JPH0889666A - 自走式玩具 - Google Patents

自走式玩具

Info

Publication number
JPH0889666A
JPH0889666A JP25868594A JP25868594A JPH0889666A JP H0889666 A JPH0889666 A JP H0889666A JP 25868594 A JP25868594 A JP 25868594A JP 25868594 A JP25868594 A JP 25868594A JP H0889666 A JPH0889666 A JP H0889666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
terminal
self
toy
toy body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP25868594A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Kikuchi
隆夫 菊地
Kazuyuki Adachi
和幸 安達
Masanao Kobayashi
真直 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Elna Co Ltd
Original Assignee
Elna Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Elna Co Ltd filed Critical Elna Co Ltd
Priority to JP25868594A priority Critical patent/JPH0889666A/ja
Publication of JPH0889666A publication Critical patent/JPH0889666A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間のうちに再発進が可能で、かつ、デモ
効果の高い自走式玩具を提供する。 【構成】 自走式玩具10は、基台20と、基台20か
ら上方に延びる案内手段40と、基台20から案内手段
40に沿って昇降する玩具本体60とを有する。基台2
0は、充電器21と、充電開始スイッチ22,23によ
り充電器21の充電動作時間の計時を開始するカウンタ
回路24と、所定時間計時後に玩具本体60に発進信号
を出力する発進制御端子25とを備える。玩具本体60
は、充電器21により充電される電気二重層コンデンサ
(畜電手段)64と、案内手段40により玩具本体60
を上昇させるモータ68と、発進制御端子25からの発
進信号を受けて電気二重層コンデンサ64にモータ68
を接続する発進スイッチ手段65とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自走式玩具に係り、さら
に詳しく言えば、垂直に張設されたワイヤ等の案内手段
に沿ってロケット等を模した玩具本体が自力で上昇し、
一定時間経過後に自重で下降する自走式玩具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車等を模した玩具として
は、玩具本体に電池とモータとを収容させておくととも
に、玩具本体に直接あるいはコードを介して設けられた
スイッチのオンオフによりモータを適宜駆動させ、発進
と停止とを行う自走式玩具が広く知られている。そし
て、近年では、あたかも玩具本体が燃料を給油されるこ
とにより発進するように工夫された各種の自走式玩具が
提案されていて、例えば実開平6−26994号公報が
ある。
【0003】この先行例では、ガソリンスタンドの給油
ホースを模した充電器のプラグを、玩具本体に設けられ
たジャックに接続すると、玩具本体に内蔵した電気二重
層コンデンサが充電され、前記充電プラグをジャックか
ら抜き取ると電気二重層コンデンサが放電を開始し、こ
れによりモータが起動して玩具本体が発進するように構
成されている。この玩具本体は、電気二重層コンデンサ
の放電が終了すると自然に停止し、再発進にあたって
は、ガソリンスタンドすなわち充電器まで運んで再充電
するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来より、
