JPH0911086A - 物品の搬送方法およびその装置 - Google Patents

物品の搬送方法およびその装置

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JPH0911086A
JPH0911086A JP7155032A JP15503295A JPH0911086A JP H0911086 A JPH0911086 A JP H0911086A JP 7155032 A JP7155032 A JP 7155032A JP 15503295 A JP15503295 A JP 15503295A JP H0911086 A JPH0911086 A JP H0911086A
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panel
product type
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JP7155032A
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Kazunari Hirayama
和成 平山
Yuzuru Sasaki
譲 佐々木
Hiroyuki Yanaka
洋之 谷中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数品種のパネルの混合生産で搬送に際し
て、所望品種のパネルを効率良く搬送して生産効率を高
める陰極線管のパネル搬送装置を提供する。 【構成】 パネル組立工程21の払出点Bに設けた品種判
別装置27により、ローディングするパネル12の品種を判
別する。IDカードライタ29により搬送機構15の各搬送
具16毎に設けた品種情報記憶手段28に、品種判別装置27
にて判別したローディングパネルの品種情報を記憶させ
る。払出点Bまでの返送路のリターン入口点Eに設けた
IDカードリーダ37により、基準点Cに到達した搬送具
16に搭載しているパネル12の品種情報を読み出す。演算
制御装置39によりIDカードライタ29により書込んだ品
種情報とIDカードリーダ37で読み出した品種情報を演
算して、払出点Bへの投入指示数を求め、表示装置40に
より投入指示として表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多品種混合生産する場
合の各工程間の物品搬送に適用される物品の搬送方法お
よびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、陰極線管11は、図6で示すよう
に、パネル12およびネック部13を有しており、このパネ
ル12のパネルガラス内面には蛍光面が形成されている。
そして、この蛍光面は、たとえばそれぞれドット状の赤
色蛍光体、緑色蛍光体および青色蛍光体を順次規則的に
配置したものである。また、ネック部13には電子銃が装
着され、蛍光面に近接してシャドウマスクが配設され、
このシャドウマスクは、規則正しく配設された多数の電
子ビーム開孔を有する。
【0003】ここで、1個の電子ビーム開孔は、蛍光面
の赤色蛍光体、緑色蛍光体および青色蛍光体を1組とし
て対応している。そして、電子銃から発射される3本の
電子ビームは、管外に配設された偏向装置により水平お
よび垂直方向への偏向を受けながら、シャドウマスクの
電子ビーム開孔を通過し、それぞれの蛍光体を射突発光
せしめてカラー映像を映出する。
【0004】このような陰極線管の製造に際しては、パ
ネル12に対する蛍光体塗布工程があり、上流工程である
パネル組立工程にてマスクと組合わされたパネルおよび
マスク組立半製品であるパネル12が、トロリコンベアや
フロアコンベアなどの搬送機構により、下流工程である
蛍光体塗布工程に順次搬送されてくる。なお、この場
合、一連の設備で数種類のサイズの異なるパネルを塗布
する複数品種混合生産が一般的に行なわれている。
【0005】そして、一般には、図4で示すように、パ
ネル・マスク組立半製品としてのパネル12は、トロリコ
ンベア15の搬送具16により1個ずつ、上流工程であるパ
ネル組立工程から下流工程である蛍光体塗布工程に搬送
される。さらに、蛍光体塗布工程にてパネル12がアンロ
ーディングされた搬送具16は、図示しないループ状に構
成されたトロリコンベア15によりパネル組立工程に返送
され、ここで再びパネル12がローディングされる。
【0006】また、蛍光体塗布工程の入口で順次アンロ
ーディングされるパネル12は、仕分けコンベアに投入さ
れ、品種毎に仕分けられる。
【0007】ここで、複数品種混合生産の場合、蛍光体
塗布工程に用いられる露光装置は、レンズやパネル12に
対する保持装置等が品種毎に異なるため、1品種に付き
1台が適用される。したがって、蛍光体塗布工程に空き
を作らずにパネル12を効率よく供給して生産するために
は、決められた生産パターン、すなわち決められた品種
の順番で、蛍光体塗布装置にパネル12をローディングし
なければならない。
【0008】そのためには、仕分けコンベアにより、順
次搬送されて来るパネル12を予め品種毎に仕分けしてお
き、制御装置によってこの仕分けレーンからパネル12を
品種毎に所定の順番で順次払い出す必要がある。
【0009】しかし、上流のパネル組立工程から払出さ
れるパネル12の比率は、ミクロ的に見て必ずしも下流の
蛍光体塗布工程が必要とする品種の生産効率と同じでは
ない。このため、上流工程から払い出す前にも仕分けコ
ンベアを設けたり、あるいは、パネル12をストレージす
るバッファを設けたりして、パネル12の投入を制御する
必要がある。
【0010】このような制御を行なわないと、下流工程
の蛍光体塗布工程の品種バランスと、上流工程のパネル
組立工程からの供給バランスとが崩れてしまうことがあ
る。その結果、ある品種に対応する仕分けコンベアの仕
分けレーンが満杯になると、その品種に対応する新たな
パネル12を投入できないため、トロリコンベア15の搬送
具16は、該当するパネル12をアンローディングできず、
そのまま上流のパネル組立工程にリターンされる。そし
て、リターンされるパネルが多くなると、結果的に下流
の蛍光体塗布工程に空きを作ることになり、生産効率が
悪くなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、複数品
種混合生産を行なう場合、上流工程から下流工程に向か
って空きを生じることなく、生産比率に対応して効率良
く搬送することが難しく、生産効率の低下を招いてい
る。
【0012】本発明は、複数品種のパネルを混合生産す
るために、上流工程から下流工程への搬送に際して、所
望品種のパネルを下流工程で空きを生じないように効率
良く搬送して生産効率を高めたるようにした物品の搬送
方法および装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の物品の搬
送方法は、上流工程の払出点にて搬送機構にローディン
グされる複数品種の物品を、品種毎の仕分けレーンを有
する品種仕分けコンベアを備えた複数品種混合生産可能
な下流工程に順次搬送し、この下流工程の入口にて前記
上流工程側から搬送されてきた物品の品種を判別し、こ
の品種に対応する前記品種仕分けコンベアの仕分けレー
ンが空いていると、この物品を前記搬送機構から仕分け
コンベアにアンローディングし、対応する品種の仕分け
レーンに空きがない場合は物品をアンローディングせず
に上流工程側へ返送する物品の搬送方法において、前記
払出点にてローディングされる物品の品種を判別し、前
記下流からの払出点に返送される物品の品種を判別し、
返送パネル数と新たにローディングされた物品数をそれ
ぞれ品種毎に演算して求め、前記払出点から前記下流工
程入口に向かう所定位置までに存在する品種毎の物品数
が、下流工程における品種毎の生産比率に対応した数と
なるように、前記払出点への投入指示を行なうものであ
る。
【0014】請求項2記載の物品の搬送方法は、請求項
1記載の物品の搬送方法において、複数品種混合生産可
能な下流工程での品種毎の生産パターン数を整数Nと
し、払出点から下流工程入口に向かってNの倍数個の物
品数が存在し得る地点までに位置する品種毎の物品数
と、払出点までにNの倍数個の物品数が存在し得る地点
までの間に位置する品種毎の返送物品数とをそれぞれ演
算するものである。
【0015】請求項3記載の物品の搬送装置は、上流工
程の払出点にて搬送機構の搬送具に移載機構によりロー
ディングされる複数品種の物品を、品種毎の仕分けレー
ンを有する品種仕分けコンベアを備えた複数品種混合生
産可能な下流工程に順次搬送し、この下流工程の入口に
て前記上流工程側から搬送されてきた物品の品種を判別
し、この品種に対応する前記品種仕分けコンベアの仕分
けレーンが空いていると、この物品を前記搬送機構から
仕分けコンベアに移載機構によりアンローディングし、
対応する品種の仕分けレーンに空きがない場合は物品を
アンローディングせずに上流工程側へ返送する物品の搬
