JPH0910631A - せん断型粘性抵抗を有する吸振器を取りつけた遠心分離 器。 - Google Patents
せん断型粘性抵抗を有する吸振器を取りつけた遠心分離 器。Info
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- JPH0910631A JPH0910631A JP19891195A JP19891195A JPH0910631A JP H0910631 A JPH0910631 A JP H0910631A JP 19891195 A JP19891195 A JP 19891195A JP 19891195 A JP19891195 A JP 19891195A JP H0910631 A JPH0910631 A JP H0910631A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 遠心分離器において、運転時に駆動軸の偏心
や回転部の不釣合などにより発生するふれ回り運動や騒
音を最小限に制御し、分離効率を改善する。 【構成】(1A)モータ支えと、(2)モータと1体に
なつている(2a)モータフランジの間に(5A)せん
断型吸振器を取り付け、且つ(3)駆動軸とモータ軸を
1体化し駆動軸とモータ軸の偏心を皆無にする。
や回転部の不釣合などにより発生するふれ回り運動や騒
音を最小限に制御し、分離効率を改善する。 【構成】(1A)モータ支えと、(2)モータと1体に
なつている(2a)モータフランジの間に(5A)せん
断型吸振器を取り付け、且つ(3)駆動軸とモータ軸を
1体化し駆動軸とモータ軸の偏心を皆無にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心分離器においてよ
り静粛に、より効率的に作動させるためにせん断型吸振
器を取りつけた遠心分離器に関する。
り静粛に、より効率的に作動させるためにせん断型吸振
器を取りつけた遠心分離器に関する。
【0002】
【従来の技術】遠心分離器は比重の重い物質と比重の軽
い物質を遠心力により分離する機械である。従来の機械
は回転軸系に問題があり運転中に振動が発生し、分離中
に一担分離した物質が再度混合するなど効率がよくな
い。
い物質を遠心力により分離する機械である。従来の機械
は回転軸系に問題があり運転中に振動が発生し、分離中
に一担分離した物質が再度混合するなど効率がよくな
い。
【0003】図3(1a)モータ支えに(2)モータが
取りつけられ、(3B)モータ軸には(3b)フランジ
継手が1体化されている。(3b)フランジ継手には
(3d)ピンが植え込まれており、一方(3)駆動軸に
取り付けられている(3c)フランジ継手には、ピンの
さしこまれる穴のあいた(3a)ゴム片が植え込まれて
いる。このゴム片には(3d)がさしこまれる。(3)
駆動軸は(3e)ボールベアリングを介して(3C)駆
動軸支えにより支えられている。
取りつけられ、(3B)モータ軸には(3b)フランジ
継手が1体化されている。(3b)フランジ継手には
(3d)ピンが植え込まれており、一方(3)駆動軸に
取り付けられている(3c)フランジ継手には、ピンの
さしこまれる穴のあいた(3a)ゴム片が植え込まれて
いる。このゴム片には(3d)がさしこまれる。(3)
駆動軸は(3e)ボールベアリングを介して(3C)駆
動軸支えにより支えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】遠心分離器において
は、駆動軸とモータ軸中心が一致しても軸撓みにより回
転中にふれ回りによる振動が発生するので、従つてこの
ふれ回りによる振動は比較的低速回転域に発生し、回転
の上昇途中と回転の下降途中で発生する。
は、駆動軸とモータ軸中心が一致しても軸撓みにより回
転中にふれ回りによる振動が発生するので、従つてこの
ふれ回りによる振動は比較的低速回転域に発生し、回転
の上昇途中と回転の下降途中で発生する。
【0005】上記の他に回転するロータなどに不釣合の
質量などが有る場合など更に振動が大きくなる。
質量などが有る場合など更に振動が大きくなる。
【0006】モータ軸と駆動軸の結合に際して弾性継手
などを使用すれば、モータ軸と駆動軸の中心のずれるこ
とは免れない。中心のずれは回転機械において決定的な
問題をひきおこす。
などを使用すれば、モータ軸と駆動軸の中心のずれるこ
とは免れない。中心のずれは回転機械において決定的な
問題をひきおこす。
【0007】これらの結果ロータの中で一担分離した物
質は再び混合することになるので分離効率がわるくな
る。
質は再び混合することになるので分離効率がわるくな
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】分離効率を良くするこ
と、振動に起因する騒音の低減を計ることが必要であ
る。
と、振動に起因する騒音の低減を計ることが必要であ
る。
【0009】モータ軸と駆動軸との中心を一致させるた
め、モータ軸と駆動軸の一体化を計る。このことにより
部品点数も減り経済効果もおおきい。
め、モータ軸と駆動軸の一体化を計る。このことにより
部品点数も減り経済効果もおおきい。
【0010】分離効率を良くする目的から、ふれ回りが
発生し振動を誘発した場合、その振動を吸振する振動吸
振器をとりつけることが望ましい。
発生し振動を誘発した場合、その振動を吸振する振動吸
振器をとりつけることが望ましい。
【0011】
【作用】上記の如くモータ軸と駆動軸の中心を一致させ
るため、モータ軸と駆動軸を一体化し、且つ動く部分に
振動吸振器を取りつけることにより分離効率の改善及び
騒音の改善ができる。
るため、モータ軸と駆動軸を一体化し、且つ動く部分に
振動吸振器を取りつけることにより分離効率の改善及び
騒音の改善ができる。
【0012】モータ起動時から除々に回転数を上昇させ
る過程で比較的低速回転数時にふれ回りが発生する。こ
のふれ回り回転数を通過すると振動、騒音がなく安定し
た回転を持続する。このふれ回り時に、振動を制振する
ために吸振器を取り付けるこによつて振動軽減が計れ
る。
る過程で比較的低速回転数時にふれ回りが発生する。こ
のふれ回り回転数を通過すると振動、騒音がなく安定し
た回転を持続する。このふれ回り時に、振動を制振する
ために吸振器を取り付けるこによつて振動軽減が計れ
る。
【0013】或る定格回転数で分離作用も終わり、電源
を閉じると回転数も除々に降下する。降下途中で再度ふ
れ回りが発生し、一担分離した物質はこのふれ回りによ
り再度物質が混合する。これを吸振器により制振し混合
することを防止する。
を閉じると回転数も除々に降下する。降下途中で再度ふ
れ回りが発生し、一担分離した物質はこのふれ回りによ
り再度物質が混合する。これを吸振器により制振し混合
することを防止する。
【0014】
【実施例】図1において(1)遠心分離器本体に取り付
けられた(1A)モータ支えが取り付けられ、更に(1
A)にはせん断型吸振器(4)圧縮型振ゴムが取り付け
られ、この圧縮型防振ゴムに(2a)モータフランジを
介して(2)モータが支えられている。
けられた(1A)モータ支えが取り付けられ、更に(1
A)にはせん断型吸振器(4)圧縮型振ゴムが取り付け
られ、この圧縮型防振ゴムに(2a)モータフランジを
介して(2)モータが支えられている。
【0015】本装置に使用する吸振器は粘性流体のせん
断を利用する吸振器であり一般的に使用されている吸振
器は筒型吸振器でその吸振力は、吸振しようとする物体
の速度の2乗に比例するものである。運動力学からみれ
ば、吸振しようとする物体の速度の1乗に比例すること
が望ましい。図2で(6)シリンダと(5)ピストンが
相対運動すると(6a)のスキに介在している粘性流体
がせん断を受け、そのせん断力が作用して(6)と(6
a)の相対運動を制限する。(5a)のボールジョイン
トは図1のモータフランジに取り付けられ、(5a)の
ネジ部はピストン(5)に取り付けられている。一方
(5f)ボールジョイントは図1(1A)モータ支えに
取り付けられている。従つて図1の(2)モータが回転
し(3)駆動軸ふれ回り運動を始めると(1A)モータ
支えと(2)モータが相対運動をする。駆動軸がふれ回
ると(3A)ロータが振動する。(5a)、(5b)が
伸縮することにより(5)ピストンと(6)シリンダが
相対運動することにより(6a)スキマの中の(6d)
粘性流体の粘性抵抗が作用し振動振幅を制御する。
断を利用する吸振器であり一般的に使用されている吸振
器は筒型吸振器でその吸振力は、吸振しようとする物体
の速度の2乗に比例するものである。運動力学からみれ
ば、吸振しようとする物体の速度の1乗に比例すること
が望ましい。図2で(6)シリンダと(5)ピストンが
相対運動すると(6a)のスキに介在している粘性流体
がせん断を受け、そのせん断力が作用して(6)と(6
a)の相対運動を制限する。(5a)のボールジョイン
トは図1のモータフランジに取り付けられ、(5a)の
ネジ部はピストン(5)に取り付けられている。一方
(5f)ボールジョイントは図1(1A)モータ支えに
取り付けられている。従つて図1の(2)モータが回転
し(3)駆動軸ふれ回り運動を始めると(1A)モータ
支えと(2)モータが相対運動をする。駆動軸がふれ回
ると(3A)ロータが振動する。(5a)、(5b)が
伸縮することにより(5)ピストンと(6)シリンダが
相対運動することにより(6a)スキマの中の(6d)
粘性流体の粘性抵抗が作用し振動振幅を制御する。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上説明した様に構成されてい
るので、以下に記載されているの様な効果を発揮せる。
るので、以下に記載されているの様な効果を発揮せる。
【0017】モータ軸と駆動軸は1体化することにより
中心のずれ即ち偏心しないため、偏心による駆動軸のふ
れ回りを防止できる。即ち分離効率が良くなる。
中心のずれ即ち偏心しないため、偏心による駆動軸のふ
れ回りを防止できる。即ち分離効率が良くなる。
【0018】モータ軸と駆動軸を1体化することにより
部品点数も減り経済効果も大きい。
部品点数も減り経済効果も大きい。
【0019】モータ軸と駆動軸を1体化することにより
騒音も減少する。
騒音も減少する。
【0020】せん断型吸振器を使用することにより、ロ
ータ内の試料の不釣合に起因するふれ回りが発生しても
理想的な吸振効果を発揮して分離効率を良くする。
ータ内の試料の不釣合に起因するふれ回りが発生しても
理想的な吸振効果を発揮して分離効率を良くする。
【図1】遠心分離器の外観組立図である。
【図2】せん断型吸振器の縦断面図である。
【図3】従来の遠心分離器の縦断面図である。
1遠心分離器本体、1Aモータ支え、2モータ、2aモ
ータフランジ、3駆動軸、3Aロータ、3Bモータ軸、
3C駆動軸支え、3bフランジ継手、3cフランジ継
手、4防振ゴム、5Aせん断型吸振器、5ピストン、5
aボールジョイント、5bボールジョイント、5cOリ
ング、5dベアリング、5e球ベアリング、5f球ベア
リング、6シリンダ、6aスキマ、6bネジ蓋、6cシ
ール座金、6d粘性流体。(3a)ゴム片
ータフランジ、3駆動軸、3Aロータ、3Bモータ軸、
3C駆動軸支え、3bフランジ継手、3cフランジ継
手、4防振ゴム、5Aせん断型吸振器、5ピストン、5
aボールジョイント、5bボールジョイント、5cOリ
ング、5dベアリング、5e球ベアリング、5f球ベア
リング、6シリンダ、6aスキマ、6bネジ蓋、6cシ
ール座金、6d粘性流体。(3a)ゴム片
Claims (1)
- 【請求項1】 図1において(2)モータ内のモータ軸
と(3)駆動軸を1体化し、且つ(1)遠心分離器本体
に取りつけられている(1a)モータ支えと、(2a)
モータフランジの間に取りつけられた(6)シリンダと
ピストンにより形成される(6a)スキマに粘性流体を
介在させ、この粘性流体のせん断力を利用したせん断力
型吸振器を取りつけた遠心分離器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19891195A JPH0910631A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | せん断型粘性抵抗を有する吸振器を取りつけた遠心分離 器。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19891195A JPH0910631A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | せん断型粘性抵抗を有する吸振器を取りつけた遠心分離 器。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0910631A true JPH0910631A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16399004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19891195A Pending JPH0910631A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | せん断型粘性抵抗を有する吸振器を取りつけた遠心分離 器。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0910631A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6960158B2 (en) * | 2001-05-26 | 2005-11-01 | Westfalia Separator Ag | Centrifugal separator |
WO2005074662A3 (en) * | 2004-01-30 | 2005-11-10 | Gabor Lederer | A centrifuge apparatus and system, and method for operating the same |
WO2007104684A1 (de) * | 2006-03-15 | 2007-09-20 | Gea Westfalia Separator Gmbh | Separatoranordnung in sanitärer ausführung |
US20100160138A1 (en) * | 2008-12-18 | 2010-06-24 | Thermo Electron Led Gmbh | Mounting Means For Mounting A Device With A Rotor |
US7883456B2 (en) * | 2006-09-01 | 2011-02-08 | Hitachi Koki Co., Ltd. | Centrifugal machine having a vibration preventing mechanism |
US10337943B2 (en) * | 2014-11-12 | 2019-07-02 | Andreas Hettich Gmbh & Co. Kg | Centrifuge and method for sensing imbalances in the centrifuge |
-
1995
- 1995-07-03 JP JP19891195A patent/JPH0910631A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6960158B2 (en) * | 2001-05-26 | 2005-11-01 | Westfalia Separator Ag | Centrifugal separator |
WO2005074662A3 (en) * | 2004-01-30 | 2005-11-10 | Gabor Lederer | A centrifuge apparatus and system, and method for operating the same |
WO2007104684A1 (de) * | 2006-03-15 | 2007-09-20 | Gea Westfalia Separator Gmbh | Separatoranordnung in sanitärer ausführung |
US8092362B2 (en) | 2006-03-15 | 2012-01-10 | Westfalia Separator Ag | Separator arrangement in sanitary design |
US7883456B2 (en) * | 2006-09-01 | 2011-02-08 | Hitachi Koki Co., Ltd. | Centrifugal machine having a vibration preventing mechanism |
US20100160138A1 (en) * | 2008-12-18 | 2010-06-24 | Thermo Electron Led Gmbh | Mounting Means For Mounting A Device With A Rotor |
US8517904B2 (en) * | 2008-12-18 | 2013-08-27 | Thermo Electron Led Gmbh | Mounting structure having direction-dependent resilient properties for mounting a device with a rotor |
US10337943B2 (en) * | 2014-11-12 | 2019-07-02 | Andreas Hettich Gmbh & Co. Kg | Centrifuge and method for sensing imbalances in the centrifuge |
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