JPH0895163A - ラボラトリィ・システム,再生機およびフイルム画像管理方法 - Google Patents

ラボラトリィ・システム,再生機およびフイルム画像管理方法

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JPH0895163A
JPH0895163A JP7185012A JP18501295A JPH0895163A JP H0895163 A JPH0895163 A JP H0895163A JP 7185012 A JP7185012 A JP 7185012A JP 18501295 A JP18501295 A JP 18501295A JP H0895163 A JPH0895163 A JP H0895163A
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JP
Japan
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film
image data
recording medium
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digital image
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Application number
JP7185012A
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English (en)
Inventor
Norihisa Haneda
羽田  典久
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/508,614 priority patent/US6243171B1/en
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Priority to US09/044,122 priority patent/US6211974B1/en
Priority to US09/040,942 priority patent/US6459511B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フイルムの画像の整理と検索を容易にすると
ともに,焼増注文を簡便にする。 【構成】 現像後のフイルムの画像を,撮像することに
より,その画像を表わす原ディジタル画像データによっ
て変換する。原ディジタル画像データを,縮小画像を表
わす縮小ディジタル画像データに変換する。縮小ディジ
タル画像データをユーザ用ディスクに格納する。原ディ
ジタル画像データをラボ用記録媒体にフイルムの識別コ
ードとともに格納する。フイルムおよび縮小ディジタル
画像データを格納したユーザ用ディスクに上記識別コー
ドを付与する。ラボ用記録媒体から原ディジタル画像デ
ータを読出し,それによって表わされる画像の写真をプ
リントする。ユーザ用ディスクに識別コードを付与する
ことに代えて,ユーザ用ディスクに識別コードを記録す
る。ユーザ用ディスクには画像再生プログラム(ハイパ
ーテキスト)も格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は現像所(現像,焼付サービスが
可能な写真店等を含む)(ラボラトリィという)におい
て好適に用いられるラボラトリィ・システム,顧客(ユ
ーザ)の自宅,家庭等に置かれる再生機,およびこれら
を用いたフイルム画像管理方法に関する。
【0002】
【背景技術】一般的なユーザは写真撮影した未現像フイ
ルムをラボラトリィに持っていって,未現像フイルムを
現像してもらい,現像したフイルムの画像を印画紙に焼
付けて写真を作成してもらっている。ユーザはラボラト
リィから現像したフイルムとプリントされた写真とを持
って帰る。
【0003】これらのフイルムと写真はユーザの好みに
応じて,アルバムに貼付されたり,袋に入れられた状態
で,整理された形でまたは未整理の形で保管される。
【0004】焼増が必要な場合には,フイルムをラボラ
トリィに持参するとともに,焼増してほしい駒の番号,
枚数,その他の条件をラボラトリィのオペレータに伝え
る。
【0005】このように,フイルムや写真の管理は,ユ
ーザ,ラボラトリィとも手作業により行なわれるのが一
般的であり,常にめんどうさがつきまとっていた。焼増
の注文もフイルムを見て焼増すべき駒を選択しなければ
ならず,めんどうさを回避することはできない。
【0006】
【発明の開示】この発明は,フイルム画像の整理と,焼
増等のための必要なフイルムまたは駒の検索を容易にで
きるとともに,焼増の注文も簡便にできるようにするこ
とのできるシステム,機器,および方法を提供するもの
である。
【0007】この発明によるフイルム画像の管理方法
は,現像後のフイルムの画像を,撮像することにより,
その画像を表わす原ディジタル画像データに変換し,原
ディジタル画像データを,縮小画像を表わす縮小ディジ
タル画像データに変換し,縮小ディジタル画像データを
ユーザ用記録媒体に格納し,原ディジタル画像データを
ラボ用記録媒体にフイルムの識別コードとともに格納
し,フイルムおよび縮小ディジタル画像データを格納し
たユーザ用記録媒体に上記識別コードを付与するもので
ある。ラボ用記録媒体とはラボラトリィ用記録媒体を意
味する。
【0008】この管理方法は,好ましくは後述するラボ
ラトリィ・システムを用いてラボラトリィで実行され
る。ラボラトリィは上記の管理方法を実行できるすべて
の種類の現像所を含む。写真店や現像の取扱い店であっ
ても,上記管理方法を実施できる場所はラボラトリィに
含まれる。
【0009】ラボラトリィにおいて,最も一般的では,
未現像フイルムを現像した後に上記管理方法が実施され
るであろう。しかしながら,上記管理方法は,過去に現
像したフイルムに対しても実施可能である。
【0010】ユーザ(顧客)には識別コードが付与され
たフイルムとユーザ用記録媒体が渡されることになる。
【0011】フイルムへの識別コードの付与は,一般的
には,識別コードを表わすコード(バーコード以外に,
人間が読みうる数字,記号,文字等を含む)が印刷され
たラベルをフイルム(フイルム・シース,ケースを含
む)に貼付することにより行なわれるであろう。
【0012】ユーザ用記録媒体への識別コードの付与
は,フイルムと同じように識別コードを表わすコードが
印刷されたラベルをユーザ用記録媒体(そのケース,カ
ートリッジ等を含む)に貼付することにより,または識
別コードをユーザ用記録媒体に書込むことにより行なわ
れるであろう。
【0013】ユーザ用記録媒体およびラボ用記録媒体に
は,フイルムの各駒の画像データに対応させて駒番号
(駒の識別番号)を記録することが好ましい。
【0014】この発明によると,ユーザの持つフイルム
とユーザ用記録媒体には同一の識別コードが付与される
から,その対応関係を把握することができる。ユーザ用
記録媒体には一般には多数本のフイルム分の画像データ
を格納することができるので,ユーザはユーザ用記録媒
体を再生機に装填して,ディスクに格納されている画像
データによって表わされる画像を表示して見ることがで
きる。したがって,フイルムを直接に見る必要がない。
【0015】写真の焼増の依頼にあたって焼増を希望す
る駒を選択するときにも,再生機の表示装置に表示され
た画像を利用して行うことができる。
【0016】ラボラトリィに保存されているラボ用記録
媒体にもユーザの持つフイルムやユーザ用記録媒体と同
じ識別コードが原画像データに対応して記憶されてい
る。ユーザから焼増を依頼されたときには,ユーザがた
とえフイルムを持参しなくても,ラボ用記録媒体に格納
された原ディジタル画像データを用いて写真のプリント
を行うことができる。
【0017】ユーザ用記録媒体には,光ディスク,光磁
気ディスク,磁気ディスク,メモリ・カード(半導体メ
モリ)(メモリ・カートリッジともいわれる)等が含ま
れる。ユーザ用記録媒体には,縮小ディジタル画像デー
タに代えて,原ディジタル画像データを記録するように
してもよい。
【0018】ユーザ用記録媒体およびラボ用記録媒体に
格納する画像データはデータ圧縮処理や符号化処理を加
えたものでもよい。
【0019】ラボ用記録媒体は光ディスク,光磁気ディ
スク,磁気ディスク等を含む。
【0020】ユーザはユーザ用記録媒体に焼増のための
注文データを格納して焼増の注文を行うことができる。
この場合には,注文データをユーザ用記録媒体に格納す
るために後述する注文機能をもつ再生機が利用されるで
あろう。この再生機を用いると,注文データを通信回線
(公衆回線等)を通して,ラボラトリィ・システムに伝
送することができる。注文データのみ(またはこれに縮
小画像データ等を加えたもの)の伝送であるから,伝送
に要する時間が,原ディジタル画像データを伝送する場
合に比べて,はるかに短くてすむ。また,ユーザはラボ
ラトリィに足を運ばなくてもすむようになる。
【0021】好ましくは,原ディジタル画像データの特
性に関するパラメータ・データをユーザ用記録媒体およ
びラボ用記録媒体の少くともいずれか一方に格納する。
このパラメータ・データは写真の焼増処理において用い
られる。画像データの特性が定量化されているので,常
に同質の写真をプリントすることができるようになる。
【0022】この発明によるラボラトリィ・システムは
上述した管理方法を実行するために好適に用いられる。
【0023】この発明によるラボラトリィ・システム
は,現像後のフイルムの画像をその画像を表わす原ディ
ジタル画像データに変換するフイルム読取装置,上記フ
イルム読取装置により得られた原ディジタル画像データ
またはその縮小ディジタル画像データをユーザ用記録媒
体に記録するユーザ用記録媒体記録装置,上記フイルム
読取装置により得られた原ディジタル画像データを該当
するフイルムの識別コードに対応させてラボ用記録媒体
に格納するラボ用記録装置,および少なくともフイルム
に貼付する上記識別コードを表わすラベルを発行するラ
ベル発行装置を備えている。
【0024】一実施態様では,上記ユーザ用記録媒体記
録装置は上記識別コードを上記画像データに対応させて
ユーザ用記録媒体に記録するものである。
【0025】好ましい実施態様では,上記ユーザ用記録
媒体記録装置はフイルムの各駒の画像データを駒の識別
番号に対応させてユーザ用記録媒体に記録するものであ
る。
【0026】さらに好ましい実施態様では,上記ユーザ
用記録媒体記録装置は上記画像データに対応させてその
画像データの特性に関するパラメータ・データをユーザ
用記録媒体に記録するものである。
【0027】上記ラボ用記録装置の好ましい実施態様で
は,それはフイルムの各駒の画像データを駒の識別番号
に対応させてラボ用記録媒体に格納するものである。
【0028】上記ラボ用記録装置のさらに好ましい実施
態様では,それは上記画像データに対応させてその画像
データの特性に関するパラメータ・データをラボ用記録
媒体に格納するものである。
【0029】他の実施態様では,上記ラベル発行装置は
ユーザ用記録媒体に貼付する,上記識別コードを表わす
ラベルをさらに発行するものである。
【0030】適切には,上記フイルム読取装置によって
得られた,またはラボ用記録媒体から読出された原ディ
ジタル画像データによって表わされる画像をプリントす
る写真プリンタがラボラトリィ・システムに設けられ
る。
【0031】ラボラトリィ・システムには,一実施態様
では,上記ラボ用記録媒体に記録されているプリントす
べき画像データの識別コードおよび駒の識別番号を指定
する入力装置がさらに設けられる。
【0032】他の好ましい実施態様では,上記ラボ用記
録媒体に記録されているプリントすべき画像データの識
別コードおよび駒の識別番号を指定する注文データを受
信する受信装置がラボラトリィ・システムに設けられ
る。受信した注文データによって指定される画像データ
によって表わされる画像が上記写真プリンタによってプ
リントされる。
【0033】さらに他の実施態様では,上記ラボ用記録
媒体に記録されているプリントすべき画像データの識別
コードおよび駒の識別番号を指定する注文データをユー
ザ用記録媒体から読取る読取装置と,読取られた注文デ
ータによって指定される画像データによって表わされる
画像をプリントする写真プリンタとがラボラトリィ・シ
