JPH09114955A - ピッチ計 - Google Patents

ピッチ計

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JPH09114955A
JPH09114955A JP7270394A JP27039495A JPH09114955A JP H09114955 A JPH09114955 A JP H09114955A JP 7270394 A JP7270394 A JP 7270394A JP 27039495 A JP27039495 A JP 27039495A JP H09114955 A JPH09114955 A JP H09114955A
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JP
Japan
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wave
frequency
pitch
signal
reference wave
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Application number
JP7270394A
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English (en)
Inventor
Motomu Hayakawa
求 早川
Chiaki Nakamura
千秋 中村
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Seiko Epson Corp
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Priority to US08/849,872 priority patent/US5908396A/en
Priority to DE69621594T priority patent/DE69621594T2/de
Publication of JPH09114955A publication Critical patent/JPH09114955A/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C22/00Measuring distance traversed on the ground by vehicles, persons, animals or other moving solid bodies, e.g. using odometers, using pedometers
    • G01C22/006Pedometers

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Measurement Of Distances Traversed On The Ground (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行時及び歩行時のいずれにおいてもピッチ
を計測でき、しかも、走る場合と歩く場合との間で条件
設定を切り換えるための外部操作が不必要なピッチ計を
提供すること。 【解決手段】 携帯用電子機器のピッチ演算部では、体
動信号を周波数分析した後のスペクトラムにおいて、1
00回/分以上の領域に出現した高レベルの線スペクト
ルSA2、SB3は、走行時の基本波に対する第2高調
波か、あるいは、歩行時の基本波に対する第3高調波の
いずれかである。そこで、線スペクトルSA2、SB3
が第2高調波か、あるいは第3高調波であるかを求め、
第2高調波としての信号であると判断したときにその周
波数からピッチを求め、第3高調波としての信号である
と判断したときにその周波数の2/3倍に相当する値か
らピッチを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピッチ計に関し、
更に詳しくは、走行時または歩行時に検出した体動信号
からピッチを求めるための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ピッチ計では、それに内蔵されている加
速度センサなどによって体動信号を検出し、この体動信
号からピッチを求めている。たとえば、体動信号を増幅
した後に、パルス変換すると、図14(a)に示すパル
ス波形が得られる。このようにして得られたパルス波形
では、走行状態によりパルス間隔が不規則であることか
ら、所定のしきい値を設定してパルスをカウントする方
法があるが、誤差が大きい。そこで、図14(b)に示
すように、パルスをカウントする際に、マスク時間を設
定することによって、パルスを2発単位でカウントし、
検出精度を上げる方法が用いられている。たとえば、走
行時のピッチは、期間T1〜T2に示すように、通常、
150回/分〜200回/分であり、パルス周期で0.
4秒〜0.3秒であることから、マスク時間を0.5秒
に設定することにより、パルス周期が0.8秒〜0.6
秒のパルスとしてカウントすれば、パルスを2発単位で
カウントすることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ピッチ計では、走行時のピッチに合わせてマスク時間を
設定しているため、歩行時のピッチを計測できないとい
う問題点がある。すなわち、歩行時では、図14(b)
に期間T3〜T4で示すように、パルス周期が0.6秒
〜0.4秒になるため、マスク時間を0.5秒に設定す
ると、ピッチが100回/分のときには、1発目のパル
スをカウントしてしまい、ピッチを誤表示してしまう。
【0004】そこで、従来のピッチ計では、走行時及び
歩行時のいずれのピッチをも計測しようとすると、走る
場合と歩く場合とでマスク時間の設定を切り換える外部
操作が必要であり、使い勝手がわるいという問題点があ
る。
【0005】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
走行時及び歩行時のいずれにおいてもピッチを計測で
き、しかも、走る時と歩く時との間で条件設定を切り換
えるための外部操作が不必要なピッチ計を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るピッチ計では、体動を検出する体動セ
ンサと、この体動センサの検出結果に周波数分析を行う
周波数分析手段と、この周波数分析手段の分析結果にお
いて、所定の周波数以上の領域でパワーが所定のレベル
以上にある信号をピッチを求めるための基準波として特
定するとともに、該基準波が体動の基本波に対する第2
高調波であるか第3高調波であるかを判断し、該基準波
が第2高調波であると判断したときにその周波数からピ
ッチを求め、該基準波が第3高調波であると判断したと
きにその周波数の2/3倍に相当する値からピッチを求