自走式玩具の利用方法の1つとしては、例えば店舗にお
けるディスプレイや各種イベントにおけるアイキャッチ
ャ等がある。しかしながら、前述した先行例では、その
構成上、再発進にあたって玩具本体を所定位置に運んだ
上、充電プラグをジャックに対して抜き差しするという
煩わしい手順が不可欠であり、容易に再発進が行えない
という問題があった。また、この自走式玩具は、若干の
勾配であるならば走行できるものの、基本的には平面的
に走行するものである。このため、多数の観衆に対して
のデモ効果に乏しく、例えば垂直に昇降する等の立体的
に動く自走式玩具が求められていた。本発明は、このよ
うな従来の問題を解決するためになされたもので、その
目的は、短時間のうちに再発進が行え、かつ、優れたデ
モ効果が得られる自走式玩具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載した発明は、基台と、前記
基台から上方に延びる案内手段と、前記基台に載置され
るとともに前記案内手段に沿って昇降可能な玩具本体と
を有し、前記基台は、充電器と、該充電器を充電動作状
態とする充電開始スイッチと、前記充電器の充電動作時
間を計時するカウンタ回路と、前記カウンタ回路による
所定時間計時後に前記玩具本体に対して発進信号を出力
する発進制御端子とを備え、前記玩具本体は、前記充電
器により充電される蓄電手段と、前記案内手段に沿って
当該玩具本体を上昇させるモータと、前記発進制御端子
からの前記発進信号を受けて前記蓄電手段に前記モータ
を接続する発進スイッチ手段とを備えていることを特徴
としている。
【0006】また、本発明の請求項2に記載した発明
は、前記基台側には、前記充電器のプラス側充電端子と
マイナス側充電端子とのうちの少なくとも一方をオンオ
フする第1のスイッチと、この第1のスイッチが接続さ
れた側の充電端子と前記発進制御端子との間をオンオフ
する第2のスイッチと、前記カウンタ回路による所定時
間計時後に前記第1のスイッチをオフ、前記第2のスイ
ッチをオンとして、前記蓄電手段に対する充電を停止さ
せるとともに前記発進制御端子から前記発進信号を出力
させる第1のリレー回路とが設けられ、前記玩具本体側
には、前記蓄電手段を前記充電器のプラス側充電端子と
マイナス側充電端子とに接続する第1の端子および第2
の端子と、前記発進制御端子に接続される第3の端子と
が設けられ、前記発進スイッチ手段は、前記蓄電手段と
前記モータとの間に介装された第3のスイッチおよび前
記第3の端子を介して供給される前記発進信号により前
記第3のスイッチをオンにしてそのオン状態を保持する
第2のリレー回路を備えていることを特徴としている。
【0007】さらに、本発明の請求項3に記載した発明
は、前記蓄電手段が電気二重層コンデンサであることを
特徴としている。この場合、電気二重層コンデンサとし
ては、玩具本体が案内手段の上端まで到達するような電
流をモータに供給できる静電容量を有していればよい。
【0008】また、本発明の請求項4に記載した発明
は、前記モータの駆動軸にはプーリが取り付けられ、前
記案内手段が前記プーリに巻き付けられたワイヤである
ことを特徴としている。このワイヤは、一端を基台ある
いは基台近傍に固定すればよく、屋内の場合には他端を
天井等に固定し、屋外の場合には他端を他の適宜な支持
手段に保持させることにより垂直や斜めに張設しておけ
ばよい。また、ワイヤを複数張設する場合には、各ワイ
ヤを互いに並行にしておけばよい。一方、プーリとして
は、その周面にワイヤを一重巻きに巻き付けておけばよ
く、スリップ防止のために周面に摩擦係数の高いゴム材
を貼設しておく構造等を採用してもよい。また、ワイヤ
の一端をプーリの周面に固定しておき、モータの駆動に
よりワイヤを順次巻き取ってゆく構造等を採用してもよ
い。
【0009】そして、本発明の請求項5に記載した発明
は、前記カウンタ回路には計時表示器が設けられている
ことを特徴としている。この計時表示器としては、LE
D(発光ダイオード)あるいは液晶表示パネルなどによ
り、例えば「10,9,8,…,2,1,0」のように
1秒単位でカウントダウンするように設定しておけばよ
い。さらに、本発明の請求項6に記載した発明は、前記
充電開始スイッチが手動スイッチであることを特徴と
し、例えば押しボタンを基台表面に設けておく構造等が
採用できる。
