JPH0888593A - ダイバーシティ受信切換方式 - Google Patents
ダイバーシティ受信切換方式Info
- Publication number
- JPH0888593A JPH0888593A JP6250104A JP25010494A JPH0888593A JP H0888593 A JPH0888593 A JP H0888593A JP 6250104 A JP6250104 A JP 6250104A JP 25010494 A JP25010494 A JP 25010494A JP H0888593 A JPH0888593 A JP H0888593A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- level
- demodulated signal
- diversity reception
- switching system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のダイバーシティ受信切換方式は、複数
の受信出力レベルを常時監視し、受信出力レベルの高い
方を選択するように構成されているので、回路構成が複
雑になると共に、不要な切り換え動作が繰り返される。 【構成】 基準値と比較して切り換える構成とし、受信
出力レベルの検出は現在選択されているアンテナからの
出力だけで行う。
の受信出力レベルを常時監視し、受信出力レベルの高い
方を選択するように構成されているので、回路構成が複
雑になると共に、不要な切り換え動作が繰り返される。 【構成】 基準値と比較して切り換える構成とし、受信
出力レベルの検出は現在選択されているアンテナからの
出力だけで行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば携帯型無線トラ
ンシーバ等に使用されるダイバーシティ受信切換方式に
関する。
ンシーバ等に使用されるダイバーシティ受信切換方式に
関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は、従来のこの種のダイバーシティ
受信切換方式の一例を説明する図であり、図において、
１ａは電界アンテナ、１ｂは磁界アンテナ、２ａ，２ｂ
は高周波増幅器、３ａ，３ｂは周波数変換器、４ａ，４
ｂは復調器、５はレベル比較器、６はダイバーシティ切
換器を示す。
受信切換方式の一例を説明する図であり、図において、
１ａは電界アンテナ、１ｂは磁界アンテナ、２ａ，２ｂ
は高周波増幅器、３ａ，３ｂは周波数変換器、４ａ，４
ｂは復調器、５はレベル比較器、６はダイバーシティ切
換器を示す。
【０００３】次に動作について説明する。電界アンテナ
１ａには通常のホイップアンテナが使用され、磁界アン
テナ１ｂには人体表面近傍で使用される場合の利得低下
や反射波に起因する電波の干渉による利得低下時に有効
なループアンテナが使用され、レベル比較器５が両方の
復調出力を常時監視していて、ダイバーシティ切換器６
で復調出力レベルの大きい方を選択して出力することに
よって受信環境が変化しても良好な受信品質を保持する
ように構成されている（上述のアンテナの特性等につい
ては、例えば「Small Antennas」１９８７年、RESEARCH
STUDIES PRESSLTD 等に記載されている）。然しながら
図４に示すようなダイバーシティ受信切換方式では、２
つの復調出力レベルを常時監視する必要があるばかりで
なく、高周波増幅器，周波数変調器，復調器をそれぞれ
２系列備えておく必要がある。
１ａには通常のホイップアンテナが使用され、磁界アン
テナ１ｂには人体表面近傍で使用される場合の利得低下
や反射波に起因する電波の干渉による利得低下時に有効
なループアンテナが使用され、レベル比較器５が両方の
復調出力を常時監視していて、ダイバーシティ切換器６
で復調出力レベルの大きい方を選択して出力することに
よって受信環境が変化しても良好な受信品質を保持する
ように構成されている（上述のアンテナの特性等につい
ては、例えば「Small Antennas」１９８７年、RESEARCH
STUDIES PRESSLTD 等に記載されている）。然しながら
図４に示すようなダイバーシティ受信切換方式では、２
つの復調出力レベルを常時監視する必要があるばかりで
なく、高周波増幅器，周波数変調器，復調器をそれぞれ
２系列備えておく必要がある。
【０００４】また、特開平６−１３９４４号「ダイバー
シティ受信装置」では、アンテナの直後に切換器を置く
ことにより、それ以降の受信回路を一系列とする装置が
開示されているが、この先行技術においてもたえず切換
器で切り換えながら両方の出力レベルを常時検出してレ
ベル比較器で比較し、受信出力レベルの高い方のアンテ
ナを選択するように構成されている。
シティ受信装置」では、アンテナの直後に切換器を置く
ことにより、それ以降の受信回路を一系列とする装置が
開示されているが、この先行技術においてもたえず切換
器で切り換えながら両方の出力レベルを常時検出してレ
ベル比較器で比較し、受信出力レベルの高い方のアンテ
ナを選択するように構成されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来のダイバーシティ
受信切換方式は以上のように複数の受信出力レベルを常
時監視し、受信出力レベルの高い方を選択するように構
成されているので、回路構成が複雑になると共に、不要
な切り換え動作が頻繁に行われる等の問題点があった。
受信切換方式は以上のように複数の受信出力レベルを常
時監視し、受信出力レベルの高い方を選択するように構
成されているので、回路構成が複雑になると共に、不要
な切り換え動作が頻繁に行われる等の問題点があった。
【０００６】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、回路構成を簡略化し、不要な切り換
え動作が繁雑に行われることのないダイバーシティ受信
切換方式を提供することを目的としている。
されたものであり、回路構成を簡略化し、不要な切り換
え動作が繁雑に行われることのないダイバーシティ受信
切換方式を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるダイバー
シティ受信切換方式は、復調信号レベルを基準として受
信アンテナを切り換えるダイバーシティ受信切換方式に
おいて、現在選択されているアンテナから所定時間内に
復調信号が検出できない場合、または所定時間内に検出
した復調信号の出力レベルが予め定めた基準値より低い
場合であって前回検出した出力レベルより低い場合、別
のアンテナに切り換える手段を備えたことを特徴とす
る。
シティ受信切換方式は、復調信号レベルを基準として受
信アンテナを切り換えるダイバーシティ受信切換方式に
おいて、現在選択されているアンテナから所定時間内に
復調信号が検出できない場合、または所定時間内に検出
した復調信号の出力レベルが予め定めた基準値より低い
場合であって前回検出した出力レベルより低い場合、別
のアンテナに切り換える手段を備えたことを特徴とす
る。
【０００８】
【作用】従来のこの種の切換方式は、常時各アンテナか
らの復調信号レベルを検出し、これらを比較して復調信
号レベルが最大のアンテナを選択するように構成されて
いるので、回路構成や動作が複雑になってしまう。本発
明では、上述の構成とすることにより、復調信号レベル
の検出は現在選択されているアンテナからの復調信号の
みとでき、且つ、アンテナの切換が必要な場合にのみア
ンテナを切り換える装置とできる。
らの復調信号レベルを検出し、これらを比較して復調信
号レベルが最大のアンテナを選択するように構成されて
いるので、回路構成や動作が複雑になってしまう。本発
明では、上述の構成とすることにより、復調信号レベル
の検出は現在選択されているアンテナからの復調信号の
みとでき、且つ、アンテナの切換が必要な場合にのみア
ンテナを切り換える装置とできる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図１は本発明のダイバーシティ受信切換方式の一実
施例を説明するための装置構成例を示すブロック図であ
り、図において、１ａは電界アンテナ、１ｂは磁界アン
テナ、１１はダイバーシティ切換器、１２は高周波増幅
器、１３は周波数変換器、１４は復調器であり、これら
は図４に示す各装置とほぼ同様のものである。また、１
５は制御回路で、復調信号の受信出力レベルを検出する
検出器と、検出した受信出力レベルを予め定めた基準値
と比較する比較器と、メモリおよびマイコン等の制御装
置とで構成されている（図示せず）。また、図２は制御
回路１５の動作を示すフローチャート、図３は図２のス
テップＳ２，Ｓ４に示す判定処理の動作を示すサブルー
チンのフローチャートである。
る。図１は本発明のダイバーシティ受信切換方式の一実
施例を説明するための装置構成例を示すブロック図であ
り、図において、１ａは電界アンテナ、１ｂは磁界アン
テナ、１１はダイバーシティ切換器、１２は高周波増幅
器、１３は周波数変換器、１４は復調器であり、これら
は図４に示す各装置とほぼ同様のものである。また、１
５は制御回路で、復調信号の受信出力レベルを検出する
検出器と、検出した受信出力レベルを予め定めた基準値
と比較する比較器と、メモリおよびマイコン等の制御装
置とで構成されている（図示せず）。また、図２は制御
回路１５の動作を示すフローチャート、図３は図２のス
テップＳ２，Ｓ４に示す判定処理の動作を示すサブルー
チンのフローチャートである。
【００１０】次に動作について説明する。例えば図２の
ステップＳ１でアンテナ１ａが選択されている場合、次
のステップＳ２で判定処理が行われる。この判定処理は
図３に示すように、制御回路１５で、予め定められた所
定時間内に復調信号が検出されたか否かが判断され（ス
テップＳ１０）、所定時間内に復調信号が検出されない
場合、サブルーチンから抜け出し、図２のステップＳ２
からステップＳ３へ移るが、復調信号を検出した場合、
その最大出力レベルが予め定めた基準値より大きいか否
かを判断し（ステップＳ１１）、大きい場合には受信に
支障がないとして、このステップＳ１０，ステップ１１
を繰り返す。なお、この基準値はメモリに記憶されてお
り、可変できるものとすれば良い。
ステップＳ１でアンテナ１ａが選択されている場合、次
のステップＳ２で判定処理が行われる。この判定処理は
図３に示すように、制御回路１５で、予め定められた所
定時間内に復調信号が検出されたか否かが判断され（ス
テップＳ１０）、所定時間内に復調信号が検出されない
場合、サブルーチンから抜け出し、図２のステップＳ２
からステップＳ３へ移るが、復調信号を検出した場合、
その最大出力レベルが予め定めた基準値より大きいか否
かを判断し（ステップＳ１１）、大きい場合には受信に
支障がないとして、このステップＳ１０，ステップ１１
を繰り返す。なお、この基準値はメモリに記憶されてお
り、可変できるものとすれば良い。
【００１１】また、ステップＳ１１で復調信号の最大出
力レベルが基準値より小さい場合には、ステップＳ１２
へ移り、そのレベルをメモリに記憶すると共に、メモリ
に記憶されている前回の検出レベルより大きいか否かを
判断し、前回の検出レベルより大きい場合にはアンテナ
を切り換える必要がないとして（アンテナを切り換えて
もこれ以上の良好な品質が得られないとして）、ステッ
プＳ１０〜Ｓ１２を繰り返すが、前回のレベルより小さ
い場合には、アンテナを切り換えるべく図３に示すサブ
ルーチンから抜け出し、図２のステップＳ２からＳ３へ
と移行する。
力レベルが基準値より小さい場合には、ステップＳ１２
へ移り、そのレベルをメモリに記憶すると共に、メモリ
に記憶されている前回の検出レベルより大きいか否かを
判断し、前回の検出レベルより大きい場合にはアンテナ
を切り換える必要がないとして（アンテナを切り換えて
もこれ以上の良好な品質が得られないとして）、ステッ
プＳ１０〜Ｓ１２を繰り返すが、前回のレベルより小さ
い場合には、アンテナを切り換えるべく図３に示すサブ
ルーチンから抜け出し、図２のステップＳ２からＳ３へ
と移行する。
【００１２】以上のように本発明のダイバーシティ受信
切換方式では、復調信号レベルを基準値と比較すること
とし、基準値よりそのレベルが低い場合でも、前回の制
御ステップにおいて測定したレベルより大きい場合には
アンテナの切り換えを行わないこととしたので、一系統
の受信回路で必要なダイバーシティ受信切換が行え、ま
た、従来の装置のように各アンテナからの復調信号レベ
ルを同時に検出し比較する動作が不要になり、不必要な
アンテナ切り換えが頻繁に行われることがなくなる。
切換方式では、復調信号レベルを基準値と比較すること
とし、基準値よりそのレベルが低い場合でも、前回の制
御ステップにおいて測定したレベルより大きい場合には
アンテナの切り換えを行わないこととしたので、一系統
の受信回路で必要なダイバーシティ受信切換が行え、ま
た、従来の装置のように各アンテナからの復調信号レベ
ルを同時に検出し比較する動作が不要になり、不必要な
アンテナ切り換えが頻繁に行われることがなくなる。
【００１３】なお上記実施例では、復調信号レベルの測
定に所定時間内の最大出力レベルを用いることとした
が、所定時間内の平均出力レベルを基準値と比較する構
成としても良い。また上記実施例では、ホイップアンテ
ナ１ａとループアンテナ１ｂとを有する装置の受信切換
方式について説明したが、他の電界アンテナや磁界アン
テナであっても良く、さらに切り換えられるアンテナ数
は３以上であっても良い。
定に所定時間内の最大出力レベルを用いることとした
が、所定時間内の平均出力レベルを基準値と比較する構
成としても良い。また上記実施例では、ホイップアンテ
ナ１ａとループアンテナ１ｂとを有する装置の受信切換
方式について説明したが、他の電界アンテナや磁界アン
テナであっても良く、さらに切り換えられるアンテナ数
は３以上であっても良い。
【００１４】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、高周波
増幅器，周波数変換器，復調器を一系統とし、且つ各ア
ンテナごとの復調レベルを常時検出し比較する必要な
く、制御回路の動作により、常に良好な電波受信状態が
得られ、受信装置の簡略化，低価格化が図れるという効
果がある。
増幅器，周波数変換器，復調器を一系統とし、且つ各ア
ンテナごとの復調レベルを常時検出し比較する必要な
く、制御回路の動作により、常に良好な電波受信状態が
得られ、受信装置の簡略化，低価格化が図れるという効
果がある。
【図１】本発明の一実施例を説明するための装置構成例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図２】図１に示す制御回路の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図３】図２に示す判定処理の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図４】従来の装置構成の一例を示すブロック図であ
る。
る。
１ａ 電界アンテナ １ｂ 磁界アンテナ １１ ダイバーシティ切換器 １２ 高周波増幅器 １３ 周波数変換器 １４ 復調器 １５ 制御回路
Claims (3)
- 【請求項１】 復調信号レベルを基準として受信アンテ
ナを切り換えるダイバーシティ受信切換方式において、 現在選択されているアンテナから所定時間内に復調信号
が検出できない場合、または所定時間内に検出した復調
信号の最大出力レベルが予め定めた基準値より低い場合
であって前回検出した最大出力レベルより低い場合、別
のアンテナに切り換える手段を備えたことを特徴とする
ダイバーシティ受信切換方式。 - 【請求項２】 復調信号レベルを基準として受信アンテ
ナを切り換えるダイバーシティ受信切換方式において、 現在選択されているアンテナから所定時間内に復調信号
が検出できない場合、または所定時間内に検出した復調
信号の平均出力レベルが予め定めた基準値より低い場合
であって前回検出した平均出力レベルより低い場合、別
のアンテナに切り換える手段を備えたことを特徴とする
ダイバーシティ受信切換方式。 - 【請求項３】 上記基準値を可変する手段を備えたこと
を特徴とする請求項第１項又は第２項記載のダイバーシ
ティ受信切換方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6250104A JPH0888593A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | ダイバーシティ受信切換方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6250104A JPH0888593A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | ダイバーシティ受信切換方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0888593A true JPH0888593A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=17202880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6250104A Pending JPH0888593A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | ダイバーシティ受信切換方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0888593A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999013660A1 (fr) * | 1997-09-10 | 1999-03-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Detecteur de porteuse |
| US7020122B1 (en) | 1998-12-28 | 2006-03-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | CDMA system mobile radio terminal equipment |
| JP2006186961A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-07-13 | Casio Comput Co Ltd | 受信装置、受信回路及び受信方法 |
| JP2007049361A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Casio Comput Co Ltd | 受信装置、受信回路及び受信方法 |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP6250104A patent/JPH0888593A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999013660A1 (fr) * | 1997-09-10 | 1999-03-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Detecteur de porteuse |
| US7020122B1 (en) | 1998-12-28 | 2006-03-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | CDMA system mobile radio terminal equipment |
| JP2006186961A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-07-13 | Casio Comput Co Ltd | 受信装置、受信回路及び受信方法 |
| JP2007049361A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Casio Comput Co Ltd | 受信装置、受信回路及び受信方法 |
| JP4654826B2 (ja) * | 2005-08-09 | 2011-03-23 | カシオ計算機株式会社 | 受信装置、受信回路及び受信方法 |
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