JPH0899203A - 多結晶質の切削用縁部を具備する割り出し自在のインサート - Google Patents

多結晶質の切削用縁部を具備する割り出し自在のインサート

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JPH0899203A
JPH0899203A JP26097194A JP26097194A JPH0899203A JP H0899203 A JPH0899203 A JP H0899203A JP 26097194 A JP26097194 A JP 26097194A JP 26097194 A JP26097194 A JP 26097194A JP H0899203 A JPH0899203 A JP H0899203A
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JP
Japan
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insert
cutting edge
chip breaker
cutting
polycrystalline
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26097194A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenneth G Noggle
ケネス・ジー・ノグル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Valenite LLC
Original Assignee
Valenite LLC
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チップブレーカがインサートの全周囲に沿っ
て伸延しそれにより、切削作業に使用するための多数の
側面を現示するという、真の意味での割り出し自在性を
有するインサートを提供すること。 【構成】 切れ刃20が、側壁と上面或は底面が交差す
る位置で上面及び或は底面の一部分を研削或は除去して
チップブレーカ22を形成することにより形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タングステンカーバイ
ド−多結晶質材料−タングステンカーバイドから成る割
り出し自在の切削用インサートに関する。タングステン
カーバイドは研削されてチップブレーカを形成しそれに
より、切れ刃として使用するための多結晶質材料が露呈
される。多結晶質材料はダイヤモンド、立方晶窒化硼素
(cBN)その他好適な多結晶質材料で良い。本発明は
更には、インサート本体に接着或はろう付けその他によ
り固着する必要の無い切削用インサートとしての多結晶
質複合材料の使用に関する。
【0002】
【従来技術】米国特許第5,193,948号には、ポ
ケットをインサートの1つの角部に形成し、このポケッ
トに、タングステンカーバイド−多結晶質材料−タング
ステンカーバイドから成るウエハーを接着してなる切削
用インサートが記載される。ウエハーの上表面は研削さ
れたチップブレーカを形成し、そこに多結晶質ダイヤモ
ンドの切削面が露呈される。この米国特許第5,19
3,948号の切削用インサートは、ポケットがインサ
ート本体の各角部に形成されこのポケットにウエハーが
接着されそれにより多結晶質の切れ刃を提供するのでな
い限り、真の意味で割り出し自在であるとは言えない。
更に、多数のポケットを形成しそこに多結晶質材料から
なるウエハーを接着するのは費用を要し然も時間浪費的
である。かくして、割り出し自在性に対する需要は満た
されていない。米国特許第4,854,784号には、
ダイヤモンドチップ付きの制御インサートが記載され、
この制御インサートには多結晶ダイヤモンド或は立方晶
窒化硼素が切れ刃材料として組み込まれており、インサ
ート基材には機械的なチップブレーカを別個に付設する
必要をなくす一体型のチップ制御部分が含まれる。この
米国特許の制御インサートは本発明とは、この制御イン
サートでは先ずチップブレーカーを形成し次いでインサ
ート本体に長孔を切込加工し、最後にこの長孔に多結晶
質材料を装入するという点で本発明と異なる。この配列
構成は高価で労働集約的であり、しかも多結晶質材料製
の切れ刃における真の意味での割り出し自在性を提供し
ない。米国特許第4,498,549号には、ロータリ
ードリルビット用の、基材とこの基材に接着された多孔
質材料とよりなる切削用部材が記載される。この切削用
部材、即ちドリルにはチップブレーカ部分が設けられ
ず、従って本発明のタングステンカーバイド−多結晶質
材料−タングステンカーバイド性のウエハーを使用する
ことは無い。米国特許第4,605,343号には、一
体型の金属製ヒートシンクを少なくとも外側のダイヤモ
ンド表面に接着し且つこれを覆って取り付けてなる焼結
多結晶質ダイヤモンド成形体が記載される。金属製のヒ
ートシンクは、この焼結多結晶質ダイヤモンド成形体を
使用して流体冷却材無しに物質除去のために使用する場
合のその寿命を増長させるために使用される。本発明は
乾燥状態での切削のための金属製のヒートシンクを必要
とすることは無い。更に、本発明は多結晶質材料がイン
サートの切れ刃位置に現れるようなインサートに割り出
し自在性を提供するのみならず、チップブレーカを提供
する。米国特許第4,899,922号には、ろう付け
され、熱的に安定な多結晶質ダイヤモンド成形体が記載
される。この多結晶質ダイヤモンド成形体は、相互に連
結した中空の孔を全体に分散してなるネットワークを具
備し、約700℃以上での液相を有する合金であり得る
充填金属にてロウ付けすることにより基材に接着され
る。ここには多結晶質材料製のウエハーを割り出し自在
性を有する金属製の切削用インサートとして使用するこ
とは開示されない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】チップブレーカがイン
サートの全周囲に沿って伸延しそれにより、切削作業に
使用するための多数の側面を現示するという、真の意味
での割り出し自在性を有するインサートを提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は超硬合金−多結
晶質材料−超硬合金よりなる割り出し自在の切削用イン
サートにして、そのチップブレーカ形状部分が1つの表
面に形成されそこに多結晶質材料がインサートの切れ刃
として露呈されてなる切削用インサートに関する。この
ように形成したインサートは真の意味で割り出し自在で
あり、多結晶質材料をインサートの前周囲に沿って切れ
刃として提示する。
【0005】
【実施例】同じ参照番号は同じ部分を表す図面を参照す
るに、特に図1にはインサート10が示され、上面12
と、底面14と、これら上面12及び底面間を実質的に
途切れることなく周回してインサートの胴部18を画定
してなる側壁16とを有している。インサートは多角形
形状で示されているが円形その他所望の任意形状のもの
であっても良い。都合上、しかしこれに限定するもので
はないが、側壁には更に側面セクション、即ちこの多角
形インサートではある角部から隣の角部へと伸延する側
壁部分が形成される。インサートが多角形ではない場合
には、インサートの側面セクションはそれが見える側に
向けて配向されてなる側壁の部分である。
【0006】インサートには更に、ダイヤモンド或はc
BNの如き多結晶質材料その他任意の好適な多結晶質材
料から形成した切れ刃20が含まれる。この切れ刃20
は、側壁と上面或は底面が交差する位置で上面及び或は
底面の一部分を研削或は除去してチップブレーカ22を
形成することにより形成される。かくして、本発明のイ
ンサートは、チップブレーカがインサートの全周囲に沿
って伸延しそれにより、切削作業に使用するための多数
の側面を現示するという、真の意味での割り出し自在性
を有する。チップブレーカは上面に研削加工され、凹面
形状を呈し、少なくとも1つの逃げ面30がチップブレ
ーカと一体化され且つ切れ刃に近接される。当業者に
は、任意形態のチップブレーカを上面に形成しそこに多
結晶質材料の切れ刃を露呈させ得ることを認識されよ
う。
【0007】図3を参照するに、図2の線3−3に沿っ
て切断しインサート胴部の構造を表してなるインサート
の断面図が示される。詳しくは、このインサート胴部は
超硬合金24製のウエハーと多結晶材料26と超硬合金
層28とよりなる複合ウエハーである。そのようなウエ
ハーは現在、インサート胴部として使用するために十分
大きな寸法のものを入手可能であり、一般にはDRIL
paxの商標名でユタ州プロヴォのスミスインターナシ
ョナル社の支社であるメガダイヤモンド社から製品とし
て手に入れることが出来る。多結晶質材料はダイヤモン
ドであるのが好ましいが、cBNやその他任意の好適な
多結晶質材料であり得る。ウエハーの超硬合金部分はタ
ングステンカーバイドであるのが好ましいが、その他の
超硬合金を使用しても良い。インサートはそのような複
合材量の素材を所望のインサートの厚さ及び寸法に加工
することにより形成される。所望の肉厚を達成した後、
チップブレーカを上面に加工し、そこに切れ刃として使
用するための多結晶質材料を露呈させる。作業に際し、
インサートをツールホルダにクランプ或はそうでない場
合には固定し、工作物を当業者に周知の任意の様式に於
て提示する。多結晶質材料製の切れ刃は高度に研磨性の
材料、例えばアルミニュームや高力鋼を切削する用途に
特に向いている。以上本発明を具体例を参照して説明し
たが、本発明の内で多くの変更を成し得ることを理解さ
れたい。
【0008】
【発明の効果】チップブレーカがインサートの全周囲に
沿って伸延しそれにより、切削作業に使用するための多
数の側面を現示するという、真の意味での割り出し自在
性を有するインサートが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインサートの斜視図である。
【図2】本発明のインサートの特徴を表す平面図であ
る。
【図3】図2を線3−3で切断した断面図である。
【符号の説明】
10 インサート 12 上面 14 底面 16 側壁 18 インサートの胴部 20 切れ刃 22 チップブレーカ 30 逃げ面 26 多結晶材料 28 超硬合金層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インサートの全周囲に沿って多結晶質材
    料製の切れ刃を有してなる割り出し自在の切削用インサ
    ートであって、 上面と、底面と、これら上面及び底面間を途切れること
    なく伸延して胴部を形成してなる側壁とを含み、 該胴部が超硬合金材料と多結晶質材料と超硬合金材料と
    から成る複合ウエハーからなり、 切れ刃が多孔質材料から形成され、 チップブレーカが切れ刃の後方に形成され、 該チップブレーカが超硬合金材料をインサートの、上面
    或は底面と側壁とが交差する位置に於て上面或は底面の
    少なくとも一方から一部分除去することにより形成され
    てなる割り出し自在の切削用インサート。
  2. 【請求項2】 多結晶質材料製の切れ刃が、多結晶ダイ
    ヤモンド、立方晶窒化硼素、それらの混合物から成る群
    から選択されてなる請求項1の割り出し自在の切削用イ
    ンサート。
  3. 【請求項3】 超硬合金材料がタングステンカーバイド
    である請求項1の割り出し自在の切削用インサート。
  4. 【請求項4】 インサートが多角形形状である請求項1
    の割り出し自在の切削用インサート。
  5. 【請求項5】 チップブレーカがチップブレーカと一体
    化され且つ切れ刃に近接してなる逃げ面を具備してなる
    請求項1の割り出し自在の切削用インサート。
JP26097194A 1994-10-03 1994-10-03 多結晶質の切削用縁部を具備する割り出し自在のインサート Withdrawn JPH0899203A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26097194A JPH0899203A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 多結晶質の切削用縁部を具備する割り出し自在のインサート

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JP26097194A JPH0899203A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 多結晶質の切削用縁部を具備する割り出し自在のインサート

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JPH0899203A true JPH0899203A (ja) 1996-04-16

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JP26097194A Withdrawn JPH0899203A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 多結晶質の切削用縁部を具備する割り出し自在のインサート

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003531019A (ja) * 2000-04-14 2003-10-21 サンドビック アクティエボラーグ めくら穴及びl字形固定ピンを備えたインサート用のピン固定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003531019A (ja) * 2000-04-14 2003-10-21 サンドビック アクティエボラーグ めくら穴及びl字形固定ピンを備えたインサート用のピン固定装置
JP4782352B2 (ja) * 2000-04-14 2011-09-28 サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ めくら穴及びl字形固定ピンを備えたインサート用のピン固定装置

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