ステムに設けられる。
【0034】このようなラボラトリィ・システムを用い
て上述した管理方法が,自動的に,半自動的に,または
手動操作で実施される。
【0035】この発明による注文機能を備えた再生機
は,フイルムの識別コードおよび駒の識別番号と対応さ
せて記録された画像データをユーザ用記録媒体から読取
る読取装置,上記読取装置によって読取られた画像デー
タによって表わされる画像を表示する表示装置,および
上記表示装置に表示された画像について注文データを入
力する入力装置を備えている。
【0036】一実施態様では,上記読取装置は上記入力
装置によって入力された注文データをユーザ用記録媒体
に記録するものである。
【0037】他の実施態様では,上記入力装置によって
入力された注文データを伝送する通信装置が再生機に設
けられる。
【0038】このような再生機を用いてユーザは写真の
焼増注文をユーザ用記録媒体を介して,または通信によ
り行うことができる。
【0039】上述したフイルム画像管理方法およびラボ
ラトリィ・システムによると識別コードを表わすラベル
を発行し,このラベルをフイルム,および必要ならばユ
ーザ用記録媒体に貼付している。
【0040】ユーザはユーザ用記録媒体に記録された画
像データを再生して楽しみ,または必要に応じて再生さ
れた画像を参照して焼増を注文し,焼増プリントはラボ
用記録媒体に格納された画像データを用いて行うのであ
れば,ユーザ用記録媒体とラボ用記録媒体とに,それら
に記録された画像データと関連づけて識別コードを記憶
させておけば足りる。フイルムに識別コードを付けても
付けなくてもよい。
【0041】このような活用の態様に適したこの発明に
よるフイルム画像の管理方法は,現像後のフイルムの画
像を,撮像することにより,その画像を表わす原ディジ
タル画像データに変換し,原ディジタル画像データを,
縮小画像を表わす縮小ディジタル画像データに変換し,
原ディジタル画像データおよびその縮小ディジタル画像
データの少なくともいずれか一方をフイルムの識別コー
ドと関連づけてユーザ用記録媒体に格納し,原ディジタ
ル画像データをラボ用記録媒体にフイルムの識別コード
に関連づけて格納するものである。
【0042】このフイルム画像管理方法の実現に適した
この発明によるラボラトリィ・システムは,現像後のフ
イルムの画像をその画像を表わす原ディジタル画像デー
タに変換するフイルム読取装置,上記フイルム読取装置
により得られた原ディジタル画像データおよびその縮小
ディジタル画像データの少なくともいずれか一方を当該
フイルムの識別コードに対応させてユーザ用記録媒体に
記録するユーザ用記録媒体記録装置,および上記フイル
ム読取装置により得られた原ディジタル画像データを該
当フイルムの識別コードに対応させてラボ用記録媒体に
格納するラボ用記録装置を備えているものである。
【0043】このようにして,フイルム画像を表わす画
像データを識別コードに関連づけて,ユーザ用記録媒体
およびラボ用記録媒体にそれぞれ格納して保管すること
ができる。ユーザ用記録媒体の画像データはユーザがそ
の画像を再生して鑑賞したり楽しんだりするために,ま
たは焼増を注文するために用いることができる。また,
ラボ用記録媒体はユーザからの注文に応じてプリント画
の作成に利用される。
【0044】ユーザ用記録媒体に格納された画像データ
によって表わされる画像を再生したり,焼増の注文を行
ったりするために,再生機または注文装置を制御するた
めのソフトウェアをユーザ用記録媒体に画像データおよ
び識別コードと関連づけて格納しておくことが好まし
い。
【0045】この発明はまた,ユーザ用記録媒体に画像
再生のためのソフトウェアを格納するフイルム画像管理
方法およびラボラトリィ・システムを提供している。
【0046】この発明によるフイルム画像の管理方法
は,現像後のフイルムの画像を,撮像することにより,
その画像を表わす原ディジタル画像データに変換し,原
ディジタル画像データを,縮小画像を表わす縮小ディジ
タル画像データに変換し,原ディジタル画像データおよ
びその縮小ディジタル画像データの少なくともいずれか
一方と,画像データを再生するための命令を含むソフト
ウェアと,フイルムの識別コードとを関連づけてユーザ
用記録媒体に格納し,原ディジタル画像データをラボ用
記録媒体にフイルムの識別コードに関連づけて格納する
ものである。
【0047】この発明によるラボラトリィ・システム
は,現像後のフイルムの画像をその画像を表わす原ディ
ジタル画像データに変換するフイルム読取装置,上記フ
イルム読取装置により得られた原ディジタル画像データ
およびその縮小ディジタル画像データの少なくともいず
れか一方と,画像データを再生するための命令を含むソ
フトウェアと,当該フイルムの識別コードとを関連づけ
てユーザ用記録媒体に記録するユーザ用記録媒体記録装
置,上記フイルム読取装置により得られた原ディジタル
画像データを当該フイルムの識別コードに対応させてラ
ボ用記録媒体に格納するラボ用記録装置を備えている。
【0048】ユーザ用記録媒体にはそこに記録された画
像データによって表わされる画像を再生するためのソフ
トウェアが記録されているので,ユーザ用記録媒体を再
生機に装填することにより,このソフトウェアにしたが
って画像の再生が可能となる。
【0049】原ディジタル画像データおよびその縮小デ
ィジタル画像データが相互に関連づけられてユーザ用記
録媒体に記録されている場合には,上記ソフトウェアは
縮小ディジタル画像データによって表わされる縮小画像
を表示したのち,指定された縮小画像に対応する原画像
を表示する命令を含むものであることが好ましい。
【0050】これによって,まず多くの縮小画像を一画
面に表示し,その中から所望の画像を指定させ,指定さ
れた原画像を選択的に表示するという使い方が可能とな
る。
【0051】上記ソフトウェアに画像のプリントの注文
に関する処理のための命令を含ませておくことにより,
再生機において所望の画像の焼増の注文が行なえるよう
になる。
【0052】上記ソフトウェアの一例はハイパーテキス
トである。再生機(パーソナル・コンピュータを含む)
にはハイパーテキストの解読プログラムを格納しておけ
ばよい。
【0053】近年,透明磁性体からなる細長い帯状の情
報記録部を備えた写真フイルムが提案されている。この
写真フイルムには,フイルムごとの情報(フイルム情
報)と,駒ごとの情報(フレーム情報)とが記録可能で
ある。この発明はこのような写真フイルムにも適用する
ことができる。
【0054】この発明を上記の写真フイルムに適用した
場合には,フイルム画像管理方法は,フイルム情報記録
部と各駒ごとに設けられたフレーム情報記録部とを備え
た現像後のフイルムから,そこに記録された各駒の画像
を読取り,その画像を表わすディジタル画像データを生
成するとともに,上記フイルム情報記録部およびフレー
ム情報記録部にそれぞれ記録されたフイルム情報および
フレーム情報の少なくとも一方を読取り,読取られた上
記フイルム情報およびフレーム情報の少なくとも一方
を,画像データと関連づけて,ユーザ用記録媒体に記録
することになる。
【0055】この発明によるラボラトリィ・システムで
は,上記フイルム読取装置は,フイルム情報記録部と各
駒ごとに設けられたフレーム情報記録部とを備えた現像
後のフイルムから,そこに記録された各駒の画像を読取
り,その画像を表わすディジタル画像データを生成する
とともに,上記フイルム情報記録部およびフレーム情報
記録部にそれぞれ記録されたフイルム情報およびフレー
ム情報の少なくとも一方を読取るものとなる。そして,
上記ユーザ用記録媒体記録装置によって,フイルム読取
装置によって読取られたフイルム情報およびフレーム情
報の少なくとも一方を当該フイルムの画像データと関連
づけてユーザ用記録媒体に記録する。
【0056】ユーザ用記録媒体に記録されたフイルム情
報およびフレーム情報の少なくとも一方は再生機におけ
る画像再生で有効に利用される。
【0057】この発明のさらに他の特徴は図面を参照し
た実施例の説明において明らかになるであろう。
【0058】
【実施例の説明】
(1) ラボラトリィ・システム(その1) 図1はフイルム現像所(店),写真店等のフイルムの現
像と,印画紙の焼付けまたは焼増しを行う場所(プロセ
ッシング・ラボラトリィ)(以下,単にラボラトリィと
いう)に設置されるラボラトリィ・システムを示してい
る。
【0059】ラボラトリィは,顧客(ユーザ)から預っ
た未現像フイルム(ネガまたはポジ)を現像する現像装
置21,および現像されたフイルムに現われた画像を印画
紙に焼付け(または焼増し)する焼付装置22が設けられ
ている。現像装置21と焼付装置22とが一体化されたタイ
プのものもある。いずれにしても,これらの現像装置21
および焼付装置22は公知のものである。必要に応じてこ
れらの装置21,22はラボラトリィ・システムのコンピュ
ータ・システム10と電気的に接続される。ラボラトリィ
・システムにこれらの装置21,22を含ませて考えても,
含ませなくてもどちらでもよい。
【0060】ラボラトリィ・システムはコンピュータ・
システム10を含み,このコンピュータ・システム10に入
力装置11,フイルム読取装置12,ユーザ用ディスク記録
装置13,ラベル・プリンタ,写真プリンタ15,ディスク
・ドライバ16,ならびに再生および表示制御回路17がバ
ス,ケーブルまたはシリアル通信線により接続されてい
る。必要に応じて通信装置19がコンピュータ・システム
10に接続される。再生および表示制御回路17には表示装
置(たとえばCRT表示装置,液晶表示装置など)が接
続される。
【0061】入力装置11はキーボードやマウスを含み,
コンピュータ・システム10またはこれに接続された各種
装置12〜17に与える各種データ,コマンド等を入力する
ために用いられる。また,表示装置18の表示画面に表示
されたメニューにおける選択,画像の指定等を行うため
に入力装置11がラボラトリィ・システムのオペレータ
(現像所における作業員等)によって操作される。
【0062】コンピュータ・システム10は装置12〜17を
個別に制御するとともにラボラトリィ・システム全体の
動作を統括するものである。コンピュータ・システム10
はまた,後述する識別コードを発生する。コンピュータ
・システム10にはメモリ(半導体メモリ,フロッピィ・
ディスク,ハード・ディスク等),その他の周辺装置が
含まれる。
【0063】フイルム読取装置12は現像されたフイルム
に表わされた各駒の画像を撮像して,撮像した画像を表
わすディジタル画像データを出力するものである。フイ
ルム読取装置12は,フイルムを照明する光源,撮像光学
系(必要に応じて絞り,シャッタ,ズーム・レンズ等を
含む),CCD等の固体電子撮像素子(ライン・センサ
でもよい)を含む撮像装置,撮像装置から得られる映像
信号(またはA/D変換後のディジタル画像データ)を
処理する信号処理回路(ホワイト・バランス回路,ガン
マ補正回路,ネガ/ポジ反転回路等のうちの必要なもの
を含む),A/D変換回路等から構成される。フイルム
読取装置12から出力されるディジタル画像データを原デ
ィジタル画像データという。この原ディジタル画像デー
タはコンピュータ・システム10内のメモリに一旦記憶さ
れる。原ディジタル画像データには,駒ごとに,画像の
識別番号が付与される。原ディジタル画像データの解像
度(画素数および階調数)は写真プリントにおいて要求
される程度に応じて定められる(たとえば画素数は3072
×2048,2048×1536等)。
【0064】ユーザ用ディスク記録装置13はユーザ用デ
ィスク(可搬型記録媒体)に,原ディジタル画像データ
または縮小ディジタル画像データ(インデックス画像デ
ータ)を記録するものである。ここで,縮小ディジタル
画像データとは,原ディジタル画像データを間引き処
理,または複数の隣接画素ごとに平均化処理すること
(これを縮小処理という)により得られる画像データで
あり,原画像を縮小した画像を表わすものである。これ
らの原ディジタル画像データまたは縮小ディジタル画像
データは,必要に応じて,データ圧縮された後にユーザ
用ディスクに記録される。したがって,記録装置13に
は,必要に応じて,間引き回路(平均化回路),データ
圧縮(伸張)回路が含まれる。間引き処理(平均化処
理),データ圧縮(伸張)処理は記録装置13においてソ
フトウェアにより実行することもできるし,またコンピ
ュータ・システム10において実行するようにしてもよ
