JPH09108204A - 測定位置再現方法および測定位置再現装置並びにそれを使用した体液成分濃度測定装置 - Google Patents

測定位置再現方法および測定位置再現装置並びにそれを使用した体液成分濃度測定装置

Info

Publication number
JPH09108204A
JPH09108204A JP7275884A JP27588495A JPH09108204A JP H09108204 A JPH09108204 A JP H09108204A JP 7275884 A JP7275884 A JP 7275884A JP 27588495 A JP27588495 A JP 27588495A JP H09108204 A JPH09108204 A JP H09108204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foot
measurement
measured
body fluid
person
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7275884A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Matsuoka
晃司 松岡
Keiichi Fukada
桂一 深田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arkray Inc
Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
Original Assignee
Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
KDK Corp
Kyoto Daiichi Kagaku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurabo Industries Ltd, Kurashiki Spinning Co Ltd, KDK Corp, Kyoto Daiichi Kagaku KK filed Critical Kurabo Industries Ltd
Priority to JP7275884A priority Critical patent/JPH09108204A/ja
Publication of JPH09108204A publication Critical patent/JPH09108204A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に一定の測定条件となるように被測定者の
足部の裏に測定光を再現性よく投射し、体液成分濃度を
測定することである。 【解決手段】 分光分析装置3の被検物台2の上に乗っ
た被測定者の足部15に測定光を投射し、その反射もし
くは透過した光の強度を演算制御装置4で演算処理し、
CRTディスプレイ6,プリンタ7に出力する。最初の
測定において足部の裏の測定位置が選択され、そのとき
の足部の位置が足部位置決め部材41の位置として、土
踏まず当接板57の足部の土踏まずへの当接圧、体重、
被測定者を特定する情報とともに記憶装置5に登録され
る。2回目以降の測定では、記憶装置5に記憶されてい
る情報に基づいて足部位置決め部材41の位置が再生さ
れ、それにより被測定者は足部を被検物台2上にて位置
決めするとともに、土踏まず当接板57が登録された当
接圧で足部の土踏まずに当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定者の足部の
裏の予め選択された所定の測定位置に測定光を投射して
得られた透過または反射した光を検出し、得られた検出
光に基づいて被測定者の体液中の特定成分濃度を測定す
る際に、被測定者の足部を予め登録した位置に再現する
ことによって所定の測定位置を再現する測定位置再現方
法および測定位置再現装置並びにそれを使用した体液成
分濃度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、臨床検査分野等において、尿、血
液もしくは生体中の特定成分濃度をいわゆる非侵襲によ
り測定する非侵襲型モニタが研究されている。この種の
非侵襲型モニタを用いて生体中の特定成分濃度を測定す
る場合、生体の組織を透過した光を用いて測定する場合
と、生体の組織から反射した光を用いて測定する場合と
がある。生体の組織のような散乱系では散乱による実効
光路長と、測定対象物への入射光量を決定しない限り、
吸光度の絶対値を求めることができず、したがって吸光
物質の濃度を求めることはできない。また、表面の状態
や光入射角度の違いから、測定対象物の表面からの直接
反射などにより、測定対象物への入射光量が変化する。
このため、非侵襲型モニタを用いて生体中の特定成分濃
度を測定する場合、各測定対象物を毎回同じ位置で、し
かも同じ条件で光を投射し、受光するようにする必要が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、生体中の特
定成分濃度を非侵襲的に測定するに際して、測定の再現
性に影響する要因としては、環境条件などに加え、 ・各被測定部位間と被測定物内での特徴差や部位差とし
て示される色、形、生理状態の変化、生理機能の組合
せ、 ・測定手法の誤差として示される毎回の測定時の被測定
物の置き直しによる設定状態、 ・光入射部と光受光部を備えた測定部の測定開口部と被
測定部位との接触圧の変化、 などがある。かかる測定条件の変化による測定データの
変化を、図11および図12に示す。
【0004】図11の測定データは次のようにして得た
ものである。すなわち、 (1)光ファイバを使用し、生体の一部である被験者の
手のひらの最初に選択した測定部位に光を照射して反射
光を受光し、基準となるエネルギースペクトル(A)を
計測する。 (2)光の照射位置を最初に選択した位置から1mmず
らせて照射角度を変化させずに光を照射し、同様に、エ
ネルギースペクトル(B)を計測する。 (3)光の照射位置をさらに1mm、都合、最初に選択
した位置から2mmずらせて照射角度を変化させずに光
を照射し、同様に、エネルギースペクトル(C)を計測
する。 (4)光の照射位置を最初に選択した位置に戻し、被験
者に清水製薬製の「トレーラン75」糖負荷試験用水溶
液を飲用させ、被験者の血糖値が15mg/dl変化し
た時点で、照射角度を変化させずに光を照射し、同様
に、エネルギースペクトル(D)を計測する。 (5)上記(1)のステップで計測したエネルギースペ
クトル(A)で上記エネルギースペクトル(A)、
(B)、(C)、および(D)をそれぞれ除し、この結
果にそれぞれ100を乗じ、(E)={(A)/
(A)}×100、(F)={(B)/(A)}×10
0、(G)={(C)/(A)}×100、(H)=
{(D)/(A)}×100とする。 (6)ついで、上記(F)から(E)を減算して図11
の曲線h1、上記(G)から(E)を減算して図11の
曲線h2、上記(H)から(E)を減算して図11の曲
線h3を求める。
【0005】図12では、光ファイバの位置および角度
は一定として、生体の一部である被験者の手のひらの最
初に選択した測定部位に光を照射して反射光を受光し、
基準となるエネルギースペクトル(A)を計測し、以
降、上記(2)および(3)において、最初に選択した
被測定部位の位置を変化させる代わりに、測定部位に対
して光ファイバを1mm、2mm、3mm、4mmと押
し付けることにより加圧したときのエネルギースペクト
ルを計測している。そして、上記(4)による上記糖負
荷試験用水溶液の飲用による被験者の血糖値が15mg
/dl変化した時点におけるエネルギースペクトルを計
測し、上記(5)および(6)と同様の計算により、図
12の曲線h21、h22、h23、h24を求めている。
【0006】上記図11および図12において、グルコ
ースの吸収波長である1667nm(6000cm-1
について比較すれば、糖負荷試験による血糖値15mg
/dlの変化に対しエネルギースペクトルは約2.75
%変化するのに対し、測定部位が約1mm移動するとエ
ネルギースペクトルは約4.88%、圧力が光ファイバ
長1mm分加圧されると約2.89%変化している。実
際に生体内のグルコースを測定する場合には、1mg/
dlの分解能が要求されるので換算すると0.18%の
変化を測定する必要がある。よって、被測定部位の位置
については約0.04mm、圧力に関しては光ファイバ
長0.06mm以下の再現精度が要求されることにな
る。
【0007】本発明の目的は、常に一定の測定条件を得
るために被測定者の足部の裏に設定した測定部位に測定
光を再現性よく投射する測定位置再現方法を提供するこ
とである。
【0008】本発明のいま一つの目的は、高い再現精度
で被測定者の足部の裏に設定した測定部位に測定光を投
射して常に一定の測定条件を再現する測定位置再現装置
を提供することである。
【0009】本発明のさらにいま一つの目的は、測定毎
のデータのばらつきの少ない信頼性の高い測定データを
得ることができる体液成分濃度測定装置を提供すること
である。
【0010】本発明のさらにいま一つの目的は、体液の
特定成分濃度を測定する被測定者の体重により測定した
体液成分濃度を補正する体液成分濃度測定装置を提供す
ることである。
【0011】本発明のさらにいま一つの目的は、体液の
特定成分濃度を測定する被測定者の足部の裏に当接して
測定光を投射する部材の当接圧により測定した体液成分
濃度を補正する体液成分濃度測定装置を提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、被測定者の足部の裏に測
定光を投射し、該被測定者の足部から透過もしくは反射
した光を検出し、得られた検出光に基づいて被測定者の
体液の特定成分濃度を測定するに際して、上記測定光を
予め選択されて登録された所定の測定位置に入射させる
測定位置再現方法であって、測定位置の登録時には、上
記被測定者の足部の特定部位の位置を登録しておき、測
定位置の再現時には、被測定者の足部の上記特定部位を
登録時の位置に位置決めすることを特徴とする。
【0013】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載の発明において、被測定者の足部の上記特定部位
が踵と踝であることを特徴とする。
【0014】さらに、請求項3にかかる発明は、請求項
1または2に記載の発明において、上記測定位置ととも
に上記体液の特定成分濃度を測定する被測定者を特定す
る情報を登録することを特徴とする。
【0015】さらにまた、請求項4にかかる発明は、請
求項1から3のいずれか一に記載の発明において、上記
測定位置を被測定者の足部の土踏まずに設定することを
特徴とする。
【0016】さらにまた、請求項5にかかる発明は、請
求項1から4のいずれか一に記載の発明において、上記
特定成分濃度がグルコース濃度であることを特徴とす
る。
【0017】さらにまた、請求項6にかかる発明は、投
射光学系から被測定者の足部の裏に測定光を投射し、該
被測定者の足部から透過もしくは反射した光を検出し、
得られた検出光に基づいて被測定者の体液の特定成分濃
度を測定するに際して、上記測定光を予め選択されて登
録された所定の測定位置に入射させる測定位置再現装置
であって、上記被測定者の足部を載せる被検物台手段
と、該被検物台手段上にて上記被測定者の足部をその特
定部位により位置決めする足部位置決め手段と、該足部
位置決め手段の上記被検物台手段上における位置を調整
する位置調整手段と、該位置調整手段により調整された
上記足部位置決め手段の位置情報を登録する位置登録手
段と、該位置登録手段に記憶された上記位置情報に基づ
いて上記位置調整手段を制御して上記足部位置決め手段
の位置を調整する演算制御手段とを備えたことを特徴と
する
【0018】さらにまた、請求項7にかかる発明は、請
求項6に記載の発明において、上記被検物台手段が投射
光学系に対して二次元的に相対移動可能に支持する被検
物台支持機構上に支持されていることを特徴とする。
【0019】さらにまた、請求項8にかかる発明は、請
求項6または7に記載の発明において、上記足部位置決
め手段が被測定者の足部の踵および踝にそれぞれ当接す
る踵当接板および踝当接板からなることを特徴とする。
【0020】さらにまた、請求項9にかかる発明は、請
求項6から8のいずれか一に記載の発明において、上記
位置登録手段が上記測定位置とともに上記体液の特定成
分濃度を測定する被測定者を特定する情報を記憶するこ
とを特徴とする。
【0021】さらにまた、請求項10にかかる発明は、
請求項6から9のいずれか一に記載の発明において、上
記測定位置が被測定者の足部の土踏まずに設定されてい
ることを特徴とする。
【0022】さらにまた、請求項11にかかる発明は、
請求項6から10のいずれか一に記載の発明において、
上記特定成分濃度がグルコース濃度であることを特徴と
する。
【0023】さらにまた、請求項12にかかる発明は、
請求項6から11のいずれか一に記載の発明において、
上記演算制御装置がパーソナルコンピュータであること
を特徴とする。
【0024】さらにまた、請求項13にかかる発明は、
被測定者の足部の裏の予め選択された所定の測定位置に
測定光を投射し、該被測定者の足部から透過もしくは反
射した光を検出し、得られた検出光に基づいて被測定者
の体液の特定成分濃度を測定する体液成分濃度測定装置
であって、上記被測定者の足部を載せる被検物台手段
と、該被検物台手段上にて上記被測定者の足部をその特
定部位により位置決めする足部位置決め手段と、該足部
位置決め手段の上記被検物台手段上における位置を調整
する位置調整手段と、該位置調整手段により調整された
上記足部位置決め手段の位置情報を登録する位置登録手
段と、上記測定位置に測定光を投射する投射光学系手段
と、投射された上記測定光が被測定者の足部を透過もし
くは反射した光を受光する受光光学系手段と、該受光光
学系手段により受光された上記被測定者の足部から透過
もしくは反射した上記検出光の強度を検出する検出光強
度検出手段と、上記位置登録手段に記憶された上記位置
情報に基づいて上記位置調整手段を制御して上記足部位
置決め手段の位置を調整するとともに上記検出光の強度
強度に基づいて上記被測定者の体液中の特定成分濃度を
演算する演算制御手段と、演算された上記特定成分濃度
を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0025】さらにまた、請求項14にかかる発明は、
請求項13に記載の発明において、上記被検物台手段が
投射光学系に対して二次元的に相対移動可能に支持する
被検物台支持機構上に支持されていることを特徴とす
る。
【0026】さらにまた、請求項15にかかる発明は、
請求項13または14に記載の発明において、上記足部
位置決め手段が被測定者の足部の踵および踝にそれぞれ
当接する踵当接板および踝当接板からなることを特徴と
する。
【0027】さらにまた、請求項16にかかる発明は、
請求項13から請求項15のいずれか一に記載の発明に
おいて、体重センサを備え、該体重センサ上に上記被検
物台が支持されていることを特徴とする。
【0028】さらにまた、請求項17にかかる発明は、
請求項16に記載の発明において、上記演算制御手段が
演算した被測定者の体液中の上記特定成分濃度を上記体
重センサから出力する体重に基づいて補正することを特
徴とする。
【0029】さらにまた、請求項18にかかる発明は、
請求項13から17のいずれか一に記載の発明におい
て、上記被測定者の足部の土踏まずに当接して上記投射
光学系手段から出射する測定光を上記土踏まずに投射す
る土踏まず当接部材と、該土踏まず当接部材を上記被検
物台に対して垂直な方向に昇降させる昇降機構とを備え
たことを特徴とする。
【0030】さらにまた、請求項19にかかる発明は、
請求項13から15のいずれか一に記載の発明におい
て、上記上記昇降機構が土踏まず当接部材の上記被測定
者の足部の土踏まずへの当接圧を検出する当接圧検出セ
ンサを備えたことを特徴とする。
【0031】さらにまた、請求項20にかかる発明は、
請求項19に記載の発明において、上記演算制御手段が
演算した被測定者の体液中の上記特定成分濃度を上記当
接圧検出センサから出力する当接部材の当接圧に基づい
て補正することを特徴とする。
【0032】さらにまた、請求項21にかかる発明は、
請求項13から20のいずれか一に記載の発明におい
て、上記投射光学系手段および受光光学系手段が光ファ
イバにより構成されていることを特徴とする。
【0033】さらにまた、請求項22にかかる発明は、
請求項13から20のいずれか一に記載の発明におい
て、上記投射光学系手段および受光光学系手段が積分球
により構成されていることを特徴とする。
【0034】さらにまた、請求項23にかかる発明は、
請求項13から22のいずれか一に記載の発明におい
て、上記位置登録手段が上記測定位置とともに上記体液
の特定成分濃度を測定する被測定者を特定する情報を記
憶することを特徴とする。
【0035】さらにまた、請求項24にかかる発明は、
請求項13から23のいずれか一に記載の発明におい
て、上記特定成分濃度がグルコース濃度であることを特
徴とする。
【0036】さらにまた、請求項25にかかる発明は、
請求項13から24のいずれか一に記載の発明におい
て、上記演算制御装置がパーソナルコンピュータである
