JPH09107229A - 異なる開口部形状を有する平面および非平面型二重c−パッチ・アンテナ - Google Patents

異なる開口部形状を有する平面および非平面型二重c−パッチ・アンテナ

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JPH09107229A
JPH09107229A JP8154656A JP15465696A JPH09107229A JP H09107229 A JPH09107229 A JP H09107229A JP 8154656 A JP8154656 A JP 8154656A JP 15465696 A JP15465696 A JP 15465696A JP H09107229 A JPH09107229 A JP H09107229A
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antenna
opening
ground plate
length
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JP8154656A
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Mohamed Sanad
サナド モハメッド
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Nokia Mobile Phones Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/16Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole
    • H01Q9/28Conical, cylindrical, cage, strip, gauze, or like elements having an extended radiating surface; Elements comprising two conical surfaces having collinear axes and adjacent apices and fed by two-conductor transmission lines
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
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    • H01Q1/2275Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles used with computer equipment associated to expansion card or bus, e.g. in PCMCIA, PC cards, Wireless USB
    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で高性能の二重C−パッチ・アンテナを
提供すること。 【解決手段】 短絡二重C−パッチ・アンテナは切りつ
められた接地板と、接地板に面する第一の表面と対向す
る第二の表面を有する誘電体材料の層と、誘電体層の第
二の対向する表面を被覆する導電層とを有する。導電層
は放射パッチを形成し、かつ導電層の第一の辺に沿って
伸長する長さと、対向して位置する第二の辺に向かって
伸長する幅を有する非矩形(例えば、放物線、三角形、
五角形)開口部を有する。長さは第一の辺の長さの約2
0%から約35%に等しい値を有する。アンテナはさら
に導電層の第三の辺に隣接する領域で導電層を接地板に
短絡するための導電性通路すなわち給電通路を有する。
アンテナは1またはそれより多い軸の周囲に湾曲してい
ても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロストリップ
構造のアンテナに係り、より具体的にはC−パッチ構造
のアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】G.コシアヴァス、A.パピアニク、
J.P.ボイセットと、M.ソーヴァンによる1988
年12月15日付の「C−パッチ:小型マイクロストリ
ップ素子」("C-Patch: A samall Microstrip Elemen
t", 15 December 1988, G. Kossavas,A. Papiernik, J.
P. Boisset and M. Sauvan) と題する文献中に、UHF
とL帯域で動作する放射素子が記述されている。C−パ
ッチの寸法は、同じ周波数で動作する、比較的かさばる
通常の方形または円形の素子の寸法より小型である。一
般的に放射素子の寸法は共振周波数に反比例する。
【0003】図12を参照すると413MHzで動作す
るC−パッチ・アンテナが示されており、これには略方
形の導電性の放射素子であるパッチ5には、部分的にパ
ッチを横断して伸びる開口部が形成されている。413
MHzで動作する場合、開口部の幅d(12.5mm)
はパッチの全幅(長さ=幅=62.5mm)の20%で
あり、一方1.38GHz(L帯域)で動作する場合に
は、開口部の幅d(5.5mm)はパッチの幅(長さ=
22mm、幅=33mm)の約16.7%である。この
アンテナ形状は通常の方形または円形アンテナに比較し
て、帯域幅はやや狭いが、面積当たり3倍から4倍の利
得を得ることができる。同軸フィーダ線とのインピーダ
ンス・マッチングの良さが、直線形極性をもつ全方向性
放射パターンとともに、C−パッチアンテナの特徴とし
てあげられる。
【0004】一般に、マイクロストリップ・アンテナ
は、軽量、平らな形状、低製造原価と及び集積回路との
相性の良さといった長所があることで知られている。最
も広く使用されているマイクロストリップ・アンテナ
は、通常の半波長または1/4波長の矩形パッチアンテ
ナである。円形パッチ、三角形パッチ、環状マイクロス
トリップアンテナ、および上記のC−パッチ・アンテナ
等の他の形状のマイクロストリップ・アンテナが研究さ
れ、種々の文献で報告されている。
【0005】英国ロンドン市のP.ペレグリナス社から
1989年に出版された、J.R.ジェームスと、P.