めるピッチ演算手段とを有することを特徴とする。
【0007】本発明において、前記ピッチ演算手段は、
たとえば、前記基準波の周波数の1/3倍に相当する周
波数を有する高レベルの信号があるか否かを判断する第
1波確認手段と、該第1波確認手段が前記基準波の周波
数の1/3倍に相当する周波数を有する高レベルの信号
がないと判断したときには前記基準波を前記基本波に対
する第2高調波であると判断する信号判別手段とを備え
るように構成する。
【0008】また、前記ピッチ演算手段は、前記基準波
の周波数の2/3倍に相当する周波数を有する高レベル
の信号があるか否かを判断する第2波確認手段と、該第
2波確認手段が前記基準波の周波数の2/3倍に相当す
る周波数を有する高レベルの信号がないと判断したとき
には前記基準波を前記基本波に対する第2高調波である
と判断する信号判別手段とを備えるように構成する。
【0009】また、前記ピッチ演算手段は、前記基準波
の周波数の1/3倍に相当する周波数を有する高レベル
の信号があるか否かを判断する第1波確認手段と、前記
基準波の周波数の2/3倍に相当する周波数を有する高
レベルの信号があるか否かを判断する第2波確認手段と
を有し、前記信号判別手段は、前記第1波確認手段が前
記基準波の周波数の1/3倍に相当する周波数を有する
高レベルの信号がないと判断し、かつ、前記第2波確認
手段が前記基準波の周波数の2/3倍に相当する周波数
を有する高レベルの信号がないと判断したときには、前
記基準波を前記基本波に対する第2高調波であると判断
するように構成してもよい。
【0010】本発明において、前記信号判別手段は、前
記基準波の周波数の所定の倍数に相当する周波数を有す
る高レベルの信号があるか否かの確認結果に基づいて前
記基準波を前記基本波に対する第3高調波であると判断
し、かつ、前記基準波が所定の周波数レベル以上にある
と判断したときに、前記基準波は前記基本波に対する第
3高調波であると断定するように構成することが好まし
い。
【0011】
【発明の実施の形態】図面に基づいて、本発明の一実施
例を説明する。
【0012】(全体構成)図1は、本例の携帯用電子機
器(ピッチ計)の構成を示す説明図である。
【0013】図1において、本例の携帯用電子機器1
は、腕時計構造を有する装置本体10と、この装置本体
10に接続されるケーブル20と、このケーブル20の
先端側に設けられた脈波検出用センサユニット30とか
ら大略構成されている。ケーブル20の先端側にはコネ
クタピース80が構成されており、このコネクタピース
80は、装置本体10の6時の側に構成されているコネ
クタ部70に対して着脱自在である。装置本体10に
は、腕時計における12時方向から腕に巻きついてその
6時方向で固定されるリストバンド12が設けられ、こ
のリストバンド12によって、装置本体10は、腕に着
脱自在である。脈波検出用センサユニット30は、セン
サ固定用バンド40によって遮光されながら人差し指の
根元から指関節までの間に装着されている。このよう
に、脈波検出用センサユニット30を指の根元に装着す
ると、ケーブル20が短くて済むので、ケーブル20
は、ランニング中に邪魔にならない。また、掌から指先
までの体温の分布を計測すると、寒いときには、指先の
温度が著しく低下するのに対し、指の根元の温度は比較
的低下しない。従って、指の根元に脈波検出用センサユ
ニット30を装着すれば、寒い日に屋外でランニングし
たときでも、脈拍数などを正確に計測できる。
【0014】(装置本体の構成)図2は、本例の携帯用
電子機器の装置本体を、リストバンドやケーブルなどを
外した状態で示す平面図、図3は、携帯用電子機器を3
時の方向からみた側面図である。
【0015】図2において、装置本体10は、樹脂製の
時計ケース11(本体ケース)を備えており、この時計
ケース11の表面側には、現在時刻や日付に加えて、走
行時や歩行時のピッチ、及び脈拍数などの脈波情報など
を表示するELバックライト付きの液晶表示装置13
(表示装置)が構成されている。液晶表示装置13に
は、表示面の左上側に位置する第1のセグメント表示領
域131、右上側に位置する第2のセグメント表示領域
132、右下側に位置する第3のセグメント表示領域1
33、及び左下側に位置するドット表示領域134が構
成されており、ドット表示領域134では、各種の情報
をグラフィック表示可能である。
【0016】時計ケース11の内部には、ピッチを求め
るための体動センサ90が内蔵されており、この体動セ
ンサ90としては、加速度センサなどを用いることがで
きる。また、時計ケース11の内部には、体動センサ9
0による検出結果(体動信号)に基づいてピッチを求め
るとともに、それを液晶表示装置13で表示するため
に、また、脈波検出用センサユニット30による検出結
果(脈波信号)に基づいて脈拍数の変化などを求めると
ともに、それを液晶表示装置13で表示するために、各
種の制御やデータ処理を行う制御部5が構成されてい
る。制御部5には、計時回路も構成されているため、通
常時刻、ラップタイム、スプリットタイムなども液晶表
示装置13に表示可能である。
【0017】時計ケース11の外周部には、時刻合わせ
や表示モードの切り換えなどの外部操作を行うためのボ
タンスイッチ111〜115が構成されている。また、
時計ケースの表面には、大きめのボタンスイッチ11
6、117が構成されている。
【0018】携帯用電子機器1の電源は、時計ケース1
1に内蔵されているボタン形の小型の電池59であり、
ケーブル20は、電池59から脈波検出用センサユニッ
ト30に電力を供給するとともに、脈波検出用センサユ
ニット30の検出結果を時計ケース11の制御部5に入
力している。
【0019】携帯用電子機器1では、その機能を増やす
にともなって、装置本体10を大型化する必要がある
が、装置本体10には、腕に装着されるという制約があ
るため、装置本体10を腕時計における6時及び12時
の方向に向けては拡大できない。そこで、本例では、装
置本体10には、3時及び9時の方向における長さ寸法
が6時及び12時の方向における長さ寸法よりも長い横
長の時計ケース11を用いてある。但し、リストバンド
12は、3時の方向側に偏った位置で接続しているた
め、リストバンド12からみると、腕時計における9時
の方向に大きな張出部分101を有するが、かかる大き
な張出部分は3時の方向にはない。従って、横長の時計
ケース11を用いたわりには、手首を自由に曲げること
ができ、また、転んでも手の甲を時計ケース11にぶつ
けることがない。
【0020】時計ケース11の内部において、電池59
に対して9時の方向には、ブザー用の偏平な圧電素子5
8が配置されている。電池59は、圧電素子58に比較
して重いため、装置本体10の重心位置は、3時の方向
に偏った位置にある。この重心が偏っている側にリスト
バンド12が接続しているので、装置本体10を腕に安
