JPH089872Y2 - 遠隔制御式回路しや断器 - Google Patents

遠隔制御式回路しや断器

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JPH089872Y2
JPH089872Y2 JP1987040549U JP4054987U JPH089872Y2 JP H089872 Y2 JPH089872 Y2 JP H089872Y2 JP 1987040549 U JP1987040549 U JP 1987040549U JP 4054987 U JP4054987 U JP 4054987U JP H089872 Y2 JPH089872 Y2 JP H089872Y2
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日出夫 諏原
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は遠隔制御式回路しや断器の改良に関するも
のである。
〔従来の技術〕
第13図乃至第18図は例えば実開昭61-168542号公報に
示される従来の遠隔制御式回路しや断器を示すものであ
り、第13図は両接点が開離したしや断器のオフ状態図、
第14図は両接点が閉じたしや断器のオン状態図、第15図
は引外し用ラツチが作動して両接点が開離したトリツプ
状態図、第16図は絶縁バリアを取付けた状態の第13図と
同じ図、第17図は第16図にマイクロスイツチ等を取付け
た状態図、第18図は遠隔操作の制御回路図を示す。
第13図〜第15図において、(1)はベース(1a)とカ
バー(1b)とからなるフレームで、各図はカバー(1b)
を外した図である。(2)はハンドル軸(2a)によりフ
レーム(1)に回転可能に取付けられる操作ハンドル
で、内部側に操作ピン(3)とリセツト用突起(4)と
を有する。(5)は一端の凹所(5a)が操作ピン(3)
にスライドかつ回転可能に係合される第1のリンク、
(6)は第1のリンク(5)の他端に一端が回転可能に
接続される第2のリンク、(7)は第2のリンク(6)
の他端に一端が回転可能に接続されかつ中間部をフレー
ム(1)の第1の枢支ピン(8)により回転可能に支持
される可動子枠、(9)は第1の枢支ピン(8)に枢支
される状態で可動子枠(7)に保持される可動接触子、
(10)は可動接点、(11)は固定接点で、アークランナ
ー(12)により、負荷端子(13)に接続される。(14)
はフレーム(1)の第2の枢支ピン(15)により中間部
を回転可能に支持されるレバーで、一端のリンクピン
(16)により第1のリンク(5)の中間部を支持する。
(17)はフレーム(1)の第3の枢支ピン(18)により
中間部を回転可能に支持される引外し用ラツチで、レバ
ー(14)の他端に係脱可能に係合する。(19)はレバー
(14)を引外し用ラツチ(17)に係合する方向(図中反
時計方向)に付勢するトリツプ用の駆動ばね、(20)は
引外し用ラツチ(17)をレバー(14)に係合する方向
(図中時計方向)に付勢するリセツト用の復帰ばね、
(21)は引外し用ラツチ(17)を作動する過電流検出装
置で、電磁石(21a)とバイメタル(21b)とからなる。
バイメタル(21b)は調節ネジ(22)により引外し用ラ
ツチ(17)の上方を復帰ばね(20)に抗して押圧し、電
磁石(21a)はプランジヤー(23)により引外し用ラツ
チ(17)の下方を復帰ばね(20)に抗して押圧する。
(24)はバイメタル(21b)に接続される電源端子、(2
5)は操作ハンドル(2)を遠隔制御信号によりオン、
オフ制御する操作用電磁石で、操作リンク(26)により
操作ハンドル(2)に連結される。(27)は操作用電磁
石(25)の制御回路用端子、(28)はアーク消弧室、
(29)はバイメタル(21b)と電磁石(21a)のコイルと
を接続する可撓銅撚線、(30)は電磁石(21a)のコイ
ルと可動接触子(9)とを接続する可撓銅撚線である。
