JPH0897569A - 二重成形の電子機器筺体 - Google Patents

二重成形の電子機器筺体

Info

Publication number
JPH0897569A
JPH0897569A JP25485694A JP25485694A JPH0897569A JP H0897569 A JPH0897569 A JP H0897569A JP 25485694 A JP25485694 A JP 25485694A JP 25485694 A JP25485694 A JP 25485694A JP H0897569 A JPH0897569 A JP H0897569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
outer cover
molded
double
covers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25485694A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryokichi Munakata
良吉 宗像
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ando Electric Co Ltd filed Critical Ando Electric Co Ltd
Priority to JP25485694A priority Critical patent/JPH0897569A/ja
Publication of JPH0897569A publication Critical patent/JPH0897569A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 上面カバー1と下面カバー2の内面を熱可塑
性樹脂、外面を熱可塑性エラストマーで二重成形し、耐
衝撃、防塵構造を得る。 【構成】 内カバー1A・2Aを硬質材で成形し、外カ
バー1B・2Bを軟質材で内カバー1A・2Aに二重成
形により熱融着で一体成形する。筺体として適切な強度
が確保でき、軽量化が図れる。上面カバー1と下面カバ
ー2の接合面は弾性をもって密着し、防塵性に優れ、パ
ッキンを不要とする。外カバー2Bの底部に一体で防振
性の突起13を形成できる。上面カバー1に開口部を設
け外カバー1Bが前記開口部の縁を被う形で表示器3に
密着させ防塵する。不透明体の外カバー1Bに穴をあ
け、前記穴の同軸上の内カバー1Aに透明体の突起を設
け、突起に発光体24を配置して防塵する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、二重成形の電子機器
筺体についてのものである。この発明による電子機器筺
体は、熱可塑性樹脂と熱可塑性エラストマーを熱融着で
一体成形することにより衝撃を和らげ、防塵を容易にで
きる
【0002】
【従来の技術】次に、従来技術による電子機器筺体の構
成を図5により説明する。図5アは筺体の平面図であ
り、図5イは正面図であり、図5ウは図5アの断面図で
ある。図5の31は上面カバー、32は下面カバーであ
る。
【0003】図5では、上面カバー31の縁部には凸部
33が全周にわたり形成される。下面カバー32の縁部
には凸部33が入る凹部34が全周にわたり形成され
る。上面カバー31の凸部33と下面カバー32の凹部
34を重ねることにより箱状の筺体を形成する。凸部3
3と凹部34の間には、防塵効果を増すため、凹部34
にゴムのパッキン35を挿入しておく。
【0004】上面カバー31には開口穴37が設けられ
内面から表示器38が取付けられ、上面カバー31と表
示器38の間にはパッキン39を入れる。上面カバー3
1には穴40が設けられ、内面からプリント基板42に
搭載したラバースイッチ41が取付けられる。下面カバ
ー32の底部にはゴム足36が取り付けられる。
【0005】図6は図5のAA矢視断面の部分拡大図で
ある。図6では、上面カバー31には、穴43が設けら
れ内面からプリント基板に搭載した発光ダイオード44
が取付けられ、発光ダイオード44の周囲は防塵用のパ
ッキン45が設けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の筺体では、ゴム
足36で筺体に加わる衝撃を吸収する構造になってい
る。また、パッキン35、パッキン39、ラバースイッ
チ41、パッキン45で筺体内に入る塵を防止する工夫
がされている。
