JPH0884712A - 超電導磁石装置及びこれを用いた磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

超電導磁石装置及びこれを用いた磁気共鳴イメージング装置

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JPH0884712A
JPH0884712A JP6222194A JP22219494A JPH0884712A JP H0884712 A JPH0884712 A JP H0884712A JP 6222194 A JP6222194 A JP 6222194A JP 22219494 A JP22219494 A JP 22219494A JP H0884712 A JPH0884712 A JP H0884712A
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magnetic field
superconducting
dynamic
refrigerant
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JP6222194A
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Takao Honna
孝男 本名
Toshiaki Aritomi
俊昭 有冨
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は打撃音の発生を防止するのに適した超
電導磁石装置及びこれを用いた磁気共鳴イメ−ジング装
置を提供することにある。 【構成】冷媒容器21内の液体ヘリウム中に配置された
静磁場発生源23からの磁場は空間32に形成される。
冷媒容器21内に配置されたダイナミック磁場発生源と
してのコイル28には傾斜磁場を発生させるようにパル
ス状の電流が供給される。コイル28及びこれへの電流
供給用導線は超電導多層複合体から作られた磁気シ−ル
ド30及び31によって囲まれている。よって、そのコ
イル及び導線には電磁力が働かないため、打撃音は発生
しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超電導磁石装置及びこれ
を用いた磁気共鳴イメ−ジング装置、特に打撃音対策が
講じられた超電導磁石装置及びこれを用いた磁気共鳴イ
メ−ジング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴イメ−ジング装置では、静磁場
中に被検体が配置され、この被検体には傾斜磁場の存在
下で高周波パルスが印加される。これによって被検体か
らは核磁気共鳴信号が発生され、そしてこの信号には被
検体の像を生成するための処理が施される。
【0003】静磁場を発生させる磁石としては超電導磁
石が一般に多用され、これは超電導用冷媒である液体ヘ
リウム中に浸漬される。また傾斜磁場はダイナミック磁
場とも呼ばれ、X、Y及びZ軸方向にパルス状に発生さ
れる。このパルス状の傾斜磁場はX、Y及びZ軸傾斜磁
場発生用のコイル(これは一般に銅で作られる)にパル
ス状の電流を供給することによって発生されるもので、
冷媒容器の外部であってかつ被検体に傾斜磁場を与える
のに適した場所に配置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、傾斜磁場
発生用コイルは静磁場を発生させる磁石からの磁束の影
響を受けやすく、このためそのコイルにパルス状の電流
を供給すると、電磁力の故にいわゆる打撃音が発生する
という大きな問題が生じる。
【0005】傾斜磁場発生用コイルは強い傾斜磁場を発
生させることができ、かつそのリアクタンスは小さいこ
とが望まれる。しかし、この条件を満たそうとすると、
巻き数を少なくし、かつ電流を大きくすることが必要と
なる。その結果、発熱量が増大することから、コイル断
面積を大きくせざるを得なくなり、装置全体の大型化が
余儀なくされる。
【0006】本発明の第1の目的は打撃音の発生を防止
するのに適した超電導磁石装置及びこれを用いた磁気共
鳴イメ−ジング装置を提供することにある。
【0007】本発明の第2の目的は装置全体の小型化を
図るのに適した超電導磁石装置及びこれを用いた磁気共
鳴イメ−ジング装置を提供することにある。
【0008】本発明の第3の目的は渦電流の発生を防止
するのに適した超電導磁石装置及びこれを用いた磁気共
鳴イメ−ジング装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明目的は次の解決手
