JPH09109548A - インクセット及びそれを使用したインクジェット記録方法 - Google Patents

インクセット及びそれを使用したインクジェット記録方法

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JPH09109548A
JPH09109548A JP29068095A JP29068095A JPH09109548A JP H09109548 A JPH09109548 A JP H09109548A JP 29068095 A JP29068095 A JP 29068095A JP 29068095 A JP29068095 A JP 29068095A JP H09109548 A JPH09109548 A JP H09109548A
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JP
Japan
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ink
dye
color
recording method
recording
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Application number
JP29068095A
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English (en)
Inventor
Mayumi Yamamoto
真由美 山本
Yoshihisa Takizawa
吉久 滝沢
Mikio Sanada
幹雄 真田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高色濃度でシャープなエッジを有し、異色の
2つのインクを重ねて印字しても線太りがなく、異色の
2つのインクを隣接して印字しても境界滲みのない鮮明
なカラー画像を得るインクセットを提供する。 【構成】 2色以上のインクを用いて、カラー画像を被
記録材にインクジェット記録方式で記録するインクジェ
ット記録方法に用いるインクセットにおいて、該インク
は染料、液媒体及び高分子物質を必須成分として含有
し、25℃における粘度が1×10-3〜1×10-2pa
・sであり、かつ2色以上のインクのうち少なくとも1
色のインクに用いられる染料がアニオン染料であり、そ
のインクとは異なる色のインクに用いられる染料がカチ
オン染料の組合せであるインクセット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の着色インク
を用い、これらのインクの原色を組合せることにより被
記録材にカラー画像を記録するインクセット及びそれを
使用したインクジェット記録方法に関し、とりわけ充分
な画像濃度を有し、鮮明で高品質な画像が得られるイン
クジェット方式による記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、高電圧印加
による静電吸引方式、圧電素子を用いて着色インク(イ
ンク)に機械的振動または変位を与える方式、インクを
加熱して発泡させる圧力を利用する方式等、種々のイン
ク吐出方式によりインクの小滴を発生させ、これを飛翔
させて紙等の被記録材に付着させ、インクドットを形成
させて記録を行うものであり、騒音の発生が少なく、高
速印字、多色印字を行える記録方式である。
【0003】このインクジェット記録方式を用いて、記
録された印画物は、例えば、被記録材として紙や所謂イ
ンクジェット記録用紙等を用いた表面画像観察用とし
て、あるいは、被記録材として透光性を有する被記録材
を用い、スライドやOHP(オーバーヘッドプロジェク
ター)等の光学機器により記録画像をスクリーン等へ投
影して観察するのに用いるものや、カラー印刷のポジ版
を作成する際の色分解版、液晶等のカラーディスプレイ
に用いるCMF(カラーモザイクフィルター)等として
使用する等、種々の用途に適用される。
【0004】一方、この様なインクジェット記録法によ
りカラー画像を形成する場合には、減法混色法による記
録方法が代表的な方法として挙げられる。減法混色法に
よりカラー画像が形成される場合には、一般にシアン
(C)、マゼンダ(M)及びイエロー(Y)の三原色が
使用されている。
【0005】この三原色を同一画素に混合して表現す
る、即ち、異色のインク滴を、同一画素に重ねて付着さ
せて記録して表現することのできる色は、基本的には次
の四色である。 (1)C+M→B(ブルー) (2)C+Y→G(グリーン) (3)M+Y→R(レッド) (4)C+M+Y→Bk(ブラック)
【0006】この様に、C、M及びYの三原色によって
表される色は、基本的には、C、M、Y、R、G、B及
びBkの七色であり、この七色で構成される多色画像は
フォールスカラー画像と称されている。従って、この様
な記録法によって記録を行う場合には、基本的にはC、
M及びYの三原色用の3つのインクを用意しておけばよ
い。
【0007】しかしながら、C、M及びYの3原色イン
クによってBkを表す場合には、C、M及びYの3原色
のインク滴を重ねてBkが印字され、しかも各色につい
て同程度のインク滴容量を用いる為、被記録材上に3つ
のインク滴が重なって付着し、それにより形成されたド
ットがBk以外の色に記録された部分と比較して必要以
上に拡大し、線の太りを生じ不自然な画像となったり、
その部分のインク量が多いため被記録材によるインク吸
収不良を起こすという問題がある。更に、記録が行われ
る際には、一般にBkによって記録される頻度が高い
為、この問題は重要である。この為、一般的には、Bk
を表す場合には、C、M及びYの3原色インクに加えて
Bkインクが追加されて使用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、C、
M、Y及びBkの4色のインクを用いて記録を行うと、
先に述べた様に、B、G及びRの印字部において、異色
の2つのインク滴が重ね打ちされる際に、被記録材がサ
イズ剤を含む上質紙である場合には増量したインク滴を
吸収するのにある程度の時間を要し、インク滴を吸収す
る間に被記録材の断面方向に限らずあらゆる方向の紙の
繊維間の空隙にインク滴が入り込み、その結果、不均一
なドットを形成し、不規則な線太り、所謂フェザリング
を生じ、記録画像のエッジのシャープさに欠け、不鮮明
な画像となってしまうという問題がある。
【0009】更に、異色の2つのインク滴を隣接させて
打ち込んだ場合でも、その境界部においてインクが未定
着のまま部分的に混じり合い、その結果、異色間の境界
滲みが生じ、不鮮明な画像となる。
【0010】以上の様な問題を解決する1つの方法とし
ては、インク滴の被記録材への浸透速度を大きくするこ
とが考えられる。この様にすれば、各色インクの表面張
力が低下され被記録材への濡れ性を向上させることが実
現できる。
【0011】しかしながら、表面張力を低下させたイン
クでは、被記録材上で必要以上にドットが拡大して線太
りを生じたり、また浸透が速くなることで色材の被記録
