JPH09111097A - ポリアセタール樹脂組成物 - Google Patents

ポリアセタール樹脂組成物

Info

Publication number
JPH09111097A
JPH09111097A JP27548995A JP27548995A JPH09111097A JP H09111097 A JPH09111097 A JP H09111097A JP 27548995 A JP27548995 A JP 27548995A JP 27548995 A JP27548995 A JP 27548995A JP H09111097 A JPH09111097 A JP H09111097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
core
polyacetal resin
shell
resin composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27548995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3590463B2 (ja
Inventor
Yasuyuki Fukute
恭之 福手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Polyplastics Co Ltd
Original Assignee
Polyplastics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Polyplastics Co Ltd filed Critical Polyplastics Co Ltd
Priority to JP27548995A priority Critical patent/JP3590463B2/ja
Publication of JPH09111097A publication Critical patent/JPH09111097A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3590463B2 publication Critical patent/JP3590463B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリアセタールの本来有する機械物性、摩擦
摩耗性、成形性、靭性などを保持しながら、ヒンジ特性
に優れたポリアセタール樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A) ポリアセタール樹脂 100重量部に、
(B) ゴム状ポリマーのコア(b-1) と、中間層にガラス状
ポリマー(b-2) 、及び、炭素鎖が2〜8個隣接するオキ
シアルキレン系ポリマーを含むシェル(b-3) を有するコ
アシェルポリマー1〜100 重量部を添加配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアセタール樹
脂に特定のコアシェルポリマーを溶融混合してなる優れ
た耐衝撃性及びヒンジ特性を有するポリアセタール樹脂
組成物、及びその組成物を成形してなる優れたヒンジ特
性を有するポリアセタール樹脂製成形品に関する。尚、
ここで言うヒンジ部品とは、例えば図1に示す如きもの
であり、部品のある部分において1回以上の曲げ又は折
り曲げ荷重が加えられる薄肉部を称してヒンジ(図中1
で示す)と呼ぶ。ヒンジの形状については、特に制約は
なく、シート状、帯状、ひも状等であることができる。
ヒンジの厚み、長さについても特に規定されるものでは
なく、実質的にヒンジとしての機能を有するものは本発
明にいうヒンジ部品に含まれる。また、本明細書中、ヒ
ンジ特性とは、上記の如きヒンジにおける1回以上の曲
げ又は折り曲げ荷重に対する耐久性と定義する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】周知の
如く、ポリアセタール樹脂は、機械的性質、電気的性質
などの物理的特性、或いは耐薬品性、耐熱性などの化学
的特性の優れたエンジニアリング樹脂として近年きわめ
て広汎な分野において利用されているが、得られる成形
品の耐衝撃性が充分ではないので、これを改良するため
の多くの試みがなされてきた。
【0003】しかしながら、ポリアセタール樹脂にはそ
の構造上、充分な相溶性を有する他の樹脂が現在まで存
在しなかった。さらに、ポリアセタール樹脂は熱的安定
性が劣るため高温でのブレンドには適していない。一般
に、耐衝撃性を改良する目的で樹脂に溶融混合されるコ
アシェルポリマーとして多くの提案がある。中でもゴム
弾性体をコア(芯)とし、ガラス状ポリマーをシェル
(殻)とするコアシェルポリマーは、樹脂中への分散状
態が溶融混合条件の影響を受けにくいので、均一分散の
再現性が得られ易いという特徴を持っている。コアシェ
ルポリマーは、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリアミド、ポリフェニレンオキシド、そし
てこれらのポリマーアロイをはじめとする数多くのマト
リクス樹脂の耐衝撃改良剤として用いられている。しか
しながら、これまでのコアシェルポリマーは、ポリアセ
