JPH0897625A - マイクロストリップアンテナ - Google Patents
マイクロストリップアンテナInfo
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- JPH0897625A JPH0897625A JP23474294A JP23474294A JPH0897625A JP H0897625 A JPH0897625 A JP H0897625A JP 23474294 A JP23474294 A JP 23474294A JP 23474294 A JP23474294 A JP 23474294A JP H0897625 A JPH0897625 A JP H0897625A
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- Japan
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- antenna
- electrode
- microstrip antenna
- insulating layer
- ground electrode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 組み立て部品及び製造工程を削減し、かつ、
アンテナエレメント用プリント配線板を必要とせずに製
造することにより、製造コストの低減が可能なマイクロ
ストリップアンテナを提供する。 【構成】 給電部４を備えるアンテナ電極１及びこのア
ンテナ電極１と絶縁層２を介して対向している接地電極
３をモールド樹脂８でモールドし、かつ、このモールド
樹脂８によりレドーム７を形成してなるマイクロストリ
ップアンテナであって、前記絶縁層２を前記モールド樹
脂８により形成していることを特徴とするマイクロスト
リップアンテナ。
アンテナエレメント用プリント配線板を必要とせずに製
造することにより、製造コストの低減が可能なマイクロ
ストリップアンテナを提供する。 【構成】 給電部４を備えるアンテナ電極１及びこのア
ンテナ電極１と絶縁層２を介して対向している接地電極
３をモールド樹脂８でモールドし、かつ、このモールド
樹脂８によりレドーム７を形成してなるマイクロストリ
ップアンテナであって、前記絶縁層２を前記モールド樹
脂８により形成していることを特徴とするマイクロスト
リップアンテナ。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星通信、移動体通信
等に使用されるマイクロストリップアンテナに関する。
等に使用されるマイクロストリップアンテナに関する。
【０００２】
【従来の技術】車両、船舶等の移動体用のナビゲーショ
ンシステムでは、衛星からの送信電波を受信する小型ア
ンテナが使用されている。この小型アンテナに適するア
ンテナの一種としてマイクロストリップアンテナがあ
り、実用化されている。
ンシステムでは、衛星からの送信電波を受信する小型ア
ンテナが使用されている。この小型アンテナに適するア
ンテナの一種としてマイクロストリップアンテナがあ
り、実用化されている。
【０００３】マイクロストリップアンテナは、通常、受
信する波長の１／２の寸法のアンテナ電極とそれより大
きい接地電極を備えていて、アンテナ電極の形状には角
形、円形等があり、その形状を工夫することにより受信
周波数の広帯域化が図られている。
信する波長の１／２の寸法のアンテナ電極とそれより大
きい接地電極を備えていて、アンテナ電極の形状には角
形、円形等があり、その形状を工夫することにより受信
周波数の広帯域化が図られている。
【０００４】従来のマイクロストリップアンテナは、図
６に示すように、絶縁層２２の上面にアンテナ電極２
１、下面に接地電極２３を形成したアンテナエレメント
用プリント配線板３０を、保護カバー２７に収納し、ネ
ジ２８で固定して形成されている。そして、アンテナ電
極２１と接続している給電ピン２４により受信した信号
が外部に伝送できるように構成されている。そして、増
幅機能を持たせたい場合には、図７に示すように、上記
の図６に示したアンテナエレメント用プリント配線板３
０の下面にアンプ回路３１を備えるアンプ用プリント配
線板３２をネジ２８で固定したものがある。この図７の