S.ホールの編集による「マイクロストリップ・アンテ
ナ便覧」第二巻第19章の第1092頁〜第1104頁
(Handbook of Microstrip Antennas" ,Volume 2, Ch.1
9, Ed. by J.R. James and P.S. Hall, P. PeregrinusL
td.,London, U.K. (1989), pgs. 1092-1104)には、携帯
式装置用のマイクロストリップ・アンテナの使用につい
て記述されている。
【0006】これには、ウインドウ・リアクタンス負荷
型マイクロストリップ・アンテナ(WMSA)が、10
99頁に記述され、19.33図〜19.36図に図示
されている。1/4波長マイクロストリップ・アンテナ
(QMSA)と比較して、パッチの長さを減少させるた
めに、狭いリアクタンス・ウインドウ、すなわち隙間が
パッチ上に形成されている。リアクタンス成分の値は、
隙間の幅(長軸に沿った)を変化させることによって変
更される。19.36a図はアンテナ構造中でリアクタ
ンス成分を構成する2本の同一直線上の狭いスリットを
形成することによって、放射パッチの長さを縮めること
が出来ることを示している。しかしながらこのように狭
いスリットは放射素子としては機能しないので、機能の
点で上記のC−パッチ・アンテナに形成された比較的大
きな開口部と同じではない。
【0007】ところで、いわゆるPCカードはパーソナ
ル・コンピュータ、パーソナルコミュニケータ、または
他の電子機器用の場所をとらないアダプタである。図1
3に示すように、PCカード1は、通常のクレジットカ
ードと同じような大きさと形状で、国際パーソナル・コ
ンピュータ・メモリ・カード協会(PCMCIA)によ
って定められている規格と物理的、電気的に互換性を有
するインターフェイス3を備えている携帯式コンピュー
タ・システム2で使用できる。この点に関しては、19
92年の米国のコンピュータ・テクノロジ・レビュー誌
の第43〜第48頁のJ.グリーナップによる「PCM
CIA 2.0はI/Oカード、端末拡張を支援する」
(Greenup, J. 1992, "PCMCIA 2.0 Contains Support fo
r I/O Cards, Peripheral Expansion", Computer Techn
ology Review, U.S.A., 43-48)に開示されている。
【0008】PCカードによって、コンピュータ・シス
テムの購入後に、基本性能を向上させることが可能とな
る。PCMCIA PCカードの着脱に際しては、シス
テムの電源を切らずに、あるいはパーソナル・コンピュ
ータ・システム機器のカバーを外すことなく行なうこと
ができる。
【0009】PCカード1は、長さと幅とが8.56×
5.4cmのPCMCIA規格の寸法になっている。し
かしPCMCIA PCカード1の厚さは、機能の種類
によって異なる。たとえばタイプIIPCMCIA PC
カードは0.5cmの厚さが規定されている。タイプII
PCMCIA PCカードは、メモリーの増設や、ワイ
ヤレス・モデム、ポケットベル、LAN、ホスト通信等
のI/O機能に使用される。
【0010】このようなPCカードはまた、ラップトッ
プ、ノート型、パームトップ型のパーソナル・コンピュ
ータや、PCMCIAと互換性を有するインターフェイ
スを持つその他のコンピュータ・システムに、無線通信
機能を持たせる。PCカードはまた、コンピュータに接
続されていないときには、独立した無線通信カードとし
て機能することが出来る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そのような用途のため
には、PCカードに等方向性放射パターンを有する小型
の内蔵アンテナを装備する必要がある。PCMCIA無
線通信カードは、手持ちで使用され、かつ/または使用
者のポケット中で使用されるので、アンテナは人体の近
傍で受ける影響をほぼ免れるようにする必要がある。さ
らに、携帯式PCMCIA通信カードは普通、使用中に
一定の方向に向けられてはおらず、そのため、マルチパ
ス反射と、極性の回転から悪影響を受ける。それゆえア
ンテナは垂直と水平の偏波の両者に感度が良くなければ
ならない。さらに、アンテナは自由空間で使用されたと
きと、通常の携帯式コンピュータのPCMCIAタイプ
IIスロットで使用されたときとで、同じ共振周波数、入
力インピーダンスおよび放射パターンを示すことが好ま
しい。
【0012】これらの様々な要件を満たすアンテナの設
計には、大きな課題に直面することが理解されよう。
【0013】さらに、900MHzクラスのデジタルコ
ードレス電話用の、効率の良い内蔵集積化アンテナの開
発に関心が高まっている。高性能内蔵アンテナは、超小
型で簡単な構造と、広帯域、準等方向性放射パターンを
持ち、人体の近傍で受ける影響が殆どないことが必要と
される。また、携帯式コードレス電話機は、通常、使用
中に一定の方向に向けられてはいない。このため、この
電話機のアンテナは垂直及び水平の極性を持つ電波に感
度が良くなければならない。
【0014】ホイップ型、スリーブ・ダイポール型、ヘ
リカル型等の外部アンテナは、電波の一方向の偏波のみ
の感度が良好となる。その結果、アンテナの方向が固定
されていない携帯式コードレス電話での使用には最適で
はない。さらに、このような外部アンテナが電話の使用
者の近傍で操作されると、その放射パターンが著しく変
化することが知られている。その上、放射電力の相当部
分が使用者の身体によって減衰される。
【0015】マイクロストリップ・アンテナは特に内蔵
アンテナが必要とされるときには、小型携帯式コードレ
ス電話用に最も好ましいタイプの1つである。マイクロ
ストリップ・アンテナは大変薄い小型の構造に製造でき
るので、様々なタイプの携帯式機器に容易に適合でき
る。マイクロストリップ・アンテナの使用で考慮されな
ければならない主要な問題は、その帯域が狭いことであ
る。具体的には、アンテナの厚さにもよるが、通常1%
より少ない。大半の携帯式コードレス電話は、900M
Hzで少なくとも3%または4%のインピーダンス帯域
を有するアンテナを必要とする。
【0016】矩形パッチアンテナにギャップ結合された
寄生素子が、通常の半波長矩形マイクロストリップ・ア
ンテナのインピーダンス特性の改善に使用されてきた。
このような場合、隣接した周波数で共振する寄生素子と
駆動素子とは、広い帯域の周波数にわたって平坦なイン
ピーダンス特性を与える。しかしながら、これらの構造
は、アンテナ全体のサイズを相当増加させるという問題
があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記のおよび他の問題
は、本発明に従って構成されるアンテナ構造によって解
決される。さらに詳しくは、本発明は第一の実施例で、
大変小さな(切りつめられた)接地板上の複数の非矩形
開口部を有する二重C−パッチ・アンテナを提供する。
非矩形開口部は異なる偏波に対する感度を増大させる。
さらに他の実施例では、短絡された二重C−パッチ・ア
ンテナは非平坦な構造を有することが示され、また1ま
たはそれ以上の軸の周囲に湾曲している。
【0018】本発明はさらにデータプロセッサに挿入す
るようなされたモジュールを提供する。モジュールは、
それをデータプロセッサに電気的に結合するインターフ
ェイスと、インターフェイスに双方向的に結合されたモ
デムと、モデムの出力に接続された入力を有するRFエ
ネルギ送信機と、モデムの入力に接続された出力を有す
るRFエネルギ受信機、およびRFエネルギ送信機の出
力と、RFエネルギ受信機の入力とに電気的に接続され
た、非矩形開口部を有する短絡された二重C−パッチ・
アンテナを有する。
【0019】短絡された二重C−パッチ・アンテナは、
接地板と、接地板上に載置される第一の表面とそれに対
面する第二の表面とを有する誘電体材料により形成され
る誘電体層と、誘電体層の第二の対面する表面上を被覆
する導電層とから構成されている。導電層は概むね平行
四辺形であり、導電層の第一の辺に沿って伸びる長さ
と、対向して配置される第二の辺へと伸びる幅を有する
非矩形の開口部を備えている。長さは第一の辺の長さの
約20%から約35%の範囲の値である。現在の好まし
い部分的に短絡された実施例では、アンテナはさらに導
電層の第三の辺に隣接する領域で、導電層を接地板に短
絡するための導電性通路すなわち給電通路を備えてい
る。アンテナはまた、その導電層を送信機の出力、およ
び受信機の入力へと結合するためのカプラを備えてい
る。
【0020】開口部の幅は、導電層の幅より約15%か
ら約40%少ない値であり、かつ、第三の辺から開口部
の長さに概むね等しい距離に位置する。
【0021】接地板は切りつめられていて、導電層の寸
法にほぼ等しい寸法を有している。
【0022】本発明の一実施例では、モジュールは8.