タール樹脂の熱分解を促進するような成分を含んでい
た。このため、従来のコアシェルポリマーは、ポリアセ
タール樹脂とはブレンドすることさえ困難な状態であっ
た。また、ブレンドができても熱的安定性に劣る組成物
であった。それらの欠点を克服する手段として、ポリア
セタール樹脂の耐衝撃性を改良した組成物が、例えば特
開平3−14856 号公報に開示されている。これは、ゴム
状ポリマーのコアと、ガラス状ポリマーのシェルを有す
る、コアシェルポリマーを用いたポリアセタール樹脂組
成物である。かかるポリアセタール樹脂組成物は、従来
のコアシェルポリマー(耐衝撃改良剤)を用いたポリア
セタール樹脂組成物に比べて充分な熱的安定性を持ち、
ウレタンエラストマーを用いたポリアセタール樹脂組成
物に比べて良好な流動性、熱的安定性、外観を示す。
【0004】しかし、ポリアセタール樹脂が利用される
分野の拡大に伴い、その材料としての性質にもさらに特
殊性が要求される場合がある。このような性質の一つと
して、屈曲性に優れる材料、即ちヒンジ特性に優れる材
料の開発が要望される場合がある。取りわけ近年、部品
点数の削減による原価低減の必要性から、いくつかの部
品をヒンジをもって一体化せしめ組付けを容易且つ安価
に行うことが望まれる場合が増えており、さらには、ヒ
ンジ部品の低温下での使用、或いは構造上好ましいヒン
ジ形状が取り得ないもの等、ヒンジ特性を低下させる要
因も多く、本質的に優れたヒンジ特性の要求は一層厳し
いものとなっている。更に、近年ヒンジに要求される機
能が増すと共に形状は複雑化し、コストダウン、軽量化
を目的として薄肉化しつつある。又、射出成形時の生産
性向上の為に、成形サイクルの短縮と一回の射出成形に
より得られる成形品数を増すための金型の多数個取り化
が必要とされる。このような要求に対応するためには、
材料の高流動性の改善が必要である。上述のコアシェル
ポリマーを含有する、ポリアセタール樹脂組成物は耐衝
撃性、流動性等については改善されるものの、ポリアセ
タール樹脂自体にヒンジ特性が良くないことに加え、更
にコアシェルポリマーを加える結果、いっそうヒンジ特
性が低下するという欠点を有する。
【0005】一方、ヒンジ特性の要求に応える方法とし
て、ポリアセタール樹脂に熱可塑性ウレタンエラストマ
ーを添加してヒンジ特性の向上を図る等の方法が知られ
ている。この方法でも、ヒンジ特性の向上を示すことは
可能ではあるが、エラストマー成分を配合することによ
り成形品表面で剥離現象が起こり易くなり、成形品の外
観を著しく損なう問題があり、又、熱安定性の低下、さ
らに成形品のウエルド強伸度が著しく低下し、流動性も
低下する等のことからヒンジ設計の自由度が小さくなる
等種々の問題点があり、その改善が求められていた。即
ち、耐衝撃性、ウエルド特性、非剥離性等を保持しつつ
ヒンジ特性も満足するポリアセタール樹脂組成物は未だ
提供されていないのが現状である。本発明は、他の物性
を損なうこと無く、従来のものよりも更に優れたヒンジ
特性を有するポリアセタール樹脂組成物、及びその組成
物を成形してなるポリアセタール樹脂製ヒンジ部品を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ポリアセタ
ール樹脂本来の特性を可能な限り犠牲にすることなく、
上記の問題が解決され、優れたヒンジ特性を有し、かつ
靭性を維持するポリアセタール樹脂材料の開発をすべく
鋭意研究を重ねた結果、ポリアセタール樹脂に、シェル
部にオキシアルキレン系重合体を有するコアシェルポリ
マーを溶融混合することが有効であることを見出し、本
発明を完成するに至ったものである。
【0007】即ち、本発明は、(A) ポリアセタール樹脂
100重量部に(B) ゴム状ポリマーのコア(b-1) と、中間
層にガラス状ポリマー(b-2) 、及び、炭素鎖が2〜8個
隣接するオキシアルキレン系ポリマーを含むシェル(b-
3) を有するコアシェルポリマー1〜100 重量部を配合
してなるポリアセタール樹脂組成物、及び該ポリアセタ
ール樹脂組成物を成形してなる優れたヒンジ特性を有す
る成形品に関するものである。本発明の樹脂組成物は、
従来技術では困難であった、良好なヒンジ特性と耐衝撃
性、ウエルド特性を備えているため、ヒンジ用として極
めて好適な材料である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の構成成分について詳
しく説明する。まず、本発明において用いられる(A) ポ
リアセタール樹脂はオキシメチレン基(-CH2O-)を主たる
構成単位とする高分子化合物で、ポリオキシメチレンホ
モポリマー、オキシメチレン基以外に他の構成単位を少
量有するコポリマー、ターポリマー、ブロックコポリマ
ーいずれにてもよく、又、分子が線状のみならず分岐、
架橋構造を有するものであっても良い。またその重合度
等に関しても特に制限はなく、溶融成形加工性を有する
ものであれば良い。
【0009】次に、本発明において用いられる(B) コア
シェルポリマーとして好ましくは、通常のアニオンの定
性試験によってはアニオンが検出されない程度のコアシ
ェルポリマーが用いられる。例えば、その測定方法とし
ては、試料(コアシェルポリマー)5gを50ml三角フラ
スコに秤量し、イオン交換水20mlを加え、マグネチック