場合、アンテナ電極２１と導通している給電ピン２４の
下端２６を半田付けによりアンプ回路３１に接続し、さ
らに、アンプ回路３１に給電線３３を接続して、受信し
た信号を増幅してから外部に伝送するよう構成されてい
る。図６及び図７の保護カバー２７はレドームとよば
れ、環境からアンテナ電極２１、接地電極２３等を保護
する役割をしていて、電波を通す材質で作られている。
６に示すように、絶縁層２２の上面にアンテナ電極２
１、下面に接地電極２３を形成したアンテナエレメント
用プリント配線板３０を、保護カバー２７に収納し、ネ
ジ２８で固定して形成されている。そして、アンテナ電
極２１と接続している給電ピン２４により受信した信号
が外部に伝送できるように構成されている。そして、増
幅機能を持たせたい場合には、図７に示すように、上記
の図６に示したアンテナエレメント用プリント配線板３
０の下面にアンプ回路３１を備えるアンプ用プリント配
線板３２をネジ２８で固定したものがある。この図７の
場合、アンテナ電極２１と導通している給電ピン２４の
下端２６を半田付けによりアンプ回路３１に接続し、さ
らに、アンプ回路３１に給電線３３を接続して、受信し
た信号を増幅してから外部に伝送するよう構成されてい
る。図６及び図７の保護カバー２７はレドームとよば
れ、環境からアンテナ電極２１、接地電極２３等を保護
する役割をしていて、電波を通す材質で作られている。
【０００５】このような、従来のマイクロストリップア
ンテナでは、プリント配線板を、別途製造された保護カ
バー（レドーム）に収納し、ネジ等の組み立て部品を用
いて組み立てる工程が必要であり、また、上面にアンテ
ナ電極、下面に接地電極を形成したアンテナエレメント
用プリント配線板を準備する必要があった。このプリン
ト配線板は、両面金属箔張り絶縁基板を用いて、孔明
け、めっき、エッチング等の複雑な製造工程により製造
されるため、そのコストは高くならざるをえなかった。
このように従来のマイクロストリップアンテナでは、組
み立て工程、組み立て部品及びアンテナエレメント用プ
リント配線板が必要であるために、その製造コストが高
くなるという問題があった。
ンテナでは、プリント配線板を、別途製造された保護カ
バー（レドーム）に収納し、ネジ等の組み立て部品を用
いて組み立てる工程が必要であり、また、上面にアンテ
ナ電極、下面に接地電極を形成したアンテナエレメント
用プリント配線板を準備する必要があった。このプリン
ト配線板は、両面金属箔張り絶縁基板を用いて、孔明
け、めっき、エッチング等の複雑な製造工程により製造
されるため、そのコストは高くならざるをえなかった。
このように従来のマイクロストリップアンテナでは、組
み立て工程、組み立て部品及びアンテナエレメント用プ
リント配線板が必要であるために、その製造コストが高
くなるという問題があった。
【０００６】なお、上記の問題を解決する手段の一つと
して、本発明者らは特願平６−６４１９４号において、
アンテナ電極及び接地電極を有するアンテナエレメント
用プリント配線板を樹脂でモールドし、かつ、このモー
ルドによりレドームを形成してなるアンテナユニットを
提案しているが、この提案では、依然としてアンテナエ
レメント用プリント配線板を使用しているため、製造コ
ストの低減が不十分であるという問題があった。
して、本発明者らは特願平６−６４１９４号において、
アンテナ電極及び接地電極を有するアンテナエレメント
用プリント配線板を樹脂でモールドし、かつ、このモー
ルドによりレドームを形成してなるアンテナユニットを
提案しているが、この提案では、依然としてアンテナエ
レメント用プリント配線板を使用しているため、製造コ
ストの低減が不十分であるという問題があった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
組み立て部品及び製造工程を削減し、かつ、アンテナエ
レメント用プリント配線板を必要とせずに製造すること
により、製造コストの低減が可能なマイクロストリップ
アンテナを提供することである。
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
組み立て部品及び製造工程を削減し、かつ、アンテナエ
レメント用プリント配線板を必要とせずに製造すること
により、製造コストの低減が可能なマイクロストリップ
アンテナを提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る発明のマ
イクロストリップアンテナは、給電部を備えるアンテナ
電極及びこのアンテナ電極と絶縁層を介して対向してい
る接地電極を樹脂でモールドし、かつ、このモールド樹
脂によりレドームを形成してなるマイクロストリップア
ンテナであって、前記絶縁層を前記モールド樹脂により
形成していることを特徴としている。
イクロストリップアンテナは、給電部を備えるアンテナ
電極及びこのアンテナ電極と絶縁層を介して対向してい
る接地電極を樹脂でモールドし、かつ、このモールド樹
脂によりレドームを形成してなるマイクロストリップア
ンテナであって、前記絶縁層を前記モールド樹脂により
形成していることを特徴としている。
【０００９】請求項２に係る発明のマイクロストリップ
アンテナは、請求項１記載のマイクロストリップアンテ
ナにおいて、給電部が絶縁層及び接地電極に設けられた
開口部を貫通していて、給電部の下端は前記開口部より
突出していて、かつ、給電部と接地電極が前記開口部に
おいて絶縁されていることを特徴としている。
アンテナは、請求項１記載のマイクロストリップアンテ
ナにおいて、給電部が絶縁層及び接地電極に設けられた
開口部を貫通していて、給電部の下端は前記開口部より
突出していて、かつ、給電部と接地電極が前記開口部に
おいて絶縁されていることを特徴としている。
【００１０】請求項３に係る発明のマイクロストリップ
アンテナは、請求項１または請求項２記載のマイクロス
トリップアンテナにおいて、給電部を、アンテナ電極の
切り起こし片により形成していることを特徴としてい
る。
アンテナは、請求項１または請求項２記載のマイクロス
トリップアンテナにおいて、給電部を、アンテナ電極の
切り起こし片により形成していることを特徴としてい
る。
【００１１】請求項４に係る発明のマイクロストリップ
アンテナは、請求項１、請求項２または請求項３記載の
マイクロストリップアンテナにおいて、アンテナ電極及
び／または接地電極に通孔を備えていることを特徴とし
ている。
アンテナは、請求項１、請求項２または請求項３記載の
マイクロストリップアンテナにおいて、アンテナ電極及
び／または接地電極に通孔を備えていることを特徴とし
ている。
【００１２】
【作用】請求項１に係る発明のマイクロストリップアン
テナは、給電部を備えるアンテナ電極及びこのアンテナ
電極と絶縁層を介して対向している接地電極をモールド
樹脂でモールドし、かつ、このモールド樹脂によりレド
ームを形成してなるマイクロストリップアンテナであっ
て、前記絶縁層を前記モールド樹脂により形成している
ので、従来のマイクロストリップアンテナでは必要であ
ったネジ等の組み立て部品が不要である。また、成形の
みで製造できるので、従来の組み立て工程が削減でき
る。さらに、アンテナ電極と接地電極間の絶縁層をモー
ルド樹脂により形成しているので、アンテナエレメント
用プリント配線板を必要とせずに製造することができ
る。
テナは、給電部を備えるアンテナ電極及びこのアンテナ
電極と絶縁層を介して対向している接地電極をモールド
樹脂でモールドし、かつ、このモールド樹脂によりレド
ームを形成してなるマイクロストリップアンテナであっ
て、前記絶縁層を前記モールド樹脂により形成している
ので、従来のマイクロストリップアンテナでは必要であ
ったネジ等の組み立て部品が不要である。また、成形の
みで製造できるので、従来の組み立て工程が削減でき
る。さらに、アンテナ電極と接地電極間の絶縁層をモー
ルド樹脂により形成しているので、アンテナエレメント
用プリント配線板を必要とせずに製造することができ
る。
【００１３】請求項２に係る発明のマイクロストリップ
アンテナは、請求項１記載のマイクロストリップアンテ
ナにおいて、給電部が絶縁層及び接地電極に設けられた
開口部を貫通していて、給電部の下端は前記開口部より
突出していて、かつ、給電部と接地電極が前記開口部に
おいて絶縁されているので、この給電部の下端とアンプ
回路とを容易に接続できる。
アンテナは、請求項１記載のマイクロストリップアンテ
ナにおいて、給電部が絶縁層及び接地電極に設けられた
開口部を貫通していて、給電部の下端は前記開口部より
突出していて、かつ、給電部と接地電極が前記開口部に
おいて絶縁されているので、この給電部の下端とアンプ
