JPH0896297A - 駐車位置認識装置 - Google Patents

駐車位置認識装置

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JPH0896297A
JPH0896297A JP6226789A JP22678994A JPH0896297A JP H0896297 A JPH0896297 A JP H0896297A JP 6226789 A JP6226789 A JP 6226789A JP 22678994 A JP22678994 A JP 22678994A JP H0896297 A JPH0896297 A JP H0896297A
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JP
Japan
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vehicle
parking position
parking
recognition device
pattern
Prior art date
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Pending
Application number
JP6226789A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Saito
功 斉藤
Hirohiko Yanagawa
博彦 柳川
Manabu Ono
学 小野
Kei Uemura
圭 植村
Tetsutoshi Ishikawa
哲理 石川
Yasufumi Yamada
恭文 山田
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は駐車場内での車両を特定し、駐車位
置を認識する。 【構成】 駐車場に駐車される車両の位置を認識する駐
車位置認識装置には、駐車場内に設置され、ナンバープ
レートから進入車両を特定する車両特定装置3と、駐車
場のフロアを周期的に撮像する撮像カメラ1とが設けら
れる。トラッキング認識装置2は撮像カメラ1の撮像を
基に、車両をほぼ平面的形状にパターン化して車両パタ
ーンの特徴を抽出しかつその移動経路を追跡し、新たな
撮像の位置と前の撮像の位置とが一致する場合にその車
両の位置を駐車位置として認識する。車両・駐車位置照
合装置4は、車両特定装置3の位置で認識された車両パ
ターン特徴と駐車位置で認識された車両パターン特徴と
が一致するものを検索し、駐車位置とナンバープレート
とを照合して特定車両の駐車位置を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は駐車場内での車両を特定
し、駐車位置を認識する駐車位置認識装置に関する。特
に本発明は、銀行などでセキュリティの必要な駐車場で
は不審車・無断駐車などの検出に役立ち、大型駐車場、
屋外駐車場での自車位置検索、デパートなどでの荷物の
車までの宅配サービスなど、顧客へのサービスという点
で有用であり、現在の高機能な駐車場システムに広く利
用できる駐車位置認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、特開平2−20490
0号公報に記載されるものがある。これには、車両にI
D信号発生装置を取付け、ID信号発生装置から発生さ
れる信号を基に、駐車場内に駐車されている車両の位置
を認識している。さらに、特開平4−290199号公
報に記載されているものがある。これには、駐車場のフ
ロアを撮像カメラで撮像し、所定時間毎に駐車場画像を
処理し移動中の車両を検知し、駐車位置、空車位置を管
理している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来技術の場合には、車両にID信号発生装置を取り付
ける必要があるから契約駐車場などの特定駐車場にしか
利用できないとの問題がある。他方、後者の従来の技術
の場合には、どの車両がどの駐車位置に駐車しているか
を認識できない。このため、不審車、無断駐車の検出が
できず、さらに、大型駐車場、屋外駐車場での顧客への
サービスという点で不十分であるという問題がある。
【0004】したがって、本発明は、上記問題点に鑑
み、不審車、無断駐車の検出ができ、大型駐車場、屋外
駐車場にも適用でき、車両側に特別の装置を設置せずに
駐車位置を認識できる駐車位置認識装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、次の構成を有する駐車位置認識装置を
提供する。すなわち、駐車場に駐車される車両の位置を