【0010】また、本発明の請求項7に記載した発明
は、前記充電開始スイッチが前記基台上における前記玩
具本体の所定部位を検出する自動スイッチであることを
特徴としている。この自動スイッチとしては、例えば第
1の端子,第2の端子,第3の端子などがプラス側充電
端子,マイナス側充電端子,発進制御端子にそれぞれ接
続する時の玩具本体の部位を検出するように設定してお
けばよく、前述した手動スイッチと電気的に並列に設け
ておいてもよい。
【0011】そして、本発明の請求項8に記載した発明
は前記自動スイッチが前記玩具本体の所定部位を機械的
に検出するマイクロスイッチであることを特徴とし、本
発明の請求項9に記載した発明は前記自動スイッチが前
記玩具本体の所定部位を光学的に検出する光電スイッチ
であることを特徴としている。
【0012】
【作用】このような本発明の請求項1に記載した発明に
おいては、玩具本体が案内部材に沿って昇降する立体的
な動きをするため、従来の平面的に走行する自走式玩具
に比較してデモ効果を高くできることになる。また、案
内部材に沿って上昇した玩具本体は、蓄電手段からモー
タへ電力供給が終了すると、自重により基台上の所定位
置まで下降する。したがって、従来の自走式玩具のよう
な再発進にあたって玩具本体を所定位置に運ぶ煩わしさ
を解消できることになる。
【0013】また、本発明の請求項2に記載した発明に
おいては、基台側に設けられたプラス側充電端子,マイ
ナス側充電端子,発進制御端子が、玩具本体側に設けら
れた第1の端子,第2の端子,第3の端子にそれぞれ接
続される。したがって、玩具本体が基台上に載置された
際に自動的に相互接続するように前記各端子を適宜設け
ておけば、玩具本体の際発進にあたって、従来の自走式
玩具のようにプラグをジャックに対して抜き差しすると
いう煩わしい手順を省略できることになる。
【0014】さらに、本発明の請求項3に記載した発明
においては、蓄電手段が電気二重層コンデンサであるた
め、二次電池に比較して急速充電,急速放電が行える。
したがって、玩具本体が短い周期で再発進するととも
に、案内部材に沿って強力に上昇し、かつ、一定時間経
過後に自重で下降することになる。また、本発明の請求
項4に記載した発明においては、玩具本体を昇降させる
ためにプーリとワイヤという容易に入手可能な部材を用
いて比較的簡単な構造を採用しているため、自走式玩具
の製造コストを低くできることになる。また、案内部材
としてワイヤが用いられいるため、このワイヤの長さを
適宜選択すれば玩具本体の昇降距離を自由に設定でき、
かつ、線径を可能な限り小さく設定すれば観衆から見え
にくくできることになる。
【0015】そして、本発明の請求項5に記載した発明
においては、カウンタ回路に例えばデジタル表示により
カウントダウンする計時表示器が設けられているため、
自走式玩具をアイキャッチャとして利用する場合、玩具
本体が静止している充電中でも観衆の注意を喚起できる
ことになる。また、本発明の請求項6に記載した発明に
おいては、充電開始スイッチが手動スイッチであるた
め、この手動スイッチを操作させることにより観衆の参
加を促すことができる。
【0016】さらに、本発明の請求項7に記載した発明
においては、充電開始スイッチが基台上における玩具本
体の所定部位を検出する自動スイッチであるため、玩具
本体が基台上に下降してくると、充電器が自動的に動作
状態にセットされるとともに、カウンタ回路が自動的に
計時を開始する。したがって、玩具本体は無人状態でも
繰り返し自動運転が行えることになる。また、本発明の
請求項8に記載した発明においては、自動スイッチがマ
イクロスイッチであるため、玩具本体の所定部位を機械
的すなわち確実に検出できることになり、本発明の請求
項9に記載した発明においては、自動スイッチが光電ス
イッチであるため、玩具本体の所定部位を非接触で検出
できることになる。これらにより前記目的が達成され
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1および図2には、本発明に係る自走式玩具1
0の一実施例が示されており、これによると、この自走
式玩具10は、基台20と、この基台20から上方に延
びる案内手段40と、前記基台20に載置されるととも
に前記案内手段40に沿って昇降可能なロケットを模し
た玩具本体60とを有している。
