JPH0910613A - ゴムライナー - Google Patents

ゴムライナー

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Publication number
JPH0910613A
JPH0910613A JP7182138A JP18213895A JPH0910613A JP H0910613 A JPH0910613 A JP H0910613A JP 7182138 A JP7182138 A JP 7182138A JP 18213895 A JP18213895 A JP 18213895A JP H0910613 A JPH0910613 A JP H0910613A
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JP
Japan
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rail
liner
rubber
reinforcing
section
Prior art date
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Pending
Application number
JP7182138A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Kosuge
義昭 小菅
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Maxell Kureha Co Ltd
Original Assignee
Kureha Elastomer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒面のライニングにも使用することがで
き、かつゴムライナーの一部をナイフで切り落として形
状修正することが容易で、ライニングの必要箇所を現場
合わせによって全面的にライニングすることができ、ラ
イニング後に粒状の処理物が裏回りすることがなく、有
効厚みが大きくなる。 【構成】 耐摩耗性ゴムからなるライナー本体11の裏
面に縦方向または横方向の全長にまたがってレール取付
け溝12を凹設し、このレール取付け溝12に補強レー
ル13を埋設したゴムライナーであり、レール取付け溝
12が断面T字形に形成され、補強レール13が断面逆
Ω字形に形成され、この補強レール13がレール取付け
溝12に着脱自在に挿入され、補強レール13の底板に
複数個のボルト孔13cが所定の間隔で穿孔され、補強
レール13の断面U字形のレール本体13aがボルト1
4の頭14aを回転不能に収容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、砕石、砂利、鉱石等
の搬送用容器、ホッパー、シュート、トラックの荷台ま
たはロッドミルやボールミル等の内貼りに使用されるゴ
ムライナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】砕石、砂利、鉱石等の搬送用ホッパー、
シュート、トラックの荷台等に固定されるゴムライナー
として、方形の板状に成形され、その四隅にボルトの軸
部を通すボルト孔およびボルトの頭を収容する座ぐり孔
を設け、上記のボルト孔および上記ホッパー等の構成鉄
板に穿孔されているボルト孔にボルトを挿通して締付け
固定するようにしたものが知られている。また、上記ゴ
ムライナーの裏面に裏当て鉄板を加硫接着し、このゴム
ライナーおよび裏当て鉄板にボルト孔を、ゴム部分に座
ぐり孔をそれぞれ穿孔し、上記ホッパー等の構成鉄板に
固定するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のゴム単体からな
るゴムライナーは、上記ホッパー等の構成部材に取付け
る際、該構成部材の形状に応じて一部を切落すことによ
り、容易に形状修正を行うことができる反面、変形し易
いため、上記構成部材に取付けた後に隣接するゴムライ
ナーとの境界部から裏面に向かって粒状の処理物が侵入
し、いわゆる裏回りが生じてゴムライナーが浮き、摩擦
により該ゴムライナーの裏面に局部摩耗が発生して寿命
が短くなり、またボルトの軸部を通す固定部のゴム厚を
薄くしてボルト頭よりも上の有効厚みを厚くしたとき
は、固定部の強度が低くなってゴムライナーが脱落し易
くなり、反対に上記固定部を厚くして有効厚を薄くした
ときは寿命が短くなるという問題があった。
【0004】一方、裏面に裏当て鉄板を有するゴムライ
ナーは、強度に優れており、裏面に粒状の処理物が侵入
しない反面、取付け後に一部をナイフで切り落として寸
法修正することが不可能であり、また円筒面等の曲面に
取付けるためには、あらかじめ裏当て鉄板を湾曲してお
く必要があり、現場合わせをすることができないという
問題があった。
【0005】これらの問題を解決するため、ゴムライナ
ーの裏面に狭い幅の開口部と該開口部に続く広い幅の溝
奥部とからなる傘形断面形状のレール取付け溝を設け、
上記取付け溝の溝奥部にその開口部と連通する細溝を有
する筒形の金属製ガイドレールを摺動自在に嵌合し、こ
のガイドレールにボルトの頭を摺動自在に挿入すること
が提案された(実開平5−85448号公報参照)。し
かしながら、この場合は、ガイドレールが上板、下板お
よび左右の側板によって角筒状に形成され、左右の側板
がボルトの頭を収容できる程度の高さを有し、かつこの
ガイドレールの下に上記の開口部を有するゴム層が存在
するため、ゴムライナーの下面からガイドレールの上面
までの高さが従来の裏当て鉄板の厚みに比べて著しく大
きくなり、そのためゴムライナーの上面からガイドレー
ルの上面までの厚み、すなわちゴムライナーの有効厚み
が小さくなり、かつ固定用ボルトとして頭が特殊形状の
ボルトを必要とし、コスト高になるという問題があっ
た。
【0006】この発明は、平面だけでなく、円筒面のラ
イニングにも使用することができ、かつゴムライナーの
一部をナイフで切り落として形状修正することが容易
で、ライニングの必要箇所を現場合わせによって全面的
にライニングすることができ、しかもライニング後に隣
接ライナーとの境界部から粒状の処理物が侵入して裏回
りすることがなく、更に上記の筒形ガイドレールを使用
したものに比べて有効厚みを大きくし、通常のボルトで
固定することが可能なゴムライナーを提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、請求項1
に記載のとおり、耐摩耗性ゴムからなるライナー本体の
裏面に縦方向または横方向の全長にまたがってレール取
付け溝を凹設し、このレール取付け溝に補強レールを埋
設したゴムライナーであり、上記のレール取付け溝が断
面T字形に形成され、上記の補強レールが断面U字形の
レール本体と該レール本体の上端左右から外向きに張り
出すフランジ部とによって断面逆Ω字形に形成され、こ
のレール本体およびフランジ部がそれぞれ上記断面T字
形レール取付け溝の脚部および頭部に着脱自在に挿入さ
れ、上記レール本体の底板に複数個のボルト孔が所定の
間隔で穿孔され、該ボルト孔に挿通したボルトの頭がレ
ール本体に回転不能に収容されることを特徴とする。
【0008】上記のライナー本体は、耐摩耗性ゴムによ
って方形の板状または角棒状に成形される。図1に示す
ゴムライナー10は、板状のライナー本体11の裏面に
その一対の長辺に沿ってレール取付け溝12を凹設し、
この一対のレール取付け溝12にそれぞれ補強レール1
3を着脱自在に挿入したものである。上記のレール取付
け溝12は、脚部12aと該脚部12aの上端に接続さ
れた幅方向の頭部12bとからなる断面T字形に形成さ
れる。一方、補強レール13は、断面U字形のレール本
体13aとその上端左右から外向きに張り出すフランジ
部13bとからなる断面逆Ω字形のものである。
【0009】上記の補強レール13は、金属およびFR
P等からなる硬質板で形成される。金属としては鉄、ス
テンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金等が例示
され、またFRPとしてはナイロン66、ナイロン6、
ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性合成樹脂およ
びジアリルフタレート、フエノール樹脂等の熱硬化性樹
脂をガラス繊維その他の繊維で強化したものが例示さ
れ、これらのFRP製補強レールは軽量化に有利であ
る。そして、この補強レール13のレール本体13a
は、底板と左右の側板とでU字形に形成され、底板に複
数個のボルト孔13cが所定の間隔で穿孔され、このボ
ルト孔13cに六角ボルト14が上から下向きに挿通さ
れ、その六角形の頭14aが上記レール本体13aの溝
内に回転不能に収容される。なお、レール本体13aの
溝深さは、上記六角ボルト14の頭の高さとほぼ等しく
設定することが好ましい。また、六角ボルト14に代え
て四角ボルトを使用してもよい。
【0010】第2の手段は、上記の構造部材に補強レー
ル13を溶接で固定するためのものであり、請求項2に
記載のとおり、上記レール本体13aの底板に複数個の
貫通孔が所定の間隔で穿孔され、上記のライナー本体1
1に上記の貫通孔よりも大きい開口が上記貫通孔と同心
状に設けられ、この開口がゴム栓で塞がれ、その他は第
1手段と同様に形成される。上記の貫通孔は、その孔縁
を構造部材に溶接する際、その溶接作業を可能にする大
きさであれば、ボルト孔13cと同じでもよい。また、
ライナー本体11に設ける開口は、ライナー本体11に
補強レール13を取付けた状態で上記の溶接作業を可能
にする大きさであればよく、直径30〜50mmの円孔が
好ましい。
【0011】上記の第1手段および第2手段において、
図1に示す方形のライナー本体11の幅が広く、左右の
長辺に沿った補強レール13の間隔が広いときは、その
中間に3本目の補強レール13を取付けることができ
る。また、ホッパーの傾斜面のように処理物が一定の方
向に流れる場合は、流れ方向に隣接する2枚のライナー
本体の接触部をそれぞれ斜めに削いで上流側が上になる
ように削ぎ継ぎし、各ライナー本体の上流側裏面のみに
上記の補強レールを取付けることができる(図5参
照)。また、ライナー本体が幅の狭い角棒の場合は、そ
の下面の中心線に沿って上記の補強レール13を1本取
付けるだけでよい(図6参照)。上記補強レール13の
取付けに際しては、レール本体13aの下面がライナー
本体11の下面よりも高く位置するように設けることが
好ましく、この場合はレール本体13aとライナー本体
11の下面の段差がレール本体13aを構造部材に固定
する際の締め代を形成する。
【0012】補強レール13のフランジ部13bは(図
3参照)、自由端で低くなるように傾斜させて形成し、
該フランジ部13bの挿入されるレール取付け溝12の
頭部12bは、上記フランジ部13bの傾斜に対応して
断面山形に形成することが好ましく、これによってゴム
ライナー10が構造部材に強固に固定され、補強レール
13のフランジ部13bの下に挟まれるライナー本体1
1のゴム部の抜け出しが防止される。また、上記の抜け
出し防止のため、上記フランジ部13bの下面に突起を
設けることができる。なお、このライナー本体11の下
面全体または上記フランジ部13bの下面に接する部分
の補強用に織物や編物を貼付けたり、ゴム層中に埋設し
たりすることができる。
【0013】また、ライナー本体の上面から所定深さの
部分にライナー本体の摩耗限度を知らせるマーク、例え
ば小さい孔を設けたり、ライナー本体とは異色のプラス
チック小片を埋設したりすることができる。
【0014】
【作用】図1に示す第1手段のゴムライナー10は、以
下のようにしてホッパーやシュート等の構造部材に取付
けられる。すなわち、補強レール13のボルト孔13c
に六角ボルト14を挿通したのち、この補強レール13
をライナー本体11のレール取付け溝12に嵌入し、こ
のライナー本体11、補強レール13および六角ボルト
14からなるゴムライナー10を上記構造部材の表面に
配列し、上記構造部材表面に穿孔されているボルト孔に
上記ゴムライナー10の六角ボルト14を挿通し、構造
部材の裏面に突出する六角ボルト14の先端にナットを
締結して上記構造部材の表面を被覆する。
【0015】なお、第2手段のゴムライナーを使用する
場合は、ライナー本体の開口を塞ぐゴム栓を除去し、こ
のライナー本体に補強レールを取付けた後、上記構造部
材の表面に上記ゴムライナーを配列し、ライナー本体の
開口から溶接工具を挿入して上記補強レールの貫通孔の
縁部を構造部材の表面に溶接し、しかるのち上記ライナ
ー本体の開口にゴム栓を詰めて上記構造部材の表面を被
覆する。したがって、この場合は構造部材のボルト孔が
不要になる。
【0016】上記第1手段および第2手段のゴムライナ
ー10は、ライナー本体11の下面の補強レール13が
構造部材の表面にボルト締めまたは溶接により固定さ
れ、この補強レール13のフランジ部13bが下側のゴ
ム層を上記構造部材の表面に密着させるので、砕石等の
処理物の粉粒体がゴムライナー10の裏面に侵入する現
象、いわゆる裏回りが減少する。特に、砕石等の処理物
の流れ方向に対して補強レール13が直交するようにゴ
ムライナー10を配列することにより、上記の裏回りが
一層減少する。
【0017】上記のゴムライナー10は、補強レール1
3を抜き取ることにより、ライナー本体11を任意の形
に容易に切断することができる。したがって、補強レー
ル13として長さの異なるものを数種類あらかじめ用意
しておくことにより、ライニングすべき箇所の形状に応
じてライナー本体11を現場合わせで所望の形状に切断
して固定することができる。なお、構造部材の表面が湾
曲している場合は、その母線方向に補強レール13を向
けることにより、ゴムライナー10の取付けが容易にな
る。
【0018】そして、上記の補強レール13は、その断
面U字形のレール本体13aにボルト14の頭14aを
収容するだけの高さがあればよいので、ボルト頭14a
の上のゴム層厚みを従来の補強鉄板を使用した場合とほ
ぼ等しくすることができ、筒形の補強レールを埋設する
場合に比べ、ライナー本体11の有効厚みが増大し、寿
命が延長される。
【0019】
【実施例】図2に示すゴムライナー10Aは、耐摩耗性
ゴムからなるライナー本体11Aの下面に断面T字形の
2本のレール取付け溝12を図1と同様に凹設し、この
2本のレール取付け溝12の間に多数個の方形凹部15
を長さ方向の一列(または、複数列)に、その深さが上
記のレール取付け溝12とほぼ等しくなるように凹設
し、上記のレール取付け溝12にアルミニウムからなる
断面逆Ω字形の補強レール13を図1と同様に挿入した
ものである。この実施例は、レール取付け溝12および
凹部15の上の部分でライナー本体11Aのゴム層厚み
が互いにほぼ等しくなり、方形凹部15を設けない図1
のゴムライナー10に比べてゴム層の有効厚みが均一に
なり、交換時に廃棄されるゴムの重量が減少し、かつク
ッション性が上昇する。なお、補強レール13には、前
記同様に複数個のボルト孔(図示されていない)が穿孔
される。
【0020】図3に示すゴムライナー10Bは、ライナ
ー本体11Bにおける断面T字形のレール取付け溝12
の頭部12bを断面山形の屈曲形状に形成し、この屈曲
形状に対応して補強レール13のフランジ部13bを自
由端が低くなるように傾斜させたものである。なお、補
強レール13のレール本体13aの下面とライナー本体
11Bの下面との間に段差dが設けられ、レール本体1
3aの下面がライナー本体11Bの下面から2〜4mm上
に浮くようになっている。
【0021】したがって、図4に示すように、上記のゴ
ムライナー10Bを構造部材20上に置き、補強レール
13のボルト孔13cに通した六角ボルト14を構造部
材20のボルト孔20aに挿通し、その先端にワッシャ
16を嵌めてナット17を締結すると、フランジ部13
bの下側のゴム層11aが圧縮されて上記の段差dが消
失し、その分だけライナー本体11の下面が強く構造部
材20の表面に密着し、前記の裏回りが一層発生し難く
なる。しかも、フランジ部13bが傾斜しているため、
その下側のゴム層11aが脱出しない。
【0022】図5に示すゴムライナー10Cは、ライナ
ー本体11Cの一対の長辺をそれぞれ斜めに削いで断面
を削ぎ継ぎ可能な平行四辺形に形成し、一対の長辺のう
ち一方の長辺(斜めに削いで形成された斜面がライナー
本体11Cの下面に対して鋭角を形成する側の長辺)の
みに沿った下面に補強レール13を取付けたものであ
る。このゴムライナー10Cは、ホッパー等の傾斜する
構造部材20の表面にライナー本体11Cをその長辺が
構造部材20の傾斜方向と直交し、かつ傾斜方向に隣接
する2枚のライナー本体11Cのうち一方のライナー本
体11Cの一方の長辺側(補強レール13を有する側)
削ぎ面の上に他方のライナー本体11Cの他方の長辺側
(補強レール13を欠く側)削ぎ面が重なるように配列
し、各ライナー本体11Cを上流側1本の補強レール1
3で構造部材20に固定する。
【0023】図6に示すゴムライナー10Dは、角棒状
のライナー本体11Dの下面中央に1条のレール取付け
溝12を凹設し、このレール取付け溝12に前記同様の
補強レール13を挿入したものである。この角棒状のゴ
ムライナー10Dは、左右に隣接する薄板状ゴムライナ
ー21の側面下端から水平に突設したフランジ部21a
上に重ねられ、補強レール13にあらかじめ挿通された
六角ボルト14の先端を構造部材20のボルト孔20a
に挿通し、先端にワッシャ16を嵌め、ナット17を締
結して左右2枚の薄板状ゴムライナー21および上記の
角棒状ゴムライナー10Dを同時に固定するようにした
ものである。
【0024】図7に示す補強レール13Aは、左右のフ
ランジ部13bの下面に断面三角形の突条13dを2本
ずつ、長さ方向と平行に突設し、上記フランジ部13b
の下面と接するライナー本体11B(図3参照)のゴム
層11aに食い込ませ、その抜け出しを防ぐものであ
る。なお、13cはボルト孔である。
【0025】図8に示すライナー本体11Eは、そのゴ
ム層中にレール取付け溝12の頭部12bを囲むように
帆布からなる補強布18を2枚重ねて埋設したものであ
り、このレール取付け溝12に前記の補強レール13
(図3参照)を挿入し、構造部材に固定した際、補強レ
ール13のフランジ部13bの圧接による上記ゴム層1
1aの破断を防ぐことができる。なお、上記補強布18
の重ね枚数は、適宜に増減することができる。
【0026】また、この実施例では、レール取付け溝1
2の天部に複数個の穴11bを上向きに、かつ任意の間
隔で一列に設け、ライナー本体11Eが上から摩耗して
上記の穴11bが露出したときを以て寿命と判断するた
めのマークとしている。なお、上記の穴11bは、直径
5〜10mm、深さ5〜15mmが好ましく、ライナー本体
11Dの厚みに応じて適当に設定される。また、上記の
穴11bを設ける代わりに、鎖線19で示すように、ラ
イナー本体11Eの長辺に沿った下半部にライナー本体
11Eとは異色の合成樹脂からなる棒または板を埋設
し、上記同様のマークとして使用することができる。
【0027】図9に示すゴムライナー10Eは、補強レ
ール13のレール本体13aに複数個の貫通孔13eを
所定の間隔で穿孔する一方、耐摩耗性ゴムからなるライ
ナー本体11Fに上記の貫通孔13eよりも大きい開口
12Aを上記の貫通孔13eと同心状に設け、このゴム
ライナー10Eを構造部材20上に置き、貫通孔13e
の上方の開口12Aから工具を挿入して上記貫通孔13
eの縁を構造部材20の表面に溶接するようにしたもの
である。23は溶接部を示す。なお、溶接が終わると、
上記の開口12Aにゴム栓(図示されていない)が充填
される。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、耐摩耗性ゴ
ムからなるライナー本体の裏面に縦方向または横方向の
全長にまたがってレール取付け溝を凹設し、このレール
取付け溝に補強レールを着脱自在に嵌入したものである
から、ライナー本体から補強レールを抜き取ることによ
り、ライナー本体をライニング箇所の形状に応じた所望
の形状に切断することができ、現場合わせが容易にな
り、かつライニング箇所が湾曲面のときは、その母線方
向に補強レールを向けることにより、湾曲面のライニン
グが容易となる。また、レール取付け溝が断面T字形に
形成され、補強レールが上記断面T字形のレール取付け
溝に対応して断面U字形のレール本体とその上端左右か
ら外向きに張り出すフランジ部からなる断面逆Ω字形に
形成されるため、この補強レールをボルトで構造部材に
締結することにより、補強レールのフランジ部がその下
側に位置するライナー本体のゴム層を構造部材に密着さ
せる。したがって、裏回りの発生が少なくなる。そし
て、上記の補強レールは、断面U字形のレール本体とそ
の上端左右から外向きに張り出すフランジ部とからな
り、断面U字形のレール本体に固定用ボルトの頭が収容
されるので、補強レールの高さは、上記レール本体の底
板にボルトの頭を乗せた程度でよく、ゴムライナーとし
ての有効厚みが従来の補強板にボルトを挿入した場合と
同じ程度になる。
【0029】請求項2に記載した発明は、請求項1記載
の発明の補強レールを構造部材に溶接により固定するよ
うにしたので、請求項1に記載した発明と同様にライナ
ー本体を所望の形状に切断して現場合わせをすることが
でき、また湾曲面に対する取付けが容易であり、かつ裏
回りの発生が少ない。ただし、請求項1記載の発明のよ
うにボルトによらずに溶接で固定するので、ホッパー等
の構造部材にボルト孔を開ける必要がなく、また補強レ
ールの高さをボルト頭よりも低くすることができ、その
ためライナー本体の有効厚みを一層大きくすることがで
きる。
【0030】請求項3に記載した発明は、請求項1また
は2に記載した発明において、レール本体の下面がライ
ナー本体の下面よりも高く位置し、その段差が締め代を
形成するものであるから、補強レールを構造部材にボル
トまたは溶接で固定した場合に補強レールのフランジ部
の下側に位置するゴム層が大きく圧縮され、それだけラ
イナー本体の下面が補強部材の表面に強く密着し、上記
の裏回りが一層減少する。
【0031】請求項4に記載した発明は、請求項3に記
載した発明において、その補強レールのフランジ部が自
由端で低くなるように傾斜して形成され、このフランジ
部に挿入されるレール取付け溝の頭部が断面山形に形成
されるので、上記フランジ部の下面に接するライナー本
体のゴム層が抜け出すことがない。
【0032】請求項5に記載した発明は、請求項4に記
載した発明において、そのライナー本体の上面から所定
深さの部分にライナー本体の摩耗限度を知らせるマーク
が設けられたものであるから、ゴムライナーの使用によ
り上面から摩耗が進み、摩耗限度に達すると、上記のマ
ークが露出し、寿命に達したことが明確になる。したが
って、ゴムライナーの交換時期を容易に知ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴムライナーの一例を示す斜視図である。
【図2】第2実施例の回転断面図付き平面図である。
【図3】第3実施例の要部の断面図である。
【図4】第3実施例の取付け時の断面図である。
【図5】第4実施例の断面図である。
【図6】第5実施例の断面図である。
【図7】補強レールの変形例の断面図である。
【図8】ライナー本体の変形例の断面図である。
【図9】第6実施例の断面図である。
【符号の説明】
10、10A、10B、10C、10D:10E:ゴム
ライナー 11、11A、11B、11C、11D、11E:11
F:ライナー本体 11a:フランジ部の下のゴム層 11b:穴 12:レール取付け
溝 12a:脚部 12b:頭部 12A:開口 13、13A:補強
レール 13a:レール本体 13b:フランジ部 13c:ボルト孔 13d:突条 13e:貫通孔 14:六角ボルト 14a:頭 15:方形凹部 16:ワッシャ 17:六角ナット 18:補強布 19:マーク用の合
成樹脂板 20:構造部材 20a:ボルト孔 23:溶接部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐摩耗性ゴムからなるライナー本体の裏
    面に縦方向または横方向の全長にまたがってレール取付
    け溝を凹設し、このレール取付け溝に補強レールを埋設
    したゴムライナーであり、上記のレール取付け溝が断面
    T字形に形成され、上記の補強レールが断面U字形のレ
    ール本体と該レール本体の上端左右から外向きに張り出
    すフランジ部とによって断面逆Ω字形に形成され、この
    レール本体およびフランジ部がそれぞれ上記断面T字形
    レール取付け溝の脚部および頭部に着脱自在に挿入さ
    れ、上記レール本体の底板に複数個のボルト孔が所定の
    間隔で穿孔され、該ボルト孔に挿通したボルトの頭がレ
    ール本体に回転不能に収容されることを特徴とするゴム
    ライナー。
  2. 【請求項2】 耐摩耗性ゴムからなるライナー本体の裏
    面に縦方向または横方向の全長にまたがってレール取付
    け溝を凹設し、このレール取付け溝に補強レールを埋設
    したゴムライナーであり、上記のレール取付け溝が断面
    T字形に形成され、上記の補強レールが断面U字形のレ
    ール本体と該レール本体の上端左右から外向きに張り出
    すフランジ部とによって断面逆Ω字形に形成され、この
    レール本体およびフランジ部がそれぞれ上記断面T字形
    レール取付け溝の脚部および頭部に着脱自在に挿入さ
    れ、上記レール本体の底板に複数個の貫通孔が所定の間
    隔で穿孔され、上記のライナー本体に上記の貫通孔より
    も大きい開口を上記貫通孔と同心状に設け、この開口を
    ゴム栓で塞いだことを特徴とするゴムライナー。
  3. 【請求項3】 レール本体の下面がライナー本体の下面
    よりも高く位置し、その段差が締め代を形成する請求項
    1または2に記載のゴムライナー。
  4. 【請求項4】 補強レールのフランジ部が自由端で低く
    なるように傾斜して形成され、このフランジ部の挿入さ
    れるレール取付け溝の頭部が断面山形に形成される請求
    項3に記載のゴムライナー。
  5. 【請求項5】 ライナー本体の上面から所定深さの部分
    にライナー本体の摩耗限度を知らせるマークが設けられ
    ている請求項4に記載のゴムライナー。
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