認識する駐車位置認識装置には、駐車場内に設置され、
ナンバープレートから進入する車両を特定する車両特定
装置と、駐車場のフロアを周期的に撮像する撮像カメラ
とが設けられる。トラッキング認識装置は、前記撮像カ
メラの撮像を基に、車両をほぼ平面的形状にパターン化
して車両パターンの特徴を抽出しかつその移動経路を追
跡し、新たな撮像の位置と前の撮像の位置とが一致する
場合にその車両の位置を駐車位置として認識する。車両
・駐車位置照合装置は、前記車両特定装置の位置で認識
された車両パターン特徴と前記駐車位置で認識された車
両パターン特徴とが一致するものを検索し、駐車位置と
ナンバープレートとを照合して特定車両の駐車位置を求
める。
【0006】前記トラッキング認識装置は1撮像前の車
両パターンの位置から撮像周期に移動できる車両の最大
移動範囲内の撮像のみを基に新たに車両をパターン化し
パターンの特徴を抽出する。前記撮像カメラは複数台の
カメラからなり、各カメラは独自の撮像範囲を有しかつ
隣接するカメラと撮像共有エリアを有し、前記トラッキ
ング認識装置も、上記複数台のカメラに対応して複数か
らなり、車両が撮像共有エリアを通過する際に通過先に
車両のパターンの特徴、車両位置のデータ、経路追跡結
果を受け渡す。
【0007】前記車両・駐車位置照合装置に接続される
空きスペース表示板が設けられ、車両・駐車位置照合装
置は駐車場内の車両の駐車位置を、前記トラッキング認
識装置の経路追跡結果を基に、予想して前記空きスペー
ス表示板に満車と同様な表示を行わせる。前記車両・駐
車位置照合装置は、外部からのナンバープレート情報の
入力を基に、これに対応する車両の駐車位置を求め、そ
の駐車位置を表示する。
【0008】
【作用】本発明の駐車位置認識装置によれば、車両・駐
車位置照合装置では、前記車両特定装置の位置で認識さ
れた車両パターン特徴と前記駐車位置で認識された車両
パターン特徴とが一致するものを検索し、駐車位置とナ
ンバープレートとを照合して特定車両の駐車位置を求め
ることにより、どの車両がどの駐車位置に駐車したかを
認識することができる。このため不審車、無断駐車の検
出ができ、車両側に特別の装置を設置せずに駐車位置を
認識できるようになる。前記トラッキング認識装置では
1撮像前の車両パターンの位置から撮像周期に移動でき
る車両の最大移動範囲内の撮像のみを基に新たに車両を
パターン化しパターンの特徴を抽出することにより、画
像処理が簡単化する。前記撮像カメラは複数台のカメラ
からなり、各カメラは独自の撮像範囲を有しかつ隣接す
るカメラと撮像共有エリアを有し、前記トラッキング認
識装置も、上記複数台のカメラに対応して複数からな
り、車両が撮像共有エリアを通過する際に通過先に車両
のパターンの特徴、車両位置のデータ、経路追跡結果を
受け渡すことにより、大型駐車場、屋外駐車場にも適用
できる。前記車両・駐車位置照合装置に接続される空き
スペース表示板が設けられ、車両・駐車位置照合装置は
駐車場内の車両の駐車位置を、前記トラッキング認識装
置の経路追跡結果を基に、予想して前記空きスペース表
示板に満車と同様な表示を行わせることにより、空きス
ペースの検出をすることができ、さらに経路追跡の機能
を用いて駐車位置の予想が可能でき、複数の車両が同一
の空きスペースに向かうという無駄を除去できる。前記
車両・駐車位置照合装置は、外部からのナンバープレー
ト情報の入力を基に、これに対応する車両の駐車位置を
求め、その駐車位置を表示することにより、大型駐車場
での自車位置検索ができ、さらにデパートなどでの荷物
の車までの宅配サービスが可能になる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の実施例に係る駐車位置認識装
置の使用を説明する概略図であり、図2は図1の第1の
実施例に係る駐車位置認識装置の構成を示す図である。
図1に示すように、車両100は、駐車場101の空車
位置表示器102により空位置に案内され、駐車が行わ
れる。駐車場101には入口に空車又は満車を表す表示
器103が設けられている。このような駐車場101に
設けられる駐車位置認識装置は、図1及び2に示すよう
に、高所に設置され、一定周期で駐車場101の全体ス
ペースを撮像する撮像カメラ1と、撮像カメラ1の撮像
上で車両の移動経路を追跡するトラッキング認識装置2
と、駐車場101の入口で進入してくる車両100のナ
ンバープレートを認識し車両100を特定するナンバー
プレート認識装置又は車両特定装置3と、認識されたナ
ンバープレートと追跡結果とを基にどのナンバープレー
トの車両100がどの駐車位置に駐車しているかを照合
する車両・駐車位置照合装置4と、車両・駐車位置照合
装置4の情報を運転車のナンバープレートの入力によっ