材内部への沈み込みが著しく、色濃度の低下が起こり得
る。
【0012】例えば、Bkは、先に述べた様に文字とし
ても使用頻度が高く、文字にした際の色濃度が他色より
も高くて、しかも不自然な線太りのないシャープなエッ
ジを形成させた方が、画像を見た目の印象としては好ま
しいものとなる。そこで、Bkのみをある程度高い表面
張力のインクで記録し、被記録材への浸透速度を下げる
と、確かに高い色濃度を有する鮮明な黒色画像が得られ
るが、この場合は、Bkと他色インクが重ねられた際の
フェザリングや、Bkと隣接する他色画像との境界滲み
の問題が解消されなくなってしまうという問題がある。
【0013】従って、本発明の目的は、上記従来技術の
問題点を解決し、Bkを含む3色以上のインクによって
カラー画像を記録するインクジェット記録方法におい
て、特に汎用性の高い、サイズ度の高い記録紙におい
て、高色濃度でシャープなエッジを有するカラー画像を
形成し得るインクセット及びそれを使用したインクジェ
ット記録方法を提供することにある。
【0014】又、同時に異色の2つのインクを重ねて印
字した場合にも、不規則な線太りがなく、且つ異色の2
つのインクを隣接して印字した場合の境界滲みのない、
鮮明なカラー画像を形成し得るインクセット及びそれを
使用したインクジェット記録方法を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第一の発
明は、2色以上のインクを用いて、カラー画像を被記録
材にインクジェット記録方式で記録するインクジェット
記録方法に用いるインクセットにおいて、該インクは染
料液媒体及び高分子物質を含有し、25℃における粘度
が1×10−3〜1×10−2pa・sであり、かつ2
色以上のインクのうち少なくとも1色のインクに用いら
れる染料がアニオン染料であり、そのインクとは異なる
色のインクに用いられる染料がカチオン染料の組み合せ
であり、同時に少なくとも1色のインクには、それに用
いられる染料と同極のイオン性の界面活性剤を有するこ
とを特徴とするインクセットである。
【0016】上記の第一の発明のインクセットにおい
て、1色のインクを構成する染料がアニオン性染料であ
り、かつ高分子物質が水溶性のアニオン性又はノニオン
性ポリマーであり、同時にアニオン性界面活性剤を含有
し、さらにそのインクとは異なる色のインクを構成する
染料がカチオン性染料であり、かつ高分子物質がカチオ
ン性又はノニオン性ポリマーであるのが好ましい。
【0017】上記の第一の発明のインクセットにおい
て、1色のインクを構成する染料がアニオン性染料であ
り、かつ高分子物質が水溶性のアニオン性又はノニオン
性ポリマーであり、さらにそのインクとは異なる色のイ
ンクを構成する染料がカチオン性染料であり、かつ高分
子物質がカチオン性又はノニオン性ポリマーであり、同
時にカチオン性界面活性剤を含有するのが好ましい。
【0018】上記の第一の発明のインクセットにおい
て、1色のインクを構成する染料がアニオン性染料であ
り、かつ高分子物質が水溶性のアニオン性又はノニオン
性ポリマーであり、同時にアニオン性界面活性剤を含有
し、さらにそのインクとは異なる色のインクを構成する
染料がカチオン性染料であり、かつ高分子物質がカチオ
ン性又はノニオン性ポリマーであり、同時にカチオン性
界面活性剤を含有するのが好ましい。
【0019】上記の高分子物質の重量平均分子量が30
00〜100000の範囲であるのが好ましい。上記の
アニオン性界面活性剤およびカチオン性界面活性剤の分
子量が100〜3000の範囲であるのが好ましい。
【0020】本発明の第二の発明は、第一の発明のイン
クセットを用いることを特徴とするインクジェット記録
方法である。2色以上のインクを用いて、カラー画像を
被記録材にインクジェット記録方式で記録する上記のイ
ンクジェット記録方法において、印字直後に印字物を加
熱乾燥せしめることが好ましい。また、インクジェット
記録方式が熱エネルギーを利用したインクジェット記録
方式であるのが好ましい。
【0021】本発明の第三の発明は、2色以上のインク
を用いて、カラー画像を被記録材にインクジェット記録
方式で記録するインクジェット記録方法に用いるインク
セットにおいて、該インクは染料、水溶性液媒体及び水
溶性高分子物質を含有し、25℃における粘度が1×1
−3〜1×10−2pa・sであり、かつ2色以上の
インクのうち少なくとも1色のインクに用いられる染料
が水溶性染料であり、そのインクとは異なる色のインク
に用いられる染料が非水溶性染料の組み合わせであり、
同時に少なくとも非水溶性染料を用いるインクには、水
溶性染料を用いるインクに用いられる染料とは逆の極性
のイオン性の界面活性剤を有することを特徴とするイン
クセットである。上記高分子物質の重量平均分子量が3
000〜100000の範囲であるのが好ましい。
【0022】本発明の第四の発明は、第三の発明インク
セットを用いることを特徴とするインクジェット記録方
法である。2色以上のインクを用いて、カラー画像を被
記録材にインクジェット記録方式で記録する上記のイン
クジェット記録方法において、印字直後に印字物を加熱
乾燥せしめることが好ましい。また、インクジェット記
録方式が熱エネルギーを利用したインクジェット記録方
式であるのが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第一の発明および第二の発明)本発明の第一の発明
は、2色以上のインクを用いて、カラー画像を被記録材
にインクジェット記録方式で記録するインクジェット記
録方法に用いるインクセットにおいて、該インクは染料
液媒体及び高分子物質を含有し、25℃における粘度が
1×10−3〜1×10−2pa・sであり、かつ2色
以上のインクのうち少なくとも1色のインクに用いられ
る染料がアニオン染料であり、そのインクとは異なる色
のインクに用いられる染料がカチオン染料の組み合せで
あり、同時に少なくとも1色のインクには、それに用い
られる染料と同極のイオン性の界面活性剤を有すること
を特徴とするインクセットである。
【0024】第二の発明は、上記のインクセットを用い
ることを特徴とするインクジェット記録方法である。
【0025】本発明においては、異なる2色以上のイン
クを用いてカラー画像を被記録材上にインクジェット記
録方式で記録するインクジェット記録方法において、該
インクは染料、液媒体及び高分子物質を必須成分とし含
有し、少なくとも1色のインクに含まれる染料はアニオ
ン染料であり、同じく含まれる高分子物質はアニオン性
ポリマー、ノニオン性ポリマーを含む水溶性の非カチオ
ン性高分子物質であり、更にその他の色のインクに含ま
れる染料はカチオン染料であり、同じく含まれる高分子
物質は、カチオン性ポリマー、ノニオン性ポリマーを含
む水溶性の非アニオン性高分子物質である事を特徴とす
る。上記染料及び高分子物質の他に、アニオン性又はカ
チオン性界面活性剤を併用するする事を特徴とする。
【0026】本発明の第一の発明であるインクジェット
記録方法によれば、少なくとも1色のインクにはアニオ
ン染料及びアニオン性ポリマー又はノニオン性ポリマー