5cm×5.4cm×0.5cmの寸法を有する無線通
信用PCカードであり、PCMCIAタイプIIPCカー
ドと互換性を有する形と適合性を有している。本発明の
他の好ましい実施例では、二重C−パッチ・アンテナ
は、手持ちの無線電話機に内蔵されている。
【0023】開口部形状は、例えば、三角形、放物線、
楕円または五角形であっても良い。アンテナの曲面は一
般的に凸面でも凹面でも良く、また一軸の回りでも、二
軸の回りでも良い。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、モハメッド・サナドによ
り発明され、同様に譲渡された「標準型PCカードに内
蔵される小型二重C−パッチ・アンテナ」と題する、1
995年3月31日付で出願された米国特許出願番号第
08/414,573の発明に従い、矩形の開口部12
aと12bとを有する、二重C−パッチ・アンテナ10
の形状を示す構造図である。この二重C−パッチ・アン
テナ構造は、コシアヴァスその他により記述された文献
中に記載された単一開口部に対して、2つの放射開口部
12aと12bを有することで著しく異なる。アンテナ
10は点14で同軸フィーダ線で給電されている。点1
4は、2つの開口部12aと12bの間で非対称的、す
なわち、開口部の一方に他方より近く位置している(図
1では開口部12b側)。2つの開口部12aと12b
との間の領域は、アンテナ10のゼロ電位平面である。
【0025】図1の背面に設けられた接地板(図示せ
ず)は、アンテナ10の背面を被覆しており、アンテナ
10の金属皮膜18が中間の誘電体層16によって分離
されている。誘電体層16は開口部12aと12bに一
致する領域内で露出されている。アンテナ素子間の様々
な空間的関係は、後述する部分的に短絡された実施の形
態の説明を通して明らかにされるが、図1の実施の形態
は図2の実施の形態と実質的に同じである。
【0026】一般に、特定の共振周波数について考える
と、図1のアンテナ10は通常の半波長矩形マイクロス
トリップ・アンテナより小型である。さらに特定の共振
周波数について、アンテナ10は図12に示された従来
のC−パッチ・アンテナ5より小型である。しかしなが
ら、(PCMCIA対応のような)一部の応用では、二
重C−パッチ・アンテナ10の全体面積は、それでも大
きすぎる。
【0027】図2と図3は先程引用したモハメッド・サ
ナドにより発明され、同様に譲渡された「標準型PCカ
ードに内蔵される小型二重C−パッチ・アンテナ」と題
する、1995年3月31日付で出願された米国特許出
願番号第08/414,573の発明による、部分的に
短絡された二重C−パッチ・アンテナ20を図示してい
る。ここには、二重C−パッチ・アンテナ20の全体の
長さを図1に示される長さのほぼ1/2に短縮するため
に、2つの開口部の間にあって基本モードで励起される
アンテナ10のゼロ電位平面を、複数の導電通路または
柱24によって短絡する。部分的に短絡された二重C−
パッチ・アンテナ20のサイズをさらに小さくするため
に、短絡された縁20aの全長の一部のみが短絡され
る。(それゆえ「部分的に短絡された」と表現される) 部分的に短絡した実施の形態が、ここでは選択されてい
るが、縁20aに沿って連続的に短絡することも本発明
の範囲に含まれる。例えば、接地板22を放射パッチ金
属被覆30に短絡するために、ある長さの導電材料(図
3の21で示される導電性テープ)を、縁20aの周囲
に巻くことも可能である。
【0028】部分的に短絡された縁20aの全長は、ア
ンテナ20の幅(W1)として定義され、一方アンテナ
の長さ(L1)は部分的に短絡された縁20aと、部分
的に短絡された縁20aに平行な主放射縁20bの間の
距離である。部分的に短絡された縁に平行な矩形開口部
26の辺は開口部26の幅(W2)として定義され、一
方、幅(W2)に垂直な開口部の辺は開口部長さL2と
して定義される。部分的に短絡された二重C−パッチ・
アンテナ20の長さ(L1)は、同じ周波数で共振し、
同じ幅と厚さとを有する通常の1/4波長の短絡された
矩形マイクロストリップ・アンテナの長さの1/2以下
である。図2での長さと幅の表現法は、図12の従来の
C−パッチ・アンテナの説明と逆になっていることに注
意されたい。
【0029】更に、図1の二重C−パッチ・アンテナの
実施の形態、特に開口部12aと12bとの間にゼロ電
位平面が存在することが、図2の部分的に短絡した実施
例の形態の形成を可能にしたことに注意されたい。すな
わち、図12に示される通常のC−パッチ・アンテナに
は、このような対称形が存在しないために、放射パッチ
を接地板に短絡させることは、(もし可能であったとし
ても)容易ではない。
【0030】(実施例1)部分的に短絡された二重C−
パッチ・アンテナ20の実施例の一例は、ISM、セル
ラー、およびポケットベルの周波数帯として米国で使用
割り当てされている周波数に近い、ほぼ900MHzで
共振するよう設計されている。アンテナ20の全体のサ
イズ(L1×W1)は、2.7cm×2.7cmであ
る。アンテナ20には例えば誘電率2.94と損失タン
ジェント0.0012を有するジュロイド(Duroid) 6
002から成る誘電体層28を用いる。この誘電体層2
8の厚さは0.1016cmである。
【0031】接地板22とパッチアンテナ金属被覆30
とを形成する電気メッキされた銅被覆の密度は、一平方
フィート当たり0.5ozである。
【0032】開口部26の長さ(L2)は0.7cm
で、開口部26の幅(W2)は2cmであり、かつ開口
部26の縁は部分的に短絡された縁20aから0.6c