ことを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面を参照して本
発明の実施の形態を説明する。
【0038】(実施の形態1)本発明にかかる測定位置
再現装置を備えた体液成分濃度測定装置の一つの実施の
形態のシステム構成を図1および図2に示す。上記体液
成分濃度測定装置1は、被測定者の足の裏に投射した測
定光の反射光のスペクトル強度信号を検出し、該スペク
トル強度信号に基づいてグルコース濃度を検出するもの
である。上記体液成分濃度測定装置1は、被測定者が乗
る被検物台2を備えた分光分析装置3と、該分光分析装
置3から出力する上記スペクトル強度信号を演算処理し
てグルコース濃度を検出するとともに後に説明する分光
分析装置3が有する機構部分を制御する演算制御装置4
と、該演算制御装置4の記憶装置5と、上記演算制御装
置4から出力するデータを表示するCRTディスプレイ
6、上記演算制御装置4から出力するデータのハードコ
ピーを得るためのプリンタ7から構成されている。
【0039】上記分光分析装置3は、図3に示すよう
に、被検物台2とその下側に位置する直方体形状を有す
るとともに上方に開口した箱体状の下部筺体8とを備
え、該下部筺体8と上記被検物台2との間は蛇腹9によ
り相互に接続されている。上記分光分析装置3の下部筺
体8内には、グルコースにより吸収される波長を有する
測定光を発生する測定光の光源11、該光源11の光の
強さをモニタするための基準光センサ12および受光セ
ンサ13が収容されている。上記光源11から出射する
測定光は、測定光用光ファイバ14により上記被検物台
2に乗っている被測定者の足部15の裏の土踏まず16
に導かれる(図3矢印A1参照)。また、被測定者の上
記足部15から反射した光(図3矢印A2参照)は、受
光用光ファイバ17により上記受光センサ13に導かれ
る。
【0040】上記分光分析装置3の下部筺体8内にはま
た、その底面上に四角形状の肉厚の大きいベース板18
が配置され、該ベース板18上の各コーナ部には被測定
者の体重を検出するロードセル19がそれぞれ配置され
ている。各ロードセル19はその上面に円柱状の突部1
9aをそれぞれ有し、該突部19aには上記被検物台2
を弾性的に支持するコイルばね21の一端が外嵌してい
る。各コイルばね21は、その他端が上記被検物台2を
支持する被検物台支持機構22の四角形状の基準テーブ
ル23の各コーナ部から上記ロードセル19の突部19
aに向かって突出する突起23aに外嵌している。
【0041】上記被検物台支持機構22は、基準テーブ
ル23上にてx軸方向に移動自在に支持されたx軸方向
移動テーブル24および該x軸方向移動テーブル24上
にてy軸方向に移動自在に支持されたy軸方向移動テー
ブル25を備える。上記基準テーブル23上には、図4
に示すように、x軸方向に走る2本のx軸方向案内溝2
6が形成されており、これらx軸方向案内溝26内を上
記x軸方向移動テーブル24の下面に固定されたころ軸
受ユニット27(図3参照)が案内される。これによ
り、上記x軸方向移動テーブル24は基準テーブル23
上にてx軸方向に移動自在に支持される。また、上記x
軸方向移動テーブル24上には、y軸方向に走る2本の
y軸方向案内溝28が形成されており、これらy軸方向
案内溝28内を上記y軸方向移動テーブル25の下面に
固定されたころ軸受ユニット29が案内される。これに
より、上記y軸方向移動テーブル25が基準テーブル2
3上にてy軸方向に移動自在に支持される。
【0042】上記基準テーブル23の上にはまた、上記
x軸方向移動テーブル24をx軸方向へ移動させるため
のx軸移動モータMxが固定されている。該x軸移動モ
ータMxは、その出力軸31に取着されたスクリユシャ
フト32が上記x軸方向移動テーブル24に結合された
ブラケット33に螺合している。これによりx軸移動モ
ータMxが回転すると、その上記出力軸31の回転量に
応じて上記x軸方向移動テーブル24がx軸方向に移動
する。上記x軸方向移動テーブル24のx軸方向の移動
量は、上記x軸移動モータMxに取り付けられたx軸位
置センサ34により検出される。該x軸位置センサ34
は、x軸移動モータMxの上記出力軸31の回転量を検
出し、該検出量により上記基準テーブル23に対するx
軸方向移動テーブル24のx軸方向位置を検出する。
【0043】一方、上記x軸方向移動テーブル24の上
には、上記y軸方向移動テーブル25をy軸方向へ移動
させるためのy軸移動モータMyが固定されている。該
y軸移動モータMyは、その出力軸35に取着されたス
クリユシャフト36が上記y軸方向移動テーブル25に
結合されたブラケット37に螺合している。これにより
y軸移動モータMyが回転すると、その上記出力軸35
の回転量に応じて上記y軸方向移動テーブル25がy軸
方向に移動する。上記y軸方向移動テーブル25のy軸
方向の移動量は、上記y軸移動モータMyに取り付けら
れたy軸位置センサ38により検出される。該y軸位置
センサ38は、y軸移動モータMyの上記出力軸35の
回転量を検出し、該検出量により上記基準テーブル23
に対するy軸方向移動テーブル25のy軸方向位置を検
出する。
【0044】上記y軸方向移動テーブル25の上には被
検物台2が固定されている。該被検物台2上には、その
上に乗った被測定者の足部15(図3参照)を上記被検
物台2に対して位置決めするための足部位置決め部材4
1がy軸方向に移動可能に支持されるとともに、該足部
位置決め部材41を上記被検物台2の上でy軸方向へ移
動させて上記被検物台2上での足部位置決め部材41の
位置を調整するための位置調整モータ42が配置されて
いる。そして、該位置調整モータ42には上記足部位置
決め部材41の位置を検出する位置検出センサ43が配
置されている。上記足部位置決め部材41はほぼ円弧状
に湾曲し、図5に示すように、上記被測定者の足部15
の踵15aの外側面にそれぞれ当接する踵当接板44
と、被測定者の上記足部15の内側の踝15bにそれぞ
れ当接する踝当接板45とを備える。
【0045】足部位置決め部材41は、図4に示すよう
に、その左右の上記踵当接板44および左右の上記踝当
接板45が結合部部材46により相互に結合され、上記
被検物台2上に配置された案内部材47によりy軸方向
に移動可能となっている。上記位置調整モータ42は、
その出力軸48に取着されたスクリユシャフト49が上
記足部位置決め部材41の結合部材46に設けられたね
じ部材50に螺合しており、上記位置調整モータ42が
回転すると、その上記出力軸48の回転量に応じて上記
足部位置決め部材41がy軸方向に移動する。上記足部
位置決め部材41のy軸方向の移動量は、上記位置調整
モータ42に取り付けられた位置検出センサ43により
検出される。なお、上記足部位置決め部材41の踵当接
板44には、該踵当接板44が足部15の踵15aに当
接したときに当接信号を出力する踵当接センサ51(図
3参照)が設けられている。
【0046】再び図3に戻って、上記基準テーブル23
に形成された嵌合孔52には、光ファイバ保持パイプ5
3が上記基準テーブル23に垂直な方向(以下、z軸方
向と記す。)に進退自在に嵌合し、先端が被検物台2に
乗った被測定者の右側の足部15の土踏まず16に向か
って進退自在となっている。上記光ファイバ保持パイプ
53は、x軸方向移動テーブル24に形成された孔5
4、y軸方向移動テーブル25に形成された孔55およ
び上記被検物台2に形成された孔56にそれぞれ遊嵌し
ており、その先端には上に向かって湾曲し被測定者の右
側足部15の土踏まず16に当接する土踏まず当接板5
7が取着されている。上記光ファイバ保持パイプ53の
内部には測定光用光ファイバ14および受光用光ファイ
バ17が保持されるとともに、測定光用光ファイバ14
の測定光の出射端および受光用光ファイバ17の反射光
の入射端が上記土踏まず当接板57のほぼ中央部を貫通
して足部15の上記土踏まず16に対向するように固定
されている。
【0047】上記光ファイバ保持パイプ53の後端部に
は移動板58が取着されている。該移動板58は、上記
基準テーブル23に下方に垂直に突出するように固定さ
れた案内ポスト59に外嵌して上下に案内される筒状の
案内部材61を有する。上記案内ポスト59の先端には
モータ支持板62が固定され、該モータ支持板62の上
には、上記土踏まず当接板57のz軸方向の位置を検出
するz軸位置センサ63と上記土踏まず当接板57の移
動モータMzが固定されている。該移動モータMzと上
記移動板58との間には移動板ブラケット65が配置さ
れ、該移動板ブラケット65には上記移動モータMzの
出力軸64に取着されたスクリユシャフト66が螺合し
ている。上記移動板ブラケット65と移動板58との間
