JPH088865Y2 - インキタンクの開栓構造 - Google Patents
インキタンクの開栓構造Info
- Publication number
- JPH088865Y2 JPH088865Y2 JP1990080999U JP8099990U JPH088865Y2 JP H088865 Y2 JPH088865 Y2 JP H088865Y2 JP 1990080999 U JP1990080999 U JP 1990080999U JP 8099990 U JP8099990 U JP 8099990U JP H088865 Y2 JPH088865 Y2 JP H088865Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink tank
- plug
- ink
- opening
- opening structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) インキタンクの栓体に加圧体を当接させて開栓するよ
うにしたインキタンクの開栓構造に関する。ここで、イ
ンキとしては、筆記液、化粧液、修正液などが例示でき
る。
うにしたインキタンクの開栓構造に関する。ここで、イ
ンキとしては、筆記液、化粧液、修正液などが例示でき
る。
(従来の技術とその課題) 従来、インキタンクには、種々の構造のものがある。
その代表的なものは、インキタンク本体に対し、栓体を
ボール、円板状体など別体で形成したもの、及び、栓体
を射出成形などで一体に形成したものである。
その代表的なものは、インキタンク本体に対し、栓体を
ボール、円板状体など別体で形成したもの、及び、栓体
を射出成形などで一体に形成したものである。
このインキタンクの開栓にあたっては、何らかの加圧
体、例えばペン芯後端部とか、前軸と後軸との継手部材
の突刺部などをインキタンクの栓体の前方部である取付
部に挿入し、栓体に当接させて開栓する必要がある。
体、例えばペン芯後端部とか、前軸と後軸との継手部材
の突刺部などをインキタンクの栓体の前方部である取付
部に挿入し、栓体に当接させて開栓する必要がある。
ところが、加圧体の構造は、インキタンクの構造に対
応する構造でなければならず、しばしば、自社のインキ
タンクであれば良いが、他社のインキタンクは使用出来
ないというようなことがある。即ち、加圧体の構造によ
り、使用できるインキタンク構造が制限を受けるという
問題がある。
応する構造でなければならず、しばしば、自社のインキ
タンクであれば良いが、他社のインキタンクは使用出来
ないというようなことがある。即ち、加圧体の構造によ
り、使用できるインキタンク構造が制限を受けるという
問題がある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、加圧体の構造に極力左右されないインキタ
ンク構造を提供することを目的とするものであって、イ
ンキタンクの栓体に加圧体を当接させて開栓するように
したインキタンクの開栓構造であって、前記栓体は少な
くとも薄肉部を中心に有すると共に長手方向に可動し得
るようなし、該栓体の後方にはインキ収容部と連通する
連通孔を有すると共に前方に突出部を有し、インキタン
クと一体に形成した開栓部を設け、前記加圧体により前
記栓体を後方移動させた後、前記インキタンクの開栓部
により栓体を破断するようなしたインキタンクの開栓構
造を要旨とする。
ンク構造を提供することを目的とするものであって、イ
ンキタンクの栓体に加圧体を当接させて開栓するように
したインキタンクの開栓構造であって、前記栓体は少な
くとも薄肉部を中心に有すると共に長手方向に可動し得
るようなし、該栓体の後方にはインキ収容部と連通する
連通孔を有すると共に前方に突出部を有し、インキタン
クと一体に形成した開栓部を設け、前記加圧体により前
記栓体を後方移動させた後、前記インキタンクの開栓部
により栓体を破断するようなしたインキタンクの開栓構
造を要旨とする。
(実施例) 以下、本考案を図面に基づき詳細に説明する。以下の
説明において、図面の左を「前」、図面の右を「後」と
いう。
説明において、図面の左を「前」、図面の右を「後」と
いう。
第1図乃至第4図は本考案の第1実施例である。
参照符号1は、インキタンク本体であり、インキを収
容する収容部2、この収容部2をシールする合成樹脂な
どよりなる栓体3、この栓体3の前方部である取付部
6、栓体3の後方に配置し、インキタンク本体1と一体
に形成した開栓部7を有している。この各構成について
詳述する。栓体3は外方部を厚肉部4とし、中心部を薄
肉部5となし、要すれば、少なくとも薄肉部5を中心に
有するようなすと共に、長手方向に可動し得るようなし
ている。尚、この栓体3とインキタンク本体1との間に
おいてインキ漏れが危惧されるのであれば、栓体3の外
周部に一般にOリングと称されるパッキングを配置する
ようなすこともできる。又、図中において、栓体3の前
方に凹み3aを形成したのは、後述する開栓部7の突出部
9による破断をより容易になすことができるようにする
ためである。
容する収容部2、この収容部2をシールする合成樹脂な
どよりなる栓体3、この栓体3の前方部である取付部
6、栓体3の後方に配置し、インキタンク本体1と一体
に形成した開栓部7を有している。この各構成について
詳述する。栓体3は外方部を厚肉部4とし、中心部を薄
肉部5となし、要すれば、少なくとも薄肉部5を中心に
有するようなすと共に、長手方向に可動し得るようなし
ている。尚、この栓体3とインキタンク本体1との間に
おいてインキ漏れが危惧されるのであれば、栓体3の外
周部に一般にOリングと称されるパッキングを配置する
ようなすこともできる。又、図中において、栓体3の前
方に凹み3aを形成したのは、後述する開栓部7の突出部
9による破断をより容易になすことができるようにする
ためである。
開栓部7は前記インキ収容部2と連通する連通孔8
(図中は2個、第2図参照)を有すると共に前方に突出
部9を有している。この突出部9は、栓体3の薄肉部5
の破断を容易とするため、図においては円錐状にその先
端を鋭角的になしたが、栓体3の材質、形状により必ず
しも鋭角的でなくともよい。インキタンクの全体形状
は、円柱状であり、図示しない後端部は、尾栓を取付け
る等して適宜シールされている。材質はポリエチレン、
ポリプロピレン等の適宜合成樹脂である。
(図中は2個、第2図参照)を有すると共に前方に突出
部9を有している。この突出部9は、栓体3の薄肉部5
の破断を容易とするため、図においては円錐状にその先
端を鋭角的になしたが、栓体3の材質、形状により必ず
しも鋭角的でなくともよい。インキタンクの全体形状
は、円柱状であり、図示しない後端部は、尾栓を取付け
る等して適宜シールされている。材質はポリエチレン、
ポリプロピレン等の適宜合成樹脂である。
一方、参照符号10は加圧体であり、第1図は加圧体10
の後端10aが取付部6の内壁6a方向に進入せんとする状
態を示している。尚、加圧体10の内部には、図示を省略
したが、例えば、インキ誘導芯、一時的インキ溜め部材
など、ペン先へとインキを導出する部材が配置されてい
る。
の後端10aが取付部6の内壁6a方向に進入せんとする状
態を示している。尚、加圧体10の内部には、図示を省略
したが、例えば、インキ誘導芯、一時的インキ溜め部材
など、ペン先へとインキを導出する部材が配置されてい
る。
尚、加圧体10により栓体3を押圧する場合、内圧によ
り加圧体10と栓体3は抵抗を受けることとなるので、開
栓の容易さを考慮し、栓体3の薄肉部5と突出部9の先
端との距離は3mm以内が良い。よって、薄肉部5と突出
部9の先端とは接触していても構わない。
り加圧体10と栓体3は抵抗を受けることとなるので、開
栓の容易さを考慮し、栓体3の薄肉部5と突出部9の先
端との距離は3mm以内が良い。よって、薄肉部5と突出
部9の先端とは接触していても構わない。
第3図は、加圧体10の後端10aが栓体3を後方に押圧
し、栓体3と開栓部7の突出部9とが当接した状態、即
ち、栓体3の破断開始直前の状態を示す。
し、栓体3と開栓部7の突出部9とが当接した状態、即
ち、栓体3の破断開始直前の状態を示す。
第4図は、加圧体10の後端10aが更に栓体3を後方に
押圧し、栓体3の薄肉部5が、開栓部7の突出部9によ
って破断された後の状態、即ち、インキタンクを使用す
ることができる状態を示している。尚、第4図において
矢印はインキの流れを示すものである。
押圧し、栓体3の薄肉部5が、開栓部7の突出部9によ
って破断された後の状態、即ち、インキタンクを使用す
ることができる状態を示している。尚、第4図において
矢印はインキの流れを示すものである。
第5図、第6図は他の実施例を示すもので、特に、本
考案におけるインキタンクが種々の加圧体に使用できる
ことを示す図である。即ち、第5図においては、加圧体
10の後端10aの端面が傾斜状であるものを示すものであ
る。本例の場合には、破断後栓体3が加圧体10の後端10
aの端面形状に適合し多少傾斜状となるものの十分使用
可能なことを示している。
考案におけるインキタンクが種々の加圧体に使用できる
ことを示す図である。即ち、第5図においては、加圧体
10の後端10aの端面が傾斜状であるものを示すものであ
る。本例の場合には、破断後栓体3が加圧体10の後端10
aの端面形状に適合し多少傾斜状となるものの十分使用
可能なことを示している。
第6図においては、第1図の実施例に比し、加圧体10
の後端10aを、大きな段部10bを介して形成したものであ
る。
の後端10aを、大きな段部10bを介して形成したものであ
る。
本考案は上述した態様以外にも種々の態様が採用でき
る。例えば、栓体3の薄肉部5を、中心部全体に形成す
るのではなく、厚肉に形成したものに、例えば十字状の
スリットを形成し、該スリット形成部をもって薄肉部と
なしたり、連通孔8の数を増加したり、突出部9の中心
に連通孔を形成するようにするなどである。
る。例えば、栓体3の薄肉部5を、中心部全体に形成す
るのではなく、厚肉に形成したものに、例えば十字状の
スリットを形成し、該スリット形成部をもって薄肉部と
なしたり、連通孔8の数を増加したり、突出部9の中心
に連通孔を形成するようにするなどである。
(考案の効果) 少なくとも薄肉部を中心に有すると共に長手方向に可
動し得るよう栓体をなし、栓体の後方にはインキ収容部
と連通する連通孔を有すると共に前方に突出部を有し、
インキタンクと一体に形成した開栓部を設け、前記加圧
体により前記栓体を後方移動させた後、前記インキタン
クの開栓部により栓体を破断するようなしたので、加圧
体の構造に極力左右されないインキタンクの開栓構造が
得られる。
動し得るよう栓体をなし、栓体の後方にはインキ収容部
と連通する連通孔を有すると共に前方に突出部を有し、
インキタンクと一体に形成した開栓部を設け、前記加圧
体により前記栓体を後方移動させた後、前記インキタン
クの開栓部により栓体を破断するようなしたので、加圧
体の構造に極力左右されないインキタンクの開栓構造が
得られる。
第1図〜第4図は本考案の第1実施例を示すもので、第
1図、第3図、第4図は要部縦断面図、第2図は第1図
のA−A線断面図、第5図、第6図は他の実施例を示す
要部縦断面図である。 1…インキタンク本体、2…収容部、3…栓体、3a…凹
み、4…厚肉部、5…薄肉部、6…取付部、6a…内壁、
7…開栓部、8…連通孔、9…突出部、10…加圧体、10
a…後端、10b…段部。
1図、第3図、第4図は要部縦断面図、第2図は第1図
のA−A線断面図、第5図、第6図は他の実施例を示す
要部縦断面図である。 1…インキタンク本体、2…収容部、3…栓体、3a…凹
み、4…厚肉部、5…薄肉部、6…取付部、6a…内壁、
7…開栓部、8…連通孔、9…突出部、10…加圧体、10
a…後端、10b…段部。
Claims (1)
- 【請求項1】インキタンクの栓体に加圧体を当接させて
開栓するようにしたインキタンクの開栓構造であって、
前記栓体は少なくとも薄肉部を中心に有すると共に長手
方向に可動し得るようなし、該栓体の後方にはインキ収
容部と連通する連通孔を有すると共に前方に突出部を有
し、インキタンクと一体に形成した開栓部を設け、前記
加圧体により前記栓体を後方移動させた後、前記インキ
タンクの開栓部により栓体を破断するようなしたインキ
タンクの開栓構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990080999U JPH088865Y2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | インキタンクの開栓構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990080999U JPH088865Y2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | インキタンクの開栓構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0438481U JPH0438481U (ja) | 1992-03-31 |
JPH088865Y2 true JPH088865Y2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=31626547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990080999U Expired - Lifetime JPH088865Y2 (ja) | 1990-07-30 | 1990-07-30 | インキタンクの開栓構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088865Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2359786A (en) * | 2000-03-02 | 2001-09-05 | Gillette Co | Ink cartridge with plug and valve |
JP6596509B2 (ja) * | 2015-11-30 | 2019-10-23 | 株式会社パイロットコーポレーション | インキカートリッジ及び筆記具 |
TWI621540B (zh) * | 2017-05-19 | 2018-04-21 | Sdi Corp | 書寫工具及其輸墨單元 |
-
1990
- 1990-07-30 JP JP1990080999U patent/JPH088865Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0438481U (ja) | 1992-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5861745U (ja) | 液体容器用密栓 | |
JPH088865Y2 (ja) | インキタンクの開栓構造 | |
JPS6323179Y2 (ja) | ||
JP2512078Y2 (ja) | インキタンクの開栓構造 | |
JP2589400Y2 (ja) | インキタンク交換式筆記具 | |
JPS6112122Y2 (ja) | ||
JP2517444Y2 (ja) | 筆記具の尾栓 | |
JPS6139591Y2 (ja) | ||
JPH0425358Y2 (ja) | ||
JPS6228457Y2 (ja) | ||
JPH0541036Y2 (ja) | ||
JPH0220981U (ja) | ||
JPS6144865Y2 (ja) | ||
JPH022631Y2 (ja) | ||
JPS6330338Y2 (ja) | ||
JPH02101787U (ja) | ||
JP2595418Y2 (ja) | マーキングペン用インキ補充容器 | |
JPH0222306Y2 (ja) | ||
JPS6140555U (ja) | インジエクシヨン容器のプランジヤ− | |
JPH0247031Y2 (ja) | ||
JPH11321181A (ja) | 筆記具 | |
JPS5880919U (ja) | 繰出容器 | |
JPH0617579Y2 (ja) | バルブ装置を有する筆記具又は塗布具 | |
JPS6444183U (ja) | ||
JPH0340795Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20090203 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20090602 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |