JPH0899399A - 円圧式印刷装置 - Google Patents

円圧式印刷装置

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Publication number
JPH0899399A
JPH0899399A JP23798594A JP23798594A JPH0899399A JP H0899399 A JPH0899399 A JP H0899399A JP 23798594 A JP23798594 A JP 23798594A JP 23798594 A JP23798594 A JP 23798594A JP H0899399 A JPH0899399 A JP H0899399A
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JP
Japan
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printing
gears
gear
rack
interlocking
Prior art date
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Application number
JP23798594A
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English (en)
Inventor
Teiji Sakida
悌司 崎田
Hiroshi Matsuzawa
宏 松澤
Shigeaki Takigawa
茂明 瀧川
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】印刷幅方向への揺動と、バックラッシュ現象の
発生を抑制することにより、印刷画像に、印刷見当不良
や、ギア目状の印刷画像エラーが発生することを防止す
ることにある。 【構成】ガイド1に沿って印刷胴3の下側を直線的に水
平移動可能な印刷架台8と、該印刷架台8の印刷幅方向
両端部に一体的に設けた斜歯状のラックギア2,2と、
該ラックギア2,2に噛合して回転する斜歯状の補助ピ
ニオンギア6,6と、該ラックギア2,2に噛合して連
動回転する斜歯状の連動回転用ピニオンギア4,4とを
備え、該連動回転用ピニオンギア4,4が前記印刷胴3
の回転軸方向両端部に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーフィルタ着色パ
ターン印刷、導電性インキ・ペーストパターン等の印
刷、プラズマディスプレイ・液晶ディスプレイ等の画素
用セルパターンの印刷、液晶ディスプレイの配向膜等の
印刷、その他の厚膜印刷やオーバーコート印刷等におけ
る凹版オフセット印刷等の印刷装置として用いられる円
圧式印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に円圧印刷装置は、水平定盤と対
向するロール状回転体とを相対的に且つ直線的に往復移
動させて印刷を行なうものであり、印刷版に印刷インキ
を供給した後、水平定盤とロール状回転体との間に印刷
版や被印刷体を移動させて加圧しながら、印刷版に供給
され前記印刷インキを、ダイレクト方式で若しくはブラ
ンケット面(ゴム弾性面)を介してオフセット方式で被
印刷体に転移させて印刷を行なうものである。
【0003】従来の円圧式の印刷装置(印刷機)は、図
3(a)概要側面図及び図3(b)概要平面図に示すよ
うに、例えば印刷装置本体ベースフレームFの両側(若
しくは中央部)に直線状のガイド1(例えばレール、あ
るいは凹溝)を備え、該ガイド1に嵌合状態に装着さ
れ、且つ該ガイド1に沿って、水平な直線方向(矢印で
示す印刷動作方向)に直線的に移動可能な印刷架台8を
備えている。
【0004】上記印刷架台8上には、その移動方向に対
して平行な両側にそれぞれ直線状のラックギア2,2を
備え、該ラックギア2,2間の印刷架台8上には、水平
な印刷ベース盤7を備え、該印刷ベース盤7上には、印
刷版、被印刷体(印刷シート等)、印刷インキ受台等
(図示せず)が載置固定されている。
【0005】また、印刷架台8上には、該印刷架台8上
の水平な印刷ベース盤7に適宜離間(印刷版厚さあるい
は被印刷体厚さ相当分以上離間)対向して回転軸3aを
中心に回転する回転可能な印刷胴3を備え、該印刷胴3
の回転軸方向両端には、前記ラックギア2,2にそれぞ
れ噛合する連動(伝動)回転用ピニオンギア4,4を備
え、印刷架台8の水平移動動作により前記ラックギア
2,2が、連動回転用ピニオンギア4,4を回転させ、
印刷胴3を回転させるものである。
【0006】印刷架台8の移動動作は、例えば該印刷架
台8に接続した牽引索(チェーン、ワイヤー等)あるい
は該印刷架台8に螺着したボールスクリューシャフト等
(図示せず)を電動モーター等の駆動源(図示せず)に
より駆動させて、ガイド1に沿って駆動移動させるか、
又は該印刷架台8に接続した空圧若しくは油圧シリンダ
ーにより駆動させてガイド1に沿って駆動移動させてい
る。
【0007】また、上記印刷架台8の移動動作は、例え
は、図3(a)〜(b)に示すように、電動モーター等
の駆動源(図示せず)にて回転軸3b及び印刷胴3を回
転させ、該印刷胴3両端に取り付けられているピニオン
ギア(連動回転用ピニオンギア4a)を前記各ラックギ
ア2,2と噛合して回転させることによりガイド1に沿
って移動動作させるか、あるいは前記各ラックギア2,
2と噛合して電動モーター等の駆動源にて回転軸9bを
中心に駆動回転可能なそれぞれ駆動用ピニオンギア9,
9を備え、該ピニオンギア9,9の駆動回転によりガイ
ド1に沿って移動動作させている。
【0008】前記印刷胴3の回転軸3a、及び駆動用ピ
ニオンギア9,9の回転軸9bは、装置本体フレームF
の両側に備えるサイドフレームF1 ,F1 に軸受を介し
て回転可能に軸支されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の円圧式印刷
装置は、図3(b)の概要平面図に示すように、ガイド
1に沿って移動する印刷架台8上の両側に一体的に備え
た各ラックギア2のギア歯2aと、該各ラックギア歯2
aと噛合する各駆動用ピニオンギア9(平歯車)のギア
歯9a及び各連動回転用ピニオンギア4(平歯車)のギ
ア歯4aは、印刷架台8の進行方向(ラックギア2の長
手方向)に対して90°の方向に刻設されたフラットな
ギア歯(平歯)である。
【0010】このような従来の円圧式印刷装置は、ギア
歯の刻設方向である印刷架台8の矢印で示す移動進行方
向(印刷方向)に対して直交するスラスト方向(即ち印
刷幅方向)への僅かな程度(例えば±1/100mm〜
±10/100mm程度、あるいはそれ以上)の振動や
揺動現象(横方向への不規則な移動)が印刷稼働中に発
生し易く、各ギア歯における互いの噛合クリアランスに
よる印刷架台8の移動進行方向に揺動や振動が生じるバ
ックラッシュ現象等が発生し易いものである。
【0011】そのため前記各ラックギア2、該各ラック
ギア2と噛合する各駆動用ピニオンギア9、及び各連動
回転用ピニオンギア4における各ギア歯の歯筋と、印刷
架台8の進行方向とのなす角度θを例えば60°≦θ≦
80°に設定して、斜歯状のギア歯(ヘリカルギア)を
使用することにより、できるかぎり印刷幅方向や印刷方
向の振動や揺動を抑えるようにしているものもある。
【0012】しかしながら、上記連動回転用ピニオンギ
ア4,4、駆動用ピニオンギア9,9は、連動回転や駆
動回転用として使用されているために、振動や揺動が生
じた場合のそれぞれギアの噛合調整が面倒であり、ま
た、上記印刷架台8は、ラックギア2,2に対してそれ
ぞれ左右のピニオンギア4,4と、駆動用ピニオンギア
9,9の4点でそれぞれ該ヘリカルギアによって支持さ
れているだけであるため上記振動や揺動を抑えきれない
場合がある。
【0013】印刷稼働中におけるこのような振動や揺動
現象は、被印刷体に印刷される印刷画像に、印刷幅方向
への印刷見当不良や、印刷方向への印刷見当不良やギア
目状の印刷画像エラーを発生させ、印刷品質を低下させ
る原因となり易い。
【0014】本発明は、印刷幅方向への揺動と、バック
ラッシュ現象の発生を抑制することにより、印刷画像
に、印刷見当不良や、ギア目状の印刷画像エラーが発生
することを防止することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、ガ
イド1に沿って印刷胴3の下側を直線的に水平移動可能