を含む水溶性の非カチオン性高分子物質を用い、更にそ
の他の色のインクにはカチオン染料及びカチオン性ポリ
マー又はノニオン性ポリマーを含む水溶性の非アニオン
性高分子物質を用いることにより異なる色の2色以上の
インクをほぼ同時に重ね打ちしたり、或いは何れかのイ
ンクが被記録材上で乾燥状態になる以前に、その色と異
なる色のインクを隣接させて打ち込んだ場合の混色を抑
制することができるので、不定形な線太りによるフェザ
リングや、隣接する異色間の境界滲みを軽減することが
可能となる。
【0027】即ち、異なる2色のインクを隣接させて打
ち込んだ場合、各々のインクを構成する色素であるアニ
オン性及びカチオン性の染料同士が接触した時点で反応
し不溶性の塩を形成するために、急激な液体間の混色を
抑制するものであるが、これだけだと反応不溶化速度よ
りも2色の液体の間での拡散速度が上回る場合には、混
色抑制効果は不充分となる場合がある。
【0028】従ってこの効果をより充分なものにするた
めには、前述した液体間の拡散速度を更に抑える必要が
ある。それには各々のインクに高分子物質を含有させる
ことで、増粘させたり、あるいは被記録材表面上に膜形
成作用を発生させることで可能である。これは同時に被
記録材の表面下への浸透性が抑えられ、ドット径の拡大
と不均一な線太りが抑えられるので記録画像のエッジが
シャープになり、しかも高い色濃度を得ることができ
る。
【0029】より好ましい組合せとして、1色のインク
において、染料がアニオン性染料及び高分子物質がアニ
オン性ポリマーであり、その他の色のインクにおいて、
染料がカチオン性染料及び高分子物質がカチオン性ポリ
マーであれば、上記の効果に加えて高分子物質同士の造
塩による不溶化が液体間の境界面で起こるので、更に混
色抑制効果が大きい。
【0030】それ以外にも好ましい組合せとして、1色
のインクにおいて、染料がアニオン性染料、及び高分子
物質が水溶性のアニオン性又はノニオン性ポリマーであ
り、他色のインクにおいて、染料がカチオン性染料、及
び高分子物質がカチオン性又はノニオン性ポリマーで、
しかも同時にカチオン性界面活性剤を含有していれば、
上記の効果に加えて、アニオン性染料とカチオン性界面
活性剤との造塩あるいは、アニオン性高分子物質とカチ
オン性界面活性剤との造塩による不溶化が液体間の境界
面で起こるので、更に混色抑制効果が大きい。
【0031】同様に、1色のインクにおいて、アニオン
性染料、及び高分子物質が水溶性のアニオン性又はノニ
オン性ポリマーであり、しかも同時にアニオン性界面活
性剤を含有していて、他色のインクにおいて、染料がカ
チオン性染料、及び高分子物質がカチオン性又はノニオ
ン性ポリマーであれば、上記の効果に加えて、カチオン
性染料とアニオン性界面活性剤との造塩あるいは、カチ
オン性高分子物質とアニオン性界面活性剤との造塩によ
る不溶化が液体間の境界面で起こるので、更に混色抑制
効果が大きい。
【0032】本発明のインクジェット記録方法につい
て、2色の液体の間での拡散をより効果的に抑制し、液
体間の境界面での混色を抑制するには、強制的に加熱乾
燥することで記録液の即乾性を高めることで可能であ
る。
【0033】上記の様に、本発明の第一の発明のインク
セットで使用される水溶性記録液は、上記の水溶性染料
と水溶性高分子物質を適当な液媒体に溶解して得られ
る。
【0034】本発明において、インクの色成分として、
好適に用いられるアニオン染料としては、既存のもので
も、新規に合成したものでも、適度な色調と濃度とを有
するものであれば、直接染料、酸性染料及び反応性染料
等、大抵のものを使用することが出来る。又、これらの
うちのいずれかを混合して用いることもできる。
【0035】アニオン染料として、例えば、 C.I.ダイレクトイエロー 8、11、12、27、
28、33、39、44、50、58、85、86、8
7、88、89、98、100、110 C.I.ダイレクトレッド 2、4、9、11、20、
23、24、31、39、46、62、75、79、8
0、83、89、95、197、201、218、22
0、224、225、226、227、228、230 C.I.ダイレクトブルー 1、15、22、25、4
1、76、77、80、86、90、98、106、1
08、120、158、163、168、199、22
【0036】C.I.アシッドイエロー 1、3、7、
11、17、23、25、29、36、38、40、4
2、44、76、98、99 C.I.アシッドレッドー 6、8、9、13、14、
18、26、27、32、35、42、51、52、8
0、83、87、89、92、106、114、11
5、133、134、145、158、198、24
9、265、289 C.I.アシッドブルー 1、7、9、15、22、2
3、25、29、40、43、59、62、74、7
8、80、90、100、102、104、117、1
27、138、158、161
【0037】C.I.リィアクティブイエロー 2、
3、17、25、37、42 C.I.リィアクティブレッド 7、12、13、1
5、17、20、23、24、31、42、45、4
6、59 C.I.リィアクティブブルー 4、5、7、13、1
4、15、18、19、21、26、27、29、3
2、38、40、44、100 C.I.フードイエロー 3 C.I.フードレッド 87、92、94
【0038】C.I.ダイレクトブラック 17、1
9、22、31、32、51、62、71、74、11
2、113、154、168、195 C.I.アシッドブラック 2、48、51、52、1
10、115、156 C.I.リアクティブブラック 1、8、12、13 C.I.フードブラック 1、2
【0039】本発明において用いられるカチオン性染料
の具体例としては、下記の染料が挙げられる。 C.I.ベーシックブラック 2、8 Aizen Cathilon Black SBH、
BXH、SH、ACH、MH、TH(保土ヶ谷化学製) Sumiacryl Black B、R、AP、B
P、CP、FFP(住友化学製) Diacryl Supra Black GSL、R
SL、ESL(三菱化成製)
【0040】C.I.ベーシックイエロー 1、11、
13、19、25、33、36 C.I.ベーシックレッド 1、2、9、12、13、
38、39、92 C.I.ベーシックブルー 1、3、5、9、19、2
4、25、26、28、45、54、65 尚、本発明に好適なアニオン性染料及びカチオン性染料
は上記に列挙した例に限られるものではない。
【0041】インク中に於ける染料の濃度は所望に応じ
て適宜決定されるが、通常は0.1〜15重量%、好適
には0.5〜10重量%、最適には1〜5%とするのが
望ましい。
【0042】本発明の第一の発明においてインクの成分
として好適に用いられる水溶性高分子物質としては、既
存のものでも新規に合成したものでも、インクに適度な
物性と目的を達成し得る性能が得られれば、大抵のもの
を使用することができる。
【0043】アニオン性ポリマーとしては、ポリアクリ
ル酸又はそのアルカリ塩類、ポリメタクリル酸又はその
アルカリ塩類、スチレン−アクリル酸共重合体又はその