回路とを容易に接続できる。
【００１４】請求項３に係る発明のマイクロストリップ
アンテナは、請求項１または請求項２記載のマイクロス
トリップアンテナにおいて、給電部を、アンテナ電極の
切り起こし片により形成しているので、給電部とアンテ
ナ電極を接続する工程が省略できる。
アンテナは、請求項１または請求項２記載のマイクロス
トリップアンテナにおいて、給電部を、アンテナ電極の
切り起こし片により形成しているので、給電部とアンテ
ナ電極を接続する工程が省略できる。
【００１５】請求項４に係る発明のマイクロストリップ
アンテナは、請求項１、請求項２または請求項３記載の
マイクロストリップアンテナにおいて、アンテナ電極及
び／または接地電極に通孔を備えているので、比重が大
きい電極材料の使用量が通孔の体積分だけ減ることにな
るのでマイクロストリップアンテナの軽量化ができる。
また、通孔をアンテナ電極に設けることは、この通孔が
モールド樹脂で充填されるため、アンテナ電極の上のレ
ドームとアンテナ電極の下の絶縁層とをモールド樹脂で
結合して、マイクロストリップアンテナの強度を向上さ
せる働きをする。
アンテナは、請求項１、請求項２または請求項３記載の
マイクロストリップアンテナにおいて、アンテナ電極及
び／または接地電極に通孔を備えているので、比重が大
きい電極材料の使用量が通孔の体積分だけ減ることにな
るのでマイクロストリップアンテナの軽量化ができる。
また、通孔をアンテナ電極に設けることは、この通孔が
モールド樹脂で充填されるため、アンテナ電極の上のレ
ドームとアンテナ電極の下の絶縁層とをモールド樹脂で
結合して、マイクロストリップアンテナの強度を向上さ
せる働きをする。
【００１６】
【実施例】以下、本発明を実施例として示した図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【００１７】図１は本発明のマイクロストリップアンテ
ナの一実施例を示す断面図である。図１にみるように、
この実施例のマイクロストリップアンテナは、給電部４
を備えるアンテナ電極１及びこのアンテナ電極１と絶縁
層２を介して対向している接地電極３をモールド樹脂８
でモールドし、かつ、このモールド樹脂８によりレドー
ム７を形成し、前記絶縁層２もモールド樹脂８により形
成されている。
ナの一実施例を示す断面図である。図１にみるように、
この実施例のマイクロストリップアンテナは、給電部４
を備えるアンテナ電極１及びこのアンテナ電極１と絶縁
層２を介して対向している接地電極３をモールド樹脂８
でモールドし、かつ、このモールド樹脂８によりレドー
ム７を形成し、前記絶縁層２もモールド樹脂８により形
成されている。
【００１８】また、本実施例のマイクロストリップアン
テナでは、給電部４は金属ピンであり、この給電部４と
アンテナ電極１とは螺合等の方法で密接するよう構成さ
れている。そして、この給電部４が絶縁層２を貫通し、
さらに接地電極３に設けられた開口部５を貫通し、給電
部４の下端６は前記開口部５より下に突出していて、か
つ、給電部４と接地電極３は前記開口部５においてモー
ルド樹脂８により絶縁されている。このように本実施例
では、給電部４の下端６が開口部５より下に突出してい
るので、外部のアンプ回路と容易に接続することができ
る。
テナでは、給電部４は金属ピンであり、この給電部４と
アンテナ電極１とは螺合等の方法で密接するよう構成さ
れている。そして、この給電部４が絶縁層２を貫通し、
さらに接地電極３に設けられた開口部５を貫通し、給電
部４の下端６は前記開口部５より下に突出していて、か
つ、給電部４と接地電極３は前記開口部５においてモー
ルド樹脂８により絶縁されている。このように本実施例
では、給電部４の下端６が開口部５より下に突出してい
るので、外部のアンプ回路と容易に接続することができ
る。
【００１９】本実施例における、アンテナ電極１及び接
地電極３の材質は、導電性があれば特に限定はされず、
例えば、アルミニウム、鉄、銅、ステンレス鋼等の金属
板を用いることができる。モールド樹脂８は、電波を遮
断しないものであれば特に限定はされないが、低誘電損
失、成形のしやすさ等の点から、フッ素樹脂、ポリカー
ボネート、ポリフェニレンオキサイド（ＰＰＯ）、ポリ
プロピレン（ＰＰ）、ポリブチレンテレフタレート（Ｐ