な印刷架台8と、該印刷架台8の印刷幅方向両端部に一
体的に設けた斜歯状のラックギア2,2と、定位置で回
転する前記印刷胴3の回転軸方向両端部に前記ラックギ
ア2,2に噛合して連動回転する斜歯状の連動回転用ピ
ニオンギア4,4とを備え、前記ラックギア2,2に噛
合して定位置で回転する斜歯状の補助ピニオンギア6,
6を1乃至数個所に備えたことを特徴とする円圧式印刷
装置である。
【0016】次に、本発明の第2発明は、定位置に固定
状態の印刷架台18と、該印刷架台18の印刷幅方向両
端部に一体的に設けた斜歯状のラックギア12,12
と、ガイド11に沿って直線的に水平移動可能な可動フ
レームに軸支されて回転する印刷胴13の回転軸方向両
端部に前記ラックギア12,12に噛合して連動回転す
る斜歯状の連動回転用ピニオンギア14,14とを備
え、前記可動フレームに軸支されてラックギア12,1
2に噛合して回転する斜歯状の補助ピニオンギア16,
16を1乃至数個所に備えたことを特徴とする円圧式印
刷装置である。
【0017】
【実施例】本発明の第1発明の円圧式印刷装置を、図1
(a)の概要側面図、図1(b)の概要平面図に示す実
施例に従って以下に詳細に説明する。
【0018】印刷装置本体ベースフレームFの両側(若
しくは中央部)に直線レール状のガイド1,1(あるい
は図示しないが直線凹溝状のガイドでもよい)を備え
る。
【0019】印刷架台8は、該ガイド1に嵌合状態に装
着され、該ガイド1に沿って、水平な直線方向(矢印で
示す印刷動作方向)に直線的に移動可能である。
【0020】上記印刷架台8上の両側には、その移動方
向に対して平行にそれぞれ直線状のラックギア2,2を
備え、該ラックギア2,2に等ピッチで形成された各ギ
ア歯2hは、図1(b)に示すように、ラックギア2の
長手方向と各ギア歯2hの方向とのなす水平面内の角度
が角度θ(45°≦θ<90°若しくは例えば60°≦
θ≦80°)となるように斜歯状に形成されたヘリカル
ギアとなっている。
【0021】前記ラックギア2,2間の印刷架台8上に
は、水平な印刷ベース盤7を備え、該印刷ベース盤7上
には、図示しないが、印刷版、被印刷体(印刷シート
等)、印刷インキ供給機構の一部機構として、例えば印
刷インキ受台等が載置固定される。
【0022】前記ラックギア2,2は、回転軸6bを中
心に回転可能なそれぞれ補助ピニオンギア6,6と1個
所(図1(a)〜(b)参照)、乃至数個所にて噛合
し、該ギア6に等ピッチで形成された各ギア歯6h(ギ
ア6の回転軸方向と直交する方向に対するギア歯6hの
歯筋のなす角度θは45°≦θ<90°若しくは例えば
60°≦θ≦80°)は、ラックギア2のギア歯2hと
円滑に噛合する斜歯状のヘリカルギアとなっている。
【0023】本発明における上記補助ピニオンギア6,
6、あるいは回転軸6bを含めて上記補助ピニオンギア
6,6は、前記ラックギア2,2と噛合させて回転さ
せ、他の回転系に対する伝動力として使用するようにし
てもよいし、あるいは電動モーター等によって該補助ピ
ニオンギア6,6自体を駆動回転させることにより、印
刷架台8を駆動移動させる動力源として使用してもよい
し、あるいは伝動力、駆動源としては使用せずに単に回
転させるだけでもよい。
【0024】印刷架台8の移動動作は、従来と同様に、
例えば、該印刷架台8に接続した牽引索(チェーン、ワ
イヤー等)あるいは該印刷架台8に螺着したボールスク
リューシャフト等(図示せず)を電動モーター源により
駆動させて、ガイド1に沿って駆動移動させるか、又は
該印刷架台8に接続した空圧若しくは油圧シリンダーに
より駆動させてガイド1に沿って駆動移動させるなど適
宜に実施できるものである。
【0025】第1発明の一実施例として、図1(a)〜
(b)に示すように、例えは、電動モーター等の駆動源
にて補助ピニオンギア6,6を回転軸6bを中心に駆動
回転可能にして、ラックギア2,2に噛合して駆動回転
する該補助ピニオンギア6,6によりガイド1に沿って
印刷架台8を移動動作させる方式について以下に詳細に
説明する。
【0026】前記ラックギア2,2は、電動モーター等
の駆動源にて回転軸6bを中心に駆動回転可能な補助ピ
ニオンギア6,6と噛合し、該ギア6に等ピッチで形成
された各ギア歯6h(ギア6の回転軸方向と直交する方
