JPH09105469A - 軸受箱のオイルバッフル - Google Patents

軸受箱のオイルバッフル

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JPH09105469A
JPH09105469A JP7263980A JP26398095A JPH09105469A JP H09105469 A JPH09105469 A JP H09105469A JP 7263980 A JP7263980 A JP 7263980A JP 26398095 A JP26398095 A JP 26398095A JP H09105469 A JPH09105469 A JP H09105469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rainwater
bearing box
oil baffle
peripheral surface
groove
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7263980A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyohiko Kawamura
豊彦 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Engineering Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Engineering Co Ltd filed Critical Idemitsu Engineering Co Ltd
Priority to JP7263980A priority Critical patent/JPH09105469A/ja
Publication of JPH09105469A publication Critical patent/JPH09105469A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受箱が屋外に設置される機械、装置に設け
られて雨水がかかるようになっていても、軸受箱内に雨
水が侵入するのを防止できるようになる軸受箱のオイル
バッフルを提供すること。 【解決手段】 軸受箱2に回転軸1の外周をシールして
設けられたオイルバッフル3には、軸受箱2の外側面2
Aから突出した鍔部7が形成され、鍔部7の外周面7A
に設けた雨水案内溝8に沿って雨水が流下する。また、
鍔部7の内周面7Bには、回転軸1とオイルバッフル3
との隙間Sに侵入した雨水を溜める雨水侵入防止溝9が
形成され、この溝9に溜まった雨水は、溝9の最下位置
に設けた雨水排出通路10からオイルバッフル3の外部
に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸受箱に潤滑油の
漏れ防止のために設けられるオイルバッフルにかかり、
屋外に設置される例えばポンプやモータ、その他の機
械、装置のための軸受箱に利用できるものである。
【0002】
【背景技術】図3は従来例を示す。回転軸1は屋外に設
置されたポンプの駆動軸であり、この回転軸1はポンプ
軸受箱2内の図示しない軸受で回転自在に支持されてい
る。軸受箱2にはオイルバッフル21が取り付けられ、
このオイルバッフルで回転軸1の外周がシールされてい
る。オイルバッフル21は回転軸1との間に僅かな隙間
Sが設けられた非接触型であり、内周面21Aには複数
のラビリンス溝22,23が形成されている。これらの
溝22,23によるラビリンス効果により、軸受箱2内
に充填された潤滑油が外部に漏れるのを防止されるよう
になっている。
【0003】オイルバッフル21には、複数のラビリン
ス溝22,23のうちの最外側のラビリンス溝23と接
続されたオイル戻し通路24が形成されており、軸受箱
2の内側に開口したこの通路24により、ラビリンス溝
23まで達した潤滑油が軸受箱2内部に戻されるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のオイルバッフル
21はオイル戻し通路24によって軸受箱2内の潤滑油
が外部へ漏れるのを抑制できる良好な内側シール性を有
していたが、雨天時に雨水RWが回転軸1とオイルバッ
フル21との間の隙間Sからラビリンス溝22,23
に、さらには軸受箱2内に侵入してしまい、この結果、
潤滑油の乳化現象が発生し、軸受の焼け付き等の問題が
生じるおそれがあった。
【0005】本発明の目的は、軸受箱が屋外に設置され
る機械、装置に設けられ、このため雨水がかかるように
なっていても、軸受箱内に雨水が侵入するのを有効に防
止できるようになる軸受箱のオイルバッフルを提供する
ところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に係る軸受箱のオイルバッフルは、屋外に配
設された軸受箱に回転軸の外周をシールして設けられ、
内周面に軸受箱からの潤滑油の漏れを防止するラビリン
ス溝が形成された軸受箱のオイルバッフルにおいて、軸
受箱の外側面から突出して回転軸を囲む鍔部を備えてい
ることを特徴とするものである。
【0007】本発明によると、オイルバッフルは軸受箱
の外側面から突出して回転軸を囲む鍔部を備えているた
め、この鍔部が回転軸上および軸受箱上に降る雨水に対
する樋としての機能を発揮し、雨水が軸受箱内に侵入す
るのを防止する。
【0008】鍔部の外周面は平坦であってもよいが、こ
の外周面には鍔部の円周方向に延びる雨水案内溝を形成
することが望ましい。
【0009】この雨水案内溝によると、鍔部上に降った
雨水は雨水案内溝に沿って鍔部の円周方向に流れること
になり、回転軸上に落下しないため、この雨水が軸受箱
内に侵入することはない。
【0010】鍔部の内周面には雨水侵入防止溝を形成し
てもよく、水平な回転軸の全周を囲んでこのような雨水
侵入防止溝を形成した場合には、雨水侵入防止溝の最下
位置に、下方へ延びて鍔部の外周面まで達する雨水排出
通路を設けることが望ましい。
【0011】これによると、回転軸とオイルバッフルと
の間の隙間からオイルバッフル内に入った雨水は雨水侵
入防止溝でそれ以上の侵入が阻止され、そして、この雨
水侵入防止溝に沿って回転軸の円周方向、すなわち、上
側から下側に流れ、雨水排出通路からオイルバッフルの
外部へ排出される。
【0012】本発明に係るオイルバッフルが用いられる
軸受箱は屋外に設置される任意な機械、装置に使用され
るものでよく、例えばポンプ、モータ、発電機等でよ
く、また、軸受箱だけが屋外に設置されていてもよい。
【0013】オイルバッフルの内周面に形成されるラビ
リンス溝の個数は任意であり、1個でもよく、また2個
でもよく、さらには3個以上でもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態に係る
オイルバッフルを図面に基づいて説明する。図1および
図2は、本実施形態に係るオイルバッフル3を示す。
【0015】オイルバッフル3の基本構造は、図3で示
した従来のオイルバッフルと同じである。すなわち、オ
イルバッフル3は軸受箱2に水平な回転軸1の外周をシ
ールするために設けられ、回転軸1とオイルバッフル3
との間には僅かな隙間Sがあいている。オイルバッフル
3の内周面3Aにはラビリンス溝4,5が設けられ、こ
れらのラビリンス溝4,5のうち最外側のラビリンス溝
5にはオイル戻し通路6が接続されている。
【0016】オイルバッフル3には軸受箱2の外側面2
Aから突出した鍔部7が一体に形成され、この鍔部7
は、図2で明らかな通り、回転軸1の全周を囲むリング
状である。鍔部7の外周面7Aには雨水案内溝8が形成
され、この雨水案内溝8は鍔部7の全周に亘って連続し
て設けられている。
【0017】鍔部7の内周面7B、言い換えると、オイ
ルバッフル3の内周面3Aにおける最外側のラビリンス
溝5よりも外側の位置には、雨水侵入防止溝9が形成さ
れ、この雨水侵入防止溝9は回転軸1の全周を囲む円環
状になっている。雨水侵入防止溝9の最下位置には雨水
排出通路10が接続され、この通路10は垂直下方へ延
び、鍔部7の外周面7Aまで達している。
【0018】以上の本実施形態に係るオイルバッフル3
によると、鍔部7上に降った雨水RW1、および軸受箱
2上に降った後に外側面2Aに沿って鍔部7に流下した
雨水は、外側面2Aから突出して庇として機能している
鍔部7によって回転軸1上に落ちることはなく、この鍔
部7のため、オイルバッフル1は雨水に対するシール性
を備えたものになる。
【0019】また、鍔部7の外周面7Aには、鍔部7の
円周方向に延びる雨水案内溝8が形成されているため、
鍔部7上に落ちた雨水はこの雨水案内溝8に沿って流れ
てオイルバッフル3の下側に落下することになり、回転
軸1上に落ちることはないため、回転軸1とオイルバッ
フル3との隙間Sに侵入することはない。
【0020】更に、回転軸1上に降った雨水RW2は回
転軸1とオイルバッフル3との隙間Sに浸透圧で侵入す
るが、この雨水RW2は、雨水侵入防止溝9に達したと
きに、この溝9での急激な膨張のため圧力低下し、この
ため、雨水RW2は雨水侵入防止溝9に溜まる。すなわ
ち、雨水侵入防止溝9はラビリンス溝4,5と同じラビ
リンス効果を発揮することになり、雨水RW2がそれよ
り先の軸受箱2内に進むのを防止する。
【0021】雨水侵入防止溝9に溜まった雨水はこの溝
9に沿って流下し、雨水排出通路10に達する。この
後、雨水はこの通路10に沿って流れ、オイルバッフル
3の外部に排出される。このため、回転軸1上に降った
雨水RW2についても軸受箱2内に侵入するのを防止で
きる。
【0022】以上の実施形態では鍔部7の外周面7Aに
設けた雨水案内溝8は、鍔部7の全周に亘って設けられ
たものであったが、これを鍔部7の例えば上半分の半周
だけ設けてもよく、これによっても雨水を雨水案内溝に
沿って流下させてオイルバッフルの下側に落下させるこ
とができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、屋外に設置される機
械、装置に軸受箱が設けられ、このため軸受箱に雨水が
かかるようになっていても、軸受箱内に雨水が侵入する
のを有効に防止できるようになり、この結果、軸受箱内
に充填された潤滑油が乳化するのを防止でき、軸受で支
持された回転軸の円滑な回転を保障できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るオイルバッフルを示
す軸受箱の縦断面図である。
【図2】図1のオイルバッフルを示す正面図である。
【図3】従来のオイルバッフルを示す図1と同様の図で
ある。
【符号の説明】
1 回転軸 2 軸受箱 3 オイルバッフル 4,5 ラビリンス溝 6 オイル戻し通路 7 鍔部 8 雨水案内溝 9 雨水侵入防止溝 10 雨水排出通路 RW1,RW2 雨水

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外に配設された軸受箱に回転軸の外周
    をシールして設けられ、内周面に前記軸受箱からの潤滑
    油の漏れを防止するラビリンス溝が形成された軸受箱の
    オイルバッフルにおいて、前記軸受箱の外側面から突出
    して前記回転軸を囲む鍔部を備えていることを特徴とす
    る軸受箱のオイルバッフル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の軸受箱のオイルバッフ
    ルにおいて、前記鍔部の外周面にはこの鍔部の円周方向
    に延びる雨水案内溝が形成されていることを特徴とする
    軸受箱のオイルバッフル。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の軸受箱のオイ
    ルバッフルにおいて、前記鍔部の内周面には雨水侵入防
    止溝が形成され、水平な前記回転軸の全周を囲んで形成
    されたこの雨水侵入防止溝の最下位置に、下方へ延びて
    前記鍔部の外周面まで達する雨水排出通路が設けられて
    いることを特徴とする軸受箱のオイルバッフル。
JP7263980A 1995-10-12 1995-10-12 軸受箱のオイルバッフル Withdrawn JPH09105469A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102313022A (zh) * 2011-03-18 2012-01-11 江苏华机环保设备有限责任公司 蔗渣计量器中的轴封结构
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Effective date: 20030107