ＢＴ）、ＡＢＳ等の熱可塑性樹脂が好ましい。
地電極３の材質は、導電性があれば特に限定はされず、
例えば、アルミニウム、鉄、銅、ステンレス鋼等の金属
板を用いることができる。モールド樹脂８は、電波を遮
断しないものであれば特に限定はされないが、低誘電損
失、成形のしやすさ等の点から、フッ素樹脂、ポリカー
ボネート、ポリフェニレンオキサイド（ＰＰＯ）、ポリ
プロピレン（ＰＰ）、ポリブチレンテレフタレート（Ｐ
ＢＴ）、ＡＢＳ等の熱可塑性樹脂が好ましい。
【００２０】本実施例のマイクロストリップアンテナの
製造方法については、特に限定するものではないが、図
２（ａ）に示すように絶縁層２と開口部５を備える接地
電極３をまずモールドにより一体化して、前記開口部５
と連通する給電部４の通過口１１を備えた成形品を作製
し、次いで、得られた成形品に給電部４を備えるアンテ
ナ電極１を装着して、２回目のモールドをしてレドーム
７を形成して図２（ｂ）に示すマイクロストリップアン
テナを得るという方法により製造できる。この場合、レ
ドーム７と絶縁層２を異なる種類のモールド樹脂８で形
成するようにしてもよい。モールド樹脂８としてフッ素
樹脂、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキサイド
（ＰＰＯ）、ポリプロピレン（ＰＰ）、ポリブチレンテ
レフタレート（ＰＢＴ）、ＡＢＳを用い、電極材質とし
て銅または鉄を用いて、図１に示す構成のマイクロスト
リップアンテナを作製したところ、従来のマイクロスト
リップアンテナと同等のアンテナ利得等のアンテナ性能
が得られることが確認できた。
製造方法については、特に限定するものではないが、図
２（ａ）に示すように絶縁層２と開口部５を備える接地
電極３をまずモールドにより一体化して、前記開口部５
と連通する給電部４の通過口１１を備えた成形品を作製
し、次いで、得られた成形品に給電部４を備えるアンテ
ナ電極１を装着して、２回目のモールドをしてレドーム
７を形成して図２（ｂ）に示すマイクロストリップアン
テナを得るという方法により製造できる。この場合、レ
ドーム７と絶縁層２を異なる種類のモールド樹脂８で形
成するようにしてもよい。モールド樹脂８としてフッ素
樹脂、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキサイド
（ＰＰＯ）、ポリプロピレン（ＰＰ）、ポリブチレンテ
レフタレート（ＰＢＴ）、ＡＢＳを用い、電極材質とし
て銅または鉄を用いて、図１に示す構成のマイクロスト
リップアンテナを作製したところ、従来のマイクロスト
リップアンテナと同等のアンテナ利得等のアンテナ性能
が得られることが確認できた。
【００２１】図３はアンテナ電極１の例を示す斜視図で
あり、図３（ａ）は角形の金属板で形成されていアンテ
ナ電極１と金属ピンにより形成されている給電部４がネ
ジ止めにより接続されている。図３（ｂ）は給電部４
を、アンテナ電極１の切り起こし片９により形成してお
り、給電部４とアンテナ電極を接続する工程が省略でき
る。
あり、図３（ａ）は角形の金属板で形成されていアンテ
ナ電極１と金属ピンにより形成されている給電部４がネ
ジ止めにより接続されている。図３（ｂ）は給電部４
を、アンテナ電極１の切り起こし片９により形成してお
り、給電部４とアンテナ電極を接続する工程が省略でき
る。
【００２２】図４はアンテナ電極１の他の例を示す斜視
図であり、角形の金属板に金属ピンにより形成されてい
る給電部４がネジ止めされ、かつ、複数の通孔１０が設
けられている。この図４のアンテナ電極１では、通孔１
０の体積分の電極材料が不要となり、比重が大きい電極
材料の使用量が減ることでマイクロストリップアンテナ
の軽量化ができる。また、この通孔１０がモールド樹脂
で充填されるため、図１における、アンテナ電極１の上
のレドーム７とアンテナ電極１の下の絶縁層２とがモー
ルド樹脂８で結合され、マイクロストリップアンテナの
強度が向上する。
図であり、角形の金属板に金属ピンにより形成されてい
る給電部４がネジ止めされ、かつ、複数の通孔１０が設
けられている。この図４のアンテナ電極１では、通孔１
０の体積分の電極材料が不要となり、比重が大きい電極
材料の使用量が減ることでマイクロストリップアンテナ
の軽量化ができる。また、この通孔１０がモールド樹脂
で充填されるため、図１における、アンテナ電極１の上