定した状態で装着できる。また、電池59と圧電素子5
8とを面方向に配置してあるため、装置本体10を薄型
化できるとともに、図3に示すように、裏面部119に
電池蓋118を設けることによって、ユーザーは、電池
59を簡単に交換できる。
【0021】(装置本体の腕への装着構造)図3におい
て、時計ケース11の12時の方向には、リストバンド
12の端部に取り付けられた止め軸121を保持するた
めの連結部105が形成されている。時計ケース11の
6時の方向には、腕に巻かれたリストバンド12が長さ
方向の途中位置で折り返されるとともに、この途中位置
を保持するための留め具122が取り付けられる受け部
106が形成されている。
【0022】装置本体10の6時の方向において、裏面
部119から受け部106に至る部分は、時計ケース1
1と一体に成形されて裏面部119に対して約115°
の角度をなす回転止め部108になっている。すなわ
ち、リストバンド12によって装置本体10を右の手首
L(腕)の上面部L1(手の甲の側)に位置するように
装着したとき、時計ケース11の裏面部119は、手首
Lの上面部L1に密着する一方、回転止め部108は、
橈骨Rのある側面部L2に当接する。この状態で、装置
本体10の裏面部119は、橈骨Rと尺骨Uを跨ぐ感じ
にある一方、回転止め部108と裏面部119との屈曲
部分109から回転止め部108にかけては、橈骨Rに
当接する感じになる。このように、回転止め部108と
裏面部119とは、約115°という解剖学的に理想的
な角度をなしているため、装置本体10を矢印Aまたは
矢印Bの方向に回そうとしても、装置本体10は、腕L
の周りを不必要にずれない。また、裏面部119及び回
転止め部108によって腕の回りの片側2ヵ所で装置本
体10の回転を規制するだけであるため、腕が細くて
も、裏面部119及び回転止め部108は確実に腕に接
するので、回転止め効果が確実に得られる一方、腕が太
くても窮屈な感じがない。
【0023】(脈波検出用センサユニットの構成)図4
は、本例の脈波検出用センサユニットの断面図である。
【0024】図4において、脈波検出用センサユニット
30は、そのケース体としてのセンサ枠36の裏側に裏
蓋302が被されることによって、内側に部品収納空間
300が構成されている。部品収納空間300の内部に
は、回路基板35が配置されている。回路基板35に
は、LED31、フォトトランジスタ32、その他の電
子部品が実装されている。脈波検出用センサユニット3
0には、ブッシュ393によってケーブル20の端部が
固定され、ケーブル20の各配線は、各回路基板35の
パターン上にはんだ付けされている。ここで、脈波検出
用センサユニット30は、ケーブル20が指の根元側か
ら装置本体10の側に引き出されるようにして指に取り
付けられる。従って、LED31及びフォトトランジス
タ32は、指の長さ方向に沿って配列されることにな
り、そのうち、LED31は指の先端側に位置し、フォ
トトランジスタ32は指の根元の方に位置する。このよ
うに配置すると、外光がフォトトランジスタ32に届き
にくいという効果がある。
【0025】脈波検出用センサユニット30では、セン
サ枠36の上面部分(実質的な脈波信号検出部)にガラ
ス板からなる透光板34によって光透過窓が形成され、
この透光板34に対して、LED31及びフォトトラン
ジスタ32は、それぞれ発光面及び受光面を透光板34
の方に向けている。このため、透光板34の外側表面3
41(指表面との接触面/センサ面)に指表面を密着さ
せると、LED31は、指表面の側に向けて光を発する
とともに、フォトトランジスタ32は、LED31が発
した光のうち指の側から反射してくる光を受光可能であ
る。ここで、透光板34の外側表面341と指表面との
密着性を高める目的に、透光板34の外側表面341
は、その周囲部分361から突出している構造になって
いる。
【0026】本例では、LED31として、InGaN
系(インジウム−ガリウム−窒素系)の青色LEDを用
いてあり、その発光スペクトルは、450nmに発光ピ
ークを有し、その発光波長領域は、350nmから60
0nmまでの範囲にある。かかる発光特性を有するLE
D31に対応させて、本例では、フォトトランジスタ3
2として、GaAsP系(ガリウム−砒素−リン系)の
フォトトランジスタを用いてあり、その素子自身の受光
波長領域は、主要感度領域が300nmから600nm
までの範囲にあって、300nm以下にも感度領域があ
る。
【0027】このように構成した脈波検出用センサユニ
ット30を、センサ固定用バンド40によって指の根元
に装着し、この状態で、LED31から指に向けて光を
照射すると、この光が血管に届いて血液中のヘモグロビ
ンによって光の一部が吸収され、一部が反射する。指
(血管)から反射してきた光は、フォトトランジスタ3
2によって受光され、その受光量変化が血量変化(血液
の脈波)に対応する。すなわち、血量が多いときには、
反射光が弱くなる一方、血量が少なくなると、反射光が
強くなるので、反射光強度の変化を検出すれば、脈拍数
などを計測できる。
【0028】本例では、発光波長領域が350nmから
600nmまでの範囲にあるLED31と、受光波長領
域が300nmから600nmまでの範囲のフォトトラ
ンジスタ32とを用いてあり、その重なり領域である約
300nmから約600nmまでの波長領域、すなわ
ち、約700nm以下の波長領域における検出結果に基
づいて生体情報を表示する。かかる脈波検出用センサユ
ニット30を用いれば、外光が指の露出部分にあたって
も、外光に含まれる光のうち波長領域が700nm以下
の光は、指を導光体としてフォトトランジスタ32(受
光部)にまで到達しない。その理由は、外光に含まれる
波長領域が700nm以下の光は、指を透過しにくい傾
向にあるため、外光がセンサ固定用バンド40で覆われ
ていない指の部分に照射されても、指を通ってフォトト
ランジスタ32まで届かないからである。これに対し、
880nm付近に発光ピークを有するLEDと、シリコ
ン系のフォトトランジスタとを用いると、その受光波長
範囲は、350nmから1200nmまでの範囲に及
ぶ。この場合には、指を導光体として受光部にまで容易
に届いてしまうような1μmの波長の光による検出結果
に基づいて脈波を検出することになるので、外光の変動
に起因する誤検出が起こりやすい。
【0029】また、約700nm以下の波長領域の光を
利用して、脈波情報を得ているので、血量変化に基づく
脈波信号のS/N比が高い。その理由として、血液中の
ヘモグロビンは、波長が300nmから700nmまで
の光に対する吸光係数が、従来の検出光である波長が8
80nmの光に対する吸光係数に比して数倍〜約100
倍以上大きいため、血量変化に感度よく変化するので、
血量変化に基づく脈波の検出率(S/N比)が高いから
と考えられる。
【0030】(制御部の構成)図5に示すように、制御
