therefor |
| JP2007242232A (ja) * | 2007-05-11 | 2007-09-20 | Yamaha Corp | プログラム |
-
1995
- 1995-10-17 JP JP7268259A patent/JPH09115186A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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