JPH0899217A - バリ取り工具 - Google Patents

バリ取り工具

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Publication number
JPH0899217A
JPH0899217A JP23932794A JP23932794A JPH0899217A JP H0899217 A JPH0899217 A JP H0899217A JP 23932794 A JP23932794 A JP 23932794A JP 23932794 A JP23932794 A JP 23932794A JP H0899217 A JPH0899217 A JP H0899217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hammer
piston
deburring tool
rod
trigger
Prior art date
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Pending
Application number
JP23932794A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Morita
衆士 森田
Tsutomu Izawa
努 井沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP23932794A priority Critical patent/JPH0899217A/ja
Publication of JPH0899217A publication Critical patent/JPH0899217A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マニプレータ等により連続して湯口等をたた
き落とせるバリ取り工具を提供する。 【構成】 高速シリンダのロッド21の先端にハンマ2
2を固着し、ハンマ22を案内するための一対の保護ガ
イド23をシリンダ本体19に結合し、高速吸排気弁2
6を介してシリンダ本体19をエアタンクに接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバリ取り工具に関し、マ
ニプレータ等のアームの先端に取り付けて使用するよう
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】鋳物製品の製造を行うには、鋳造したあ
とに鋳物の型を分解して粗材を取り出し、その後にコン
ベアあるいはハンガにより移動させながら粗材を冷却
し、粗材と一体の湯口等の不要部を分離させる。このあ
と、粗材を種類ごとに仕分けし、表面を滑らかにするた
めに粗材にショットブラストを施し、機械加工を行う。
【0003】粗材から湯口やセキ等を分離させて除去す
るには、大形ハンマでたたいて折り取る方法と、エアハ
ンマでたたいて落とす方法と、ゲートペッカなどの専用
工具を用いて折り取る方法とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、いずれの場
合も高温下であって粉塵の多い環境下での作業となり、
作業者に大きな反力が加わりかつ騒音が大きいなどの悪
条件が重なることから、作業者の確保が困難である。
【0005】大形ハンマを用いる方法では、大きな力が
必要になり、除去した揚がりやバリのはね返りによって
負傷するおそれがあり、落下する湯口で足を負傷するお
それがあり、コンベア上でこの作業を行うと足元が不安
定である。
【0006】エアハンマを用いる方法では、打撃音が1
10〜115ホンと大きく、振動工具であるために長時
間使用できず、白ろう病の原因となり、振動のためにね
らいが付けにくくて粗材に穴を明けて不良にしてしまっ
たりする。
【0007】ゲートペッカを用いる方法では、粗材と湯
口の隙間などへ工具先端がうまく挿入できない場合は揚
がり等を除去できず、バリや揚がりの除去には使えず、
工具を押し付けて使用するために粗材をハンガなどに吊
り下げた状態で使用することができない。
【0008】そこで本発明は、斯る課題を解決したバリ
取り工具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成するため
の本発明の構成は、マニプレータ等のアームの先端に結
合されるバリ取り工具であって、アームの先端に高速シ
リンダのシリンダ本体を結合し、高速シリンダのロッド
の先端にハンマを固着し、ハンマを案内するガイドを設
けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】シリンダの内部のピストンの一方側へ高速でエ
アを送って他方側から大気中へエアを出すことによって
ロッドと共にハンマを移動させる。このハンマを湯口等
に衝突させることで湯口等をたたき折って粗材から分離
させる。逆に、ピストンの他方側へ高速でエアを送るこ
とによってハンマを反対方向へ移動させれば、次の湯口
等を落とすための準備ができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
【0012】(a)実施例1 本発明によるバリ取り工具の構成を、図1,図3に示
す。図3(b)に示すように、断面形状が略C字形のレ
ール1が紙面と直角な方向に沿って配設され、一対の車
輪2を有する軸3が一定の距離をおいて設けられるとと
もに軸3どうしが図示しないチェンを介して連結されて
いる。夫々の軸3にはチェン4を介してハンガ5が吊り