アルカリ塩類、スチレン−アクリル酸−アクリル酸アル
キルエステル共重合体又はそのアルカリ塩類、スチレン
−マイレン酸共重合体又はそのアルカリ塩類、スチレン
−マイレン酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体又
はそのアルカリ塩類、スチレン−メタクリル酸共重合体
又はそのアルカリ塩類、スチレン−メタクリル酸−アク
リル酸アルキルエステル共重合体又はそのアルカリ塩
類、スチレン−マイレン酸ハーフエステル共重合体又は
そのアルカリ塩類、ビニルナフタレン−マイレン酸共重
合体又はそのアルカリ塩類、アルギン酸又はそのアルカ
リ塩類、カルボキシメチルセルロース等の多糖類又はそ
のアルカリ塩類、硫酸ポリビニル又はそのアルカリ塩等
が挙げられる。尚、前記アルカリ塩類とは、ナトリウ
ム、リチウム、カリウム等のアルカリ金属塩の他、アン
モニウム塩、アルキルアミン塩、アルカノールアミン塩
等が挙げられ、これらを単独ないしは数種類を適宜組み
合わせて使用できる。
【0044】ノニオン性ポリマーとしては、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミ
ド、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルエチルエー
テル、ポリビニルイソブチルエーテル等のポリビニルエ
ーテル誘導体、セルロース、メチルセルロース、エチル
オキシエチルセルロース等の多糖類、アルギン酸多価ア
ルコールエステル、水溶性尿素樹脂、デキストリン誘導
体、カゼイン、ポリビニルエーテル化合物、ポリエチレ
ンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド又は両者の共
重合体を含むポリアルキレンオキサイド等が挙げられ、
これらを単独ないしは複数種類を適宜組み合わせて使用
できる。
【0045】カチオン性ポリマーとしては、ポリエチレ
ンイミン、ポリイソプロピレンイミン等を含むポリアル
キレンイミン類、ポリアルキレンポリアミン、ポリアミ
ドポリアミンエピクロールヒドリンを含むポリアミン
類、水溶性アニリン樹脂及びその塩類、ポリチオ尿素及
びその塩類、水溶性カチオン化アミノ樹脂、ポリビニル
ピリジン及びその塩類、ポリアクリルアミドカチオン変
性物等が挙げられ、これらを単独ないしは数種類を適宜
組み合わせて使用できる。
【0046】インク中に於ける水溶性高分子物質の分子
量は重量平均分子量で、3000〜100000、好適
には3000〜50000、最適には3000〜200
00である。また、インク中に於ける水溶性高分子物質
の含有量は所望に応じて適宜決定されるが、通常は0.
001〜20重量%、好適には0.01〜15重量%、
最適には0.01〜10重量%とするのが望ましい。
【0047】本発明で用いられる液媒体としては、所望
に応じて適宜選択して有機溶剤が使用される。具体的に
は、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n
−プロピルアルコール、iso−プロピルアルコール、
n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、t
ert−ブチルアルコール、iso−ブチルアルコー
ル、アミルアルコール、n−ヘキサノール、シクロヘキ
サノール等の炭素数1〜7のアルキルアルコール類;ア
セトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトンア
ルコール類;モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン等のアルカノールアミン類;
【0048】ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド等のアミド類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等
のエーテル類;エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、チオジグリコール、ブチレングリコール、グリセリ
ン等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含む多価ア
ルコール類;エチレングリコールモノメチル(又はエチ
ル−或いはプロピル−)エーテル、ジエチレングリコー
ルモノメチル(又はエチル−或いはプロピル−)エーテ
ル、ジエチレングリコールジメチル(又はエチル)エー
テル、ポリエチレングリコールモノメチル(又はエチル
−)エーテル等のアルキレングリコールから誘導された
低級アルキルモノ−又はジ−エーテル類(全炭素数は3
〜8個);
【0049】2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリ
ドン等の窒素含有5員環ケトン類;α−バレロ−ラクト
ン、ε−カプロラクトン、ブチルラクトン等のオキシカ
ルボン酸の分子内エステル類;モルホリン、ジメチルイ
ミダゾリジンスルホラン等を挙げることが出来る。
【0050】これらの溶剤は単独で使用してもよいし、
2種以上を混合して使用してもよい。本発明で使用され
る水溶性有機溶剤のインク中の含有量は、一般には5〜
90重量%、好ましくは10〜80重量%、より好まし
くは10〜50重量%である。
【0051】本発明で用いられる液媒体としては、水も
使用される。本発明で使用されるインク中の水の含有量
は、一般には10〜90重量%、好ましくは10〜70
重量%、より好ましくは20〜70重量%の範囲内が望
ましい。
【0052】本発明の第一の発明において、インクの成
分として好適に用いられる界面活性剤としては既存のも
のでも、新規に合成したものでも、インクに適度な物性
と目的を達成し得る性能が得られれば、大抵のものを使
用することができる。
【0053】アニオン性の界面活性剤としては、その親
水基にはカルボン酸基、スルホン酸基、硫酸エステル
塩、リン酸エステル塩等を有し、さらに疎水基には炭素
数が11〜15のアルキル基を有するベンゼン、炭素数
が1〜5のアルキルナフタレン、炭素数が12〜18の
アルキルフェノール、高級アルコール、高級メルカプタ
ン、炭素数が11〜18の高級脂肪酸、総和炭素数が8
〜21の高級脂肪酸エステル、炭素数が11〜17の多
価アルコール脂肪酸部分エステル、炭素数が11〜17
の高級脂肪酸アミド、その他の油脂、ロウ等を原料とし
たものから構成される。
【0054】カチオン性の界面活性剤としては、その親
水基には第4級アンモニウム塩、ベンジルハライドの第
4級アンモニウム塩、アミン塩、アルカノールアミン
塩、ピリジニウム塩等を有し、疎水基には炭素数が11
〜18の高級脂肪酸、炭素数が12〜34の高級アミ
ン、炭素数が11〜17の高級脂肪酸アミド、炭素数が
11〜17の高級アルキルハライド等を原料としたもの
から構成される。
【0055】インク中に於ける界面活性剤の含有量は所
望に応じて適宜決定されるが、通常は0.001〜10
重量%、好適には0.001〜5重量%、最適には0.