第16図、第17図において、(31)は絶縁バリアで、フ
レーム(1)の内部を区画するようにベース(1a)に固
定される。(32)はオン−オフ切換用のマイクロスイツ
チの如き切換スイツチで、絶縁バリア(31)の位置決め
ピン(33)により位置決めされてねじなどの手段により
絶縁バリア(31)に固定される。(35)は切換スイツチ
(32)の作動片で、オン状態において操作ハンドル
(2)の切換スイツチ操作突出片(36)により押圧され
る。(37)はトリツプ時回路切離し用のマイクロスイツ
チで、絶縁バリア(31)の位置決めピン(38)により位
置決めされてねじなどの手段により絶縁バリア(31)に
固定される。(39)はマイクロスイツチ(37)の作動片
で、トリツプ時において矢印(40)の方向に移動するリ
ンクピン(16)に連動されるアクチユエータ(41)から
の解放により開放される。
つぎに動作を説明する。なお、第18図において、(4
2)は操作用電磁石(25)の操作用コイル、(43),(4
4)はそれぞれダイオードであり、第18図(イ)は第14
図のオン状態、第18図(ロ)は第13図のオフ状態、第18
図(ハ)は第15図のトリツプ状態にそれぞれ対応するも
のである。
まず第14図および第18図(イ)のオン状態において遠
隔オフ操作する場合を説明する。遠隔オフ操作するには
第18図(イ)の状態において端子(a)に正の直流電流
(遠隔制御信号)を流す。この時、この直流電流は操作
用コイル(42)、切換スイツチ(32)、ダイオード(4
3)、およびマイクロスイツチ(37)を通して端子
(c)に流れ、操作用コイル(42)はオフ方向に付勢さ
れる。これにより操作用電磁石(25)のプランジヤーは
矢印(45)方向に回転し、第1のリンク(5)がリンク
ピン(16)を支点として時計方向に回転し、第2のリン
ク(6)を介して可動子枠(7)が第1の枢支ピン
(8)を支点とし矢印(46)の方向に回転し、この可動
子枠(7)と共に可動接触子(9)が回転して可動接点
(10)が開離する。その際、レバー(14)と引外し用ラ
ツチ(17)とは各ばね(19),(20)により互いに押圧
されて係合しているので、両者の関係は変らない。この
間操作ハンドル(2)は反時計方向に回転し、アクチユ
エータ(35)により切換スイツチ(32)が第18図(ロ)
の位置へ切換えられ、第13図および第18図(ロ)のオフ
状態となる。このオフ状態では操作用電磁石(25)の吸
着力により各部材は第13図の状態に保持される。上述の
ように切換スイツチ(32)を切換えるのは長時間付勢に
よる操作用コイル(42)の焼損を防止するためである。
次に第13図および第18図(ロ)のオフ状態において遠
隔オン操作する場合を説明する。この時には負の直流電
流(遠隔制御信号)を端子(a)に供給する。換言すれ
ば正の直流電流を端子(b)に供給する。これにより操
作用コイル(42)はダイオード(44)および切換スイツ
チ(32)を通して流れる直流電流により第18図(イ)の
場合とは逆方向に付勢される。これにより操作用電磁石
(25)のプランジヤーは矢印(47)方向に回転し、第1
のリンク(5)がリンクピン(16)を支点として反時計
方向に回転し、第2のリンク(6)を介して可動子枠
(7)が第1の枢支ピン(8)を支点として矢印(48)
の方向に回転し、この可動子枠(7)と共に可動接触子
(9)が回転して可動接点(10)が閉じる。この間、操
作ハンドル(2)は時計方向に回動し、アクチユエータ
(35)により切換スイツチ(32)が第18図(イ)の位置
へ切換えられ、第14図および第18図(イ)のオン状態に
戻る。ここで切換スイツチ(32)を切換えるのも長時間
付勢による操作用コイル(42)の焼損を防止するわけで
ある。
さらに第14図および第18図(イ)のオン状態において
過電流が流れた場合を説明する。第14図(内部構造は第
13図参照)において電流は、電源端子(24)→バイメタ
ル(21b)→可撓銅撚線(29)→電磁石(21a)のコイル
→可撓銅撚線(30)→可動接触子(9)→可動接点(1
0)→固定接点(11)→負荷端子(13)と流れる。今、
過電流が流れてバイメタル(21b)が湾曲して調節ネジ
(22)で引外し用ラツチ(17)を復帰ばね(20)に抗し
て矢印(49)の方向に回動するか、あるいは電磁石(21
a)のプランジヤー(23)が作動して引外し用ラツチ(1
7)を復帰ばね(20)に抗して矢印(49)の方向に回動
すると、レバー(14)が引外し用ラツチ(17)から外れ
て駆動ばね(19)のばね力により第2の枢支ピン(15)
を支点として矢印(50)の方向に回転する。この時操作
ハンドル(2)は操作用電磁石(25)のオン位置での吸
着力に保持されているので操作ピン(3)は動かない。
よつて凹所(5a)が操作ピン(3)をスイラドしながら
係合した状態で操作ピン(3)を支点として第1のリン
ク(5)がリンクピン(16)と共に矢印(50)の方向に
回転し、第2のリンク(6)を介して可動子枠(7)が
第1の枢支ピン(8)を支点として矢印(46)の方向に
回転し、この可動子枠(7)と共に可動接触子(9)が
回転して可動接点(10)が開離する。これをトリツプ状
態といい、第15図に示す。
この第15図に示すトリツプ状態では、図示しないがリ
ンクピン(16)によりアクチユエータ(41)が回転して
マイクロスイツチ(37)の作動片(39)を解放するの
で、第18図(ハ)に示すように操作用電磁石(25)が遠
隔制御回路から切離される「トリツプ状態」となる。従
つて、この「トリツプ状態」では操作用電磁石(25)に
よる操作はできず、リセツト操作は操作ハンドル(2)
の手動オフ操作により行なう。この時切換スイツチ(3
2)、マイクロスイツチ(37)は第18図(ロ)の状態に
戻る。第15図において操作ハンドル(2)を(リセツ
ト)オフ操作すると、操作ハンドル(2)の操作ピン
(3)が第1のリンク(5)を第2のリンク(6)の一
端を回転中心として回転させるのでリンクピン(16)即
ちレバー(14)を駆動ばね(19)に抗して矢印(51)の
方向に回転させ、最終的に引外し用ラツチ(17)に係止
させる。この時引外し用ラツチ(17)も復帰ばね(20)
により復帰している。このレバー(14)の復帰により第
1のリンク(5)は向きを変えるにとどまるので第2の
リンク(6)以降には変化はない。従つて第13図に示す
オフ状態に戻る。
このようなこの種の遠隔制御式回路しや断器では、操
作用電磁石(25)の通電時間を大きくとると操作用コイ
ル(42)の磁束を長い時間使用できて開閉機構を確実に
動作させることができるものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の遠隔制御式回路しや断器では、二
個のマイクロスイツチ(32),(37)を備えているが、
一方のマイクロスイツチ(37)をトリツプ時回路切離し
用として使用するために、遠隔制御信号の切換えは実質
的に他方のマイクロスイツチ(32)のみにより行ない、
かつオン→オフ、オフ→オンの操作通電時間の調整はマ
イクロスイツチ(32)の作動片(35)に係合する切換ス
イツチ操作突出片(36)の形状を変えることにより行な
つているので、オン→オフの操作通電時間を長くすると
オフ→オンの操作通電時間が短くなり、逆にオフ→オン
の操作通電時間を長くするとオン→オフの操作通電時間
が短くなつて、オン→オフ、オフ→オンの操作通電時間
を両方共長くすることができなかつた。そのためにオン
→オフ、オフ→オンの操作通電時間が長くならない分、
操作用電磁石(25)の永久磁石として高価な残留磁束密
度の大きいものを使用して開閉機構の確実な動作を図ら
なければならず、製造コストが高いという問題点があつ
た。
この考案はかかる問題点を解決するためになされたも
ので、二個のスイツチを両方共遠隔制御信号の切換え用
として使用してオン→オフ,オフ→オンの操作通電時間
