JPH09102100A - 車両台数管理装置 - Google Patents

車両台数管理装置

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Publication number
JPH09102100A
JPH09102100A JP7256597A JP25659795A JPH09102100A JP H09102100 A JPH09102100 A JP H09102100A JP 7256597 A JP7256597 A JP 7256597A JP 25659795 A JP25659795 A JP 25659795A JP H09102100 A JPH09102100 A JP H09102100A
Authority
JP
Japan
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vehicle
optical sensor
sensor unit
vehicles
sensor information
Prior art date
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Pending
Application number
JP7256597A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Omino
芳喜 小美濃
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Gakken Holdings Co Ltd
Original Assignee
Gakken Co Ltd
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Publication date
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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学式センサユニットを適切に配置し、駐車
場の出入口を通過する車両の台数を正確にカウントする
ことができ、駐車状況を通知することができる車両台数
管理装置を提供する。 【解決手段】 複数のレースウェイ10に複数の光学式
センサユニット1を配設し、レースウェイ10の光学式
センサユニット1の間隔Wを車両の幅Woより短く、レ
ースウェイ10の間隔Lを車両の車長Loより短く設定
して、光学式センサユニット1からのセンサ情報に基づ
いて在車情報処理装置6が車両通過パターンから車両通
過を1台づつカウントし、表示板4に駐車場の空車台数
表示するとともに在車情報処理装置6に駐車状況を表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光学式センサユニ
ットを用いて車両の出入り台数を数えることにより駐車
台数を管理する駐車台数管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の駐車台数管理装置において、送信
部と受信部(または発光部と受光部)からなるセンサを
対向して配置し、駐車場の出入口を車両が通過し、超音
波または光を遮ることにより通過台数を検出するように
構成した駐車台数管理装置は知られている。
【0003】また、本発明の出願人が特開平6―266
999号公報に開示したように、駐車場の出入り口の上
方向から路面に向けて超音波センサユニットを配置し、
この超音波センサユニットを通路幅方向に車両幅より短
い間隔で複数個備えるとともに、通路長方向には車両長
より短い間隔で複数個備え、複数の超音波センサユニッ
トからのセンサ情報に基づいて車両の入車台数および出
車台数を計数することにより、駐車台数の管理を行う車
両台数管理装置も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の駐車台
数管理装置は、車両のみの検出精度を向上するために、
センサの送信部(発光部)と受信部(受光部)は天井等
と路面間の上下方向に対向させるケースが多く、既設の
駐車場にこのような対向型のセンサを備えた駐車台数管
理装置を設置する場合は、路面工事が必要とされる課題
がある。
【0005】また、本発明の出願人が特開平6―266
999号公報に開示した複数の超音波センサユニットを
使用して車両の入車台数および出車台数を計数すること
により、駐車台数の管理を行う車両台数管理装置は、各
超音波センサユニットを順次切替えて超音波の伝搬速度
とその伝搬距離および超音波センサユニットからのセン
サ情報の処理時間で決まる所定時間動作させる間欠駆動
しているため高速で通過する車両の計数ができない課題
がある。
【0006】この発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、その目的は高速で通過する車両の計
数が確実にでき、自走式駐車場に適した車両台数管理装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係る車両台数管理装置は、発光部と受光部と
からなる光学式センサユニットを駐車場の出入り口の上
方向から路面に向けて配置し、この光学式センサユニッ
トは通路幅方向に車両幅より短い間隔で複数個備えると
ともに、通路長方向には車両長より短い間隔で複数個備
え、複数のセンサユニットからのセンサ情報に基づい
て、車両の入車台数および出車台数を計数することによ
り、駐車台数の管理を行うことを特徴とする。
【0008】また、請求項2に係る車両台数管理装置
は、光学式センサユニットに物体反射式の光学式センサ
ユニットを用いて路面に焦点を合せ、この路面からの反
射光を受光した場合の光学式センサユニットからのセン
サ情報を基準とし、車両からの反射光を受光した場合の
光学式センサユニットからのセンサ情報と基準のセンサ
情報との比較結果に基づいて車両の入車台数および出車
台数を計数することを特徴とする。
【0009】さらに、請求項3に係る車両台数管理装置
は、路面を光反射率の高い物質で形成したことを特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る実施の形態
を添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る
車両台数管理装置の全体構成図である。図1において、
車両台数管理装置は、自走式駐車場の出入り口の通路に
またがって設置された複数(図1では3個)のコの字形
のレースウェイ10と、それぞれのレースウェイ10に
取付けられた発光部と受光部とからなる複数の光学式セ
ンサユニット1と、この光学式センサユニット1の動作
を制御するとともに、この光学式センサユニット1から
のセンサ情報を受取り、センサ情報を通信コントローラ
に中継する中継器2と、中継器2の動作を制御し、中継
器2からのセンサ情報を在車情報処理装置6送る。
【0011】このように車両台数管理装置を構成するこ
とにより、在車情報処理装置6からの車両台数データに
基づいて表示板4への空車台数表示を制御する通信コン
トローラ3と、通信コントローラ3からのセンサ情報に
基づいて通過車両の増減の計数、駐車台数の設定、変更
ならびに全体駐車台数表示等、駐車状況を集中して管理
できる。
【0012】また、図1ではワンフロアの駐車場につい
ての構成を示すが、通信コントローラ3および在車情報
処理装置6を共通とし、光学式センサユニット1、中継
器2および表示板4を1グループ単位として構成し、こ
れを複数グループ構成することにより、複数のフロアを
有する自走式駐車場に対しても容易に適用することがで
きる。
【0013】さらに、図1には自走式駐車場の入口と出
口が同じ場合の実施の形態を示すが、入口と出口が別々
に設けられている場合にも、各フロアの入口および出口
にそれぞれレースウェイ10に取付けられた光学式セン
サユニット1および中継器2、各フロアの入口にそれぞ
れ表示板4を設置し、通信コントローラ3および在車情
報処理装置6を全フロア共通に設置することにより車両
台数管理装置を構成することができる。なお、駐車場の
出入口に天井がある場合には、レースウェイ10を省略
して光学式センサユニット1を天井に配置することもで
きる。
【0014】図1において、車両は駐車場入口を通っ
て、3個のレースウェイ10を通過する時に光学式セン
サユニット1により検出されて入車として計数され、該
当するフロアの駐車場の表示板4にその時点の空車台数
を表示するとともに、在車情報処理装置6にも各駐車場
毎の駐車台数(または空車台数)を表示するよう構成す
る。
【0015】図2はこの発明に係る車両台数管理装置の
一例を示す全体ブロック構成図である。図2において、
車両台数管理装置は、1階(1F)に設置した、例えば
S1〜S12の12個の発光部と受光部とからなる光学
式センサユニット1および中継器2から構成するグルー
プを1単位として、この単位と同様な構成をしたグルー
プがN(N階)と、Nグループに共通な通信コントロー
ラ3および在車情報処理装置6とから構成する。
【0016】また、表示版(1〜N)4および満車表示
灯(1〜N)5は、各フロア毎に設置し、駐車状況をド
ライバに通知する。なお、在車情報処理装置6はパソコ
ンと操作部(キーボード)6A等で構成し、車両台数管
理に必要なデータ設定、変更、および各(階)駐車場の
駐車台数、空車台数、最新の入車/出車時間等を表示す
る。
【0017】光学式センサユニット1(S1〜S12)
の光センサユニットは、光を発射し、反射光を受取り、
センサ情報を中継器2に送る。また、光学式センサユニ
ット1(S1〜S12)は、路面上に反射率の高い反射
面を備え、この反射面に焦点を合せて発光部から所定時
間毎に発光し、路面上の反射面からの反射光を受光部で
受光してこの受光量を基準とし、路面上の反射面以外の
物体からの反射光の受光部で受光量は著しく減少し、こ
の両者の比較結果からセンサ情報を作成してこのセンサ
情報を中継器2に送る。なを、上記反射面は路面に反射
率の高い物を設けるか、またはペイント等を路面上に塗
布して反射面を形成することもできる。
【0018】中継器2は、光学式センサユニット1(S
1〜S12)の発光を制御するとともに、光学式センサ
ユニット1からのセンサ情報を通信コントローラ3に送
る。
【0019】通信コントローラ3は各駐車場の中継器2
(1〜N)を所定のタイミングで動作させるための制御
を行うとともに、中継器2(1〜N)からのセンサ情報
を在車情報処理装置6に送る。また、通信コントローラ
3は在車情報処理装置6からの空車または満車情報に基
づいて、各駐車場に設けられた表示版4および満車表示
灯5の駐車台数の表示を制御する。
【0020】在車情報処理装置6は、通信コントローラ
3からのセンサ情報から車両の有無を判断するととも
に、予め設定した車両の通過シーケンスに基づいて入
車、または出車を判定した後、車両台数をカウントアッ
プまたはダウンする。また、在車情報処理装置6は、操
作部(キーボード)6Aから車両台数管理に必要なデー
タ設定や変更、車両の通過シーケンスの設定を行い、各
(階)駐車場の駐車台数、空車台数、最新の入車/出車
時間等を表示器に表示する。
【0021】このように(S1〜S12)の12個の発
光部と受光部とからなる光学式センサユニットを駐車場
の出入り口の上方向から路面に向けて配置し、この光学
式センサユニットは通路幅方向に車両幅より短い間隔で
4個備えるとともに、通路長方向には車両長より短い間
隔で3個備え、計12個のセンサユニットからのセンサ
情報に基づいて、車両の入車台数および出車台数を確実
に計数することができ、さらに高速で通過する車両の計
数も確実に行うことができる。
【0022】図3はこの発明に係る光センサユニットの
ブロック構成図である。図3において、光学式センサユ
ニット1は、フォトカプラ11および12、順送りパル
ス発生手段13、センサユニット番号発生手段14、発
光部15、受光部16、ローパスフィルタ17、取り込
み手段18、センサ情報符号化手段19、3ステートバ
ッファ20を備える。フォトカプラ11および12は、
それぞれ中継器2から順送りパルスa(i−1)、同期
パルスb(i−1)を受信し、順送りパルス発生手段1
3に送る。
【0023】また、フォトカプラ12は同期パルスb
(i−1)と同一の同期パルスb(i)を送出する。な
お、複数の光センサユニット(図2のS1〜S12)は
互いに縦続接続するように構成し、センサユニット番号
1の光学式センサユニット1の出力側はセンサユニット
番号2の光学式センサユニット1の入力側に接続され、
順送りパルスa(1)および同期パルスb(1)は光学
式センサユニット1のフォトカプラ11、12にそれぞ
れ入力する。
【0024】順送りパルス発生手段13は、順送りパル
スa(i−1)の立ち下がりで同期パルス受付け状態に
なり、同期パルスb(i)でセットされ所定の期間セッ
ト状態を保持し、同期パルスb(i)でリセットされる
順送りパルスa(i)を発生する。順送りパルス発生手
段13は出力信号a(i)を発光部15、取り込み手段
18、センサ情報符号化手段19、3ステートバッファ
20に供給し、出力信号a(i)の段の光学式センサユ
ニット1に出力する。
【0025】発光部15と受光部16は、路面上にある
反射面に焦点を合せて発光部より発光し、その光が路面
上の反射面で反射した反射光に対して受光部での受光感
度が最高になるように調整し、その結果、路面上の反射
面以外の物から反射した反射光は、路面上の反射面で反
射した反射光と受光部への進入角度が異なり、受光部で
の受光感度が著しく低下する。発光部15は、順送りパ
ルスa(i)が入力されてこの順送りパルスa(i)の
セット状態の期間、発光する。受光部16は、発光部よ
り発光される光の反射光を受光し、受光量に応じたセン
サ情報e(i)を出力する。
【0026】受光部16からのセンサ情報e(i)はロ
ーパスフィルタ17で不用の高周波成分を減衰させたセ
ンサ情報f(i)を取込み手段18に入力される。取込
み手段18は順送りパルスa(i)のセット状態の期間
センサ情報f(i)を同期パルスb(i)で複数回取込
む。また、取込み手段18は路面上の反射面からの反射
光を受光した場合、つまり通過車両がない場合のセンサ
情報f(i)を同期パルスb(i)で複数回取込み、複
数回取込まれたセンサ情報f(i)と予め記憶された閾
値とを比較し、その複数個の比較結果を多数決演算処理
してハイレベルHと判定してg(i)信号をセンサ情報
符号化手段19に出力する。さらに、取込み手段18は
通過車両がある場合のセンサ情報f(i)を同期パルス
b(i)で複数回取込み、複数回取込まれたセンサ情報
f(i)と予め記憶された閾値とを比較し、その複数個
の比較結果を多数決演算処理してローレベルLと判定し
てg(i)信号をセンサ情報符号化手段19に出力す
る。
【0027】センサ情報符号化手段19は、入力される
センサユニット番号発生手段14からのセンサユニット
番号信号iと取込み手段18からのセンサ情報f(i)
よりセンサ情報を作成して符号化し、センサ情報信号d
(i)を3ステートバファ20に出力する。
【0028】3ステートバファ20は、順送りパルスa
(i)のセット状態の期間のみセンサ情報符号化手段1
9から入力されるセンサ情報信号d(i)をc(i)出
力信号として中継器2に出力し、それ以外の期間では3
ステートバファ20の出力端子は中継器2と電気的に切
り離されている。
【0029】図4は図3の光学式センサユニットの各部
信号波形である。図中の記号(1)〜(6)は、図3の
光学式センサユニット1の各部の信号波形である。
(1)はセンサユニット番号(i−1)の光学式センサ
ユニット1から入力された順送りパルスa(i−1)の
波形である。
【0030】(2)はセンサユニット番号(i)の光学
式センサユニット1の順送りパルスa(i)の波形であ
り、誤動作を防止するためにセンサユニット番号(i−
1)の光学式センサユニット1から入力された順送りパ
ルスa(i−1)の立ち下がりで同期パルス受付け状態
になり、同期パルスb(i)のCK(0)でセットさ
れ、所定の期間セット状態を保持し、同期パルスb
(i)のCK(r)でリセットされる。
【0031】(4)は受光部16の出力信号からローパ
スフィルタで不用の高周波成分を減衰させたセンサ情報
f(i)波形である。通過車両がない場合のセンサ情報
f(i)はハイレベルHとなり、通過車両がある場合の
センサ情報f(i)はローレベルLとなる。(5)のg
(i)は同期パルスb(i)の立ち上がりでセンサ情報
f(i)を取込んだ取込み手段の出力波形である。
【0032】(6)のc(i)はセンサ情報の構成を示
したものである。センサ情報c(i)はmビットの同期
信号S、lビットのセンサユニット番号i、1ビットの
データD(i)、qビットのパリティビットPからな
る。同期信号Sは伝送されるセンサ情報c(i)を受信
側で受信する場合、センサ情報c(i)を取込むための
クロック再生と確実に取込むために使用する。また、同
期信号Sは出現頻度の低いビットパターンであることが
望ましい。
【0033】パリティビットPは伝送されたセンサ情報
c(i)を受信側で受信し、受信したセンサ情報c
(i)に誤りの有無を検出し、必要に応じて誤りを訂正
する符号であり、この符号の構成はセンサ情報c(i)
の伝送路の状態および本装置に要求される信頼度によつ
て決まる。
【0034】以上に述べたように光学式センサユニット
からのセンサ情報を同期パルスで複数回取込み、複数回
取込まれたセンサ情報と予め記憶された閾値とを比較
し、その複数個の比較結果を多数決演算処理してハイレ
ベルHかローレベルLかを判定するので外乱による通過
車両の検出ミスを防ぐことができる。
【0035】また、センサ情報に基づいた判定結果にセ
ンサユニット番号を付加するので、複数のセンサ情報に
基づいた判定結果を確実に、且つ容易に処理することが
できる。
【0036】さらに、センサ情報に基づいた判定結果と
センサユニット番号とにパリティビットを付加するの
で、伝送されたセンサ情報信号に誤りが生じた場合、伝
送されたセンサ情報信号に誤りがあることを検出するこ
とができ、その誤りを訂正することもできるので、通過
車両の検出ミスを防ぐことができる。
【0037】図5はこの発明に係る中継器のブロック構
成図である。図5において、中継器2は、同期パルス発
生回路21、順送りパルス発生回路22、中継用バッフ
ァ23、フォトカプラ24、フォトカプラ25を備え
る。
【0038】同期パルス発生回路21、順送りパルス発
生回路22は、それぞれ同期パルスb(1)、順送りパ
ルスa(1)をセンサユニット番号1の光学式センサユ
ニット1のフォトカプラ12、11に提供する。中継用
バッファ23は、光学式センサユニット1(例えば1F
のS1〜S12)から送られてくるセンサ情報cを通信
コントローラ3に提供する。
【0039】フォトカプラ24は、センサユニット番号
n(=12)の光学式センサユニット1の順送りパルス
発生手段13からの順送りパルスa(n=12)を受け
て順送りパルス発生手段22に順送りパルスa(n=1
2)を供給する。順送りパルス発生手段22はフォトカ
プラ24からの順送りパルスa(n=12)を受けて順
送りパルスa(1)をセンサユニット番号1の光学式セ
ンサユニット1に出力する。
【0040】図6はこの発明に係る在車情報処理装置の
要部ブロック構成図である。図6において、在車情報処
理装置6は、車両通過判定部31、シーケンス部32、
カウンタ部33、表示駆動部34および表示部35等を
備える。車両通過判定部31は、通信コントローラ3か
らのセンサ情報cが所定のパターンで、シーケンス部3
2に設定された順序と同じか否かを判定し、順序が同じ
場合は車両が通過したと判定して、通過判定信号31a
をカウンタ部33に送る。また、車両通過判定部31
は、センサ情報cが入車シーケンスと一致する場合は、
+1カウント、出車シーケンスと一致する場合は、−1
カウントするような通過判定信号31aをカウンタ部3
3に送るよう構成する。
【0041】カウンタ部33は、車両通過判定部31か
らの通過判定信号31aに基づいて、カウント数を増加
したり、減少したりして各フロアの駐車台数の積算、ま
たは満車設定台数と積算台数の偏差を記憶するととも
に、この記憶台数信号33aを表示駆動部34に送り、
表示駆動部34から表示信号6aを表示部35に送り、
駐車台数や空車台数を表示させるとともに、通信コント
ローラ3を介して表示板4に空車台数を表示させことが
できる。
【0042】図7はこの発明に係る車両台数管理装置の
光学式センサユニットの配置の一例を示す説明図であ
る。図7において、(a)図はレースウェイ10と光学
式センサユニット1の配置を示し、光学式センサユニッ
ト1は、レースウェイ10(A〜Cの3個)におのおの
4ユニットづつ搭載され、レースウェイ10上の光学式
センサユニット1の配置間隔はW、レースウェイA〜C
の間隔はそれぞれLと設定する。
【0043】一方、車両30は、車幅がWo、車長がL
o(例えば、軽自動車では車幅1.4m、車長3.3
m)なので、光学式センサユニット1の配置間隔Wを車
幅Woより小さく設定(W<Wo)し、車両30が各レ
ースウェイを通過する場合、車幅Wo方向を各レースウ
ェイ10上において確実に1個以上の光学式センサユニ
ット1で検出できるよう構成する。また、レースウェイ
10の間隔Lを車長Loより短く設定(L<Lo)し、
車両30がレースウェイ10を通過中は、隣同士のレー
スウェイ10を同時に通過して、それぞれのレースウェ
イ10において確実に各々1個以上の光学式センサユニ
ット1(合計2個以上)で検出できる場合があるように
構成する。
【0044】(b)図は車両30の入車/出車のシーケ
ンスを示す。車両30がレースウェイAからC方向に進
む場合を入車状態、CからA方向に進む場合を出車状態
とする。まず、入車状態で、車両30がA〜Cいづれの
レースウェイも横切っていない場合(時間経過1)、光
学式センサユニット1全てが車両30を検出せず、レー
スウェイA〜Cの出力は全て0、A=B=C=0(00
0)となっている。続いて、車両30がレースウェイA
のみを横切った場合(時間経過2)、レースウェイA上
の1個以上の光学式センサユニット1が検出するので、
レースウェイA〜Cの出力はA=1でB=C=0(10
0)となる。
【0045】次に、車両30がレースウェイAとBを同
時に横切った場合(時間経過3)、レースウェイAとB
のおのおの1個以上の光学式センサユニット1が検出す
るので、レースウェイA〜Cの出力はA=B=1、C=
0(110)となる。同様にして、時間経過4では出力
(011)、時間経過5では(001)となり、車両3
0がレースウェイCを通過してしまう(時間経過6)
と、出力は(000)となって入車(駐車)が完了す
る。
【0046】このように、出力シーケンスが(00
0)、(100)、(110)、(011)、(00
1)、(000)の内、例えば(000)、(11
0)、(011)、(000)を在車情報処理装置6の
シーケンス部32の(ABC)に設定することにより、
車両30の入車を判定することができる。
【0047】一方、反対にレースウェイC側から車両3
0が進行してレースウェイAを通過してしていく場合に
は、入車の場合と逆の出力シーケンス(ABC)を、例
えば(000)、(011)、(110)、(000)
をシーケンス部32に設定することで車両30の出車を
判定することができる。これらは、車両30が隣同士の
レースウェイA、B間、およびB、C間で同時に通過を
検出されるシーケンスパターン(110)、(011)
が存在するからである。
【0048】レースウェイ10搭載の光学式センサユニ
ット1の間隔W、レースウェイ10間隔Lおよび出力シ
ーケンスを上記のように設定することにより、例えば人
や二輪車が通過しても、(110)、(011)のシー
ケンスパターンが存在しないため、車両として検出して
カウントすることを避けることができる。
【0049】また、仮に、入車と出車が同時にある場合
には、A〜Cの各レースウェイの出力はA=1、B=
0、C=1のようなパターンを有するので、このような
パターンをシーケンス部32に設定しておき、このパタ
ーンを検出した場合はカウントしないよう構成すること
で、車両台数は±1でキャンセルされ計数には影響を与
えないようにすることができる。
【0050】さらに、2台の車両が続けて入車し、先方
の車両がまだレースウェイ内にあり、後方の車両がレー
スウェイAに進入するような場合には、レースウェイC
の出力が1から0に変化した時点で先方車両1台通過と
みなしてカウントし、レースウェイAの出力が0から1
に変化した時点で後方の車両があることを検出するよう
構成することもできる。
【0051】このようにして上記実施の形態の他にも、
レースウェイ10搭載の光学式センサユニット1の数
量、センサユニット間隔、ならびにレースウェイの数
量、間隔を適切に設けることにより、所望とする車両台
数の検出を確実に実現することができる。
【0052】図8は在車情報処理装置の表示例を示す。
図8において、施設台数、満車設定数は図2の操作部
(キーボード)6Aで設定することができ、各階からの
入車や出車がある度毎に在車台数、空台数、満/空表示
および入庫/出庫時間が更新される。
【0053】また、空台数、満/空表示については、図
2に示す各階毎に設けられた表示板4および満車表示灯
5に表示し、ドライバがレースウェイ10を通過する前
に駐車が可能か否かを知ることができる。
【0054】尚、本発明は上記実施形態の他に種々の実
施形態が考えられるが、それらはすべて本発明に含まれ
るものである。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る車両
台数管理装置は、発光部と受光部とからなる光学式セン
サユニットを駐車場の出入り口の上方向から路面に向け
て配置し、この光学式センサユニットは通路幅方向に車
両幅より短い間隔で複数個備えるとともに、通路長方向
には車両長より短い間隔で複数個備え、複数のセンサユ
ニットからのセンサ情報に基づいて、車両の入車台数お
よび出車台数を確実に計数することができ、さらに高速
で通過する車両の計数も確実に行うことができるので、
車両台数管理装置の信頼性を向上させることができる。
【0056】また、請求項2に係る車両台数管理装置
は、光学式センサユニットに物体反射式の光学式センサ
ユニットを用いて路面に焦点を合せ、この路面からの反
射光を受光した場合の光学式センサユニットからのセン
サ情報を基準とし、車両からの反射光を受光した場合の
光学式センサユニットからのセンサ情報と基準のセンサ
情報との比較結果に基づいて車両の入車台数および出車
台数を計数するので、車両台数管理装置の信頼性をより
一層向上させることができる。
【0057】さらに、請求項3に係る車両台数管理装置
は、発光部と受光部とからなる光学式センサユニットを
用い、路面に設ける反射面は反射率の高い物を設ける
か、またはペイント等を路面上に塗布して反射面を形成
するので、通過車両をより確実に検出することができる
ので、高速で通過する車両の計数をより一層確実に行う
ことができる。
【0058】なお、光学式センサユニットおよび中継器
を1グループとして、駐車場毎に設置することが可能で
あるので、設置のための工事が容易で拡張性にも優れて
いる。
【0059】よって、高速で通過する車両を精度よく計
数することができ、設置が容易で拡張性に優れた信頼性
の高い車両台数管理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両台数管理装置の全体構成図
【図2】この発明に係る車両台数管理装置の一例を示す
全体ブロック構成図
【図3】この発明に係る光学式センサユニットのブロッ
ク構成図
【図4】光学式センサユニットの各部信号波形
【図5】この発明に係る中継器のブロック構成図
【図6】この発明に係る在車情報処理装置の要部ブロッ
ク構成図
【図7】この発明に係る車両台数管理装置の光学式セン
サユニットの配置の一例を示す説明図
【図8】在車情報処理装置の表示例
【符号の説明】
1…光学式センサユニット、2…中継器、3…通信コン
トローラ4…表示板、5…満車表示灯、6…在車情報処
理装置、6A…操作部(キーボード)、10…レースウ
ェイ、11,12…フォトカプラ、13…順送りパルス
発生手段、14…センサユニット番号発生手段、15…
発光部、16…受光部、17…ローパスフィルタ、18
…取り込み手段、19…センサ情報符号化手段、20…
3ステートバッファ、21…同期パルス発生回路、22
…順送りパルス発生回路、23…中継用バッファ、2
4、25…フォトカプラ、30…車両、31…車両通過
判定部、32…シーケンス部、33…カウンタ部、34
…表示駆動部、35…表示器、40…光学式センサユニ
ット群、a(1)…順送りパルス、a(i−1),a
(i)…順送りパルス、b(i−1),b(i)…同期
パルス、c(i),d(i)…センサ情報信号、e
(i),f(i)…センサ情報、i…センサユニット番
号信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07C 9/00 G08G 1/04 A G08G 1/04 1/065 A 1/065 H01H 35/00 A H01H 35/00 G01S 17/88 B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車場の出入り口の上方向から路面に向
    けて発光部と受光部とからなる光学式センサユニットを
    配置し、この光学式センサユニットを通路幅方向に車両
    幅より短い間隔で複数個配置するとともに、通路長方向
    には車両長より短い間隔で複数個配置し、前記複数の光
    学式センサユニットからのセンサ情報に基づいて、車両
    の入車台数および出車台数を計数することにより、駐車
    台数の管理を行うことを特徴とする車両台数管理装置。
  2. 【請求項2】 前記光学式センサユニットに物体反射式
    の光学式センサユニットを用いて路面に焦点を合せ、こ
    の路面からの反射光を受光した場合の前記光学式センサ
    ユニットからのセンサ情報を基準とし、車両からの反射
    光を受光した場合の前記光学式センサユニットからのセ
    ンサ情報と前記基準のセンサ情報との比較結果に基づい
    て車両の入車台数および出車台数を計数することを特徴
    とする請求項1記載の車両台数管理装置。
  3. 【請求項3】 前記路面を光反射率の高い物質で形成し
    たことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両
    台数管理装置。
JP7256597A 1995-10-03 1995-10-03 車両台数管理装置 Pending JPH09102100A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2144958A1 (es) * 1998-06-17 2000-06-16 Maps Informatica Ind S L Sistema de deteccion de presencia de objetos.
JP2009134396A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Kick:Kk 施工現場の入退場管理システム
CN113931101A (zh) * 2021-09-15 2022-01-14 广西吕洞宾工程集团有限公司深圳分公司 一种渣土管理用渣土存储流出记录设备

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