向に対するギア歯6hの歯筋のなす角度θは45°≦θ
<90°若しくは例えば60°≦θ≦80°)は、ラッ
クギア2のギア歯2hと円滑に噛合する斜歯状のヘリカ
ルギアとなっており前記補助ピニオンギア6,6が、正
転方向又は逆転方向にそれぞれ切り換え駆動回転するこ
とにより、印刷架台8はガイド1に沿って直線的に往復
移動動作する。
【0027】前記印刷架台8上には、該印刷架台8上の
水平な印刷ベース盤7に対向して回転軸3aを中心に回
転する回転可能な印刷胴3を備え、該印刷胴3の回転軸
方向両端には、前記ラックギア2,2にそれぞれ噛合す
る連動(伝動)回転用ピニオンギア4,4を備え、該ギ
ア4,4に等ピッチで形成された各ギア歯4h(ギア4
の回転軸方向と直交する方向に対するギア歯4hの歯筋
のなす角度θは45°≦θ<90°若しくは例えば60
°≦θ≦80°)は、ラックギア2のギア歯2hと噛合
する斜歯状のヘリカルギアとなっている。
【0028】印刷架台8がガイド1に沿って移動動作
(補助ピニオンギア6の駆動回転によって移動動作)す
る際に、印刷架台8のラックギア2,2が連動回転用ピ
ニオンギア4,4を連動回転させ、それによって印刷胴
3が回転する。
【0029】印刷胴3の円周には、オフセット方式の印
刷の場合は、印刷胴3を転写胴として使用するため、図
1(a)〜(b)に示すように、インキ転写用の弾力性
のあるブランケット5(ゴムを主体とする弾力性シー
ト、シリコーン樹脂を主体とする弾力シート等)が巻回
され、若しくはライニングされている。
【0030】あるいは、印刷胴3の円周には、ダイレク
ト方式の印刷の場合は、印刷胴3を圧胴若しくは版胴と
して使用される。
【0031】前記補助ピニオンギア6,6を軸支固定し
た回転軸6b、及び印刷胴3を軸支固定した回転軸3a
は、それぞれ装置本体フレームFの両側に備えるサイド
フレームF1 ,F1 に軸受を介して回転可能に軸支さ
れ、前記回転軸6bは、電動モーター(サーボモータ
ー、パルスモーター等)にて駆動回転し、電動モーター
の回転速度、回転方向を制御動作するコントローラにて
制御され、正転方向・逆転方向に駆動制御されて回転す
る。なお、上記本発明の第1発明の円圧式印刷装置にお
いて、印刷架台8の移動動作は、上記方式以外に、電動
モーター等の駆動源にて回転軸3b及び印刷胴3を回転
させ、該印刷胴3両端に取り付けられているピニオンギ
ア(連動回転用ピニオンギア4a)を前記各ラックギア
2,2と噛合して回転させることによりガイド1に沿っ
て移動動作させるようにしてもよい。
【0032】次に、本発明の第2発明の円圧式印刷装置
を、図2(a)の概要側面図、図2(b)の概要平面図
に示す実施例に従って以下に詳細に説明する。
【0033】印刷装置本体ベースフレームFの両側(若
しくは中央部)に、直線レール状のガイド11,11
(あるいは図示しないが直線凹溝状のガイドでもよい)
を備える。
【0034】可動フレームF2 は、装置本体フレームF
両側の可動サイドフレームF3 と、両フレームF3 ,F
3 を一体的に接続する支持フレームF4 を備え、印刷装
置本体ベースフレームF上側を跨ぐように架設されてい
る。
【0035】可動フレームF2 の両サイドフレーム
3 ,F3 は、ガイド1に嵌合状態に装着され、該ガイ
ド1に沿って、水平に直線方向(矢印で示す印刷動作方
向)に移動可能である。
【0036】印刷架台18は、装置本体フレームF上に
固定的に取り付けられ、該印刷架台18上の両側には、
平行にそれぞれ直線状のラックギア12,12を備え、
該ラックギア12,12に等ピッチで形成された各ギア
歯12hは、図2(b)に示すように、ラックギア12
の長手方向と各ギア歯12hの方向とのなす水平面内の
角度が角度θ(45°≦θ<90°若しくは例えば60
°≦θ≦80°)となるように斜歯状に形成されたヘリ
カルギアとなっている。
【0037】前記ラックギア12,12間の印刷架台1
8上には、水平な印刷ベース盤17を備え、該印刷ベー
ス盤17上には、図示しないが、印刷版、被印刷体(印
刷シート等)、印刷インキ供給機構の一部機構として、
例えば印刷インキ受台等が載置固定される。
【0038】前記可動フレームF2 には、印刷胴13が
回転軸13aを介して回転可能に軸支され、印刷胴13
は、固定状態の印刷架台18上の水平な印刷ベース盤1