スターラーで3時間攪拌し、次いでNo.5C濾紙で濾過し
た濾液を二分し、一方に1%塩化バリウム水溶液 0.5ml
を加え、濁りの発生を比較観察する方法(硫酸イオンの
定性試験)、または、同様の処理を行い、1%塩化バリ
ウム水溶液の替わりに 0.1N硝酸銀水溶液を加え、濁り
の発生を比較する方法(ハロゲンイオンの定性試験)に
よってアニオンの存在を確認することができる。カルボ
ン酸の金属塩のような他のアニオンについても同様に、
通常の定性試験として用いられる測定方法によって行わ
れる。好ましくは、これらのアニオンが全く存在しない
コアシェルポリマーが好適に用いられる。本発明に用い
るのに好ましいコアシェルポリマーは、ノニオン性界面
活性剤及び発生するラジカルが中性である重合開始剤を
用い乳化重合して得られるものである。かかるコアシェ
ルポリマーは、例えば特開平3−14856 号公報に記載さ
れた乳化重合技術を用いて製造することができる。乳化
重合は、例えば次のような界面活性剤および重合開始剤
を用いて行うことができる。ノニオン性界面活性剤とし
てはポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテルなどのエーテル型、ポリオキシエチ
レンモノステアレートなどのエステル型、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノラウレートなどのソルビタンエス
テル型、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロ
ックコポリマーなどのブロックポリマー型など広く一般
に使用されているノニオン性界面活性剤のほとんどが使
用可能である。その添加量は界面活性剤の粒子安定化能
力によって適宜選択される。重合開始剤としては、アゾ
ビスイソブチロニトリル、2,2'−アゾビスイソ酪酸ジメ
チル、2,2'−アゾビス(2−アミノプロパン)二塩酸塩
などのアゾ系重合開始剤、クメンハイドロパーオキサイ
ド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、
過酸化水素などの過酸化物系重合開始剤が単独または2
種以上を組み合わせて用いられる。このようにアニオン
を含まない界面活性剤と過硫酸塩ではないような反応系
で乳化重合を行えば、実質的にアニオンを含まないか、
含んでいても極く少量であるコアシェルポリマーが得ら
れる。このような実質的にアニオンを含まないコアシェ
ルポリマーを用いたポリアセタール樹脂組成物は耐衝撃
性・ヒンジ特性に優れたものとなる。
【0010】本発明において用いられる(B) コアシェル
ポリマーとは、ゴム状ポリマーのコア(b-1) と、中間層
にガラス状ポリマー(b-2) 、及び、炭素鎖が2〜8個隣
接するオキシアルキレン系ポリマーを含むシェル(b-3)
を有し、シード乳化重合法のうち、通常、先の段階の重
合体を後の段階の重合体が順次に被覆するような連続し
た多段階乳化重合法によって得られる。コアシェルポリ
マーがこの様な場合においては、先の段階の重合体の中
へ後の段階の重合体が侵入するような多段階乳化重合法
によって中間相が形成されることもある。粒子発生重合
時には、モノマー、界面活性剤および水を反応器へ添加
し、次に重合開始剤を添加することにより、乳化重合反
応を開始させることが好ましい。第一段目の重合はゴム
状ポリマー(b-1) を形成する反応である。ゴム状ポリマ
ーを構成するモノマーとしては、例えば共役ジエンまた
はアルキル基の炭素数が2〜8であるアルキルアクリレ
ートあるいはそれらの混合物などが挙げられる。これら
のモノマーを重合させてガラス転移温度−30℃以下のゴ
ム状ポリマーを形成する。このような共役ジエンとし
て、例えばブタジエン、イソプレン、クロロプレン等を
挙げることができる。又、アルキル基の炭素数が2〜8
であるアルキルアクリレートとして、例えばエチルアク
リレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、シクロヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシル
アクリレート等を挙げることができる。
【0011】第一段目の重合には共役ジエンおよびアル
キルアクリレートなどと共重合可能なモノマー、例えば
スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン等の芳
香族ビニル、芳香族ビニリデン、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル等のシアン化ビニル、シアン化ビニリ
デン、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレート等
のアルキルメタクリレート等を共重合させることもでき
る。第一段目の重合が共役ジエンを含まない場合あるい
は共役ジエンを含んでいても第一段目の全モノマー量の
20重量%以下である場合は、架橋性モノマーおよびグラ
フト化モノマーを少量用いることにより高い耐衝撃性を
もつポリマーとすることができる。架橋性モノマーとし
て、例えばジビニルベンゼン等の芳香族ジビニルモノマ
ー、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリ
コールジメタクリレート、ブチレングリコールジアクリ
レート、ヘキサンジオールジアクリレート、ヘキサンジ
オールジメタクリレート、オリゴエチレングリコールジ
アクリレート、オリゴエチレングリコールジメタクリレ
ート、トリメチロールプロパンジアクリレート、トリメ
チロールプロパンジメタクリレート、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリ
メタクリレート等のアルカンポリオールポリアクリレー
トまたはアルカンポリオールポリメタクリレート等を挙
げることができるが、特にブチレングリコールジアクリ
レート、ヘキサンジオールジアクリレートが好ましく用
いられる。グラフト化モノマーとして、例えばアリルア
クリレート、アリルメタクリレート、ジアリルマレエー
ト、ジアリルフマレート、ジアリルイタコネート等の不
飽和カルボン酸アリルエステル等を挙げることができる
が、特にアリルメタクリレートが好ましく用いられる。
このような架橋性モノマー、グラフト化モノマーは、そ
れぞれ第一段目の全モノマー量の0〜5重量%、好まし
くは 0.1〜2重量%の範囲で用いられる。このゴム状ポ
リマーのコアはコアシェルポリマー全体の50〜90重量%
の範囲が好ましい。コアがこの重量範囲よりも少ないと
き、或いはこれを越えて多い時は生成するコアシェルポ
リマーを溶融混合して得られる樹脂組成物の耐衝撃性改
良の効果が十分でないことがある。また、コアのガラス
転移温度が−30℃よりも高い場合は、低温耐衝撃性改良
の効果が十分ではないことがある。
【0012】次に、第二段の中間層(b-2) を形成する。
例えば、メチルメタクリレート、メチルメタクリレート
と共重合可能なモノマーの混合物であり、ガラス転移温
度60℃以上のガラス状ポリマー(b-2) を形成する。メチ
ルメタクリレートと共重合可能なモノマーとしては、例
えば、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート等
のアルキルメタクリレート、エチルアクリレート、ブチ
ルアクリレート等のアルキルアクリレート、スチレン、
ビニルトルエン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニ
ル、芳香族ビニリデン、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル等のシアン化ビニル、シアン化ビニリデン等の
ビニル重合性モノマーを挙げることができるが、特に好
ましくはエチルアクリレート、スチレン、アクリロニト
リル等が用いられる。また、グリシジルメタクリレー
ト、メタクリル酸、ヒドロキシエチルメタクリレートな
どのような官能基を有する重合モノマー、メチルメタク
リレートなどのようなガラス状ポリマーを形成する重合
モノマー、ブチルアクリレートなどのゴム状ポリマーを
形成する重合モノマーなどをシード乳化重合することに
よって中間相が形成される。このような中間相は所望の
コアシェルポリマーの性質によって種々選択することが
できる。また、その重合割合も使用するモノマーによっ
て適宜選択すれば良い。例えば、ガラス状ポリマーを中
間層とする場合は、その重合割合をシェルの一部として
算出すれば良く、ゴム状ポリマーの場合はコアの一部と
して算出すれば良い。
【0013】第三段階においては、前記中間層の上に炭
素鎖が2〜8個隣接するオキシアルキレン系ポリマーを
含むシェルが形成されている。炭素鎖が2〜8個隣接す
るオキシアルキレン系ポリマーを構成するモノマーは、
ポリアルキレングリコール誘導体末端の水酸基をアクリ
ロイル基、メタクロイル基、ビニル基、アリル基等で変
性したものであり、代表的な上記モノマーとしては、ポ
リプロピレングリコールモノアクリレート、ポリプロピ
レングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコー
ルモノアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリ
レート、ポリプロピレングリコールモノメタクリレー
ト、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、ポリ
エチレングリコールモノメタクリレート、ポリエチレン
グリコールジメタクリレート、ポリオキシエチレン・ポ
リオキシプロピレンモノアクリレート、ポリオキシエチ
レン・ポリオキシプロピレンジアクリレート、ポリオキ
シエチレン・ポリオキシプロピレンモノメタクリレー
ト、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンジメタ
クリレート、ポリオキシプロピレン・ポリオキシテトラ
メチレンモノアクリレート、ポリオキシプロピレン・ポ
リオキシテトラメチレンジアクリレート、ポリオキシプ
ロピレン・ポリオキシテトラメチレンモノメタクリレー
ト、ポリオキシプロピレン・ポリオキシテトラメチレン
ジメタクリレート、メトキシポリエチレングリコールモ
ノアクリレート、メトキシポリエチレングリコールジア
クリレート、メトキシポリエチレングリコールモノメタ
クリレート、メトキシポリエチレングリコールジメタク
リレート、ポリエチレングリコール・ビスフェノールA
エーテル・モノアクリレート、ポリエチレングリコール
・ビスフェノールAエーテル・ジアクリレート、ポリエ
チレングリコール・ビスフェノールAエーテル・モノメ
タクリレート、ポリエチレングリコール・ビスフェノー
ルAエーテル・ジメタクリレート等があり、特に、ポリ
エチレングリコールモノアクリレート、ポリエチレング
リコールジアクリレート、ポリエチレングリコールモノ
メタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレ
ートが好ましく用いられる。このようなシェル相は所望
のコアシェルポリマーの性質によって種々選択すること
ができる。また、その重合割合も使用するモノマーによ
って適宜選択すれば良い。
【0014】本発明で用いるコアシェルポリマー(B) の
ポリアセタール樹脂 100重量部に対する添加量は1〜10
0 重量部、好ましくは5〜50重量部である。コアシェル
ポリマーの添加量が少なすぎると耐衝撃性が十分発揮さ
れず、またいたずらに過大に添加しても、機械的性質特
に剛性の大巾低下が認められ、また、熱安定性に好まし
くない影響が生じる。かかるコアシェルポリマー(B) は
ポリアセタール樹脂中に添加配合することにより、ポリ
アセタール樹脂の優れた機械的性質を低下させることな
く、靭性の向上をさせるとともに、ヒンジ特性が優れた
ものとなり、ヒンジ部品用途に使用することができる。
コアシェルポリマーをポリアセタール樹脂中に添加配合
して得られる成形品では、その表面にコアシェルポリマ
ーが 0.5〜2μm 程度の粒子状で分散し、成形部品を屈
曲させる時そのコアシェルポリマーが起点となって破壊
或いは破断してしまう。従って、(A) ポリアセタール樹
脂と、通常のコアシェルポリマーとを配合したものはヒ
ンジ特性が大幅に劣る。しかしながら、本発明の様な最
外郭層にポリエチレングリコール層を持つコアシェルポ
リマーを用いることにより顕著な改善効果を発揮し、優
れたヒンジ特性を有するという効果が認められる。かか
る作用効果は、コアシェルポリマーの最外郭層であるオ
キシアルキレン重合体部がポリアセタール樹脂(A) に相
溶効果を持つ為にオキシアルキレン重合体部が、通常の
ポリアセタール樹脂の高い結晶性を低下させ、弾性率を
低下させる効果を持つと共に、成形部品を屈曲させる時
そのコアシェルポリマーが起点となって破壊或いは破断
してしまうのを防止するためによるものと推測される。
尚、この作用効果は、必ずしも明確ではなく、これによ
り本発明が何等制限を受けるものではない。
【0015】本発明の組成物は更に公知の各種安定剤を
添加し、熱安定性を補強することが望ましく、この目的
のため公知の酸化防止剤や窒素含有化合物、アルカリ又
はアルカリ土類金属化合物等を1種類又は2種類以上合
わせて使用することが望ましい。本発明組成物には更に
その目的に応じ所望の特性を付与するため、従来公知の
添加剤、例えば滑剤、核剤、離型剤、帯電防止剤その他
の界面活性剤、有機高分子材料、無機、有機の繊維状、
粉粒状、板状の充填剤等を1種又は2種以上添加含有さ
せることが可能である。
【0016】本発明の組成物は、一般に合成樹脂組成物
の調製法として公知の設備と方法により調製することが
できる。即ち、必要な成分を混合し、1軸又は2軸の押
出機を使用して混練し、押出して成形用ペレットとした
後成形することができ、又組成物の調製を成形機にて成
形と同時に行うことも可能である。また各成分の分散混
合を良くするため樹脂成分の一部又は全部を粉砕し、混
合して溶融押出したペレットを成形する方法等、いずれ
も可能である。また前記安定剤、添加剤等の配合物は任
意のいかなる段階で加えてもよく、又、最終成形品を得
る直前で添加、混合することももちろん可能である。ま
た本発明にかかる樹脂組成物は、押出し成形、射出成
形、圧縮成形、真空成形、吹き込み成形、発泡成形のい
ずれによっても成形可能である。
【0017】
【実施例】以下に実施例および比較例を挙げて本発明を
説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定され
るものではない。なお実施例、比較例中の「部」はすべ
て重量部を表す。実施例、比較例中に用いる略語は下記
の通りである。 エチルアクリレート EA メチルメタクリレート MMA 1,4 −ブチレングリコールアクリレート BGA アリルメタクリレート AIMA メタクリルアミド MAM 2−エチルヘキシルアクリレート EHA ブタジエン BD ノニオン性界面活性剤(花王製エマルゲン950) E950 オリゴマー型アニオン性界面活性剤 界面活性剤A (特開昭53−10682 号公報、実施例13の記載に従って合
成し、アンモニア水でpH7.5 に調整後、純水にて固形分
率10%とした。
【0018】
【化1】
【0019】 <組 成> メタクリル酸 155g MMA 360g n−ドデシルメルカプタン 109g アゾビスイソブチロニトリル 4.4g イソプロパノール 314g 分子量 1310 ) 脱イオン水 DIW 2,2'−アゾビス(2−アミノプロパン)二塩酸塩 V50 (和光純薬(製)V50 ) ポリエチレングリコールジアクリレート PEGDA ポリエチレングリコールジメタクリレート PEGDMA <コアシェルポリマーB−1の製造>5リットル還流冷
却器付重合容器内にDIW 1200g、25%アンモニア水1.68
g、界面活性剤A7g、MAM 0.14gを仕込み、窒素気流
下で攪拌しながら70℃に昇温した。次の組成からなるシ
ードモノマー混合物の 27.86gを添加し、10分間かけて
分散させた後、V50 の10%水溶液21gを添加してシード
粒子を重合した。 シードモノマー EA 27.664g AIMA 0.14 g BGA 0.056g 続いてMAM 7gを添加し、次の組成からなるコア部モノ
マー混合物1500gに界面活性剤A 210g、DIW 900g、25
%アンモニウム水2.80gを添加混合したモノマー乳化液
および10%V 50水溶液21.0g、1%アンモニア水0.63g
の混合液を180分かけて連続フィードし、シード重合を
行った。 コア部モノマー混合物 EHA 1040.2g BD 450.0g BGA 2.8g AIMA 7.0g 80℃に昇温して1時間熟成後、冷却して70℃とした。
【0020】次に、V50 の10%水溶液を9g、1%アン
モニア水0.27gを添加し、次の組成の中間層モノマー乳
化液およびV50 の10%水溶液を12g、1%アンモニア水
0.36gを60分かけて連続フィードし、シード重合を行っ
た。 中間層モノマー乳化液 MMA 238.8g EA 60.0g 界面活性剤A 30.0g DIW 500.0g 25%アンモニウム水 0.72g BGA 1.2g MAM 3.0g 80℃に昇温して1時間熟成後、冷却して70℃とした。
【0021】次に、V50 の10%水溶液を9g、1%アン
モニア水0.27gを添加し、次の組成のシェル部モノマー
乳化液およびV50 の10%水溶液を12g、1%アンモニア
水0.36gを60分かけて連続フィードし、乳化重合を行っ
た。 シェル部モノマー乳化液 PEGDA 138.8g EA 60.0g 界面活性剤A 30.0g DIW 500.0g 25%アンモニウム水 0.72g BGA 1.2g MAM 3.0g 80℃に昇温して1時間熟成後、冷却した後、300 メッシ
ュのステンレス金網で濾過し、コアシェルポリマーラテ
ックスを得た。このラテックスを−15℃にて凍結させ、
グラスフィルターで濾過した後、60℃にて一昼夜送風乾
燥して、コアシェルポリマーB−1を得た。 <コアシェルポリマーB−2〜3の製造>表1に示され
るような組成のモノマーを用いた以外はB−1と同様に
して重合を行い、コアシェルポリマーB−2〜3を得
た。 <コアシェルポリマーB’−1の製造>表1に示される
ような組成のモノマーを用いて、中間層ポリマーの重合
を行わなかった以外はB−1と同様にして重合を行い、
コアシェルポリマーB’−1を得た。
【0022】
【表1】
【0023】〔硫酸イオンの定性試験〕コアシェルポリ
マーB−1〜3、およびB’−1について、それらに含
まれる硫酸イオンを検出した。すなわち、試料5gを50
ml三角フラスコに秤量し、イオン交換水20mlを加え、マ
グネチックススターラーで3時間攪拌した。次いで、N
o.5C濾紙で濾過した濾液を二分して、一方に1%塩化
バリウム水溶液 0.5mlを加え、濁りの発生を比較観察し
た。本定性試験において、コアシェルポリマーB−1〜
3、およびB’−1からは硫酸イオンが検出されなかっ
た。
【0024】実施例1〜6 表2に示されるような組成でポリアセタール樹脂と前記
のように製造したコアシェルポリマーB−1〜3を、水
分量 0.3%以下となるまで乾燥した後、池貝鉄工(株)
製の二軸押出機 PCM−30を用いて、シリンダー温度 190
℃、ダイヘッド温度 200℃で溶融混合し、POM 樹脂組成
物のペレットを得た。 比較例1〜4 表3に示されるような組成でポリアセタールと前記のよ
うに製造したコアシェルポリマーB’−1を、水分量
0.3%以下となるまで乾燥した後、池貝鉄工(株)製の
二軸押出機 PCM−30を用いて、シリンダー温度 190℃、
ダイヘッド温度200 ℃で溶融混合し、POM 樹脂組成物の
ペレットを得た。
【0025】尚、実施例、比較例における特性評価は、
以下の方法に従って行った。 (1) ヒンジ特性の評価 図1に示した形状の試験片を成形し、次に示す基準に基
づき評価した。 サンプル数:n=10 テスト方法:サンプルを−10℃、50%RHの環境下に24
時間以上放置した後、同条件下でヒンジ部を 180度の角
度で 100回繰り返し折り曲げた。 評価A: 100回の折り曲げの間にヒンジ部が破壊した個
数。(数値の小さいほど優れる) 評価B:100 回折り曲げを行った後のヒンジ部状態を次
の様な判定基準で評価し、平均点で表したもの。(数値
の大きいほど優れる) 5:殆ど異常が認められなかったもの。 4:ヒンジ部の表面に微小クラックが発生したもの。 3:ヒンジ部表面のクラックが成長し、大きくなったも
の。 2:ヒンジ部のクラックが更に中心部に向かって成長
し、ヒンジ部が極めて薄くなったもの。 1:薄くなったヒンジ部に切れ目が入り、切断しかかっ
たもの。
【0026】0:破断したもの。 (2) アイゾット衝撃強度 実施例および比較例で調製された樹脂ペレットから、イ
ンライン射出成形機を用いて試験用サンプル(幅12.7m
m、厚さ6.4mm 、長さ64mmの直方体)を成形し、ASTM D
256の方法に準拠したノッチを付け、アイゾット衝撃値
を測定した。アイゾット衝撃値が高い方が良好であると