の両方共長くすることにより、操作通電時間がオン→オ
フ,オフ→オンの一方が短いことによって操作用電磁石
の永久磁石として高価な残留磁束密度の大きいものを使
用する従来のものに比べてコストダウンが図れる遠隔制
御式回路しや断器を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る遠隔制御式回路しや断器は、オン状態
とトリツプ状態で開放しかつオフ状態で閉じるように操
作ハンドルあるいは操作用電磁石により切換えられる第
1の切換スイツチと、オフ状態とトリツプ状態で開放し
かつオン状態で閉じるように可動接触子により切換えら
れる第2の切換スイツチとを有し、両切換スイツチは互
いに並列関係にあつて操作用コイルには直列に接続さ
れ、さらにオン状態からオフ状態に切換わる時には可動
接触子の変位の終端近傍で第2の切換スイツチが開放し
かつ第1の切換スイツチは操作ハンドルの変位の始端近
傍で閉じるようにすると共にオフ状態からオン状態に切
換わる時には操作ハンドルの変位の終端近傍で第1の切
換スイツチが開放しかつ第2の切換スイツチは可動接触
子の変位の始端近傍で閉じるようにしたものである。
〔作用〕
この考案においては、二個のスイツチを両方共遠隔制
御信号の切換え用として使用することにより、一方をオ
ン→オフの操作通電時間を長くとるためのオフ操作専用
スイツチとしてまた他方をオフ→オンの操作通電時間を
長くとるためのオン操作専用スイツチとしてそれぞれ使
えるので、オン→オフ、オフ→オンの操作通電時間を両
方共長くすることができる。
〔考案の実施例〕
この考案の一実施例を第1図乃至第12図について説明
する。第1図は両接点が閉じたしや断器のオン状態図、
第2図は両接点が開離したしや断器のオフ状態図、第3
図は引外し用ラツチが作動して両接点が開離したトリツ
プ状態図、第4図は第1の切換スイツチの開放状態を示
す図、第5図は第4図を右からみた図、第6図は第1の
切換スイツチの閉じた状態を示す図、第7図は第6図を
右からみた図、第8図は第2の切換スイツチの閉じた状
態を示す図、第9図は第8図を左からみた図、第10図は
第2の切換スイツチの開放状態を示す図、第11図は第10
図を左からみた図、第12図は遠隔操作の制御回路図であ
り、前記従来のものと同一または相当部分には同一符号
を付して説明を省略する。図において(52)はオン−オ
フ切換用のマイクロスイツチの如き第1の切換スイツチ
で、その作動片(52a)が操作ハンドル(2)に連繋さ
れる第1のリンク(5)の突出片(5A)により開閉駆動
される。この第1の切換スイツチ(52)は第1図のしや
断器オン状態および第3図のしや断器トリツプ状態では
第4図、第5図に示すように突出片(5A)により押圧さ
れて開放し、第2図のしや断器オフ状態では第6図、第
7図に示すように突出片(5A)より解放されて閉じてい
る。突出片(5A)と作動片(52a)との関係は、操作ハ
ンドル(2)のオン操作時にその変位の終端近傍で第1
の切換スイツチ(52)が開放するように設定されてい
る。(53)はオン−オフ切換用のマイクロスイツチの如
き第2の切換スイツチで、その作動片(53a)が可動接
触子(9)に連繋される可動子枠(7)の突出片(7A)
により開閉駆動される。この第2の切換スイツチ(53)
は第1図のしや断器オン状態では第8図、第9図に示す
ように突出片(7A)より解放されて閉じ、第2図のしや
断器オフ状態および第3図のしや断器トリツプ状態では
第10図、第11図に示すように突出片(7A)により押圧さ
れて開放している。突出片(7A)と作動片(53a)との
関係は、可動接触子(9)のオフ動作時にその変位の終
端近傍で第2の切換スイツチ(53)が開放するように設
定されている。なお、第1の切換スイツチ(52)と第2
の切換スイツチ(53)とは、第12図に示すように互いに
並列関係にあつて操作用コイル(42)には直列に接続さ
れている。
次に動作について説明する。なお、第12図において、