7に対向して回転軸13aを中心に回転し、該印刷胴1
3の回転軸方向両端には、前記ラックギア12,12に
それぞれ噛合する連動(伝動)回転用ピニオンギア1
4,14を備え、該ギア14,14に等ピッチで形成さ
れた各ギア歯14h(ギア14の回転軸方向と直交する
方向に対するギア歯14hの歯筋のなす角度θは45°
≦θ<90°若しくは60°≦θ≦80°)は、ラック
ギア12のギア歯12hと噛合する斜歯状のヘリカルギ
アとなっている。
【0039】前記可動フレームF2 の移動動作は、例え
ば、該可動フレームF2 に接続した牽引索(チェーン、
ワイヤー等)あるいは該可動フレームF2 に螺着したボ
ールスクリューシャフト等(図示せず)を電動モーター
源により駆動させて、ガイド11に沿って駆動移動させ
るか、又は該可動フレームF2 に接続した空圧若しくは
油圧シリンダーにより駆動させてガイド11に沿って駆
動移動させるなど適宜に実施できるものである。
【0040】第2発明の一実施例として、図2(a)〜
(b)に示すように、例えは、電動モーター等の駆動源
にて補助ピニオンギア16,16を回転軸16bを中心
に駆動回転可能に設け、固定状態の印刷架台18に取り
付けられているラックギア12,12に噛合して駆動回
転するそれぞれ該補助ピニオンギア16,16によりガ
イド11に沿って上記可動フレームF2 を移動動作させ
る方式について以下に詳細に説明する。
【0041】前記可動フレームF2 には、電動モーター
等の駆動源にて回転軸16bを中心に回転可能な補助ピ
ニオンギア16が1個所(図1(a)〜(b)参照)乃
至数個所に軸支され、該補助ピニオンギア16は、前記
ラックギア12,12に噛合し、該ギア16に等ピッチ
で形成された各ギア歯16h(ギア16の回転軸方向と
直交する方向に対するギア歯16hの歯筋のなす角度θ
は45°≦θ<90°若しくは例えば60°≦θ≦80
°)は、前記ラックギア12のギア歯12hと円滑に噛
合する斜歯状のヘリカルギアとなっており、補助ピニオ
ンギア16,16が、正転方向又は逆転方向にそれぞれ
切り換え駆動回転することにより、可動フレームF2
ガイド1に沿って直線的に往復移動動作する。
【0042】前記補助ピニオンギア16の駆動回転によ
り可動フレームF2 が移動動作する際に、固定状態の印
刷架台18のラックギア12,12と噛合する連動回転
用ピニオンギア14,14を連動回転させ、それによっ
て印刷胴13が回転する。
【0043】印刷胴13の円周には、オフセット方式の
印刷の場合は、印刷胴13を転写胴として使用するた
め、図1(a)〜(b)に示すように、インキ転写用の
弾力性のあるブランケット5(ゴムを主体とする弾力性
シート、シリコーン樹脂を主体とする弾力シート等)が
巻回され、若しくはライニングされている。
【0044】あるいは、印刷胴13の円周には、ダイレ
クト方式の印刷の場合は、印刷胴13を圧胴若しくは版
胴として使用される。
【0045】前記補助ピニオンギア16,16を軸支固
定した回転軸16b、及び印刷胴13を軸支固定した回
転軸13aは、それぞれ装置本体フレームFの両側に備
える可動サイドフレームF3 ,F3 に軸受を介して回転
可能に軸支され、前記回転軸16bは電動モーター(サ
ーボモーター、パルスモーター等)にて駆動回転し、電
動モーターの回転速度、回転方向を制御動作するコント
ローラにて制御され、正転方向・逆転方向に駆動制御さ
れて回転する。なお、上記本発明の第2発明の円圧式印
刷装置において、可動フレームF2 の移動動作は、上記
方式以外に、電動モーター等の駆動源にて上記回転軸1
3b及び印刷胴13を回転させ、該印刷胴13両端に取
り付けられているピニオンギア(連動回転用ピニオンギ
ア14a)を前記各ラックギア12,12と噛合して回
転させることによりガイド11に沿って移動動作させる
ようにしてもよい。
【0046】本発明の第1発明の円圧式印刷装置には、
印刷胴3近傍に、印刷ベース盤7方向に向かって下向き
にインキスキージ板とドクターブレード等から構成され
る印刷インキ供給機構がサイドフレームF1 に支持され
て併設されるものである。また、第2発明の円圧式印刷
装置には、印刷胴13近傍に、印刷ベース盤17方向に
向かって下向きにインキスキージ板とドクターブレード