い。
【0065】ユーザ用ディスクの代表的なものには,光
ディスク(いわゆるコンパクト・ディスク),光磁気デ
ィスク,磁気ディスク(フロッピィ・ディスク)があ
る。
【0066】ユーザ用ディスク記録装置13はさらに,一
本のフイルムから得られた原ディジタル画像データまた
は縮小ディジタル画像データをユーザ用ディスクに記録
するときに,そのユーザ用ディスクに,フイルムごとの
識別コードが記録される。識別コードは基本的にはフイ
ルムを識別するためのものであるが,どのラボラトリィ
(または取扱店)で,どのラボラトリィ・システムで処
理されたかが明確にできるものであることが好ましい。
識別コードは,好ましくは,次の項目の1または複数を
含む。
【0067】国番号(現像を行った国を表わす番号) 地域番号(各国を複数の地域に分けたときに,各地域を
示す番号) 店番号(ラボラトリィの通し番号,ラボラトリィ・シス
テムが置かれていない単なる取扱い店を含めてもよい,
上記地域内での通し番号としてもよい) 日時(現像したときの日時,年,月を含む) 処理機番号(ラボラトリィ・システムまたはそれを構成
する装置の通し番号,現像装置,焼付装置,ユーザ用デ
ィスク記録装置,写真プリンタ等のように複数の装置が
関わっているときには,それらの装置の番号をすべて含
ませるとよい) 処理通し番号(一ラボラトリィ・システムにおける処理
の順序を示す通し番号,一日ごとに最初から始まっても
よいし,月を単位として付与してもよい) フイルム番号(フイルムを識別するための番号,一人で
複数本のフイルムを処理したときに有効,処理通し番号
で代用することもできる) その他(その他の識別のための番号,記号,符号,図形
等)
【0068】後に示すように,識別コードを表わしたラ
ベルをフイルム(そのシース,ケースを含む)に貼付す
る態様においては,識別コードをユーザ用ディスクに記
録しなくてもよい。
【0069】さらにユーザ用ディスクには,一フイルム
の画像データを記録するときに,好ましくは,その画像
データに関するパラメータ・データが記録される。この
パラメータ・データは,好ましくは駒ごとに設定される
が,フイルムごとでもよい。パラメータ・データはフイ
ルムを撮像してそのディジタル画像データを得たときに
用いられた定数等であって,ガンマ値,明るさ(オフセ
ット),解像度,RGBの補正係数,トリミング情報等
が含まれる。このパラメータが存在することにより,後
日,ディジタル画像データに基づいて写真プリントを行
うときに,常に一定の品質を保持することができる。
【0070】ユーザ用ディスクには,好ましくはさら
に,再生用プログラム,注文用プログラムおよび通信用
プログラムのうちの少なくとも一つが記録される。これ
らのプログラムは,ユーザの持つ後述する再生機(注文
機または注文機能をもつ再生機,図2参照)にロードさ
れる。再生用プログラムは再生機に,ユーザ用ディスク
に記録された画像データを再生させるためのものであ
る。注文用プログラムは再生機に,入力される注文デー
タの受付とユーザ用ディクスへの記録を行なわせるため
のものである。通信プログラムは,注文データを再生機
からラボラトリィ・システムに伝送するときに,再生機
における通信動作を制御するためのものである。これら
のプログラムがあらかじめ記録されたユーザ用ディスク
を用いることもできる。
【0071】ラベル・プリンタ14は上述した識別コード
を表わしたラベルを印刷するものである。識別コード
は,たとえばバーコードに変換されてラベルに印刷され
る。
【0072】フイルム用およびユーザ用ディスク用の2
枚のラベルが作成される。これらのラベルは大きさが異
なってもよいが,そこに表わされた識別コードは同じも
のである。フイルム用ラベルはフイルム(次に示すよう
にフイルム・シース,フイルム・ケースを含む)に貼付
され,ユーザ用ディスク用ラベルはユーザ用ディクス
(ディスク・カセット,ディスク・カートリッジを含
む)に貼付される。
【0073】図3はフイルム用ラベルLAがフイルム・
シース(またはネガ・スリーブ)に貼付された様子を示
している。図4はフイルム用ラベルLAが円筒状のフイ
ルム・ケースに貼付された様子を示している。
【0074】図5はユーザ用ディスク用ラベルLBがデ
ィスク・ケースに貼付された様子を示している。
【0075】ユーザ用ディスクに複数本のフイルムのデ
ィジタル画像が記録されたときには(同時でも,日時を
異にしてでもよい),図6に示すように,フイルムごと
に作成されたラベルLB1,LB2,LB3(3本のフ
イルムの場合)がディスク・ケースに貼付される。
【0076】図7はユーザ用ディスク用ラベルLBがデ
ィスク・カートリッジに貼付された様子を示している。
【0077】バーコードが分りにくい場合には,人間に
分りやすい文字,記号,図形を印刷したラベルLCを作
成するとよい。図8はフイルム製造会社またはラボラト
リィの名称(またはロゴ)を印刷したラベルLCを示し
ている。図9はイラストを印刷したラベルLCを示して
いる。イラストとしてはフイルムの代表的な画像を縮小
したものが好ましい。このようなラベルLCは上述した
ラベルLBと併用されることが望ましい。識別コードは
バーコード以外の他のコード,人間が読むことができる
数字,文字,記号等を用いても表わすことができるのは
いうまでもない。
【0078】このようにユーザ用ディスクに識別コード
が表わされたラベルLBを貼付した場合には,ユーザ用
ディスクに識別コードを記録しなくてもよい。
【0079】この場合に,ユーザ用ディスク(およびフ
イルム)に貼付されたラベルのバーコードを読取るため
に,ラボラトリィ・システムにはバーコード・リーダ23
が好ましくは設けられる。バーコード・リーダ23によっ
て読取られたバーコードはコンピュータ・システム10に
与えられ,その識別コードが解読される。
【0080】写真プリンタ(ハード・コピー・ユニッ
ト)15は,ラボラトリィ用ディスク(以下,ラボ用ディ
スクという)に記録された原ディジタル画像データのう
ち,指定されたもの(焼増を注文されたもの)を用い
て,その原ディジタル画像データによって表わされる画
像を紙にプリントするものである。このプリントされた
ものが焼増しされた写真である。
【0081】フイルムを現像した後,そのフイルムに表
わされた画像をこの写真プリンタ15を用いて紙にプリン
トし,焼付写真を作成してもよい。この場合には焼付装
置22を不要とすることができる。すなわち,フイルム読
取装置12でフイルムを読取ることにより得られた原ディ
ジタル画像データが,(必要に応じてホスト・コンピュ
ータのメモリに一旦格納されたのち)写真プリンタ15に
与えられる。
【0082】ディスク・ドライバ16はフイルム読取装置
12から出力される原ディジタル画像データを(必要に応
じてホスト・コンピュータのメモリに一旦格納したの
ち)ラボ用ディスクに記録するとともに,指定された原
ディジタル画像データをラボ用ディスクから読出すもの
である。読出された原ディジタル画像データは上述した
ように写真プリントのために写真プリンタ15に与えられ
る。ラボ用ディスクとしては,ハード・ディスク,光デ
ィスク,光磁気ディスク等が用いられよう。ラボ用ディ
スクに代えて磁気テープを用いてもよい。
【0083】フイルム読取装置12から出力される原ディ
ジタル画像データは好ましくは一本のフイルムを単位と
してラボ用ディスクに記録される。このとき,そのフイ
ルムに関連して発生した上述した識別コードも原ディジ
タル画像データに対応づけてラボ用ディスクに格納され
る。このようにして,フイルム,このフイルムが読取ら
れることにより生成されかつユーザ用ディスクに記録さ
れた画像データ,および上記フイルムが読取られること
により得られかつラボ用ディスクに記録された画像デー
タに同一の識別コードが付され,同一の画像を表わすも
のであることが明示される。
【0084】ラボ用ディスクには,必要に応じて,フイ
ルムごとに,または駒ごとに,それに関連する上述した
パラメータ・データが,原ディジタル画像データに対応
して記録される。
【0085】原ディジタル画像データをデータ圧縮処理
し,この圧縮された画像データをラボ用ディスクに格納
するようにしてもよい。この場合には,コンピュータ・
システム10においてデータ圧縮(伸張)処理が行なわれ
るか,またはデータ圧縮/伸張回路(ユーザ用ディスク
記録装置のものと兼用してもよい)が設けられよう。
【0086】フイルムがカラーフイルムの場合には,原
ディジタル画像データおよび縮小ディジタル画像データ
はカラー画像データであるのはいうまでもない。カラー
画像データは,R,G,Bデータでも,輝度データと色
差データとの組合せでも,NTSCデータでもよい。
【0087】再生および表示制御回路17ならびに表示装
置18は,ラボラトリィ・システムをオペレータが操作す
るときのメニュー画面等の表示,画像の表示等に用いら
れる。画像の表示に関して言えば,フイルム読取装置12
から出力される画像データによって表わされる画像,ユ
ーザ用ディスクに書込まれるべきまたはユーザ用ディス
クから読取られた縮小画像データによって表わされる画
像,ラボ用ディスクから読出された原画像データによっ
て表わされる画像が必要に応じて表示装置18の表示画面
に表示される。
【0088】通信装置19は必要に応じて設けられる。通
信装置19はユーザによって使用される後述する再生機と
公衆回線等(ISDNを含む)を通して交信するもので
あり,主に再生機から伝送される注文データ(詳細は後
述する)を受信するために用いられる。
【0089】再生機とラボラトリィ・システムには,電
話,ファクシミリ等と同じように,電話番号が割当てら
れており,これらは電話番号を用いた呼びにより選択的
に接続される。必要に応じて,中継装置として働く管理
センタが設けられる。複数台のラボラトリィ・システム
が管理センタと専用回線または公衆回線を介して接続さ
れており,再生機は管理センタを介してラボラトリィ・
システムと接続される。
【0090】(2) 再生機 図2はユーザが利用する再生機の電気的構成を示してい
る。再生機は最も一般的にはユーザの自宅に設けられ
る。ユーザの勤める会社,写真を多く取扱う業種の会
社,写真現像,焼付の取扱店,写真店,ラボラトリィ等
にも配置されうる。
【0091】再生機(装置)は,一実施態様ではユーザ
用ディスクに記録された縮小ディジタル画像データによ
って表わされる縮小画像を表示装置の表示画面に表示す
る単純な再生機である。他の実施態様では,縮小画像を
表示する機能に加えて焼増の注文データを入力する機能
をもつ。この場合には再生機は,注文機能をもつ再生機
または単に注文機(装置)と呼ばれる。以下の説明では
これらをすべて含めて単に再生機ということにする。
【0092】注文データには,ユーザ用ディスクに記録
された画像データのうち焼増を希望する画像のフイルム
を特定する番号(上述の識別コードにおける処理通し番
号またはフイルム番号)およびそのフイルム内の駒の識
別番号,焼増を希望する枚数,大きさ(サイズまたは拡
大率等),トリミングに関する情報が含まれる。注文デ
ータは,一態様においてはユーザ用ディスクに記録され
る。他の態様では通信装置を通してラボラトリィ・シス
テムに伝送される。
【0093】単純な再生機の場合には焼増の注文データ
(情報)はメモ用紙もしくは伝票,またはフイルム・シ
ースに直接に記載して明示することになろう。
【0094】再生機もまたコンピュータ・システム30を
含み,このコンピュータ・システムにはメモリ等の周辺
装置が付随している。コンピュータ・システム30に,入
力装置31,ディスク・ドライバ32,ならびに再生および
表示制御回路33が接続されている。必要に応じて通信装
置35およびバーコード・リーダ36がコンピュータ・シス
テム30に接続される。再生および表示制御回路33には表
示装置(CRT表示装置または液晶表示装置など)34が
接続される。
【0095】入力装置31は表示装置34に表示されたメニ
ューにおける選択,各種コマンドの入力,表示装置34に
表示された画像の選択,注文データを含むデータの入力
等を行うためのものであり,代表的にはキーボードやマ
ウスを含む。
【0096】ディスク・ドライバ32はユーザ用ディスク
に記録されている画像データを読出すものである。注文
データをユーザ用ディスクに記録する場合にはディスク
・ドライバ32が用いられる。
【0097】ユーザ用ディスクに再生用プログラム,注