送装置において、前記払出点に設けられローディングさ
れる物品の品種を判別する品種判別手段と、前記搬送機
構の前記物品がローディングされる前記各搬送具毎に設
けられた品種情報記憶手段と、前記品種判別手段により
判別された品種情報を判別された物品がローディングさ
れる搬送具の品種情報記憶手段に書き込む書込手段と、
前記払出点までの返送路の所定地点に設けられこの所定
地点に到達した搬送具に搭載されている物品の品種情報
を読み出す読出手段と、前記書込手段により書き込まれ
た品種情報と読出手段により読み出された品種情報を演
算して前記払出点への投入指示数を求める演算制御手段
と、この演算制御手段の演算結果を前記投入指示として
表示する表示手段とを具備したものである。
【0016】
【作用】本発明は、上流工程からの払出点にてローディ
ングされる物品の品種および下流工程から払出点に返送
される物品の品種をそれぞれ判別し、返送物品数と新た
にローディングされた物品数をそれぞれ品種毎に演算し
て求めているので、払出点から下流工程入口に向かう所
定位置までに存在する品種毎の物品数を、下流工程にお
ける品種毎の生産比率に対応した数となるように投入指
示する
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に示す陰極線
管のパネル搬送装置を参照して説明する。
【0018】図1は陰極線管11の製造工程の一部を示す
もので、上流工程であるたとえばパネル組立工程21で組
立てられたパネル・マスク組立半製品としてのバネル12
を搬送機構15により、複数品種混合生産可能な下流工程
であるたとえば蛍光体塗布工程22に搬送する状態を示し
ている。
【0019】また、たとえば図4に示す搬送機構として
のトロリコンベア15はループ状に構成された搬送路を有
し、搬送具16を一定間隔で多数取り付けている。そし
て、これら多数の搬送具16を搬送路に沿って移動させる
ことにより、この搬送具16上にローディングされたパネ
ル12を所定方向に搬送する。
【0020】さらに、パネル組立工程21で組立てられた
パネル12は、搬送コンベア24などにより、再投入点Aを
経てトロリコンベア15の払出点Bに投入され、この払出
点Bには移載機構25が設けられており、搬送コンベア24
により搬送されてきたパネル12を搬送具16にローディン
グする。
【0021】また、この払出点Bにはゲージング装置26
と品種判別手段としての品種判別装置27がそれぞれ設け
られており、搬送具16にローディングされるパネル12の
サイズをゲージングするとともに、マスクの種類を検出
することにより、パネル12の品種を判別している。そし
て、たとえばサイズが同じでも組合わされるマスクの種
類が異なる場合、パネル12としての品種は異なることに
なる。このような相違は、たとえば図3で示すように、
パネル12はパネルガラス12a の内側にマスクフレーム12
b を所定の位置関係で取り付けたものであるが、このマ
スクフレーム12b に種類判別用の孔12c を設けておき、
この孔12c の位置や数を品種判別装置27に設けた図示し
ないセンサによって検出し、その結果によりパネル12と
しての品種を判別する。
【0022】さらに、トロリコンベア15に設けられた多
数の搬送具16には、図4で示すように、搭載されるパネ
ル12の品種情報を電気的に記憶させる品種情報記憶手段
としてのIDカード28がそれぞれ設けられている。ま
た、IDカード28に対しては、図1で示すように、払出
点Bに品種情報書込み装置としてのたとえばIDカード
ライタ29を設けており、品種判別装置27によって判別さ
れたパネル12の品種情報を書き込む。
【0023】また、下流に位置する蛍光体塗布工程22の
入口部、すなわちトロリコンベア15のアンローディング
点Dには、品種情報の読出手段としてのたとえばIDカ
ードリーダ31が設けられており、このアンローディング
点Dに到達した搬送具16のIDカード28に記憶されてい
る品種情報を読み出す。
【0024】また、このアンローディング点Dには、搬
送具16からパネル12をアンローディングする移載機構32
が設けられ、さらに、このアンローディング点Dと蛍光
体塗布装置35との間には、品種仕分けコンベア33が設け
られている。この品種仕分けコンベア33は、蛍光体塗布
工程22で混合生産可能な品種毎の仕分けレーン331 ,33
2 ,…,33n を有し、移載機構32により搬送具16からア
ンローディングされたパネル12を、対応する品種に該当
する仕分けレーン331 ,332 ,…,33n のいずれかに分