【0018】図2に示すように、基台20は、充電器2
1と、この充電器21を充電動作状態とする充電開始ス
イッチとしての手動スイッチ22および自動スイッチ2
3と、充電器21の充電動作時間を計時するカウンタ回
路24と、このカウンタ回路24による所定時間計時後
に玩具本体60に対して発進信号を出力する発進制御端
子25とを備えている。
【0019】充電器21のプラス側充電端子26とマイ
ナス側充電端子27とのうち、この例ではプラス側充電
端子26には、当該プラス側充電端子26をオン(接点
b側)、オフ(接点a側)する第1のスイッチ28が設
けられている。また、このプラス側充電端子26と発進
制御端子25との間には、これら端子間をオン(接点c
側)、オフ(接点d側)する第2のスイッチ29が設け
られている。そして、これらの第1のスイッチ28と第
2のスイッチ29とは、カウンタ回路24の出力側にト
ランジスタ30を介して接続された第1のリレー回路3
1により作動する連動スイッチとされ、一方がオンの時
に他方がオフとなるように連動して交互に切り替え可能
とされている。第1のリレー回路31は、充電開始スイ
ッチ(手動スイッチ22もしくは自動スイッチ23)が
投入された時点で、第1のスイッチ28をオン接点b側
にして充電器21を動作状態にセットするとともに、第
2のスイッチ29をオフ接点d側に切り替える。そし
て、カウンタ回路24による所定時間計時後に第1のス
イッチ28をオフ接点a側にするとともに、第2のスイ
ッチ29をオン接点c側に切り替え(図2の状態)、発
進制御端子25から発進信号を出力させる。
【0020】カウンタ回路24には計時表示器32が設
けられている。計時表示器32は、手動スイッチ22あ
るいは自動スイッチ23によりカウンタ回路24が計時
を開始すると、LED(発光ダイオード)あるいは液晶
表示パネルにより例えば「10,9,8,…,2,1,
0」のように1秒単位でカウントダウンするように設定
されている。手動スイッチ22は押しボタンとされ、自
動スイッチ23は玩具本体60の所定部位、例えば玩具
本体60のロケット噴射口の部位を光学的に検出する光
電スイッチとされている。これらの各スイッチ22,2
3はカウンタ回路24に対して並列に接続されている。
なお、自動スイッチ23としては、玩具本体60の所定
部位を機械的に検出するマイクロスイッチを用いてもよ
い。この実施例では、手動スイッチ22による手動運転
モードと自動スイッチ23による自動運転モードとが用
意されており、実際に使用する場合には、そのいずれか
一方の運転モードが任意に選択される。
【0021】図1に戻って、案内手段40は、第1ワイ
ヤ41,第2ワイヤ42,第3ワイヤ43から構成され
ている。これらの各ワイヤ41〜43は、一端が基台2
0に固定されているとともに、他端が天井44にタッピ
ングフック45を介して固定されて、ほぼ垂直、かつ、
互いに並行に張設されている。これらの各ワイヤ41〜
43としては、ピアノ線やテグス線が採用でき、目立た
なくするために可能な限り線径を小さくしておくことが
望ましい。なお、自走式玩具10を屋外において用いる
場合には、各ワイヤ41〜43の他端を所定のフレーム
に固定する等の適宜方法により各ワイヤ41〜43を張
設してもよい。
【0022】再び図2に戻って、玩具本体60には、充
電器21のプラス側充電端子26およびマイナス側充電
端子27にそれぞれ接続する第1の端子61および第2
の端子62と、発進制御端子25に接続する第3の端子
63とが設けられている。そして、第1の端子61と第
2の端子62との間には、充電器21により充電される
蓄電手段である電気二重層コンデンサ64が接続されて
いる。また、第1の端子61と第3の端子63との間に
は、発進スイッチ手段65が接続され、第2の端子62
と第3の端子63との間にはLED66およびその電流
制限抵抗67を含む直列回路と、モータ68とがそれぞ
れ並列に接続されている。
【0023】この場合、発進スイッチ手段65は、電気
二重層コンデンサ64とモータ68との間に介装された
第3のスイッチ69と、第3の端子63を介して供給さ
れる発進信号により第3のスイッチ69をオンにし、玩
具本体60が案内手段40に沿って発進した後において
も第3のスイッチ69のオン状態を保持する第2のリレ
ー回路70とを備えている。すなわち、第2のリレー回
路70は第1の端子61と第3の端子63との間に接続