文用プログラムまたは通信用プログラムが記録されてい
る場合には,コンピュータ・システム30を起動したとき
にコンピュータ・システム30からの指令に応答してディ
スク・ドライバ32によってこれらのプログラムがユーザ
用ディスクから読出され,コンピュータ・システム30に
ロードされることになる。コンピュータ・システム30は
これらのプログラムにしたがって,画像再生,入力され
る注文データの受付,注文データのユーザ用ディスクへ
の記録,または注文データの送信の各処理を行うことに
なる。
【0098】もちろん,これらのプログラムをコンピュ
ータ・システム内にあらかじめ組込んでおいてもよい。
この場合には,ユーザ用ディスクにプログラムを記録し
ておく必要はなくなる。
【0099】再生および表示制御回路33はユーザ用ディ
スクから読出された縮小画像データを表示装置34の表示
画面に表示させる処理を行うものである。
【0100】通信装置35は,上述したように,再生機で
入力された注文データを公衆回線を通してラボラトリィ
・システムの通信装置19に伝送するものである。
【0101】バーコード・リーダ36は特に,ユーザ用デ
ィスクに識別コードが記録されていない場合に有用であ
る。この場合にはユーザ用ディスクのケースまたはカー
トリッジに上述のように識別コードを表わすバーコード
を印刷したラベルが貼付されている。このラベルのバー
コードをバーコード・リーダ36が読取ることにより,再
生処理の対象となっている(ディスク・ドライバ32に装
填されている)ユーザ用ディスクまたはそこに記録され
た画像データの識別コードをコンピュータ・システムが
認識できるようになる。
【0102】(3) ラボラトリィ・システムと再生機の運
用 上述したようにラボラトリィ・シスムテおよび再生機の
使用(利用)方法について以下に説明する。
【0103】図10はユーザの持つ未現像フイルムをラボ
ラトリィで現像しかつ写真をプリント(焼付)するとき
のラボラトリィ・システムの使用(運用)形態を示して
いる。
【0104】ユーザはカメラで写真撮影をした後に,一
般にそのフイルムをラボラトリィで現像しかつ写真をプ
リントしてもらう。ユーザの持つ未現像フイルムはラボ
ラトリィに直接に,または取扱い店,写真店等を介して
ラボラトリィに持ち込まれる。このとき一般には注文書
(伝票)が作成される。
【0105】ラボラトリィでは現像装置21を用いて未現
像フイルムの現像処理が行なわれる。この後,現像した
フイルムを用いて焼付装置22で印画紙に焼付けることに
より,フイルムに表わされた画像の写真が作成される。
写真の作成は,焼付装置22を用いることなく,後述する
ように写真プリンタ15を用いて行なってもよい。
【0106】続いて,現像されたフイルムがフイルム読
取装置12により読取られる。フイルム読取装置12から出
力される原ディジタル画像データ(必要に応じて適切な
画像データとするための加工処理が行なわれる,またコ
ンピュータ・システム10のメモリに一時的に格納され
る)は,一方では生成された識別コードとともに(必要
に応じてパラメータ・データも加えて),ディスク・ド
ライバ16によりラボ用ディスクに格納される。
【0107】原ディジタル画像データは,他方では,必
要に応じて写真プリンタ15に与えられ,写真の作成に用
いられる。
【0108】また原ディジタル画像データを縮小処理す
ることにより,縮小ディジタル画像データが作成され
る。この縮小ディジタル画像データはユーザ用ディスク
記録装置13によって,必要ならば識別コードとともに
(必要に応じてパラメータ・データが加えられて),ユ
ーザ用ディスクに記録される。
【0109】生成された識別コードを表わすバーコード
が印刷されたラベルがラベル・プリンタ14から発行され
る。このラベルは少なくとも現像後のフイルムに貼付さ
れる。好ましくはユーザ用ディスクにもラベルが貼付さ
れる。
【0110】ユーザには,現像後のラベルを貼付したラ
ベル,プリントされた写真および縮小画像データが記録
された(およびラベルが貼付された)ユーザ用ディスク
が渡される。もちろん,代金の授受も行なわれよう。
【0111】図11はユーザが写真の焼増を注文するとき
のラボラトリィ・システムの運用形態を示している。
【0112】上述したように焼増の注文はユーザ用ディ
スクに注文データを記録して,再生機から注文データを
ラボラトリィ・システムに送ることにより,または伝票
に注文内容を記入することにより行なわれる。
【0113】ユーザ用ディスクへの注文データの記録は
再生機(注文機能をもつ)を用いて行なわれる。ユーザ
は注文データを記録したユーザ用ディスクに直接に,ま
たは取扱店を通してラボラトリィに渡すことになる。
【0114】注文データを再生機(注文機能をもつ)か
らラボラトリィ・システムに通信回線を通して伝送する
場合には,ユーザはユーザ用ディスクをラボラトリィ・
システムに渡す必要はない。ユーザ用ディスクはユーザ
が再生機を用いて注文データを作成するときに(注文す
る画像の確認等の為)用いられるにすぎない。ラボラト
リィ・システムで作成された焼増写真は郵送,宅配便等
でユーザに送られるであろう。また代金はクレジットで
支払われることになるであろう。
【0115】ラボラトリィに渡されたユーザ用ディスク
に貼付されたラベルの識別コードがバーコード・リーダ
23により読取られる。または,ユーザ用ディスクに記録
された注文データに含まれる識別コードが磁気ディスク
読取装置(ユーザ用ディスク記録装置13が用いられるで
あろう)で読取られる。
【0116】ユーザ用ディスクにより読取られた,また
は通信回線を通して伝送された注文データに含まれる識
別コードが,ラボラトリィ・システムのラボ用ディスク
に保存されている画像データに付随している識別コード
と照合される。
【0117】ラボラトリィ・システムにおけるラボ用デ
ィスクには画像データが一定期間(2,3ヵ月とか,半
年とか,1年等)保存され,この一定期間が経過すると
消去される。上記の照合処理により,焼増を注文された
画像データがラボ用ディスクに保存されているかどうか
が確認される。
【0118】目的とする画像データがラボ用ディスクに
保存されていれば,ユーザ用ディスクに記録された注文
データが読取られる。ユーザ用ディスクから読取られた
注文データまたは受信した注文データにしたがって,注
文されたフイルムの駒の画像データがラボ用ディスクか
ら読出され,写真プリンタ15を用いて注文された大き
さ,条件の写真が注文された枚数プリントされる。
【0119】上述したようにパラメータ・データがラボ
用ディスクまたはユーザ用ディスクに記録されている場
合には,このパラメータ・データを利用して写真のプリ
ントが行なわれるので,常に均質の写真ができる。
【0120】上述したユーザ用ディスクのバーコードの
読取り,ユーザ用からの注文データの読取り,注文デー
タの受信,識別コードの照合,注文データにしたがう写
真のプリントは,その殆どをすべてラボラトリィ・シス
テムに自動的に実行させるようにしてもよいし(ディス
クの装填などはオペレータにより行なわれよう),オペ
レータが各処理ごとにコマンド,データを入力する半自
動で行なってもよい。写真のブリントなどはプリント条
件をオペレータが手動で入力する形態でもよい。
【0121】プリントされた写真とユーザ用ディスク
(ディスクを用いて注文した場合)がユーザに渡される
(送られる)。
【0122】注文された画像データがラボ用ディスクに
保存されていない場合には,次に説明する図12に示す運
用が行なわれるであろう。
【0123】注文された画像データがラボ用ディスクに
保存されているかどうかのチェック(識別コードの照合
処理)は,ラボラトリィ・システムのみならず,ラボラ
トリィ・システムと通信回線等で接続された端末機から
必要なデータをラボラトリィ・システムに伝送すること
により行なうこともできる。この端末機は取扱店や写真
店に置かれるであろう。
【0124】図12は注文された画像データがラボ用ディ
スクにおいて消滅している場合の運用を示している。
【0125】この場合にはユーザはフイルムとユーザ用
ディスクとをラボラトリィに渡す。フイルムに貼付され
たラベルの識別コードがバーコード・リーダ23で読取ら
れる。同じように,ユーザ用ディスクのラベルのバーコ
ードが読取られ,またはディスクに記録され注文データ
中の識別コードが読取られる。フイルムの識別コードと
ユーザ用ディスクの識別コードとが一致すれば,注文に
したがう焼増が行なわれる。
【0126】フイルムの画像がフイルム読取装置12によ
って読取られる。ユーザ用ディスクから注文データが読
取られ(または伝票をみて注文データをオペレータが認
識し),この注文データにしたがって,フイルム読取装
置12から得られる画像データを用いて,写真プリンタ15
により写真がプリントされる。
【0127】フイルムと,焼増された写真と,ユーザ用
ディスクとがユーザに渡される。ユーザ用ディスクをそ
のまま渡してもよいし,フイルムから読取った画像デー
タの縮小画像データをユーザ用ディスクに記録しなおし
てもよい。
【0128】フイルムの識別コードとユーザ用ディスク
の識別コードが一致しない場合には,フイルムのみを用
いて焼増が行なわれる。ユーザ用ディスクは用いられな
い。これは図10に示す未現像フイルムに対する運用と同
じである(フイルムが既に現像されている,という点で
のみ異なる)。
【0129】図13は,未現像フイルムとともに,既に現
像したフイルムの縮小画像が格納されているユーザ用デ
ィスクがラボラトリィに待ち込まれた場合の運用を示し
ている。
【0130】この場合には,未現像フイルムについては
図10に示す運用と同じことが行なわれる。持込まれたユ
ーザ用ディスクの容量に余裕がある場合には,現像され
たフイルムの縮小画像データがユーザ用ディスクに追加
して記録される。ユーザ用ディスクには新たに追加され
たフイルムの識別コードを示すラベルが追加して貼付さ
れる。ユーザ用ディスクには2本の(または2本以上
の)フイルムの縮小画像データが記録されることにな
る。
【0131】図14から図18はユーザ用ディスクのファイ
ル構造(データ構造を示している)。
【0132】図14を参照して,ユーザ用ディスクには,
このディスクに記録されたすべてのデータを管理するた
めのインフォメーション・ファイル,フイルムごとの画
像データを記録した画像ファイル,フイルムごと(また
は駒ごと)のパラメータ・データを記録したパラメータ
・ファイル,および注文データを記録する注文ファイル
がある。
【0133】パラメータ・データをユーザ用ディスクに
記録しない場合にはパラメータ・ファイルは不要とな
る。同じように,注文データをユーザ用ディスクに記録
しないときには注文ファイルは不要となる。図15はイン
フォメーション・ファイルの詳細を示すものである。イ
ンフォメーション・ファイルには,その先頭位置にイン
フォメーションIDが,それに続いてフイルムごとにフ
イルム・ディスクリプション(固定長が好ましい)が記
録される。ここではn本のフイルムについてのデータが
格納されている。
【0134】インフォメーションIDは,そのヘッダ,
各フイルム・ディスクリプションへのパス(ヘッダから
のオフセット,すなわち各フイルム・ディスクリプショ
ンの先頭位置までのアドレス長)等が記述されている。
【0135】フイルム・ディスクリプションは,ヘッ
ダ,フイルムの識別コード,後述するフイルム画像ファ
イル,フイルム・パラメータ・ファイル等へのパス等を
含む。
【0136】図16は画像ファイルの詳細を示している。
画像ファイルは,画像ID(ヘッダ,各フイルム画像フ
ァイルへのパス等)およびフイルムごとのフイルム画像
ファイルを含む。
【0137】フイルム画像ファイルには,ヘッダ,この
ファイルの作成年月日,このファイルの変更年月日(も
し必要であれば),このファイルに格納された駒数(画
像の数),代表画像へのパス,このフイルムの愛称,駒
ごとの画像エントリィ,駒ごとの画像データ,代表画像
の画像データ等が含まれている。
【0138】一本のフイルムに含まれる複数の画像を最
も端的に表現するものをそのフイルムの代表画像とい
う。代表画像は多くのフイルムの中から目的のフイルム
を捜し出すのに好適に用いられる。
【0139】また,フイルムに含まれる複数の画像を最
も端的に表現する単語または句を愛称ということにす
る。後述する「夏祭り」はその例である。愛称もまた目
的のフイルムを捜し出すのに便利なものである。