には、上記土踏まず当接板57が足部15の土踏まず1
6への当接圧を検出するための当接圧センサ67が介装
されている。
【0048】移動モータMzが回転すると、その上記出
力軸64の回転量に応じて上記土踏まず当接板57がz
軸方向に移動する。上記当接板57のz軸方向の移動量
は、z軸位置センサ63により検出される。また、上記
土踏まず当接板57がz軸方向に移動し足部15の土踏
まず16に当接すると、その当接圧が上記当接圧センサ
67から出力される。なお、上記土踏まず当接板57か
ら出射する測定光の出射位置および反射光の入射位置
は、図5の被検物台2に形成された穴2a、2bにそれ
ぞれ遊嵌するとともに基準テーブル23に図示された指
標68、69が指示する方向の交点Pとして被検物台2
の上側からオペレータにより確認できるようになってい
る。
【0049】以上に説明した構成を有する分光分析装置
3に設けられた受光センサ13、基準光センサ12、ロ
ードセル19、x軸位置センサ34、y軸位置センサ3
8等から出力する信号は、次に説明する演算制御装置4
に供給される。該演算制御装置4はパーソナルコンピュ
ータにより構成され、図2に示すように、中央演算処理
装置(以下、CPUと記す。)71、読出し専用メモリ
(以下、ROMと記す。)72、読出し書込み用メモリ
(以下、RAMと記す。)73およびインタフェース回
路74ないし79およびインターフェース回路81ない
し85からなる。上記CPU71は、バス86により、
ROM72、RAM73、インタフェース回路74ない
し79およびインターフェース回路81ないし85に接
続されている。
【0050】インタフェース回路74には、x軸位置セ
ンサ34からx軸移動テーブル24のx軸方向位置信号
が、y軸位置センサ38からy軸方向移動テーブル25
のy軸方向位置信号が、またz軸位置センサ63から土
踏まず当接板57のz軸方向位置信号がそれぞれ入力す
るとともに、当触圧センサ67から土踏まず当接板57
の足部15の土踏まず16への当接圧信号が入力し、踵
当接センサ51から踵当接信号が入力する。また、イン
タフェース回路75には、被測定者の足部15から反射
した測定光の反射光のスペクトル強度信号が受光センサ
13から入力し、インターフェース回路12には、測定
光の光源11の変動をモニタする基準光センサ12から
モニタ信号が入力し、さらに、インターフェース回路7
7には、ロードセル19から被測定者の体重信号が入力
する。さらにまた、インタフェース回路78には、オペ
レータのキーボード87の操作内容に対応して、該キー
ボード87から必要な操作指令信号が入力する。インタ
フェース回路79は、演算処理装置4に接続されるホス
トコンピュータとの通信を行なうときに使用される通信
ポート88に接続される。
【0051】一方、インタフェース回路81にはモータ
駆動回路91が接続される。該モータ駆動回路91はパ
ワートランジスタ等のパワーデバイスにより構成され、
図1に示すように、分光分析装置3の下部筺体8の側面
に取着されている。上記モータ駆動回路91には、図3
および図4において説明したx軸移動モータMx、y軸
移動モータMy、z軸移動モータMzおよび位置調整モ
ータ42が接続される。さらに、インタフェース回路8
2にはハードデスクのような記憶装置5が接続される。
さらにまた、インタフェース回路83にはCRTディス
プレイ6が接続され、インターフェース回路84にはプ
リンタ7が接続される。インターフェース回路85には
測定光の光源11を制御する光源制御回路92が接続さ
れる。
【0052】次に、以上に構成を説明した位置再現装置
を備えた体液成分濃度測定装置1の作用を、図6および
図7に示すフローを参照して、被測定者の足部15の予
め選択した位置への測定位置再現方法とともに説明す
る。
【0053】測定位置の登録モード 図6に示す測定位置の登録モードでは、体液成分濃度測
定装置1の電源がオンされ、オペレータがキーボード8
7から測定位置の登録モードを選択し、該測定位置の登
録モードの開始を指令すると、測定位置の登録ルーチン
がスタートし、演算制御装置4のCPU71が初期化さ
れ(ステップS1)、RAM73がクリアされる(ステ
ップS2)。その後、演算制御装置4のCPU71は、
記憶装置5に記憶されている初期データをRAM73に
ロードし(ステップS3)、x軸方向移動テーブル2
4、y軸方向移動テーブル25、土踏まず当接板57お
よび足部位置決め部材41をそれぞれ初期位置に移動さ
せる(ステップS4)。
【0054】キーボード87から被測定者を特定する番
号たとえばNo.3を入力する(ステップS5)。その
後、入力された番号No.3の被測定者が被検物台2上
に乗る(ステップS6)。このとき、右側の足部15の
土踏まず16の下側に土踏まず当接板57が位置すると
ともに右側の足部15の内側の踝15bが上記足部位置
決め部材41の踝当接板45に当接するように、被測定
者は被検物台2上にて右側の上記足部15の位置を移動
させる。この状態で、オペレータはキーボード87を操
作し、図5に示すように、指標68の方向と指標69の
方向との交点Pが足部15の土踏まず16のほぼ中心に
くるように、x軸方向移動テーブル24およびy軸方向
移動テーブル25を移動させ、測定点を選択する(ステ
ップS7)。
【0055】次いで、上記足部位置決め部材41を移動
し(ステップS8)、踵当接板44が上記足部15の踵
15aに接触し、踵当接センサ51から当接信号が出力
すると上記足部位置決め部材41を停止させる(ステッ
プS8、ステップS9)。また、上記当接信号の出力に
より土踏まず当接板57が上昇する(ステップS1
0)。該土踏まず当接板57が被測定者の足部15の上
記土踏まず16に当接し、その当接圧が予め設定した値
に達すると上記土踏まず当接板57が停止する(ステッ
プS10、ステップS11)。
【0056】この状態でロードセル19の出力から被測
定者の体重を計測する(ステップS12)。その後次に
説明する図7の血糖値の測定ルーチン(ステップS1
3)におけるステップ(ステップS13−1)からステ
ップ(ステップS13−7)のグルコース濃度検出ルー
チンを実行し、被測定者の血糖値を測定する。また、該
計測により得た体重、土踏まず当接板57の当接圧、足
部位置決め部材41の位置、x軸方向移動テーブル24
の位置、y軸方向移動テーブル25の位置および既にキ
ーボード87から被測定者を特定する番号を入力するス
テップ(ステップS5)で入力されてRAM73に記憶
されている被測定者を特定する番号No.3の各データ
をそれぞれ記憶装置5に登録(ステップS14)する。
【0057】以上のステップ(ステップS1〜ステップ
S14)の終了後、被測定者が分光分析装置3の被検物
台2から降り(ステップS15)、次の測定があると判
定する(ステップS16)とステップS3の実行に戻
り、次の測定がないと判定する(ステップS16)と、
測定位置登録ルーチンを終了する。
【0058】血糖値の測定モード 図7に示す血糖値の測定モードがスタートすると、演算
制御装置4のCPU71が初期化され(ステップS2
1)、RAM73がクリアされる(ステップS22)。
その後、演算制御装置4のCPU71は、記憶装置5に
記憶されている初期データをRAM73にロード(ステ
ップS23)し、x軸方向移動テーブル24、y軸方向
移動テーブル25、土踏まず当接板57および足部位置
決め部材41をそれぞれ初期位置に移動させる(ステッ
プS24)。
【0059】既に説明した図6の登録モードにて登録し
たグルコース濃度を測定する被測定者の登録番号、たと
えばNo.3がキーボード87から入力されると(ステ
ップS25)、演算制御装置4のCPU71は、既に上
記登録モードにて記憶装置5に登録されているNo.3
の登録番号を有する上記被測定者の体重、土踏まず当接
板57の当接圧、足部位置決め部材41の位置、x軸方
向移動テーブル24の位置、y軸方向移動テーブル25
の位置の各データをそれぞれRAM73にロードする。
そして、演算制御装置4の上記CPU71は、足部位置
決め部材41の位置、x軸方向移動テーブル24の位
置、y軸方向移動テーブル25の位置の各データに基づ
いて、足部位置決め部材41の位置、x軸方向移動テー
ブル24の位置、y軸方向移動テーブル25の位置を再
現する(ステップS26)。
【0060】上記状態にて、登録番号No.3の上記被
測定者が分光分析装置3の被検物台2の上に乗り(ステ
ップS27)、その右側の足部15の内側の踝15bお
よび踵15aをそれぞれ足部位置決め部材41の踵当接
板45および踵当接板44に当接させる。その後、土踏
まず当接板57が上昇して(ステップS28)上記足部
15の土踏まず16に当接し、当接圧センサ67から出
力する当接圧信号が予め設定した所定の値に達すると、
上記土踏まず当接板57が停止する(ステップS2
9)。これにより、登録番号No.3の上記被測定者の
右側の足部15の位置が登録時の位置に再現されるとと
もに、上記土踏まず当接板57の当接圧も登録時の値に
再現される。その後、ロードセル19の出力により体重
測定が実行(ステップS30)された後、次のグルコー
ス濃度検出ルーチン(ステップS13)が実行される。
【0061】上記グルコース濃度検出ルーチン(ステッ
プS13)では、演算制御装置4のCPU71は、図2
および図3において説明した受光センサ13から入力す
る上記足部15からの反射光のスペクトル強度に基づい
て吸光度を演算し(ステップS13−1)、グルコース
濃度演算を実行する(ステップS13−2)。演算制御
装置4の上記CPU71は次いで、土踏まず当接板57
の上記当接圧により、検出された上記グルコース濃度を
補正する当接圧補正指令信号がRAM73に存在するか
否かを判定する(ステップS13−3)。上記CPU7
1は、上記当接圧補正指令信号がRAM73に存在する
ときは、上記グルコース濃度演算ステップ(ステップS
13−2)にて演算されたグルコース濃度を上記当接圧
で補正し(ステップS13−4)、上記当接圧補正指令
信号がRAM73に存在しないときは、上記当接圧によ
る補正は行わない。演算制御装置4の上記CPU71は
次いで、上記体重測定ステップ(ステップS30)にて
測定した登録番号No.3の被測定者の体重により、検
出された上記グルコース濃度を補正する体重補正指令信
号がRAM73に存在するか否かを判定する(ステップ
S13−5)。上記CPU71は、上記体重補正指令信
号がRAM73に存在するときは、グルコース濃度を上
記体重で補正し(ステップS13−6)、上記体重補正
指令信号がRAM73に存在しないときは、上記体重に
よる補正は行わない。演算制御装置4のCPU71は、
以上のステップS13−1ないしステップS13−6に
より検出されたグルコース濃度のデータおよび体重のデ
ータをCRTディスプレイ6に出力する。また、CRT
ディスプレイ6に表示された上記データは、キーボード
87からの指令により、プリンタ7でプリントアウトす
ることもできる(ステップS13−7)。
【0062】以上のステップの終了後、被測定者が分光
分析装置3の被検物台2から降り、次の測定があると判
定する(ステップS31)とステップS24の実行に戻
り、次の測定がないと判定すると、血糖値の測定モード
を終了する。
【0063】以上のようにして、被測定者が分光分析装
置3の被検物台2の上に乗り、被測定者の足部15の土
踏まず16に最初に選択した測定位置を登録することに
より、以後の血糖値の測定に際して、常に同じ測定位置
にて血糖値を測定することができる。これにより、被測
定者の足部15の土踏まず16に投射した測定光の反射
光を検出してグルコース濃度を測定する場合、測定位置
の再現精度が大幅に向上し、測定位置の変化による測定
値のばらつきを抑えることができる。また、土踏まず当
接板57の土踏まず16への当接圧が常に同じ値とな
り、入射測定光の光路長と反射光の光路長が一定となる
とともに、吸光度演算により演算したグルコース濃度を
土踏まず当接板57の当接圧で補正することにより、土
踏まず当接板57の当接圧によるグルコース濃度の測定
のばらつきを補正することもできる。さらに、被測定者
の体重により、吸光度演算により検出したグルコース濃
度を補正することにより、体重によるグルコース濃度の
変化を補正することができる。さらにまた、測定光を測
定光用光ファイバ14を用いて被測定者の足部15の土
踏まず16の測定位置に投射するとともに、その反射光
を受光用光ファイバ17により受光センサ13に導くよ
うにしているので、測定光の光源11および受光センサ
13の配置の自由度が大きくなり、体液成分濃度測定装
置1の設計が容易でコンパクトなものとすることができ
る。
【0064】(実施の形態2)本発明のいま一つの実施
の形態にかかる体液成分濃度測定装置の分光分析装置3
aを図8に示す。該分光分析装置3aは、実施の形態1
において説明した体液成分濃度測定装置1の分光分析装
置3において、測定光を被測定者の足部15の土踏まず
16の測定位置に導く測定光用光ファイバ14および該
測定位置に投射された測定光の反射光を受光センサ13
に導く受光用光ファイバ17に代えて、図8に示すよう
に、土踏まず当接板57の下部に積分球101を配置す
るとともに、該積分球101と移動板58との間に測定
光を発生する測定光源11を配置し、該測定光源11か
ら上記積分球101および土踏まず当接板57に設けた
測定光投射孔102、103、104を通して測定光を
上記測定位置に投射し、上記足部15からの反射光を上
記積分球101に配置した受光センサ13により検出す
るようにしてもよい。このようにすれば、積分球101
により多くの反射光を集めることができ、受光センサ1
3の出力レベルが大きくなり、受光センサ13の出力を
増幅する増幅器として利得の小さいものを使用すること
ができ、信号処理回路のコストを削減することができ
る。なお、図8において、図3に対応する部分には対応
する符号を付して示し、重複した説明は省略する。ま
た、本実施の形態2において、分光分析装置3a以外の
システム構成についても、図1および図2において説明
したものと全く同じであるから、その説明は省略する。
【0065】(実施の形態3)本発明のいま一つの実施
の形態にかかる体液成分濃度測定装置の分光分析装置3
bを図9に示す。この分光分光装置3bは、図1ないし
図3を参照して説明した実施の形態1の分光分析装置3
において、被測定者の足部15の土踏まず16に測定光
用光ファイバ14から投射された測定光の透過光を上記
足部15の甲の上に当接して配置した受光用光ファイバ
17の受光部分111で受光するようにしたものであ
る。上記受光部分111は、透過光の受光用光ファイバ
17の先端が土踏まず当接板57側の測定光用光ファイ
バ14の先端と対向し、かつ、基準テーブル23に固定
されたポスト112に上下移動可能に取り付けられたア
ーム114の先端に固定されており、測定光用光ファイ
バ14と透過光の受光側の光ファイバ17との間に被測
定者の足部15が配置されている。そして、図9の分光
分析装置3bの上記した受光用光ファイバ17の受光部
分111以外の部分の構成は図3において説明した分光
分析装置3の対応する部分の構成と全く同じである。よ
って、図9において、図3に対応する部分には対応する
符号を付して示し、重複した説明は省略する。また、本
実施の形態3において、分光分析装置3b以外のシステ
ム構成についても、図1および図2において説明したも
のと全く同じであるから、その説明は省略する。
【0066】このような構成であれば、足部15を透過
した透過光を検出し、それに基づいてグルコース濃度を
検出することができる。
【0067】(実施の形態4)図10に示す体液成分濃
度測定装置は、図1ないし図3において説明した実施の
形態1の体液成分濃度測定装置1の演算制御装置4、記
憶装置5、CRTディスプレイ6、プリンタ7を一つの
ケース113内に収容し、分光分析装置1の下部筺体8
の前部に固定した支柱115の先端に上記ケースを固定
したものである。このような構成を有する体液成分濃度
測定装置1bを備えることにより、被測定者はいわゆる
体重計により体重を測定する要領で、自己の血糖値や他
の体液成分濃度および体重を簡単に計測することがで
き、日々の健康管理に役立てることができる。
【0068】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
うち請求項1にかかる発明によれば、被測定者の足部の
特定部位の位置を登録しておき、測定位置の再現時には
被測定者の足部を登録した位置に位置決めするようにし
たので、高い再現精度で測定位置を再現することができ
る。
【0069】また、請求項2にかかる発明によれば、請
求項1に記載の発明の効果に加えて、被測定者の足部の
踵と踝の位置を登録することにより、高い再現精度で測
定位置を再現させることができる。
【0070】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
請求項1または2に記載の発明の効果に加えて、被測定
者を特定する情報を被測定者の足部の特定部位の位置と
ともに登録しているので、被測定者を特定する情報から
登録されている足部の測定位置を容易に再現することが
できる。
【0071】さらにまた、請求項4にかかる発明によれ
ば、請求項1から3のいずれか一に記載の発明の効果に
加えて、足部の土踏まずは上方に湾曲しており、該湾曲
部分に測定位置を設定するので、測定条件の再現性もよ
くなる。
【0072】さらにまた、請求項5にかかる発明によれ
