JPH088908B2 - 電子血圧計 - Google Patents

電子血圧計

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JPH088908B2
JPH088908B2 JP62092677A JP9267787A JPH088908B2 JP H088908 B2 JPH088908 B2 JP H088908B2 JP 62092677 A JP62092677 A JP 62092677A JP 9267787 A JP9267787 A JP 9267787A JP H088908 B2 JPH088908 B2 JP H088908B2
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blood pressure
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wave amplitude
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昇 尾浜
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Omron Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、電子血圧計であって、カフ加圧不足のた
めに最高血圧値が得られない場合において、適正な再加
圧値を算出してカフを再加圧する電子血圧計に関する。
(ロ)従来の技術 従来の電子血圧計は、通常、カフを加圧するための加
圧設定値が設定されており、この加圧設定値に基づいて
加圧ポンプが作動し、カフを加圧、つまり被測定者の上
腕動脈を阻血するように設定されている。
ところが、動脈阻血に至る圧迫圧は、被測定者によっ
てまちまちであり、予め設定された加圧設定値までカフ
が加圧された場合であっても、被測定者によっては加圧
不足が発生する場合があり、精確な血圧測定を実行し難
い不利がある。
このため、現在の電子血圧計はカフ加圧不足が生じ、
血圧値(最高血圧値)を決定し得ない場合には、当初の
加圧設定値に対し一定圧(例えば30mmHg)を加算した合
算値を再加圧設定値とし、この再加圧設定値に基づい
て、カフの再加圧を実行するように設定されている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 従来の電子血圧計が採用する再加圧設定値算出手段
は、一定の加圧設定値に対し、一定圧(例えば30mmHg)
を加算した画一的な合算値を再加圧設定値として得る方
式である。
このため、この一定画一的な再加圧設定値によりカフ
を加圧した場合、被測定者によっては動脈圧迫が強す
ぎ、鬱血を生じさせる虞れがあり、また逆に被測定者に
よっては、依然として加圧不足であるため、精確な血圧
測定が実行し得ず、再再加圧を必要とする等の不利があ
った。
この発明は、以上のような問題点を解消させ、カフ加
圧不足が発生した場合に、被測定者の最高血圧値に対応
した再加圧値を算出し、適正な加圧値に基づき精確な血
圧測定を実行し得る電子血圧計を提供することを目的と
する。
(ニ)問題点を解決するための手段及び作用 この目的を達成させるために、この発明の電子血圧計
では、次のような構成している。
電子血圧計は、カフを加圧設定値まで加圧する加圧手
段と、カフ内圧力を減圧する減圧手段と、カフの減圧時
に生体から得られる脈波の振幅値を抽出する脈波振幅抽
出手段と、この脈波振幅抽出手段が抽出した脈波振幅値
と圧力センサによるカフの圧力値とを利用して血圧決定
を行う血圧決定手段とを備えたものにおいて、前記脈波
振幅抽出手段が抽出した脈波振幅値により加圧不足を検
出するとともに、加圧不足時の再加圧の目標である再加
圧設定値を算出する再加圧設定値算出手段を設け、前記
血圧決定手段は、カフの減圧時に前記脈波振幅抽出手段
が抽出した脈波振幅の最大値以降の脈波を利用して最低
血圧値を決定し、前記再加圧設定値算出手段は、加圧不
足を検出したとき、前記脈波振幅抽出手段が抽出した脈
波振幅の最大値と前記血圧決定手段が決定した最低血圧
値とから、最高血圧値を予測し、この最高血圧値に所定
圧を加算し、この加算して求めた値を再加圧設定値とす
ることを特徴とする。
このような構成を有する電子血圧計では、カフを加圧
設定値まで加圧し、微速排気に移行した段階でカフの加
圧不足が検出された時、つまり、最高血圧値に対応する
脈波振幅値(例えば脈波振幅増加過程における最大脈波
