JPH09109493A - ガイドローラ - Google Patents

ガイドローラ

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Publication number
JPH09109493A
JPH09109493A JP29184795A JP29184795A JPH09109493A JP H09109493 A JPH09109493 A JP H09109493A JP 29184795 A JP29184795 A JP 29184795A JP 29184795 A JP29184795 A JP 29184795A JP H09109493 A JPH09109493 A JP H09109493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide roller
conductive material
roller
ceramics
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP29184795A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Machida
成司 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIYAKO ROLLER KOGYO KK
Original Assignee
MIYAKO ROLLER KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by MIYAKO ROLLER KOGYO KK filed Critical MIYAKO ROLLER KOGYO KK
Priority to JP29184795A priority Critical patent/JPH09109493A/ja
Publication of JPH09109493A publication Critical patent/JPH09109493A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電気によりガイドローラにシートがくっつ
いたり、空気中のゴミや塵が付着したりし、また静電気
がシートのスムーズな走行を妨げる。 【解決手段】 請求項1は、金属ローラ1の表面2に溶
射材3を設け、溶射材3の外周面に導電性材料4を設け
る。請求項2は、金属ローラ1の表面2に溶射材3を凹
凸に設け、その外周面に導電性材料4を設ける。請求項
3は、金属ローラ1の表面2に溶射材3を凹凸に設け、
その凹部5内に導電性材料4を充填する。請求項4は、
導電性材料4がテフロンにカーボンや金属紛等の導電物
質を混入したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷機等で紙、プラ
スチックフィルム等のシート状基材を巻取る場合に、同
シート状基材をガイドするのに使用されるガイドローラ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷機において紙やプラスチックフィル
ム等のシート状基材Aは、図5のようにガイドローラB
によりガイドされて、図示されていない巻き取りドラム
に巻き取られる。従来はこのガイドローラBとして、鉄
製、アルミ製などの金属ローラの表面に、直接、硬質ク
ロームをメッキしたものが使用されていた。しかし、こ
のガイドローラBには基材Aに印刷されたインクが付着
し、そのインクが同シート状基材Aに付着してしまうた
め、ガイドローラBが汚れたときは印刷機の運転を停止
させてガイドローラBを洗浄しなければならず、作業性
が悪かった。
【0003】そこで従来はガイドローラBにインクが付
着しにくいようにするため、図4のように金属ローラC
の表面DにテフロンEをコーティングしたガイドローラ
Fが使用されていた。しかし図4のガイドローラFは金
属ローラCの表面Dが平滑であるため、同表面Dへコー
ティングされるテフロンEの食付きが悪く、同テフロン
Eが剥れ易いという欠点があった。また同テフロンEが
摩耗すると金属ローラCの表面Dが露出するのでシート
状基材Aが切れ易くなるという欠点もあった。
【0004】そこで本件出願人は前記諸問題を解決する
ため、金属ローラCの表面にセラミックスを溶射して同
表面を凹凸の粗面に加工し、同表面の凹部にテフロンが
充填されるように同表面にテフロンをコーティングした
ガイドローラを新たに開発し、出願公告(実公平5−1
2203号)され、実用新案登録されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本件出願人による前記
ガイドローラは、コーティングされたテフロンが図4の
ものより剥がれにくくなっており、これまでの問題点が
解消された優れたものとなっているが、しいて言うなら
ば次のような問題があった。それはガイドローラの表面
がセラミックスやテフロンの絶縁材により覆われている
ため、冬場などの静電気が空気中に放電されにくい時期
において、走行するシート状基材との摩擦でガイドロー
ラが帯電してもそれが外部に放電されにくい。この場
合、静電気によりシート状基材がガイドローラにくっつ
いてシート状基材のスムーズな走行が妨げられたり、空
気中のゴミや塵がガイドローラに付着されてガイドロー
ラが汚されたりすることがある。
【0006】本発明の目的はシート状基材に印刷された
インクが付着しにくく、ガイドローラ及びシート状基材
が汚れにくく、テフロンが摩耗してもシート状基材が切
れにくく、尚且つ静電気がたまりにくいガイドローラを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載のガイドローラは図1に示すように、紙、プラスチッ
クフィルム等のシート状基材をガイドするのに使用され
るガイドローラにおいて、金属ローラ1の表面2にセラ
ミックス、セラミックスと他の材料との混合材、等の溶
射材3が設けられ、溶射材3の外周面に導電性材料4が
設けられてなる。
【0008】本発明のうち請求項2記載のガイドローラ
は図2に示すように、金属ローラ1の表面2に溶射材3
が凹凸に設けられ、その外周面に導電性材料4が設けら
れてなる。
【0009】本発明のうち請求項3記載のガイドローラ
は図3に示すように、金属ローラ1の表面2に溶射材3
が凹凸に設けられ、その凹部5内に導電性材料4が充填
されてなる。
【0010】本発明のうち請求項4記載のガイドローラ
は、導電性材料4がテフロンにカーボンや金属紛等の導
電物質が混入されたものである。
【0011】
【発明の実施の形態1】図1は本発明のガイドローラの
実施形態例である。図の1は金属ローラであり、2はそ
の表面である。この表面2には溶射材(セラミックス)