【0007】しかし、図5の構成は部品の点数が多く、
組立や位置決めに時間がかかるという問題がある。した
がって、防振・防塵に優れた簡易な構造の電子機器筺体
が要望されている。
【0008】この発明は、上下面カバーのそれぞれの内
カバーを硬質の合成樹脂材で成形し、前記上下面カバー
のそれぞれの外カバーを軟質の合成樹脂材で前記上下面
カバーのそれぞれの内カバーに熱融着して一体に成形す
ることにより、防振・防塵に優れた簡易な構造の電子機
器筺体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明は、内カバー1Aを硬質の合成樹脂材で成
形し、外カバー1Bを軟質の合成樹脂材で内カバー1A
に熱融着して一体に成形する上面カバー1と、内カバー
2Aを硬質の合成樹脂材で成形し、外カバー2Bを軟質
の合成樹脂材で内カバー2Aに熱融着して一体に成形す
る下面カバー2とを備え、上面カバー1と下面カバー2
とを着脱可能に筺体を形成する。
【0010】
【作用】前述の構成に依れば、外カバーは軟質材である
ので、防振・防塵性がある。さらに、内カバーを硬質の
合成樹脂で成形し、筺体として適切な強度が確保でき、
軽量化が図れる。
【0011】この発明による筺体を応用すれば、上面カ
バーと下面カバーの接合面は弾性をもって密着し、防塵
性に優れ、パッキンを不要とする。また、下面カバーの
外カバーの底部に一体で防振性の支持足を形成できる。
また、上面カバーに開口部を設け外カバーが前記開口部
の縁を被う形で表示器に密着させれば、防塵できる。ま
た、不透明体の外カバーに穴をあけ、前記穴の同軸上の
内カバーに透明体の突起を設け、突起に発光体を配置す
れば防塵できる。さらに、外カバーに一体で弾性ボタン
をつければ、スイッチも防塵できる。外カバーに突起を
出し、プリント基板を実装すれば、前記突起は弾性体で
あるので、プリント基板への衝撃を和らげることができ
る。
【0012】
【実施例】次に、この発明による電子機器筺体の構成を
図1の実施により説明する。図1アは筺体の平面図であ
り、図1イは正面図であり、図1ウは図1アの断面図で
ある。図1の1は上面カバー、2は下面カバーである。
【0013】上面カバー1は内カバー1Aと外カバー1
Bで構成し、下面カバー2は内カバー2Aと外カバー2
Bで構成する。内カバー1A・2Aは硬質の合成樹脂材
で成形する。内カバー1Aには、例えば、ポリカーボネ
ートなどの熱可塑性樹脂を使用する。なお、前記ポリカ
ーボネイトに透明体を使用すれば、後述するように発光
体の表示に都合がよい。内カバー2Aには、ABSまた
はポリカーボネートの熱可塑性樹脂を使用する。
【0014】外カバー1B・2Bは軟質の合成樹脂材で
成形する。軟質の合成樹脂材は例えば、熱可塑性エラス
トマーを使用する。内カバー1Aと外カバー1Bを二重
成形により熱融着で一体成形し、内カバー2Aと外カバ
ー2Bを二重成形により熱融着で一体成形する。前記上
面カバー1と前記下面カバーを組み合わせて筺体を形成
する。このような構成とすることで耐衝撃性と防塵構造
を兼ね備える筺体となる。
【0015】次に、この発明による筺体の特徴部分を説
明する。図1ウに示されるように、外カバー1Bの第1
の縁部に凸部11を形成し、外カバー2Bの第2の縁部
に凸部11が入る凹部12を形成する。軟質の凸部11
に軟質の凹部12が嵌合し、密封性の高い筺体となる。
また、上部カバー1の内カバー1Aには、内カバー1A
と一体に成形されたボス21が内部に突出し、ボス21
の端部に雌ねじを形成する。下面カバー2の穴22に雄
ねじ23を挿入し、締め付けることにより箱状の筺体が
形成される。すなわち、上面カバー1と下面カバー2と
を着脱可能に筺体を形成する
【0016】また、図1では、外カバー2Bの底面に支
持足となる複数の突起13を形成しているので、従来の
ように支持足を下面カバーに組み立てる必要がない。
【0017】内カバー1Aに開口部14を形成し、開口
部14の縁を被う形で外カバー1Bに第2の開口部15
を形成する。内カバー1Aの開口部14の内側に密着す
る形で表示器3を取り付ける。すなわち、従来のように
表示器の周囲にパッキンを配置することなく、簡易な構
造で防塵できる。
【0018】図2は図1のAA矢視断面の部分拡大図で
ある。図2では外カバー1Bを不透明樹脂材で形成し、
内カバー1Aを例えば、透明ポリカーボネイトなどの透
明樹脂材で形成する。内カバー1Aの内部に内カバー1
Aを部分的に突出させ、前記突出部16に例えば、チッ
プ形発光ダイオードなどの発光体24を配置する。突出