のレドーム７とアンテナ電極１の下の絶縁層２とがモー
ルド樹脂８で結合され、マイクロストリップアンテナの
強度が向上する。
【００２３】図５は接地電極３の一例を示す斜視図であ
り、角形の金属板に開口部５及び複数の通孔１０が設け
られている。この図５のアンテナ電極１では、通孔１０
の体積分の電極材料が不要となり、比重が大きい電極材
料の使用量が減ることでマイクロストリップアンテナの
軽量化ができる。
り、角形の金属板に開口部５及び複数の通孔１０が設け
られている。この図５のアンテナ電極１では、通孔１０
の体積分の電極材料が不要となり、比重が大きい電極材
料の使用量が減ることでマイクロストリップアンテナの
軽量化ができる。
【００２４】
【発明の効果】請求項１に係る発明のマイクロストリッ
プアンテナは、上記のように構成されているので、従来
のマイクロストリップアンテナでは必要であったネジ等
の組み立て部品が不要である。また、成形のみで製造で
きるので、従来の組み立て工程が削減できる。さらに、
アンテナ電極と接地電極間の絶縁層をモールド樹脂によ
り形成しているので、アンテナエレメント用プリント配
線板を必要とせずに製造することができる。従って、製
造コストの削減が可能となる。
プアンテナは、上記のように構成されているので、従来
のマイクロストリップアンテナでは必要であったネジ等
の組み立て部品が不要である。また、成形のみで製造で
きるので、従来の組み立て工程が削減できる。さらに、
アンテナ電極と接地電極間の絶縁層をモールド樹脂によ
り形成しているので、アンテナエレメント用プリント配
線板を必要とせずに製造することができる。従って、製
造コストの削減が可能となる。
【００２５】請求項２に係る発明のマイクロストリップ
アンテナは、上記のように構成されているので、接地電
極に設けられた開口部を貫通して、突出している給電部
の下端はアンプ回路と容易に接続できる。
アンテナは、上記のように構成されているので、接地電
極に設けられた開口部を貫通して、突出している給電部
の下端はアンプ回路と容易に接続できる。
【００２６】請求項３に係る発明のマイクロストリップ
アンテナは、請求項１または請求項２記載のマイクロス
トリップアンテナにおいて、給電部を、アンテナ電極の
切り起こし片により形成しているので、給電部とアンテ
ナ電極を接続する工程が省略できる。
アンテナは、請求項１または請求項２記載のマイクロス
トリップアンテナにおいて、給電部を、アンテナ電極の
切り起こし片により形成しているので、給電部とアンテ
ナ電極を接続する工程が省略できる。
【００２７】請求項４に係る発明のマイクロストリップ
アンテナは、請求項１、請求項２または請求項３記載の
マイクロストリップアンテナにおいて、アンテナ電極及
び／または接地電極に通孔を備えており、比重が大きい
電極材料の使用量が通孔の体積分だけ減ることになるの
でマイクロストリップアンテナの軽量化ができる。ま
た、通孔をアンテナ電極に設けた場合には、この通孔が
モールド樹脂で充填されるため、アンテナ電極の上のレ
ドームとアンテナ電極の下の絶縁層とをモールド樹脂で
結合して、マイクロストリップアンテナの強度が向上す
る。
アンテナは、請求項１、請求項２または請求項３記載の
マイクロストリップアンテナにおいて、アンテナ電極及
び／または接地電極に通孔を備えており、比重が大きい
電極材料の使用量が通孔の体積分だけ減ることになるの
でマイクロストリップアンテナの軽量化ができる。ま
た、通孔をアンテナ電極に設けた場合には、この通孔が
モールド樹脂で充填されるため、アンテナ電極の上のレ
ドームとアンテナ電極の下の絶縁層とをモールド樹脂で
結合して、マイクロストリップアンテナの強度が向上す
る。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】本発明の実施例の製造工程を示す説明図であ
り、（ａ）は最初のモールド後の成形品の断面図、
（ｂ）は２回目のモールド後の成形品の断面図である。
り、（ａ）は最初のモールド後の成形品の断面図、
（ｂ）は２回目のモールド後の成形品の断面図である。
【図３】（ａ）及び（ｂ）共に本発明に使用するアンテ
ナ電極の例を示す斜視図である。
ナ電極の例を示す斜視図である。