m(図3で距離Dとして示されている)に位置してい
る。すなわち、好ましい実施例では距離DはほぼL2に
等しい。アンテナ20の入力インピーダンスは、ほぼ5
0ohmで、アンテナは同軸ケーブル32から同軸的に
給電されることが好ましく、同軸ケーブル32の内導体
32aは接地板22の開口部と誘電体層28とを通り、
点34でアンテナ放射パッチ金属被覆30に半田付けさ
れる。
【0033】ケーブルのシールド線36は、点38で接
地板22に半田付けされる。50ohm入力インピーダ
ンスの同軸信号給電点34は、部分的に短絡された縁2
0aからほぼD/2、また長さL1に平行な2つの対向
辺からW1/2の距離に位置することが好ましい。ある
実施例についての給電点34の正確な位置は、望ましい
入力インピーダンスの関数である。ほぼ2mmの空き領
域40がアンテナ20の放射縁20bと、誘電体層28
の縁との間に残されている。
【0034】アンテナ20の動作に対して、人体の影響
はごく僅かであることが確認された。その理由はこのよ
うな二重C−パッチ・アンテナ構造は、主として電流よ
りは磁気流によって励起されるからである。さらに、ア
ンテナ20の接地板22がまた、PCMCIA通信カー
ド1の回路部品や、PCMCIAスロット3にあるその
他の金属材料といった隣接する材料に対するシールドと
して機能するからである。
【0035】アンテナ20の接地板22は、切りつめら
れていることが好ましい。開示されている実施例では、
接地板22の寸法は放射パッチ30のそれと殆ど等し
い。これにより、また部分的に短絡された二重C−パッ
チ・アンテナ20の形状によって、発生される放射パタ
ーンは等方向性となる。さらに、アンテナ20は垂直お
よび水平偏波の両者に対して感度を得ることができる。
さらにアンテナ20の全体のサイズは、普通無限大の接
地板の寸法をとる通常の1/4波長矩形マイクロストリ
ップ・アンテナよりずっと小型である。
【0036】また、部分的に短絡された二重C−パッチ
・アンテナ20の接地板22を切りつめても、アンテナ
の効率に不利な影響を与えないという結果が得られた。
これは放射縁に沿って接地板を切りつめると利得が相当
減少する通常の矩形マイクロストリップ・アンテナとは
明らかに異なる。
【0037】短絡された二重C−パッチ・アンテナ20
の生産性を向上させるために、短絡された縁20aの電
気短絡回路は、少数(好ましくは少なくとも3ケ)の比
較的薄い(例えば0.25mm)短絡柱24が形成され
る。しかしながら、前述したように、縁20aの全体ま
たは大半を覆う連続短絡回路を使用することも本発明の
範囲に入っている。
【0038】部分的に短絡された二重C−パッチ・アン
テナ20は、規則的な形をしていないので、アンテナの
動作に対する、PCMCIAカードの回路部品や、PC
MCIAスロットの金属材料の影響を理論的に研究する
ことは困難である。それゆえ、PCMCIAタイプIIス
ロットの内部と外部での、部分的に短絡された二重C−
パッチ・アンテナ20の性能は、実験的に決定された。
【0039】図4を参照すると、測定の際に、アンテナ
20はPCMCIAカード1′の外縁1a′の近傍に位
置し、アンテナ20の主放射縁20aは外方(すなわち
挿入されたときのスロットドアに向かって)に面してい
る。この場合、またPCMCIAカード1′がPCMC
IAスロット3の内部に完全に挿入されたときには、ア
ンテナ20の主放射縁20aはスロット3の外部ドアに
ほぼ平行で、その近傍に位置する。図4では明らかでな
いが、PCMCIAカード1′が挿入された状態ではア
ンテナ20はPCMCIAカードのケースの外蓋内部に
入っており、使用者には見えない状態になっている。
【0040】図5は短絡された、または部分的に短絡さ
れた二重C−パッチ・アンテナを有するように作られた
無線通信用PCMCIAカード1′の概略ブロック図で
ある。また、図4を参照すると、カード1′はPCMC
IAカード1′を双方向的にホスト・コンピュータ2に
接続するPCMCIA電気インターフェイス40を備え
ている。PCMCIAカード1′は、デジタル・モジュ
レータ/デモジュレータ(MODEM)42と、RF送
信機44と、RF受信機46と、部分的に短絡された二
重C−パッチ・アンテナ20(図2および図3参照)と
により構成されている。PCMCIAカード1′はま
た、アンテナ20を送信機44の出力端子と、受信機4
6の入力端子に接続するために、ダイプレクサ48を設
けている。コンピュータ2から外部へ送信されるデジタ
ル信号情報、デジタル・ポケットベル情報、またはデジ
タル化された言語等の送信されるべき情報は、増幅され
てアンテナ20から送信される前にRF搬送波で変調さ
れるため、モデム42に送られる。一方、デジタル信号
情報、デジタル・ポケットベル情報、またはデジタル化
された言語等の外部より受信された情報がアンテナ20
で受信されると、受信機46で増幅され、ベースバンド
・デジタル・通信と信号情報とをコンピュータ2に送り
出すためにモデム42で復調される。このように、送信
されるべきデジタル情報は、インターフェイス40を経
由してホスト・コンピュータ2から受信され、一方受信
されたデジタル情報はホスト・コンピュータ2にインタ
ーフェイス40を経由して出力される。
【0041】アンテナ20をPCMCIAタイプIIスロ
ット3に挿入しても、アンテナの共振周波数と反射減衰
量とに殆ど影響がないことが確かめられた。対応する放
射パターンを水平面で測定した。これらの測定で、アン
テナ20を投射電波の極性に対するその性能の依存度を
確かめるために、垂直および水平の偏波に晒した。放射
パターンはほとんど等方向性で、極性に依存しないこと
が確かめられた。さらに、PCMCIAタイプIIスロッ
ト3内部でのアンテナ20の性能は優秀で、スロット外
での性能とほぼ同一であった。他の極性平面でも同様の
結果が得られた。水平面は使用用途で最も重要な動作環
境であり、PCMCIAカード1′がパーソナル・コン
ピューターの内のPCMCIAスロット3の内部で動作
している場合には特に重要である。その理由はパーソナ
ル・コンピューターは、通常、水平位置で操作されるか
らである。
【0042】異なる携帯式コンピュータのPCMCIA
スロットの内部で測定が繰り返され、同様の結果が得ら
れた。これらの測定は、そのPCMCIAスロット3の
内部にアンテナ20を装着したパームトップ・コンピュ
ータを手持ちで、また使用者のポケットに入れて繰り返
された。これにより、人体はアンテナ20の性能に殆ど
影響しないことが見出された。
【0043】上述したように、小型の(部分的にまたは
連続的に)短絡された二重C−パッチ・アンテナ20
は、切りつめられた地板上で、無線通信PCMCIAカ
ード1′に一体化することに成功したことが示された。
すなわち、短絡された二重C−パッチ・アンテナ20
は、自由空間でもパーソナル・コンピューターのPCM
CIAスロツト3の内部でも同じ動作特性になる。アン
テナ20を内蔵するPCMCIAカード1′は、その向
きに関係なくいずれの方向からの受信にも良好な受信感
度が得られた。その理由は短絡された二重C−パッチ・
アンテナ20は、等方向性の放射パターンをもち、垂直
方向と水平方向の偏波の両者に対する感度を有している
からである。さらに、短絡された二重C−パッチ・アン
テナ20は、人体の直近での優れた性能を示す。その結
果、無線通信PCMCIAカード1′は、手持ちの場合
でも、使用者のポケットの中で動作するいずれの場合で
も、高い受信感度を示す。
【0044】前述のモハメッド・サナドにより発明さ
れ、同様に譲渡された「標準型PCカードに内蔵される
小型二重C−パッチ・アンテナ」と題する、1995年
3月31日付の出願になる米国特許出願番号第08/4
14,573に開示された、二重C−パッチ・アンテナ
の様々な実施例を開示したので、二重C−パッチ・アン
テナの様々な改良と、追加の実施例を以下に示す。
【0045】図6(a)は図1に示された2つの矩形開
口部12aと12bに代えて、2つの三角形の開口部5
2aと52bとを備えた二重C−パッチ・アンテナ50
の形状を示している。アンテナ50は2つの開口部52
aと52bとの間の点14で同軸的に給電されている。
【0046】アンテナ50のサイズを約1/2に減らす
ために、アンテナ50のゼロ電位平面は、図6(b)に
示すように短絡されている。二重C−パッチ・アンテナ
のサイズを更に減らすために、ゼロ電位平面は導体柱2
4で短絡され、部分的に短絡された実施例56を形成す
る。連続的に短絡された実施例もまた、本発明の開示の
範囲内である。部分的に短絡された二重C−パッチ・ア
ンテナ56は、単一の三角形開口部58と短絡縁56a
との間の点34で給電されるが、給電点34はアンテナ
の短絡縁56aの中心を通る線上に位置している。
【0047】図6(a)と図6(b)に示される三角形
開口部52a、52b、58と、また、図1および図2
に示される矩形開口部12a、12b、および26に加
えて、他の形の開口部を有する二重C−パッチ・アンテ
ナも、本発明の開示の範囲内である。下記の説明では物
理的に小型の短絡され、あるいは部分的に短絡された実
施例で説明されているが、これらの他の形の開口部は、
また図1および図6(a)に示される短絡されていない
実施例でも使用可能である。
【0048】例えば、図7には楕円形または放物線形の
開口部62を有する部分的に短絡された二重C−パッチ
・アンテナ60が示され、一方、図8には、五角形の開
口部66を有する部分的に短絡された二重C−パッチ・
アンテナ64が示されている。
【0049】開口部26、58、62および66の形状
に関係なく、短絡された縁20a、56a、60aおよ
び64aに平行な方向の開口部の寸法が、それぞれ、開
口部の幅として定義される。短絡された縁20a、56
a、60aおよび64aに垂直な方向の開口部の寸法
は、その長さとして定義される(図2参照)。開口部の
長さが一定ではない実施例、すなわち、図6(a)、図
6(b)、図7および図8では、長さはその最も広い
点、すなわち短絡された縁に垂直なアンテナの縁で測定
される。短絡された縁の長さが、アンテナの幅として定
義され、一方、アンテナの長さは、それぞれ、短絡縁2
0a、56a、60aおよび64aと、短絡縁に平行な
主放射縁20b、56b、60b、64bとの間の距離
である。
【0050】二重C−パッチ・アンテナの様々な実施例
は、性能を最適化し、共振周波数と入力インピーダンス
を制御するために使用できるいくつかの設計パラメータ
を有している。
【0051】たとえば、アンテナの長さと幅に加えて、
開口部の寸法はアンテナの特性に重要な効果を有してい
る。一般的にアンテナの固定されたサイズに対して、開
口部の長さを減少すると共振周波数が減少し、アンテナ
の入力インピーダンスを増加させる。しかしながら、開
口部の長さはアンテナの全長の約20%以下に減少させ
ないことが好ましい。さもなければ、アンテナの効率は
低下するであろう。他方、開口部の幅を増加させると、
入力インピーダンスが増加し、その結果共振周波数を低
下させる。一般的に、アンテナの効率が著しく低下する
ことを防ぐためには、開口部の幅は、アンテナの全長の
約75%より大きくするべきではないことが確かめられ
ている。また、開口部の位置もアンテナの性能に何らか
の影響を及ぼすことが見出されている。例えば、開口部
を短絡縁に近づけるように移動すると、共振周波数が減
少することが知られている。
【0052】一般に、開口部の表面積がほぼ一定に保た
れていると仮定すると、開口部の形状は、短絡または部
分短絡二重C−パッチ・アンテナの共振周波数と入力イ
ンピーダンスに対して及ぼす影響は少ない。他方、開口
部形状は人体の近傍でのアンテナの性能に大きな影響を
及ぼす。人体の近くでは、矩形開口部26(図2参照)
を備える二重C−パッチ・アンテナ20が最良の性能を
示し、一方楕円形の開口部62を有する二重C−パッチ
・アンテナ60は最も性能が低かった。
【0053】しかしながら、いずれかの開口部形状、例
えば、矩形、楕円形、放物線、五角形、三角形等を備え
た、本発明の二重C−パッチ・アンテナの実施例に及ぼ
す人体の影響は、通常の矩形マイクロストリップ・アン
テナに及ぼす影響よりも小さいことに注目するべきであ
る。二重C−パッチ・アンテナへの人体の影響をさらに
一層減少させるために、接地板のサイズが放射パッチの
サイズと殆ど等しくなるように接地板を切りつめる。
【0054】幸いなことに、アンテナの接地板を切りつ
めると、水平および垂直偏波の両者に対するその感度が
増加し、かつまた、放射パターンの等方向性特性も向上
する。これらの特徴は通常使用者の体の近くで手持ちさ
れ、まちまちな方向に向けられる携帯式通信機器のよう
な、多用なアンテナの用途では大変重要である。しかし
ながら、二重C−パッチ・アンテナの接地板を切りつめ
ても、アンテナの効率には大きな影響がないことに注目
するべきである。これは放射縁のそばで接地板を切りつ
めると、利得を相当減少させる通常の矩形マイクロスト
リップ・アンテナとは異なるところである。
【0055】(実施例2)誘電率2.2と1.27mm
の厚さを有するデュロイド(Duroid)5880
を、37.5×37.5mmの(完全)短絡二重矩形C
−パッチ・アンテナの製造に使用した。矩形開口部は短
絡縁から9mmに配置した。開口部の長さは10mm
で、その巾は26mmであった。接地板はその幅が放射
パッチの幅と同じになるように裁断された。地板の長さ
pfは、放射パッチより丁度2mm長くし、給電点が短
絡縁から4.5mmに位置した場合に、入力インピーダ
ンスは50ohmで、共振周波数は1.024GHzで
あった。総体的に人体に近いことは二重C−パッチ・ア
ンテナに、殆ど影響しないことが見出された。その後ア
ンテナは垂直と水平偏波の両者にさらされ、アンテナ平
面の対応する放射パターンが測定された。アンテナは両
偏波に敏感で、放射パターンは準等方向性であることが
見出された。同様の結果が他の主要平面でも得られた。
【0056】図9、図10、図11には、非平面形の短
絡または部分的短絡二重C−パッチ・アンテナの実施例
がいくつか示されている。これらのアンテナは矩形開口
部を持つように描かれているが、前述の非矩形開口部の
いずれでも使用できる。
【0057】図9と図10は、アンテナ70と72とが
1つの主要な軸、すなわちx軸の周囲に湾曲している実
施例を示している。一方、図11は2つの主要な軸、す
なわちx軸とy軸の周囲に湾曲しているアンテナ74を
示している。これら全ての実施例で曲面は、アンテナの
電気的およびRF特性に不利な影響を及ぼさないことが
見出された。
【0058】さらに詳しくは、図9と図10では、アン
テナ70と72とが円筒形(CCF)の周囲に湾曲して
いる実施例が示されている。図9では開口部70aは円
筒形から外へと向かっていて、この曲面は陽性(凸面)
曲面と考えられる。図11では、開口部72aは円筒形
の内部に向かっており、この曲面は陰性(凹面)曲面と
考えられる。
【0059】図11はアンテナ74が球またはいずれか
の回転体の表面にあり、それゆえ2つの軸で湾曲してい
ると考えられる二重C−パッチ・アンテナ74を示して
いる。図9と図10の実施例同様、図11で開口部74
aは球形から外に向かっており、この曲面は陽性曲面と
考えられる。もし開口部74aがこのかわりに、球形の
内部に向かっていれば(図示せず)、この曲面は陰性曲
面として考えられる。
【0060】本発明の様々な実施例の湾曲の範囲は、0
度から360度の範囲で可能である。
【0061】短絡または部分的短絡二重C−パッチ・ア
ンテナは、このように短絡または部分的短絡マイクロス
トリップ・アンテナを少なくとも1つの軸の回りに湾曲
させても、アンテナの特性に大きな影響を生じないの
で、様々な理由、例えば場所がないとか、手持ちの通信
機が湾曲した外形を持っている等で、平面の非曲面アン
テナの使用が望ましくない、いくつかの用途に適用され
る。
【0062】以上、詳細に本発明の好ましい実施の形態
および実施例について説明したが、本発明はとくにこれ
に限定されるものではなく、本発明の範囲と精神から外
れることなく、当業者が可能な変形および修正は本発明
の範囲に含まれる。例えば、様々な直線の寸法、厚さ、
共振周波数、材料のタイプは変更可能で、その結果とし
ての変更された構造は、なお本発明の開示の範囲に入る
であろう。さらに例えば、様々な図示された開口部以外
の形状も使用できる。また、例えば、図2について言え
ば、開口部の長さ(L2)は、長さ(L1)の約20%
から35%の範囲の値を持っても良く、また幅(W2)
は幅(W1)より約15%から約40%少ない値でも良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における一側面に従った二