されている。
【0024】モータ68の駆動軸にはプーリ71が取り
付けられ、また、同プーリ71には案内手段である第1
ワイヤ41が一重巻きに巻き付けられている。したがっ
て、モータ62が駆動すると、第1ワイヤ41に沿って
玩具本体60が上昇するようになっている。なお、玩具
本体60は、その両翼端に沿って貫通する第2ワイヤ4
2,第3ワイヤ43に案内されることにより、螺旋状に
回転しながら昇降する等の虞れがない。したがって、玩
具本体60は、基台20上においてプラス側充電端子2
6,マイナス側充電端子27,発進制御端子25がそれ
ぞれ第1の端子61,第2の端子62,第3の端子63
に確実に接続可能とされている。また、自動スイッチ2
3は、前述のように各端子が相互接続した状態における
基台20に対する玩具本体60の所定部位を検出する。
【0025】次に、この自走式玩具10の動作を説明す
る。まず、玩具本体60が基台20上に載置されている
状態で、例えば手動スイッチ22が投入されると、カウ
ンタ回路24からトランジスタ30に所定のベース電流
が供給されて、同トランジスタ30が導通し、動作電源
Vccから第1のリレー回路31に電流が流れ、これに
より第1のスイッチ28がオン接点b側、第2のスイッ
チ29がオフ接点d側に切り替えられ、充電器21によ
る電気二重層コンデンサ61への充電が開始される。
【0026】これと同時に、カウンタ回路24が計時を
開始する。計時表示器32がデジタル表示でカウントダ
ウンして0になるまでの所定時間(電気二重層コンデン
サ64の充電に必要とされる時間)が経過すると、トラ
ンジスタ30のベース電流が絶たれ、これに伴ってトラ
ンジスタ30がオフになる。これにより、第1のリレー
回路31がオフになり、第1のスイッチ28がオフ接点
a側、第2のスイッチ29がオン接点c側に切り替えら
れる。
【0027】これにより、玩具本体60の第1の端子6
1と第3の端子63とがプラス側充電端子26、第2の
スイッチ29および発進制御端子25を介して導通して
電気二重層コンデンサ64および第2のリレー回路70
を含む回路が閉成され、電気二重層コンデンサ64から
第2のリレー回路70に電流が供給される。これによ
り、第3のスイッチ69がオンに保持され、電気二重層
コンデンサ64からLED66と、モータ68とにそれ
ぞれ電流が供給される。このため、玩具本体60は、モ
ータ68の回転に伴ってLED66を点灯させながら案
内手段40に沿って上昇する。そして、玩具本体60
は、電気二重層コンデンサ64の放電が終了すると、案
内手段40に案内されて自重によりモータ68を逆転さ
せながら下降し、基台20上の所定位置に自動的に戻さ
れる。なお、電気二重層コンデンサ64の放電終了によ
り、第2のリレー回路70への電流が絶たれるため、第
3のスイッチ69はオフとされる。このようにして、手
動スイッチ22を押すごとに玩具本体60があたかもス
ペースシャトルのようにして打ち上げられることにな
る。
【0028】以上が手動スイッチ22にる手動運転モー
ド時の説明であるが、自動スイッチ23による自動運転
モード時の場合には、自動スイッチ23(例えば一対の
発光素子と受光素子からなる光電スイッチ)にて基台2
0上における玩具本体60の所定部位、例えばそのロケ
ット噴出口の部分が検出されると、手動スイッチ22が
押されたときと同様にして電気二重層コンデンサ64の
充電が開始され、以後上記の上昇、下降動作が自動的に
繰り返される。
【0029】以上のような本実施例の自走式玩具10に
よれば、玩具本体60が案内手段40に沿って昇降する
ため立体的な動きが得られ、従来の平面的に走行する自
走式玩具に比較して高いデモ効果が得られる。また、玩
具本体60は、案内部材40に沿って上昇し、所定時間
経過後に自重により基台20まで下降するため、従来の
自走式玩具のような再発進にあたって玩具本体60を所
定位置に運ぶ煩わしさがない。
【0030】さらに、玩具本体60が基台20上に載置
された際、基台20側のプラス側充電端子26,マイナ
ス側充電端子27,発進制御端子25が、玩具本体60
側の第1の端子61,第2の端子62,第3の端子63
にそれぞれ接続するように設けられているため、再発進
にあたって従来の自走式玩具で必要とされたプラグをジ
ャックに対して抜き差しするという煩わしい手順が省略
できる。