(イ)は第1図のオン状態、(ロ)は第2図のオフ状
態、(ハ)は第3図のトリツプ状態にそてぞれ対応する
ものである。
まず、第1図、第4図、第8図および第12図(イ)の
オン状態において遠隔オフ操作する場合を説明する。遠
隔オフ操作するには第12図(イ)の状態において端子
(a)に正の直流電流(遠隔制御信号)を流す。この
時、この直流電流は操作用コイル(42)、第2の切換ス
イツチ(53)、およびダイオード(44)を通して端子
(c)に流れ、操作用コイル(42)はオフ方向に付勢さ
れる。これにより操作用電磁石(25)のプランジヤーは
矢印(45)の方向に回転し、第1のリンク(5)がリン
クピン(16)を支点として第1図および第4図中矢印
(54)の方向に回転し、第2のリンク(6)を介して可
動子枠(7)が第1の枢支ピン(8)を支点として矢印
(46)の方向に回転し、この可動子枠(7)と共に可動
接触子(9)が回転して可動接点(10)が開離する。第
4図に示すように第1のリンク(5)が矢印(54)の方
向に回転するとき、第1の切換スイツチ(52)の作動片
(52a)が突出片(5A)から解放されて第1の切換スイ
ツチ(52)が第2図、第6図および第12図(ロ)に示す
ように閉じる。また第8図に示すように可動子枠(7)
が矢印(46)の方向に回転するとき、第2の切換スイツ
チ(53)の作動片(53a)が突出片(7A)により押圧さ
れて第2の切換スイツチ(53)が第2図、第10図および
第12図(ロ)に示すように開放するが、この第2の切換
スイツチ(53)の開放は可動接触子(9)の変位の終端
近傍で行なわれるので、第12図(イ)におけるオン→オ
フの操作通電時間が長くなる。
次に、第2図、第6図、第10図および第12図(ロ)の
オフ状態において遠隔オン操作する場合を説明する。こ
の時には負の直流電流(遠隔制御信号)を端子(a)に
供給する。これにより操作用コイル(42)はダイオード
(43)および第1の切換スイツチ(52)を通して流れる
直流電流により第12図(イ)の場合とは逆方向に付勢さ
れる。これにより操作用電磁石(25)のプランジヤーは
矢印(47)の方向に回転し、第1のリンク(5)がリン
クピン(16)を支点として第6図中矢印(55)の方向に
回転し、第2のリンク(6)を介して可動子枠(7)が
第1の枢支ピン(8)を支点として第2図および第10図
中矢印(56)の方向に回転し、この可動子枠(7)と共
に可動接触子(9)が回転して可動接点(10)が閉じ
る。第6図に示すように第1のリンク(5)が矢印(5
5)の方向に回転するとき、第1の切換スイツチ(52)
の作動片(52a)が突出片(5A)により押圧されて第1
の切換スイツチ(52)が第1図、第4図および第12図
(イ)に示すように開放するが、この第1の切換スイツ
チ(52)の開放は操作ハンドル(2)の変位の終端近傍
で行なわれるので、第12図(ロ)におけるオフ→オンの
操作通電時間が長くなる。また第10図に示すように可動
子枠(7)が矢印(56)の方向に回転するとき、第2の
切換スイツチ(53)の作動片(53a)が突出片(7A)よ
り解放されて第2の切換スイツチ(53)が第1図、第8
図および第12図(イ)に示すように閉じる。
なお、第3図および第12図(ハ)に示すトリツプ状態
では、第1の切換スイツチ(52)は第4図に示すように
オン位置にある操作ハンドル(2)によつて開放状態と
なり、また第2の切換スイツチ(53)は第10図に示すよ
うにオフ状態にある可動接触子(9)によつて開放状態
となるので、操作用電磁石(25)は遠隔制御信号から切
離される「トリツプ状態」となる。
上記実施例では第1の切換スイツチ(52)を操作ハン
ドル(2)に連繋される第1のリンク(5)の突出片
(5A)により開閉駆動されるものを示したが、操作ハン
ドル(2)自身に突出片(5A)を設けてもよいし、ある
いは操作ピン(3)を突出片(5A)として利用してもよ
いし、要するに操作ハンドル(2)、操作リンク(26)