等から構成される印刷インキ供給機構が可動サイドフレ
ームF1 に支持されて併設されるものである。
【0047】なお、上記第1発明又は第2発明の円圧式
印刷装置における印刷インキ供給機構に関しては特にそ
の構造を限定するものではなく、ロール状の印刷版胴と
フラットな印圧定盤、ロール状の印刷圧胴とフラットな
印刷版定盤とによるダイレクト方式の円圧式印刷機、又
はロール状の印刷胴(ゴム胴)とフラットな印刷版定盤
及び印圧定盤とによる凹版オフセット印刷機等のオフセ
ット方式の円圧式印刷機等、公知の円圧式印刷装置に用
いられる公知の印刷インキ供給機構等を採用できるもの
である。
【0048】
【作用】本発明の第1発明の円圧式印刷装置は、印刷架
台8の印刷幅方向両端部に一体的に設けたラックギア
2,2と、該ラックギア2,2に噛合して回転する補助
ピニオンギア6,6と、該ラックギア2,2に噛合して
連動回転する連動回転用ピニオンギア4,4を、斜歯状
のヘリカルギア形式としたので、各ギア歯は噛合時点に
おいて互いに歯筋(ギア歯の山部と谷部)の一端から徐
々に噛み合いが始まる。
【0049】そのため印刷架台8を移動動作した際の連
動動作系の前記ラックギア2(半径無限大のピッチサー
クル線L)と各円筒状ピニオンギア6,4(ピッチサー
クル接線M)との間の噛合クリアランス(ピッチサーク
ル間距離D)を従来の平歯車の噛合の場合よりも接近さ
せることができる。
【0050】また各ギア2,6,4は、印刷方向に対し
て角度θ(45°≦θ<90°若しくは例えば60°≦
θ≦80°)で傾斜する斜歯状のヘリカルギア形式であ
るので、印刷方向と直交する印刷幅方向への印刷架台8
の振動や揺動は、印刷方向に対して斜めに噛合する互い
のギア歯によって規制されて抑制され、印刷架台8の印
刷方向に対して直交する方向(印刷幅方向)に不規則に
振動したり揺動したりする現象を軽減できる。
【0051】また各ギア2,6,4は、斜歯状のヘリカ
ルギア形式であるので、互いの歯筋(ギア歯の山部と谷
部)の一端から徐々に噛み合いが始まり、したがって噛
み合いによる衝撃が緩和されるとともに、互いの噛合ク
リアランスを、従来の平歯車の場合よりも接近させるこ
とができるので、バックラッシュ現象の発生を抑制で
き、印刷架台8の印刷方向に不規則に振動したり揺動し
たりする現象を軽減できる。
【0052】本発明の第2発明の円圧式印刷装置は、印
刷架台18の印刷幅方向両端部に一体的に設けたラック
ギア12,12と、該ラックギア12,12に噛合して
回転する補助ピニオンギア16,16と、該ラックギア
12,12に噛合して連動回転する連動回転用ピニオン
ギア14,14を、斜歯状のヘリカルギア形式としたの
で、各ギア歯は噛合時点において互いに歯筋(ギア歯の
山部と谷部)の一端から徐々に噛み合いが始まる。
【0053】そのため可動フレームF2 を移動動作させ
た際の連動動作系の前記ラックギア12(半径無限大の
ピッチサークル線L)と各円筒状ピニオンギア16,1
4(ピッチサークル接線M)との間の噛合クリアランス
(ピッチサークル間距離D)を従来の平歯車の噛合の場
合よりも接近させることができる。
【0054】また、各ギア12,16,14は、印刷方
向に対して角度θ(45°≦θ<90°若しくは例えば
60°≦θ≦80°)で傾斜する斜歯状のヘリカルギア
形式であるので、印刷方向と直交する印刷幅方向への可
動フレームF2 の振動や揺動は、印刷方向に対して斜め
に噛合する互いのギア歯によって規制されて抑制され可
動フレームF2 の印刷方向に対して直交する方向(印刷
幅方向)に不規則に振動したり揺動したりする現象を軽
減できる。
【0055】また各ギア2,6,4は、斜歯状のヘリカ
ルギア形式であるので、互いの歯筋(ギア歯の山部と谷
部)の一端から徐々に噛み合いが始まり、したがって噛
み合いによる衝撃が緩和されるとともに、互いの噛合ク
リアランスを、従来の平歯車の場合よりも接近させるこ
とができるので、バックラッシュ現象の発生を抑制で
き、印刷架台8の印刷方向に不規則に振動したり揺動し
たりする現象を軽減できる。
【0056】
【発明の効果】本発明の円圧式印刷装置は、印刷架台あ
るいは可動フレームの印刷方向(移動進行方向)に対し
て直交する印刷幅方向に不規則に振動したり揺動したり
する現象を軽減でき、また印刷架台あるいは可動フレー