【0140】ラボラトリィにおいて,ユーザ用ディスク
にフイルムの縮小画像を格納するときに,代表画像の指
定,愛称の入力が行なわれる。
【0141】画像エントリィは一本のフイルムに含まれ
る駒ごとに作成され,その駒の画像に関するデータ,た
とえば駒番号(駒の識別番号),向き(画像が縦向きで
格納されているか,横向きで格納されているか),その
駒の画像データへのパス等を含む。ここに,パラメータ
・データを含ませてもよい(この場合にはパラメータ・
ファイルは不要となる)。
【0142】画像データは縮小画像を表わす画素ごとの
データからなる。画像データの属性には,サイズ(たと
えば64×80),構成(たとえば輝度データY=4,色差
データCr=2,Cb=2など),データ・サイズ(た
とえば10Kバイト固定),データ圧縮の有無,データ圧
縮方法がある。これらの属性は画像エントリィに含ませ
るのが良いであろう。画像データはY00,Y01,C
00,Cr00,Y02,Y03,Cb01,Cr01,Y04,Y
05のように配列される。図16ではm駒分の画像データが
格納されている。
【0143】図17はパラメータ・ファイルの詳細を示し
ている。パラメータ・ファイルはパラメータID,フイ
ルムごとのパラメータ・ファイル等から構成される。パ
ラメータ・ファイルには,各フイルムのパラメータ・デ
ータ(上述したガンマ値,明るさ,解像度等)が格納さ
れる。パラメータ・ファイルを駒ごとに作成してもよい
のはいうまでもない。
【0144】パラメータID内には,パラメータ・ファ
イルがフイルムごとに作成されているか,駒ごとに作成
されいるかを示すコードを記述するようにするとよい。
【0145】図18は注文ファイルの詳細を示している。
注文ファイルには,注文ID(ヘッダを含む),注文す
るフイルムの識別コード,焼増を依頼する駒の数,各駒
ごとのデータ等が含まれている。駒ごとのデータには,
上述したように,駒の識別番号(駒番号),焼増はを希
望する枚数,大きさ,トリミングに関する情報等が含ま
れる。
【0146】ラボ用ディスクのファイル構造もユーザ用
ディスクのファイル構造と基本的には同じであるが,ラ
ボ用ディスクには膨大な数のフイルム画像データが含ま
れるので,検索が容易な構造とすることが好ましい。も
ちろん,ラボ用ディスクには注文ファイルは不要であ
る。
【0147】図19から図23は再生機において注文データ
を作成するときの表示装置に表示される表示画面の例を
示している。
【0148】一枚のユーザ用ディクスに多数本のフイル
ムの画像データが格納されているときには,これらのフ
イルムの中から特定のフイルムを選択するときに,階層
的なメニューが表示される。この例では,年が最も上位
のレベル,月が中位のレベル,愛称が下位のレベルに設
定されている。
【0149】まず,図19に示すように,年が表示され
る。ユーザは注文すべきフイルムが含まれているであろ
う年を選択する。
【0150】次に,図20に示すように,選択された年に
含まれるフイルムが存在する月が表示される。ユーザは
所望の月を選択する。
【0151】すると,選択された月の日付データをもつ
フイルムの愛称が表示される。愛称に加えて代表画像を
表示することが好ましい。
【0152】愛称の選択により一本のフイルムが特定さ
れる。そのフイルムに含まれるすべての駒の画像が順次
表示されるので,ユーザは焼増を希望する駒を選択す
る。
【0153】選択された駒について,図23に示すよう
に,注文データと確認とを入力する画面が表示されるの
で,ユーザは枚数,サイズ,トリミング情報等を入力
し,最後に確認することになる。
【0154】複数駒について注文する場合にはユーザは
上記の動作を繰返すことになる。
【0155】このようにして入力された注文データはユ
ーザ用ディスクの注文ファイルに格納される,または通
信回線を通してラボラトリィ・システムに伝送される。
【0156】(4) 情報記録部付写真フイルムおよびカメ
ラ 図24は新しいタイプの写真フイルム,すなわち情報記録
部付写真フイルムを示している。
【0157】写真フイルム1は,パトローネ4内に回転
自在に設けられたスプール(図示略)にその端末が固定
されている。図24は写真フイルム1がパトローネ5から
引出された状態を示している。
【0158】写真フイルム1の先端部にはカメラの写真
フイルム巻取軸の一部に係合させるためのいくつかのパ
ーフォレーション2aが形成されている。
【0159】先端部の適当な長さの部分を除いて,写真
フイルム1の全体には画像を記録する領域4がある(こ
の領域は写真撮影によって形成されるもので,図24では
説明の便宜のために鎖線で示されている)。
【0160】画像記録領域4の両側に細長い帯状の情報
記録部3b,3dが設けられている。また,一方の情報
記録部3bの間に,各画像記録領域4に対応して1つず
つパーフォレーション2bが形成されている。このパー
フォレーション2bは主に画像記録領域4をカメラにお
ける結像位置に位置決めするために用いられる。
【0161】写真フイルム1の先端部分にもまた情報記
録部3a,3cがその両側に設けられている。
【0162】情報記録部3a,3b,3cおよび3dは
一般には透明磁性体を塗布することにより形成される磁
気記録層である。写真フイルム1の一側に設けられた情
報記録部3aおよび3bは一般にラボラトリィにおいて
使用される。写真フイルム1の他側に設けられた情報記
録部3cおよび3dは一般にユーザまたはカメラが情報
(データ)を記録するために用いられる。
【0163】先端部分の情報記録部(リーダ情報記録
部)3aおよび3cは1本のフイルム1に関する情報
(フイルム情報)の記録のために用いられる。各画像記
録領域4に対応して設けられた情報記録部(フレーム情
報記録部)3bおよび3dは各領域4に記録された画像
に関する情報(フレーム情報)の記録のために用いられ
る。
【0164】一例を挙げると,ユーザが利用するリーダ
情報記録部3cには,その写真フイルムを用いて撮影さ
れた画像が関係するイベントを表わす情報が記録され
る。イベントとは,たとえば運動会,誕生日,パーテ
ィ,結婚式等である。これを情報IX1と呼ぶ。
【0165】ユーザが利用するフレーム情報記録部3d
に記録される情報には,ユーザがカメラに入力する情報
(たとえば,画像を端的に表わすタイトルなど)と,カ
メラが自動的に記録する情報(たとえばその駒の画像を
撮影するときに用いたシャッタ速度など)とが含まれ
る。これらの情報を情報IX2と呼ぶ。ユーザが入力す
る情報のみを情報IX2としてもよい。
【0166】図25は写真フイルムの情報記録部における
データ配置(フォーマット)を示している。このデータ
・フォーマットは情報IX1およびIX2の両方に適用
され,SS,VER,ID,LNG,DATA,LCR
およびESが含まれる。
【0167】SSはStart Sentinalの略で,データ列の
開始を表わすコードである。VERは記録フォーマット
(規格)のバージョンを示す。IDは記録される情報の
種類(IX1,IX2など)を表わす。LNGは次に続
くデータの長さを示す。DATAは記録したい,または
記録すべき情報を表わすデータである。LCRはCRC
チェック・コードである。ESはEnd Sentinalの略で,
データ列の終了を表わすコードである。
【0168】このようなフォーマットのデータ列が一つ
の情報記録部に1または複数個設けられる。たとえば,
フレーム情報記録部3dにはユーザが入力したデータを
表わすデータ列と,カメラが書込むべきデータを表わす
データ列とが記録される。必要に応じて,信頼性を高め
るために,情報記録部には同一のデータ列が並列に複数
個記録される。
【0169】このような情報記録部付写真フイルムを取
扱うことが可能なカメラの構成の一部が図26に示されて
いる。この図では写真フイルムの情報記録部への記録に
関する構成が主に示され,撮像光学系等の構成について
は図示が省略されている。
【0170】パトローネ5はカメラ内のフォークに回転
自在に支持される。パトローネ5から引出された写真フ
イルム1の先端部は写真フイルム巻取軸46に巻付けれ
る。パーフォレーション2bを検出する光電センサ42が
設けられており,この検出信号は制御装置40に与えられ
る。制御装置40はモータ44を駆動して巻取軸46を回転さ
せて写真フイルム1を順次巻取らせるとともに,光電セ
ンサ42の検出信号に基づいて画像記録領域4が結像位置
にくるように写真フイルム1を撮影ごとに位置決めす
る。
【0171】ユーザ用の情報記録部3c,3dに情報を
記録するために磁気ヘッド41が情報記録部3c,3dの
走行路上に設けられている。写真フイルム1が巻取られ
る(走行する)過程で,制御装置40の制御の下に,ヘッ
ド駆動回路43を介して,入力装置45から入力された情報
または制御装置40が生成した情報が,情報記録部3c,
3dに磁気記録されることになる。
【0172】入力装置45は数字や文字を入力するもので
ある。たとえば,入力装置45はテンキー,アルファベッ
ト・キー等を含む。必要に応じて入力装置45は表示装置
を含み,キー入力された情報が表示装置に表示される。
キーの数を少なくするために,一つのキーを押すごとに
表示される文字が変化し,ユーザが表示された文字を選
択できる構成とすることもできる。
【0173】この実施例ではイベント情報,すなわち情
報IX1の種類があらかじめ定められており,ユーザが
その中から所望のものを選択する。情報IX1には99種
類あり,これらに01〜99のコードが割当てられてい
る。たとえば,コード01は運動会,コード02は誕生
日等である。したがって,リーダ情報記録部3cにはユ
ーザが選択したコードが記録されれば足りる。
【0174】情報IX2は一般には文字コードまたは数
字コードとして入力装置45から入力される。「スタート
まえ」,「スタート」,「おゆうぎ」等の文字を表わす
コードがフレーム情報記録部3dに記録されることにな
る。
【0175】このような情報記録部付写真フイルムは,
通常の(従来の)写真フイルムに代えて,上述したラボ
ラトリィ・システム(その1)で用いることもできる。
次に示すラボラトリィ・システム(その2)は特に,情
報記録部付写真フイルムに適したものである。
【0176】(5) ラボラトリィ・システム(その2) 図27はラボラトリィ・システムの他の例を示している。
この図において,図1に示すラボラトリィ・システムを
構成する装置と同一物については同一符号を付して説明
を省略し,異なる点についてのみ説明する。図27におい
てはバーコード・リーダ23やラベル・プリンタ14は設け
られていない。もちろんこれらを設けることもできる。
【0177】図27に示すラボラトリィ・システムは特
に,情報記録部付写真システムに適したものであるが,
従来の情報記録部を持たない写真フイルムにも適用でき
る。
【0178】コンピュータ・システム10Aは装置11,12
A,13,15〜19を個別に制御するとともにラボラトリィ
・システム全体の動作を統括するものである。コンピュ
ータ・システム10Aはまた識別コードを発生する。コン
ピュータ・システム10AにはCPU,メモリ(半導体メ
モリ,フロッピィ・ディスク,ハード・ディスク等),
その他の周辺装置が含まれる(図28参照)。
【0179】フイルム・スキャナ12Aは現像された情報
記録部付写真フイルムに表わされた画像を読取ってディ
ジタル画像データを生成するとともに,写真フイルムの
情報記録部(少なくとも3cおよび3d)に記録された
情報IX1,IX2を読取るものである。情報記録部を
持たない写真フイルムの場合にはそこに表わされた画像
を読取ってディジタル画像データを生成する。
【0180】ユーザ用ディスク記録装置13はコンピュー
タ・システム10Aの制御の下に,ユーザ用ディスク(可
搬型記録媒体)に,フイルム・スキャナ12Aが写真フイ
ルムから読取った原ディジタル画像データおよび情報I
X1,IX2,縮小ディジタル画像データ(インデック
ス画像データを含む)ならびに後述する再生用ソフトウ
ェア(識別コードを含む)を記録するものである。
【0181】ユーザ用ディスクの代表的なものには光デ
ィスク(光磁気ディスク,相変化型光ディスク等の書換
え可能型光ディスク),追記型光ディスク,磁気ディス
ク(フロッピィ・ディスク)などがある。ユーザ用記録
媒体として,ディスク状記録媒体に代えて,半導体メモ
リ・カード,磁気カード,光テープ等を用いることもで
きる。