部16の対向部となる外カバー1Bに窓をあけ、発光体
24を点灯すれば、突出部16を光が通過し、前記窓か
ら点灯が確認できる。
【0019】図3は図1のBB矢視断面の部分拡大図で
ある。図3では、外カバー1Bに操作ボタン17を設け
る。操作ボタン17は外カバー1Bと一体成形される。
操作ボタン17の周囲は溝が形成され、操作ボタン17
の裏面には突起を設ける。操作ボタン17の部分の内カ
バー1Aは前記溝より大きな穴を設ける。操作ボタン1
7は上面から力を加えることにより沈み、力を除去すれ
ば弾性で復帰する。前記突起の同軸上にはタッチスイッ
チをもつプリント基板を配置する。操作ボタン17を押
すとタッチスイッチは通電する。図3では従来のラーバ
ースイッチに比べ、防塵性に優れている。
【0020】図4は図1の部分拡大断面図である。図4
では、筺体内にプリント基板4を実装する。外カバー1
Bの内部に外カバー1Bと一体で突出する支柱となる複
数の突起18を形成し、複数の突起18にプリント基板
4を実装する。突起18は弾性をもつ軟質材で形成され
ているので、プリント基板4に加わる衝撃を和らげる。
なお、内カバー1Aには突起18より径の大きい穴があ
けられる。
【0021】
【発明の効果】この発明は、上下面カバーの内カバーを
硬質の合成樹脂材で成形し、前記上下面カバーの外カバ
ーを軟質の合成樹脂材で成形し、前記上下面カバーのそ
れぞれの内カバーと外カバーとを一体に形成するので、
筺体の嵌合部分や、穴部にパッキンを入れずとも防塵効
果が得られ、かつ。内装部分を軟質材の外カバーに実装
することにより衝撃、振動に耐え得る構造となり、部品
の削減や組立工程の削減が可能な簡易な構成となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電子機器筺体の構成図である。
【図2】図1のAA矢視断面の部分拡大図である。
【図3】図1のBB視断面の部分拡大図である。
【図4】図1の部分拡大断面図である。
【図5】従来技術による電子機器筺体の構成図である。
【図6】図5のAA矢視断面の部分拡大図である。
【符号の説明】 1 上面カバー 1A 内カバー 1B 外カバー 2 下面カバー 2A 内カバー 2B 外カバー 3 表示器 4 プリント基板 11 凸部 12 凹部 13 突起 14 開口部 15 開口部 16 突出部 17 操作ボタン 18 突起

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の内カバー(1A)を硬質の合成樹脂材
    で成形し、第1の外カバー(1B)を軟質の合成樹脂材で第
    1の内カバー(1A)に熱融着して一体に成形する上面カバ
    ー(1) と、 第2の内カバー(2A)を硬質の合成樹脂材で成形し、第2
    の外カバー(2B)を軟質の合成樹脂材で第2の内カバー(2
    A)に熱融着して一体に成形する下面カバー(2)とを備
    え、 上面カバー(1) と下面カバー(2) とを着脱可能に筺体を
    形成することを特徴とする二重成形の電子機器筺体。
  2. 【請求項2】 第1の外カバー(1B)の第1の縁部に凸部
    (11)を形成し、第2の外カバー(2B)の第2の縁部に凸部
    (11)が入る凹部(12)を形成することを特徴とする請求項
    1記載の二重成形の電子機器筺体。
  3. 【請求項3】 第2の外カバー(2B)の底面に支持足とな
    る複数の突起(13)を形成することを特徴とする請求項1
    記載の二重成形の電子機器筺体。
  4. 【請求項4】 第1の内カバー(1A)に第1の開口部(14)
    を形成し、開口部(14)の縁を被う形で第1の外カバー(1
    B)に第2の開口部(15)を形成し、第1の内カバー(1A)の
    第1の開口部(14)の内側に密着する形で表示器(3)を取
    り付けることを特徴とする請求項1記載の二重成形の電
    子機器筺体。
  5. 【請求項5】 第1の外カバー(1B)を不透明樹脂材で形
    成し、第1の内カバー(1A)を透明樹脂材で形成し、第1
    の内カバー(1A)の内部に第1の内カバー(1A)を部分的に
    突出させ、前記突出部(16)に発光体を配置し、突出部(1
    6)の対向部となる第1の外カバー(1B)に窓をあけること
    を特徴とする請求項1記載の二重成形の電子機器筺体。
  6. 【請求項6】 第1の外カバー(1B)の内部に第1の外カ
    バー(1B)と一体で突出する操作ボタン(17)を形成し、操
    作ボタン(16)を押下すると筺体内に配置されるタッチス
    イッチが働くことを特徴とする請求項1記載の二重成形
    の電子機器筺体。
  7. 【請求項7】 第1の外カバー(1B)の内部に第1の外カ
    バー(1B)と一体で突出する支柱となる複数の突起(18)を
    形成し、複数の突起(18)にプリント基板(4)を実装する
    ことを特徴とする請求項1記載の二重成形の電子機器筺
    体。
JP25485694A 1994-09-22 1994-09-22 二重成形の電子機器筺体 Pending JPH0897569A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25485694A JPH0897569A (ja) 1994-09-22 1994-09-22 二重成形の電子機器筺体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25485694A JPH0897569A (ja) 1994-09-22 1994-09-22 二重成形の電子機器筺体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0897569A true JPH0897569A (ja) 1996-04-12

Family

ID=17270800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25485694A Pending JPH0897569A (ja) 1994-09-22 1994-09-22 二重成形の電子機器筺体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0897569A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08222863A (ja) * 1995-02-16 1996-08-30 Toa Corp 電気機器ケース
JP2004296524A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Fujitsu Ltd 機器の架構造体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08222863A (ja) * 1995-02-16 1996-08-30 Toa Corp 電気機器ケース
JP2004296524A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Fujitsu Ltd 機器の架構造体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970004996A (ko) 케이스의 시일구조 및 그 조립방법
US8559182B2 (en) Device module and electronic device
JPH0897569A (ja) 二重成形の電子機器筺体
JP3765110B2 (ja) 筐体構造
JP2001155573A (ja) スイッチ
JPH09147658A (ja) キーボードスイッチ
US11895784B2 (en) Electronic control apparatus
JPH08222863A (ja) 電気機器ケース
JPH0215331Y2 (ja)
JP2018067491A (ja) 車両用灯具
JPS63161806A (ja) 防水形プレ−トの構造
JP3712152B2 (ja) ワイヤレスリモートコントローラ
JPS59187029U (ja) 防水型電気機器の照光スイツチ
JPH0818640A (ja) 電子機器の筐体構造
CN113436920B (zh) 一种水下按键开关
JP2000113760A (ja) スイッチ照明光の光漏れ防止構造
JP4020219B2 (ja) 表面実装型電磁発音体
JPH0419672Y2 (ja)
JP2605967B2 (ja) 発光表示体レンズの取付構造
JPS5818187Y2 (ja) 近接スイッチ
JPS5818194Y2 (ja) 近接スイツチ
JPH1126952A (ja) 携帯用通信機におけるパッキング構造
JPH09171763A (ja) 漏電表示ボタン付き漏電遮断器
KR200222912Y1 (ko) 영상표시기기의 투명재질 하우징 결합구조
JPS581943Y2 (ja) 近接スイッチ