ば、請求項1から4のいずれか一に記載の発明の効果に
加えて、被測定者の足部によりグルコース濃度を測定す
ることができる。
【0073】請求項6にかかる発明によれば、位置登録
手段に登録した被測定者の足部位置決め手段の位置情報
に基づいて足部位置決め手段の位置が再生されるので、
位置が再生された足部位置決め手段により被測定者の足
部を位置決めすることにより、高い再現精度で測定位置
を再現することができる。
【0074】また、請求項7にかかる発明によれば、請
求項6に記載の発明の効果に加えて、被検物台支持機構
により被検物台を投射光学系に対して二次元的にx軸方
向およびy軸方向に移動させることができるので、被測
定者の足部のサイズに応じて被検物台を移動させ、被測
定者の足部のサイズに関係なく測定位置を選択すること
ができる。
【0075】さらに、請求項8にかかる発明によれば、
請求項6または7に記載の発明の効果に加えて、足部位
置決め手段の踵当接板および踝当接板によりそれぞれ被
測定者の足部の踵および踝を当接させることにより、足
部の位置が再現することができる。
【0076】さらにまた、請求項9にかかる発明によれ
ば、請求項6から8に記載の発明の効果に加えて、登録
手段が被測定者を特定する情報を被測定者の足部の特定
部位の位置とともに登録しているので、被測定者を特定
する情報から登録されている足部の測定位置を容易に再
現することができる。
【0077】さらにまた、請求項10にかかる発明によ
れば、請求項6から9のいずれか一に記載の発明の効果
に加えて、足部の土踏まずは上方に湾曲しており、該湾
曲部分に測定位置を設定するので、測定条件の再現性も
よくなる。
【0078】さらにまた、請求項11にかかる発明によ
れば、請求項6から10のいずれか一に記載の発明の効
果に加えて、足部の測定位置が予め選択した位置に再現
されるので、常に一定の測定条件でグルコース濃度を測
定することができる。
【0079】さらにまた、請求項12にかかる発明によ
れば、請求項6から11のいずれか一に記載の発明の効
果に加えて、演算制御手段をパーソナルコンピュータに
より構成しているので、位置再現装置を安価に実現する
ことができる。
【0080】請求項13にかかる発明によれば、位置調
整手段により調整される足部位置決め手段の位置情報を
登録する登録手段を備え、登録された位置情報に基づい
て位置が再生された足部位置決め手段により被測定者の
足部の位置を被検物台手段上にて再生して、投射光学系
から足部の測定位置に測定光を投射し、測定位置から透
過もしくは反射した光を受光して測定位置から透過もし
くは反射した光を検出し、得られた検出光に基づいて被
測定者の体液の特定成分濃度を検出するので、生体の測
定部位への測定光の入射位置の再現精度を高くすること
ができる。
【0081】また、請求項14にかかる発明によれば、
請求項13に記載の発明の効果に加えて、被検物台支持
機構により被検物台を投射光学系に対して二次元的にx
軸方向およびy軸方向に移動させることができるので、
被測定者の足部のサイズに応じて被検物台を移動させ、
被測定者の足部のサイズに関係なく被測定者の体液の特
定成分濃度を測定することができる。
【0082】さらに、請求項15にかかる発明によれ
ば、請求項13または14に記載の発明の効果に加え
て、登録位置に再生された足部位置決め手段の踝当接板
および踵当接板にそれぞれ被測定者の足部の踝および踵
を当接させることにより測定位置が再現され、常に一定
の条件で体液成分濃度を検出することができる。
【0083】さらにまた、請求項16にかかる発明によ
れば、請求項13から15のいずれか一に記載の発明の
効果に加えて、被検物台が体重センサの上に支持されて
いるので、被検物台に乗った被測定者の特定の体液成分
濃度に加えて体重も測定することができる。
【0084】さらにまた、請求項17にかかる発明によ
れば、請求項16に記載の発明の効果に加えて、体重セ
ンサから出力する被測定者の体重に基づいて測定する特
定の体液成分濃度を補正することができる。また、あら
かじめ被測定者の体重変動を測定し、該体重変動の最大
値より高目に体液成分濃度測定用の体重の標準値を設定
・記憶しておき、体液成分濃度測定時には体重センサに
より測定した被測定者の体重の該記憶した体重の標準値
に対する不足分の斥量を身につけることにより演算制御
装置による測定した特定の体液成分濃度の補正が不要と
なり、同時に被測定者の足部の土踏まず当接部材の当接
条件を安定させることができる。
【0085】さらにまた、請求項18にかかる発明は、
請求項13から17のいずれか一に記載の発明におい
て、昇降機構により土踏まず当接部材が被検物台に対し
て垂直な方向に昇降するので、被測定者の足部の土踏ま
ずの湾曲の程度に関係なく土踏まず当接機構を被測定者
の足部の土踏まずに当接させることができる。
【0086】さらにまた、請求項19にかかる発明は、
請求項13から15のいずれか一に記載の発明におい
て、当接圧検出センサにより被測定者の足部の土踏まず
への土踏まず当接部材の当接圧を知ることができるの
で、当接圧検出センサの出力により被測定者の足部の土
踏まずへの土踏まず当接部材の当接圧を一定に制御する
ことができる。
【0087】さらにまた、請求項20にかかる発明は、
請求項19に記載の発明の効果に加えて、体重センサか
ら出力する被測定者の体重に基づいて測定する特定の体
液成分濃度を補正することができる。
【0088】さらにまた、請求項21にかかる発明は、
請求項13から20のいずれか一に記載の発明の効果に
加えて、投射光学系手段および受光光学系手段がフレキ
シブルな光ファイバにより構成されているので、光源お
よび受光センサの配置の自由度が大きくなり、体液成分
濃度測定装置の設計の自由度が大きくなり、形状もコン
パクトなものとすることができる。
【0089】さらにまた、請求項22にかかる発明は、
請求項13から20のいずれか一に記載の発明の効果に
加えて、受光光学系手段が積分球により構成されている
ので、被測定者の足部から反射もしくは透過した光を多
く集めることができ、受光センサの出力レベルが大きく
信号処理が容易であり、受光センサの出力を増幅する増
幅器も安価なものを使用することができる。
【0090】さらにまた、請求項23にかかる発明は、
請求項13から22のいずれか一に記載の発明の効果に
加えて、登録手段が体液成分濃度を測定する被測定者の
足部の測定位置の情報に加えて被測定者を特定する情報
を記憶しているので、被測定者を特定する情報により被
測定者の足部の測定位置を簡単に再現することができ
る。
【0091】さらにまた、請求項24にかかる発明は、
請求項13から23のいずれか一に記載の発明の効果に
加えて、常に被測定者の足部の一定位置にてグルコース
濃度を測定することができる。
【0092】さらにまた、請求項25にかかる発明は、
請求項13から24のいずれか一に記載の発明の効果に
加えて、演算制御装置をパーソナルコンピュータにより
構成しているので、体液成分濃度測定装置のコストを引
き下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる体液成分濃度測定装置の実施
の形態1のシステム構成図である。
【図2】 図1の体液成分濃度測定装置のシステム構成
を示すブロック図である。
【図3】 図1の体液成分濃度測定装置の分光分析装置
の構成を示す縦断面図である。
【図4】 図3の分光分析装置の被検物台支持機構の構
成を示す説明図である。
【図5】 足部の踝および踵がそれぞれ足部位置決め部
材の踝当接板および踵当接板に当接した状態を示す説明
図である。
【図6】 登録モードのフローである。
【図7】 測定モードのフローである。
【図8】 実施の形態2にかかる体液成分濃度測定装置
における分光分析装置の縦断面図である。
【図9】 実施の形態3にかかる体液成分濃度測定装置
における分光分析装置の縦断面図である。
【図10】 実施の形態4にかかる体液成分濃度測定装
置の全体構成を示す斜視図である。
【図11】 測定対象物に入射する入射光の入射位置の
変化による血糖値の測定値の変化を示す測定データであ
る。
【図12】 測定対象物とその載置台との接触圧の変化
による血糖値の測定圧の変化を示す測定データである。
【符号の説明】