【図４】本発明に使用するアンテナ電極の他の例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図５】本発明に使用する接地電極の例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図６】従来例を示す断面図である。
【図７】他の従来例を示す断面図である。
１ アンテナ電極 ２ 絶縁層 ３ 接地電極 ４ 給電部 ５ 開口部 ６ 下端 ７ レドーム ８ モールド樹脂 ９ 切り起こし片 １０ 通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 窪井 良行 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 給電部（４）を備えるアンテナ電極
（１）及びこのアンテナ電極（１）と絶縁層（２）を介
して対向している接地電極（３）をモールド樹脂（８）
でモールドし、かつ、このモールド樹脂（８）によりレ
ドーム（７）を形成してなるマイクロストリップアンテ
ナであって、前記絶縁層（２）を前記モールド樹脂
（８）により形成していることを特徴とするマイクロス
トリップアンテナ。 - 【請求項２】 給電部（４）が絶縁層（２）を貫通し、
さらに接地電極（３）に設けられた開口部（５）を貫通
し、給電部（４）の下端（６）は前記開口部（５）より
突出していて、かつ、給電部（４）と接地電極（３）が
前記開口部（５）において絶縁されていることを特徴と
する請求項１記載のマイクロストリップアンテナ。 - 【請求項３】 給電部（４）を、アンテナ電極（１）の
切り起こし片（９）により形成していることを特徴とす
る請求項１または請求項２記載のマイクロストリップア
ンテナ。 - 【請求項４】 アンテナ電極（１）及び／または接地電
極（３）に通孔（１０）を備えていることを特徴とする
請求項１、請求項２または請求項３記載のマイクロスト
リップアンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23474294A JPH0897625A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | マイクロストリップアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23474294A JPH0897625A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | マイクロストリップアンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0897625A true JPH0897625A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16975653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23474294A Pending JPH0897625A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | マイクロストリップアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0897625A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-09-29 JP JP23474294A patent/JPH0897625A/ja active Pending
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| JP2013066143A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-04-11 | Sharp Corp | 無線通信機器、表示装置、テレビ受像機及び共振周波数調整方法 |
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|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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