05〜3重量%とするのが望ましい。
【0056】本発明で使用されるインクの粘度は、25
℃における粘度が1×10-3〜1×10-2pa・sであ
り、好ましくは1.2×10-3〜5×10-3pa・sで
ある。粘度が1×10-3pa・s未満では隣接するイン
クの拡散速度を十分下げるに至らず、粘度が1×10-2
pa・sを越えるとオリフィス孔からの吐出が困難とな
り、十分な量のインクを打ち込めないので好ましくな
い。
【0057】(第三の発明および第四の発明)本発明の
第三の発明は、2色以上のインクを用いて、カラー画像
を被記録材にインクジェット記録方式で記録するインク
ジェット記録方法に用いるインクセットにおいて、該イ
ンクは染料、水溶性液媒体及び水溶性高分子物質を含有
し、25℃における粘度が1×10−3〜1×10−2
pa・sであり、かつ2色以上のインクのうち少なくと
も1色のインクに用いられる染料が水溶性染料であり、
そのインクとは異なる色のインクに用いられる染料が非
水溶性染料の組み合わせであり、同時に少なくとも非水
溶性染料を用いるインクには、水溶性染料を用いるイン
クに用いられる染料とは逆の極性のイオン性の界面活性
剤を有することを特徴とするインクセットである。
【0058】本発明の第四の発明は、上記のインクセッ
トを用いることを特徴とするインクジェット記録方法で
ある。
【0059】本発明は、異なる2色以上のインクを用い
てカラー画像を被記録材上にインクジェット記録方式で
記録するインクジェット記録方法において、該インクは
染料、液媒体及び高分子物質を必須成分とし含有し、少
なくとも1色のインクに含まれる染料は水溶性染料であ
り、同じく含まれる高分子物質は水溶性の高分子物質で
あり、更にその他の色のインクに含まれる染料は油性染
料又は分散染料を含む非水溶性染料であり、同じく含ま
れる高分子物質は、水溶性であることを特徴とする。
【0060】本発明のインクジェット記録方法によれ
ば、少なくとも1色のインクに用いられる水溶性染料及
び水溶性の高分子物質を用い、そのインクとは異なる色
のインクに用いられる染料が非水溶性染料で、同時に少
なくとも非水溶性染料を用いるインクには、水溶性液媒
体と水溶性高分子物質及び水溶性染料を用いるインクに
用いられる染料とは逆の極性のイオン性の界面活性剤を
有することにより、異なる色の2色以上のインクをほぼ
同時に重ね打ちしたり、或いは何れかのインクが被記録
材上で乾燥状態になる以前に、その色と異なる色のイン
クを隣接させて打ち込んだ場合の混色を抑制することが
できるので、不定形な線太りによるフェザリングや、隣
接する異色間の境界滲みを軽減することが可能となる。
【0061】即ち、異なる2色のインクを隣接させて打
ち込んだ場合、各々のインクを構成する色素である染料
同士が接触した時点で互いに溶け合うことなく、むしろ
反発するために、急激な液体間の混色を抑制するもので
あるが、まだ2色の液体の間での拡散速度が速い場合に
は、混色抑制効果は不充分となる場合がある。
【0062】従ってこの効果をより充分なものにするた
めには、前述した液体間の拡散速度を更に抑える必要が
ある。それには各々インクに高分子物質を含有させるこ
とにより、増粘させたり、あるいは被記録材表面上に膜
形成作用を発生させることで可能である。これは同時に
被記録材の表面下への浸透性が抑えられ、ドット径の拡
大と不均一な線太りが抑えられるので記録画像のエッジ
がシャープになり、しかも高い色濃度を得ることができ
る。
【0063】更に、少なくとも1色のインクに用いられ
る水溶性染料及び水溶性の高分子物質を用い、その水溶
性染料がアニオン性である場合、そのインクとは異なる
色のインクに用いられる染料が非水溶性染料で、同時に
少なくとも非水溶性染料を用いるインクには、水溶性液
媒体と水溶性高分子物質及びカチオン性界面活性剤を用
いることで、アニオン性染料とカチオン性界面活性剤と
の造塩による不溶化が液体間の境界面で起きるので、混
色抑制効果が大きい。またそれとは逆に、1色のインク
に用いられる水溶性染料がカチオン性である場合、その
インクとは異なる色の非水溶性染料を用いるインクに
は、アニオン性界面活性剤を用いることで、同様の効果
が期待できる。
【0064】本発明のインクジェット記録方法におい
て、記録液の色成分に好適に使用される油溶染料および
分散染料を含む非水溶性染料としては、既に市販されて
いるもの、あるいは新規に合成したものでも適度な色調
と濃度を有するなら、大抵のものを使用することが出来
るし、又、これらのいずれかを混色させて用いることも
出来る。
【0065】例えば、 C.I.ソルベントブルー 33、38、42、45、
53、65、67、70、104、114、115、1
35 C.I.ソルベントレッド 25、31、86、92、
97、118、132、160、186、187、21
9 C.I.ソルベントイエロー 1、49、62、74、
79、82、83、89、90、120、121、15
1、153、154等が挙げられる。
【0066】C.I.ソルベントブラック 3、5、
7、22、23、123等が挙げられる。
【0067】C.I.ディスパースイエロー 3、4、
5、7、23、33、42、49、54、56、64、
71、79、82、83、86、88、93、99、1
16、119、141、160、163、198、20
4、218、224、226、230 C.I.ディスパースレッド 1、4、5、7、11、
12、13、15、18、30、33、43、50、5
2、53、54、55、56、58、59、60、6
5、72、73、74、75、76、82、86、8
8、90、91、92、96、105、106、10
7、110、117、118、126、127、12
8、131、132、134、135、136、13
7、140、143、145、146、151s、15
3、159、164、167、169、177、18
1、184、188、190、191、200、20
3、205、206、221、223、224、22
5、227、229、239、240、258、27
7、278、279、283、288、302、30
9、311、312、323、329、332、34
0、341、343
【0068】C.I.ディスパースブルー 1、3、
7、13、19、26、27、35、44、54、5
5、56、60、64、65、72、73、79、8
1、82、87、91、93、94、96、102、1
06、118、120、122、125、128、13
0、139、142、143、146、148、14
9、153、154、165、167、181、83、
185、186、189、198、200、201、2
05、207、214、224、225、257、25
9、266、268、270、284、285、28
7、288、291、293、301、330、33
2、333、337、341、345、351、35
2、353
【0069】C.I.ディスパースブラック 1、9、
10、Black GL、Black B、Black
