JPH0889708A - 水溶性洗浄液の再生方法 - Google Patents

水溶性洗浄液の再生方法

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JPH0889708A
JPH0889708A JP25889994A JP25889994A JPH0889708A JP H0889708 A JPH0889708 A JP H0889708A JP 25889994 A JP25889994 A JP 25889994A JP 25889994 A JP25889994 A JP 25889994A JP H0889708 A JPH0889708 A JP H0889708A
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JP
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water
soluble
cleaning liquid
oil
insoluble
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JP25889994A
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English (en)
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Manabu Tomitani
学 富谷
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G1/00Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts
    • C23G1/36Regeneration of waste pickling liquors

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Extraction Or Liquid Replacement (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水溶性洗浄液から効率よく非水溶性油を分離
して良好に水溶性洗浄液を再生する。 【構成】 水分を10wt%以上含有した水溶性洗浄液
3と前記水溶性洗浄液3での洗浄により混入した非水溶
性油2との混合液を、炭化水素またはシリコーンのいず
れか一方を主成分とする非水溶性溶剤1に流入し、前記
非水溶性溶剤1中にて水溶性洗浄液3中の非水溶性油2
を抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属、ガラス、プラス
チック、セラミック表面などに付着した切削油、機械
油、真空油、防錆油等に代表される非水溶性油を混入し
た水溶性洗浄液から非水溶性油を除去する水溶性洗浄液
の再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、グリコールエーテルやピロリドン
に代表される水溶性溶剤に水を加えた組成で被洗浄物表
面の油を剥離する方法に用いる水溶性洗浄液が知られて
いる。これらの水溶性洗浄液は、被洗浄物表面の油を低
表面張力の作用および超音波などの物理力の作用により
剥離させ、剥離した非水溶性油は水溶性洗浄液に溶解し
ないため比重差を用いて分離する洗浄液である。
【0003】特開平6−17270号公報には、ピロリ
ドンに代表される水溶性溶剤を主成分とし水を含有する
水溶性洗浄液が開示されている。この水溶性洗浄液は、
非水溶性油を溶かさずに浮上し易いため、繰り返し使用
が長時間可能で、回収や定期的入れ替えの必要がない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記水溶性洗浄液は、
非水溶性油の溶解力が弱く、長時間放置すると非水溶性
油が分離するのだが、この水溶性洗浄液の表面張力は4
0dyne/cm(25℃)以下と小さいため、微小な
球状の非水溶性油が液中に分散し安定して乳化状態とな
り、容易に比重分離させることができない。そのため、
水溶性洗浄液中の非水溶性油の分離効率が非常に悪いと
いう問題点があった。非水溶性油の分離効率が悪いと、
洗浄したにも拘らず、被洗浄物表面に非水溶性油が再付
着し、洗浄後の品質が低下する。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、請求項1に係る発明は、水溶性洗浄液か
ら効率よく非水溶性油を分離する水溶性洗浄物の再生方
法を提供することを目的とする。請求項2に係る発明
は、上記目的に加え、水溶性洗浄液を限定することで更
に分離効率の良い水溶性洗浄液の再生方法を提供するこ
とを目的とする。請求項3に係る発明は、上記目的に加
え、油分離に用いる非水溶性溶剤を限定することで更に
分離効率の良い水溶性洗浄液の再生方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、水溶性洗浄液を再生するに
あたり、水分を10wt%以上含有した水溶性洗浄液と
前記水溶性洗浄液での洗浄により混入した非水溶性油と
の混合液を、炭化水素またはシリコーンのいずれか一方
を主成分とする非水溶性溶剤に流入し、前記非水溶性溶
剤中にて水溶性洗浄液中の非水溶性油を抽出することと
した。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、前記水溶性洗浄液がグリコールエーテルま
たはピロリドンのいずれか一方を主成分としていること
を特徴とする。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1,2に係
る発明において、前記非水溶性溶剤がイソパラフィン系
炭化水素、ナフテン系炭化水素、ノルマルパラフィン系
炭化水素、直鎖状シロキサンまたは環状シロキサンのい
ずれか一つを主成分とし、且つ溶解度パラメーターが5
以上、9以下であることを特徴とする。
【0009】ここでいう水溶性洗浄液は、水溶性洗浄液
原液と水を重量比で1:1の割合で混合したとき均一に
相溶する洗浄液のことを指す。また、ここでいう非水溶
性油および非水溶性溶剤とは、水に対する溶解性が1w
t%以下のものを指す。
【0010】
【作用】炭化水素及びシリコーンに代表される非水溶性
溶剤は、化学的に極性が小さく非水溶性油との相溶性が
非常によい。これに対して、水分を含有した水溶性洗浄
液は非水溶性油との相溶性が悪い。そのため、図1のモ
デル図に示すように、非水溶性溶剤1中に、非水溶性油
2が混在した水溶性洗浄液3を混合すると、非水溶性油
2は水溶性洗浄液3から非水溶性溶剤1に抽出される。
非水溶性溶剤1は水溶性洗浄液3と混じり合わないた
め、水溶性洗浄液3から非水溶性油2が分離し、水溶性
洗浄液3が再生される。
【0011】本発明では、相互の洗浄液を接触させるこ
とにより効果を得るため、接触面積が広ければ広いほど
効果があり、更に接触時間が長ければ長いほど効果があ
る。もちろん、単に流し入れる以外にも、接触面積を増
大させるように、水溶性洗浄液を微小液滴にして滴下し
たり、接触させながら攪拌などを行っても良い。
【0012】水溶性洗浄液としては、グリコールエーテ
ルやピロリドンに代表される水溶性溶剤を主成分として
水分を10wt%以上含有したものを用いる。水分の含
有率が10wt%未満になると、非水溶性溶剤との相溶
性が向上し、分離確率が低下するためこの組成の洗浄液
を用いる必要がある。また、10wt%以上ならばいく
ら水分が多量でも水溶性洗浄液の再生に関しては全く支
障がない。
【0013】非水溶性溶剤としては、炭化水素やシリコ
ーンが浸透性、分散性、溶解性の面でもよく、その中で
も溶解度パラメーター5以上、9以下のものが望まし
い。溶解度パラメーターが9を越えると親水性が強くな
り、水溶性洗浄液との分離効率が低下する傾向があり、
また非水溶性油との相溶性が低下するため望ましくな
く、また5未満では油と相溶しないため望ましくない。
使用する炭化水素としては、イソパラフィン系炭化水
素、ナフテン系炭化水素、ノルマルパラフィン系炭化水
素のいずれかを主成分としているものがよく、シリコー
ンとしては直鎖状シロキサン、環状シロキサンのいずれ
かを主成分としてるものがよい。
【0014】非水溶性油を抽出した非水溶性溶剤と水溶
性洗浄液を分離するには、静置による比重分離が最も簡
易であるがそれ以外にも、コアレッサーフィルター、メ
ンブランフィルター、静電フィルターに代表されるフィ
ルター分離等を用いても良い。
【0015】
【実施例】
[実施例1]本実施例は非水溶性油が付着した被洗浄物
を洗浄した水溶性洗浄液を非水溶性溶剤に滴下し、水溶
性洗浄液から非水溶性油の分離効果を確認した実施例で
ある。
【0016】表1に記載した各水溶性洗浄液500g中
にて非水溶性油(ユニカットGH−35,日本石油
(株)製)1gを付着させたSUS304製網状被洗浄
物を40kHz100Wの超音波洗浄液にて3分間洗浄
した。こうして得られた水溶性洗浄液と非水溶性油との
混合物を、表2に記載した各非水溶性溶剤1000ml
中に攪拌しながら全量滴下し、1時間放置した。1時間
放置後、非水溶性溶剤と分離した水溶性洗浄液の相から
10g程を分取し油分濃度計(OCMA300型,堀場
製作所製)を用いて水溶性洗浄液中の非水溶性油濃度を
測定した。この結果を表3に記載する。表3において水
溶性洗浄液Noおよび非水溶性洗浄液Noは表1、表2
に準ずる。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】比較例1として、表1に記載した各水溶性
洗浄液(No.1〜No.6)500g中にて非水溶性
油(ユニカットGH−35,日本石油(株)製)1gを
付着させたSUS304製網被洗浄物を40kHz,1
00Wの超音波洗浄液にて3分間洗浄した。水溶性洗浄
液と非水溶性油との混合液を、非水溶性溶剤に滴下せず