振幅値の50%)データが検出されない場合にカフ加圧不
足が検出される。このカフ加圧不足が検出された時、最
大脈波振幅値と最低血圧値とから、最高血圧値を予測す
る。そして、この予測最高血圧値に対し、一定圧(例え
ば30mmHg)を加算し、この加算値を再加圧設定値とす
る。
最高血圧値(SYS)の予測は、 SYS=3×Pm−2×DIAで得られる。
ここで、Pmは最大脈波振幅値、DIAは脈波振幅の減少過
程における最大脈波振幅値の70%に対応するカフ圧とし
て求められる最低血圧値である。
従って、カフ加圧不足が発生した場合、被測定者の最
高血圧値を予測することで、被測定者に対応した再加圧
設定値が算出し得、被測定者に対し過不足のない適正な
再加圧設定値が得られる。
(ホ)実施例 第3図は、この発明に係る電子血圧計の空気系と測定
回路の具体的な一実施例を示すブロック図である。
カフ1には、チューブ2を介して加圧ポンプ(加圧手
段)3、微速排気弁4、急速排気弁5及び圧力センサ
(圧力検出手段)6が接続されている。
圧力センサ6は、例えば歪ゲージを使用したダイヤフ
ラム式圧力変換器、或いは半導体圧力変換素子等が使用
されており、圧力センサ6の出力信号(アナログ量)
は、増幅器7で増幅され、A/D変換器8によりデジタル
値に変換される。CPU(セントラルプロセッシングユニ
ット)9は、A/D変換器7によりデジタル値に変換され
た圧力センサ6の出力信号を一定周期で取り込み、カフ
圧及びカフ圧信号上に現れる脈波成分を抽出して取込
む。
またCPU9は、プログラム及び測定データを記憶するメ
モリを内蔵する他、加圧ポンプ3及び急速排気弁4をON
/OFFする機能及び脈波振幅値を算出する機能を有し、カ
フ圧データと脈波振幅値から血圧を決定する機能を備え
ている。そして、決定された血圧値はCPU9の指令により
出力され、表示器10に表示される。更にCPU9には、脈波
振幅値よりカフ加圧不足を検出し、最大脈波振幅値と最
低血圧値より最高血圧値を予測し、且つこの予測最高血
圧値に一定圧(30mmHg)を加算し、この合算値を再加圧
設定値として算出すると共に、この再加圧設定値に基づ
き、前記加圧ポンプ3を駆動させる制御機能を備えてい
る。
最高血圧値の予測は、一般に知られた最大脈波振幅値
(Pm)と、最高血圧値(SYS)及び最低血圧値(DIA)と
の相関関係式に基づき算出される。この相関関係式は、 で表され、この(1)式より、 SYS=3×Pm−2×DIA ……(2) が得られる。この(2)式に基づき、最高血圧値ば30mm
Hg)を加算し再加圧設定値とする。
第1図は、実施例電子血圧計の具体的な処理動作を示
すフローチャートである。
被測定者が上腕にカフ1を巻付け〔ステップ(以下
「ST」という)1〕、計器のスタートスイッチ11をONす
ると測定が開始される(ST2)。ここで、急速排気弁5
及び微速排気弁4が閉鎖され(ST3),加圧ポンプ3が
作動しカフ1が加圧設定値まで加圧される(ST4)。
ST5では、カフ1が加圧設定値まで加圧されたか否か
を判定している。今、カフ1が加圧設定値まで加圧され
たとすると、このST5の判定がYESとなり、加圧ポンプ3
の駆動が停止する(ST6)。そして、微速排気弁4が開
放しカフ1内圧力が、例えば3mmHg/sec程度で微速排気
される(ST7)。この減圧過程において、サンプリング
タイム毎にカフ圧とカフ圧上の脈波成分が、順次CPU9に
取込まれる(ST8)。
ST9では、カフ1の加圧不足を検出している。つま
り、微速排気の段階当初に得られた脈波振幅値(増加過
程にある脈波振幅値)が、最大脈波振幅値(3.0mmHg程
度)より低く、最高血圧値に対応する脈波振幅値(最大
脈波振幅値の高圧側50%)データがあるか否かを判定し
ている。
仮に、当初の加圧設定値が被測定者の阻血に充分な値
であったとすると、このST9の判定がYESとなり、通常の
血圧測定に移行する。つまり、最大脈波振幅値(Pm)を
抽出し(ST15),この最大脈波振幅値の高圧側及び低圧
側でそれぞれ最大値(ピーク値Pm)の50%、70%となる
点のカフ圧を最高血圧値(SYS)、最低血圧値(DIA)と
して算出し(ST15及びST16)、血圧値を決定した後、急
速排気弁5を開放し(ST18)、血圧値を表示器10に表示
して測定を終了する(ST19)。
ところが、第4図で示すように微速排気の段階当初に
得られた脈波振幅値(脈波振幅の増加段階にある脈波振
幅値)が、最大脈波振幅値(Pm)に接近している場合、
つまり最高血圧値に対応する脈波振幅値を検出し得ず、
最高血圧値を決定し得ない場合はカフ1の加圧不足であ
