JPH0898704A - 履物の胛被 - Google Patents
履物の胛被Info
- Publication number
- JPH0898704A JPH0898704A JP6261068A JP26106894A JPH0898704A JP H0898704 A JPH0898704 A JP H0898704A JP 6261068 A JP6261068 A JP 6261068A JP 26106894 A JP26106894 A JP 26106894A JP H0898704 A JPH0898704 A JP H0898704A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- instep
- heel
- counter
- stitched
- sewn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 胛被の胛の表面に、胛被の踵部に挿入されて
いるカウンターの端線が表れないようにし、胛被の外観
の美しい靴を得る。 【構成】 胛被の胛裏を胛全体に（踵部まで延長）貼着
し、更にその上に腰裏を縫着し、胛と腰裏との間にカウ
ンターを挿入した履物の胛被。
いるカウンターの端線が表れないようにし、胛被の外観
の美しい靴を得る。 【構成】 胛被の胛裏を胛全体に（踵部まで延長）貼着
し、更にその上に腰裏を縫着し、胛と腰裏との間にカウ
ンターを挿入した履物の胛被。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は靴の胛被、特にソフト合
皮における踵部の外観向上に関するものである。
皮における踵部の外観向上に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】婦人用パンプスにおける胛被は、最近厚
みの薄い柔らかいソフトタイプの素材が多く用いられて
いる。理由は外観上ソフトな感じがすると同時に履用者
の足に良く馴染み軽いからである。こうした素材を用い
て胛被を縫製する際は、先ず、胛被となる素材を部品ご
とに平面形状に裁断し、胛の前胛部の裏面に固い先芯を
貼着、胛と胛裏（12）を下押さえ縫いし、胛裏（12）を
熱圧着、踵部には外踵飾りを縫着し後に胛と腰裏とを縫
着しその間にカウンターを挿入し、カウンタードレッサ
ーにてヒールの形状を整え保形することにより胛被を制
作する。
みの薄い柔らかいソフトタイプの素材が多く用いられて
いる。理由は外観上ソフトな感じがすると同時に履用者
の足に良く馴染み軽いからである。こうした素材を用い
て胛被を縫製する際は、先ず、胛被となる素材を部品ご
とに平面形状に裁断し、胛の前胛部の裏面に固い先芯を
貼着、胛と胛裏（12）を下押さえ縫いし、胛裏（12）を
熱圧着、踵部には外踵飾りを縫着し後に胛と腰裏とを縫
着しその間にカウンターを挿入し、カウンタードレッサ
ーにてヒールの形状を整え保形することにより胛被を制
作する。
【０００３】カウンターは足の踵の振れを防止し安定性
を持たせる理由から外踵飾りより少し大きめのカウンタ
ーを使用することが多い。上記の如く縫製した胛被を靴
型に被着し、靴底を貼着又は縫着又は熱可塑性配合樹脂
を射出して、胛被と一体にした履物を製造する。
を持たせる理由から外踵飾りより少し大きめのカウンタ
ーを使用することが多い。上記の如く縫製した胛被を靴
型に被着し、靴底を貼着又は縫着又は熱可塑性配合樹脂
を射出して、胛被と一体にした履物を製造する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来技術に記載した厚
みの薄い柔らかいソフトタイプの素材を使用した場合に
は、胛と腰裏の間に挿入されているカウンターの端線
（10）が胛被の胛の表面に線状となって表れる。その理
由として次のことが挙げられる。カウンターはサーモカ
ウンター（皮革屑をプレスで固め感熱性糊に浸漬処理を
施したもの）を使用しており、カウンターの端は出来る
だけ薄くしてあるが、プレス成形品の為若干厚みがばら
ついている。さらに感熱性糊に浸漬処理して乾燥してい
るので糊層を一定にすることが出来ず端の方が厚くなっ
ている場合があるからである。
みの薄い柔らかいソフトタイプの素材を使用した場合に
は、胛と腰裏の間に挿入されているカウンターの端線
（10）が胛被の胛の表面に線状となって表れる。その理
由として次のことが挙げられる。カウンターはサーモカ
ウンター（皮革屑をプレスで固め感熱性糊に浸漬処理を
施したもの）を使用しており、カウンターの端は出来る
だけ薄くしてあるが、プレス成形品の為若干厚みがばら
ついている。さらに感熱性糊に浸漬処理して乾燥してい
るので糊層を一定にすることが出来ず端の方が厚くなっ
ている場合があるからである。
【０００５】上記カウンターとは異なる、ホットメルト
層／ＥＶＡシート／ホットメルト層と三層に貼り合わせ
たシートを月型形状に裁断し、端を鋤いたカウンターを
使用しても、鋤きむらがあり、同じように胛の表面にカ
ウンターの端線が表れる。（図１の仮想線参照）特に胛
の踵部分の表面に縫着する外踵飾りの端部がカウンター
より内部（小さい）にくる場合はこの現象が著しい。本
発明はこの様な欠点を解消し、外観の美しいソフト感の
ある胛被を有する靴を提供するものである。
層／ＥＶＡシート／ホットメルト層と三層に貼り合わせ
たシートを月型形状に裁断し、端を鋤いたカウンターを
使用しても、鋤きむらがあり、同じように胛の表面にカ
ウンターの端線が表れる。（図１の仮想線参照）特に胛
の踵部分の表面に縫着する外踵飾りの端部がカウンター
より内部（小さい）にくる場合はこの現象が著しい。本
発明はこの様な欠点を解消し、外観の美しいソフト感の
ある胛被を有する靴を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決する為の手段】足形状に縫製した胛被を靴
型に被着し、靴底を貼着又は縫着又は熱可塑性配合樹脂
を射出して一体にした履物を製造する際、胛に縫着する