段によって達成される。
【0010】1. 超電導装置であって、これは超電導
用冷媒が収容されている冷媒容器と、前記超電導用冷媒
中に配置され、予め定められた空間に静磁場を発生させ
るための静磁場発生源と、前記超電導用冷媒中に配置さ
れ、前記予め定められた空間中の静磁場に重畳させるよ
うにダイナミック磁場を発生させるためのダイナミック
磁場発生源と、前記超電導用冷媒中に配置され、前記静
磁場発生源から前記ダイナミック磁場発生源に向かって
発生される磁束を遮蔽するための、超電導多層複合体か
ら作られた磁気シ−ルドとを備えていることを特徴とす
る(請求項1)。
【0011】2. 解決手段1の超電導磁石装置であっ
て、前記ダイナミック磁場発生源は超電導多層複合体か
ら作られたものであることを特徴とする(請求項2)。
【0012】3. 解決手段1または2の超電導磁石装
置であって、前記ダイナミック磁場発生源に導線を介し
てパルス状電流を供給するダイナミック磁場電源を備
え、更に前記導線を覆うように前記超電導用冷媒中に配
置された磁気シ−ルドを備え、該磁気シ−ルドは超電導
多層複合体から作られていることを特徴とする(請求項
3)。
【0013】4. 解決手段1、2又は3の超電導磁石
装置であって、前記冷媒容器の前記予め定められた空間
側の部分は電気絶縁体で構成されていることを特徴とす
る(請求項4)。
【0014】5. 磁気共鳴イメ−ジング装置であっ
て、これは超電導用冷媒が収容されている冷媒容器と、
前記超電導用冷媒中に配置され、被検体が配置されるべ
き予め定められた空間に静磁場を発生させるための静磁
場発生源と、前記超電導用冷媒中に配置され、前記予め
定められた空間中の静磁場に重畳させるようにダイナミ
ック磁場を発生させるためのダイナミック磁場発生源
と、該ダイナミック磁場発生源に導線を介してパルス状
電流を供給するダイナミック磁場電源と、前記超電導用
冷媒中に配置され、前記静磁場発生源から前記ダイナミ
ック磁場発生源に向かって発生される磁束を遮蔽するた
めの、超電導多層複合体から作られた磁気シ−ルドと、
前記被検体に高周波パルスを印加する手段と、前記被検
体から核磁気共鳴信号を発生させるように予め定められ
たパルスシ−ケンスにしたがって前記ダイナミック磁場
及び前記高周波パルスを制御する手段と、前記核磁気共
鳴信号にもとづいて前記被検体の像を生成する手段とを
備えていることを特徴とする(請求項5)。
【0015】6. 解決手段5の磁気共鳴イメ−ジング
装置であって、前記ダイナミック磁場発生源は超電導多
層複合体から作られたものであることを特徴とする(請
求項6)。
【0016】7. 解決手段5又は6の磁気共鳴イメ−
ジング装置であって、前記導線を覆うように前記超電導
用冷媒中に配置された磁気シ−ルドを備え、該磁気シ−
ルドは超電導多層複合体から作られていることを特徴と
する(請求項7)。
【0017】8. 解決手段5、6、7又は8の磁気共
鳴イメ−ジング装置であって、前記冷媒容器の前記予め
定められた空間側の部分は電気絶縁体で構成されている
ことを特徴とする(請求項8)。
【0018】
【作用】ダイナミック磁場発生源は超電導用冷媒中に配
置されていると共に、静磁場発生源からダイナミック磁
場発生元に向かって発生する磁束を遮蔽するための、超
電導多層複合体から作られた磁気シ−ルドが超電導用冷
媒中に配置されている。したがって、ダイナミック磁場
発生源には静磁場発生源によって発生される磁束が実質
的に作用しない。このため、ダイナミック磁場発生源に
パルス状の電流を流しても、そのコイルには電磁力が実
質的に働かなくなるので、その振動にもとづく打撃音の
発生は防止される。すなわち、本発明の第1の目的が達
成される。また、超電導用冷媒中に配置されているダイ
ナミック磁場発生源は超電導多層複合体から作られたも
のである。これによれば発熱の問題は実質的になく、比
較的大電流を流して強い傾斜磁場を発生させることがで
きる。したがって、これにより本発明の第2の目的が達
成される。更に、冷媒容器の予め定められた空間側の部
分は電気絶縁体で構成されている。このため、ダイナミ
ック磁場発生源にパルス状の電流を流すことによって発
生する磁束にもとづく渦電流の発生が防止される。すな
わち、本発明の第3の目的が達成される。
【0019】
【実施例】図3は本発明にもとづく一実施例の磁気共鳴
イメ−ジング装置のハ−ドウエア部分を示す。被検体1
は超電導磁石装置2によって発生される静磁場中に配置
される。高周波パルス発生装置12によって発生される
高周波パルスは増幅器3によって増幅された上、送受信
コイル4に導かれ、該送受信コイル4から被検体1に電