【0182】ディスク・ドライバ16はフイルム・スキャ
ナ12Aから出力される原ディジタル画像データおよび情
報記録部の情報(IX1,IX2を含む)を(必要に応
じてホスト・コンピュータのメモリに一旦格納したの
ち)ラボ用ディスクに記録するとともに,指定された原
ディジタル画像データ等をラボ用ディスクから読出すも
のである。読出された原ディジタル画像データは上述し
たように写真プリントのために写真プリンタ15に与えら
れる。ラボ用ディスクとしては,ハード・ディスク,光
ディスク,光磁気ディスク等が用いられよう。ラボ用デ
ィスクに代えて磁気テープを用いてもよい。
【0183】フイルム・スキャナ12Aから出力される原
ディジタル画像データは好ましくは一本のフイルムを単
位としてラボ用ディスクに記録される。このとき,その
フイルムに関連して発生した識別コードも原ディジタル
画像データに対応づけてラボ用ディスクに格納される。
このようにして,写真フイルムが読取られることにより
生成されかつユーザ用ディスクに記録された画像デー
タ,および上記写真フイルムが読取られることにより得
られかつラボ用ディスクに記録された画像データに同一
の識別コードが付され,同一の画像を表わすものである
ことが明示される。
【0184】原ディジタル画像データをデータ圧縮処理
し,この圧縮された画像データもラボ用ディスクに格納
するようにしてもよい。この場合には,コンピュータ・
システム10Aにおいてデータ圧縮(伸張)処理が行なわ
れるか,またはデータ圧縮/伸張回路(ユーザ用ディス
ク記録装置のものと兼用してもよい)が設けられよう。
【0185】フイルムがカラーフイルムの場合には,原
ディジタル画像データおよび縮小ディジタル画像データ
はカラー画像データであるのはいうまでもない。カラー
画像データは,R,G,Bデータでも,輝度データと色
差データとの組合せでも,NTSCデータでもよい。
【0186】図28はコンピュータ・システム10Aおよび
フイルム・スキャナ12Aならびにその周辺部分の構成を
示すものである。
【0187】コンピュータ・システム10Aには,SCS
I(Small Computer System Interface )バスを介し
て,ディスク・ドライバ16,ユーザ用ディスク記録装置
13,フイルム・スキャナ12Aおよびコンピュータ・シス
テム10A内のハード・ディスク・ドライバ54が接続され
ている。
【0188】コンピュータ・システム10AにはCPU51
およびその周辺回路,メモリ装置(ROM,RAM,フ
ロッピィ・ディスク等)52,ハード・ディスク・ドライ
バ54ならびにSCSI方式によるコマンド,データの送
受を行なうためのSCSI制御部53が含まれている。
【0189】フイルム・スキャナ12Aは,情報記録部付
写真フイルムに表わされた画像を撮像してその画像を表
わす画像データ(たとえば2048×3072画素)を出力する
とともに,写真フイルムの情報記録部3c,3d(およ
び3a,3b)に磁気記録された情報(IX1,IX2
等)を読取って出力する読取装置70,これらの画像デー
タおよび情報等を記憶するためのメモリ(RAM,RO
M等)62,コンピュータ・システム10Aとのコマンド,
データの送受のためのSCSI制御部63,ならびにフイ
ルム画像の読取り,画像データの記憶,画像データの転
送等の制御を行なうコントローラ61を含んでいる。
【0190】図29はフイルム・スキャナ12Aにおける読
取装置70の概略構成を示している。
【0191】写真フイルム1はパトローネ5から引出さ
れ,写真フイルム巻取軸74に巻取られる。写真フイルム
1はフイルム給送機構(図示略)によって所定速度で搬
送される。
【0192】光源71からの光が搬送されるフイルム1に
照射される。フイルム1の画像記録領域に表わされた画
像を表わす光はレンズ系72によってCCDライン・セン
サ73上に結像する。CCDライン・センサ73は写真フイ
ルム1の長手方向と直交する方向に配列された多数の
(たとえば2048個)の光電変換素子を含む。フイルム1
が送られる過程でCCDライン・センサ73から一ライン
分ずつの映像信号が画像処理装置76に与えられる。フイ
ルム1が一画像記録領域の長さ送られると,一駒分の画
像データが得られることになる(たとえば最も細かいピ
ッチで送られたときに2048×3072画素の解像度の画像デ
ータが得られる)。
【0193】画像処理装置76はCCDライン・センサ73
から得られる映像信号(またはA/D変換後のディジタ
ル画像データ)を処理する信号処理回路(ホワイト・バ
ランス回路,ガンマ補正回路,ネガ/ポジ反転回路等の
うちの必要なものを含む),A/D変換回路等から構成
される。写真フイルム1が最も細かいピッチで送られた
ときに得られるディジタル画像データを原ディジタル画
像データという。原画像データはコントローラ61に与え
られる。
【0194】原画像データはいわゆるハイビジョン用の
ものである。この原画像データを縦1/2 ,横 1/2 に
縮小することにより標準画像データが得られる。この標
準画像データをさらに縦 1/8 ,横 1/8 に縮小するこ
とにより縮小画像データが得られる。画像の縮小は間引
き処理または複数の隣接画素ごとに平均化処理すること
により行なわれる。この縮小処理はユーザ用ディスク記
録装置13により行なわれる。これらの原(ハイビジョン
用)ディジタル画像データ,標準画像データおよび縮小
ディジタル画像データは,必要に応じて,データ圧縮さ
れた後にユーザ用ディスクに記録される。したがって,
記録装置13には,必要に応じて,間引き回路(平均化回
路),データ圧縮(伸張)回路が含まれる。間引き処理
(平均化処理),データ圧縮(伸張)回路は記録装置13
においてソフトウェアにより実行することもできるし,
またコンピュータ・システム10Aにおいて実行するよう
にしてもよい。さらに,読取装置70においてフイルム1
の送りピッチを変えることにより解像度の異なる画像デ
ータを得ることもできる。
【0195】図29に示す読取装置70において,写真フイ
ルム1の搬送路にはその情報記録部3c,3dが通過す
る位置に磁気ヘッド75が設けられている。磁気ヘッド75
はフイルム1が送られる過程で,情報記録部3c,3d
に磁気記録されている情報を読取り,その読取信号を磁
気読取回路77に送る。磁気読取回路77は読取信号に必要
な処理(復調,エンコード等)を加えてコントローラ61
に与える。
【0196】このようなラボラトリィ・システム(その
2)の運用は先に示したラボラトリィ・システム(その
1)の運用とほぼ同じである。ラボラトリィ・システム
(その2)では識別コードが記載されたラベルが発行さ
れないので,写真フイルムおよびユーザ用ディスクにラ
ベルが貼られることはない。
【0197】(6) ユーザ用ディスクの構造およびハイパ
ーテキスト 上述したようにユーザ用ディスクには原画像データ,標
準画像データ,縮小画像データ,写真フイルムから読取
った情報(IX1,IX2),ならびに再生機における
画像再生のための(および焼増の注文,その他の処理の
ための)ソフトウェアが格納される。ここでは簡単のた
めに,標準画像データはユーザ用ディスクに格納されず
原画像データと縮小画像データのみが格納されるものと
する。画像再生のためのソフトウェアはこの実施例では
HTML言語等によって記述されたハイパーテキスト
(Hypertext )である。
【0198】図30はユーザ用ディスクの構造を示してい
る。ユーザ用ディスクにはシステム使用領域,ディレク
トリ領域,ハイパーテキスト領域,縮小画像ファイルお
よび高精細画像ファイル(高精細画像は原画像を意味す
る)が設けられている。
【0199】ハイパーテキスト領域にはハイパーテキス
トと,画像再生処理において再生機の表示装置に表示す
る各種画像を表わすデータ(画像部品という)が格納さ
れている。
【0200】縮小画像ファイルには写真フイルムから読
取った原画像データに基づいて作成されたフイルムの駒
ごとの縮小画像データがそれぞれに一連の識別番号(駒
番号)を付されて格納される。
【0201】高精細画像ファイルには写真フイルムから
読取った駒ごとの原画像データ(一連の識別番号が付さ
れる)および情報(IX1,IX2)が格納される。
【0202】ハイパーテキストには再生のための命令,
焼増注文のための命令,その他の命令が含まれる。これ
らの命令には,より具体的には,写真フイルムから読取
った情報(IX1,IX2)およびそれを表示する命
令,縮小画像ファイル内の表示すべき特定の駒の縮小画
像データへのパスおよび縮小画像の表示命令,高精細画
像ファイル内の表示すべき駒の原画像データへのパスお
よび高精細画像の表示命令,識別コードおよびその表示
命令,焼増注文その他の処理のためのサーバーのアドレ
スおよびサーバーへのアクセス命令等が含まれる。
【0203】ハイパーテキストのテンプレート(temple
teまたはtemplate)があらかじめ用意されコンピュータ
・システム10Aのメモリ52に格納されている。識別コー
ド,ファイル名(各種画像ファイル名)等があらかじめ
定められた規則にしたがってコンピュータ・システム10
Aによって生成される。各種画像データはあらかじめ定
められたパスにしたがって画像ファイルに格納される。
このようにして定められた識別コード,ファイル名,パ
ス,写真フイルムから読取られた情報(IX1,IX
2)等がハイパーテキストのテンプレートの空欄に埋め
られることによってハイパーテキストが完成する。
【0204】ハイパーテキストの例を次に示す(説明の
便宜上,先頭に行番号1〜26が付されている)。
【0205】
【数1】
【0206】このハイパーテキストにしたがって再生機
の表示装置の表示画面上に表示される画像の一例が図31
に示されている。ハイパーテキストの各行の意味は次の
通りである。
【0207】第1行:HTML言語によるハイパーテキ
ストの記述の開始を示す。
【0208】第2行:タイトル(ウィンドウに付けるタ
イトル)が「Picture Disk」であることを
示す。
【0209】第3行:センタリング表示の開始を示す。
第3行の<center>と後述する第7行の</ce
nter>で挟まれた行の命令によって表示される画像
がセンタリングして表示されることになる。
【0210】第4行:「./Res/dots/GR_
DIAM .GIF」はユーザ用ディスク内のハイパー
テキスト領域に格納されている画像部品へのパス(この
画像部品の記憶場所をアクセスするために必要な情報
で,その記憶場所までのオフセットまたはアドレス長で
表わされることが多い)を示す。第4行の命令は,この
パスでアクセスされる画像部品(画像データ)によって
表わされる画像を表示すべきことを示す。第4行の命令
によって表示される画像が図31に符号P4で指し示され
ている。
【0211】第5行:「Welcome to Pic
ture Disk」という文字をフォントサイズ=7
(FONT SIZE=7)でかつ強調文字(STRO
NG)で表示することを表わす命令である。Welco
me to PictureDiskという文字を表わ
す文字コードがこの命令文に含まれており,この文字コ
ードにしたがって再生機内のキャラクタ・ジェネレータ
から対応する文字を表わす画像データが発生する。第5
行の命令によって表示された画像が図31にP5で示され
ている。
【0212】第6行:パス「./Res/dots/G
R_DIAM .GIF」でアクセスされる画像部品に
よって表わされる画像を表示すべきことを示す。これは
符号P6で示される画像(P4で示される画像と同じ)
である。
【0213】第7行:センタリング表示の終了を示す。
【0214】第8行:改行<p>を行って,パス「./
Res/bars/GR_BAR.GIF」でアクセス
されるハイパーテキスト領域に格納されている画像部品
によって表わされる画像(符号P8で示す)を表示すべ
きことを表わす。
【0215】第9行:「運動会」という文字(符号P9
で指し示す)をフォントサイズ=5で表示すべきことを
示す。「運動会」という文字を表わすコードは写真フイ
ルムから読取られたフイルム情報IX1である。すなわ
ち,ハイパーテキストのテンプレートにおいて,この文
字を入れるべき場所が空欄となっており,コンピュータ
・システム10Aがハイパーテキストを編集してユーザ用
ディスクに格納するときに,上記の空欄の場所にフイル
ム情報IX1を挿入する。
【0216】第10行:改行<p>の上,「この画像の注