胛裏を踵部まで全体的にした胛被である。
型に被着し、靴底を貼着又は縫着又は熱可塑性配合樹脂
を射出して一体にした履物を製造する際、胛に縫着する
胛裏を踵部まで全体的にした胛被である。
【０００７】
【作用】胛被の胛に縫着する胛裏を踵部まで全体的延長
したことによって胛の表面に表れるカウンターの端線を
防止出来る。
したことによって胛の表面に表れるカウンターの端線を
防止出来る。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。胛
被（１）の胛（２）には柔らかいソフト感のある合皮を
用い、該胛（２）の踵部（４）には同じ合皮の外踵飾り
（５）を縫着した。胛裏（３）にはウレタンホームの厚
み３ｍｍにトリコットナイロンを貼り合わせた生地を使
用した。この胛（２）と胛裏（３）とをホットメルトに
て貼着したのである。従来の胛裏（３）（図４の（ロ）
参照）は胛（２）の爪先（６）から踏付部（７）の端ま
での貼着であったが、上述した欠点を解消する為に、本
実施においては当然胛裏（３）を全体的に、即ち爪先
（６）から踵部（４）まで延長し貼着している。
被（１）の胛（２）には柔らかいソフト感のある合皮を
用い、該胛（２）の踵部（４）には同じ合皮の外踵飾り
（５）を縫着した。胛裏（３）にはウレタンホームの厚
み３ｍｍにトリコットナイロンを貼り合わせた生地を使
用した。この胛（２）と胛裏（３）とをホットメルトに
て貼着したのである。従来の胛裏（３）（図４の（ロ）
参照）は胛（２）の爪先（６）から踏付部（７）の端ま
での貼着であったが、上述した欠点を解消する為に、本
実施においては当然胛裏（３）を全体的に、即ち爪先
（６）から踵部（４）まで延長し貼着している。
【０００９】該、胛（２）と胛裏（３）とホットメルト
にて貼着した胛（２）に腰裏（８）を縫着し、胛（２）
と腰裏（８）との間にカウンター（９）を挿入後、カウ
ンタードレッサーにてヒールの形状を整え保形するとに
より胛被（１）を制作した。該、胛被（１）を靴型に被
着して、靴底（11）を貼着又は縫着又は熱可塑性配合樹
脂を射出して、胛被（１）と一体にした履物を製造する
のであるが、今回実施した靴底（11）は別工程にて制作
した靴底（11）を貼着した。
にて貼着した胛（２）に腰裏（８）を縫着し、胛（２）
と腰裏（８）との間にカウンター（９）を挿入後、カウ
ンタードレッサーにてヒールの形状を整え保形するとに
より胛被（１）を制作した。該、胛被（１）を靴型に被
着して、靴底（11）を貼着又は縫着又は熱可塑性配合樹
脂を射出して、胛被（１）と一体にした履物を製造する
のであるが、今回実施した靴底（11）は別工程にて制作
した靴底（11）を貼着した。
【００１０】
【効果】胛裏を従来と異なり胛全体（踵部まで延長す
る）に貼着したことによって、カウンターの端線が胛の
表に表れない。さらに靴の内部は胛裏と腰裏とがダブル
為にボリューム感とともに柔らかいソフト感がある。胛
には柔らかい合皮を使用しており腰が弱く保形性に多少
問題があったが、胛裏と腰裏にはそれぞれに３ｍｍのウ
レタンホームが貼り合わせてある為に、保形性が向上し
外観の美しい胛被によって消費者の購買意欲を向上させ
ている。
る）に貼着したことによって、カウンターの端線が胛の
表に表れない。さらに靴の内部は胛裏と腰裏とがダブル
為にボリューム感とともに柔らかいソフト感がある。胛
には柔らかい合皮を使用しており腰が弱く保形性に多少
問題があったが、胛裏と腰裏にはそれぞれに３ｍｍのウ
レタンホームが貼り合わせてある為に、保形性が向上し
外観の美しい胛被によって消費者の購買意欲を向上させ
ている。
【図１】本発明の胛被にて製造した履物の斜視図。
【図２】図１のＡ断面矢視図（従来の胛被を示す）。
【図３】図１のＡ断面矢視図（本発明の胛被を示す）。
【図４】（イ）本発明の胛裏の縫製前の平面図。 （ロ）従来の胛裏の縫製前の平面図。
１ 胛被 ２ 胛 ３ 胛裏 ４ 踵部 ５ 外踵飾り ６ 爪先 ７ 踏付部 ８ 腰裏 ９ カウンター １０ カウンターの端線（仮想線） １１．靴底 １２．従来の胛裏
Claims (1)
- 【請求項１】 足形状に縫製した胛被（１）を靴型に被
着し、靴底（11）を貼着又は縫着又は熱可塑性配合樹脂
を射出して一体にした履物を製造する際、胛（２）に縫
着する胛裏（３）を踵部（４）まで全体的にしたことを
特徴とする履物の胛被（１）。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6261068A JPH0898704A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 履物の胛被 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6261068A JPH0898704A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 履物の胛被 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0898704A true JPH0898704A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17356639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6261068A Pending JPH0898704A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 履物の胛被 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0898704A (ja) |
-
1994
- 1994-09-29 JP JP6261068A patent/JPH0898704A/ja active Pending
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