L、Black 2B、Black B−T、Bla
ckOBL、Black RSR、Black TK、
Black TG、Black S−CTL、Blac
k H−DB、Black RD−SGT、Black
S−2BL、Black S−3BL、Black
S−5BL、Black S−BNL、Black S
−3GLN、Black S−ST、Black S−
FGB、Black S−SGN、Black S−W
LA、Black S−WLAT、Black B8
2、Black BTNU82、Black 2BL、
Black HR−FS、Black RB−FS、B
lackHG−FS、Black BG−FS、Bla
ck KN−FS等が挙げられる。
【0070】尚本発明に好適な油性染料又は分散染料を
含む非水溶性染料は上記に列挙した例に限定されるもの
ではない。
【0071】また、水溶性染料としては、本発明の第一
の発明の項で述べたものと同様の、アニオン性染料及び
カチオン性染料であり、既存のものでも、新規に合成し
たものでも適度な色調と濃度とを有するものであれば、
たいていのものを使用できる。またこれらのうちいずれ
かを混合して用いることができる。
【0072】インク中における染料の濃度は所望に応じ
て適宜決定されるが、通常は0.1〜15重量%、好適
には0.5〜10重量%、最適には1〜8重量%とする
のが望ましい。
【0073】本発明の方法においてインクの成分として
好適に用いられる水溶性高分子物質及び界面活性剤とし
ては本発明の第一の発明の項で述べたものと同様であ
り、既存のものでも、新規に合成したものでも、インク
に適度な物性と目的を達しえる性能が得られれば、大抵
のものを使用することができる。
【0074】本発明で使用される水溶性有機溶剤のイン
ク中の含有量は、一般には5〜90重量%、好ましくは
10〜80重量%、より好ましくは10〜50重量%で
ある。
【0075】本発明で用いられる液媒体とては、水も使
用される。水のインク中の含有量は、一般には10〜9
0重量%、好ましくは10〜70重量%、より好ましく
は20〜70重量%の範囲内が望ましい。
【0076】本発明で使用されるインクの粘度は、25
℃における粘度が1×10-3〜1×10-2pa・sであ
り、好ましくは1.2×10−3〜5×10−3pa・
sである。粘度が1×10-3pa・s未満では隣接する
インクの拡散速度を充分下げるに至らず、粘度が1×1
-2pa・sを越えるとオリフィス孔からの吐出が困難
となり充分な量のインクを打ち込めないので好ましくな
い。
【0077】本発明で用いられる液媒体としては、所望
に応じて適宜選択して水又は有機溶剤が使用される。具
体的には、前記の第一、第二の発明の記録方法で使用の
水溶性記録液に用いられる、水系の溶剤が例として挙げ
られる。
【0078】またこの他に本発明に使用する記録液に
は、非水系染料の分散剤又は可溶化剤としてソルビタン
脂肪酸誘導体、硫酸エステル誘導体、ポリオキシエチレ
ンアルキレンエーテル型硫酸エステル、燐酸エステル誘
導体、第4級アンモニウム塩誘導体、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエ
ステル類、脂肪酸類、アルケニルコハク酸塩類、高級ア
ルコール硫酸エステル塩類、アルキルベンゼンスルホン
酸ソーダ、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩
類、ナフタレンスルホン酸ホリマリン縮合物等を含む界
面活性剤を適宜使用できる。
【0079】この様にして調合される本発明の第一から
第四の発明の記録方法に使用される記録液は、サイズ度
の高い被記録材との親和性に優れ、高速記録性、或は記
録画像の光学濃度、色調、耐水性、耐摩擦性或いは耐光
性に優れている。又、保存安定性、信号応答性、液滴形
成の安定性、吐出安定性或いは連続記録性等に優れた実
用的な記録液である。
【0080】本発明の記録方法で使用されるインクに
は、上記の様な各種成分のほかに、更にインクの物性値
を改善する目的で種々の添加剤を使用してもよい。例え
ば、pH調整剤、尿素の様な結晶性有機化合物の乾燥防
止剤、粘度調整剤、種々の界面活性剤等の表面張力調整
剤、防カビ或いは殺菌剤等、或いは又、インクの液滴を
帯電させ偏向することによって記録を行う方式が採用さ
れる場合には、特に比抵抗調整剤を挙げることが出来
る。
【0081】本発明の記録方法は、以上の様にして、液
媒体成分あるいは各種添加剤を適宜加え、所望の物性値
に調合したインクを調製し、種々のインクジェット記録
方式にこれを適用することにより、高濃度で高品位の画
像が形成される。
【0082】本発明の記録方法は、黒色を含む3色以上
のインクを使用し、インクジェット方式により画像を形
成するものであるが、本発明の記録方法に適用されるイ
ンクジェット方式としては、従来公知の方式をいずれも
使用することができる。即ち、ピエゾ振動子の機械的振
動を利用して液滴を発生させるタイプの記録ヘッドを有
する記録装置以外の種々のインクジェット記録装置も好
ましく用いられる。例えば、記録ヘッド内のインクに熱
エネルギーの形で記録信号を与え、液滴を発生させて記
録を行う装置等に適用できる。
【0083】尚、本発明の記録方法で使用されるインク
は、サインペン、万年筆等の筆記具用のインクに使用し
てもよい。但し、筆記具用のインクとして使用される場
合には、粘度、表面張力等をはじめ種々の特性を調製す
る必要がある。
【0084】以下、上記した記録ヘッドの室内のインク
に記録信号に対応した熱エネルギーを与え、該熱エネル
ギーにより液滴を発生させて記録を行う本発明のインク
ジェット記録方法に適用される記録装置について説明す
る。
【0085】その装置の主要部であるヘッド構成例を図
1、図2及び図3に示す。ヘッド13はインクを通す溝
14を有するガラス、セラミック又はプラスチック板等
と、感熱記録に用いられる発熱ヘッド15(図ではヘッ
ドが示されているが、これに限定されるものではない)
とを密着して得られる。発熱ヘッド15は酸化シリコン
等で形成される保護膜16、アルミニウム電極17−1
及び17−2、ニクロム等で形成される発熱抵抗体層1
8、蓄熱層19、アルミナ等の放熱性の良い基板20よ
り成っている。インク21は吐出オリフィス(微細孔)
22迄来ており、不図示の圧力によりメニスカス23を
形成している。
【0086】今、電極17−1、17−2に電気信号が
加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急激に
発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生し、
その圧力でメニスカス23が突出し、インク21が吐出
し、オリフィス22より記録小滴24となり、被記録材
25に向かって飛翔する。
【0087】図3には図1に示すヘッドを多数並べたマ
ルチヘッドの外観図を示す。該マルチヘッドはマルチ溝
26を有するガラス板27と、図1に説明したものと同