て駐車位置を知らせる多目的ターミナル5を具備する。
【0010】トラッキング認識装置2では、撮像上の経
路追跡を行うために、車両パターンの特徴付け、車両パ
ターンの抽出を、以下のように、行う。車両パターンを
特徴付ける方法として、図2に示すトラッキング認識装
置2が車両進入時に、ナンバープレート認識装置3の存
在する場所の撮像を2値化する。この時スレッシュホー
ルドを囲まれたエリア(車両程度の大きさ)ができるま
で下から上げていき、その時のスレッシュホールドをT
H1とする。さらにスレッシュホールドを上げ、エリア
の大きさが変わらない最大限のスレッシュホールドをT
H2とする。ここで、このエリアを車両とし、エリアの
大きさを計算し、車両パターンの特徴とする。。また、
エリア以外の輝度値の平均BRを形成し、{(TH1+
TH2)/2}/BRを車両の相対輝度(背景との相
対)値として、車両パターンの特徴を求める。
【0011】図3は撮像周期内に移動できる車両パター
ンの最大範囲から車両パターンの特徴の抽出を説明する
図である。本図に示すように、車両が撮像周期で移動で
きる最大範囲計算の例として、撮像毎に車両位置Lを計
算するが、この時駐車位置Lと1撮像前の車両位置L’
を使って移動ベクトルSを計算する。あらかじめ次の撮
像時の移動ベクトルSの変化の最大値のSと垂直成分Δ
Sx、水平成分ΔSyをそれぞれ決めておく。このように
して、撮像周期内に移動できる車両の最大範囲がS+Δ
Sy〜S−ΔSy、ΔSx〜−ΔSxとなる。このように、
この範囲で車両パターンの特徴を抽出することにより撮
像処理が簡単になる。
【0012】図4は車両進入時の駐車位置認識装置の動
作を説明するフローチャートである。ステップS1にお
いて、ナンバープレート認識装置3では、車両進入があ
るか否かを判断する。この判断が「YES」で車両進入
時にはナンバープレート認識装置3が車両進入を検出し
たら、ステップS2及びステップS3に進み、「NO」
なら車両進入があるまで待機する。
【0013】ステップS2において、車両100のナン
バープレートを認識して読み取る。ステップS3におい
て、トラッキング認識装置2では、ナンバープレート認
識装置3からの車両進入の信号を受けたとき、ナンバー
プレート認識装置3を設置している場所に存在する車両
をパターン化し特徴づけを行う。ステップS4におい
て、ナンバープレート認識装置3からのナンバープレー
ト情報NPとトラッキング認識装置2の車両パターン特
徴情報Cとを車両・駐車位置照合装置4に転送し、車両
・駐車位置照合装置4上のナンバープレート情報メモリ
7(図6参照)に格納する。
【0014】図5は車両の経路追跡を説明するフローチ
ャートである。トラッキング認識装置2は車両進入時動
作(図4)でパターン化された車両パターンすべてにつ
いて一定周期で撮像される各撮像毎に以下の経路追跡を
行う。ステップS11において、新たな撮像から1撮像
前の車両位置L’から一定距離範囲内(図3参照)存在
する全車両パターンを検出する。ここに、一定距離範囲
は車両が駐車場内で撮像周期に移動できる最大距離から
求められる。
【0015】ステップS12において、それらの車両パ
ターンから特徴づけられた車両パターン特徴情報C(図
4のステップS3を参照)を抽出する。ステップS13
において、この抽出を基に、新たな車両位置Lを計算す
る。ステップS14において、1撮像前の車両位置L’
と新たな撮像の車両位置Lとを比べ、同じ位置かを判断
する。この判断が「YES」ならステップS15に進
み、「NO」ならステップS16に進む。
【0016】ステップS15において、双方の位置が同
じ場合、車両位置Lを駐車位置とし、駐車位置Lと車両
パターン特徴情報Cを、車両・駐車位置照合装置4上の
駐車位置メモリ8(図6参照)に格納する。ステップS
16において、次の車両パターンに進む。図6は図2の
車両・駐車位置照合装置4のメモリに記憶される内容を
説明する図である。本図に示すように、車両・駐車位置
照合装置4のメモリには車両パターン特徴情報Cm、
…、Cn…、に対してナンバープレート情報NPp、…、
NPq、…、が記憶されるメモリ7と、車両パターン特
徴情報Cx、…、Cy…、に対して駐車位置Lx、…、L
y、が記憶されるメモリ8と、メモリ8及びメモリ8を
検索しすなわちナンバープレート情報と車両パターンと
が一致するものを照合し一致した駐車位置Lg、…、L
q、とナンバープレート情報NPg、…、NPq、が記憶
されるメモリ9とを備える。
【0017】したがって、本発明の実施例によれば、車
両側に特別の装置を設置せずに駐車位置を認識できるよ
うになる。以上の説明で車両の駐車位置が認識できる
が、ここでは照合用のメモリ9の内容である車両のナン
バープレート、駐車位置を、多目的ターミナル5に転送