1 体液成分濃度測定装置 1b 体液成分濃度測定装置 2 被検物台 2a 穴 2b 穴 3 分光分析装置 3a 分光分析装置 3b 分光分析装置 4 演算制御装置 5 記憶装置 6 CRTディスプレイ 7 プリンタ 8 下部筺体 9 蛇腹 11 光源 12 基準光センサ 13 受光センサ 14 測定光用光ファイバ 15 足部 15a 踵 15b 踝 16 土踏まず 17 受光用光ファイバ 18 ベース板 19 ロードセル 19a 突部 21 コイルばね 22 被検物台支持機構 23 基準テーブル 23a 突起 24 x軸方向移動テーブル 25 y軸方向移動テーブル 26 x軸方向案内溝 27 ころ軸受ユニット 28 y軸方向案内溝 29 ころ軸受ユニット 31 出力軸 32 スクリユシャフト 33 ブラケット 34 x軸位置センサ 35 出力軸 36 スクリユシャフト 37 ブラケット 38 y軸位置センサ 41 足部位置決め部材 42 位置調整モータ 43 位置検出センサ 44 踵当接板 45 踝当接板 46 結合部材 47 案内部材 48 出力軸 49 スクリユシャフト 50 ねじ部材 51 踵当接センサ 52 嵌合孔 53 光ファイバ保持パイプ 54 孔 55 孔 56 孔 57 土踏まず当接板 58 移動板 59 案内ポスト 61 案内部材 62 モータ支持板 63 z軸位置センサ 64 出力軸 65 移動板ブラケット 66 スクリユシャフト 67 当接圧センサ 68 指標 69 指標 71 中央演算制御装置(CPU) 72 読出し専用メモリ(ROM) 73 読出し書込み用メモリ(RAM) 74〜79 インターフェース回路 81〜85 インターフェース回路 86 バス 87 キーボード 88 通信ポート 91 モータ駆動回路 92 光源制御回路 101 積分球 102 測定光投射孔 103 測定光投射孔 104 測定光投射孔 111 受光部分 112 ポスト 113 ケース 114 アーム 115 支柱 Mx x軸駆動モータ My y軸駆動モータ Mz z軸駆動モータ A1 測定光の流れる向き A2 被測定者より透過、反射した光の向き P 交点

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定者の足部の裏に測定光を投射し、
    該被測定者の足部から透過もしくは反射した光を検出
    し、得られた検出光に基づいて被測定者の体液の特定成
    分濃度を測定するに際して、上記測定光を予め選択され
    て登録された所定の測定位置に入射させる測定位置再現
    方法であって、 測定位置の登録時には、上記被測定者の足部の特定部位
    の位置を登録しておき、測定位置の再現時には、被測定
    者の足部の上記特定部位を登録時の位置に位置決めする
    ことを特徴とする測定位置再現方法。
  2. 【請求項2】 被測定者の足部の上記特定部位が踵と踝
    であることを特徴とする請求項1記載の測定位置再現方
    法。
  3. 【請求項3】 上記測定位置とともに上記体液の特定成
    分濃度を測定する被測定者を特定する情報を登録するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の測定位置再現方
    法。
  4. 【請求項4】 上記測定位置を被測定者の足部の土踏ま
    ずに設定することを特徴とする請求項1から3のいずれ
    か一記載の測定位置再現方法。
  5. 【請求項5】 上記特定成分濃度がグルコース濃度であ
    ることを特徴とする請求項1から4のいずれか一記載の
    測定位置再現方法。
  6. 【請求項6】 投射光学系から被測定者の足部の裏に測
    定光を投射し、該被測定者の足部から透過もしくは反射
    した光を検出し、得られた検出光に基づいて被測定者の
    体液の特定成分濃度を測定するに際して、上記測定光を
    予め選択されて登録された所定の測定位置に入射させる
    測定位置再現装置であって、 上記被測定者の足部を載せる被検物台手段と、 該被検物台手段上にて上記被測定者の足部をその特定部
    位により位置決めする足部位置決め手段と、 該足部位置決め手段の上記被検物台手段上における位置
    を調整する位置調整手段と、 該位置調整手段により調整された上記足部位置決め手段
    の位置情報を登録する位置登録手段と、 該位置登録手段に記憶された上記位置情報に基づいて上
    記位置調整手段を制御して上記足部位置決め手段の位置
    を調整する演算制御手段と、 を備えたことを特徴とする測定位置再現装置。
  7. 【請求項7】 上記被検物台手段が投射光学系に対して
    二次元的に相対移動可能に支持する被検物台支持機構上
    に支持されていることを特徴とする請求項6記載の測定
    位置再現装置。
  8. 【請求項8】 上記足部位置決め手段が被測定者の足部
    の踵および踝にそれぞれ当接する踵当接板および踝当接
    板からなることを特徴とする請求項6または7記載の測
    定位置再現装置。
  9. 【請求項9】 上記位置登録手段が上記測定位置ととも
    に上記体液の特定成分濃度を測定する被測定者を特定す
    る情報を記憶することを特徴とする請求項6から8のい
    ずれか一記載の測定位置再現装置。
  10. 【請求項10】 上記測定位置が被測定者の足部の土踏
    まずに設定されていることを特徴とする請求項6から9
    のいずれか一記載の測定位置再現装置。
  11. 【請求項11】 上記特定成分濃度がグルコース濃度で
    あることを特徴とする請求項6から10のいずれか一記
    載の測定位置再現装置。
  12. 【請求項12】 上記演算制御手段がパーソナルコンピ
    ュータであることを特徴とする請求項6から11のいず
    れか一記載の測定位置再現装置。
  13. 【請求項13】 被測定者の足部の裏の予め選択された
    所定の測定位置に測定光を投射し、該被測定者の足部か
    ら透過もしくは反射した光を検出し、得られた検出光に
    基づいて被測定者の体液の特定成分濃度を測定する体液
    成分濃度測定装置であって、 上記被測定者の足部を載せる被検物台手段と、 該被検物台手段上にて上記被測定者の足部をその特定部
    位により位置決めする足部位置決め手段と、 該足部位置決め手段の上記被検物台手段上における位置
    を調整する位置調整手段と、 該位置調整手段により調整された上記足部位置決め手段
    の位置情報を登録する位置登録手段と、 上記測定位置に測定光を投射する投射光学系手段と、 投射された上記測定光が被測定者の足部を透過もしくは
    反射した光を受光する受光光学系手段と、 該受光光学系手段により受光された上記被測定者の足部
    から透過もしくは反射した上記検出光の強度を検出する
    検出光強度検出手段と、 上記位置登録手段に記憶された上記位置情報に基づいて
    上記位置調整手段を制御して上記足部位置決め手段の位
    置を調整するとともに上記検出光の強度強度に基づいて
    上記被測定者の体液中の特定成分濃度を演算する演算制
    御手段と、 演算された上記特定成分濃度を出力する出力手段と、 を備えたことを特徴とする体液成分濃度測定装置。
  14. 【請求項14】 上記被検物台手段が投射光学系に対し
    て二次元的に相対移動可能に支持する被検物台支持機構
    上に支持されていることを特徴とする請求項13記載の
    体液成分濃度測定装置。
  15. 【請求項15】 上記足部位置決め手段が被測定者の足
    部の踵および踝にそれぞれ当接する踵当接板および踝当
    接板からなることを特徴とする請求項13または14記
    載の体液成分濃度測定装置。
  16. 【請求項16】 体重センサを備え、該体重センサ上に
    上記被検物台が支持されていることを特徴とする請求項
    13から15のいずれか一記載の体液成分濃度測定装
    置。
  17. 【請求項17】 上記演算制御手段が演算した被測定者
    の体液中の上記特定成分濃度を上記体重センサから出力
    する体重に基づいて補正することを特徴とする請求項1
    6記載の体液成分濃度測定装置。
  18. 【請求項18】 上記被測定者の足部の土踏まずに当接
    して上記投射光学系手段から出射する測定光を上記土踏
    まずに投射する土踏まず当接部材と、該土踏まず当接部
    材を上記被検物台に対して垂直な方向に昇降させる昇降
    機構とを備えたことを特徴とする請求項13から17の
    いずれか一記載の体液成分濃度測定装置。
  19. 【請求項19】 上記上記昇降機構が土踏まず当接部材
    の上記被測定者の足部の土踏まずへの当接圧を検出する
    当接圧検出センサを備えたことを特徴とする請求項13
    から15のいずれか一記載の体液成分濃度測定装置。
  20. 【請求項20】 上記演算制御手段が演算した被測定者
    の体液中の上記特定成分濃度を上記当接圧検出センサか
    ら出力する当接部材の当接圧に基づいて補正することを
    特徴とする請求項19記載の体液成分濃度測定装置。
  21. 【請求項21】 上記投射光学系手段および受光光学系