部5には、脈波検出用センサユニット30からの入力結
果に基づいて脈拍数などをもとめる脈波データ処理部5
5と、体動センサ90からの入力結果に基づいてピッチ
をもとめるピッチデータ処理部56とが構成されてお
り、ピッチデータ処理部56及び脈波データ処理部55
は、ピッチや脈拍数などの情報を出力することによっ
て、かかる情報を液晶表示装置13に表示可能としてい
る。なお、ピッチデータ処理部56及び脈波データ処理
部55の一部は、格納されているプログラムによって動
作するマイクロコンピュータで構成されており、このマ
イクロコンピュータの機能については、図5にブロック
図で示してある。
【0031】まず、脈波データ処理部55では、脈波検
出用センサユニット30からケーブル20を介して入力
された信号を脈波信号増幅・変換部551が増幅した
後、デジタル信号に変換して脈波信号記憶部552に出
力するようになっている。脈波信号記憶部552は、デ
ジタル信号に変換された脈波データを記憶しておくRA
Mである。脈波信号演算部553は、脈波信号記憶部5
52に記憶されている信号を読み出してそれに周波数分
析としての高速フーリエ変換(FFT処理)を行ない、
その結果を脈波成分抽出部554に入力するようになっ
ている。脈波成分抽出部554は、脈波信号演算部55
3からの入力信号から脈波成分を抽出して脈拍数演算部
555に出力し、この脈拍数演算部555は、入力され
た脈波の周波数成分により脈拍数を演算し、その結果を
液晶表示装置13に出力するようになっている。
【0032】また、ピッチデータ処理部56では、体動
センサ90から入力された信号を体動信号増幅・変換部
561が増幅した後、デジタル信号に変換して体動信号
記憶部562に出力するようになっている。体動信号記
憶部562は、デジタル信号に変換された体動データを
記憶しておくRAMである。体動信号演算部563は、
体動信号記憶部562に記憶されている信号を読み出し
てそれに周波数分析としての高速フーリエ変換(FFT
処理)を行ない、その結果を体動成分抽出部564に入
力するようになっている。体動成分抽出部564は、体
動信号演算部563からの入力信号から体動成分を抽出
してピッチ演算部560に出力し、このピッチ演算部5
60は、入力された体動の周波数成分によりピッチを演
算し、その結果を液晶表示装置13に出力するようにな
っている。
【0033】(ピッチ演算部の構成)ピッチ演算部56
0には、所定の周波数以上の領域でパワーが所定のレベ
ル以上にある信号をピッチを求めるための基準波として
特定する信号特定部565、基準波の周波数の1/3倍
に相当する周波数を有する高レベルの信号があるか否か
を判断する第1波確認部566、及び基準波の周波数の
2/3倍に相当する周波数を有する高レベルの信号があ
るか否かを判断する第2波確認部567が構成されてい
る。さらに、ピッチ演算部560には、第1波確認部5
66が基準波の周波数の1/3倍に相当する周波数を有
する高レベルの信号がないと判断したときには、基準波
を体動の基本波に対する第2高調波であると判断する信
号判別部569が構成されており、この信号判別部56
9は、第2波確認部567が基準波の周波数の2/3倍
に相当する周波数の位置に高レベルの信号がないと判断
したときにも、基準波を体動の基本波に対する第2高調
波であると判断するように構成されている。
【0034】また、信号判別部569は、第1波確認部
566および第2波確認部567の確認結果に基づいて
基準波を基本波に対する第3高調波であると判断したと
きでも、基準波が所定の周波数レベル以上にあると判断
したときにはじめて基準波は基本波に対する第3高調波
であると断定し、基準波が所定の周波数レベル以下にあ
ると判断したときには、基準波は基本波に対する第2高
調波であると断定するように構成されている。
【0035】このように構成したピッチ演算部560に
おいて、体動信号演算部563及び体動成分抽出部56
4から出力されてくる信号は、図6(a)、(b)に示
すようなスペクトルを有しており、かかるスペクトルか
らピッチを求めるにあたって、ピッチ演算部553は、
歩行時のスペクトルと走行時のスペクトルとの違いから
自動的に歩行状態にあるのか走行状態にあるのかを判断
し、それぞれの場合に適した演算を行うことによってピ
ッチを求めるようになっている。
【0036】その原理は、以下のとおりである。まず、
図6(a)は、走行時の典型的なスペクトラムであり、
体動の基本波に対応する線スペクトルSA1、及び体動
の基本波に対する第2高調波成分に相当する線スペクト
ルSA2が出現し、そのうち、第2高調波成分に相当す
る線スペクトルSA2は、基本波に対応する線スペクト
ルSA1に比してレベルが著しく高い。走行時には、右
足をステップした時と左足をステップした時に均等に上
下動が出るので、体動成分の第2高調波が出現するから
である。また、腕の振りの基本波は、腕の振り出し及び
引き戻しを一周期とする振り子運動に相当するが、走行
時には腕の振りを滑らかな振り子運動にするのが難しい
分だけ、腕の振りの基本波のパワーが弱めになるからで
ある。さらに、腕の振り出し及び引き戻しのそれぞれの
瞬間に加速度がかかるため、第2高調波は、腕の振りの
基本波よりは強くでるからである。
【0037】これに対して、図6(b)は、歩行時の典
型的なスペクトラムであり、体動の基本波に対応する線
スペクトルSB1、体動の基本波に対する第2高調波成
分に相当する線スペクトルSB2、及び体動の基本波に
対する第3高調波成分に相当する線スペクトルSB3が
出現する。この歩行時には、走行時ほど体動に上下動が
なく、また、手振りに起因する信号成分が強く出現し、
その特徴は、基本波に対応する線スペクトルSB1に現
れる。その結果、各線スペクトルSB1,SB2,SB
3の比率は一定しないものの、走行時に比較して、線ス
ペクトルSB2に対する線スペクトルSB1の比が歩行
時には強い。従って、体動の基本波に対応する線スペク
トルSB1、及び第3高調波成分に相当する線スペクト
ルSB3は、第2高調波成分に相当する線スペクトルS
B2よりもレベルが高い。
【0038】しかも、走行時の第2高調波に対応する線
スペクトルSA2、歩行時の第2高調波に対応する線ス
ペクトルSB2、及び歩行時の第3高調波に対応する線
スペクトルSB3は、通常、100回/分以上の周波数
領域に出現する。従って、100回/分以上の周波数領
域を監視し、そこに出現した信号のうち、高レベルの信
号が基本波に対する第2高調波であるのか第3高調波で
あるのかを判断すれば、走行状態にあるのか歩行状態に
あるのかを判別できる。すなわち、歩行時には、100
回/分以上の周波数領域に基本波に対する第3高調波が
高レベルの信号として出現するので、この信号が第3高
調波であると判断できれば、この信号の周波数に2/3
倍を掛けた値から歩行時のピッチを求めることができ
る。逆に、走行時には、100回/分以上の周波数領域