することにより、大型駐車場、屋外駐車場の利用者が自
車の駐車位置を忘れたときに多目的ターミナル5にナン
バープレートを入力することにより、自車位置検索によ
るサービスを受けることができる。さらにデパートなど
での荷物の車までの宅配サービスが可能になる。多目的
ターミナル5の代わりに、各種駐車場におけるコンピュ
ータに接続することにより、その他の駐車場利用者への
サービスや、セキュリティに役立つシステムとなる。
【0018】次に、1台の撮像カメラでは駐車場101
のフロア全体を撮像できない大型駐車場の場合の例を説
明する。図7は大型駐車場に設けられた複数の撮像カメ
ラの撮像範囲を説明する図である。一例として駐車場1
01には複数の撮像カメラ1A、1B、1Cが設けら
れ、本図に示すように、撮像カメラ1A、1B、1Cの
撮像範囲A、B、Cが設定され、さらに、撮像カメラ1
A、1Bの撮像共有エリアAB、撮像カメラ1B、1C
の撮像共有エリアBCが設けられる。
【0019】図8は複数の撮像カメラ1を用いた場合の
第2の実施例に係る駐車位置認識装置の構成を示す図で
ある。本図に示すように、図2の第1の実施例の構成と
異なる部分は複数の撮像カメラ1A、1B、1Cと、こ
れらに接続されるトラッキング認識装置2A、2B、2
Cとであり、隣接するトラッキング認識装置2では相互
にデータの送受信が行われる。また、図2の多目的ター
ミナル5に代わり、駐車場ホストコンピュータ11に接
続され、その他の駐車場利用者へのサービスや、セキュ
リティに役立つシステムと連携するようにしてもよい。
この駐車位置認識装置の動作を以下に説明する。
【0020】車両進入時は、第1の実施例と同様にナン
バープレート認識と車両パターン特徴情報の形成はナン
バープレート認識装置3とトラッキング認識装置2Aと
が受け持つ。トラッキング認識装置2の経路追跡の動作
もほぼ第1の実施例と同様であるが、例えば、車両10
0が撮像範囲Aから撮像範囲Bに移動する時、以下のよ
うな動作が行われる。撮像共有エリアABに車両100
が進入した時、トラッキング認識装置2Aから車両パタ
ーン特徴情報と特徴、車両位置のデータがトラッキング
認識装置2Bに送られ、その車両100の経路追跡がト
ラッキング認識装置2Bに受け渡される。同様に、撮像
範囲Bから撮像範囲Cに、撮像範囲Cから撮像範囲Bに
移動するときも同様な動作が行われる。以上の説明によ
り、複数台の撮像カメラによる大型駐車場の駐車位置認
識装置が実現可能になる。
【0021】次に、この駐車位置認識装置のその他の効
果として、照合用のメモリ9(図6参照)の内容から各
駐車位置に車両が駐車しているか否を判断できる。この
ため、空きスペースの検出ができ、空きスペース表示を
することにより、空きスペースを探すことなくスムーズ
に駐車することができる。しかし、この機能だけではあ
る空きスペースに駐車しようとして移動している車両が
あっても、表示では空きスペースとなっており、それを
見た車両が行った時には、既に駐車されているような問
題がある。そこで、トラッキング認識装置2の経路追跡
の機能を生かして、移動している車両100を考慮にい
れた空きスペース表示によって、前記問題点を緩和する
駐車位置認識装置の第3の実施例を以下に示す。
【0022】図9及び10は第3の実施例に係る駐車位
置認識装置の構成を示す図である(その1及び2)。本
図に示すように、この車両空きスペース表示板203
は、図1の空車又は満車の表示器103に代わり、第1
の実施例(図2参照)又は第2の実施例(図8参照)の
車両・駐車位置照合装置4の後段に追加設置される。図
11は図9及び図10の空きスペース表示板203を説
明する図である。本図に示すように、空きスペースが点
灯し、このうち駐車しようとしている移動中の車両10
0がどの空きスペースに駐車するかを予想し、そのスペ
ースが点滅する。逆に、空きスペースが点滅し、このう
ち駐車しようとしている移動中の車両100がどの空き
スペースに駐車するかを予想し、そのスペースが点灯す
るようにしてもよい。こうすることにより、複数台の車
両100が同じスペースに駐車しようとすることが少な
くなり、よりスムーズに駐車できる。以下に車両空きス
ペース表示板203の点灯、点滅を行う車両・駐車位置
照合装置4の動作を説明する。
【0023】図12は図10及び図11の車両・駐車位
置照合装置4の動作を説明する図であり、図13は図1
0及び図11の車両・駐車位置照合装置4のメモリに記
憶される内容を説明する図である。図12に示す車両・
駐車位置照合装置4は、駐車場101の駐車スペースを
通路で区分けられるエリアA11〜A44に区分し、ある車
両100の移動経路が太線のようである場合について、
車両100の駐車位置の予想を行う。車両・駐車位置照