    手段が光ファイバにより構成されていることを特徴とす
    る請求項13から20のいずれか一記載の体液成分濃度
    測定装置。
  22. 【請求項22】 上記投射光学系手段および受光光学系
    手段が積分球により構成されていることを特徴とする請
    求項13から20のいずれか一記載の体液成分濃度測定
    装置。
  23. 【請求項23】 上記位置登録手段が上記測定位置とと
    もに上記体液の特定成分濃度を測定する被測定者を特定
    する情報を記憶することを特徴とする請求項13から2
    2のいずれか一記載の体液成分濃度測定装置。
  24. 【請求項24】 上記特定成分濃度がグルコース濃度で
    あることを特徴とする請求項13から23のいずれか一
    記載の体液成分濃度測定装置。
  25. 【請求項25】 上記演算制御装置がパーソナルコンピ
    ュータであることを特徴とする請求項13から24のい
    ずれか一記載の体液成分濃度測定装置。
JP7275884A 1995-10-24 1995-10-24 測定位置再現方法および測定位置再現装置並びにそれを使用した体液成分濃度測定装置 Pending JPH09108204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7275884A JPH09108204A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 測定位置再現方法および測定位置再現装置並びにそれを使用した体液成分濃度測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7275884A JPH09108204A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 測定位置再現方法および測定位置再現装置並びにそれを使用した体液成分濃度測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09108204A true JPH09108204A (ja) 1997-04-28

Family

ID=17561786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7275884A Pending JPH09108204A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 測定位置再現方法および測定位置再現装置並びにそれを使用した体液成分濃度測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09108204A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11123196A (ja) * 1997-08-20 1999-05-11 Kdk Corp 生体組織の測定方法及び装置
WO2004056262A1 (en) * 2002-11-22 2004-07-08 Tianjin Sunshine Optics Technologies Co., Ltd. Apparatus and method for the reproduction of measuring conditions based on the body surface or surface veins and the contacting pressure
JP2007175418A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Aloka Co Ltd 生体固定装置
JP2009233285A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Terumo Corp 血液成分測定装置
WO2013061446A1 (ja) * 2011-10-27 2013-05-02 富士通フロンテック株式会社 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11123196A (ja) * 1997-08-20 1999-05-11 Kdk Corp 生体組織の測定方法及び装置
WO2004056262A1 (en) * 2002-11-22 2004-07-08 Tianjin Sunshine Optics Technologies Co., Ltd. Apparatus and method for the reproduction of measuring conditions based on the body surface or surface veins and the contacting pressure
JP2007175418A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Aloka Co Ltd 生体固定装置
JP2009233285A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Terumo Corp 血液成分測定装置
WO2013061446A1 (ja) * 2011-10-27 2013-05-02 富士通フロンテック株式会社 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
JP5655155B2 (ja) * 2011-10-27 2015-01-14 富士通フロンテック株式会社 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3579686B2 (ja) 測定位置再現方法および測定位置再現装置並びにそれを使用した光学測定装置
US6750962B2 (en) Optics alignment and calibration system
US20200096501A1 (en) Mobile Device Multi-Analyte Testing Analyzer for Use in Medical Diagnostic Monitoring and Screening
TW305022B (ja)
RU2122208C1 (ru) Способ и устройство для измерения концентрации глюкозы в крови
JP4038280B2 (ja) 無侵襲生体成分計測装置
WO1999000053A1 (fr) Dispositif permettant d'examiner un organisme vivant et automate permettant d'analyser le sang d'une maniere non invasive au moyen dudit dispositif
JPS60236631A (ja) グルコースの測光検出装置
JP4214324B2 (ja) 生体組織の測定装置
JP2004317487A (ja) 体液中の分析対象物の測定に使用するための多重波長読み取りヘッド
JPH03114441A (ja) 生体被分析物の類似性を既知生体流体から作られたモデルから決定する方法及び装置
US7575554B2 (en) Breathing monitoring device having a multi-point detector
JP2007083028A (ja) 非侵襲性検査装置
JPH09108204A (ja) 測定位置再現方法および測定位置再現装置並びにそれを使用した体液成分濃度測定装置
JP2000262496A (ja) 無侵襲生体計測装置
JPH05240736A (ja) レンズメータ
JP2003310578A (ja) 生体信号測定方法及び生体信号測定装置
JP2008157809A (ja) レーザ出力制御装置および光学測定ユニット
JP2008154873A (ja) 光学測定装置
CN104395732A (zh) 使用无纤维的透反射探针对分析物浓度的无创测量
WO2008038223A2 (en) Apparatus for optical body analysis
US5933226A (en) Attachment for a concentration measuring apparatus and a concentration measuring system
JP3767449B2 (ja) 無侵襲生体計測装置、及び該装置を用いた血糖測定装置
JP2007000543A (ja) 生体内成分測定用プローブ支持具及びそれを用いた生体内成分測定装置
CN201689040U (zh) 一种心梗心衰标志物金标检测仪