に基本波に対する第2高調波が高レベルの信号として出
現するので、この信号が第2高調波であると判断できれ
ば、この信号の周波数から走行時のピッチを求めること
ができる。
【0039】そこで、ピッチ演算部560は、かかるス
ペクトルの走行時におけるパターンと歩行時におけるパ
ターンの違いを利用して、図7に示すフローチャートに
基づく処理を行ってピッチを求める。
【0040】まず、ステップST1では、周波数分析後
のスペクトルからレベルの最も高い信号(線スペクト
ル)を見つける。この信号は、ピッチを求めるための基
準波となるべき信号の候補である。ステップST2で
は、この基準波の周波数が100回/分以上であるか否
かを判断する。
【0041】ここで、基準波の周波数が100回/分未
満であれば、ステップST3において、別の候補を見つ
けることになり、ステップST4において、先の信号を
除く信号の中から最もレベルの高い信号を基準波として
見つける。この処理において、相応の信号が見つからな
い場合には、ステップST5において、前回計測したピ
ッチをそのまま今回のピッチとし、ステップST6にお
いて、この値をピッチとして確定する。
【0042】これに対して、ステップST3、ST4で
の処理を行ううちに、100回/分以上の高レベルの信
号が見つかれば、この信号を基準波とし、ステップST
7では、この基準波の周波数の1/3倍の周波数を有
し、かつ、基準波の振幅に対して1/2倍以上の振幅を
有する信号があるか否かを判断する。
【0043】ステップST7で、基準波の周波数の1/
3倍に相当する周波数を有し、かつ、基準波の振幅に対
して1/2倍以上の振幅の信号がない場合には、ステッ
プST8において、基準波の周波数の2/3倍に相当す
る周波数を有し、かつ、基準波の振幅に対して1/2倍
以上の振幅を有する信号があるか否かを判断する。
【0044】ステップST8で、基準波の周波数の1/
3倍に相当する周波数を有し、かつ、基準波の振幅に対
して1/2倍以上の振幅の信号がなければ、基準波は、
第2高調波成分に相当する信号と判断できるから、ステ
ップST6において、この値をそのままピッチとして確
定する。
【0045】これに対し、ステップST7において、基
準波の周波数の1/3倍に相当する周波数を有し、か
つ、基準波の振幅に対して1/2倍以上の振幅の信号が
ある場合には、ステップST9において、この基準波の
周波数が150回/分以上であるか否かを判断する。こ
の150回/分という値は、100回/分の1.5倍の
数値であり、通常の場合、歩行中のピッチは、100回
/分〜150回/分であり、走行中のピッチは、150
回/分〜200回/分であることから、150回/分と
いう数値を境界として歩行状態か走行状態かの再確認に
用いた。従って、ステップST9において、基準波の周
波数が150回/分以上であると判断した場合には、こ
の基準波は、歩行時の基本波に対する第3高調波である
と確認できる。それ故、基準波は、第3高調波成分に相
当する信号と断定できるから、ステップST10におい
て、この信号の周波数を2/3倍し、この2/3倍した
値を、ステップST6において、ピッチとして確定す
る。
【0046】また、ステップST7において、基準波の
周波数の1/3倍に相当する周波数を有し、かつ、基準
波の振幅に対して1/2倍以上の振幅の信号がない場合
でも、ステップST8において、基準波の周波数の2/
3倍に相当する周波数を有し、かつ、基準波の振幅に対
して1/2倍以上の振幅の信号があると判断した場合に
は、ステップST9において、この基準波の周波数が1
50回/分以上であるか否かを判断し、基準波の周波数
が150回/分以上であると判断した場合には、この基
準波は、歩行時の基本波に対する第3高調波であると確
認できる。それ故、基準波は、第3高調波成分に相当す
る信号と断定できるから、ステップST10において、
この信号の周波数を2/3倍し、この2/3倍した値
を、ステップST6において、ピッチとして確定する。
【0047】但し、ステップST9において、この基準
波の周波数が150回/分未満の値であれば、基準波
は、第3高調波成分に相当する信号でないと判断でき
る。従って、この基準波の1/3倍、又は2/3倍の周
波数を有する信号はあくまでノイズであり、基準波は、
第2高調波成分であると判断できる。従って、ステップ
ST6において、この値をそのままピッチとして確定す
る。
【0048】このように、基準波の周波数の1/3倍に
相当する周波数の位置に、基準波の振幅に対して1/2
倍以上の振幅の信号がなく、かつ、基準波の周波数の2
/3倍に相当する周波数の位置に、基準波の振幅に対し
て1/2倍以上の振幅の信号がない場合には、基準波を
第2高調波であると判断する。但し、基準波の周波数の
1/3倍に相当する周波数の位置に、基準波の振幅に対
して1/2倍以上の振幅の信号が有り、あるいは、基準
波の周波数の2/3倍に相当する周波数の位置に、基準
波の振幅に対して1/2倍以上の振幅の信号が有る場合
でも、それらがノイズであれば、誤って第3高調波であ
ると判断してしまう。そこで、本例では、歩行時のピッ
チは、通常、100回/分〜150回/分の範囲にある
以上、歩行時の第3高調波は、周波数が150回/分以
上の領域に出現するはずとして、基準波の周波数が15
0回/分以上であるか否かを判断し、基準波の周波数が
150回/分以上であると判断したときにはじめて、基
準波は第3高調波であると断定する。
【0049】(携帯用電子機器の動作)本例の携帯用電
子機器1は、時計モード、ストップウォッチモード、計
時と併せて脈波情報の計測を行う脈拍計モード、さら
に、ピッチを計測するモードに切り換えられることか
ら、本例の携帯用電子機器1の各モードを説明する。
【0050】図8には、携帯用電子機器1で行われる各
モード、及びそのときの液晶表示装置13における表示
内容を模式的に表してある。
【0051】図8において、ステップST11は、時計
モードであり、第1のセグメント表示領域131に19
94年12月6日、月曜日である旨が表示され、第2の
セグメント表示領域132には、現在時刻が午後10時
08分59秒である旨が表示されている。ドット表示領
域134には、現在のモードが時計モードであるとして
「TIME」と表示されている。但し、後述するとお
り、ドット表示領域134において「TIME」と表示
されているのは、この時計モードが選択された直後の数
秒間だけである。なお、第3のセグメント表示領域13
3には、何も表示されていない。
【0052】本例の携帯用電子機器1では、時計モード
のときに2時方向にあるボタンスイッチ111を押す
と、たとえば1時間経過した時にアラーム音を発生させ
ることができ、このアラームの発生時刻は、任意に設定
できる。また、11時方向にあるボタンスイッチ113
を押すと、液晶表示装置13のELバックライトが3秒
間点灯し、しかる後に、自動的に消灯するようになって