様な発熱ヘッド28を密着して製作される。尚、図1
は、インク流路に沿ったヘッド13の断面図であり、図
2は図1のA−B線での切断面である。
【0088】図4に、かかるヘッドを組み込んだインク
ジェット記録装置の1例を示す。図4において、61は
ワイピング部材としてのブレードであり、その一端はブ
レード保持部材によって保持されて固定端となり、カン
チレバーの形態をなす。ブレード61は記録ヘッドによ
る記録領域に隣接した位置に配設される。
【0089】又、本例の場合、記録ヘッドの移動経路中
に突出した形態で保持される。62はキャップであり、
ブレード61に隣接するホームポジションに配設され、
記録ヘッドの移動方向と垂直な方向に移動して吐出口面
と当接し、キャッピングを行う構成を具備する。更に6
3はブレード61に隣接して配設されるインク吸収体で
あり、ブレード61と同様、記録ヘッドの移動経路中に
突出した形態で保持される。上記ブレード61、キャッ
プ62、インク吸収体63によって吐出回復部64が構
成され、ブレード61及びインク吸収体63によってイ
ンク吐出口面の水分、塵埃等の除去が行われる。
【0090】65は吐出エネルギー発生手段を有し、吐
出口を配した吐出口面に対向する被記録材にインクを吐
出して記録を行う記録ヘッドであり、66はこの記録ヘ
ッド65を搭載して記録ヘッド65の移動を行う為のキ
ャリッジである。キャリッジ66はガイド軸67と摺動
可能に係合し、キャリッジ66の一部はモータ68によ
って駆動されるベルト69と接続(不図示)している。
これによりキャリッジ66はガイド軸67に沿って移動
が可能となり、記録ヘッド65による記録領域及びその
隣接した領域の移動が可能となる。
【0091】51は被記録材を挿入する為の給紙部であ
り、52は不図示のモータにより駆動される紙送りロー
ラである。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口面
と対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行する
につれて排紙ローラ53を配した排紙部へ排紙される。
【0092】上記の構成において、記録ヘッド65が記
録終了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部6
4のキャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避
しているが、ブレード61は移動経路中に突出してい
る。この結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピング
される。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面に
当接してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録
ヘッドの移動経路中に突出する様に移動する。
【0093】記録ヘッド65がホームポジションから記
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は、上記したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても、記録ヘッド65の
吐出口面はワイピングされる。
【0094】上記の記録ヘッドのホームポジションへの
移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりでなく、記録ヘ
ッドが記録の為に記録領域を移動する間に所定の間隔で
記録領域に隣接したホームポジションへ移動し、この移
動に伴って上記ワイピングが行われる。
【0095】
【実施例】次に、実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに具体的に説明する。
【0096】実施例1〜8および比較例1〜8 以下の実施例及び比較例において、実施例1〜4、比較
例1〜4は本発明の第一,第二の発明に関するものであ
り、実施例5〜8および比較例5〜8は本発明の第三,
第四の発明に関するものである。
【0097】以下の実施例及び比較例において、水溶性
染料を用いる記録液(実施例1〜8および比較例1〜
8)の調整方法は以下の通りである。即ち、記録液の各
成分を容器の中で充分に攪拌し、孔径1μmのテフロン
フィルターで加圧濾過して調整した。
【0098】また、以下の実施例及び比較例において、
非水溶性染料を用いる記録液(実施例5〜8および比較
例5〜8)の調整方法は以下の通りである。即ち、記録
液の各成分を容器の中で充分に攪拌し、ジリコニウムビ
ーズを体積換算で50%充填した後、分散機により約3
時間粉砕したのち、孔径2.5μmのテフロンフィルタ
ーで加圧濾過して粗大粒子を除去し、更に水酸化ナトリ
ウム等のpH調整剤でpHを7〜9に調整し撹拌した
後、孔径1μmのテフロンフィルターで加圧濾過して調
整した。
【0099】
【表1】
【0100】
【表2】
【0101】
【表3】
【0102】
【表4】
【0103】
【表5】
【0104】
【表6】
【0105】
【表7】
【0106】
【表8】
【0107】
【表9】
【0108】
【表10】
【0109】
【表11】
【0110】
【表12】
【0111】
【表13】
【0112】
【表14】
【0113】
【表15】
【0114】
【表16】
【0115】上記の各実施例及び比較例のインクを用い
て、ピエゾ振動子によってインクを吐出させるオンデマ
ンド型記録ヘッド(吐出オリフィス径50μm、ピエゾ
振動子駆動電圧60V、周波数4KHz)を有する記録
装置により、以下に述べるT1 〜T4 の検討を行った。
【0116】T1 各種被記録材に対する単色印字品
位;表17に示した被記録材に、各色のインクを単独で
印字し、単色画像の印字品位を下記基準で評価した。こ
の結果を表18,19に示す。
【0117】A;ドットのエッジ部分がシャープであ
り、フェザリングを起こさなかった。 B;ドットのエッジ部分に若干のにじみが見られ、フェ
ザリングがやや気になった。 C;ドットのエッジ部分がかなりにじんでおり、フェザ
リングが顕著であった。
【0118】T2 各種被記録材に対する2色混色印字
品位;表17に示した被記録材に、Bk、C、M及びY
インクのうちいずれか2色のインクを同一点上に重ね打
ちした場合の2色混色画像の印字品位を下記基準で評価
した。この結果を表18,19に示す。
【0119】A;ドットが不規則な形状で拡がらなかっ
た。 B;ドットの形状がやや不規則で真円性に欠けていた。 C;ドットの形状が極めて不規則で線太りが顕著であっ
た。
【0120】T3 各種被記録材に対する各色の色濃
度;表17に記載した被記録材上に、実施例1〜8の各
色のインクをベタ印字した。この際の色濃度は、画像濃
度(OD)にして1.2以上であった。 T4 各種被記録材に対する異色ベタ印字部間の境界滲
み;表17に記載した被記録材上に、いずれかのインク