判断される。又、実施例において、ヒンジ特性、機械物
性の評価に用いた試験片の成形方法は以下の通りであ
る。 * 成形機 ;東芝(株)製IS80 * 成形条件 ノズル C1 C2 C3 シリンダー温度(℃) 200 190 180 160 射出圧力 650 (kg/cm2) 射出速度 1.0 (m/min) 金型温度 70(℃)
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【発明の効果】以上の説明および実施例により明らかな
ように、ポリアセタール樹脂に、特定のコアシェルポリ
マーを添加配合させてなる本発明の組成物は、ポリアセ
タールのバランスのとれた機械的物性を保持しながらヒ
ンジ特性に優れ、かつ靭性を維持させるという顕著な効
果を示した、非常に好ましい樹脂組成物を得ることが出
来る。かかるポリアセタール樹脂組成物、及びその組成
物を成形してなるヒンジ部品の用途例として、自動車、
電気・電子、建材、雑貨等の分野における各種のヒンジ
部品が挙げられるが、より具体的には、自動車用コネク
ター、電気機器用コネクター等が挙げられ、これらの用
途に好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ヒンジ特性測定に用いた試験片の略図であ
り、(a),(b),(c) は各々平面図、側面図及びヒンジ部の
拡大図を示す。その他の数値の単位はmmである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) ポリアセタール樹脂 100重量部に(B)
    ゴム状ポリマーのコア(b-1) と、中間層にガラス状ポリ
    マー(b-2) 、及び、炭素鎖が2〜8個隣接するオキシア
    ルキレン系ポリマーを含むシェル(b-3) を有するコアシ
    ェルポリマー1〜100 重量部を配合してなるポリアセタ
    ール樹脂組成物。
  2. 【請求項2】コアシェルポリマー(B) が、実質的にアニ
    オンが検出されないコアシェルポリマーである請求項1
    記載のポリアセタール樹脂組成物。
  3. 【請求項3】コアシェルポリマー(B) が、ノニオン性界
    面活性剤及び発生するラジカルが中性である重合開始剤
    を用いて乳化重合したものである請求項1又は2記載の
    ポリアセタール樹脂組成物。
  4. 【請求項4】コアシェルポリマーのガラス状ポリマー(b
    -2) が、メチルメタクリレートを主成分とするポリマー
    である請求項1〜3の何れか1項記載のポリアセタール
    樹脂組成物。
  5. 【請求項5】コアシェルポリマーのシェル(b-3) が、ポ
    リ(エチレンオキシド)系及びポリ(プロピレンオキシ
    ド)系よりなる群から選ばれた1種又は2種以上である
    請求項1〜4の何れか1項記載のポリアセタール樹脂組
    成物。
  6. 【請求項6】コアシェルポリマーのシェル(b-3) が、ポ
    リエチレングリコールモノアクリレート、ポリエチレン
    グリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールモ
    ノメタクリレート及びポリエチレングリコールジメタク
    リレートよりなる群から選ばれた1種又は2種以上であ
    る請求項1〜4の何れか1項記載のポリアセタール樹脂
    組成物。
  7. 【請求項7】請求項1〜6の何れか1項記載のポリアセ
    タール樹脂組成物を成形してなる優れたヒンジ特性を有
    するポリアセタール樹脂製成形品。
JP27548995A 1995-10-24 1995-10-24 ポリアセタール樹脂組成物 Expired - Fee Related JP3590463B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27548995A JP3590463B2 (ja) 1995-10-24 1995-10-24 ポリアセタール樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27548995A JP3590463B2 (ja) 1995-10-24 1995-10-24 ポリアセタール樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09111097A true JPH09111097A (ja) 1997-04-28
JP3590463B2 JP3590463B2 (ja) 2004-11-17

Family

ID=17556234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27548995A Expired - Fee Related JP3590463B2 (ja) 1995-10-24 1995-10-24 ポリアセタール樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3590463B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6194515B1 (en) 1997-10-10 2001-02-27 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyacetal composition with improved toughness