別する。また、各仕分けレーン331 ,332 ,…,33n
分別されたパネル12は、図示しない制御装置によって、
仕分けレーン331 ,332 ,…,33n から所望の順番で払
出される。
【0025】そして、品種仕分けコンベア33から払出さ
れたパネル12は、パネル・マスク分離装置34によりパネ
ルガラス12A とマスクフレーム12B とが分離され、パネ
ルガラス12A は蛍光体塗布装置35にローディングされ
る。
【0026】また、移載機構32は、図示しない制御装置
により、品種仕分けコンベア33の各仕分けレーン331
332 ,…,33n の状態を監視し、その状態に応じてパネ
ル12を搬送具16からアンローディングする。すなわち、
アンローディング点Dに到達した搬送具16に搭載されて
いるパネル12の品種に対応するたとえば仕分けレーン33
1 が空いている場合には、このパネル12を搬送具16から
アンローディングし、該当する仕分けレーン331 に投入
させる。
【0027】これに対し、蛍光体塗布工程22での諸事情
により、アンローディングしようとするパネル12の品種
に対応するたとえば仕分けレーン331 が空いていない場
合には、このパネル12を搬送具16からアンローディング
しない。そして、アンローディングされなかったパネル
12は、搬送具16に搭載されたまま、ループ状に構成され
たトロリコンベア15によりパネル組立工程21側に返送さ
れる。
【0028】また、ループ状のトロリコンベア15の返送
路、すなわち、蛍光体塗布工程22へのアンローディング
点Dを通過した後の、パネル組立工程21の払出点Bへの
搬送路には、その所定位置であるリターン入口点Eに情
報読み出し装置としてのたとえばIDカードリーダ37を
設けている。そして、このIDカードリーダ37は、アン
ローディング点Dに設けられたIDカードリーダ31と同
等のもので、パネル組立工程21に返送されるパネル12を
搭載した搬送具16のIDカード28から、返送したパネル
12の品種情報を読み出す。
【0029】さらに、トロリコンベア15の各地点、すな
わちパネル組立工程21からの払出点Bに設けたIDカー
ドライタ29、蛍光体塗布工程22へのアンローディング点
Dおよびパネル組立工程21への入口点Eにそれぞれ設け
たIDカードリーダ31,37は、図2で示すように、それ
ぞれ演算制御手段としての演算制御装置39と接続してい
る。そして、この演算制御装置39は、これらIDカード
ライタ29により書き込まれた品種情報とIDカードリー
ダ31,37より読み出された品種情報を演算し、払出点B
への投入指示数を求める。
【0030】また、投入点Aの作業員が目視できる状態
で表示手段としての表示装置40が設けられ、演算制御装
置39の演算結果を投入指示として表示する。
【0031】なお、トロリコンベア15の上流側払出点B
から下流側アンローディング点Dまでの搬送路途中に位
置する点Cは、下流の蛍光体塗布工程22での生産比率に
対応して投入指示の内容を演算により求める際の基準点
を表す。
【0032】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0033】まず、上流のパネル組立工程21からのパネ
ル12の払出しは次のように行なう。すなわち、パネル組
立工程21から搬送コンベア24により搬送されてきたパネ
ル12は、払出点Bで移載機構25により、トロリコンベア
15の搬送具16上にローディングされる。このとき、ゲー
ジング装置26と品種判別装置27とによりローディングさ
れるパネル12のサイズとマスクの種類とが判別され、こ
れらの品種情報は、IDカードライタ29により、図4で
示す各搬送具16毎のIDカード28に書き込まれ記憶され
る。
【0034】そして、品種情報は、図2で示す演算制御
装置39に入力され、品種毎の払出数としてカウントされ
る。また、この品種毎の払出数は逐次リアルタイムで表
示装置40に表示される。ここで、図1に示す払出点Bか
ら下流に払出されるパネル12の各品種毎の個数の比率
は、下流である蛍光体塗布工程22における生産比率と一
致するのが理想である。
【0035】このようにして、払出点Bから払出された
パネル12は、搬送具16によりアンローディング点Dに向
かって順次搬送される。このアンローディング点Dで
は、IDカードリーダ31により搬送具16に設けられたI
Dカード28の内容を読み出し、図示しない制御装置は、
その搬送具16に搭載されているアンローディング対象の