【0031】そして、自走式玩具10の蓄電手段として
は、電気二重層コンデンサ64が採用されているため、
通常の二次電池を採用した場合に比較して急速充電,急
速放電が行える。すなわち、この自走式玩具10は、玩
具本体60を短い周期で再発進させることができ、か
つ、案内手段40に沿って強力に上昇させることがで
き、そして、一定時間経過後に自重により下降するた
め、一定時間内における玩具本体の反復性が高くデモ効
果が高い。
【0032】また、この自走式玩具10は、玩具本体6
0を昇降させるために、容易に入手できるプーリ71に
第1ワイヤ41を巻き付けるという簡単な構造を採用し
ているため、部品調達が容易であるとともに造作も簡単
であり、製造コストを低くできる。その上、案内手段4
0として各ワイヤ41〜43が用いられいるため、これ
らの長さを適宜選択すれば玩具本体60の昇降距離を自
由に設定できる。さらに、カウンタ回路24には、デジ
タル表示によりカウントダウンする計時表示器32が設
けられているため、電気二重層コンデンサ64に対する
充電中に観衆の注意を喚起できる。
【0033】また、カウンタ回路24には、充電開始ス
イッチとして手動スイッチ22が設けられているため、
この手動スイッチ22を観衆に操作させることができ
る。さらに、カウンタ回路24には、充電開始スイッチ
として基台20上における玩具本体60の所定部位を検
出する自動スイッチ23が設けられているため、自動運
転モードを選択することにより、玩具本体60が基台2
0上に下降してくると自動的に電気二重層コンデンサ6
4の充電が開始されるとともに、カウンタ回路が計時を
開始し、自走式玩具10の無人自動運転が繰り返し行え
る。
【0034】そして、自動スイッチ23として光電スイ
ッチが採用されているため、基台20上における玩具本
体60の所定部位を非接触で検出できる。したがって、
基台20および玩具本体60に設けられた各端子の接続
状態を阻害することなく、これら各端子を確実に接続で
きる。
【0035】なお、本発明は前述した実施例に限定され
るものではなく、本発明を達成できる範囲での改良,変
形等は本発明に含まれるものである。例えば、前述した
本実施例のワイヤは、プーリに対して一重巻きに巻き付
けられていたが、ワイヤの端部をプーリの周面に固定し
ておき、モータの駆動により順次巻き付けてゆくことに
より玩具本体を上昇させてもよい。
【0036】また、前述した本実施例では、玩具本体を
昇降させるためにワイヤとプーリとの組み合わせが例示
されていたが、これ以外の構造としてモータの駆動軸に
ピニオンギアを取り付けておくとともに、このピニオン
ギアを案内部材としてのラックに噛み合わせておく構造
等を採用してもよい。さらに、案内部材としては、パイ
プ材や断面任意形状の型材等を採用してもよく、このよ
うな案内部材は自立するため上端を支持する必要がな
く、その上、適宜湾曲させておくことにより玩具本体の
昇降時における動作を様々に設定できるという効果が得
られる。そして、案内手段としては基台から垂直に設け
ておく必要はなく、任意の角度で設けておいてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載した発明によれ
ば、玩具本体を短時間のうちに容易に再発進できるとと
もに、立体的な動きをするデモ効果の高い自走式玩具が
得られる。また、本発明の請求項2に記載した発明によ
れば、充電開始スイッチの投入により、玩具本体を自動
的に再発進させることができる。
【0038】さらに、本発明の請求項3に記載した発明
によれば、蓄電手段を電気二重層コンデンサとしたこと
により、急速充電,急速放電が可能となって自走式玩具
のデモ効果を一層高められる。また、本発明の請求項4
に記載した発明によれば、容易に入手できる部材を用い
ることにより、製造コストを安価にできる。さらに、本
発明の請求項5に記載した発明によれば、充電中におけ
る観衆の注意を喚起でき、デモ効果をさらに高められ
る。
【0039】また、本発明の請求項6に記載した発明に
よれば、充電開始スイッチとして観衆が操作できる手動
スイッチであるため、デモ効果を一層良好にできる。さ
らに、本発明の請求項7に記載した発明によれば、充電
開始スイッチが自動スイッチであるため、無人状態でも
自走式玩具の自動運転が可能になる。そして、本発明の
請求項8に記載した発明によれば玩具本体の所定部位を