いる。
【0053】このモードから4時の方向にあるボタンス
イッチ112を押すと、ランニングモード(ステップS
T12)に切り換わる。このモードは、携帯用電子機器
1をストップウォッチとして使用するときのモードであ
る。ランニングモードでは、計測を開始する前(待機状
態)において、第1のセグメント表示領域131に現在
時刻が表示され、第2のセグメント表示領域132に
は、「0:00′:00″:00」と表示されている。
ドット表示領域134では、ランニングモードである旨
の案内として「RUN」と2秒間だけ表示した後、グラ
フィックが切り換わる。
【0054】このモードから4時の方向にあるボタンス
イッチ112を押すと、ラップタイムのリコールモード
(ステップST13)に切り換わる。このモードは、携
帯用電子機器1を用いて過去に計測したラップタイムや
スプリットタイムを読みだすモードである。ラップタイ
ムのリコールモードでは、第1のセグメント表示領域1
31に日付が表示され、第2のセグメント表示領域13
2には現在時刻が表示されている。ドット表示領域13
4には、リコールモードである旨の案内として「LAP
/RECALL」と2秒間だけ表示され、次に、最新の
ラップ毎の脈拍数の推移が表示される。
【0055】このモードから4時の方向にあるボタンス
イッチ112を押すと、脈波計測結果のリコールモード
(ステップST14)に切り換わる。このモードは、過
去に行ったマラソンなどのとき、携帯用電子機器1を用
いて計測、記憶しておいた脈拍数の時間的変化、及び携
帯用電子機器1を用いて過去に計測したピッチの時間的
変化を読みだすモードである。このリコールモードで
は、第1のセグメント表示領域131に日付が表示さ
れ、第2のセグメント表示領域132には現在時刻が表
示されている。ドット表示領域134には、「RESU
LT/RECALL」と2秒間だけ表示され、次に、平
均脈拍数の時間的変化を表すグラフが表示される。
【0056】このモードから、再度、4時の方向にある
ボタンスイッチ112を押すと、矢印P1で示すよう
に、時計モード(ステップST11)に戻る。また、ス
テップST12〜ST14において、入力がない状態が
10分間継続したときも、矢印P2で示すように、時計
モード(ステップST11)に自動的に戻る。この時計
モードに戻ったときには、第1のセグメント表示領域1
31に日付が表示され、第2のセグメント表示領域13
2に現在時刻が表示される。
【0057】本例では、時計モードになったとき、ドッ
ト表示領域134には、図9(a)に拡大して示すよう
に、時計モードに戻ったとして「TIME」と表示され
るが、この案内表示は、図9(b)に示すように、2秒
後に自動的に消え、時計モードの通常状態(ステップS
T15)となる。この時計モードの通常状態では、ドッ
ト表示領域134に何も表示されない状態のままであ
る。すなわち、ユーザにモードの案内を行うのに必要最
小限の時間だけドット表示し、そこが消えていること自
身が時計モードの通常状態である旨のモード表示とする
ことによって、省電力化を図ってある。
【0058】本例の携帯用電子機器1では、いずれの状
態からも、コネクタ部70に対してコネクタピース80
を装着すると、図8に矢印P3で示すように、ランニン
グモード(ステップST12)に自動的に切り換わる。
このときのランニングモードは、ストップウォッチとし
て動作するだけでなく、ランニング中のピッチ及び脈拍
数を計測できるモードである。
【0059】ピッチ計及び脈拍計としてのランニングモ
ードにおける機能を、図10を中心に参照して説明す
る。
【0060】まず、図10において、ピッチ計及び脈拍
計としてのランニングモードに切り換わると(ステップ
ST31)、図11(a)に示すように、液晶表示装置
の第1のセグメント表示領域131に現在時刻が表示さ
れ、第2のセグメント表示領域132には、「0:0
0′:00″:00」と表示され、ドット表示領域13
4には、「RUN」と表示される。また、第3のセグメ
ント表示領域133でハートのマークが点滅して、ピッ
チ計及び脈拍計としてのランニングモードに切り換わっ
たことを表示する。
【0061】このモードの切り換えによって、脈波デー
タ処理部55などに電力が供給され、動作周期の設定な
どといった初期化処理が行われる。それから2秒後に、
初期の脈拍数を計測するための脈波信号の取り込みが行
われる。このとき、ドット表示領域134には、「ST
OP/5」との表示(ステップST32)と、「MOT
ION/4」との表示(ステップST33)とが2Hz
で交互に行われ、5秒間、動かないようにと表示され
る。このとき表示される数字は、5秒間に対するカウン
トダウンであり、切り換わっていく。そして、時間の計
測を開始するように、装置本体10表面の上側に位置す
るボタンスイッチ117が押されるまで待機状態となる
(ステップST34)。
【0062】この待機状態では、ドット表示領域134
には、図11(b)に示すように、脈波信号の原波形が
グラフィック表示される。ここで表示される原波形は、
最新のデータである。従って、時間の計測(マラソン)
を開始する前に、脈波信号の原波形の波形やレベルを確
認すれば、LED31やフォトトランジスタ32の装着
状態の良否を詳しく判別できる。また、原波形の形状や
レベルを確認しながらLED31やフォトトランジスタ
32を調整することにより、LED31やフォトトラン
ジスタ32の位置を最適な位置に設定することもでき
る。しかも、周囲の温度や湿度が計測可能な環境である
か否かを予め確認できる。さらに、かかる機能は、携帯
用電子機器1の製造時において、その検査などにも利用
できる。また、原波形をグラフィック表示するため、電
池の消耗などによって時間軸が変動したか否かなども確
認することもできる。なお、第3のセグメント表示領域
132には、パルス変換から求めた初期の脈拍数「7
5」が表示される。
【0063】この状態から、マラソンをスタートすると
同時に、装置本体10表面の上側に位置するボタンスイ
ッチ117を押すと、経過時間の計測が開始されるとと
もに、ピッチ及び脈拍数の計測が行われる(ステップS
T35)。
【0064】これらの計測結果は、図12(a)に示し
たように、まず、第2のセグメント表示領域132に経
過時間が表示され、ドット表示領域134には、脈拍数
の時間的変化がグラフィック表示される。このとき行う
グラフィック表示は、縦軸の略中間位置を脈拍数65と
して、下方から上方に延びる棒グラフによる表示であ
る。この間、第3のセグメント表示領域133には、ド
ット表示領域134に表示されたグラフの縦軸の目盛り
と、そのときの脈拍数が表示される。
【0065】この状態で、脈拍数がレンジ内(脈拍数1
20から168までの指定範囲内)に入ったとき、図1
2(b)に示すように、脈拍数は、予め設定された基準
脈拍数に対する差としてグラフィック表示される(ステ