そのまま1時間放置した。1時間放置後、水溶性液洗浄
の相から10g程を分取し、油分濃度計を用いて水溶性
洗浄液中の非水溶性油濃度を測定した。
【0021】表3に示されるように本実施例は比較例1
と比べて非水溶性油の残量が少ないことがわかる。これ
により、本実施例に示した方法を取ることで、水溶性洗
浄液中の非水溶性油を効率よく除去し、水溶性洗浄液の
再生が行えることがわかる。
【0022】本実施例では非水溶性油として切削油であ
るユニカットGH−35日本石油(株)製を用いたが、
他にも非水溶性油であればどの油においても、本実施例
の方法で効果を得ることができる。
【0023】
【実施例2】本実施例は実際に洗浄機にて洗浄しなが
ら、水溶性洗浄液を再生した実施例で、図2および図3
を用いて説明する。図2において分離槽4には非水溶性
溶剤5であるイソパラフィン系炭化水素(炭素数C=1
2)と、水溶性洗浄液6であるNMP85wt%と水1
5wt%の混合物が入っている。分離槽4の容積は20
リットルで、そのうち非水溶性溶剤5は75%の15リ
ットルを、水溶性洗浄液は25%の5リットルを占めて
いる。分離槽4上部には洗浄槽から非水溶性油の付着し
た水溶性洗浄液が流れ込む流入用配管7が取り付けてあ
り、また下部には再生された水溶性洗浄液が再び洗浄槽
に流れ出る流出用配管8が取り付けてある。
【0024】非水溶性剤5を注入した分離槽4に非水溶
性油が約2wt%混入した水溶性洗浄液6を0.5リッ
トル/分の流速で流し込み、分離の効果を確認した。比
較例2として分離槽中には水溶性洗浄液のみ混入した例
を行った。
【0025】図3は、時間当たりの流出する水溶性洗浄
液中の非水溶性油の濃度を示す。図3に示すように、本
実施例は比較例2と比べて非水溶性油の濃度が少なく、
効率よく洗浄液の再生が行われていることがわかる。
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明によ
れば、水溶性洗浄液から効率よく非水溶性油を分離して
良好に水溶性洗浄液を再生することができる。請求項2
に係る発明によれば、上記効果に加え、水溶性洗浄液を
限定することで更に分離効率良く水溶性洗浄液を再生す
ることができる。請求項3に係る発明によれば、上記効
果に加え、油分分離に用いる非水溶性溶剤を限定するこ
とで更に分離効率良く水溶性洗浄液を再生することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作用を説明するためのモデル図であ
る。
【図2】実施例2で用いた分離再生装置を示す正面図で
ある。
【図3】時間当たりの流出する水溶性洗浄液中の非水溶
性油の濃度を示すグラフである。
【符号の説明】
1,5 非水溶性溶剤 2 非水溶性油 3,6 水溶性洗浄液 4 分離槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水分を10wt%以上含有した水溶性洗
    浄液と前記水溶性洗浄液での洗浄により混入した非水溶
    性油との混合液を、炭化水素またはシリコーンのいずれ
    か一方を主成分とする非水溶性溶剤に流入し、前記非水
    溶性溶剤中にて水溶性洗浄液中の非水溶性油を抽出する
    ことを特徴とする水溶性洗浄液の再生方法。
  2. 【請求項2】 前記水溶性洗浄液がグリコールエーテル
    またはピロリドンのいずれか一方を主成分としているこ
    とを特徴とする請求項1記載の水溶性洗浄液の再生方
    法。
  3. 【請求項3】 前記非水溶性溶剤がイソパラフィン系炭
    化水素、ナフテン系炭化水素、ノルマルパラフィン系炭
    化水素、直鎖状シロキサンまたは環状シロキサンのいず
    れか一つを主成分とし、且つ溶解度パラメーターが5以
    上、9以下であることを特徴とする水溶性洗浄液の再生
    方法。
JP25889994A 1994-09-28 1994-09-28 水溶性洗浄液の再生方法 Withdrawn JPH0889708A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005079943A1 (ja) * 2004-02-24 2008-01-10 旭硝子株式会社 水切り方法および水切り装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005079943A1 (ja) * 2004-02-24 2008-01-10 旭硝子株式会社 水切り方法および水切り装置
JP4735537B2 (ja) * 2004-02-24 2011-07-27 旭硝子株式会社 水切り方法

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Legal Events

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Effective date: 20020115