パネル12の品種を判別する。
【0036】また、図示しない制御装置は、品種仕分け
コンベア33の各仕分けレーン331 ,332 ,…,33n の空
き状態を監視しており、判別された品種に対応する仕分
けレーン、たとえば331 に空きがあれば移載機構32によ
り搬送具16からパネル12をアンローディングし、このパ
ネル12を対応するレーン331 に投入させる。これに対
し、蛍光体塗布工程22での諸事情により、品種に対応す
る仕分けレーンに空きがない場合は、アンローディング
は行なわない。このため、搬送具16はパネル12を搭載し
たまま、ループ状搬送路により上流方向に返送される。
【0037】さらに、返送したパネル12を搭載した搬送
具16は、上流の払出点Bへの返送途中において、リター
ン入口点Eに設けられたIDカードリーダ37により、I
Dカード28に記憶された品種情報が読み取られる。この
品種情報は、他の払出点Bおよびアンローディング点D
からの品種情報とともに、図2で示した演算制御装置39
に入力される。そして、その演算結果は表示装置40に表
示され、図1で示す再投入点Aでの投入指示に用いられ
る。
【0038】以下、この再投入点Aでの投入指示の方法
について説明する。
【0039】また、ここでの投入指示は下流における蛍
光体塗布工程22の生産比率に合わせるように、パネル12
を投入指示することが目的である。たとえば、蛍光体塗
布工程22での同時混合生産パターンの大きさNがN=5
である場合、すなわち、同時に5品種の生産を繰り返し
行なう生産形態の場合、品種仕分けコンベア33から蛍光
体塗布装置35へのローディングは、図5(c)で示す品
種の順番で行なわれる。すなわち、蛍光体塗布装置35へ
のローディングの順番は、各グループとも同じ品種の順
番となる。
【0040】これに対し、トロリコンベア15で搬送する
パネル12の品種は、品種仕分けコンベア33によるバッフ
ァがあるため、品種の順番は蛍光体塗布装置35へのロー
ディングの順番と必ずしも同一である必要はない。そし
て、たとえば搬送具16を5個を1グループとして、図5
(a)で示すように、各グループ毎に搭載順を問わない
が必ず5種類の品種N1,N2,…,N5のパネル12が搭載さ
れているようにしたり、図5(b)で示すように、複数
のグループ内で品種の比率が一定となるように搭載する
などの方法がある。
【0041】このようにすると、投入する順番が規制さ
れないので、特に投入場所が複数箇所ある場合は、その
内のどこかに投入すればよいので、パネル12の品種の投
入順序を規制する場合に比べて、大幅にローディング作
業の負担を軽減できる。
【0042】このように、パネル12の再投入点Aで、自
動あるいは手動でパネル12の配列を制御し品種の比率が
一定となるようにするが、蛍光体塗布工程22からの返送
したパネル12がある場合は、単に下流工程の生産比率に
合わせて投入を制御しただけでは、下流の蛍光体塗布工
程22に払い出す品種の比率に狂いが生じてしまう。すな
わち、返送のあった品種は多くなり過ぎ、返送のない品
種は少なくなり過ぎるなど、比率に狂いが生じる。
【0043】そこで、リターン入口点Eに設けたIDカ
ードリーダ37が読み出した品種情報により、返送された
パネル12の品種を捕らえる。また、演算制御装置39は、
この返送したパネル12の品種数を基に投入すべき品種を
演算して表示装置40に表示し、正確な生産比率になるよ
うにパネル12を払出させる。
【0044】このための制御方法は、図1に示すよう
に、リターン入口点Eはこのリターン入口点Eから上流
の払出点Bまでに、生産パターンの大きさNの倍数N×
m個の搬送具16が存在するように設定する。ここでmは
整数で、たとえばm=2とすると、払出点Bから搬送具
16の数で10個手前の位置をリターン入口点Eとし、こ
のリターン入口点EにIDカードリーダ37を配置する。
すなわち、リターン入口点Eは払出点BまでにNの倍数
個、いわゆるN×m個のパネル12が存在し得る地点であ
る。
【0045】また、演算のための基準点Cは、払出点B
から下流側にN×k個の搬送具16が存在し得る地点とす
る。ここでkは整数で、たとえばk=5とすると、払出
点Bから下流側に25個の搬送具が存在する地点が基準
点Cとなる。すなわち、基準点Cは払出点Bから下流工
程入口に向かってNの倍数個、いわゆるN×k個のパネ
ル12が存在し得る地点である。
【0046】そして、この払出点Bから基準点Cまでの
間に存在しているパネル12の品種情報は、払出点Bに設
けたIDカードライタ29により搬送具16のIDカード28