確実に検出でき、本発明の請求項9に記載した発明によ
れば玩具本体の所定部位を非接触で検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】前記実施例の回路図である。
【符号の説明】
10 自走式玩具 20 基台 21 充電器 22 充電開始スイッチである手動スイッチ 23 充電開始スイッチである自動スイッチ 24 カウンタ回路 25 発進制御端子 26 プラス側充電端子 27 マイナス側充電端子 28 第1のスイッチ 29 第2のスイッチ 31 第1のリレー回路 32 計時表示器 40 案内手段 41 案内手段である第1ワイヤ 42 案内手段である第2ワイヤ 43 案内手段である第3ワイヤ 60 玩具本体 61 第1の端子 62 第2の端子 63 第3の端子 64 蓄電手段である電気二重層コンデンサ 65 発進スイッチ手段 68 モータ 69 第3のスイッチ 70 第2のリレー回路 71 プーリ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、前記基台から上方に延びる案内
    手段と、前記基台に載置されるとともに前記案内手段に
    沿って昇降可能な玩具本体とを有し、前記基台は、充電
    器と、該充電器を充電動作状態とする充電開始スイッチ
    と、前記充電器の充電動作時間を計時するカウンタ回路
    と、前記カウンタ回路による所定時間計時後に前記玩具
    本体に対して発進信号を出力する発進制御端子とを備
    え、前記玩具本体は、前記充電器により充電される蓄電
    手段と、前記案内手段に沿って当該玩具本体を上昇させ
    るモータと、前記発進制御端子からの前記発進信号を受
    けて前記蓄電手段に前記モータを接続する発進スイッチ
    手段とを備えていることを特徴とする自走式玩具。
  2. 【請求項2】 前記基台側には、前記充電器のプラス側
    充電端子とマイナス側充電端子とのうちの少なくとも一
    方をオンオフする第1のスイッチと、この第1のスイッ
    チが接続された側の充電端子と前記発進制御端子との間
    をオンオフする第2のスイッチと、前記カウンタ回路に
    よる所定時間計時後に前記第1のスイッチをオフ、前記
    第2のスイッチをオンとして、前記蓄電手段に対する充
    電を停止させるとともに、前記発進制御端子から前記発
    進信号を出力させる第1のリレー回路とが設けられ、前
    記玩具本体側には、前記蓄電手段を前記充電器のプラス
    側充電端子とマイナス側充電端子とに接続する第1の端
    子および第2の端子と、前記発進制御端子に接続される
    第3の端子とが設けられ、前記発進スイッチ手段は、前
    記蓄電手段と前記モータとの間に介装された第3のスイ
    ッチおよび前記第3の端子を介して供給される前記発進
    信号により前記第3のスイッチをオンにしてそのオン状
    態を保持する第2のリレー回路を備えていることを特徴
    とする請求項1に記載した自走式玩具。
  3. 【請求項3】 前記蓄電手段が電気二重層コンデンサで
    あることを特徴とする前記請求項1または請求項2に記
    載した自走式玩具。
  4. 【請求項4】 前記モータの駆動軸にはプーリが取り付
    けられ、前記案内手段が前記プーリに巻き付けられたワ
    イヤであることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載した自走式玩具。
  5. 【請求項5】 前記カウンタ回路には計時表示器が設け
    られていることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載した自走式玩具。
  6. 【請求項6】 前記充電開始スイッチが手動スイッチで
    あることを特徴とする請求項1または請求項2に記載し
    た自走式玩具。
  7. 【請求項7】 前記充電開始スイッチが前記基台上にお
    ける前記玩具本体の所定部位を検出する自動スイッチで
    あることを特徴とする請求項1または請求項2に記載し
    た自走式玩具。
  8. 【請求項8】 前記自動スイッチが前記玩具本体の所定
    部位を機械的に検出するマイクロスイッチであることを