ムの印刷方向(移動進行方向)に不規則に振動したり揺
動したりする現象を軽減でき、印刷画像に、印刷見当不
良やギア目状の印刷画像エラーが発生することを防止す
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1発明の円圧式印刷装置の概要側面
図、(b)は第1発明の円圧式印刷装置の概要平面図で
ある。
【図2】(a)は第2発明の円圧式印刷装置の概要側面
図、(b)は第2発明の円圧式印刷装置の概要平面図で
ある。
【図3】(a)は従来の円圧式印刷装置の概要側面図、
(b)は従来の円圧式印刷装置の概要平面図である。
【符合の説明】
1,11…ガイド 2,12…ラックギア 2a…平歯
状ギア歯 2h,12h…斜歯状ギア歯 3,13…印刷胴 3
a,13a…回転軸 4,14…連動回転ピニオンギア 4a…平歯状ギア歯 4h,14h…斜歯状ギア歯 5…ブランケット 6,16…補助ピニオンギア 6a…平歯状ギア歯 6b,16b…回転軸 6h,16h…斜歯状ギア歯
7,17…印刷ベース盤 8,18…印刷架台 9…駆動用ピニオンギア 9a…
平歯状ギア歯 F…装置本体フレーム F1 …サイドフレーム F2
可動フレーム F3 …可動サイドフレーム F4 …支持フレーム D…噛合ピッチサークル距離 L…ピッチサークル線
M…ピッチサークル接線 θ…斜歯状ギア歯の角度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイド1に沿って印刷胴3の下側を直線的
    に水平移動可能な印刷架台8と、該印刷架台8の印刷幅
    方向両端部に一体的に設けた斜歯状のラックギア2,2
    と、定位置で回転する前記印刷胴3の回転軸方向両端部
    に前記ラックギア2,2に噛合して連動回転する斜歯状
    の連動回転用ピニオンギア4,4とを備え、前記ラック
    ギア2,2に噛合して定位置で回転する斜歯状の補助ピ
    ニオンギア6,6を1乃至数個所に備えたことを特徴と
    する円圧式印刷装置。
  2. 【請求項2】定位置に固定状態の印刷架台18と、該印
    刷架台18の印刷幅方向両端部に一体的に設けた斜歯状
    のラックギア12,12と、ガイド11に沿って直線的
    に水平移動可能な可動フレームに軸支されて回転する印
    刷胴13の回転軸方向両端部に前記ラックギア12,1
    2に噛合して連動回転する斜歯状の連動回転用ピニオン
    ギア14,14とを備え、前記可動フレームに軸支され
    てラックギア12,12に噛合して回転する斜歯状の補
    助ピニオンギア16,16を1乃至数個所に備えたこと
    を特徴とする円圧式印刷装置。
  3. 【請求項3】前記補助ピニオンギア6,6、又は前記補
    助ピニオンギア16,16は、印刷幅方向あるいは印刷
    方向の振動・揺動を抑えるために使用され、連動用及び
    駆動用としては使用されていない請求項1又は請求項2
    記載の円圧式印刷装置。
JP23798594A 1994-09-30 1994-09-30 円圧式印刷装置 Pending JPH0899399A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001150630A (ja) * 1999-11-26 2001-06-05 Hisanori Nanba 印刷装置
JP2001215078A (ja) * 2000-02-01 2001-08-10 Lg Electronics Inc 冷蔵庫用液晶表示機器の設置角度調節装置
WO2006062107A1 (ja) * 2004-12-07 2006-06-15 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. 印刷機
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JP2018161695A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 セイコーエプソン株式会社 切断機構及び記録装置

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