に書き込まれ、かつ、演算制御装置39に入力されてお
り、この演算制御装置39により表示装置40に表示され
る。また、演算制御装置39には、リターン入口点Eに設
けたIDカードリーダ37によって読み取られた返送した
パネル12の品種情報が入力されているので、この返送分
を補正して投入すべき品種を演算し、表示装置40に表示
して指示する。
【0047】すなわち、払出点Bから基準点Cまでに存
在する25個の搬送具16に搭載されていなければならな
い品種は、生産比率c/5とすると必要数pは次式にて
求められる。
【0048】p=(25÷5)×c …(1) たとえば、最小生産単位が1/5の生産形態で、品種q
1,q2,q3の3種類同時混合生産を行なう場合、各必要
数は次の通りとなる。
【0049】品種q1の生産比率が2/5の場合、c=2
となり、必要数p=10 品種q2の生産比率が2/5の場合、c=2となり、必要
数p=10 品種q3の生産比率が1/5の場合、c=1となり、必要
数p=5 そして、必要数pは返送したパネル12が無いときの、生
産比率に対応した各品種毎の投入指示数である。ただ
し、この値だけでは返送したパネル12があると比率に狂
いが生じるので、必要数pを基に次の補正演算を行な
う。すなわち、リターン入口点Eに設けられたIDカー
ドリーダ37からの品種情報によりカウントされた、ある
品種のリターン入口点Eから払出点Bまでに存在する返
送したパネル12の個数をaとし、払出点Bから基準点C
までの対応する品種の個数をbとすると、必要数pから
のずれ量Δは次式のようになる。
【0050】Δ=(a+b)−p …(2) この(2)式から、ずれ量Δがマイナスの場合は生産比
率を満足するための投入量が不足していることを表し、
プラスの場合は投入量が多過ぎることを表している。し
たがって、ずれ量Δがマイナスで数値が大きい品種ほ
ど、優先順位を高くして投入指示する。
【0051】たとえば再投入点Aの場所を、品種毎にA
1,A2,A3の複数箇所用意しておき、それぞれの品
種の投入優先順位を、上述の手法により演算制御装置39
にて演算し、その結果を優先順位の高い品種の順で表示
装置40に表示する。また、ずれ量Δが所望の設定値を越
えた場合は警報を出すなどして、搬送コンベア24に投入
させないようにする。
【0052】このようにすれば、パネル組立工程21の払
出点Bから払出されるパネル12の品種は、返送したパネ
ル12の品種を考慮した数となり、蛍光体塗布工程22での
生産比率に対応したパネル供給量が得られ、空きを作ら
ない効率の良い生産を行なうことができる。
【0053】また、上記実施例ではm=2,k=5とし
たが、これらm,kの値を小さくするほど蛍光体塗布工
程22の生産比率に一致させることができるが、実際の投
入制御が難しくなる。これに対し、m,kの値を大きく
すると、マクロ的な生産比率を合わせることはできる
が、精度は悪くなる。これらm,kの大きさは、トロリ
コンベア15の長さや、品種仕分けコンベア33によるバッ
ファ量、さらには生産パターンの大きさNによって決ま
るので、これらの数値を基に最適な値を選べばよい。な
お、IDカード、IDリーダ、IDライタとしては電磁
式、マイクロ波利用、光方式など種々の種類が用いられ
る。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、複数品種混合生産を行
なう下流工程からの返送パネル数を品種毎に捕らえ、下
流工程での生産比率に一致するように、上流工程での投
入指示を行なうので、生産比率通りのパネル供給が可能
となり、下流工程での空きが生じず効率よく生産でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の陰極線管用パネルの搬送装
置を示す工程図である。
【図2】同上システム構成を示すブロック図である。
【図3】同上パネルの構造を示す裏面図である。
【図4】同上搬送具によるパネル搬送状態を示す図であ
る。
【図5】同上パネルの払出状態を示す概念図である。
【図6】一般的な陰極線管の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