    特徴とする請求項7に記載した自走式玩具。
  9. 【請求項9】 前記自動スイッチが前記玩具本体の所定
    部位を光学的に検出する光電スイッチであることを特徴
    とする請求項7に記載した自走式玩具。
JP25868594A 1994-09-28 1994-09-28 自走式玩具 Withdrawn JPH0889666A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25868594A JPH0889666A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 自走式玩具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25868594A JPH0889666A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 自走式玩具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0889666A true JPH0889666A (ja) 1996-04-09

Family

ID=17323684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25868594A Withdrawn JPH0889666A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 自走式玩具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0889666A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003095053A1 (fr) * 2002-05-07 2003-11-20 Konami Corporation Figurine de combat jouet

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003095053A1 (fr) * 2002-05-07 2003-11-20 Konami Corporation Figurine de combat jouet

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107635041A (zh) 一种电动手机夹
KR20080105847A (ko) 진공 청소기
CN107019461A (zh) 智能玻璃擦与***及智能玻璃清洁方法
CN108790916A (zh) 一种电动汽车充电***
CN112255459B (zh) 一种新能源汽车dc-dc转换器的检测装置
JP3185027U (ja) 可搬型補助給電装置用のブースタケーブル
CN109921491A (zh) 用于移动电源的充电电路及移动电源
JPH0889666A (ja) 自走式玩具
CN201097158Y (zh) 可发光移动闹钟装置
JP2006087214A (ja) 電力供給システム
CN109510279A (zh) 一种节能环保的无线充电座及方法
CN110381791A (zh) 电动吸尘器
CN106816920A (zh) 一种卷轴式太阳能充电器
CN210090618U (zh) 一种基于电路板成品检测的电路检测装置
CN208356111U (zh) 一种纽扣搭接式卷扬机吊装积木玩具
KR20200137944A (ko) 조명시스템 및 조명방법
CN221327365U (zh) 一种配有蓝牙的电唱机
CN206826565U (zh) 一种后视镜行车记录仪的保护装置
CN220232262U (zh) 一种适用于幼儿用的计时装置
CN217388296U (zh) 一种电动车充电器
CN214752431U (zh) 一种茶杯感应降温教具
CN219715738U (zh) 一种双通道灵敏度测控装置
CN214958780U (zh) 一种多功能充电器
CN214564744U (zh) 基于移动通讯网络的电动车充电装置
CN209591385U (zh) 一种户外广告led支设展示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020115