文番号は081−100−1A67−19940315
101523−F5−1FFです」という文字を表示
し,かつ<Blink>で囲まれた範囲の番号(081
−…−1FF)を点滅すべきことを表わす。この表示は
符号P10で示されている。
【0217】番号(081−…−1FF)は一本の写真
フイルムから読取った一連の画像データを特定するため
の上述した識別コードである。この識別コードは次の意
味をもつ(数字は16進数で表現されている)。
【0218】 国番号:日本 081 地域番号:東京 100 店番号:東京のxxカメラ新宿店 1A67 日時:1994/03/15 10:15:23 19940315101523 処理機番号 F5 処理通し番号 1FF
【0219】上述したように識別コードはコンピュータ
・システム10Aによって作成され,このハイパーテキス
ト内に記述されることにより,ユーザ用ディスクに記録
される。
【0220】識別コードを焼増の注文番号と兼用してい
る訳である。
【0221】第11行:パス「./I−IMG/1 .g
if」によってアクセスされる縮小画像ファイル内の縮
小画像データによって表わされる画像(符号P11で示
す)を表示すべきことを示すとともに,この縮小画像を
特定するための番号「01」も表示すべきことを示す。
【0222】「<A HREF=“./H−IMG/1
.jpg”>」は,表示された縮小画像がマウス等に
よってクリックされると,パス「./H−IMG/1
.jpg」によってアクセスされる高精細画像ファイ
ル内の原画像データによって表わされる原画像を表示す
べきことを示す命令である。
【0223】第12行〜第19行:これらの各行の命令も,
縮小画像ファイル内に格納されている各駒の縮小画像を
表示すべきこと,および縮小画像がクリックされると,
クリックされた縮小画像に対応する原画像を表示すべき
ことを示す。
【0224】したがって第11行から第19行の命令によっ
て,ユーザ用ディスクの縮小画像ファイル内に格納され
ているすべての縮小画像データによって表わされる縮小
画像が,図31に符号P11〜P19で示すようにマルチ画面
を構成する形態で表示される。この実施例では9個の縮
小画像が表示されているが,一本の写真フイルムに含ま
れるすべての駒の縮小画像が表示される。したがって,
第11行〜第19行で代表される縮小画像表示命令は写真フ
イルムに含まれるすべての駒の縮小画像について作成さ
れることになる。もちろん,駒数が膨大な場合には,一
マルチ画面ではなく,二回以上に分けて表示するように
してもよい。
【0225】表示された複数の縮小画像をみてユーザが
所望の縮小画像(画像の一部または01,02等の番号
の表示箇所)をクリックすると,それに対応する原画像
が表示画面に大きく表示されることになる。これをみて
ユーザは表示された原画像を子細にチェックしたり確認
したりすることができる。
【0226】写真フイルムから読取られたフレーム情報
(IX2)がある場合には,このフレーム情報も各駒の
ステートメント(命令文)の中に挿入される。これによ
り,フレーム情報も縮小画像に対応して表示されること
になる。
【0227】第20行,第22行:線の画像(符号P20,P
22で示す罫線)を表示して上,下を区切ることを示す。
<HR>はHorizontal Rule (罫線)を引く事を表す。
【0228】第21行:「この度はABCFILM Pi
cture Diskサービスをご利用下さり,ありが
とうございました」という文を点滅表示する。ABCF
ILMはラボラトリィ・サービスの提供会社の名称であ
る。
【0229】第23行:ハイパーテキスト領域内のパ
ス「./Res/punct/Q_MARK2 .GI
F」でアクセスされる画像部品によって表わされる画像
(符号P23Aで示す)を表示するとともに,「Disk
の使い方についてわからない場合」(符号P23Bで示
す)という文字を表示することの命令を含む。
【0230】再生機はラボラトリィまたは他のサービス
会社に設置されたサーバーとインターネット(the Inte
rnet(www ))を通して接続可能である。「www .
abcfilm .co .jp」はこのサーバーのア
ドレスを表わす。「HREF」はリンクせよという命令
であり,「http」はWorld Wide Webサーバー上のフ
ァイルであることを示すヘッダである。<HREF=
“http://www.abcfilm .co .
jp/info/help .html”>は,画像P
23Aがクリックされたときには,「www .abcf
ilm .co.jp」というサーバーと交信して,こ
のサーバーの「www .abcfilm .co .
jp/info/help .html」というパスで
アドレスされるページ(このページにはこのPictu
re Diskの使い方についての説明を表わすデータ
が格納されている)のデータを受取り,そのデータによ
って表わされる画像(説明文)を表示すべきことを表わ
す。これにより,ユーザはこのPicture Dis
kの使い方を知ることができる。
【0231】第24行:ハイパーテキスト領域内のパ
ス「./Res/symbol/CONNEC .GI
F」でアクセスされる画像部品によって表わされる画像
(符号P24Aで示す)を表示するとともに,「焼増しサ
ービスをご利用になる場合」という文(符号P24Bで示
す)を表示すべきことを示す。また,画像P24Aがクリ
ックされた場合には,アドレス「www .abcfi
lm .co .jp」をもつサーバーのパス「www
.abcfilm .co .jp/info/注
文.html」でアクセスされるページのデータによっ
て表わされる画像を表示すべきことの命令が含まれてい
る。サーバーのこのページには,再生機における焼増し
注文をするための操作のやり方を案内する文章,絵等を
表示するデータが格納されている。
【0232】したがって,ユーザは画像P24Aをクリッ
クし,その後に表示される案内にしたがって焼増し注文
データ(焼増しを希望する画像の番号や枚数)を再生機
から入力すれば,焼増し注文データがサーバーに伝送さ
れる。焼増し注文を再生機を用いてオンラインで行うこ
とができる。
【0233】第25行:ハイパーテキスト領域内のパ
ス「./Res/symbol/IDEA .GIF」
でアクセスされる画像部品によって表わされる画像(符
号P25Aで示す),および「ABCFILMからのご案
内」という文字(符号P25Bで示す)を表示すべきこと
を表わす。また,画像P25Aがクリックされたときには
「www .abcfilm .co .jp」という
サーバーの「www .abcfilm .co .j
p/info/info .html」というパスで示
されるページを表示すべきことを表わす。これによっ
て,ABCFILMが行っているキャンペーンやイベン
ト案内,広告等が再生機の表示画面に表示される。
【0234】第26行:HTML記述の終了を示す。
【0235】一つのユーザ用ディスクに一本のフイルム
の複数駒の画像データが格納されている場合のハイパー
テキストの例について説明した。一つのユーザ用ディス
クに複数本のフイルムの画像データを格納することもで
きる。この場合には,上述したハイパーテキストが各フ
イルムの画像ごとに作成される。そして,各フイルムの
画像の表示に先だって各フイルムの代表画像を表示させ
るためのより上位の階層のハイパーテキストもあらかじ
め用意され,ユーザ用ディスクに記録される。この上位
の階層のハイパーテキストにしたがう代表画像の表示を
みてユーザが一つの代表画像を選択すると,選択された
画像で代表されるフイルムに関するハイパーテキストに
したがう図31に示すような表示が行なわれる。もっと
も,各写真フイルムに関するハイパーテキストの内容と
写真フイルムを選択させるための上位のハイパーテキス
トの内容とを一体にしたハイパーテキストを作成するこ
ともできる。
【0236】上記実施例において,情報記録部をもたな
い写真フイルムから読取られた画像についてはその情報
(IX1,IX2)が無いので,ハイパーテキストにお
いてこれらの情報を挿入すべき箇所は空欄のままに置か
れる。
【0237】再生機はインターネット等の通信回線に接
続可能で通信機能を持つものであり,図2に示すものと
同じような構成を持つ。この再生機のコンピュータ・シ
ステムにはハイパーテキストの解読プログラムがあらか
じめ用意されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラボラトリィ・システム(その1)を示すブロ
ック図である。
【図2】再生機を示すブロック図である。
【図3】フイルムに識別コード・ラベルを貼付した様子
を示す。
【図4】フイルム・ケースに識別コード・ラベルを貼付
した様子を示す。
【図5】ディスク・ケースに識別コード・ラベルを貼付
した様子を示す。
【図6】ディスク・ケースに複数の識別コード・ラベル
を貼付した様子を示す。
【図7】ディスク・カートリッジに識別コード・ラベル
を貼付した様子を示す。
【図8】ディスク・カートリッジに他の形態の識別コー
ド・ラベルを貼付した様子を示す。
【図9】ディスク・カートリッジにさらに他の形態の識
別コード・ラベルを貼付した様子を示す。
【図10】ラボラトリィ・システムの運用の一態様を説
明するものである。
【図11】ラボラトリィ・システムの運用の他の態様を
説明するものである。
【図12】ラボラトリィ・システムの運用のさらに他の
態様を説明するものである。
【図13】ラボラトリィ・システムの運用のさらに他の
態様を説明するものである。
【図14】ユーザ用ディスクのファイル構造を示す。
【図15】インフォメーション・ファイルの詳細を示
す。
【図16】画像ファイルの詳細を示す。
【図17】パラメータ・ファイルの詳細を示す。
【図18】注文ファイルの詳細を示す。
【図19】再生機において注文データを作成する手順を
示す。
【図20】再生機において注文データを作成する手順を
示す。
【図21】再生機において注文データを作成する手順を
示す。
【図22】再生機において注文データを作成する手順を
示す。
【図23】再生機において注文データを作成する手順を
示す。
【図24】情報記録部付写真フイルムを示す。
【図25】情報記録部に記録されるデータのフォーマッ
トを示す。
【図26】情報記録部付写真フイルムを取扱うことが可
能なカメラの一部を示す。
【図27】ラボラトリィ・システム(その2)を示すブ
ロック図である。
【図28】図27におけるフイルム・スキャナとコンピュ
ータ・システムの構成を示すブロック図である。
【図29】フイルム・スキャナの構成を示す。
【図30】ユーザ用ディスクのデータ構造を示す。
【図31】ハイパーテキストにしたがって表示される画
面の例を示す。
【符号の説明】
1 情報記録部付写真フイルム 3c ユーザ用フイルム情報記録部 3d ユーザ用フレーム情報記録部 4 画像記録領域 10,10A コンピュータ・システム 11 入力装置 12 フイルム読取装置 12A フイルム・スキャナ 13 ユーザ用ディスク記録装置 14 ラベル・プリンタ 15 写真プリンタ 16 ディスク・ドライバ 19 通信装置 23 バーコード・リーダ 30 コンピュータ・システム 31 入力装置 32 ディスク・ドライバ 33 再生および表示制御回路 34 表示装置 35 通信装置
【数1】
【数1】

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像後のフイルムの画像をその画像を表
    わす原ディジタル画像データに変換するフイルム読取装
    置,上記フイルム読取装置により得られた原ディジタル
    画像データまたはその縮小ディジタル画像データをユー
    ザ用記録媒体に記録するユーザ用記録媒体記録装置,上
    記フイルム読取装置により得られた原ディジタル画像デ
    ータを該当するフイルムの識別コードに対応させてラボ
    用記録媒体に格納するラボ用記録装置,および少なくと
    もフイルムに貼付する上記識別コードを表わすラベルを
    発行するラベル発行装置,を備えたラボラトリィ・シス
    テム。
  2. 【請求項2】 上記ユーザ用記録媒体記録装置は上記識
    別コードを上記画像データに対応させてユーザ用記録媒
    体に記録するものである,請求項1に記載のラボラトリ
    ィ・システム。
  3. 【請求項3】 上記ユーザ用記録媒体記録装置はフイル