US6747083B2 (en) 2000-05-12 2004-06-08 Kaneka Corporation Process for producing rubber latex containing water in particle
JP2005248073A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Mitsubishi Rayon Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物およびその製造方法
JP2005248074A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Mitsubishi Rayon Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6194515B1 (en) 1997-10-10 2001-02-27 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyacetal composition with improved toughness
US6747083B2 (en) 2000-05-12 2004-06-08 Kaneka Corporation Process for producing rubber latex containing water in particle
JP2005248073A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Mitsubishi Rayon Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物およびその製造方法
JP2005248074A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Mitsubishi Rayon Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP3590463B2 (ja) 2004-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4564653A (en) Impact modifier and thermoplastic resin composition using the same
DE3687259T2 (de) Herstellungsverfahren fuer maleimidkopolymere und daraus hergestelltes thermoplastisches harz.
US5290858A (en) Core-shell polymer, production and use thereof
JPS61190548A (ja) 衝撃性変性用組成物
KR0148008B1 (ko) 코어 쉘 중합체, 이를 함유하는 조성물 및 이의 성형품
EP0494534B1 (en) Core-shell polymer
JP2628095B2 (ja) コアシェルポリマー
EP0390146B1 (en) Core-shell polymer, production and use thereof
EP0482352B1 (en) Core-shell polymer and its use
US5242982A (en) Core-shell polymer composition containing the polymers and its molded articles
JPH09111097A (ja) ポリアセタール樹脂組成物
JPH0770255A (ja) コアシェルポリマー
JP3255567B2 (ja) ポリアセタール樹脂組成物
EP0080720B1 (en) Alloys of styrenic resins and polyamides
JP3281242B2 (ja) ポリアセタール樹脂組成物
JPH0517514A (ja) コアシエルポリマー
JP3658457B2 (ja) ポリアセタール樹脂組成物
JP3590447B2 (ja) ポリアセタール樹脂組成物
JPH07103196B2 (ja) コアシェルポリマー
JP3462888B2 (ja) 耐候性ポリアセタール樹脂組成物
JPH08325431A (ja) ポリアセタール樹脂製ヒンジ部品
JPH02251558A (ja) ポリオキシメチレン樹脂組成物
MXPA98003165A (en) Composition of polyace resin
JPH07116347B2 (ja) 耐衝撃性に優れるポリオキシメチレン組成物
CA2051966A1 (en) Core-shell polymer and it's use

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040820

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees