JPH0899877A - 重感染に対する、脂肪酸及び脂肪酸グリセリドの含有物を含む皮膚科学的製剤 - Google Patents
重感染に対する、脂肪酸及び脂肪酸グリセリドの含有物を含む皮膚科学的製剤Info
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Abstract
剤または化粧品の提供。 【解決手段】 皮膚の重感染に対する活性主成分として
の、(a)ドデカン酸(ラウリン酸)、(b)C6-20の
鎖長を持つ、分枝されていない飽和脂肪酸からなる群か
ら選ばれる、少なくとも1種類のその他の脂肪酸(その
場合、その他の脂肪酸のうちの少なくとも1種類はC12
よりも長い鎖を持たねばならない)、(c)モノグリセ
ロールモノカルボン酸モノエステル、ジグリセロールモ
ノカルボン酸モノエステル及びトリグリセロールモノカ
ルボン酸モノエステルからなる群から選ばれる1種類以
上の物質、の混合物の使用。
Description
脂肪酸及び脂肪酸グリセリドの含有物を含む皮膚科学的
製剤に関する。
物が棲息している。皮膚のこのいわゆる微生物叢は無害
であるだけでなく、日和見性又は病原性微生物の防護の
ための重要な防壁を意味する。
れる生理学的病原体、例えばブドウ球菌、しかし又しば
しば見られる非生理学的病原体、例えばカンジダアルビ
カンス(Candida albicans)、による新規の感染が、既存
の一次感染、すなわち皮膚の正常な細菌集団と併せて発
生する場合、悪い影響が一致する時には、感染した皮膚
の「重感染」がおこる。皮膚の(又は身体の他の器官
の)正常な微生物叢は、二次的病原体により実質的にこ
こで過剰育成される。
は問題の細菌に応じて、皮膚の不快な症状(痒み、魅力
的でない外見)をもたらす可能性がある。しかし、不良
の場合には、それらは広い範囲に渡る皮膚の壊死を導
き、そして最悪の場合にはついに患者を死亡せしめる可
能性もある。
そのものの症状とともにしばしば起こる二次疾患であ
る。それ自体で無害な−少なくとも低い細菌密度の−、
しかし又ある種の環境下では決定的に病原性である細菌
は、このようにして健康な皮膚の細菌叢を過剰育成して
しまう。言うまでもなく、AIDSの場合には、身体の
他の器官も又重感染に侵される。
例えばアトピー性湿疹、神経性皮膚炎、アクネ、脂漏性
皮膚炎又は乾癬、においても認められる。多くの医学的
及び治療的方法、例えば腫瘍疾患の放射線治療又は化学
療法、投薬によりもたらされ、そして副作用として引き
起こされる免疫の低下、又は全身の抗生物質による治
療、並びに外界からの化学的又は物理的影響(例えば環
境汚染、スモッグ)は、又外部及び内部器官、特に皮膚
及び粘膜の重感染の発生を促進する。
を防除することは容易に出来るが、このような物質は通
常、不快な副作用の欠点をもつ。例えば患者はしばしば
ペニシリンにアレルギーであり、そしてこの理由のため
に、対応する治療が、これらの症例には禁忌になるであ
ろう。
が二次性病原菌から皮膚の細菌叢を保護するばかりでは
なく、それ自体生理学的である皮膚細菌叢を著しく損な
う;そして自然治癒の経過がこのように再度遅らせられ
る、という欠点を持つ。
の技術の欠点を除去し、そして皮膚の生理学的細菌叢が
明白な喪失を被ることなく、それを使用することによっ
て重感染が治癒されることができるような物質、及びそ
れらの物質を含んでなる製剤を提供することであった。
防的に作用する物質、及びそのような物質を含んでなる
化粧品及び皮膚科学的製剤を提供することであった。
来の技術の欠点は、皮膚の重感染に対する活性な主成分
としての、(a)ドデカン酸(ラウリン酸)、(b)C
6-20の鎖長を持つ、分枝されていない脂肪酸からなる群
から選ばれる、少なくとも1種類のその他の脂肪酸(こ
の際少なくとも1種類の、前記のその他の脂肪酸はC12
よりも長い鎖を持たねばならない)、(c)モノグリセ
ロールモノカルボン酸モノエステル、ジグリセロールモ
ノカルボン酸モノエステル及びトリグリセロールモノカ
ルボン酸モノエステルからなる群から選ばれる1種類以
上の物質、の混合物の使用により是正されることが見い
だされ、そしてその点に、この目的を達成する方法があ
る。
(a)ドデカン酸(ラウリン酸)、(b)C6-20の鎖長
を持つ、分枝されていない飽和脂肪酸からなる群から選
ばれる、少なくとも1種類のその他の脂肪酸(ここで少
なくとも1種類の、前記のその他の脂肪酸はC12よりも
長い鎖を持たねばならない)、(c)グリセリルモノカ
プラート及び/又はグリセリルモノカプラートの混合物
の使用は特に好都合である。
染に対して、特にブドウ球菌(Staphylococci)、ピチロ
スポルム・オバレ(Pityrosporum ovale)及び皮膚糸状菌
(Dermatophytes)に対し顕著な作用を持つ。 簡略化するため、(a)ラウリン酸及び(b)少なくと
も1種類のその他の脂肪酸、の本発明に固有の混合物
は、時々「本発明による脂肪酸混合物」又は以下に与え
るような同様の名称で呼ばれる。
欧州特許出願公開第0243145号明細書から知るこ
とができ、それは、独立した請求項2及び3によると、
グリセリル脂肪酸エステル又はエトキシル化グリセリル
脂肪酸エステル又はプロポキシル化グリセリル脂肪酸エ
ステル、脂肪酸類の混合物、及び製薬学的に許容性のあ
るキャリヤー、の3種の混合物であり、前記脂肪酸類
は、C6-18の鎖長を持つ第1の脂肪酸及びC6-18の鎖長
をもつ第2の脂肪酸からなる。
酸は実は、これらの総称的な脂肪酸の式に公式に含まれ
ている。しかし、この明細書に記載された抗微生物活性
は、すべてのそこに記載された組成物が必然的にそれら
を基礎とする、グリセリル脂肪酸エステル、エトキシル
化グリセリル脂肪酸エステル及び/又はプロポキシル化
グリセリル脂肪酸エステルの作用のみによるものされ
る。
と異なった方向をとる。
書は、本質的に、不活性キャリヤー、及びC4-14の鎖長
を持つ脂肪酸及びそれらのモノグリセリド並びにC
14-22の鎖長を持つモノ−もしくはポリ不飽和脂肪酸及
びそれらのモノグリセリドから選ばれる、活性量の、1
種類以上の化合物を含んでなる、活性な成分を含んでな
る、微生物を防除するための製薬学的組成物について記
載している。この明細書は又、皮膚の重感染の防除の方
向においては記載はない。
剤、抗菌・抗カビ及び抗ビールス性防腐剤−選択された
活性化合物」(Gustav Fischer 出版,Stuttgart,New Yor
k 1987,250ページ以下を参照)中に、ラウリン酸は真にコ
リネ型バクテリアに対して良好な作用を持つが、しかし
その他のC6-20−脂肪酸はせいぜい弱い作用をもたらす
のみであることが記載されている。
ン酸モノエステル(この明細書では時々、モノカルボン
酸モノグリセリドとも呼ばれる)は一般式
分枝されているかもしくは分枝されていないアシル基で
あるにより表される。Rは好都合には、分枝されていな
いアシル基からなる群から選ばれる。これらのエステル
が基礎とする脂肪酸又はモノカルボン酸は ヘキサン酸(カプロン酸) (R=−C(O)−C5H11)、 ヘプタン酸(エナント酸) (R=−C(O)−C6H13)、 オクタン酸(カプリル酸) (R=−C(O)−C7H15)、 ノナン酸(ペラルゴン酸) (R=−C(O)−C8H17)、 デカン酸(カプリン酸) (R=−C(O)−C9H19)、 ウンデカン酸 (R=−C(O)−C10H21)、 ドデカン酸(ラウリン酸) (R=−C(O)−C11H23)、 トリデカン酸 (R=−C(O)−C12H25)、 テトラデカン酸(ミリスチン酸) (R=−C(O)−C13H27) である。 Rは特に都合良くは、オクタノイル基(カプリル酸基)
又はデカノイル基(カプリン酸基)である、すなわち一
般式 R=−C(O)−C7H15 又は R=−C(O)−C9
H19 により表される。
て、GMCyの略語がグリセロールモノカプリラート
を、GMCの略語がグリセロールモノカプラートに対し
て使用されている。
いるグリセロールエステルの場合、2−位が不斉中心で
ある。2S及び2R配置は本発明によると活性であり、
そして同等に好都合である。
用することが好適であることが判明した。
MCの含量は、それぞれ具体的な製剤の総重量を基礎に
して、好都合には0.1−10.0重量%、好適には
0.5−7.5重量%、特に好適には1.5−5.0重
量%である。
ールモノカルボン酸モノエステル又はトリグリセロール
モノカルボン酸モノエステルのジ−又はトリグリセロー
ル単位は直線状で分枝されていない分子、すなわち1−
位又は3−位で特定のOH基によりエーテル化されてい
る「モノグリセロール」分子の形態にある。
単位及び2−位でOH基によりエーテル化されているグ
リセロール分子は許容される。しかし、このような不純
物は出来る限り少なくすることが都合がよい。
は好適には以下の構造(置換位置が示されている):
から17個のC原子を持つ、分枝されているかもしくは
分枝されていないアルキル又はアルケニル基であるの特
徴をもつ。
ン酸エステルは好適には、以下の構造(置換位置が示さ
れている):
から17個のC原子を持つ、分枝されているかもしくは
分枝されていないアルキル又はアルケニル基であるの特
徴をもつ。
9、11及び13個のC原子を持つ、分枝されていない
アルキル基からなる群から選ばれる。
テルは一般に、トリグリセロールのそれらよりも好適で
ある。
は本発明による好適なジグリセロールモノカルボン酸モ
ノエステルであることが判明した。
酸モノエステルは好適には1−位でエステル化された形
態に、そして本発明によるトリグリセロールモノ脂肪酸
エステルは好適には2’−位でエステル化された形態に
ある。
の部位でエステル化されたジ−もしくはトリグリセロー
ルの更なる含有物、そして更に、場合によってはジ−も
しくはトリグリセロールの種々のジエステルの含有物も
使用される。
細書に記載されたような方法により得ることができる、
これらのモノカルボン酸エステルは特に都合が良い。
リセロールエステル及び3個の不斉中心により特徴付け
られるトリグリセロールエステルはすべてのそれらの立
体配置において本発明により活性である。ジグリセロー
ルエステルは4個の立体異性体を持ちそしてトリグリセ
ロールエステルは8個の立体異性体を持つ。
位及び2’−位が不斉中心である。2S2’S、2R
2’S、2S2’R及び2R2’Rの立体配置が本発明
により活性でありそして同等に好都合である。
−位、2’−位及び2”−位が不斉中心である。2S
2’S2”S、2R2’S2”S、2S2’R2”S、
2R2’R2”S、2S2’S2”R、2R2’S2”
R、2S2’R2”R及び2R2’R2”Rの立体配置
が本発明により活性であり、そして同等に好都合であ
る。
することが好適であることが判明した。
及び/又はトリグリセロールのモノカルボン酸エステル
又はエステル類は、それぞれその組成物の総重量に基づ
いて0.01−10.00重量%、好適には0.05−
5.00重量%、特に好適には0.1−3.00重量%
の濃度で存在することを特徴とする。
酸)、カプリル酸(オクタン酸)、ペラルゴン酸(ノナ
ン酸)、カプリン酸(デカン酸)、ミリスチン酸(テト
ラデカン酸)、パルミチン酸(ヘキサデカン酸)及びス
テアリン酸(オクタデカン酸)からなる群から選ばれる
C6-20−脂肪酸である。
との混合物が存在するか否かとは独立して、以下の重量
比: ラウリン酸:カプロン酸 = 50:1から50:5及び/又は ラウリン酸:カプリル酸 = 50:1から50:20及び/又は ラウリン酸:ペラルゴン酸 = 50:1から50:20及び/又は ラウリン酸:カプリン酸 = 50:1から50:20及び/又は ラウリン酸:ミリスチン酸 = 50:5から50:30及び/又は ラウリン酸:ステアリン酸 = 50:1から50:50 を選ぶことは都合が良い。
の混合物として存在する場合には、特にその重量比が以
下の範囲、 ラウリン酸:カプリル酸:カプリン酸=50:1:1か
ら50:20:20 から選ばれれば、ラウリン酸、カプリン酸及びカプリル
酸の混合物を使用することは更に好適である。
ら50:5:5 の範囲から選ばれる。
発明による1種類以上のその他の脂肪酸に対する比率
を、天然に存在するココナツ脂肪酸混合物からの脂肪酸
の水素化(硬化)されたカット(cut)の比率に対応する
ように選ぶことを含んでなる。
おむね: ラウリン酸 :44−51重量% ミリスチン酸 :13−18重量% パルミチン酸 : 8−10重量% カプリル酸 : 6− 9重量% カプリン酸 : 6−10重量% オレイン酸 : 5− 8重量% ステアリン酸 : 1− 3重量% リノレン酸 : 0− 2重量% カプロン酸 : 0− 1重量% である。
おむね: ラウリン酸 :44−51重量% ミリスチン酸 :13−18重量% パルミチン酸 : 8−10重量% カプリル酸 : 6− 9重量% カプリン酸 : 6−10重量% ステアリン酸 : 6−13重量% カプロン酸 : 0− 1重量% である。
給会社、例えばアールフスオリエファブリク社(Aarhus
Oliefabrik A/S)から、アセトケミカル会社(Aceto Chemi
calCompany Inc.,)から、ダンスクソヤカゲファブリク社
(Dansk Sojakagefabrik A/S)から、プロテクターアンド
ギャンブル社(Procter & Gamble Ltd.)その他から入手
することができる。 水素化ココナツ脂肪酸はアシュランド化学会社(Ashland
Chemical Company)からヒドロフォールアシド[Hydrofo
l(商品名) Acid] 631の商品名で、そしてヘンケル社(Hen
kel KGaA)からエデノール[Edenor(商品名)]HK 8-18の名
称で入手することができる。 それぞれその脂肪酸混合物の総重量を基礎にして、本発
明による脂肪酸混合物の以下の組成: ラウリン酸 : 1−99重量% ミリスチン酸 : 0−18重量% パルミチン酸 : 0−10重量% カプリル酸 : 0− 9重量% カプリン酸 : 0−10重量% ステアリン酸 : 0−99重量% カプロン酸 : 0− 1重量% が好適である。
酸混合物の組成が、それぞれその脂肪酸混合物の総重量
に基づいて、以下: ラウリン酸 :10−90重量% ミリスチン酸 :13−18重量% パルミチン酸 : 8−10重量% カプリル酸 : 6− 9重量% カプリン酸 : 6−10重量% ステアリン酸 :10−90重量% カプロン酸 : 0− 1重量% のように選ばれる場合に得られる。
酸混合物の組成が、それぞれその脂肪酸混合物の総重量
を基礎にして、以下: ラウリン酸 :44−51重量% ミリスチン酸 :13−18重量% パルミチン酸 : 8−10重量% カプリル酸 : 6− 9重量% カプリン酸 : 6−10重量% ステアリン酸 : 6−13重量% カプロン酸 : 0− 1重量% のように選ばれる時に得られる。
(商品名)]HK 8-18は、それぞれその混合物の総重量を
基礎にして、本発明による脂肪酸の、以下のおよその含
有量: ラウリン酸 :48重量% ミリスチン酸 :18重量% パルミチン酸 : 8重量% カプリル酸 : 7重量% カプリン酸 : 7重量% ステアリン酸 :10重量% カプロン酸 : 1重量% により特徴づけられる。この市販製品を使用することは
好都合である。本発明による皮膚科用製剤において、本
発明による脂肪酸混合物の含有量は、それぞれ具体的な
製剤の総重量を基礎にして、好都合には0.1−10.
0重量%、好適には0.5−7.5重量%、特に好適に
は1.5−5.0重量%である。
セロールモノカルボン酸モノエステル又はモノエステル
類と、他方の脂肪酸混合物の、相互に対する比率は、都
合良くは20:1から1:20の範囲で、好適には5:
1から1:5の範囲で選ぶことができる。
ル、すなわちエアゾール容器、スクイーズボトルから又
はポンプ装置により噴霧することができる製剤の形態、
あるいはロールオン容器により使用することができる流
体組成物の形態、しかし又、通常のびん及び容器から使
用することができるW/O又はO/W乳剤、例えばクリ
ーム又は溶液、の形態にすることができる。その製剤は
更に好都合には、チンキ剤、シャンプー、洗剤、シャワ
ー又は浴剤又は末剤の形態にすることができる。本発明
による皮膚科用製剤の製造のための従来の化粧品キャリ
ヤーとしては、水、エタノール及びイソプロパノール、
グリセロール及びプロピレングリコールの他に、デシル
オレアート、セチルアルコール、セチルステアリルアル
コール及び2−オクチルドデカノールのような皮膚の保
護用脂肪又は脂肪様物質を、そのような製剤に以前から
使用されている量の比率で、並びに粘液製造物質及び増
粘剤、例えばヒドロキシエチル−又はヒドロキシプロピ
ルセルロース、ポリアクリル酸又はポリビニルピロリド
ン、そして更に、しかし又少量の、環状シリコン油(ポ
リジメチルシロキサン)、並びに低粘性の流体ポリメチ
ルフェニルシロキサンを使用することができる。
る、本発明による皮膚科用製剤に適した噴射剤は、それ
ら自体で、又は互いの混合物として使用することができ
る、従来から既知の、容易に揮発性の液化噴射剤、例え
ば炭化水素(プロパン、ブタン又はイソブタン)であ
る。圧縮空気も又都合良く使用することができる。
自体では無毒であり、原則的には本発明に適しているだ
ろうが、しかし環境又はその他の付随する状況に対する
受容しがたい作用のために排除されねばならない噴射ガ
ス、特にクロロフルオロ炭化水素(CFSs)があるこ
とは知っている。
ことが判明した乳化剤は、ポリオキシエチレン脂肪酸ア
ルコールエーテル類、例えば1分子に対して12個又は
20個のエチレンオキシド単位が添加されているセチル
ステアリルアルコールポリエチレングリコール、セトス
テアリルアルコール及びソルビタンエステル類及びソル
ビタンエステル−エチレンオキシド化合物(例えばソル
ビタンモノステアラート及びポリオキシエチレンソルビ
タンモノステアラート)、並びに長鎖の、より高い分子
量をもつ、ワックス状ポリグリコールエーテル類のよう
な、非イオンタイプである。
剤、懸濁剤、緩衝剤混合物又はその他の従来の化粧品又
は皮膚科用基材を、本発明による皮膚科用製剤に添加す
ることができ、それらのpHは、例えば従来の緩衝剤混
合物により、好適には4.0から7.5に、特に5.0
から6.5に調節される。
又は従来から使用されているすべての抗酸化剤は、本発
明により好適な抗酸化剤として使用することができる。
ばグリシン、ヒスチジン、チロシン及びトリプトファ
ン)及びそれらの誘導体、イミダゾール(例えばウロカ
ニン酸)及びそれらの誘導体、D,L−カルノシン、D
−カルノシン、L−カルノシン及びそれらの誘導体(例
えばアンセリン)のようなペプチド、カルチノイド、カ
ロテン(例えばα−カロテン、β−カロテン及びリコペ
ン)及びそれらの誘導体、リポン酸(liponic acid)及び
それらの誘導体(例えばジヒドロリポン酸)、アウロチ
オグルコース、プロピルチオウラシル及びその他のチオ
ール(例えばチオレドキシン、グルタチオン、システイ
ン、シスチン、シスタミン及びそれらのグリコシル、N
−アセチル、メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチ
ル及びラウリル、パルミトイル、オレイル、γ−リノレ
イル、コレステリル及びグリセリルエステル)及びそれ
らの塩、ジラウリルチオジプロピオナート、ジステアリ
ルチオジプロピオナート、チオジプロピオン酸及びそれ
らの誘導体(エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌ
クレオチド、ヌクレオシド及び塩)及びスルホキシイミ
ン化合物(例えばブチオニン−スルホキシイミン、ホモ
システイン−スルホキシイミン、ブチオニン−スルホン
及びペンタ−、ヘキサ−及びヘプタチオニン−スルホキ
シイミン)をごく少量の許容量で(例えばpmolから
μmol/kg)、そして更に、(金属)キレート化剤
(例えばα−ヒドロキシ脂肪酸、パルミチン酸、フィチ
ン酸又はラクトフェリン)、α−ヒドロキシ酸(例えば
クエン酸、乳酸及びリンゴ酸)、フミン酸、胆汁酸、胆
汁抽出物、ビリルビン、ビリベルジン、EDTA、EG
TA及びそれらの誘導体、不飽和脂肪酸及びそれらの誘
導体(例えばγ−リノレン酸、リノール酸及びオレイン
酸)、葉酸及びその誘導体、ウビキノン及びウビキノー
ル及びそれらの誘導体、ビタミンC及び誘導体(例えば
アスコルビルパルミタート、Mgアスコルビルホスファ
ート及びアスコルビルアセタート)、トコフェロール及
び誘導体(例えばビタミンEアセタート)、ビタミンA
及び誘導体(ビタミンAパルミタート)及びベンゾイン
レジンのコニフェリルベンゾアート、ルチン酸及びそれ
らの誘導体、フェルラ酸及びそれらの誘導体、ブチル化
ヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ノ
ルジヒドログアヤク脂酸、ノルジヒドログアヤレチン
酸、トリヒドロキシブチロフェノン、尿酸及びそれらの
誘導体、マンノース及びそれらの誘導体、亜鉛及びそれ
らの誘導体(例えばZnO及びZnSO4)、セレン及
びそれらの誘導体(例えばセレン−メチオニン)、スチ
ルベン及びそれらの誘導体(例えば酸化スチルベン及び
酸化トランス−スチルベン)及び本発明により適切な、
これらの上記の活性化合物の誘導体(塩、エステル、エ
ーテル、糖、ヌクレオチド、ヌクレオシド、ペプチド及
び脂質)から選ばれる。
物)の量はその製剤の総重量の、好適には0.001か
ら30.00重量%、特に好適には、0.05−20重
量%、なかんづく1−10重量%である。
酸化剤又は抗酸化剤類であるときには、その製剤の総重
量の0.001−10重量%の範囲からその特定の濃度
を選ぶことが好都合である。
ン又はそれらの誘導体が抗酸化剤又は抗酸化剤類である
時には、その製剤の総重量の、0.001−10重量%
の範囲からそれらの特定の濃度を選ぶことが好都合であ
る。
であることが本発明にとり好都合である。7よりも僅か
に高いがしかし7.5未満のPh値が、ここでは一般的
に許容できる。すべての場合に、与えられた脂肪酸混合
物に対して、創意工夫なしに簡単な試行錯誤により、個
々の場合に固有の正確なpHの上限値を確定することは
容易である。
適には4.0−7.5の、特に好適には5.0−6.5
の、酸から非常に弱いアルカリ性の範囲にすると都合が
良い。
ヤー及びもし適当なら香料の量は、特定の製品の性状に
応じて、簡単な試行錯誤により当該技術分野の専門家に
より容易に確定することができる。
特別な製剤以外は、本発明による皮膚科用製剤は、適当
なら穏やかに加熱しながら、通常は単純に撹拌、混合し
ながら常法により製造される。その製造は全く困難がな
い。乳剤に対しては、油性相及び水性相は、例えば適当
なら加熱しながら、別個に製造され、そして次に乳化さ
れる。
している製薬学的製剤の配合のための常法に従う。
場合は、このための懸濁剤用基剤は、ケイ酸ゲル剤[例
えばアエロシル(Aerosil)(商品名)の商品名で入手可
能なもの]、けいそう土、タルク、改質デンプン、二酸
化チタン、絹粉末、ナイロン粉末、ポリエチレン粉末及
び関連物質、からなる群から都合良く選ぶことができ
る。
す。量のデータは特記されない限り、常に重量%に基づ
いている。
の比率でプロパン−ブタン混合物(2:7)とともにエ
アゾール容器に移される。
ドデカン酸(ラウリン酸)、(b)C6-20の鎖長を持
つ、分枝されていない飽和脂肪酸からなる群から選ばれ
る、少なくとも1種類のその他の脂肪酸(その場合、そ
の他の脂肪酸のうちの少なくとも1種類はC12よりも長
い鎖を持たねばならない)、(c)モノグリセロールモ
ノカルボン酸モノエステル、ジグリセロールモノカルボ
ン酸モノエステル及びトリグリセロールモノカルボン酸
モノエステルからなる群から選ばれる1種類以上の物
質、の混合物の使用。
ロン酸(ヘキサン酸)、カプリル酸(オクタン酸)、ペ
ラルゴン酸(ノナン酸)、カプリン酸(デカン酸)、ミ
リスチン酸(テトラデカン酸)、パルミチン酸(ヘキサ
デカン酸)及びステアリン酸(オクタデカン酸)からな
る群から選ばれることを特徴とする、1項による使用。
総重量に基づいて、本発明による脂肪酸混合物の下記の
組成: ラウリン酸 :10−90重量% ミリスチン酸 :13−18重量% パルミチン酸 : 8−10重量% カプリル酸 : 6− 9重量% カプリン酸 : 6−10重量% ステアリン酸 :10−90重量% カプロン酸 : 0− 1重量% により特徴づけられる、1項による使用。
エステル、ジグリセロールモノカルボン酸モノエステル
及びトリグリセロールモノカルボン酸モノエステルから
選ばれる、1種類以上の物質の含有物が、具体的な製剤
の総重量に基づいて、それぞれ0.1−10.0重量
%、好適には0.5ー7.5重量%、特に好適には1.
5−5.0重量%であることを特徴とする、1項による
使用。
エステル、ジグリセロールモノカルボン酸モノエステル
及びトリグリセロールモノカルボン酸モノエステルから
なる群の物質又は物質類が、グリセロールモノカプリラ
ート、グリセロールモノカプラート、ジグリセロールモ
ノカプラート、トリグリセロールモノラウラート、ジグ
リセロールモノラウラート及びトリグリセロールモノミ
リスタートからなる群から選ばれることを特徴とする、
1項による使用。
ン酸モノエステル、ジグリセロールモノカルボン酸モノ
エステル及びトリグリセロールモノカルボン酸モノエス
テルからなる群から選ばれる物質又は物質類、ならびに
他方で該脂肪酸混合物の、相互に対する比率が20:1
から1:20、好適には5:1から1:5の範囲内から
選ばれることを特徴とする、1項による使用。
科学的製剤の製造のための、(a)ドデカン酸(ラウリ
ン酸)、(b)C6-20の鎖長を持つ、分枝されていない
飽和脂肪酸からなる群から選ばれる少なくとも1種類の
その他の脂肪酸(その場合、前記のその他の脂肪酸のう
ちの、少なくとも1種類はC12よりも長い鎖を持たねば
ならない)、(c)モノグリセロールモノカルボン酸モ
ノエステル、ジグリセロールモノカルボン酸モノエステ
ル及びトリグリセロールモノカルボン酸モノエステルか
らなる群から選ばれる1種類以上の物質、の混合物から
なる組成物の使用。
Claims (2)
- 【請求項1】 皮膚の重感染に対する活性主成分として
の、(a)ドデカン酸(ラウリン酸)、(b)C6-20の
鎖長を持つ、分枝されていない飽和脂肪酸からなる群か
ら選ばれる、少なくとも1種類のその他の脂肪酸(この
場合前記のその他の脂肪酸の少なくとも1種類は、C12
よりも長い鎖長を持たねばならない)、(c)モノグリ
セロールモノカルボン酸モノエステル、ジグリセロール
モノカルボン酸モノエステル及びトリグリセロールモノ
カルボン酸モノエステルからなる群から選ばれる1種類
以上の物質、の混合物の使用。 - 【請求項2】 請求項1の、その他の脂肪酸(b)が、
カプロン酸(ヘキサン酸)、カプリル酸(オクタン
酸)、ペラルゴン酸(ノナン酸)、カプリン酸(デカン
酸)、ミリスチン酸(テトラデカン酸)、パルミチン酸
(ヘキサデカン酸)及びステアリン酸(オクタデカン
酸)からなる群から選ばれることを特徴とする、請求項
1による使用。
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DE4435290A DE4435290A1 (de) | 1994-10-01 | 1994-10-01 | Dermatologische Zubereitungen mit einem Gehalt an Fettsäuren und Fettsäureglyceriden gegen Superinfektionen |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
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-
1994
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-
1995
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