12 物品としてのパネル 15 搬送機構としてのトロリコンベア 16 搬送具 21 上流工程としてのパネル組立工程 22 下流工程としての蛍光塗布工程 25,32 移載機構 27 品種判別手段としての品種判別装置 28 品種情報記憶手段としてのIDカード 29 書込手段としてのIDカードライタ 31 読出手段としてのIDカードリーダ 33 品種仕分けコンベア 331 〜33n 仕分けレーン 39 演算制御手段としての演算制御装置 40 表示手段としての表示装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流工程の払出点にて搬送機構にローデ
    ィングされる複数品種の物品を、品種毎の仕分けレーン
    を有する品種仕分けコンベアを備えた複数品種混合生産
    可能な下流工程に順次搬送し、この下流工程の入口にて
    前記上流工程側から搬送されてきた物品の品種を判別
    し、この品種に対応する前記品種仕分けコンベアの仕分
    けレーンが空いていると、この物品を前記搬送機構から
    仕分けコンベアにアンローディングし、対応する品種の
    仕分けレーンに空きがない場合は物品をアンローディン
    グせずに上流工程側へ返送する物品の搬送方法におい
    て、 前記払出点にてローディングされる物品の品種を判別
    し、 前記下流からの払出点に返送される物品の品種を判別
    し、 返送パネル数と新たにローディングされた物品数をそれ
    ぞれ品種毎に演算して求め、 前記払出点から前記下流工程入口に向かう所定位置まで
    に存在する品種毎の物品数が、下流工程における品種毎
    の生産比率に対応した数となるように、前記払出点への
    投入指示を行なうことを特徴とする物品の搬送方法。
  2. 【請求項2】 複数品種混合生産可能な下流工程での品
    種毎の生産パターン数を整数Nとし、払出点から下流工
    程入口に向かってNの倍数個の物品数が存在し得る地点
    までに位置する品種毎の物品数と、払出点までにNの倍
    数個の物品数が存在し得る地点までの間に位置する品種
    毎の返送物品数とをそれぞれ演算することを特徴とする
    請求項1記載の物品の搬送方法。
  3. 【請求項3】 上流工程の払出点にて搬送機構の搬送具
    に移載機構によりローディングされる複数品種の物品
    を、品種毎の仕分けレーンを有する品種仕分けコンベア
    を備えた複数品種混合生産可能な下流工程に順次搬送
    し、この下流工程の入口にて前記上流工程側から搬送さ
    れてきた物品の品種を判別し、この品種に対応する前記
    品種仕分けコンベアの仕分けレーンが空いていると、こ
    の物品を前記搬送機構から仕分けコンベアに移載機構に
    よりアンローディングし、対応する品種の仕分けレーン
    に空きがない場合は物品をアンローディングせずに上流
    工程側へ返送する物品の搬送装置において、 前記払出点に設けられローディングされる物品の品種を
    判別する品種判別手段と、 前記搬送機構の前記物品がローディングされる前記各搬
    送具毎に設けられた品種情報記憶手段と、 前記品種判別手段により判別された品種情報を判別され
    た物品がローディングされる搬送具の品種情報記憶手段
    に書き込む書込手段と、 前記払出点までの返送路の所定地点に設けられこの所定
    地点に到達した搬送具に搭載されている物品の品種情報
    を読み出す読出手段と、 前記書込手段により書き込まれた品種情報と読出手段に
    より読み出された品種情報を演算して前記払出点への投
    入指示数を求める演算制御手段と、 この演算制御手段の演算結果を前記投入指示として表示
    する表示手段とを具備したことを特徴とする物品の搬送
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6387497B1 (en) 1997-12-19 2002-05-14 Matsumoto Yushi-Seiyaku Co Ltd Synthetic organic particles, process for the production of the same, and use thereof
JP2002273638A (ja) * 2001-03-15 2002-09-25 Amada Co Ltd 切断機におけるワーク搬出方法およびその装置
JP2008119786A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Nissan Diesel Motor Co Ltd ワーク識別装置及び識別方法

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