磁波が印加される。これによっ被検体1の核スピンは励
起される。このようにして励起された被検体1の核スピ
ンから発生される核磁気共鳴信号は送受信コイル4によ
って検出され、受信装置7に導かれる。ダイナミック磁
場発生源すなわち傾斜磁場発生用コイルは後述されるよ
うに超電導磁石装置2内に配置され、傾斜磁場制御装置
8の制御によりX、Y及びZ軸方向のダイナミック磁場
すなわち傾斜磁場を発生し、これらの傾斜磁場は静磁場
に重畳される。
【0020】シ−ケンス制御装置8は傾斜磁場制御装置
5、高周波パルス発生装置12及び受信装置7に接続さ
れ、高周波パルスの発生、X、Y及びZ軸方向の傾斜磁
場の発生及び核磁気共鳴信号の受信のタイミングを制御
する。シ−ケンス制御装置8はまたコンピュ−タ9に受
信装置7に導かれた核磁気共鳴信号にもとづく像再構成
処理を行わせ、情報の授受を行う操作卓10を通して表
示装置11に像を表示させるようにも働く。
【0021】図4は図3のハ−ドウエアと共に用いられ
るパルスシ−ケンスの一例を示す。選択性高周波90°
パルスはスライス選択用の傾斜磁場(ダイナミック磁
場)Gsの存在下で印加される。したがって、GsがZ軸
方向の傾斜磁場であるとすれば、Z軸に垂直なスライス
が選択的に励起される。すなわち、回転座標系を考える
ならば、そのスライス内の核スピンは90°だけ倒れ、
そしてこの倒れた核スピンは次第に分散される。
【0022】続いて傾斜磁場Gs及び選択性高周波18
0°パルスが印加される。これによって、倒れた核スピ
ンは反転され、分散された核スピンは次第に収束され、
スライス全体から核磁気共鳴信号が発生される。
【0023】選択性高周波90°パルスと選択性高周波
180°パルスの間では位相エンコ−ド用傾斜磁場(ダ
イナミック磁場)Gpが印加され、更に選択性高周波1
80°パルス印加後には読出し用傾斜磁場(ダイナミッ
ク磁場)GRが印加され、その間にスライス全体から発
生された核磁気共鳴信号であるスピンエコ−信号が読み
出される。
【0024】以上のステップはN個のスピンエコ−信号
が発生されるようにN回繰り返される。ただし、各回毎
に位相エンコ−ド用傾斜磁場Gpはその時間積分値(位
相エンコ−ド量)が一定割合で変化するように変えられ
る。N個のスピンエコ−信号の各々についてはN個のサ
ンプリングが行われ、そしてN×N個の像素からなる核
磁気共鳴イメ−ジング像を得るように、それぞれN個の
サンプリングされた信号からなるN個のスピンエコ−信
号に二次元フ−リエ変換処理が施される。かくして、G
pをY軸方向の傾斜磁場、GRをX軸方向の傾斜磁場とす
れば、スライスのX−Y面の二次元像が得られる。
【0025】読出し用傾斜磁場GRは選択性高周波90
°パルスと選択性高周波180°パルスの間にも印加さ
れる。これは選択性高周波180°パルスの後に印加さ
れる傾斜磁場GRの前半分部分によって生じる核スピン
のディフェ−ジングを補償するためである。
【0026】図1は図3における超電導磁石装置を、図
2は図1のダイナミック磁場発生源としてのコイルをそ
れぞれ示す。21は外部に対して断熱された冷媒容器
で、この中には超電導用冷媒である液体ヘリウムが収容
され、その上部には冷媒注入ポ−ト22が設けられてい
る。冷媒容器21内の冷媒中には静磁場発生源23が浸
漬されていて、これは励磁電源24に接続されている。
この励磁電源24は静磁場発生源23を着磁するときに
用いられ、それ以外のときには切り離される。25は静
磁場発生源23用のボビンで、図では現れていないが、
その内側と外側の間を液体ヘリウムが自由に流通し得る
ようにされている。
【0027】冷媒中であってかつ静磁場発生源23の内
側には導線26を介してダイナミック磁場電源27に接
続されたダイナミック磁場発生源としてのコイル28が
配置されている。29はそのダイナミック磁場発生源と
してのコイル28用のボビンである。ダイナミック磁場
発生源としてのコイル28はX軸用のダイナミック磁場
発生用コイル28X、Y軸用のダイナミック磁場発生用
コイル28Y及びZ軸用のダイナミック磁場発生用コイ
ル28Zからなる。これらはそれぞれX軸、Y軸及びZ
軸方向のダイナミック磁場すなわち傾斜磁場を発生させ
るように超電導多層複合体を数値制御(NC)により理
論値通り正確にコイル状に加工することによって得られ
たものからなる。超電導多層複合体としては好適なもの
としてNbi層(30層)とCu層(31層)とを両表
面がそれぞれCu層で形成されるように交互に積層し、
かつ層と層の間にNb層(合計60層)をそれぞれ介在
させたものを熱間圧延及び冷間圧延することにより得ら
れた厚さ1mm程度のNbi/Nb/Cu超電導多層複合
体が用いられる。Nbi/Nb/Cu超電導体多層複合体
の作り方等はたとえばアイイ−イ−イ−・トランザクシ
ョンズ・オン・アプライド・ス−パ−コンダクティビテ
ィ、第3巻、第1号、1993年3月、第177頁〜1
80頁(IEEE TRANSACTIONS ON APPLIED SUPERCONDUCTI
VITY, VOL.3, NO.1, MARCH 1993, PP177 - 180)に詳し
く記載されている。
【0028】30は静磁場発生源23からダイナミック
磁場発生源としてのコイル28に向かって発生される磁
束を遮蔽するための磁気シ−ルドで、その両端部はダイ
ナミック磁場発生源としてのコイル28の内側面レベル
を通り越して冷媒容器21の内側部21aとほとんど接
触するくらいまで延びるように折り曲げられている。導
線26の冷媒容器21内に存在する部分も、この部分に
向かって静磁場発生源23から発生される磁束を遮蔽す
るための磁気シ−ルド31で覆われている。磁気シ−ル
ド30及び31は超電導多層複合体から作られ、この超
電導多層複合体としては前述したと同じNbi/Nb
u超電導体多層複合体が用いられる。この超電導多層
複合体の作り方やすぐれた磁気シ−ルド特性等は前述の
文献に詳しく記載されている。
【0029】冷媒容器21の内側部21aの両表面部分
は電気絶縁体、たとえばFRP(ガラス繊維強化プラス
チック)で構成されている。
【0030】静磁場発生源23によって発生される磁束
は被検体が配置されるべき空間32を通って静磁場発生
源23に戻る。したがって、空間32には静磁場が生じ
る。一方、ダイナミック磁場発生用コイル28X、28
Y及び28Zにはダイナミック磁場電源27から導線2
6を介してそれぞれパルス状の電流が供給される。した
がって、それらのコイルはそれぞれX軸、Y軸及びZ軸
方向のパルス状の傾斜磁場を発生し、これらの傾斜磁場
は空間32に分布している静磁場に重畳される。
【0031】磁気シ−ルド30は、図示されているよう
に、ダイナミック磁場発生源としてのコイル28を3方
向から囲んでおり、したがって、静磁場発生源23から
発生してダイナミック磁場発生源としてのコイル28に
向かう磁束は磁気シ−ルド30によって実質的に遮蔽さ
れる。磁気シ−ルド30はダイナミック磁場発生源とし
てのコイル28の一方側、すなわちその空間32側には
存在しない。しかし、空間32側からダイナミック磁場
発生源としてのコイル28に侵入する磁束はほとんど存
在しない。また、導線26の冷媒容器21内に存在する
部分も磁気シ−ルド31によって囲まれている。したが
って、ダイナミック磁場発生源としてのコイル28は導
線26をも含めて静磁場発生源23によって発生される
静磁場の影響を実質的に受けない。このため、導線26
を介してダイナミック磁場発生源としてのコイル28に
パルス状の電流が流れても、該コイル及び導線に働く電
磁力は実質的に発生しないから、それにもとづく打撃音
は実質的に生じない。
【0032】既述のように、ダイナミック磁場発生源と
してのコイル28は超電導多層複合体から作られたもの
である。これによれば発熱の問題は実質的になく、比較
的大電流を流して強い傾斜磁場を発生させることができ
る。この場合、その大電流を流し得るようにするために
その断面積を大きくするようなことは必要でないので、
装置全体の小型化が図られる。また、大電流を流して強
い傾斜磁場を得ることができるので、前述の実施例は高
速イメ−ジング法として知られるエコ−プレ−ナ−法に
最適である。
【0033】ダイナナミック磁場発生源としてのコイル
28にはパルス状の電流が繰り返し供給されることか
ら、このコイルが発生する磁束にもとづく渦電流が問題
となる。しかし、冷媒容器21の空間32側部21aの
両表面部は電気絶縁体で構成されているため、これによ
り渦電流の発生は防止される。したがって、ダイナミッ
ク磁場が正確に静磁場に重畳される。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明は、打撃音の発生防止、装置全体の小型化並びに渦電
流の発生防止を図るのに適しており、しかも高速イメ−
ジング法として知られるエコ−プレ−ナ−法の実用化に
大きく貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく一実施例を示す超電導磁石装
置の縦断面図である。
【図2】図1のダイナミック磁場発生源としてのコイル
の断面図である。
【図3】本発明にもとづく一実施例を示す磁気共鳴イメ
−ジング装置のハ−ドウエア部分の概念図である。
【図4】図3の装置と共に用いられるパルスシ−ケンス
の一例である。
【符号の説明】
2:超電導磁石装置、21:冷媒容器、23:静磁場発
生源、28:ダイナミク磁場発生源としてのコイル、3
0及び31:磁気シ−ルド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 6/00 ZAA G01N 24/06 510 C H01F 7/22 ZAA A

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超電導用冷媒が収容されている冷媒容器
    と、前記超電導用冷媒中に配置され、予め定められた空
    間に静磁場を発生させるための静磁場発生源と、前記超
    電導用冷媒中に配置され、前記予め定められた空間中の
    静磁場に重畳させるようにダイナミック磁場を発生させ
    るためのダイナミック磁場発生源と、前記超電導用冷媒
    中に配置され、前記静磁場発生源から前記ダイナミック
    磁場発生源に向かって発生される磁束を遮蔽するため
    の、超電導多層複合体から作られた磁気シ−ルドとを備
    えていることを特徴とする超電導磁石装置。
  2. 【請求項2】前記ダイナミック磁場発生源は超電導多層
    複合体から作られたものであることを特徴とする請求項
    1に記載された超電導磁石装置。
  3. 【請求項3】前記ダイナミック磁場発生源に導線を介し
    てパルス状電流を供給するダイナミック磁場電源を備
    え、更に前記導線を覆うように前記超電導用冷媒中に配
    置された磁気シ−ルドを備え、該磁気シ−ルドは超電導
    多層複合体から作られていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載された超電導磁石装置。
  4. 【請求項4】前記冷媒容器の前記予め定められた空間側
    の部分は電気絶縁体で構成されていることを特徴とする
    請求項1、2又は3に記載された超電導磁石装置。
  5. 【請求項5】超電導用冷媒が収容されている冷媒容器
    と、前記超電導用冷媒中に配置され、被検体が配置され
    るべき予め定められた空間に静磁場を発生させるための
    静磁場発生源と、前記超電導用冷媒中に配置され、前記
    予め定められた空間中の静磁場に重畳させるようにダイ
    ナミック磁場を発生させるためのダイナミック磁場発生
    源と、該ダイナミック磁場発生源に導線を介してパルス
    状電流を供給するダイナミック磁場電源と、前記超電導
    用冷媒中に配置され、前記静磁場発生源から前記ダイナ
    ミック磁場発生源に向かって発生される磁束を遮蔽する
    ための、超電導多層複合体から作られた磁気シ−ルド
    と、前記被検体に高周波パルスを印加する手段と、前記
    被検体から核磁気共鳴信号を発生させるように予め定め
    られたパルスシ−ケンスにしたがった前記ダイナミック
    磁場及び前記高周波パルスを制御する手段と、前記核磁
    気共鳴信号にもとづいて前記被検体の像を生成する手段
    とを備えていることを特徴とする磁気共鳴イメ−ジング
    装置。
  6. 【請求項6】前記ダイナミック磁場発生源は超電導多層
    複合体から作られたものであることを特徴とする請求項
    5に記載された磁気共鳴イメ−ジング装置。
  7. 【請求項7】前記導線を覆うように前記超電導用冷媒中
    に配置された磁気シ−ルドを備え、該磁気シ−ルドは超
    電導多層複合体から作られていることを特徴とする請求
    項5又は6に記載された磁気共鳴イメ−ジング装置。
  8. 【請求項8】前記冷媒容器の前記予め定められた空間側
    の部分は電気絶縁体で構成されていることを特徴とする
    請求項5、6、7又は8に記載された磁気共鳴イメ−ジ
    ング装置。
JP6222194A 1994-09-16 1994-09-16 超電導磁石装置及びこれを用いた磁気共鳴イメージング装置 Pending JPH0884712A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1978373A1 (en) 2007-04-06 2008-10-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Gradient shield coil for a magnetic resonance imaging apparatus
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