JPH0890989A - 組立用シート体の折り曲げ方法 - Google Patents

組立用シート体の折り曲げ方法

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JPH0890989A
JPH0890989A JP25462794A JP25462794A JPH0890989A JP H0890989 A JPH0890989 A JP H0890989A JP 25462794 A JP25462794 A JP 25462794A JP 25462794 A JP25462794 A JP 25462794A JP H0890989 A JPH0890989 A JP H0890989A
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JP
Japan
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sheet
plotter
groove
ball
score line
Prior art date
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Pending
Application number
JP25462794A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideya Omori
秀也 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roland DG Corp
Original Assignee
Roland DG Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0890989A publication Critical patent/JPH0890989A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 簡易な加工ツールによって、良好な折り曲げ
部加工を行うことができる組立用シート体の折り曲げ方
法の提供にある。 【構成】 下端部が半球状に形成された溝状折り曲げ線
形成具をプロッタのキャリッジに取り付け、この溝状折
り曲げ線形成具の半球状下端部を組立用シート体に押圧
しながら移動させることにより、その組立用シート体の
折り曲げ部に溝状折り曲げ線を形成した後、その組立用
シート体を所定の形状に組み立てるという構成をとる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ制御によ
ってカッティング等を行うプロッタを用いた組立用シー
ト体の折り曲げ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、試作等の目的によりシート材を
所望の形状に切断し箱状体等の組立体を少数個作成する
ことがあり、この際にシート材の折り曲げ部分に折り曲
げ線加工を施しシート材を折り曲げ易くすることが行わ
れている。このようなシート材の折り曲げ線加工を施す
方法としてコンピュータ制御によって作動され予め設定
された所望の文字や図形にシート材をカッティングした
り作図を行なわせたりするプロッタを用いる方法が知ら
れている。
【0003】このような折り曲げ線加工を行わせるプロ
ッタとして、例えば図4に示すようなプロッタ1があ
る。このプロッタ1は、カッター2を保持したカッティ
ングホルダー3を案内機構4およびキャリッジ5を介し
てX軸方向、Y軸方向、Z軸方向にそれぞれ移動させる
ことができ、カッティングホルダー3を載置台6の上面
に載置されたシート7の表面に接触させながら移動させ
ることにより、予めプロッタ1に設定された所定のプロ
グラムに従って文字や図形のカッティングを行うことが
できるようになっている。また、カッティングホルダー
3の代わりにペン等の筆記具を保持させることによって
作図を行わせることもできる。
【0004】このようなプロッタ1を用いて、シート7
に折り曲げ線加工を行う際には、カッターを断続的に上
下移動させることによって折り曲げ部にミシン目を入れ
たり、カッターのカット圧を低く調整し折り曲げ部を完
全に切らない程度の切れ目を入る等して折り曲げ部を折
り曲げ易くする。また、薄い円盤状のローラを回動自在
に設け、このローラの周縁部をシート材の折り曲げ部に
押圧することによって、シート材に溝状の折れ線を入れ
る等が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の折り曲げ線加工方法にあっては、次のよ
うな問題が指摘されている。すなわち、カッターでミシ
ン目を入れる方法では折り曲げ部が凹凸になり見栄えが
悪いという問題が生じ、カッターのカット圧を低くし切
れ目を入れる方法では、シートが薄いものである場合均
一に切断することが難しく折り曲げ部の仕上がり精度が
悪くなるという問題を生じている。また、ともに折り曲
げ部の強度が弱くなるという問題もある。さらに、円盤
状のローラを使用する場合には、コンピュータによって
ローラの向きを補正しながら加工を行うシータ軸制御が
必要になり装置が大型化してしまうとともに、この装置
およびローラが高価であるためコストが高くなるという
問題点を有している。
【0006】本発明は、従来の技術の有する上記した種
々の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とする
ところは、簡易な加工ツールによって良好な折り曲げ部
加工を行うことができる組立用シート体の折り曲げ方法
の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、この発明に係る組立用シート体の折り曲げ方法で
は、下端部が半球状に形成された溝状折り曲げ線形成具
をプロッタのキャリッジに取り付け、この溝状折り曲げ
線形成具の半球状下端部を組立用シート体に押圧しなが
ら移動させることによりその組立用シートの折り曲げ部
に溝状折り曲げ線を形成した後、その組立用シート体を
所定の形状に組立てるという構成をとる。
【0008】
【作用】すなわち、この発明による組立用シート体の折
り曲げ方法では、折り曲げ部の加工を施す折り曲げ線形
成具として下端部が半球状に形成されたものを使用し、
この半球状の下端部を組立用シート体に押圧しながら移
動させることにより組立用シート体に溝状の折り曲げ部
を形成するようになっている。したがって、従来のよう
にミシン目のために折り曲げ部が凹凸になったり、切断
が難しいため仕上がり精度が悪くなる等の問題は生じ
ず、組立用シート体が薄いものであっても精度のよい折
り曲げ部を形成することができ、且つ折り曲げ部の見栄
えも良好なものとなる。また、切断しないため折り曲げ
部の強度が弱くなることもない。さらに、特殊な制御や
高価なローラを必要とせず、通常のプロッタに折り曲げ
線形成具を取り付けるだけで済むため安価になる。ま