合装置4には予想される駐車位置を記憶するメモリ10
が設けられる。図4で説明したように、トラッキング認
識装置2の経路追跡時には、各撮像毎に車両位置Lが計
算されている。図13に示すように、この車両位置Lの
計算結果により、メモリ10には各車両毎に予想される
駐車位置が記録される。ここでは、車両100が入場し
てから、現在まで、車両位置L(X、Y)のXレベル・
Yレベルそれぞれの最大値Xmax、Ymax、最小値Xmi
n、Yminと、それぞれの値をとった時の時刻txmax、t
ymax、最小値txmin、tyminとがメモリ10に格納され
る。車両100が駐車されるまでの間、それらの値が更
新される。駐車されるまでは、駐車前/後の項目を前と
しておき、これから駐車すると思われるエリアA33、A
34、A43、A44が予想される。トラッキング認識装置2
が駐車したと判断すると、駐車前/後の項目を後とし、
駐車エリアの予想が行われなくなる。
【0024】図14は駐車位置の予想を説明するフロー
チャートである。ステップS21において、txmax>t
xminが成立するか否かを判断する。この判断が「YE
S」ならステップS22に進み、「NO」ならステップ
S23に進む。ステップS22において、txmaxが時間
的に後のとき駐車エリアのXレベルを(Xmax −a)
(少数点以下切り下げ)以上と予想する。
【0025】ステップS23において、一方、txminが
時間的に後のとき駐車エリアのXレベルを(Xmin +
a)(少数点以下切り上げ)以下と予想する。ステップ
S24において、tymax>tyminが成立するか否かを判
断する。この判断が「YES」ならステップS25に進
み、「NO」ならステップS26に進む。
【0026】ステップS25において、tymaxが時間的
に後のとき駐車エリアのYレベルを(Ymax −b)(少
数点以下切り下げ)以上と予想する。ステップS26に
おいて、tyminが時間的に後のとき駐車エリアのYレベ
ルを(Ymin +b)(少数点以下切り上げ)以下と予想
する。ステップS27において、tymax>tyminが成立
するか否かを判断する。この判断が「YES」ならステ
ップS28に進み、「NO」ならステップS29に進
む。
【0027】ステップS28において、tymaxが時間的
に後のとき駐車エリアのYレベルを(Ymax −b)(少
数点以下切り下げ)以上と予想する。ステップS29に
おいて、tyminが時間的に後のとき駐車エリアのYレベ
ルを(Ymin +b)(少数点以下切り上げ)以下と予想
する。ここに、aはエリアとエリアとの間のX軸方向の
間隔であり、bはエリアとエリアとの間のY軸方向の間
隔である。
【0028】このようにして、前述の図12に示すよう
に、駐車されると予想されるエリアA33、A34、A43、
A44となる。ここで、照合用のメモリ9(図6参照)に
あらかじめ、全駐車位置に優先順位をつけておく。この
照合用のメモリ9より空きスペースが検出されるが、そ
の空きスペースの中で移動中の車両の予想駐車エリアの
うち、もっとも優先順位の高いスペースを点滅させる。
【0029】本実施例により、図11に示す空きスペー
ス表示板203が実現可能になる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
両・駐車位置照合装置では、前記車両特定装置の位置で
認識された車両パターン特徴と前記駐車位置で認識され
た車両パターン特徴とが一致するものを検索し、駐車位
置とナンバープレートとを照合して特定車両の駐車位置
を求めるので、不審車、無断駐車の検出ができ、車両側
に特別の装置を設置せずに駐車位置を認識できるように
なる。トラッキング認識装置では1撮像前の車両パター
ンの位置から撮像周期に移動できる車両の最大移動範囲
内の撮像のみを基に新たに車両をパターン化しパターン
の特徴を抽出することにより、画像処理が簡単化する。
各複数台のカメラは独自の撮像範囲を有しかつ隣接する
カメラと撮像共有エリアを有し、複数台のカメラに対応
する複数のトラッキング認識装置は車両が撮像共有エリ
アを通過する際に通過先に車両のパターンの特徴、車両
位置のデータ、経路追跡結果を受け渡すことにより、大
型駐車場、屋外駐車場にも適用できるようになる。駐車
場内の車両の駐車位置を、トラッキング認識装置の経路
追跡結果を基に、予想して空きスペース表示板に満車と
同様な表示を行わせるので、複数の車両が同一の空きス
ペースに向かうという無駄を除去できる。外部からのナ
ンバープレート情報の入力を基に、これに対応する車両
の駐車位置を求め、その駐車位置を表示するので、大型
駐車場での自車位置検索ができ、さらにデパートなどで