でベタ印字した直後に、それと隣接する様に異なる色の
インクでベタ印字し下記基準で評価した。この結果を表
18,19に示す。
【0121】A;境界滲みは殆どない。 B;境界滲みが若干気になる。 C;境界滲みが顕著である。 D;所望した画像と著しくかけ離れている。
【0122】
【表17】
【0123】評価 下記の表18に、本発明方法の実施例1〜実施例8、ま
た表19に比較例1〜8で使用したインクの粘度、及び
得られた画像の特徴について上記に示したT1、T2
4 の評価結果を示す。
【0124】
【表18】
【0125】表18に、本発明の実施例1〜8で使用し
たインクの粘度、及び得られた画像の特徴について、T
、T2、T4の評価結果を示した。
【0126】また、記録ヘッド内のインクに熱エネルギ
ーを与えて液滴を発生させ記録を行うオンデマンドタイ
プのマルチヘッド(吐出オリフィス径35μm、発熱抵
抗体抵抗値150Ω、駆動電圧30V、周波数2KH
z)を有する記録装置を用いて同様の検討を行ったが、
前述のピエゾ振動子による記録装置と同様の優れた結果
が得られた。
【0127】
【表19】
【0128】表19に、比較例1〜8で使用したインク
の粘度、及び得られた画像の特徴について、実施例と同
様の検討を行った。この結果、いずれもT1、T、T4
の夫々の検討項目を同時に満たすことはなかった。
【0129】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、汎
用性の高い、サイズ度の高い記録紙において、高濃度で
シャープなエッジを有する高品位のカラー画像が得られ
る。更に、異色の2つのインクを重ねて印字した場合
に、得られる画像が不規則な線太りがなく、且つ連続し
て異色の2つのインクによる画像を隣接させて印字した
場合の境界滲みのない鮮明なカラー画像を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置のヘッド部の縦断面図
である。
【図2】インクジェット記録装置のヘッド部の横断面図
である。
【図3】図1に示したヘッドをマルチ化したヘッドの外
観斜視図である。
【図4】インクジェット記録装置の一例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
13 ヘッド 14 溝 15 発熱ヘッド 16 保護膜 17−1,17−2 アルミニウム電極 18 発熱抵抗体層 19 蓄熱層 20 基板 21 インク 22 吐出オリフィス 23 メニスカス 24 記録小滴 25 被記録材 26 マルチ溝 27 ガラス板 28 発熱ヘッド 40 インク収容部 42 栓 44 インク吸収体 45 インクカートリッジ 51 給紙部 52 紙送りローラ 53 排紙ローラ 61 ブレード 62 キャップ 63 インク吸収体 64 吐出回復部 65 記録ヘッド 66 キャリッジ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2色以上のインクを用いて、カラー画像
    を被記録材にインクジェット記録方式で記録するインク
    ジェット記録方法に用いるインクセットにおいて、該イ
    ンクは染料液媒体及び高分子物質を含有し、25℃にお
    ける粘度が1×10-3〜1×10-2pa・sであり、か
    つ2色以上のインクのうち少なくとも1色のインクに用
    いられる染料がアニオン染料であり、そのインクとは異
    なる色のインクに用いられる染料がカチオン染料の組み
    合せであり、同時に少なくとも1色のインクには、それ
    に用いられる染料と同極のイオン性の界面活性剤を有す
    ることを特徴とするインクセット。
  2. 【請求項2】 前記インクセットにおいて、1色のイン
    クを構成する染料がアニオン性染料であり、かつ高分子
    物質が水溶性のアニオン性又はノニオン性ポリマーであ
    り、さらにそのインクとは異なる色のインクを構成する
    染料がカチオン性染料であり、かつ高分子物質がカチオ
    ン性又はノニオン性ポリマーである請求項1記載のイン
    クセット。
  3. 【請求項3】 前記高分子物質の重量平均分子量が30
    00〜100000の範囲である請求項1または2に記
    載のインクセット。
  4. 【請求項4】 前記イオン性の界面活性剤の分子量が1
    00〜3000の範囲である請求項1に記載のインクセ
    ット。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のインクセットを用いるこ
    とを特徴とするインクジェット記録方法。
  6. 【請求項6】 2色以上のインクを用いて、カラー画像
    を被記録材にインクジェット記録方式で記録するインク
    ジェット記録方法において、印字直後に印字物を加熱乾
    燥せしめることを特徴とする請求項5記載のインクジェ
    ット記録方法。
  7. 【請求項7】 インクジェット記録方式が熱エネルギー
    を利用したインクジェット記録方式である請求項5また
    は6に記載のインクジェット記録方法。
  8. 【請求項8】 2色以上のインクを用いて、カラー画像
    を被記録材にインクジェット記録方式で記録するインク
    ジェット記録方法に用いるインクセットにおいて、該イ
    ンクは染料、水溶性液媒体及び水溶性高分子物質を含有
    し、25℃における粘度が1×10-3〜1×10-2pa
    ・sであり、かつ2色以上のインクのうち少なくとも1
    色のインクに用いられる染料が水溶性染料であり、その
    インクとは異なる色のインクに用いられる染料が非水溶
    性染料の組み合わせであり、同時に少なくとも非水溶性
    染料を用いるインクには、水溶性染料を用いるインクに
    用いられる染料とは逆の極性のイオン性の界面活性剤を
    有することを特徴とするインクセット。
  9. 【請求項9】 前記高分子物質の重量平均分子量が30
    00〜100000の範囲である請求項8記載のインク
    セット。
  10. 【請求項10】 イオン性の界面活性剤の分子量が10
    0〜3000の範囲である請求項8記載のインクセッ
    ト。
  11. 【請求項11】 請求項8記載のインクセットを用いる
    ことを特徴とするインクジェット記録方法。
  12. 【請求項12】 2色以上のインクを用いて、カラー画
    像を被記録材にインクジェット記録方式で記録するイン
    クジェット記録方法において、印字直後に印字物を加熱
    乾燥せしめることを特徴とする請求項11記載のインク
    ジェット記録方法。
  13. 【請求項13】 インクジェット記録方式が熱エネルギ
    ーを利用したインクジェット記録方式である請求項11
    または12に記載のインクジェット記録方法。
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