た、折り曲げ線形成具として一般的なプロッタ用ボール
ペンを使用することにより特別な部材作製をする必要が
なくなる。さらに、厚いシート材等の場合には複数の溝
状折り曲げ線を形成することにより折り曲げを容易にす
ることもできる。次に、実施例に基づいて、この発明に
よる組立シート体の折り曲げ方法を詳しく説明する。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例に用いられる溝状折
り曲げ線形成具を示しており、この溝状折り曲げ線形成
具は一般にペンプロッタ等に使用されているボールペン
10で構成されている。11は略円筒状をしたホルダー
部であり、その上部外周には図示されないプロッタのキ
ャリッジと係合されるフランジ部12が突設され、下部
側が先細りの略円錐状に形成されている。そして、その
先端にボール13が転動自在に遊嵌されている。
【0010】このボールペン10を使用し箱状体組立用
のシートに折り曲げ線加工を行うには、まず、図4に示
すようなプロッタ1のキャリッジ5にカッター2に替え
てボールペン10を取り付け、シート7をプロッタ上に
載置する。そして、この状態でプロッタ1に折り曲げ線
加工データを供給することによって折り曲げ線加工を行
う。
【0011】この場合、ボールペン10はプロッタ1の
キャリッジ5によってシート7の表面に押圧され、その
状態で移動することによって下端のボール13がシート
7上を転動し折り曲げ線加工を行っていく。そして、ボ
ールペン10にはプロッタ1がカッティングを行ってい
る場合と同等のカッティング圧が掛けられるためボール
13の通過したシート7の表面を溝状に塑性変形させな
がら、折り曲げ線を形成するようになる。
【0012】つぎに、キャリッジ5のボールペン10と
カッター2を取り替え、このカッター2によってシート
7の箱状体の輪郭部を切断する。ついで切断されたシー
ト7を折り曲げ線に沿って折り曲げることにより箱状体
ができる。このように、この実施例によれば、折り曲げ
線加工にカッター等の刃物を用いて折り曲げ部を切断す
るのではなく、ボールペン10を用いて折り曲げ部に溝
を形成するため、折り曲げ部の強度を損なうことなく、
且つ精度的にも良好な加工処理を施すことができる。ま
た、一般的なボールペン10を使用するため、作図に使
用しインクのなくなったものを折り曲げ線形成具として
使用でき経済的効果も大である。さらに、ボールペン1
0とカッター2を取り替えるだけで同じカッティング圧
で溝状折り曲げ線の形成とシート7の輪郭の切断とが行
えるため、カッター圧や切断方法等を変えて複雑な制御
を行ったり、シータ軸制御等の特別な機能を必要としな
い。また、シート7に切断線を作図し、予めその形状を
確認する場合には、インクの入ったボールペン10を使
用することにより可能となる。
【0013】また、シート7が厚いものである場合や折
り曲げ難いものである場合には、図2に示すように、シ
ート7の折り曲げ線を施す中心線aに対しボールペン1
0のボール13の半径分だけ中心線aを挟むようにして
対象に2回またはそれ以上加工を施すようにプロッタに
設定し加工することによって、更に良好な折り曲げ線加
工を行うことができるようになる。
【0014】図3はこの発明の他の実施例に使用する折
り曲げ線加工ツール15を示している。16は略円柱状
をしたホルダー部であり、その上部外周にはフランジ部
17が突設され、下部側が先細りの略円錐状に形成され
ている。そして、その先端が滑面で且つ剛性を有する半
球状をした先端部18に形成されている。この折り曲げ
線加工ツール15は形状が単純であるため、ボールペン
10を使用せずツールを作成して使用する場合でも簡単
に作ることができる。この折り曲げ線加工ツール15を
使用して折り曲げ線を加工する場合の作用効果について
は上記実施例と同様である。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明による組立用シ
ート体の折り曲げ方法によると、折り曲げ部の折り曲げ
線加工をカッターやシータ制御によるローラで行うので
はなく、先端部が半球状に形成された溝状折り曲げ線形
成具で行っているので複雑な制御等が必要でなくなり、
簡単に折り曲げ線の形成が行えるようになる。また、コ
ストも安価になるなどの利点を有し実用的効果は大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いられる溝状折り曲げ線
形成具の説明図である。
【図2】本発明の折り曲げ線加工状態を示す説明図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例に用いられる溝状折り曲げ
線形成具の説明図である。
【図4】従来例及び本発明に用いられるプロッタの斜視
図である。
【符号の説明】
10 ボールペン 11、16 ホルダー部 12、17 フランジ部 13 ボール 15 折り曲げ線加工ツール 18 先端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端部が半球状に形成された溝状折り曲
    げ線形成具をプロッタのキャリッジに取り付け、この溝
    状折り曲げ線形成具の半球状下端部を組立用シート体に
    押圧しながら移動させることによりその組立用シートの
    折り曲げ部に溝状折り曲げ線を形成した後、その組立用
    シート体を所定の形状に組立てることを特徴とする組立
    用シート体の折り曲げ方法。
  2. 【請求項2】 形成具の下端部がボールペンで構成され
    ている請求項1に記載の組立用シート体の折り曲げ方
    法。
  3. 【請求項3】 溝状折り曲げ線形成具を折り曲げ部の中
    心線を挟んで対象となるよう複数回移動させることによ
    り溝状折り曲げ線を形成する請求項1、又は2に記載の
    組立用シート体の折り曲げ方法。
JP25462794A 1994-09-22 1994-09-22 組立用シート体の折り曲げ方法 Pending JPH0890989A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012078838A (ja) * 2004-01-13 2012-04-19 Toray Ind Inc 照明用反射板およびそれを用いてなる情報表示用バックライト装置
EP2502716A1 (de) * 2011-03-21 2012-09-26 TRUMPF Werkzeugmaschinen GmbH + Co. KG Werkzeug für eine Blechbearbeitungsmaschine und Verfahren zum Trennen einer Folie
JP2016203220A (ja) * 2015-04-24 2016-12-08 デュプロ精工株式会社 折曲げ線形成具付きレーザカッター装置

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