ップST36)。このとき行うグラフィック表示は、縦
軸の略中間位置を脈拍数150として、この値からの差
に相当する分を上下(正・負方向)に延びる棒グラフに
よる表示である。また、ドット表示領域134の右側端
部には、脈拍数の指定範囲を示すマークが表示される。
【0066】この間に8時方向にあるボタンスイッチ1
14を押すと、ドット表示領域134にピッチの時間的
変化がグラフィック表示される(ステップST37)。
このとき行うグラフィック表示は、図12(c)に示す
ように、縦軸の略中間位置をピッチ170とした折れ線
グラフである。このとき、第3のセグメント表示領域1
33には、ドット表示領域134に表示されたグラフの
縦軸の目盛り(縦軸の略中間位置がピッチ170である
旨)と、そのときのピッチが表示される。このように、
本例の携帯用電子機器1では、ドット表示領域134に
おいて、ピッチの時間的変化を折れ線グラフなどといっ
た脈拍数の表示と異なる形態で表示してあるため、ラン
ナーは、その表示形態をみるだけで現在の表示がいずれ
の情報を表示しているかを簡単に判別できる。
【0067】この状態から、再び、8時方向にあるボタ
ンスイッチ114を押すと、ドット表示領域134に脈
拍数の時間的変化が表示される状態(ステップST3
6)に戻る。
【0068】また、所定の通過点を通るとき、装置本体
10表面の下側に位置するボタンスイッチ116を押す
と、そのときのラップタイムが第1のセグメント表示領
域131に表示される(ステップST38)。そして、
10秒後には自動的にステップST36に戻る。
【0069】しかる後、ゴールに到着すると同時に装置
本体10表面の上側に位置するボタンスイッチ117を
押すと、脈拍数、ピッチ、及び時間の計測が停止し、ド
ット表示領域134には、「COOLING/DOW
N」と表示される(ステップST39)。この状態から
2分経過すると、ドット表示領域134には、ゴールし
た以降の脈拍数の時間的変化が脈拍回復特性としてグラ
フィック表示される(ステップST40)。
【0070】この脈拍回復特性についてのグラフィック
表示は、図13(a)に示すように、まず、縦軸の略中
間位置を脈拍数150とした目盛りのままで下から上に
延びる棒グラフ表示に切り換わる。そして、図13
(b)に示すように、2分間の回復特性が計測される。
この間、第3のセグメント表示領域133には、ドット
表示領域134に表示されたグラフの縦軸の目盛りと、
そのときの脈拍数が表示される。
【0071】この状態から、8時方向にあるボタンスイ
ッチ114を押すと、ドット表示領域134に「PUL
SE/RESULT」と1.5秒間表示された後(ステ
ップST41)、ドット表示領域134には、今回のマ
ラソンにおける脈拍数の時間的変化が表示される(ステ
ップST42)。また、8時方向にあるボタンスイッチ
114を押すと、ドット表示領域134に「PITCH
/RESULT」と1.5秒間表示された後(ステップ
ST43)、ドット表示領域134には、今回のマラソ
ンにおけるピッチの時間的変化が表示される(ステップ
ST44)。さらに、8時方向にあるボタンスイッチ1
14を押すと、ドット表示領域134に「COOLIN
G/DOWN」と1.5秒間表示された後(ステップS
T45)、ドット表示領域134にゴールした以降の脈
拍数の時間的変化が脈拍回復特性としてグラフィック表
示される状態(ステップST40)に戻る。
【0072】なお、ゴールした以降、装置本体10表面
の下側に位置するボタンスイッチ116を押すと、ドッ
ト表示領域134には、今回の結果を記憶しておくか否
かの案内「PROTECT/MEMO?Y」が表示され
(ステップST46)、装置本体10表面の上側に位置
するボタンスイッチ117を押して「YES」と返答す
ると、ドット表示領域134には、結果を記憶処理中で
あるとして「MEMORY」と表示され(ステップST
47)、2秒後には、初期状態(ステップST31)に
戻る。
【0073】このピッチ計及び脈拍計としての計測が終
了した後に、4時の方向にあるボタンスイッチ112を
押すと、図8に示したように、ラップタイムのリコール
モード(ステップST13)に切り換わる。このモード
から、4時の方向にあるボタンスイッチ112を押す
と、脈波計測結果のリコールモード(ステップST1
4)に切り換わる。このモードにおいても、ドット表示
領域134には、ピッチ及び脈拍数の時間的変化をグラ
フィック表示することができる。この状態から、4時の
方向にあるボタンスイッチ112を押すと、時計モード
(ステップST11)に戻る。
【0074】このモードに戻したときも、第1のセグメ
ント表示領域133に日付が表示され、第2のセグメン
ト表示領域132に現在時刻が表示される。また、ドッ
ト表示領域134には、時計モードに戻ったとして「T
IME」との案内表示が行われるが、この表示は、矢印
P4で示すように、2秒後に自動的に消え、時計モード
の通常状態(ステップST15)となる。
【0075】(実施例の主な効果)以上のように、体動
信号を周波数分析した後のスペクトラムにおいて、10
0回/分以上の周波数領域には、走行時には基本波に対
する第2高調波が高レベルの信号として出現し、歩行時
には基本波に対する第3高調波が高レベルの信号として
出現することを見いだし、この知見に基づいて、本例の
携帯用電子機器1では、この高レベルの信号が走行時の
基本波に対する第2高調波か、あるいは、歩行時の基本
波に対する第3高調波であるかを求め、基準波が第2高
調波としての信号であると判断したときにその周波数か
らピッチを求め、基準波が第3高調波としての信号であ
ると判断したときにその周波数の2/3倍に相当する値
からピッチを求める。従って、走行時及び歩行時のいず
れの場合でも、簡単で迅速な処理によってピッチを正確
に求めることができるとともに、走る時と歩く時とでモ
ードを切り換えるための外部操作が不要であるため、使
い勝手がよい。
【0076】また、本例では、基準波の周波数の1/3
倍または2/3倍に相当する周波数の位置に、基準波の
振幅に対して1/2倍以上の振幅の信号が有る場合で
も、基準波の周波数が150回/分以上であると判断し
たときにはじめて、基準波は第3高調波であると断定す
る。このように、ダブルチェックしながら第2高調波で
あるか第3高調波であるかを判断するので、ノイズなど
に起因する誤った判断を防止できる。
【0077】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るピッチ計で
は、体動信号を周波数分析した後のスペクトラムにおい
て、たとえば、100回/分以上の周波数領域に出現す
る高いレベルが走行時の基本波に対する第2高調波か、
あるいは、歩行時の基本波に対する第3高調波であるか
を求め、その結果から、ピッチを自動的に求めることに
特徴を有する。従って、本発明によれば、走行時及び歩