るとして、ST9の判定がYESとなる。ここで、最大脈波振
幅値(Pm)が抽出され(ST10)、且つ微速排気の進行に
伴い検出される最低血圧値(最大脈波振幅値の低圧側の
70%に対応するカフ圧)を算出する(ST11)。この算出
が終了した時点で直ちに第4図に示すように急速排気弁
5を開放して、カフ1を急速減圧する(ST12)。その
後、抽出した最大脈波振幅値と決定された最低血圧値
(DIA)に基づき、最高血圧値を予測した後、この予測
最高血圧値より再加圧設定値を算出する(ST13及びST1
4)。
第2図は、再加圧設定値を算出する具体例を示すフロ
ーチャートである。再加圧設定値の算出は、まず最高血
圧値の予測作業から開始される(ST21)。最高血圧値の
予測は、 SYS=3×Pm−2×DIA によって求められ、この予測最高血圧値に基づいて再加
圧設定値(Ps)が算出される。再加圧設定値は、 Ps=SYS+α により求められる。つまり、再加圧設定値は予測最高血
圧値に所定圧(α)、例えば30mmHgを加算して算出され
る(ST22)。
かくして、この再加圧設定値に基づき、再び加圧ポン
プ3が駆動し、第4図で示すようにカフ1が再加圧設定
値まで加圧され、従来同様に微速排気段階において血圧
測定が実行される結果、被測定者に対応した最も適正な
加圧状態が得られ、精確な血圧測定が達成される。
(ヘ)発明の効果 この発明では、以上のように、カフの加圧不足を検出
した時、最大脈波振幅値と最低血圧値とから最高血圧値
を予測し、この最高血圧値に所定圧を加算して、再加圧
設定値を算出し、この再加圧設定値に基づきカフを再加
圧して血圧測定を実行することとしたから、被測定者に
対応した適正な再加圧設定値が得られ、精確な血圧測定
を実行し得る。
従って、従来のように、被測定者の最高血圧値の如何
に拘わらず、加圧設定値に画一的な一定圧を加算する再
加圧設定値算出方式により生じていた、被測定者に苦痛
を伴う余分な圧迫を与え、鬱血を生じさせる不利が解消
される許かりでなく、再加圧が再び加圧不足となり、何
度も加圧を遣り直す等の不利を克服し得る等、発明目的
を達成した優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例電子血圧計の具体的な処理動作を示す
フローチャート、第2図は、再加圧設定値を算出する具
体例を詳細に示すフローチャート、第3図は、実施例電
子血圧計の空気系及び回路構成例を示すブロック図、第
4図は、実施例電子血圧計により血圧を測定する状態を
示す説明図である。 1:カフ、6:圧力検出手段、9:CPU。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カフを加圧設定値まで加圧する加圧手段
    と、カフ内圧力を減圧する減圧手段と、カフの減圧時に
    生体から得られる脈波の振幅値を抽出する脈波振幅抽出
    手段と、この脈波振幅抽出手段が抽出した脈波振幅値と
    圧力センサによるカフの圧力値とを利用して血圧決定を
    行う血圧決定手段とを備えた電子血圧計において、 前記脈波振幅抽出手段が抽出した脈波振幅値により加圧
    不足を検出するとともに、加圧不足時の再加圧の目標で
    ある再加圧設定値を算出する再加圧設定値算出手段を設
    け、 前記血圧決定手段は、カフの減圧時に前記脈波振幅抽出
    手段が抽出した脈波振幅の最大値以降の脈波を利用して
    最低血圧値を決定し、 前記再加圧設定値算出手段は、加圧不足を検出したと
    き、前記脈波振幅抽出手段が抽出した脈波振幅の最大値
    と前記血圧決定手段が決定した最低血圧値とから、最高
    血圧値を予測し、この最高血圧値に所定圧を加算し、こ
    の加算して求めた値を再加圧設定値とすることを特徴と
    する電子血圧計。
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JPH0815484B2 (ja) * 1989-08-17 1996-02-21 テルモ株式会社 電子血圧計
JPH0815485B2 (ja) * 1989-08-17 1996-02-21 テルモ株式会社 電子血圧計
JP2557976Y2 (ja) * 1992-12-01 1997-12-17 日本コーリン株式会社 オシロメトリック型自動血圧測定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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