重C−パッチ・アンテナの平面図。
【図2】矩形開口部を有する部分的に短絡された二重C
−パッチ・アンテナの実施の形態を示す拡大平面図。
【図3】図2の3−3線により切断したときの断面図。
【図4】ホストシステム中にインストールされる無線通
信用PCMCIA PCカードに、図2の部分的に短絡
された二重C−パッチ・アンテナが内蔵されたときの説
明図。
【図5】図4の無線通信用PCMCIA PCカードの
簡単なブロック図。
【図6】本発明の実施例である、一側面による三角形の
開口部を有する二重C−パッチ・アンテナの立体図と三
角形の開口部を有する部分的に短絡された二重C−パッ
チ・アンテナの立体図。
【図7】本発明の実施例である、放物線形の開口部を有
する部分的に短絡された二重C−パッチ・アンテナの立
体図。
【図8】本発明の実施例である、五角形の開口部を有す
る部分的に短絡された二重C−パッチ・アンテナの立体
図。
【図9】部分的に短絡された非平面型二重C−パッチ・
アンテナの第一の実施例の立体図。
【図10】部分的に短絡された非平面型二重C−パッチ
・アンテナの第二の実施例の立体図。
【図11】部分的に短絡された非平面型二重C−パッチ
・アンテナの第三の実施例の立体図。
【図12】従来技術におけるC−パッチ・アンテナ構造
の平面図。
【図13】従来技術における携帯式コンピュータとPC
MCIA PCカードの簡単な立体図。
【符号の説明】
1 PCMCIAカード 1′ 無線通信用PCMCIAカード 2 ホスト・コンピュータ 3 インターフェイス(PCMCIAスロット) 10,60 二重C−パッチ・アンテナ 12a,12b,26 矩形開口部 14,34 給電点 16,28 誘電体層 18,30 金属皮膜 20,56,64 部分的に短絡された二重C−パッ
チ・アンテナ 20a,56a,60a,64a 短絡縁 20b,56b,60b,64b 主放射縁 21 導電性テープ 22 接地板 24 短絡柱 32 同軸ケーブル 32a 同軸ケーブルの内導体 36 同軸ケーブルのシールド線 40 PCMCIA電気インターフェイス 42 デジタル・モジュレータ/デモジュレータ(モ
デム) 44 RF送信機 46 RF受信機 48 ダイプレクサ 50 2つの三角形開口部を有する二重C−パッチ・
アンテナ 52a,52b,58 三角形開口部 52b 三角形開口部 62 楕円形開口部 66 五角形の開口部 70,72,74 湾曲アンテナ 70a,72a,74a 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596090513 P.O. Box 86,SF−24101Sa lo,Finland

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)接地板と、 (b)第1の表面とこれに対向する第2の表面とを有
    し、前記第1の表面が前記接地板上に搭載される誘電体
    材料からなる誘電体層と、 (c)前記誘電体層の前記第2の表面上に搭載された導
    電層と、 (d)前記駆動アンテナ素子の前記導電層との間で少な
    くとも1つの無線周波数エネルギを入出力する結合手段
    とを有し、 前記導電層は平行四辺形の形状に形成され、前記導電層
    の第1の辺に沿って伸長する長さと前記第1の辺に対向
    する第2の辺に向って伸長する幅とを持つ非矩形形状の
    第1の開口部を備え、 前記導電層は更に前記導電層の前記第1の辺に沿って伸
    長する長さと前記第2の辺に向って伸長する幅とを持つ
    非矩形形状の第2の開口部を備え、 前記第1及び第2の開口部はその間に配設されたゼロ電
    位平面を備えていることを特徴とするアンテナ構造。
  2. 【請求項2】 前記長さは前記第一の辺の長さの約20
    %から約35%に等しい値を有することを特徴とする請
    求項1に記載のアンテナ構造。
  3. 【請求項3】 前記第一と第二の開口部のそれぞれの前
    記幅は、前記導電層の幅より約15%から約40%少な
    い値に等しい値を有することを特徴とする請求項1に記
    載のアンテナ構造。
  4. 【請求項4】 前記結合手段が同軸ケーブルを前記導電
    層に前記第一と第二の開口部との間にあって前記開口部
    の一方に他方よりも近い点で接続する接続手段から成る
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ構造。
  5. 【請求項5】 前記アンテナ構造が少なくとも一つの軸
    の周囲に湾曲していることを特徴とする請求項1に記載
    のアンテナ構造。
  6. 【請求項6】 (a)接地板と、 (b)第1の表面とこれに対向する第2の表面とを有
    し、前記第1の表面が前記接地板上に搭載される誘電体
    材料からなる誘電体層と、 (c)前記誘電体層の前記第2の表面上に搭載され、平
    行四辺形の形状に形成されると共に前記導電層の第1の
    辺に沿って伸長する長さと前記第1の辺に対向する第2
    の辺に向って伸長する幅とを持つ非矩形形状の開口部と
    を備えた導電層と、 (d)前記導電層を前記接地板に前記導電層の第3の辺
    に隣接する領域で短絡させる短絡手段と、 (e)少なくとも1つの無線周波数エネルギを前記導電
    層に入出力する結合手段とを具備した事を特徴とするア
    ンテナ構造。
  7. 【請求項7】 開口部の幅は、前記導電層の幅より約1
    5%から約40%少ない値であり、かつ前記開口部が前
    記第三の辺から前記開口部の前記長さにほぼ等しい距離
    に位置することを特徴とする請求項6に記載のアンテナ
    構造。
  8. 【請求項8】 前記短絡手段は、連続的短絡回路手段と
    前記接地板と前記導電層の間の前記誘電体層を通過する
    複数の導電性給電通路とのいずれか1つから成ることを
    特徴とする請求項6に記載のアンテナ構造。
  9. 【請求項9】 前記結合手段が同軸ケーブルを前記導電
    層に前記開口部と前記第三の辺との間の点で接続するた
    めの接続から成ることを特徴とする請求項6に記載のア
    ンテナ構造。
  10. 【請求項10】 前記接地板が切りつめられ、前記導電
    層の寸法にほぼ等しい寸法を有することを特徴とする請
    求項6に記載のアンテナ構造。
  11. 【請求項11】 前記アンテナ構造が少なくとも一つの
    軸の周囲に湾曲していることを特徴とする請求項6に記
    載のアンテナ構造。
  12. 【請求項12】 (a)モジュールとデータプロセッサ
    とを電気的に結合するインターフェイスと、 (b)データプロセッサと、 (c)前記インターフェイスに双方向的に結合するモデ
    ムと、 (d)前記モデムの出力部に結合する入力部を備えたR
    Fエネルギ送信機と、 (e)前記モデムの入力部に結合する出力部を備えたR
    Fエネルギ受信機と、 (f)少なくとも前記RFエネルギ送信機の出力部と前
    記RFエネルギ受信機の入力部の一方に電気的に結合さ
    れた非矩形開口部を有する短絡された二重C−パッチ・
    アンテナとを備えたことを特徴とする前記データプロセ
    ッサに挿入可能なモジュール。
  13. 【請求項13】 前記短絡された二重C−パッチ・アン
    テナが、 (a)接地板と、 (b)第1の表面とこれに対向する第2の表面とを有
    し、前記第1の表面が前記接地板上に搭載される誘電体
    材料からなる誘電体層と、 (c)前記誘電体層の前記第2の表面上に搭載され、平
    行四辺形の形状に形成されると共に前記導電層の第1の
    辺に沿って伸長する長さと前記第1の辺に対向する第2
    の辺に向って伸長する幅とを持つ非矩形形状の開口部と
    を備えた導電層と、 (d)前記導電層を前記接地板に前記導電層の第3の辺
    に隣接する領域で短絡させる短絡手段と、 (e)前記導電層を前記送信機の出力部と前記受信機の
    入力部の少なくとも1つに結合させる結合手段とを含む
    ことを特徴とする請求項12に記載のモジュール。
  14. 【請求項14】 前記開口部の前記長さは前記第一の辺
    の長さの約20%から約35%に等しい値を有し、前記
    開口部の前記幅は、前記導電層の幅より約15%から約
    40%少ない値であり、かつ前記開口部が前記第三の辺
    から前記開口部の前記長さにほぼ等しい距離に位置する
    ことを特徴とする請求項13に記載のモジュール。
  15. 【請求項15】 前記短絡手段が前記接地板と前記導電
    層の間の前記絶縁層を通過する複数の導電性給電通路か
    ら成ることを特徴とする請求項13に記載のモジュー
    ル。
  16. 【請求項16】 前記短絡手段が前記接地板から前記導
    電層へと伸長とする所定長の導電性材料から成ることを
    特徴とする請求項13に記載のモジュール。
  17. 【請求項17】 前記結合手段が同軸ケーブルを前記導
    電層に、前記開口部と前記第三の辺との間の点で接続す
    る接続手段から成ることを特徴とする請求項13に記載
    のモジュール。
  18. 【請求項18】 前記第一の辺の長さは8.5cm以下
    で前記第三の辺は5.5cm以下の長さであることを特
    徴とする請求項14に記載のモジュール。
  19. 【請求項19】 前記接地板が切りつめられ、前記導電
    層の寸法にほぼ等しい寸法を有することを特徴とする請
    求項13に記載のモジュール。
  20. 【請求項20】 前記モジュールは概むね8.5cm×
    5.4cm×0.5cmの寸法をであることを特徴とす
    る請求項12に記載のモジュール。
  21. 【請求項21】 前記短絡された二重C−パッチ・アン
    テナは、概むね900MHzの共振周波数を有すること
    を特徴とする請求項12に記載のモジュール。
  22. 【請求項22】 (a)接地板と、第1の表面とこれに
    対向する第2の表面とを有し前記第1の表面が前記接地
    板上に搭載される誘電体材料からなる誘電体層と、前記
    誘電体層の前記第2の表面上に搭載された導電層とを備
    えた基板と、 (b)前記導電層を前記接地板に前記導電層の端部に隣
    接する領域で短絡させる短絡手段と、 (c)少なくとも1つの無線周波数エネルギを前記導電
    層に入出力する結合手段とを有し、 前記基板が前記基板の少なくとも1つの軸の周囲にある
    範囲の曲面を有することを特徴とするマイクロストリッ
    プ・アンテナ。
  23. 【請求項23】 前記アンテナは矩形および非矩形の1
    つから選択された形状を有する放射開口部を有する短絡
    された、二重C−パッチ・アンテナで有ることを特徴と
    する請求項22に記載のマイクロストリップ・アンテ
    ナ。
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