の荷物の車までの宅配サービスが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る駐車位置認識装置の使用
を説明する概略図である。
【図2】図1の第1の実施例に係る駐車位置認識装置の
構成を示す図である。
【図3】撮像周期内に移動できる車両パターンの最大範
囲から車両パターンの特徴の抽出を説明する図である。
【図4】車両進入時の駐車位置認識装置の動作を説明す
るフローチャートである。
【図5】車両の経路追跡を説明するフローチャートであ
る。
【図6】図2の車両・駐車位置照合装置4のメモリに記
憶される内容を説明する図である。
【図7】大型駐車場に設けられた複数の撮像カメラの撮
像範囲を説明する図である。
【図8】複数の撮像カメラ1を用いた場合の第2の実施
例に係る駐車位置認識装置の構成を示す図である。
【図9】第3の実施例に係る駐車位置認識装置の構成を
示す図である(その1)。
【図10】第3の実施例に係る駐車位置認識装置の構成
を示す図である(その2)。
【図11】は図9及び図10の空きスペース表示板20
3を説明する図である。
【図12】図10及び図11の車両・駐車位置照合装置
4の動作を説明する図である。
【図13】図10及び図11の車両・駐車位置照合装置
4のメモリに記憶される内容を説明する図である。
【図14】駐車位置の予想を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1…撮像カメラ 2…トラッキング認識装置 3…ナンバープレート認識装置 4…車両・駐車位置照合装置 5…多目的ターミナル 203…空きスペース表示板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07C 9/00 Z (72)発明者 植村 圭 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 石川 哲理 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 山田 恭文 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車場に駐車される車両の位置を認識す
    る駐車位置認識装置において、 駐車場内に設置され、ナンバープレートから進入車両を
    特定する車両特定装置と、 駐車場のフロアを周期的に撮像する撮像カメラと、 前記撮像カメラの撮像を基に、車両をほぼ平面的形状に
    パターン化して車両パターンの特徴を抽出しかつ車両パ
    ターンの移動経路を追跡し、新たな撮像の位置と前の撮
    像の位置とが一致する場合にその車両の位置を駐車位置
    として認識するトラッキング認識装置と、 前記車両特定装置の位置で認識された車両パターン特徴
    と前記駐車位置で認識された車両パターン特徴とが一致
    するものを検索し、駐車位置とナンバープレートとを照
    合して特定車両の駐車位置を求める車両・駐車位置照合
    装置とを備えることを特徴とする駐車位置認識装置。
  2. 【請求項2】 前記トラッキング認識装置は1撮像前の
    車両パターンの位置から撮像周期に移動できる車両の最
    大移動範囲内の撮像のみを基に新たに車両をパターン化
    し車両パターンの特徴を抽出することを特徴とする、請
    求項1に記載の駐車位置認識装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像カメラは複数台のカメラからな
    り、各カメラは独自の撮像範囲を有しかつ隣接するカメ
    ラと撮像共有エリアを有し、前記トラッキング認識装置
    も、上記複数台のカメラに対応して複数からなり、車両
    が撮像共有エリアを通過する際に通過先に車両のパター
    ンの特徴、車両位置のデータ、経路追跡結果を受け渡す
    ことを特徴とする、請求項1に記載の駐車位置認識装
    置。
  4. 【請求項4】 前記車両・駐車位置照合装置に接続され
    る空きスペース表示板が設けられ、車両・駐車位置照合
    装置は駐車場内の車両の駐車位置を、前記トラッキング
    認識装置の経路追跡結果を基に、予想して前記空きスペ
    ース表示板に満車と同様な表示を行わせることを特徴と
    する、請求項1又は3に記載の駐車位置認識装置。
  5. 【請求項5】 前記車両・駐車位置照合装置は、外部か
    らのナンバープレート情報の入力を基に、これに対応す
    る車両の駐車位置を求め、その駐車位置を表示すること
    を特徴とする、請求項1に記載の駐車位置認識装置。
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