と連繋して回転(矢印(54),(55)の方向)する部材
を設けてこれを突出片(5A)として利用すればよい。
また、上記実施例では第2の切換スイツチ(53)を可
動接触子(9)に連繋される可動子枠(7)の突出片
(7A)により開閉駆動されるものを示したが、可動接触
子(9)自身に突出片(7A)を設けてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば二個のスイツチを両
方共遠隔制御信号の切換え用として使用してオン→オ
フ,オフ→オンの操作通電時間の両方共長くすることに
より、操作通電時間がオン→オフ,オフ→オンの一方が
短いことによって操作用電磁石の永久磁石として高価な
残留磁束密度の大きいものを使用する従来のものに比べ
てコストダウンが図れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す両接点が閉じたしや
断器のオン状態図、第2図は両接点が開離したしや断器
のオフ状態図、第3図は引外し用ラツチが作動して両接
点が開離したトリツプ状態図、第4図は第1の切換スイ
ツチの開放状態を示す図、第5図は第4図を右からみた
図、第6図は第1の切換スイツチの閉じた状態を示す
図、第7図は第6図を右からみた図、第8図は第2の切
換スイツチの閉じた状態を示す図、第9図は第8図を左
からみた図、第10図は第2の切換スイツチの開放状態を
示す図、第11図は第10図を左からみた図、第12図は遠隔
操作の制御回路図、第13図は従来のものを示す両接点が
開離したしや断器のオフ状態図、第14図は両接点が閉じ
たしや断器のオン状態図、第15図は引外し用ラツチが作
動して両接点が開離したトリツプ状態図、第16図は絶縁
バリアを取付けた状態の第13図と同じ図、第17図は第16
図にマイクロスイツチ等を取付けた状態図、第18図は遠
隔操作の制御回路図である。 図において、(2)は操作ハンドル、(9)は可動接触
子、(10)は可動接点、(25)は操作用電磁石、(42)
は操作用コイル、(52)は第1の切換スイツチ、(53)
は第2の切換スイツチである。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作ハンドルとこの操作ハンドルにより開
    閉されかつしゃ断器接点の可動側を構成する可動接触子
    とを有する遮断器本体と、遠隔制御信号により付勢され
    る操作用コイルを有しかつ前記操作ハンドルを開閉操作
    する操作用電磁石と、前記操作用コイルに接続されて前
    記遠隔制御信号の前記操作用コイルへの通電方向を切換
    える切換スイッチとを備えた遠隔制御式回路しゃ断器に
    おいて、 前記切換スイッチを、互いに並列関係にあって前記操作
    用コイルには直列に接続される第1の切換スイッチと第
    2の切換スイッチとで構成し、 前記第1の切換スイッチは前記遮断器本体のオン状態と
    トリップ状態とで開放しかつオフ状態で閉じるように前
    記操作ハンドルあるいは前記操作用電磁石により切換え
    られ閉じることにより前記操作用コイルに前記操作ハン
    ドルを閉操作する方向の通電を可能とし、前記第2の切
    換スイッチは前記遮断器本体のオフ状態とトリップ状態
    とで開放しかつオン状態で閉じるように前記可動接触子
    により切換えられ閉じることにより前記操作用コイルに
    前記操作ハンドルを開操作する方向の通電を可能とし、 さらに前記遮断器本体がオン状態からオフ状態に切換わ
    る時には前記可動接触子の変位の終端近傍で前記第2の
    切換スイッチが開放し、オフ状態からオン状態に切換わ
    る時には前記操作ハンドルの変位の終端近傍で前記第1
    の切換スイッチが開放するようにした ことを特徴とする遠隔制御式回路しゃ断器。
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