3を溶射してあり、溶射材3は金属ローラ1の中心から
均等な厚さにしてある。前記溶射材3としては、セラミ
ックスと他の材料との混合材、例えばセラミックスにガ
ラス粒を混入させたものを用いることもできる。なお、
セラミックスには各種のものがあり、例えばアルミナセ
ラミックス、ファインセラミックスがあり、これらを用
いることができる。
【0012】図1の4は導電性材料である。この導電性
材料4は、カーボン、金属紛(金属フィラー)等の導電
物質であり、前記表面2にコーティングされている。こ
の導電性材料4は金属ローラ1の中心から均等な厚さに
なるようにコーティングされており、完成されたガイド
ローラの外径が真円になるようにしてある。この導電性
材料4はガイドローラの全表面を覆っており、コーティ
ングされた導電性材料4が全体に渡って導通状態にあ
り、例えばガイドローラの端部における導電性材料4を
ブラシ(電極)等を介してアース線と導通させることに
より、ガイドローラの静電気を外部に逃がすことができ
るようにしてある。なお、前記導電性材料4は、テフロ
ンにカーボン、金属紛(金属フィラー)等の導電物質を
混入させたものでもよく、この場合は、ガイドローラに
剥離性を付加させることも可能である。
【0013】
【発明の実施の形態2】図2は本発明のガイドローラの
第2の実施形態例を示したものであり、金属ローラ1の
表面2に溶射材(セラミックス)3を溶射して同図のよ
うに同表面2を凹凸の粗面にし、この粗面に導電性材料
4を少し厚めにコーティングしたものである。この例で
は凹凸のある粗面に導電性材料4をコーティングするこ
とにより同導電性材料4を剥れにくくしてある。
【0014】
【発明の実施の形態3】図3は本発明のガイドローラの
第3の実施形態例を示したものであり、溶射材3が溶射
されたガイドローラの表面2に導電性材料4を同表面の
凹部5内に充填されるようにコーティングしたものであ
る。この場合、導電性材料4を厚めにコーティングした
後、その表面をダイヤモンド砥石等で研磨して、図3に
示すように凹部5に食い込んでいる導電性材料4の表面
と溶射材3の凸部6の表面とが同一面となるようにして
もよく、或いは凹部5に食い込んだ導電性材料4の表面
が溶射材3の凸部6の表面と同一面になるようにコーテ
ィングしてもよい。但し凹部5内に充填された導電性材
料4がコーティング面全体に渡って導通できるようにす
るためには、凸部6を凹部5に比べて少なめにして隣接
する導電性材料4同士が導通するようにしたり、或いは
凹部5の底に金属ローラ1の外表面が露出されるように
して同金属ローラ1を介して分散する導電性材料4が導
通されるようにすることが望ましい。なお、凹部5内に
充填された導電性材料4が互いに導通されない場合は、
このガイドローラに金属製の補助ローラを接触させる等
して、静電気が放電されるようにする。
【0015】
【発明の効果】本発明の請求項1〜4に記載のガイドロ
ーラはコーティングされている導電性材料4により静電
気が逃がされるようになっているため、次のような効果
がある。 .静電気が空気中に放電されにくい環境下でもガイド
ローラに静電気がたまらず、シート状基材のスムーズな
走行が確保される。 .静電気によるガイドローラへの塵の付着がなく、こ
まめな清掃が必要なくなる。
【0016】請求項2、3記載のガイドローラには、次
のような効果がある。 .コーティングされている導電性材料4が剥れにく
く、耐久性の良いものとなる。 .コーティングされている導電性材料4が金属ローラ
1の表面2の凹部5に食込んでいるので、導電性材料4
が摩耗してもその凹部5に食込んでいる部分は摩耗しな
いので、表面2の凸部6と平らになる。このため導電性
材料4が摩耗してもシート状基材Aが破れにくくなる。
【0017】請求項4記載のガイドローラは、導電性材
料4がテフロンに導電物質を混入してなるものであるた
め次のような効果がある。 .導電性材料4の表面2にインクが付着しにくいの
で、ガイドローラを頻繁に掃除する必要がなく、従って
印刷機の運転を停止することも少なくなり、印刷の生産
性が向上する。 .剥離性が良いのでシート状基材Aがガイドローラに
付着しにくくなり、シート状基材Aを高速走行させて印
刷することができ、印刷の生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガイドローラーの第1の実施形態例を
示す正面図。
【図2】本発明のガイドローラーの第2の実施形態例を
示す正面図。
【図3】本発明のガイドローラーの第3の実施形態例を
示す部分正面図。
【図4】従来のガイドローラーの正面図。
【図5】従来のガイドローラーの使用説明図。
【符号の説明】
1 金属ローラ 2 表面 3 溶射材 4 導電性材料 5 凹部 6 凸部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙、プラスチックフィルム等のシート状基
    材をガイドするのに使用されるガイドローラにおいて、
    金属ローラ(1)の表面(2)にセラミックス、セラミ
    ックスと他の材料との混合材、等の溶射材(3)が設け
    られ、溶射材(3)の外周面に導電性材料(4)が設け
    られてなることを特徴とするガイドローラ。
  2. 【請求項2】金属ローラ(1)の表面(2)に溶射材
    (3)が凹凸に設けられ、その外周面に導電性材料
    (4)が設けられてなることを特徴とする請求項1記載
    のガイドローラ。
  3. 【請求項3】金属ローラ(1)の表面(2)に溶射材
    (3)が凹凸に設けられ、その凹部(5)内に導電性材
    料(4)が充填されてなることを特徴とする請求項1記
    載のガイドローラ。
  4. 【請求項4】導電性材料(4)が、テフロンにカーボン
    や金属紛等の導電物質が混入されたものであることを特
    徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のガイ
    ドローラ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101153522B1 (ko) * 2010-10-25 2012-06-11 최의수 용접 캐리지용 가이드롤러
CN104870345A (zh) * 2012-12-20 2015-08-26 3M创新有限公司 用于减少幅材上的静电的减少静电的辊和方法
CN105683069A (zh) * 2013-07-30 2016-06-15 住友理工株式会社 送纸辊
JP2019005521A (ja) * 2017-06-22 2019-01-17 株式会社テラ フライヤー

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