行時のいずれの場合でも、ピッチを正確にかつ迅速に求
めることができるとともに、走る時と歩く時とでモード
を切り換えるための外部操作が不要であるため、使い勝
手がよい。
【0078】さらに、基準波の周波数の1/3倍または
2/3倍に相当する周波数の位置に、高レベルの信号が
有る場合でも、基準波の周波数が所定の周波数レベル以
上であると判断したときにはじめて基準波は第3高調波
であると断定するように構成した場合には、ダブルチェ
ックしながら第2高調波であるか第3高調波であるかを
判断するので、ノイズなどに起因する誤った判断を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る携帯用電子機器の全体
構成、及び使用状態を示す説明図である。
【図2】図1に示す携帯用電子機器の装置本体の平面図
である。
【図3】図1に示す携帯用電子機器の装置本体を腕時計
の3時の方向からみたときの説明図である。
【図4】図1に示す携帯用電子機器に用いた脈波検出用
センサユニットの断面図である。
【図5】図1に示す携帯用電子機器の制御部(脈波デー
タ処理部及びピッチデータ処理部)の機能の一部を示す
ブロック図である。
【図6】図1に示す携帯用電子機器において、ピッチを
求める原理を説明するための説明図であって、(a)
は、走行時に得られた体動信号に周波数分析を行って得
られたスペクトラム、(b)は、歩行時に得られた体動
信号に周波数分析を行って得られたスペクトラムであ
る。
【図7】図5に示すピッチデータ処理部のピッチ演算部
における動作を示すフローチャートである。
【図8】図1に示す携帯用電子機器の各モードを示す説
明図である。
【図9】(a)は、図8に示すモードのうち時計モード
が選択されたときの案内表示を示す説明図、(b)は、
この案内表示が消えた状態を示す説明図である。
【図10】図1に示す携帯用電子機器において、ピッチ
計及び脈拍計としてのランニングモードにおける機能を
説明するための説明図である。
【図11】(a)は、図10に示すピッチ計及び脈拍計
としてのランニングモードに切り換わったとの表示の内
容を示す説明図、(b)は、このモードにおいて計測を
開始する前の表示の内容を示す説明図である。
【図12】(a)は、図11に示すピッチ計及び脈拍計
としてのランニングモードにおいて、脈拍数の計測を開
始した以降、脈拍数が所定のレンジ内に到達する以前の
表示形態を示す説明図、(b)は、脈拍数が所定のレン
ジ内に到達した以降の表示形態を示す説明図、(c)
は、ピッチの時間的変化を示すときの表示形態を示す説
明図である。
【図13】(a)は、図1に示す携帯用電子機器におい
て、脈拍数の計測を停止するようにとの操作があった以
降、脈拍数が所定のレンジ内にあるときの表示形態を示
す説明図、(b)は、脈拍数が所定のレンジ内から外れ
たときの表示形態を示す説明図である。
【図14】(a)は、従来のピッチ計における体動信号
をパルス変換した後の波形図、(b)は、従来のピッチ
計において、パルスをカウントする際のマスクを説明す
るための波形図である。
【符号の説明】
1・・・携帯用電子機器(ピッチ計) 5・・・制御部 10・・・装置本体 12・・・リストバンド 13・・・液晶表示装置 30・・・脈波検出用センサユニット 31・・・LED 32・・・フォトトランジスタ 55・・・脈波データ処理部 56・・・ピッチデータ処理部 90・・・体動センサ 560・・・ピッチ演算部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体動を検出する体動センサと、この体動
    センサの検出結果に周波数分析を行う周波数分析手段
    と、この周波数分析手段の分析結果において、所定の周
    波数以上の領域でパワーが所定のレベル以上にある信号
    をピッチを求めるための基準波として特定するととも
    に、該基準波が体動の基本波に対する第2高調波である
    か第3高調波であるかを判断し、該基準波が第2高調波
    であると判断したときにその周波数からピッチを求め、
    該基準波が第3高調波であると判断したときにその周波
    数の2/3倍に相当する値からピッチを求めるピッチ演
    算手段とを有することを特徴とするピッチ計。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ピッチ演算手段
    は、前記基準波の周波数の1/3倍に相当する周波数を
    有する高レベルの信号があるか否かを判断する第1波確
    認手段と、該第1波確認手段が前記基準波の周波数の1
    /3倍に相当する周波数を有する高レベルの信号がない
    と判断したときには前記基準波を前記基本波に対する第
    2高調波であると判断する信号判別手段とを備えている
    ことを特徴とするピッチ計。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記ピッチ演算手段
    は、前記基準波の周波数の2/3倍に相当する周波数を
    有する高レベルの信号があるか否かを判断する第2波確
    認手段と、該第2波確認手段が前記基準波の周波数の2
    /3倍に相当する周波数を有する高レベルの信号がない
    と判断したときには前記基準波を前記基本波に対する第
    2高調波であると判断する信号判別手段とを備えている
    ことを特徴とするピッチ計。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記ピッチ演算手段
    は、前記基準波の周波数の2/3倍に相当する周波数を
    有する高レベルの信号があるか否かを判断する第2波確
    認手段を有し、前記信号判別手段は、前記第1波確認手
    段が前記基準波の周波数の1/3倍に相当する周波数を
    有する高レベルの信号がないと判断し、かつ、前記第2
    波確認手段が前記基準波の周波数の2/3倍に相当する
    周波数を有する高レベルの信号がないと判断したときに
    は、前記基準波を前記基本波に対する第2高調波である
    と判断するように構成されていることを特徴とするピッ
    チ計。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれかの項におい
    て、前記信号判別手段は、前記基準波の周波数の所定の
    倍数に相当する周波数を有する高レベルの信号があるか
    否かの確認結果に基づいて前記基準波を前記基本波に対
    する第3高調波であると判断し、かつ、前記基準波が所
    定の周波数レベル以上にあると判断したときに、前記基
    準波は前記基本波に対する第3高調波であると断定する
    ように構成されていることを特徴とするピッチ計。
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