    ムの各駒の画像データを駒の識別番号に対応させてユー
    ザ用記録媒体に記録するものである,請求項1または2
    に記載のラボラトリィ・システム。
  4. 【請求項4】 上記ユーザ用記録媒体記録装置は上記画
    像データに対応させてその画像データの特性に関するパ
    ラメータ・データをユーザ用記録媒体に記録するもので
    ある,請求項1から3のいずれか一項に記載のラボラト
    リィ・システム。
  5. 【請求項5】 上記ラボ用記録装置はフイルムの各駒の
    画像データを駒の識別番号に対応させてラボ用記録媒体
    に格納するものである,請求項1から4のいずれか一項
    に記載のラボラトリィ・システム。
  6. 【請求項6】 上記ラボ用記録装置は上記画像データに
    対応させてその画像データの特性に関するパラメータ・
    データをラボ用記録媒体に格納するものである,請求項
    1から5のいずれか一項に記載のラボラトリィ・システ
    ム。
  7. 【請求項7】 上記ラベル発行装置はユーザ用記録媒体
    に貼付する,上記識別コードを表わすラベルをさらに発
    行するものである,請求項1から6のいずれか一項に記
    載のラボラトリィ・システム。
  8. 【請求項8】 上記フイルム読取装置によって得られ
    た,またはラボ用記録媒体から読出された原ディジタル
    画像データによって表わされる画像をプリントする写真
    プリンタをさらに備えている,請求項1から7のいずれ
    か一項に記載のラボラトリィ・システム。
  9. 【請求項9】 上記ラボ用記録媒体に記録されているプ
    リントすべき画像データの識別コードおよび駒の識別番
    号を指定する入力装置をさらに備えている,請求項5か
    ら8のいずれか一項に記載のラボラトリィ・システム。
  10. 【請求項10】 上記ラボ用記録媒体に記録されている
    プリントすべき画像データの識別コードおよび駒の識別
    番号を指定する注文データを受信する受信装置を備え,
    受信した注文データによって指定される画像データによ
    って表わされる画像が上記写真プリンタによってプリン
    トされる,請求項8に記載のラボラトリィ・システム。
  11. 【請求項11】 上記ラボ用記録媒体に記録されている
    プリントすべき画像データの識別コードおよび駒の識別
    番号を指定する注文データをユーザ用記録媒体から読取
    る読取装置と,読取られた注文データによって指定され
    る画像データによって表わされる画像をプリントする写
    真プリンタと,をさらに備えている,請求項3に記載の
    ラボラトリィ・システム。
  12. 【請求項12】 フイルムの識別コードおよび駒の識別
    番号と対応させて記録された画像データをユーザ用記録
    媒体から読取る読取装置,上記読取装置によって読取ら
    れた画像データによって表わされる画像を表示する表示
    装置,および上記表示装置に表示された画像について注
    文データを入力する入力装置,を備えた再生機。
  13. 【請求項13】 上記読取装置は上記入力装置によって
    入力された注文データをユーザ用記録媒体に記録するも
    のである,請求項12に記載の再生機。
  14. 【請求項14】 上記入力装置によって入力された注文
    データを伝送する通信装置をさらに備えた請求項12に記
    載の再生機。
  15. 【請求項15】 現像後のフイルムの画像を,撮像する
    ことにより,その画像を表わす原ディジタル画像データ
    に変換し,原ディジタル画像データを,縮小画像を表わ
    す縮小ディジタル画像データに変換し,縮小ディジタル
    画像データをユーザ用記録媒体に格納し,原ディジタル
    画像データをラボ用記録媒体にフイルムの識別コードと
    ともに格納し,フイルムおよび縮小ディジタル画像デー
    タを格納したユーザ用記録媒体に上記識別コードを付与
    する,フイルム画像の管理方法。
  16. 【請求項16】 識別コードを縮小ディジタル画像デー
    タとともにユーザ用記録媒体に格納することにより,識
    別コードをユーザ用記録媒体に付与する,請求項15に記
    載のフイルム画像の管理方法。
  17. 【請求項17】 識別コードを表わすバーコードが印刷
    されたラベルをフイルムおよびユーザ用記録媒体に貼付
    する,請求項15または16に記載のフイルム画像の管理方
    法。
  18. 【請求項18】 縮小ディジタル画像データに代えて原
    ディジタル画像データをユーザ用記録媒体に格納する,
    請求項15に記載のフイルム画像の管理方法。
  19. 【請求項19】 原ディジタル画像データの特性に関す
    るパラメータ・データをユーザ用記録媒体およびラボ用
    記録媒体の少くともいずれか一方に格納する,請求項15
    に記載のフイルム画像の管理方法。
  20. 【請求項20】 ユーザ用記録媒体およびラボ用記録媒
    体に格納される画像データに駒の識別番号を対応させて
    記憶する,請求項15に記載のフイルム画像の管理方法。
  21. 【請求項21】 ユーザ用記録媒体に焼増のための注文
    データを格納する,請求項15に記載のフイルム画像の管
    理方法。
  22. 【請求項22】 ラボ用記録媒体に格納された原ディジ
    タル画像データを用いてその画像データによって表わさ
    れる写真をプリントする,請求項15に記載のフイルム画
    像の管理方法。
  23. 【請求項23】 現像後のフイルムの画像をその画像を
    表わす原ディジタル画像データに変換するフイルム読取
    装置,上記フイルム読取装置により得られた原ディジタ
    ル画像データおよびその縮小ディジタル画像データの少
    なくともいずれか一方を当該フイルムの識別コードに対
    応させてユーザ用記録媒体に記録するユーザ用記録媒体
    記録装置,および上記フイルム読取装置により得られた
    原ディジタル画像データを該当フイルムの識別コードに
    対応させてラボ用記録媒体に格納するラボ用記録装置,
    を備えたラボラトリィ・システム。
  24. 【請求項24】 上記フイルム読取装置は,フイルム情
    報記録部と各駒ごとに設けられたフレーム情報記録部と
    を備えた現像後のフイルムから,そこに記録された各駒
    の画像を読取り,その画像を表わすディジタル画像デー
    タを生成するとともに,上記フイルム情報記録部および
    フレーム情報記録部にそれぞれ記録されたフイルム情報
    およびフレーム情報の少なくとも一方を読取るものであ
    り,上記ユーザ用記録媒体記録装置は,上記フイルム読
    取装置によって読取られたフイルム情報およびフレーム
    情報の少なくとも一方を当該フイルムの画像データと関
    連づけてユーザ用記録媒体に記録するものである,請求
    項23に記載のラボラトリィ・システム。
  25. 【請求項25】 現像後のフイルムの画像をその画像を
    表わす原ディジタル画像データに変換するフイルム読取
    装置,上記フイルム読取装置により得られた原ディジタ
    ル画像データおよびその縮小ディジタル画像データの少
    なくともいずれか一方と,画像データを再生するための
    命令を含むソフトウェアと,当該フイルムの識別コード
    とを関連づけてユーザ用記録媒体に記録するユーザ用記
    録媒体記録装置,上記フイルム読取装置により得られた
    原ディジタル画像データを当該フイルムの識別コードに
    対応させてラボ用記録媒体に格納するラボ用記録装置,
    を備えたラボラトリィ・システム。
  26. 【請求項26】 上記ソフトウェアがハイパーテキスト
    である,請求項25に記載のラボラトリィ・システム。
  27. 【請求項27】 上記ソフトウェアが画像のプリントの
    注文に関する処理のための命令を含む,請求項25に記載
    のラボラトリィ・システム。
  28. 【請求項28】 上記ユーザ用記録媒体記録装置が上記
    原ディジタル画像データおよびその縮小ディジタル画像
    データを相互に関連づけてユーザ用記録媒体に記録する
    ものであり,上記ソフトウェアが縮小ディジタル画像デ
    ータによって表わされる縮小画像を表示したのち,指定
    された縮小画像に対応する原画像を表示する命令を含
    む,請求項25に記載のラボラトリィ・システム。
  29. 【請求項29】 上記フイルム読取装置は,フイルム情
    報記録部と各駒ごとに設けられたフレーム情報記録部と
    を備えた現像後のフイルムから,そこに記録された各駒
    の画像を読取り,その画像を表わすディジタル画像デー
    タを生成するとともに,上記フイルム情報記録部および
    フレーム情報記録部にそれぞれ記録されたフイルム情報
    およびフレーム情報の少なくとも一方を読取るものであ
    り,上記ユーザ用記録媒体記録装置は,上記フイルム読
    取装置によって読取られたフイルム情報およびフレーム
    情報の少なくとも一方を当該フイルムの画像データと関
    連づけてユーザ用記録媒体に記録するものである,請求
    項25から28のいずれか一項に記載のラボラトリィ・シス
    テム。
  30. 【請求項30】 現像後のフイルムの画像を,撮像する
    ことにより,その画像を表わす原ディジタル画像データ
    に変換し,原ディジタル画像データを,縮小画像を表わ
    す縮小ディジタル画像データに変換し,原ディジタル画
    像データおよびその縮小ディジタル画像データの少なく
    ともいずれか一方をフイルムの識別コードと関連づけて
    ユーザ用記録媒体に格納し,原ディジタル画像データを
    ラボ用記録媒体にフイルムの識別コードと関連づけて格
    納する,フイルム画像の管理方法。
  31. 【請求項31】 フイルム情報記録部と各駒ごとに設け
    られたフレーム情報記録部とを備えた現像後のフイルム
    から,そこに記録された各駒の画像を読取り,その画像
    を表わすディジタル画像データを生成するとともに,上
    記フイルム情報記録部およびフレーム情報記録部にそれ
    ぞれ記録されたフイルム情報およびフレーム情報の少な
    くとも一方を読取り,読取られた上記フイルム情報およ
    びフレーム情報の少なくとも一方を,画像データと関連
    づけて,ユーザ用記録媒体に記録する,請求項30に記載
    のフイルム画像の管理方法。
  32. 【請求項32】 現像後のフイルムの画像を,撮像する
    ことにより,その画像を表わす原ディジタル画像データ
    に変換し,原ディジタル画像データを,縮小画像を表わ
    す縮小ディジタル画像データに変換し,原ディジタル画
    像データおよびその縮小ディジタル画像データの少なく
    ともいずれか一方と,画像データを再生するための命令
    を含むソフトウェアと,フイルムの識別コードとを関連
    づけてユーザ用記録媒体に格納し,原ディジタル画像デ
    ータをラボ用記録媒体にフイルムの識別コードに関連づ
    けて格納する,フイルム画像の管理方法。
  33. 【請求項33】 フイルム情報記録部と各駒ごとに設け
    られたフレーム情報記録部とを備えた現像後のフイルム
    から,そこに記録された各駒の画像を読取り,その画像
    を表わすディジタル画像データを生成するとともに,上
    記フイルム情報記録部およびフレーム情報記録部にそれ
    ぞれ記録されたフイルム情報およびフレーム情報の少な
    くとも一方を読取り,読取られた上記フイルム情報およ
    びフレーム情報の少なくとも一方を,画像データと関連
    づけて,ユーザ用記録媒体に記録する,請求項32に記載
    のフイルム画像の管理方法。
JP7185012A 1994-07-29 1995-06-29 ラボラトリィ・システム,再生機およびフイルム画像管理方法 Pending JPH0895163A (ja)

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