下げられ、ハンガ5のフックの部分に2つの粗材6が引
っ掛けられている。そして、図示しないチェンを引っ張
ることにより、粗材6はゆっくりとレール1に沿って間
欠的に移動する。
【0013】レール1の近傍にはマニプレータ7が設け
られ、マニプレータ7の近傍であってレール1の下方に
は吊り下げられた粗材6を下から持ち上げて粗材6を固
定する一対のリフト8が設けられる。リフト8は、鉛直
方向へ伸びるスライド面9を有する支柱10と、スライ
ド面9に沿って昇降自在に設けられるとともに粗材6を
支持するために水平方向へのびる複数のフォーク11を
有する昇降台12と、昇降台12を駆動するための図示
しないモータとで構成される。
【0014】マニプレータ7は以下のように構成され
る。床面に固定台13が固定され、固定台13上にはレ
ール1の長さ方向へストロークSだけスライド可能な移
動台14が設けられる。
【0015】移動台14上にはマスターマニプレータと
スレーブマニプレータとが設けられる。マスターマニプ
レータは鉛直軸である第1軸(イ)を中心として回動可
能なマスターマニプレータ本体15と、第2〜5軸
(ロ)〜(ホ)を中心として回動可能なアーム16とで
構成され、マスターマニプレータ本体15の内部にスレ
ーブマニプレータ17が設けられている。そして、アー
ム16の先端にバリ取り工具18が取り付けられてい
る。
【0016】アーム16とバリ取り工具18との間には
図示しないフローティング機構(実願平4−89244
号)が設けられる。このフローティング機構はバリ取り
工具18に加わる衝撃がアーム16へ伝わらないように
緩衝するためのものである。
【0017】バリ取り工具18の構造を図1に示す。高
速シリンダのシリンダ本体19がアーム16の先端に結
合され、シリンダ本体19にはピストン20とロッド2
1とが収容されている。このロッド21の先端にはハン
マ22が固着されている。ハンマ22は、ハンマ22で
一度に多くの湯口を落とすことができるように、また図
に示す斜め方向からハンマ22の位置が十分に見えてシ
リンダ本体19によってかくれることがないようにその
幅寸法Wが大きく設定されている。また、ハンマ22が
ロッド21を中心として回転するのを防止するために、
ロッド21及びロッド21が摺動するシリンダ本体19
の挿通孔の断面形状が四角形又は六角形に形成される。
なお、ピストン20及びシリンダ本体19内の断面形状
を楕円形又は四角形にしてもよい。このほか、ハンマ2
2が粗材自体をたたいてしまって粗材にキズを付けたり
穴をあけたりすることがないように防止するためにハン
マ22を案内する一対の保護ガイド23が設けられる。
図1(b)に示すように、ハンマ22の下部の両側を案
内するようにして保護ガイド23の一端がシリンダ本体
19に固着される。一方、シリンダ本体19は一対のエ
アホース24,25を介して高速吸排気弁26に接続さ
れ、高速吸排気弁26の開口部の一方はエアタンクに接
続され他方は大気中に開放されている。この高速吸排気
弁26を操作するために、図1(d)に示すようにマス
ターマニプレータ17のグリップ28の部分にトリガ2
7が設けられている。
【0018】このほか、レール1に沿って、その下方に
は粗材から分離させた湯口等を回収するためのコンベア
29が設けられる。
【0019】次に斯るバリ取り工具の作用を説明する。
図3において、ハンガ5に吊り下げられた粗材6がレー
ル1に沿って間欠的に移動する。そして、粗材6が停止
している時間内に昇降台11が上昇してフォーク11上
に粗材6を載せたあと、図3に示すように、バリ取り工
具18を水平にして鉛直方向へ突出する湯口等を水平方
向からハンマ22でたたき落としたり、あるいは第5軸
(ホ)を中心としていずれかの方向へバリ取り工具19
を90°回動させることによりバリ取り工具18を鉛直
に立て水平方向へ突出する湯口等をハンマ22でたたき
落とす。
【0020】以下に湯口等をたたき落とす際の作用を詳
細に説明する。まず一対の保護ガイド23の先端を粗材
6に当接させることによってハンマ22の動作方向を特
定する。次にトリガ27を押すことによって図1(a)
中のピストン20より右側の部屋へエアを送り込む。す
ると、ピストン20と共にハンマ22が保護ガイド23
に案内されて左方へ高速で移動し、湯口等をたたき落と
す。このとき、バリ取り工具18に大きな衝撃が加わる
が、図示しないフローティング機構が衝撃を吸収するの
でマニプレータのアーム16に衝撃が伝わることはな
い。また、ハンマ22の幅Wが大きいので、一度に2以
上の湯口等を落とすことができ、効率がよい。次に、ト
リガ27から手を離すと、トリガ27は図示しないバネ
により復帰し、高速吸排気弁26が切り換わることから
ピストン20の左側の部屋へエアが送り込まれる。この
ため、ピストン20と共にハンマ22が元の位置へ復帰
する。小さなバリは保護ガイド23によってかき落とす
ことができる。寸法誤差などにより粗材の位置が不安定
な場合にハンマ22が粗材そのものをたたいてしまう場
合がある。このような場合でもフローティング機構が存
在するので、アーム16に大きな衝撃力が伝わらず、粗
材の表面に沿って倣い加工をすることができる。
【0021】ハンマ22によって粗材6からたたき落と
された湯口等はフォーク11の間からコンベア29上へ
落下し、コンベア29によって回収される。
【0022】(b)実施例2 次に、バリ取り工具の実施例2を図2に示す。実施例2
は耐久性を向上させたものである。図のようにケース3
1の内部に高速シリンダのシリンダ本体19が固定さ
れ、ケース31の内部にはロッド21と平行なロッド3
2がリニアガイド33を介して移動自在に設けられる。
リニアガイド33の左端はシール材34を介してケース
31を貫通しており、その先端にハンド22が固着され
ている。そして、図示する角度から見てもケース31に
よってかくれることなくハンド22が見えるように、ハ
ンド22の幅Wは実施例1よりも大きく設定される。こ
のため、保護ガイド23としても実施例1より大きいも
のが用いられ、保護ガイド23はケース31に結合され
る。ロッド21とロッド32との右端は遊びを有する状
態に結合される。ロッド32に結合されたレバー35の
先端にロッド21の外径寸法よりも十分に大きい孔が形
成されるとともに当該孔にロッド21が挿通されてい
る。そして、一対のストッパ36,37とロックナット
38,38とによりレバー35の抜け止めがなされてい
る。レバー35とストッパ36,37との間には遊びと
して夫々約1mmの隙間が設けられている。
【0023】リニアガイド33としては、ハンマ22へ
のこじり作用などに対応するために剛性の高いものが採
用される。シリンダ本体19が高速吸排気弁26に接続
される等の点については実施例1と同じであるが大気中
へ開放されていた開口部が本実施例ではケース31内に
開放される。これは、ケース31内の圧力をケース31
外よりも高くして塵埃等がケース31内へ侵入するのを
防止するためである。
【0024】斯るバリ取り工具では、ハンマ22を固着
したロッド32がロッド21とは独立して設けられてお
り、バリ取り工具のハードな使用にも耐えられる。その
他の構成,作用は実施例1と同じなので説明を省略す
る。
【0025】なお、実施例1,2ではバリ取り工具をマ
ニプレータに取り付けた場合を示したが、ロボットに取
り付けてもよい。ロボットに取り付ける場合は、ハンマ
の操作はトリガに代えてリレーで行うことになる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、本発明に
よるバリ取り工具によれば高速シリンダのロッドに固着
したハンマによって湯口等をたたき落とすので、一般工
具では粗材から分離するのが困難な大きな湯口等を容易
に除去することができる。また、ハンマを案内する保護
ガイドを設けたので、誤ってハンマで粗材をたたいてキ
ズを付けたりすることなく湯口等をたたくことができ、
加工不良を生じるおそれが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバリ取り工具の実施例1に係り、
(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)はトリガの
説明図。
【図2】本発明によるバリ取り工具の実施例2の正面断
面図。
【図3】本発明によるバリ取り工具の実施例1に係り、
(a)はマニプレータに取り付けた状態を示す平面図、
(b)はその正面図。
【符号の説明】
18…バリ取り工具 19…シリンダ本体 21…ロッド 22…ハンマ 23…保護ガイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニプレータ等のアームの先端に結合さ
    れるバリ取り工具であって、 アームの先端に高速シリンダのシリンダ本体を結合し、
    高速シリンダのロッドの先端にハンマを固着し、ハンマ
    を案内するガイドを設けたことを特徴とするバリ取り工
    具。
JP23932794A 1994-10-04 1994-10-04 バリ取り工具 Pending JPH0899217A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23932794A JPH0899217A (ja) 1994-10-04 1994-10-04 バリ取り工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23932794A JPH0899217A (ja) 1994-10-04 1994-10-04 バリ取り工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0899217A true JPH0899217A (ja) 1996-04-16

Family

ID=17043078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23932794A Pending JPH0899217A (ja) 1994-10-04 1994-10-04 バリ取り工具

Country Status (1)

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JP (1) JPH0899217A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2245194A1 (es) * 2003-08-27 2005-12-16 Abilio Caetano Blasco Troceador manual e hidraulico para romper canales de colada.
CN107186284A (zh) * 2017-06-29 2017-09-22 江苏江顺精密机电设备有限公司 多工位铝棒剥皮机
CN108356253A (zh) * 2018-03-30 2018-08-03 重庆市永川区华益机械铸造有限责任公司 一种铸件成型装置
CN112122593A (zh) * 2020-10-07 2020-12-25 梁军平 铝合金铸件自动生产线

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